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新たな品種・生産技術の開発・保護・普及方針

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Academic year: 2021

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(1)

2 これまでの農業機械化に向けた取組

(2)

主 な 取 組 事 項 取組内容 コスト低減 農作業安全 高性能農業機械開発 ○ (独)農研機構生研センターを通じた高性能な農業機械の研究開発の推進 ① 農作業の省力化・低コスト化を図り規模拡大等による農業経営の体質強化に資する機械 ② 消費者ニーズ等に則した安全で環境にやさしい農業の確立に資する機械 ③ 農作業の安全性向上に資する機械 等 ○ 新農業機械実用化促進(株)への助言・指導を通じた開発機の実用化の促進 等 ○ 型式検査、安全鑑定による農業機械の安全性確保の推進 ○ 農作業安全確認運動の展開など農業者に対する意識啓発と地域の取組の推進 ○ 農作業安全に関する情報の提供 労災保険等補償制度への加入促進 等 ○ 「高性能農業機械等の試験研究、実用化の促進及び導入に関する基本方針」(基本方針)に 基づく機械装備の最適化 ○ 地域にあった効率的な利用方式の確立に向けた導入計画の策定指導 ○ 点検整備の推進や効率的な作業方法の指導等を通じた機械の効率的利用の促進等

農業機械化対策の取組について

○ 農業就業人口の減少や高齢化の急速な進展等、現下の我が国農業を取り巻く厳しい情勢の中で、農業の 体質強化に向け、農業機械化の果たすべき役割はますます重要。 ○ このため、農業機械化対策として、「高性能な農業機械の開発・実用化の促進」「農業機械装備の最適化 と利用コストの低減」「農業機械及び農作業の安全対策」「農業機械の省エネルギー化による環境負荷低 減」を中心とした取組を総合的に推進。 環境負荷低減 ○ 農業機械の環境性能向上 「農業機械の省エネ利用マニュアル」の活用による温室効果ガス排出削減に資する 農業機械等の普及促進 等

(3)

【目標】 畦畔の上面+法面の2面刈りが行え、畦畔に沿って自動走 行する“倣い走行”機能を有するとともに、傾斜法面作 業にも対応可能な草刈機の開発を目指す。 ○ (独)農研機構生研センターを中心に、民間企業、都道府県、大学等が結集し、生産現場との密接な連携の 下、マーケットが小さくリスクの大きい課題や安全性の向上、環境負荷の低減等の政策的な課題等に対応した農 業機械の研究開発を実施。 ○ 基本方針で定められた3つの高性能農業機械の開発方針に基づき、現在11機種を開発中。

(参考)農業機械等緊急開発事業(緊プロ事業)の概要

農作業の省力化・低コスト化を図

り規模拡大等による農業経営の

体質強化に資する機械

農作業の安全向上に資する

機械

【目標】 作業時のステアリング操作を自動化し、未熟練なオペレー タでも高精度な作業を可能とするとともに、オペレータの 負担軽減を図り、大規模化での人員確保の容易化や新規就 農者の参入促進の実現を目指す。 高精度直線作業アシスト装置 【目標】 比較的小規模から大規模農家までが導入可能で、既存の ベース車両等に装着して使用することが可能な水田用除 草装置の開発を目指す。

消費者ニーズ等に則した安全で

環境にやさしい農業の確立に資

する機械

乗用管理機等に搭載する水田用除草装置 高機動畦畔草刈機

開発方針

対象高性能農業機械

高精度直線作業アシスト装置など6機種 乗用管理管理機等に搭載する水田用除草装置など4機種 高機動畦畔草刈機 1機種

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主要要素と構成例 バッテリ クローラ 走破性(凹乗越え等)の 向上、機体の安定化 上面刈部 法面刈部 法面車輪の駆動 差動による旋回、倣い走行 の実現、走行性向上 制御部 リモコン操作 安全性の向上、軽労化

(4)

3 食料・農業・農村政策審議会

企画部会等における議論

(5)

(1)第40回企画部会(平成26年5月29日)

(資料4-2「農業資材の生産及び流通の合理化に関する資料」から抜粋)

(6)

○ 農家数の減少に伴い、主要農業機械(トラクター、田植機、コンバイン)の国内向け農業機械の出荷台数は 年々減少。 ○ 海外向けの輸出額については、一時的には減少したものの、全体的には概ね漸増傾向にある。なお、大型 のトラクター(50PS以上)は着実に増加。 農業機械の出荷額の推移 資料:(一社)日本農業機械工業会「日農工統計」 財務省「貿易統計」 566 96 495 156 0 100 200 300 400 500 600 0 100 200 300 400 500 600 S5055 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (万戸) (千台) コンバイン 田植機 トラクタ 販売農家数 資料:農林水産省「農林業センサス」、「農業構造動態調査」、業界調べ 注1:昭和60年までの販売農家数は総農家戸数である。 注2:トラクタは乗用型、田植機は歩行型と乗用型の合計、コンバインは自脱型 と普通型の合計 主要農業機械の国内向け出荷台数と 販売農家戸数の推移 5,527 3,451 2,076 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 S50 S55 S60 H2 H7 H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25 (億円) 輸出額 国内出荷額 出荷額合計 (国内+輸出) 6,647 2,873 5,092

① 農業機械の普及状況

(7)

○ 我が国は、経営規模が小さいにも関わらず農業機械の保有台数が多い状況。 ○ 今後、農業機械の集約、効率利用の促進によるコスト縮減を図っていく必要。 ○ 例えば、30馬力級トラクターは導入コストの観点から、10ha程度以上での利用が適当。 しかし ながら、平成24年産の米生産費統計では、1台当たりの平均利用面積は1.8haとなっている状況。 ○ 一方、田植機やコンバインは、トラクターに比べて委託などにより徐々に作業の集約が進み、1台当 たりの利用面積は、それぞれ2.7ha、3.2haとなっている状況。 1経営体当たりの 農業機械の保有割合 (台/経営体) 1台当たりの 平均利用面積 (ha/台) 基本方針(※)に示され た利用下限面積

トラクター

1.18

1.8

30馬力級

10ha

田植機

0.78

2.7

4~5条

7ha

コンバイン

0.64

3.2

自脱型3条刈

10ha

※基本方針:農業機械化促進法において国が定めることとされており、農業経営の改善のために特定高性能農業 機械を計画的に導入するために必要な利用下限面積などの条件等を示している。 資料:農林水産省「米生産費統計」(平成24年産)から作成

② 農業機械の所有状況

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(8)

○ 農業機械化促進法に基づく基本方針において、農業経営の改善のために計画的に導入を促進する必要 がある農業機械を特定高性能農業機械として政令指定し、それぞれの機械に応じて過剰投資とならない利 用規模の下限を提示。

③ 農業機械の導入と利用の最適化の推進(指標提示)

類別 トラクターの大きさ 利用規模の下限 田 畑 Ⅰ 30PS級 10ha 10ha Ⅱ 40PS級及び50PS級 15ha 15ha Ⅲ 60PS級、70PS級及び 80PS級 20ha 25ha Ⅳ 90PS級以上 - 30ha 類別 田植機の大きさ 利用規模の下限 Ⅰ 植付条数4~5条 7ha Ⅱ 植付条数6条 10ha Ⅲ 植付条数8条 15ha Ⅳ 植付条数10条 20ha トラクターの大きさに対応した利用規模の下限 田植機の大きさに対応した利用規模の下限 類別 型式 コンバインの大きさ 利用規模の下限 水稲 Ⅰ 自脱型 刃幅0.8m以上1.2m未満 10ha Ⅱ 自脱型 刃幅1.2m以上1.6m未満 15ha Ⅲ 自脱型 刃幅1.6m以上 20ha Ⅳ 普通型 刃幅0.8m以上2.5m未満 25ha Ⅴ 普通型 刃幅2.5m以上 30ha コンバインの大きさに対応した利用規模の下限 資料:高性能農業機械等の試験研究、実用化の促進及び導入に関する基本方針 (平成25年5月16日農林水産省告示第1602号)

(9)

クラス 希望 小売価格 主な仕様の差 ト ラ ク タ ー 標準 モデル (例) 95 馬力 795万円 作業機制御技術、負荷に応じ た自動変速装置、旋回時倍速 ターン、作業機水平制御、油 圧増圧 など 海外 モデル 97 馬力 720万円 田 植 機 標準 モデル (例) 6条 300万円 アイドリングストップ、枕地旋回 整地ロータ、ハンドル操作だけ で旋回可能な自動植付部制御 など 海外 モデル 6条 231万円 コ ン バ イ ン 標準 モデル (例) 5条 1,034万円 ワンタッチ変速機構、高性能水平制御(前後左右)、負荷に 応じたアクセル自動制御、容 易にメンテナンス可能な構造 採用 など 海外 モデル 5条 869万円 ○ 低価格シリーズの例 クラス 希望 小売価格 主な仕様の差 ト ラ ク タ ー 標準 モデル (例) 24 馬力 318万円 作業機の高精度水平制御、 作業機昇降動作での自動停 止機能、省エネ運転サポート 機能、オートエアコン など 低価格 モデル 25 馬力 251万円 田 植 機 標準 モデル (例) 4条 124万円 セルモーター始動、苗補給 レール、枕地旋回整地ロータ など 低価格 モデル 4条 108万円 コ ン バ イ ン 標準 モデル (例) 5条 1,062万円 伸縮する排出オーガ、負荷 に応じたアクセル自動制御、 自動作業方向制御 など 低価格 モデル 5条 878万円 ○海外向け低価格モデルの例 資料:メーカーからの聞き取り 資料:メーカーからの聞き取り

④ 低廉な農機の活用促進

○ 農機メーカーでは、基本性能に絞った低価格のシリーズを従前から販売。最近では、海外向けの低価格 仕様の農機の国内販売を開始。 ○ 中古農機を利用しやすくするよう、関係団体は中古農機の流通実態(価格と台数)を調査し、調査結果を 関係者に情報提供。

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(10)

資料:A農協 レンタル農機価格表 【メリット】 ・ 導入初期負担が軽減される 【デメリット】 ・ リース期間中の全体費用はリース会社の手 数料も加わり割高 ○ 農機レンタルの価格の例 機種 レンタル料(例) トラクター(26馬力)+ロータリー 31,500円/日 田植機(4条植) 17,850円/日 コンバイン(3条刈) 91,350円/日 ○ 農業者から見たリース、レンタルの主なメリット、デメリット 【メリット】 ・ 利用する期間が短ければ、購入するより費用 が低減できる 【デメリット】 ・ レンタル台数が少ないため希望した期間にレ ンタルできない可能性 ・ レンタル予定期間中に悪天候の場合には再 レンタルが必要 ○ リース・レンタルを実施している企業の割合 資料:全農機商連自主行動計画 フォローアップ調査(平成26年3月現在)

リース

レンタル

⑤ 農業機械の導入と利用の最適化の推進(リース・レンタルの推進)

○ 利用面積に対応した農業機械の有効活用の観点からは、リース・レンタルの活用も選択肢の一つ。 ○ ただし、特にレンタルについては農作業の特性上、農業機械の使用ニーズが特定の時期(播種時期、収 穫時期等)に集中すること、事業として成立させるためにはレンタル料を一定額以上に設定する必要がある ことなどから、拡がりは限定的。 平成21年3月 平成26年3月 リース レンタル リース レンタル 15% 11% 26% 24%

(11)

○ 大手4社の基本型式数(乗用トラクター)の推移 H17 H24 基本型式数 97 85 ▲12% ※ 大手4社の20~60馬力のトラクターの基本型式数。 ○ (事例)A社のOEM受注金額の推移 H20 H24 OEM 受注金額 370百万円 1,550百万円 419% ※ A社から聞き取り。 ○ (事例)部品の共通化 ○ (事例)部品点数の削減 ・日農工規格の設定 H17年:7件 H23年:1件 H24年:4件 H26年:1件 H21 H25 トラクター 部品点数 2,151 1,883 ▲13% ※ C社から聞き取り。従来機で使っていた部品の除去や複数部品の 合体等により部品点数を削減。 ※(一社)日本農業機械工業会から聞き取り。 H21 H25 トラクター 部品共通 化率 48% (共通部品884 総部品1,832) 60% (共通部品951 総部品1,584) 12% ※ B社から聞き取り。モデルチェンジの際に既に製造されている部品を共通化 することで製造コストを削減。

⑥ 製造コストの削減(型式の集約化、部品の共通化、部品点数の削減、OEMの推進)

○ 製造コスト低減の観点から、型式数の絞込み、部品の共通化、OEM等の取組も一定程度進展。

21

(12)

○ 水稲作10a当たり直接労働時間の推移(全国平均) 昭和45年 平成24年 削減率 育 苗 7.4 3.2 ▲57% 耕 起 整 地 11.4 3.5 ▲69% 田 植 23.2 3.2 ▲86% 除 草 13.0 1.4 ▲89% 管理(※ ) 10.8 6.4 ▲41% 刈 取 脱 穀 35.5 3.2 ▲91% そ の 他 16.5 3.6 ▲78% (単位:時間/10a) <草刈作業の省力化の検討の方向性> ・畦畔除草ロボットの実用化など ・ハイクリアランストラクタ・乗用管理機用の ○ 米生産の労働時間は、特に耕起整地、田植、刈取脱穀等の作業については機械化が進んだことから大幅 に減少。 ○ 一方、畦畔の草刈り、灌水等の管理作業については、これらの作業ほど労働時間の縮減が進んでおら ず、農業者から管理作業の効率化に資する農業機械の開発の要請が強い。

⑦ 農作業の機械化による労働時間の削減

※畦畔の草刈り、灌漑等の作業 0 20 40 60 80 100 120 昭45 55 平2 8 10 12 14 16 18 20 22 24 (時間/10a) 育苗 耕起整地 田植 除草 管理 刈取脱穀 その他

参照

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