VOL.36 S-I CHEMOTHERAPY Tabl 1 List of healthy male volunteers

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健 康 成 人 の 腸 内細 菌 叢 に 及 ぼ すCS-807の

影 響

田 島 政 三 ・渡 辺 邦 友 ・上 野 一 恵

岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設

土 門 春 樹 ・坂 尾 規 代 美 ・宇 津 井 幸 男 ・竹 之 内

曲 淵 輝 男 ・万 木 す み 江 ・塚 田 由 実 子 ・岩 田正 之

三共株式会社 生物研究所

健 康 な男 性志願 者5名 を対 象 にCS-807を1回200mg1日2回,14日 間連 続 して経 口 投与 し, 腸 内細 菌叢 に対す る影響 を糞便 中の構 成 細 菌 を検 索 す る こ とに よ り検 討 した 。対 象1例 にお い て薬 剤投 与 期 間中,嫌 気 性菌 群 の減 少 に伴 う総 菌数 の 減 少が 認 め られ た。 総 菌数 の変 動 が少 なか っ た残 り4例 に お いて は,腸 内 の主 要細 菌叢 構成 菌群 で あ るfamily Enterobacternceaeお よびgenus Bacteroidesに おい て わず か に減 少 また は菌 種 の 交代 が認 め られ た。 しか し,こ れ らの 変 化 は投 与 終 了後速 やか に 回復 し た。対 象 とした5例 中1例 か ら薬 剤投 与 終 了 後 にenterotoxinを 産 生 す る Clostridium difficileが1回 分離 され たが,他 の4例 を含 め本 実験 期 間 中 には軟 便 ・下 痢 の発 生 は 見 られ な か った。 CS-807は,三 共 株 式 会 社 で 開 発 さ れ た 経 口 用 セ フ ァ ロ ス ポ リ ン 剤 で,経 口 投 与 で は 殆 ど 吸 収 さ れ な いR-3763の1-isopropoxycarbonyloxyethyl ester誘 導 体 で あ る 。 本 剤 は,そ れ 自体 に殆 ど 抗 菌 活 性 は な く,経 口 投 与 後 腸 管 壁 内 で 脱 エ ス テ ル 化 さ れ て 活 性 なR-3763と し て 吸 収 され,抗 菌 力 を発 揮 す る 。R-3763は 好 気 性 菌 の 産 生 す る β-lactamaseに 安 定 な た め,広 い 抗 菌 ス ペ ク トラ ム を有 し,グ ラ ム 陽 性 球 菌,グ ラ ム 陰 性 桿 菌 に 対 し て も 従 来 の 経 口 用 セ フ ァ ロ ス ポ リ ン剤 に比 し て 強 い 抗 菌 力 を 有 す る が,Enterococcus fzecalisとPseudomonas aeruginosaに は 抗 菌 活 性 を 示 さ な い1)。 抗 菌 剤 投 与 に よ り腸 内 細 菌 叢 が 変 化 し,そ れ が 抗 菌 剤 性 の 下 痢,腸 炎 発 症 の 一 因 で あ る こ と が 報 告 さ れ て い る23)。 そ こ で 著 者 ら は,CS-807臨 床 第1相 試 験4)の 一 部 と し て,健 康 成 人 被 験 者5名 にCS-807を1回200mg 1日2回,14日 間 連 続 経 口 投 与 時 の 腸 内 細 菌 叢 の 変 動, 糞 便 中 のClostridium dif1icile D-1toxin(enterotoxin) 量,β-1actamase活 性 お よ びR-3763濃 度 を 測 定 し た の で 報 告 す る 。(実 験 期 間:昭 和59年10月 ∼60年3月) 1.実 験 材 料 お よ び 方 法 1.対 象 お よ び 投 与 方 法 CS-807臨 床 第1相 試 験4)実 施 時 の 健 康 な 男 性 被 験 者 5名 を対 象 と し,CS-807を1回200mg,1日2回(8時,

Tabl 1 List of healthy male volunteers

20時),14日 間連 続 経 口 投 与 した。Table1に5名 の 年 齢,体 重 を示 した。

2.検 体 採取 お よび検 査項 目

糞便 の採 取 は,CS-807投 与 開 始 前1週 間(before7 day),投 与 開 始4日 目(4day),7日 目(7day),11日

目(11day),投 与 終 了翌 日(afterlday),同1週 間 目 (after7day),同2週 間 目(after14day),同3週 間 目(after21day)お よ び 同4週 間 目(after28day)の9 回行 っ た(Table2)。 採 取 日の朝 に排 泄 され た糞 便 は, 可 及 的全 量 を密 閉 プ ラ スチ ック容 器 に採 取 し,5℃ に保 冷 しな が ら岐 阜 大 学 医学 部 附 属 嫌 気 性 菌 実験 施設(施 設 長 上 野 一 恵 教 授)に 輸送 し,翌 日の 試験 に 供 した 。試 験 は糞 便 の 肉眼 的観 察,細 菌 検 査,Clostridiumdが ficileD-1toxin(enterotoxin)の 検 出 な ど で あ り, 糞便 中の β一lactamase活 性 とR-3763濃 度 は9回 目の

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CHEMOTHERAPY

MAY 1988

Table 2 Experimental schedule of CS-807 administration and sampling of feces

Table 3 Isolation of aerobic and anaerobic bacteria from fecal flora Medium (abbreviation, manufacturer) Selection

for aerobes

GAM agar (GAM, NISSUI) Aerobic spores Trypticase soy blood agar (TSBA, base BBL) Total aerobes DHL agar (DHL, EIKEN) Enterobacteriactue SF agar (SF, EIKEN) Enterococcus spp.

PEA blood agar (PEA, base NISSUI) Streptococcus spp., Enterococcus spp. NAC agar (NA, EIKEN) Pseudomonas aeruginosa

No.110 agar (No. 110, NISSUI) Staphylococcus spp., Micrococc-us spp. Candida GE agar (GE, NISSUI) Yeasts

for anaerobes

GAM agar (GAM, NISSUI) Total anaerobes, anaerobic spores BL agar (BL, NISSUI) Total anaerobes, Bifidobactenum spp. KM•VC Brucella blood agar (KM•VC, base BBL) Bacteroides spp.

Bacteroides bile esculin agar (BBE, KYOKUTO) Bacteroides fragilis group Modified FM agar (FM, NISSUI) Fusobacterium spp. BS agar (BS, base NISSUI) Bifidobacteriupn spp. Bacteroides agar ( Bacteroides, NISSUI) Clostridium spp. CCMA agar (CCMA) Clostridium difficile PO agar (PO, base NISSUI) Clostridium spp. PNC agar (PNC, base NISSUI) Clostridium spp.

CW egg yolk agar (CW, base NISSUI) Lecithinase (+) Clostridium spp. Lactobacillus selective medium (LHS, BBL) Lactobacillus spp.

PS agar (PS, base NISSUI) Anaerobic cocci PMS agar (PMS, base NISSUI) Anaerobic cocci Veillonella agar (VS) Veillonella spp. for identification

Mueller Hinton agar (MHA, BBL) Columbia blood agar (BBL)

BL agar (NISSUI) GAM agar (NISSUI) GAM semi-solid agar (NISSUI)

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Table 4 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer A

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected. 検体 採取後 に一括 して測 定 した。 3.糞 便 菌叢 検 査 (1)検査 材 料 と培 養 法:採 取 した検 体 の 形状 を記 録 し た後 ビー ズ玉入 り滅 菌 中試 験 管 に1.2∼1.59を 秤 量 し,Anaerobic system(N280%+H210%+CO2 10%,Forma)に 搬 入 した。 これ に 予 め還 元 処 理 した 嫌 気性 菌用 希 釈 液5)を ピペ ッ トエ イ ド(Farcon)に て9 倍 量 加 え,ミ キ サ ー で撹 拝 後(10-1倍),そ の1mlを 新 しい希 釈 液9m1に 加 え順 次10-8倍 まで 希 釈 した。 10-8倍 か ら順 次 エ ッペ ン ドル フ ピペ ッタ ー に て0.05mI ずつ,3分 画 シ ャー レに準備 した後述 の嫌 気性 菌 用寒天 平板 培地 上 に接種 し一様 に蝋Anaerobicsystem 内 で35'G24∼168時 間 嫌気 培 養 した。 他方,好 気 性 菌 用培 地 への 接種 はAnaerobic system外 で行 い,培 養 は好 気的 に37℃24∼72時 間 行 った。 ま た,芽 胞 数 を 調 べ るた め に各 希 釈 列 か ら1mlを 取 り,当 量 の95% エタ ノール を加 え随 時 撹 搾 しな が ら室温 に1時 間放 置 後 GAM寒 天培 地(日 水)に て培 養 を行 っ た。 (2)培地 の種類 と使 用 目的:Table 3に 示 した よ う に, 初代 分離 培養 の た め には非 選 択培 地 お よ び選択 培 地 を組 み合 わせ,通 性嫌 気 性菌 用 には8種 類,嫌 気 性 菌 用 に は 48時 間 以 上Anaerobic system内 で 還 元 処 理 し た15 種 類 の培地 を用 いた。 同 定 な らび に増 菌 用 には5種 類 の 培 地 を用 い た0培 地 の 略 名 と製 造 会 社 名 は()内 に, 使 用 目的 はそ の後 に示 した。 メー カ ー名 の な い もの は文 献5に 従 って 自家調 製 によ り作製 した。 (3)菌数 の推 定 と同定 法:ま ず 所 定 の時 間培 養 した 初 代 分離 培地 ご とに異 な っ た形 態 の コ ロニ ー の形状 と数 を 記録 し,グ ラム 染色 標 本 を作 製 した。 鏡検 した コロニ ー か ら増 菌用 あ るい は純 培養 用 の培 地 に接 種 し,好 気性 菌 は24∼72時 間,嫌 気 性 菌 は24∼168時 間 培 養 後, GAM半 流動 培地 にて増 菌 し,同 定 な らびに保 存 用 と し た。 保 存 は 菌液 と20%ス キ ム ミル ク とを 当量 に混 和, セ ラム チ ュー ブ に入 れ-80℃ に て凍 結保 存 した。 好気 性 菌 の 内,DHL,NAお よびNo.110培 地 に増 殖 した菌 につ い て は,そ れ ぞ れ,Enterotube(ROCHE) とApi20E(ア スカ純 薬),Api 20NE(ア ス カ純 薬)お よ び各種 糖 分解 試 験 を含 む生 化 学 的 性状 か ら,Bergey's manual第8版 お よび その 最 新 版6,7)に従 い 菌 種 名 まで 同 定 作 業 を 行 った。 嫌 気 性 菌 の 内,BBEお よ びFM 培地 に増 殖 したグ ラム陰性 桿 菌 に つ い てはApi20A(ア ス カ純 薬)で,、Bacteroides,PO,PNC,お よ びCCMA 培地 に増殖 か つ コロニ ー の形状 とグ ラム染 色 標本 の 鏡 検 結 果 か らClostridium属 と思 わ れ る菌 株 に つ い て は Api20ん 生 化 学 的性 状 お よ びGAM半 流 動 培地 中 で の産 生脂 肪 酸 の種 類 な どか ら,VPI manual第4版8)に 従 い 可能 な限 り菌 種 名 まで 同定 した 。 その 他 の菌 株 に つ いて は,培 地 の選択 性,コ ロニ ーの 形状 お よび生 化 学 的 性 状 試験 を追 加 し,科 また は属 まで 同定 した。 菌 数 は糞 便1g中 の生 菌 数(CFU/g)と して 示 した。 本 実験 方法 で の検 出限界 は200CFU/gで あ る。 4.糞 便 中 のCdifficile D-1toxinの 検 出,β -lactamase活 性 お よ びR-3763濃 度 測 定:糞 便 の 10-1希 釈 液 を4℃ に て3000rpm,20min遠 心 分 離 し, その 上 清 液 を0.45μmの ミ リポ ア フ ィル タ ーで 濾 過 し 被検 液 と した。D-1 toxinは,D-1 Latex試 薬(ヤ ト

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CHEMOTHERAPY

MAY. 1988

Table 5 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer C

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 6 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer D

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

ロ ン)を 用 い たlatex immunoassay法(ガ ラ ス平 板 法)に よ り 検 出 し た。 糞 中 の β-lactamase活 性 は nitrocefinを 基 質 と したchromogenic cephalospor-in法9)に て測 定 した。R-3763濃 度 測 定 は 三共 株 式 会 社 第一 生 産技 術 研究 所 でHPLC法10)に て行 っ た。 II.実 験 結 果 1.糞 便 の性 状 糞 便 の形 状 は,CS-807投 与 前,投 与 期 間 中,投 与 終 了後 の い ずれ で も正 常 で,下 痢 な どの異 常 は認 め られ な か った。 消 化状 態 は良好 で大 きな個人 差 は見 られ なか っ た。 2.糞 便 内細 菌 叢 に対 す る影 響 (1)総菌数 の 変 動 被 験 者5例 に お け るCS-807投 与 前,投 与 中,投 与 終 了 後 の 糞便19当 りの総 菌 数(Total bacteria),総 好 気 性 菌 数(Total aerobes),総 嫌 気 性 菌 数(Total anaerobes)な らび に各 菌群 ・菌 種 別 菌 数 をそ れ ぞれ, Table4∼8とFig。1∼3に 示 した。 ま たDHL培 地 で 分 離 さ れ たfamily Enterobacteriaceaeの 同 定 結果 をTable 9∼13に,BBEま た はFM培 地 で 分離 され

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Table 7 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer E

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected. Fig. 1 Effect of CS-807 on total bacteria of fecal flora

Symbols: (•›), volunteer A; (•œ), volunteer C;(ƒ¢) , volunteer D, (ƒ¢), volunteer F; (• ), volunteer F

Fig. 3 Effect of CS-807 on total anaerobes of fecal flora

Symbols: (•›), volunteer A; (•œ), volunteer C;(ƒ¢), volunteer D, (ƒ¢•), volunteer E; (• ), volunteer F

Fig. 2 Effect of CS-807 on total aerobes of fecal flora

Symbols: (•›), volunteer A; (•œ), volunteer C;(ƒ¢), volunteer D, (ƒ¢), volunteer E; (• ), volunteer F

た グ ラ ム 陰 性 桿 菌 のBacteroides spp.とFusobacter-ium spp.の そ れ ら をTable 14∼18に,Bacteroides, CCMA,PO,PNC,な らび にCW培 地 で分 離 され た嫌 気 性 グ ラ ム陽 性桿 菌 の 同定 結 果 をTablel 9∼23に 示 し た。 総菌 数 は,Fig.1∼3に み られ る ご と く,被 験 者A に お い て は 嫌 気 性 菌 が 減 少 し た た め,投 与 前 に1010 CFU/g認 め られ た総 菌数 が投 与4日 目 に は106CFU/ 9に 減 少,以 後107∼108CFU/9へ 増 加 した が,投 与 期 間中 は 回復 せ ず投 与 終 了後 速 や か に投 与 前 の菌 数 に戻 っ た。 被 験 者C,D,EとFに お い て は,概 ね101。 CFU/gで 投与 前,投 与 期 間 中,投 与 終 了後 と も大 き な 変 動 は 無 か った。 好 気 性 菌 数 は106∼108CFU/gで う 嫌 気 性 菌 の 変 動 よ り少 な か った が,Table 4∼8で 明 らか な よう に,family

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EnterobacteriaceaeやEnter-220

CHEMOTHERAPY

MAY. 1988

Table 8 Effect of CS.807 on fecal flora of volunteer F

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 9 Effect of CS-807 on Enterobacteriaceae of volunteer A

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 10 Effect of CS-807 on Enterobacteriaceae of volunteer C

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

ococcus spp.が 減 少 した場合 に はPseu4omomsaer-uginosaやYeast(酵 母 様 真菌)な どが増 加 して い た。 Clostridium difficileは,被 験 者F(Table 8)の 投与 終 了翌 日(after 1 day)の 検 体 で1回 検 出 された の み で あ った。 (2)被験 者別,菌 種 別 変動 被 験 者A:Table4とFig.4に 示 す よ うに,被 験 者 Aの 糞便 は嫌 気 性 菌 が優 勢 菌 で あ るが,投 与4日 目 と7 日目 に お い て は好 気 性 菌 のP.aeruginosaと 酵 母 様 真 菌 が優 勢 菌 とな った。 これ らは 投 与11日 目 よ り徐 々 に 減少 し,酵 母 様 真 菌 は投 与 終 了後1週 間 目 に投与 前 の レ ベ ル に戻 り,P.aeruginosaは 投 与 終 了 後3週 間 目 に 消 失 し た。 嫌 気 性 菌 中 の 優 勢 菌 はBifidobacterium spp.とBacteroides spp.で あ った 。 これ らは投与 期間

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Table 11 Effect of CS-807 on Enterobacteriaceae of volunteer D

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 12 Effect of CS-807 on Enterobacteriaceae of volunteer E

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 13 Effect of CS-807 on Enterobacteriaceae of volunteer F

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 14 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-negative rods of volunteer A

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CHEMOTHERAPY

MAY, 1988

Table 15 Effect of CS-807 on anaerobic Gram•negative rods of volunteer C

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Fig. 4 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer A

Symbols:(•›), total bacteria ;(•œ), total aerobes; (ƒ¢), total anaerobes

Fig. 5 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer C

Symbols:(•›). total bacteria ;(•œ). total aerobes; (ƒ¢). total anaerobes

中 は減 少 また は検 出限 界 以下 にな った が休 薬後1週 間 目 で投 与 前 の レベ ル に戻 った。C.difficileは 検 出 され な か った。 被 験 者c:F噛5に 示 す よ うに,総 菌 数,総 嫌 気 性 菌 数 の変 動 が極 め て少 な か った。Table 5か ら明 らか な よ うに,Bacteroidesspp.は 常 に108∼109CFU/g検 出 さ礼 嫌 気性 菌 の 中で は常 に優 勢 菌 で あ り,薬 剤 投与 に よ る変 動 は ほ とん ど認 め られ な か った。 総好 気 性 菌数 は,Enterococcus spp.が 投 与期 間中 や や増 加 し,優 勢 菌 とな った が投 与終 了後1週 間 目に は元 の レベ ル に戻 っ た。P.aeruginosaと 酵 母 様 真 菌 は,し ば し ば102 ∼103CFU/9検 出 さ れ た 。Table 10に は,family Enterobacteriaceaeの 成 績 を示 した。Family Enter-obacteriaceaeの 菌 数 は105∼106CFU/9で あ り,菌 種 は多 くその 中 でEscherichia coliが 優勢 菌 で あ った が, 薬 剤投 与 期 間 中 はEnterobacter cloacaeが 優 勢 を占 め, 投与 終 了 と同時 にE.coliが 再 び検 出 さ礼 次第 に菌種 も 多 く な った。 嫌 気 性 グ ラ ム 陰 性 菌 のBacteroides spp.で は,B.thetaiotaomicronとB.vulgatusが 優 勢 を 占 めて い た。Fmbacte"umspp.で はE.mortifer-umが し ば しば106∼107CFU/g検 出 さ れ た(Table 15)。Table 20か ら明 らか な よ う にClostridium spp. は少 な くC.diffio池 は全 く検 出 され なか った。 被 験 者D:Table 6とFig.6に 示 す よ う に,総 菌 数 は 投 与初 期 に や や 減 少 し たが,109∼1010CFU/gで あ り,変 動 は少 なか った。 総 好気 性 菌 数 は投 与 期 間 中増 加 して い たが,投 与 終 了後1週 間 目に元 の レベ ル に戻 った。 P.aeruginosaは 検 出 さ れ な か った。Table11に 示す よ うに,薬 剤 投 与4日 目 と7日 目 に検 出 され な か った family Enterobacteriaceaeは,投 与 前 に 検 出 さ れ た E.coliか らE.cloamへ と交 代 した。 投与 終 了 後1週 間 目 に は 再 びE.coliが 優 勢 菌 と な った が,同 時 に Klebsiella pneumoniaeとKlebsiella oxytocaが 一 過 性 に検 出 され た。Table 16に は,Bacteroides spp.と

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Table 16 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-negative rods of volunteer D

*:Counts are expressed as logic per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 17 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-negative rods of volunteer E

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Fig. 6 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer D

Symbols:(•›), total bacteria:(•œ), total aerobes;(ƒ¢), total anaerobes

Fig. 7 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer E

Symbols:(•›), total bacteria ;(•œ), total aerobes;(ƒ¢) , total anaerobes

Fusobacterium spp. を示 した。 B. thetaiotaomicron

は 投 与 期 間 中,総 嫌 気 性 菌 の 優 勢 菌 で あった。

Fusobacterium spp. は1回 検 出 され た のみ で あ った。 Clostridium spp.

は 投 与 終 了 後 に検 出 さ れ,

Bifidobacterium spp.

は,投 与期間中検出 されず投与

終 了後1週 間 目に元 の レベ ル に戻 っ た(Table 21)。 被 験 者E:Table 7,12,I7,22お よ びFig.7に 成 績 を示 した。 総菌 数 と総嫌 気 性 菌数 は常 に一 致 し,全 期

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CHEMOTHERAPY

MAY. 1988

Table 18 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-negative rods of volunteer F

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 19 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-positive rods of volunteer A

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 20 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-positive rods of volunteer C

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

間 を通 して変 動 は極 めて少 なか った。総 好気 性菌 数 は投 与 終 了後3週 間 目 を 除 け ば,107∼108CFU/9で 推 移 し総嫌 気 性 菌数 と同様 に薬剤 投 与 に よ る変 動 が 少 なか っ た。Table 7に 示 す よ う に,投 与 前 の総 好 気 性 菌 の優 勢 菌 は, family Enterobacteriaceae で あ った が,投 与

期 間 中 は

Enterococcus spp. に 代 わ っ た。 P. aer-uginosa は 全 く検 出 されず, Staphylococcus spp. お よ び酵 母様 真 菌 は,そ れ ぞ れ1回 検 出 され た にす ぎなか っ た。Table12に 示 す よ う に,投 与 期 間 中減 少 したfam-ily Enterobacteriace eはE.coliか らE.cloacaeお よ

Citrobacter freundii

に交代 し,投 与終 了後1日 目

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Table 21 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-positive rods of volunteer D

*:Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 22 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-positive rods of volunteer E

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

Table 23 Effect of CS-807 on anaerobic Gram-positive rods of volunteer F

*: Counts are expressed as logio per g wet feces, 0: No organisms detected.

嫌気性菌では

Bacteroides spp. の

B. fragilis

とB. thetaiotaomicron が,し ば しば108∼10mCFU/g検 出 され た。 Fusobacterium spp で は,

F. mortzferum

のみが検 出 され,投 与 期 間 中減 少 したが,投 与 終 了後1 週 間 目 よ り107∼108CFU/gと な り,投 与 前 の レベ ル に戻 っ た(Table 17)。 Clostridium spp. で はC.in.

nocuum が 全 期 間 を通 し108CFU/g検 出 さ れ た。 C.

difficile

は検 出 され な か った(Table22)。 被 験 者F:Table8お よびFig.8に 示 す よ うに,総 菌 数 は109∼101。CFU/gで,総 嫌 気 性 菌 数 と一 致 した 。 投 与 前107CFU/gだ っ た総 好気 性 菌 数 は,投 与4日 目 に105CFU/gに 減 少 し た が7日 目 に は 回 復 し,以 後

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CHEMOTHERAPY

MAY. 1988

Table 24 ƒÀ-lactamase activity

n mol nitrocefin hydrolysed/min/g

Table 25 Fecal concentration of R-3763

*μg/g,-: Not detected , N. T.: Not tested. 106∼107CFU/gと な っ た。P.aeruginosaとSta-phylococcus spp.は 全 期 間検 出 され な か った。 酵 母様 真 菌 は投 与 前 か ら102CFU/g検 出 され て い たが,投 与 期 間 中 は107CFU/gま で 増 加 し た 。FamilyEnter-obactenaceaeで はE.coliが 優 勢 菌 で あ り,投 与 期 間 中や や 減 少 した もの の常 に検 出 され た。Table18に 示 す よ うに,Eacteroides spp.で はB.thetaiotaomicron とB.vulgatusが 優 勢 菌 で あ り,B.fragilisは ほ と ん ど検 出 され なか った。 Fusobacterium spp.で は,F.mortiferumの み検 出 さ札 投 与 中 は104CFU/gま で減 少 した が,投 与 終 了 後1日 目で 投 与 前 の 菌 数 に回 復 した。 グ ラム 陽性 菌 の Clostridium spp.は,Table23に 示 す よ うに3回 検 出 さ礼C.difficihは 投 与終 了後1日 目に6×106CFu/ g検 出 され た。Bifidobacterium spp.は 投与 期 間 中 も減 少 せ ず108∼1010CFU/g検 出 され た。 3. C.difficileD-1 toxinの 定 量 被 験 者Fの 薬 剤 投 与 終 了 後1日 目の 糞便 か らCdが ficileが 分 離 され た(Table8)。 また,そ の糞 便 無 菌 濾液 中(10-1)にD-1 toxinが 検 出 され た(+)。 他 の 糞便 無 菌炉 液 中 に は全 く検 出 され な か った。 分 離 され た C.difficileの 培 養 炉 液 中 に は多量 のD-1 toxinが 検 出 さ礼 毒 素 産生,で あ る こ とが確 認 された。 4.糞 便 中 の β-lactamase活 性お よびR-3763濃 度 Nitrocefin法 に て 測 定 し た β-lactamase活 性(n mol nitrocefin/min/g)とHPLC法 にて 測 定 したR -3763濃 度 を,そ れ ぞ れTable24とTable25に 示 し

Fig. 8 Effect of CS-807 on fecal flora of volunteer F

Symbols:(○),total bacteha;(●),total aerobEs;(△).tetal anaerobes

た。 β-lactamase活 性 は,被 験 者Aか らは全 期 間 を通 し1度 も検 出 され なか った。 被 験 者Cで は投 与終 了前後 に続 け て検 出 され た。 被験 者Dで は,投 与 前 に検 出 され なか ったが,投 与11日 目か ら は投 与 終 了後4週 間 目ま で連続 して検 出 され た。 被 験 者Eと 被 験 者Fで は,ほ ぼ 全 期 間 で活 性 が検 出 され た。 糞便 中のR-3763濃 度 は, 被 験 者Cお よびFで は ほ とん ど検 出 限 界 以 下(0.1μg/ 9)で あ った。 β-lactamase活 性 の 弱 い 糞 便 で,R -3763が 検 出 され る傾 向 が み られ た 。 III.考 察 CS-807を 投与 した時 の糞 便 内細 菌 叢 の変 化 と しては, 嫌気 性 菌 群の 減 少 な らび に好気 性 菌 の減 少 と菌 種の交代 が 観 察 さ れ た。 こ れ ら の 菌 叢 変 化 は,糞 便 内 に β -lactamaseが 検 出 され なか っ た被験 者1例 で観 察 され

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たが,投 与終 了後1週 間 目に は投 与 前 の状 態 に戻 った。 残 りの4名 の被験 者 で は総 菌数,総 好 気 性 菌 数 お よ び総 嫌気性 菌数 と もに変 化 は ほ とん ど認 め られ なか っ た。 こ の4例 で は,投 与 期 間 中Bifidobacterium spp.や Lactobacill粥spPが 減少 して も,盈2cteroi4esspP.の 減 少 が 極 め て少 な か った た め と考 え ら れ る。Genus Bacteroi4eSの 多 くの 菌種 が β-laCtamaSeを 産 生 して いる事,な らび に嫌 気性 菌 の β-1actamaseがCS-807 の脱 エ ステル体R-3763を 加 水 分解 す る こ とな どを.既 に報 告 した11.12)。本 実験 で も糞便 中 に β-lactamase活 性 を検 出 した場 合 はR.3763が 検 出 され な か った例 が 多 か った。経 口投 与 され たCS-807が 完 全 に 吸 収 され な か った り,吸 収 され た薬剤 が胆 汁 と共 に腸 管 内 へ排 泄 さ れ た と して も,腸 管 内 のBactmiaesspP.の β-lac-tamaseに よ り加 水 分解 され抗 菌 活1生が低 下 す る た め, 腸 内細 菌 叢へ の影 響 が少 な か った もの と思 われ る。 Cam冨leは 全 期 間 を通 し て1例,投 与 終 了 後1日 目に検 出 され た の み であ った。本 菌 はD-1toxinを 産 生 して いたが,下 痢,軟 便 な どの 異常 は観察 され な か っ た。 好 気性 菌群 の変 化 と して は,投 与期 間 中 に総 好気 性 菌 数 が 増 加 す る場合 が あ り,こ れ はEnterococcus spp. の増 加 に よる もので あ った。 菌 数 に変 化 が認 め られ な い 場合 で も,菌 種 は変 化 して い た。 代表 的 な変 化 と して, (1)family Enterobacteriaceaeが 減 少 し た 場 合 は Entmcoccus spp.,p.aemginosaお よ び酵 母 様 真 菌 な どが 増 加,(2)familyEntmbacteriaceaeの 菌 数 が 変 化 しな い 場 合 は,E,coliが 減 少 しE.cloamやC. freundiiが 増 加 した 。 これ らの増 加 した 菌群 に 対 す る CS-807の 抗 菌力 は さほ ど強 くな い こ と,な らび に投 与 終了後1週 間 目に は,ほ とん ど投 与 前の 状 態 に戻 る こ と な どか ら,一 時的 に菌種 が 交代 した もの と考 え られ る。 これ まで に,い くつ か の β-lactam系 経 口剤 の 腸 内細 菌叢 に関 す る研 究 が 報 告 され て い る13,14)が,い ず れ も 薬剤投 与 に よ り総 菌 数 でみ て も100分 の1,も し くは そ れ以下 に急減 してい る。 そ して また,菌 種 レペ ルで み る と投 与 期 間 中 は検 出 限 界 以 下 にな って い る例 が 多 い。 CS-807は 今 回の 投与 条 件 で は腸 内細 菌 叢 の 菌種 お よび 菌数 に対 して 変動 を与 え る ものの,そ の 程 度 は これ まで 報 告 され てい る経 口用 セ フ ェム剤 と比 べ て極 め て少 な く, 投与 終 了後 直 ち に正常 化 され る こ とが明 らか に な った。

1) 田 島 政 三, 他: 経 口 用 セ フ ァ ロ ス ポ リ ンCS-807の 細 菌 学 的 評 価 第1報 抗 菌 ス ペ ク ト ラ ム お よ び 臨 床 分 離 株 に 対 す る 抗 菌 力 。Chemotherapy36 (S -1): 104∼145 , 1988 2) 上 野 一恵, 小 林 と よ 子, 渡 辺 邦 友: 薬 剤 性 腸 炎: 細 薗 学 的 立 場 か ら 。 臨 床 成 人 病14: 1039∼1049, 1984 3) 上 野 一 恵, 小 林 と よ 子, 神 野 英 毅, 渡 辺 邦 友: 抗 生 剤 性 下 痢 症 とClostridium difficile毒 素: そ の 診 断 法 を 中 心 と し て 。 け ん さ14: 3∼19, 1984 4) 小 林 慎 一, 小 口 勝 司, 内 田 英 二 、 安 原 一, 坂 本 浩 二.関 根 実, 笹 原 邦 宏: 新 し い 経 口 用 セ フ ァ ロ ス ポ リ ン 系 抗 生 剤CS-807の 臨 床 第 一 相 試 験 。 Chem0therapy36 (S-1): 200∼214, 1988 5) 日 本 細 菌 学 会 教 育 委 員 会 編,細 菌 学 技 術 叢 書3. 嫌 気 性 菌 の 分 離 と同 定 法. 上 野 一 恵, 光 岡 知 足, 渡 辺 邦 友 菜 根 出 版, 1982年

6) BUCHANAN, R, E.; & N. E. GIBBONS ed.: Bergey's

manual of Determinative Bacteriology, 8ed.,

Williams & Wilkins, Baltimore, 1974

7) KRIEG, N, R. ; & J. G. HOET ed.: Bergey's manual

of Systematic Bacteriology Vol. 1., Williams &

Wilkins, Baltimore, 1985

8) HOLDEMAN, V. L.; E. P. CATO & W. E. C. MORE:

Anaerobe laboratory manual, 4th ed., Virginia

Polytechnic Institute and State University,

Blacksburg, 1977

9) O'CALLAGHAN C. H.; A. MORRIS, S. M. KIRBY & A.

H. SHINGLAR : Novel method for detection of beta

-lactamase by using a chromogenic

cephalospor-in substrate. Antimicrob. Agents Chemother. 1:

283•`288, 1972

10) 関 根 実, 笹 原 邦 宏, 市 川 正 人: 高 速 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー に よ るCS-807の 体 液 内 濃 度 測 定 法 。 Chemotherapy36 (S-1): 194∼199, 1988

11) TAJIMA

M. ; K. SAWA, K. WATANABE

& K. UENO:

The fl-lactamases

of Genus Bacteroides. J.

Antibi-otics 36: 423-428, 1983

12) 宇 津 井 幸 男, 他: 新 経 口 用 セ フ ァ ロ ス ポ リ ンCS -807の 細 菌 学 的 評 価 第2報CS-807の 作 用 機 作 に 関 す る 研 究 。Chemotherapy36 (S-1): 146∼158, 1988 13) 沢 赫 代, 小 林 と よ子, 神 野 英 毅, 渡 辺 邦 友, 上 野 一 恵, 中 島 光 好: Cefixime (CFIX) の 健 康 人 の 腸 内 細 菌 叢 に 対 す る 影 響 。Chemotherapy33 (S-6): 169∼180, 1985 14) 沢 赫 代, 沢 村 治 樹, 山 岡 一 清, 関 口 和 夫, 小 林 と よ 子, 渡 辺 邦 友, 上 野 一 恵: Cefuroxime axetil (CXM-AX) の 健 康 人 お よ び マ ウ ス の 腸 内 細 菌 叢 に 及 ぼ す 影 響 。Chemotherapy34 (S-5): 38∼47, 1986

(14)

28

CHEMOTHERAPY

MAY. 1988

THE

EFFECTS

OF ORALLY

ADMINISTERED

CS-807

ON HUMAN

FECAL

MICROFLORA

MASAZO TAJIMA, KUNITOMO WATANABE and KAZUE UENO Institute of Anaerobic Bacteriology, Gifu University, School of Medicine, Gifu

HARUKI DOMON, KIYOMI SAKAO, YUKIO UTSUI, SATOSHI TAKENOUCHI, TERUO MAGARIBUCHI, YUMIKO TSUKADA,

SUMIE YURUGI and MASAYUKI IWATA Biological Research Laboratories, Sankyo Co. Ltd., Tokyo

Influence of CS-807 on the human fecal microflora was studied, in 5 healthy male volunteers who were

given the drug in an oral dose of 200mg b.i.d. for 14 consecutive days. The total counts of fecal organisms

slighly decreased in one volunteer. Enterobacteriaceae and Bacteroidaceae were decreased, but returned to

normal soon after the end of treatment. Clostridium difficile was detected in one volunteer at the end of

treatment. No diarrhoea occurred in any of the 5 volunteers during the period of study.

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参照

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