• 検索結果がありません。

平 成 10 年 度 事 業 計 画

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平 成 10 年 度 事 業 計 画"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平 成 21 年 度 事 業 報 告(音 楽) 自 平成 21 年 9 月 1 日 至 平成 22 年 3 月 31 日 公益目的事業1(コンサート事業) 1.「作曲家の個展 2009 中川俊郎」の開催 日本人作曲家1人の管弦楽作品をまとめて紹介する個展コンサートの第29回。中川俊郎 氏をテーマ作曲家とし、委嘱した「影法師―F.シューベルトの同名の歌曲その他による」が 世界初演された。監修=コンサート企画委員会(岡部真一郎、白石美雪、舩山隆の各氏) ア. 日時 平成 21 年 10 月 14 日(水) 19:00 開演 イ. 会場 サントリーホール (大ホール) ウ. 曲目 合奏協奏曲第2番(1987-88) 合奏協奏曲第3番(2009)初演 もの思う葦たち(2003) 影法師―F.シューベルトの同名の歌曲その他による(2009) 財団委嘱作品、世界初演 エ. 出演 指揮=飯森範親 管弦楽=東京都交響楽団 開演前にプレトークを実施 聴き手=西村朗 2.サントリー音楽財団 40 周年記念特別公演 オペラ「パン屋大襲撃」 望月京氏の新作喜劇オペラを日本初演した。2008 年にネットツァイト、ルツェルン劇場 の共催により行なわれたリブレット・コンクールの入賞作品に望月京氏が曲をつけたもので 2009 年1~3月にルツェルン劇場(スイス)およびユーゲントシュティル劇場(ウィーン) で初演された。日本人歌手により、新演出で上演。日本公演監修は三宅幸夫氏。 ア.日時 平成 22 年 3 月 7 日(日)、8 日(月)、12 日(金) イ.会場 サントリーホール小ホール(ブルーローズ)(7 日、8 日) 大阪いずみホール(12 日) ウ.演目 オペラ『パン屋大襲撃』二幕(ドイツ語上演)日本初演 原作:村上春樹「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」 台本:ヨハナン・カルディ ドイツ語翻訳:ラインハルト・パルム 作曲:望月京 エ.スタッフ 演出:粟國淳 美術:横田あつみ 衣装:増田恵美照明:大島祐夫

(2)

音響:有馬純寿 舞台監督:菅原多敢弘 字幕:舩木篤也 オ.出演 飯田みち代、高橋淳、大久保光哉、畠山茂、太刀川昭、吉原圭子、井上雅人、 ヴォクスマーナ ほか 指揮=ヨハネス・カリツケ 副指揮=杉山洋一 演奏=東京シンフォニエッタ 公益目的事業3(顕彰事業) 1.「第41回サントリー音楽賞」の選定、贈賞 毎年わが国の洋楽の発展に優れた業績をあげた個人又は団体に贈る「サントリー音楽賞」の 第 41 回(2009 年度)受賞者は、大野和士氏に決定した。 ア. 選考過程 (1)平成 22 年 1 月 11 日(祝)東京丸の内・東京會舘に於いて、選考委員 9 名により 第一次選考を行い、候補者を選定した。 (2)引き続き 3 月 16 日(火)東京丸の内・東京會舘に於いて、最終選考会を開催、 選考委員 9 名による慎重な審議の結果、第 41 回「サントリー音楽賞」受賞者に 大野和士氏(指揮)が選定され、30 日(火)理事会において正式に決定された。 イ.贈賞理由 大野和士氏が内外の第一線で誰もが認める充実した活動を展開するようになって既に 久しいが、とりわけ、2009年の活躍ぶりには目を見張るべきものがあった。現在首席指 揮者を務めるリヨン歌劇場では、1月のプロコフィエフ《賭博師》に続き、3月にはベル ク《ルル》のタクトをとり、オーケストラから極めて艶やかな響きを引き出すとともに、 キャストを見事に統率して、オペラ指揮者としての類い稀なる資質を改めて印象づけた。 さらに、6月には、パリのオペラ座に前年に続いて客演し、シマノフスキ《ロジェ王》を 指揮して、このオペラの持つ神秘主義的側面を鮮やかに描き出してみせた。 かたや大野氏は、7月に京都市交響楽団、九州交響楽団に客演したほか、11月、手兵リ ヨン歌劇場管弦楽団と来日し、マスネの《ウェルテル》の演奏会形式による上演や、フラ ンス音楽をメインに据えたプログラムの演奏会を行い、フランス語のニュアンスとフラン ス音楽の色合いに対する絶妙の感覚を発揮した。加えて、大野氏が病院などの施設を対象 とした催しや、「こどものためのワークショップ」などを限られた滞日期間中に積極的に 行い、音楽と社会との関わりに目を向ける姿勢を堅持し続けている点も見逃せない。 ヴェルディをはじめとするイタリアもの、モーツァルトからワーグナー、ベルクなど に至るドイツ・オーストリアのレパートリー、そしてシャリーノや細川俊夫などをはじめ とする同時代作品など、兼ねてから定評のあった曲目に加え、フランスオペラの領域での 力量を我が国の聴衆にも示した大野氏は、オペラハウスとコンサートホールの両面で、今

(3)

や、さらに新たな地平へと歩みを進めるに至ったと見える。その成果は、本年度のサント リー音楽賞贈賞にまさに相応しいものであった。 ウ.選考委員 礒山雅、伊東信宏、岡田暁生、岡部真一郎、白石美雪、楢崎洋子、 沼野雄司、舩山隆、三宅幸夫 の各氏 エ.賞金 700万円 オ.贈賞 受賞者と調整のうえ贈賞式を開催予定 2.「第9回佐治敬三賞」の選定、贈賞 意欲的・挑戦的な企画でかつ演奏のすぐれた音楽公演を顕彰するために平成 13 年に創設 した「佐治敬三賞」の第 9 回(2009 年度)受賞公演は「クロノイ・プロトイ第 5 回作品展~弦 楽四重奏の可能性」に決定した。 ア. 選考経過 (1)応募のあった 2009 年実施公演について、平成 22 年 1 月 11 日(祝)東京丸の内・ 東京會舘に於いて、選考委員 9 名により第一次選考を行った。 (2)引き続き 3 月 16 日(火)東京丸の内・東京會舘に於いて、最終選考会を開催、選 考委員 9 名による慎重な審議の結果、第 9 回「佐治敬三賞」受賞公演に「クロノイ・ プロトイ第 5 回作品展~弦楽四重奏の可能性」が選定され、30 日(火)理事会に おいて正式に決定された。 イ.贈賞理由 作曲グループの発表会というと、たいていは順に新作を発表して終わりというのが普通 だが、クロノイ・プロトイの作品展には常に工夫がある。とりわけ今回の「弦楽四重奏の 可能性」では、(1)クァルテット・エクセルシオとの緊密な共同作業を行なってそれぞ れの作品を磨き上げるとともに、(2)6つの新作の間に、それぞれ小さな編曲作品(こ れもメンバーによるもの)を置いて、全体にひとつの流れを作り出すことが試みられてい た。この効果はてきめんだった。 まず(1)に関していえば、作曲途中の段階でワークショップを行ない、演奏者とメン バー相互で意見を出し合ったことによって、エクセルシオ自身が、一種の当事者意識を持 って演奏を行なっているように感じられた。演奏の質も特筆すべきもの。そして(2)に 関していえば、演奏会全体がシームレスな、いわば大きな「弦楽四重奏組曲」として提示 されたうえに、シリアスな6曲の中にはさまれた小さな編曲が絶妙のアクセントになった ために、聴き手を最後まで飽きさせなかった。 これらの美点はいずれも、作曲家グループの発表会としてはきわめて珍しく斬新といえ、 高い評価に値する。くわえて、新作6曲はいずれも充実したものであり、とりわけ鶴見、 大場の両作品の自由さは現在の日本の現代音楽界にあっては稀有なもののように感じら れた。 以上、総じて言えば、各作品の質の高さ、構成への工夫、そしてエクセルシオの熱意と

(4)

技術があいまった、佐治敬三賞の理念にふさわしい演奏会であったと考えられる。 <公演概要> 名称:「クロノイ・プロトイ第 5 回作品展~弦楽四重奏の可能性」渡辺俊哉プロデュース 日時:2009 年 12 月 9 日(水) 会場:東京オペラシティ・リサイタルホール 曲目:クロノイ・プロトイ(大場陽子、小林寛明、篠田昌伸、鶴見幸代、徳永崇、渡辺俊哉) による新曲ほか 演奏:クァルテット・エクセルシオ 主催:クロノイ・プロトイ ウ.選考委員 礒山雅、伊東信宏、岡田暁生、岡部真一郎、白石美雪、楢崎洋子、 沼野雄司、舩山隆、三宅幸夫 の各氏 エ.賞金 200万円 オ.贈賞 スケジュール調整のうえ音楽賞と同時に開催予定 公益目的事業4(助成事業) 1.推薦コンサート活動 ア. 内容 毎月 1 回、東西で選考会を開き、日本人作曲作品をとりあげたコンサートを推薦。 推薦されたコンサートは、ホームページ、新聞などで告知し、抽選で読者を招待すること により、音楽ファンに日本人作品との出会いを提供。 選定=推薦コンサート選定委員会 (東日本 白石美雪、楢崎洋子、舩山隆 の各氏) (西日本 伊東信宏、岡田暁生 の各氏) イ.実施 (1)選考対象コンサート数 5,548 件 (東日本 5,381、西日本 167) (2)推薦したコンサート数 5,516 件 (東日本 4,009、西日本 777) (3)コンサートへの応募数 5,666 件 (東日本 4,870、西日本 796) (4)招待した人数 ,680 名 (東日本 4,370、西日本 ,310)

(5)

2.その他の助成 ア. 活動助成

(1)音楽文献目録委員会 音楽文献目録出版に対して (2)日本作曲家協議会 日本人作曲家の楽譜出版に対して (3)MUSIC FROM JAPAN 公演に対して

イ. 運営助成 (1) 日本演奏連盟 公益目的事業5(出版事業) 1.日本の作曲家の作品リスト 2007-2008 の出版 日本人作曲家の年度別作品リスト「日本の作曲家の作品」2007~2008 年版を制作、 平成 22 年 3 月 3 日に財団ウェブサイトで公開した。無料ダウンロード閲覧可能とし ている。 以 上

参照

関連したドキュメント

歴史的にはニュージーランドの災害対応は自然災害から軍事目的のための Civil Defence 要素を含めたものに転換され、さらに自然災害対策に再度転換がなされるといった背景が

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.

北区の高齢化率は、介護保険制度がはじまった平成 12 年には 19.2%でしたが、平成 30 年には

2013(平成 25)年度から全局で測定開始したが、2017(平成 29)年度の全局の月平均濃度 は 10.9~16.2μg/m 3 であり、一般局と同様に 2013(平成

○国は、平成28年度から政府全体で進めている働き方改革の動きと相まって、教員の

2016 年度から 2020 年度までの5年間とする。また、2050 年を見据えた 2030 年の ビジョンを示すものである。... 第1章

○ また、 障害者総合支援法の改正により、 平成 30 年度から、 障害のある人の 重度化・高齢化に対応できる共同生活援助

この延期措置により、 PM 排出規制のなかった 1993 (平成 5 )年以前に製造され、当 初 2003 (平成 15