農 作 物 の 作 柄
東 北 農 政 局 福 島 地 域 セ ン タ ー
平 成 2 4 年 産
目
次
利 用 者 の た め に 1 調 査 の 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 定 義 及 び 基 準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 3 利 用 上 の 注 意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 4 本 統 計 書 に つ い て の お 問 合 せ 先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 Ⅰ 収 穫 量 及 び 作 柄 概 況 1 水 稲 ( 子 実 用 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 2 麦 類 ( 子 実 用 ) (1) 小 麦 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 (2) 六 条 大 麦 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 3 大 豆 ( 乾 燥 子 実 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 4 そ ば ( 乾 燥 子 実 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 5 な た ね ( 子 実 用 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 Ⅱ 水 稲 の 作 柄 概 況 1 作 柄 ・ 品 質 に 影 響 を 及 ぼ し た 要 因 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 2 平 成 24年 の 稲 作 期 間 の 気 象 経 過 と 特 徴 (1) 地 域 別 の 主 な 気 象 経 過 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 (2) 月 別 の 気 象 経 過 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 3 平 成 24年 産 水 稲 の 耕 種 期 日 及 び 生 育 ・ 登 熟 の 概 要 (1) は 種 期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 (2) 田 植 期 及 び 苗 の 活 着 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 (3) 本 田 の 生 育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 (4) 出 穂 期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 (5) も み 数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 (6) 登 熟 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 (7) 刈 取 期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 4 平 成 24年 産 水 稲 の 収 量 構 成 要 素 か ら み た 作 柄 (1) 1 ㎡ 当 た り 株 数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 (2) 1 ㎡ 当 た り 有 効 穂 数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 (3) 1 穂 当 た り も み 数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 (4) 1 ㎡ 当 た り 全 も み 数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 (5) 粗 玄 米 粒 数 歩 合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (6) 玄 米 粒 数 歩 合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (7) 玄 米 千 粒 重 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 (8) 千 も み 当 た り 収 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 325 玄 米 の ふ る い 目 幅 別 10a 当 た り 収 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 6 品 質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 7 被 害 概 況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 8 市 町 村 別 の 特 徴 (1) 作 付 面 積 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 (2) 10a 当 た り 収 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 (3) 市 町 村 別 デ ー タ に お け る 上 位 市 町 村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 Ⅲ 統 計 表 1 平 成 24年 産 水 稲 市 町 村 別 収 穫 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 2 平 成 24年 産 麦 類 市 町 村 別 収 穫 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 3 平 成 24年 産 大 豆 市 町 村 別 収 穫 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 4 平 成 24年 産 そ ば 市 町 村 別 収 穫 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 5 平 成 24年 産 な た ね 市 町 村 別 収 穫 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 6 水 稲 収 穫 量 累 年 統 計 ( 地 域 別 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 7 年 次 別 ・ 地 域 別 水 稲 耕 種 概 要 及 び 収 量 構 成 要 素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 8 主 な 水 稲 被 害 累 年 統 計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 9 水 稲 10a 当 た り 収 量 の 全 国 順 位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 付 録 「 水 稲 調 査 の し く み 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 57
利 用 者 の た め に
1
調査の概要
(1) 調査の目的 作物 統計 調 査は 、耕 地 及び 作 物の 生産 に 関す る実 態 を明 らか に し、「食料 ・農業 ・農村 基本 法」(平成11年法律第106号)に基づく食料・農業・農村基本計画において策定された食料自給 率 や 生産 数量 目 標の 達成 に 向け た 各種 施策 の 推進、「主 要食糧 の需給 及び価 格の安 定に関 する 法律」(平成6年法律第113号)に基づく需給見通し等の策定、「農業災害補償法」(昭和22年法 律第185号)に基づく共済事業の適正な運営などの農政の資料を整備することを目的とする。 (2) 調査の根拠 作物統計調査は、「統計法」(平成19年法律第53号)第9条第1項に基づく基幹統計調査であ る。 また、特定作物統計調査は、「統計法」第19条第1項に基づく一般統計調査である。 (3) 調査の機関 調査は農林水産省大臣官房統計部及び地方組織を通じて行った。 (4) 調査の体系と収録した範囲(太線部分が本書に収録した範囲) 耕 地 面 積 調 査 面積調査 作 付 面 積 調 査 作況調査 作 柄 概 況 調 査 水稲 予想収穫量調査 水稲 作 収 穫 量 調 査 水陸稲 物 (陸稲を除く) 統 麦類 計 大豆 調 査 かんしょ 飼料作物 甘味資源作物 茶 果樹 被害調査 被 害 応 急 調 査 野菜 共 済 減 収 調 査 花き面積調査 そば 特 なたね 定 作 豆類(小豆・いんげん・らっかせい) 物 こんにゃくいも 統 い 計 調 作況調査 収 穫 量 調 査 そば 査 なたね 豆類 こんにゃくいも い (5) 調査の範囲(水稲、小麦、六条大麦、大豆、そば、なたね) ア 面積調査 全国を調査範囲とした。 イ 作況調査 全国を調査範囲とした。 (6) 調査の対象 ア 作付面積調査 調査対象作物の栽培の用に供された全ての土地を対象とする。 イ 作況調査 (ア) 水稲 水稲が栽培されている土地を対象とする。 (イ) 水稲以外の作物 関係団体及び調査対象作物を販売目的で作付けした農林業経営体を対象とする。 (7) 調査期日 ア 作付面積調査 (ア) 水稲 7月15日 (イ) 大豆 9月1日 (ウ) 水稲及び大豆以外の作物 収穫期 イ 作況調査 (ア) 水稲 a 作柄概況調査 8月15日現在及びもみ数確定期 b 予想収穫量調査 10月15日現在
(8) 調査方法の概要 ア 作付面積調査 (ア) 水稲作付面積調査 母集団から抽出された「標本単位区」に対する地方組織の職員又は調査員の対地標本実 測調査によって行った。 なお、対地標本実測調査の効率が悪い遠隔地、離島、市街地等については、巡回・見積 り、関係機関からの情報・資料収集、空中写真の利用等によって把握している。 (イ) 東日本大震災の影響により、対地標本実測調査が困難となった区域については、職員に よる巡回・見積り及び関係機関からの情報収集、空中写真等の利用によって把握している。 (ウ) 福島県のうち原子力災害対策特別措置法により立入りが制限されている区域については、 対地標本実測調査及び職員による巡回・見積りの実施が困難なことから、当該区域の22年 耕地面積から地震発生以前に把握した農地転用等のかい廃面積及び空中写真等の利用によ り推定した面積を計上している。 (エ) 水稲以外の作物の作付面積 関係団体に対する往復郵送調査によって行い、巡回・見積り、関係機関からの情報・資 料収集により補完している。 イ 作況調査 (ア) 水稲 作柄概況調査、予想収穫量調査及び収穫量調査とも都道府県ごとに職員の標本実測調査 により行った。 ただし、遠隔地、交通不便地等については巡回・見積り及び情報収集によって行った。 (イ) 水稲以外の作物 関係団体及び2010年農林業センサスにおいて調査対象作物を販売目的で作付けした農林 業経営体から無作為に抽出した経営体に対する往復郵送調査を行い、その結果を職員によ る巡回・情報収集により補完している。 ウ 市町村別統計 農林水産関係市町村別統計は以下の方法で作成した加工統計であり、作成する上で精度を 設定していない。 なお、「作物統計調査」及び「特定作物統計調査」は都道府県計値を求めるために設計さ れている。 (ア) 水稲 「作物統計調査」を実施する上で把握した地域における標本調査及び現地見積りの結果、 関係機関からの情報等を踏まえ、県計値の内訳として市町村別に作成した。 (イ) 水稲以外の作物 「作物統計調査」及び「特定作物統計調査」を実施する上で把握した地域における集出 荷団体等への郵送調査、農家への標本調査、現地見積りの結果、関係機関からの情報等の 他、10a当たり収量については、実測調査結果を踏まえ県計値の内訳として市町村別に作 成した。 エ 気象データの収集 気象庁から気温、日照時間、降水量等のデータを収集し、収穫量調査の基礎資料とした。
(9) 統計の表章範囲 本書に掲載した水稲における中通り、浜通り、会津とは福島県内における作柄表示地帯名を 示し、各作柄表示地帯の包括範囲は以下のとおりである。
2
定義及び基準
(作付面積調査) 作 付 面 積 は種又は植付けしてからおおむね1年以内に収穫され、複数年にわた る収穫ができない非永年性作物が生育している面積をいう。 (作況調査) 年 産 区 分 収穫量の年産区分は原則として収穫した年(通常の収穫最盛期の属す る年)であり、暦年をもって表す。よって、作業、販売などの都合によ り収穫が翌年に持ち越された場合も翌年産とせず、その年産として計上 した。 収 穫 量 収穫・収納(収穫後、保存又は販売できる状態にして収納舎等に入れ ること)された一定の基準(品質・規格)以上のものの量をいう。 なお、収穫前における見込み量を予想収穫量という。 10a当 た り 収 量 実際に収穫された10a当たりの収穫量をいう(農家が収穫を放棄した 場合は除く。)。 10a当たり平年収量 作物の栽培を開始する以前に、その年の気象の推移や被害の発生状況 などを平年並みとみなし、最近の栽培技術の進歩の度合や作付変動等を 考慮して、実収量のすう勢を基として作成したその年に予想される10a 当たり収量をいう。 10a当たり平均収量 原則として、直近7か年のうち、最高及び最低を除いた5か年の平均 値をいう。 10a当たり平均収量対比 10a当たり平均収量に対する10a当たり収量の比率である。 作 況 指 数 作 柄 の 良 否 を 表 す 指 標 の こ と を い い 、 10a 当 た り 平 年 収 量 に 対 す る 10a当たり収量(又は予想収量)の比率である。 子 実 用 主に食用に供すること(子実生産)を目的とするもので飼肥料用、敷 きわら用等を除いたものである。 乾 燥 子 実 食用を目的に未成熟(完熟期以前)で収穫されるもの(えだまめ等) 表 章 地 域 区 分 包 括 範 囲 中 通 り 福島市、郡山市、白河市、須賀川市、二本松市、田村市、伊達市、本宮市 伊達郡、安達郡、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡 浜 通 り いわき市、相馬市、南相馬市、双葉郡、相馬郡 会 津 会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡(水稲) 作 柄 表 示 地 帯 地域行政上必要な水稲の作柄を表示する区域として、都道府県を水稲 の生産力(地形、気象、栽培品種等)により分割したものである。 穂 数 の 多 少 1㎡当たりに出穂した全ての穂が平年と比較して多いか少ないかを表 しており、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、少ないの5段階で 表している。 1 穂 当 た り 1穂についている全てのもみの平均数が平年と比較して多いか少ない も み 数 の 多 少 か を 表 し て お り 、 多 い 、 や や 多 い 、 平 年 並 み 、 や や 少 な い 、 少 な い の 5段階で表している。 全 も み 数 の 多 少 1㎡当たりの全てのもみ数が平年と比較して多いか少ないかを表して おり、多い、やや多い、平年並み、やや少ない、少ないの5段階で表し ている。 登 熟 の 良 否 登熟(開花、受精から成熟期までのもみの肥大、充実)が平年と比較 して良いか悪いかを表しており、良、やや良、平年並み、やや不良、不 良の5段階で表している。 (被害) 損 傷 気象的、生物的、その他何らかの原因が作用したために生じた作物体 の異常な状態をいう。 被 害 ほ場において、栽培を開始してから収納するまでの間に、気象的、生 物的その他異常な環境などによって農作物に損傷を生じ、基準収量より 減収した状態をいう。 基 準 収 量 農作物にある被害が発生したとき、その被害が発生しなかったと仮定 した場合にとれうると見込まれる収量をいう。 被 害 面 積 農作物に損傷が生じ、基準収量より減収した面積で、総数の被害面積 は、種類別の被害面積を合計した延べ面積をいう。 被 害 面 積 率 被害面積の作付面積に対する割合(百分率)をいう。 被 害 量 農作物に損傷を生じ、基準収量から減収した量をいう。 被 害 率 被害量の平年収量(その作物の作付面積 × 10a当たり平年収量) に対する割合(百分率)をいう。
3
利用上の注意
(1) 数値の四捨五入について 統計数値については、下記の方法によって四捨五入しており、合計と内訳の計が一致しない ことがある。 (2) 本文Ⅱの「4 平成23年産水稲の収量構成要素からみた作柄」については、標本調査結果か ら解説しているため、収穫時のコンバインのロス率や被害データ等を加味して作成した10a当 たり収量とは異なる。 (3) 表中記号について 本書の統計表中に使用した符号は以下のとおりである。 「0」: 単位に満たないもの(例:0.4ha→0ha) 「-」: 事実のないもの 「…」: 事実不詳又は調査を欠くもの 「x 」: 個人 又 は法 人そ の 他の 団体 に 関す る 秘密 を保 護 する ため 、 統計 数値 を 公表 しな いもの 「△」: 負数又は減少したもの 「nc」: 計算不能 (4) 秘匿措置について 統計調査結果について、調査対象者数が2以下の場合には調査結果の秘密保護の観点から、 当該結果を「x」表示とする秘匿措置を施している。 なお、全体(計)からの差引きにより、秘匿措置を講じた当該結果が推定できる場合には、 本来秘匿措置を施す必要のない箇所についても「x」表示としている。4
本統計書についてのお問合せ先
東北農政局 福島地域センター 農政推進グループ 電話:(代表)024-534-4141(内線364) (直通)024-534-1957 F A X:024-525-2267 原 数 7桁以上 6 桁 5 桁 4 桁 3桁以下 (100万) (10万) (万) (1,000) (100) 四捨五入するけた 3桁 2桁 1桁 四捨五入 (下から0の数) (000) (00) (0) し な い 四捨五入する前 1,234,567 123,456 12,345 1,234 123 例 (原 数) 四捨五入した数値 1,235,000 123,500 12,300 1,230 123 (統計数値)1
水
稲(子実用)
平 成 24年 産水稲の 収穫量( 子実用)は 36万8,700t で、前年産に比べ1万5,100t(4%)増加した。 これは、パイプラインの復旧等により作付面積が前 年産に比べ1,800ha(3%)増加したことに加え、10a 当たり収量が前年産を8kg(1%)上回ったためであ る。 作柄は、作況指数が104で、10a当たり収量は557㎏と なった。 これは、全もみ数が「平年並み」、登熟が平年に比べ「やや良」となったためである。 詳細は「Ⅱ水稲の作柄概況(P15以降)」を参照。 表1 平成24年産水稲の作柄及び収穫量 図1 水稲の10a当たり収量及び収穫量の推移(福島県) 0 10 20 30 40 50 60 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 300 350 400 450 500 550 600 収穫量 10a当たり収量 10a当たり平年収量 ( 収 穫 量 ) ( a当たり収 量 ) (万t) (kg) 10 年産 作 付 面 積 10a当たり 前 年 産 と の 差 1 0 a 当 た り 収 量 10a当たり 区 分 収 穫 量 作 況 指 数 収 量 (子実用) 収 量 作 付 面 積 収 穫 量 平 年 収 量 前 年 収 量 前 年 対 比 ha kg t ha t kg kg % 全 国 1,579,000 540 8,519,000 5,000 122,000 530 533 102 101 福 島 県 66,200 557 368,700 1,800 15,100 537 549 104 101 中 通 り 37,500 541 202,700 1,200 8,500 522 535 104 101 浜 通 り 6,050 512 31,000 110 800 506 509 101 101 会 津 22,700 595 135,000 500 6,000 588 581 101 102 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 (参 考)2
麦
類(子実用)
(1) 小
麦
平成24年産小麦の収穫量は474tで、前年産に比べ45t (10%)増加した。 これは、10a当たり収量が前年産を78kg(79%)上回っ たためである。 初期生育は、は種時期によってバラツキがみられたも ののおおむね順調に推移した。 越冬後、低温が4月上旬まで続いたことから生育が抑 制され、出穂も平年に比べ遅くなった。 登熟は、5月下旬から6月上旬にかけて天候に恵まれ、順調に推移したことから粒の肥大・ 充実ともに良好に推移した。 以上のことから10a当たり収量は177kgとなり、東日本大震災の津波によるほ場の流失や東京 電力福島第一原子力発電所事故(以下「福島第一原発事故」という)などによる収穫放棄のた め収量が著しく低下した前年産を大幅に上回った。 表2 平成24年産小麦の収穫量 図2 小麦の10a当たり収量及び収穫量の推移(福島県) 前 年 産 と の 比 較 1) (参 考) 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 10a当たり 区 分 (子実用) 収 量 収 量 平 均 収 量 対 比 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 ha kg t ha % % t % % 全 国 209,200 410 857,800 △ 2,300 99 116 111,500 115 108 福 島 県 268 177 474 △ 165 62 179 45 110 101 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:1)は、10a当たり平均収量(過去7か年のうち、最高、最低を除いた5か年の平均値)と当年産の10a当たり収量の対比である。 0 200 400 600 800 1,000 1,200 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 50 100 150 200 250 300 350 収穫量 10a当たり収量 10a当たり平均収量 ( 収 穫 量 ) ( a当た り 収 量 ) (t) (kg) 10 年産(
(2) 六条大麦
平成24年産六条大麦の収穫量は7tで、前年産並みと なった。 これは、東日本大震災の影響により主産地の浜通りで 作 付 け を 中 止 し た た め 、 作 付 面 積 が 前 年 産 に 比 べ 31ha ( 9 4 % ) 減 少 し た も の の 、 1 0 a 当 た り 収 量 が 3 0 3 k g (1,477%)と東日本大震災により減収となった前年産 を大幅に上回ったためである。 初期生育は、天候に恵まれ順調に推移した。 越冬後、低温が4月上旬まで続いたことから生育が抑 制され、出穂も平年に比べ遅くなった。 登熟は、5月下旬から6月上旬にかけて天候に恵まれ、順調に推移したことから粒の肥大・ 充実ともに良好に推移した。 以上のことから10a当たり収量は325kgとなり、東日本大震災の津波によるほ場の流失等によ り、収量が著しく低下した前年産を大幅に上回った。 表3 平成24年産六条大麦の収穫量 図3 六条大麦の10a当たり収量及び収穫量の推移(福島県) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 収穫 量 10a当たり収量 10a当たり平均収量 ( 収 穫 量 ) ( a当たり収 量 ) (t) (kg) 10 年産 前 年 産 と の 比 較 1) (参 考) 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 10a当たり 区 分 (子実用) 収 量 収 量 平 均 収 量 対 比 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 ha kg t ha % % t % % 全 国 17,100 280 47,800 △ 300 98 126 9,100 124 97 福 島 県 2 325 7 △ 31 6 1,477 0 100 110 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:1)は、10a当たり平均収量(過去7か年のうち、最高、最低を除いた5か年の平均値)と当年産の10a当たり収量の対比である。3
大
豆(乾燥子実)
平成24年産大豆の収穫量は2,470tで、前年産に比べ 470t(16%)減少した。 これは、水稲への転換、高齢化等により作付けを中止 したことから作付面積が前年産に比べ170ha(8%)減 少したことに加え、10a当たり収量が12kg(9%)下回っ たためである。 初期生育は、天候に恵まれ順調に推移した。 開花期となった7月下旬以降、高温で経過し降水量が 少なかったことから落花や落莢が多くみられ着莢数が少なく、子実の肥大も抑制された。 収穫作業は、農作業の遅れや莢先熟により平年に比べ遅くなった。このため、会津では降雪 により収穫不能となったほ場もみられた。 以上のことから10a当たり収量は128kgとなり、前年産を下回った。 表4 平成24年産大豆の収穫量 図4 大豆の10a当たり収量及び収穫量の推移(福島県) 前 年 産 と の 比 較 1) (参 考) 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 10a当たり 区 分 (乾燥子実) 収 量 収 量 平 均 収 量 対 比 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 ha kg t ha % % t % % 全 国 131,100 180 235,900 △ 5,600 96 113 17,100 108 105 福 島 県 1,930 128 2,470 △ 170 92 91 △ 470 84 97 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:1)は、10a当たり平均収量(過去7か年のうち、最高、最低を除いた5か年の平均値)と当年産の10a当たり収量の対比である。 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 100 110 120 130 140 150 収穫量 10a当たり収量 10a当たり平均収量 ( 収 穫 量 ) ( a当た り 収 量 ) (t) (kg) 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 10 年産4
そ
ば(乾燥子実)
平成24年産そばの収穫量は2,260tで、前年産に比べ 370t(14%)減少した。 こ れは、 10a当たり収量が 前年産を10kg(14%) 下 回ったためである。 初 期生 育 は、 は種 以 降、 天 候に 恵まれ たこと から 順 調 に推 移し た が、降 水量が 少なか ったこ とから 畑の ほ 場を中心に一部で干害の発生がみられた。 開 花受 精 は、 8月 下 旬か ら 9月 中旬に 開花期 をむ か え、高温下であったものの順調に推移した。 登熟は、9月下旬の降雨や台風17号の強風により倒伏の発生がみられたものの、被害は軽微 であったことからおおむね順調に推移した。 以上のことから10a当たり収量は60kgとなり、作柄の良かった前年産を下回った。 表5 平成24年産そばの収穫量 図5 そばの10a当たり収量及び収穫量の推移(福島県) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 平成9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 10 20 30 40 50 60 70 80 収 穫 量 10a当たり収量 10a当たり平均収量 ( 収 穫 量 ) ( a 当 た り 収 量 ) (t) (kg) 10 年産 前 年 産 と の 比 較 ( 参 考 ) 作付面積 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 1) 2) 収穫面積に 区 分 (乾燥子実)収 量 収 量 10a当たり収穫面積 対する10a 平 均 収 量 当たり収量 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 対 比 ha kg t ha % % t % % ha kg 全 国 61,000 73 44,600 4,600 108 128 12,200 139 nc 59,900 74 福 島 県 3,770 60 2,260 20 101 86 △ 370 86 107 3,640 62 資料:農林水産省統計部「特定作物統計調査」 注 :1 平成21年産まで主産県調査であったため、全国の直近7か年のうち、3か年分の10a当たり収量のデータが確保ができないことから、10a 当たり平均収量は算出していない。このため、(参考)の欄を「nc」(計算不能)とした。 2 1)は、10a当たり平均収量(過去7か年のうち、最高、最低を除いた5か年の平均値)と当年産の10a当たり収量の対比である。 3 2)は、取りまとめ段階の情報収集により判明した、収穫する目的で作付けしたもののうち被害等によって収穫を放棄した(できなかった) 面積を作付面積から除いた面積である。5
な た ね(子実用)
平 成 24年 産 な た ね の 収 穫 量 は 20t で 、 前 年 産 に 比 べ 3t(18%)増加した。 これは、連作障害などにより作付けを中止したことか ら作付面積が前年産に比べ9ha(13%)減少したものの、 10a当たり収量が前年産を8kg(31%)上回ったためで ある。 初期生育は、は種期以降、越冬前にかけておおむね天 候に恵まれたことから順調に推移した。 越冬後、4月上旬まで低温が続いたことから生育・開花に遅れがみられた。 登熟は、5月下旬から6月上旬にかけて天候に恵まれたことから順調に推移した。 以上のことから10a当たり収量は34kgとなり、多雨による発芽不良、生育不良で収量が低かっ た前年産を大幅に上回った。 表6 平成24年産なたねの収穫量 前 年 産 と の 比 較 ( 参 考 ) 作付面積 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 10a当たり 収 穫 量 1) 2) 収穫面積に 区 分 (子実用) 収 量 収 量 10a当たり 収穫面積 対する10a 平 均 収 量 当たり収量 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 対 比 ha kg t ha % % t % % ha kg 全 国 1,610 116 1,870 △ 90 95 101 △ 80 96 nc 1,480 126 福 島 県 58 34 20 △ 9 87 131 3 118 nc 49 41 資料:農林水産省統計部「特定作物統計調査」 注 :1 平成14年産から21年産まで調査を実施していないため、全国及び福島県の直近7か年のうち、3か年分の10a当たり収量のデータが確保 ができないことから、10a当たり平均収量は算出していない。このため、(参考)の欄を「nc」(計算不能)とした。 2 2)は、取りまとめ段階の情報収集により判明した、収穫する目的で作付けしたもののうち被害等によって収穫を放棄した(できなかっ た)面積を作付面積から除いた面積である。1
作柄・品質に影響を及ぼした要因
気 象 の 特 徴 生 育 時 期 耕 種 期 日 生 育 の 特 徴 収 量 構 成 要 素 被 害 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 4月 5月 6月 7月 (℃) (平均 気温 平 年 差 ) 育苗期 (4月中旬~) は種最盛期 4月18日 平年差2日遅い 1㎡当たり株数 17.2株 平年比 93% 1㎡当たり全もみ数 293百粒 平年比100% 図 6 平 成 24年 平 均 気 温 の 平 年 差( 福 島 ) 生育に遅れ 分げつが緩慢 活着は平年並み 気温は上旬を中 心に低く、月のは じめは大荒れとな った。 気 温 が 平 年 並 み か ら 高 か く 、 日 照 時 間 も 平 年 並 み か ら 多 か っ た 。 分げつ期 有効分げつ決定期(6月中~下旬) 最高分げつ期(7月上旬) 6月中旬の日照不足、中旬か ら下旬の低温により、茎数の発 生が抑制された。 1㎡当たり有効穂数 385本 平年比 98% 1穂当たりもみ数 76.1粒 平年比102% 中旬から下旬にかけ て気温が低く経過した。 下旬は降水量が少なく、 日照時間が多かった。 前半は気温の変動が大 きく、後半は平年並みと なった。 田植期 (5月上旬~5月下旬) 活着期 (5月中旬 ~6月上旬) 資料:福島地方気象台『アメダス』 田植最盛期 5月18日 平年差2日遅い 生育が回復 1穂もみ数やや多い 幼穂形成期 (7月中旬 ~下旬)気温は記録的に高く、 日照時間も記録的に多か った。下旬は降水量が多 かった。 刈取最盛期 10月9日 平年差1日早い 稔実やや良 千もみ当たり収量 19.4g 平年比104% 7月 8月 9月 10月 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (℃) 粗玄米粒数歩合 90.4% 平年比101% 玄米粒数歩合 97.4% 平年比101% 玄米千粒重 22.0g 平年比101% 刈取期 (9月下旬~10月中旬) 登熟初期 (8月中旬 ~下旬) 気温は高く、降水量は 少なく、日照時間はかな り多かった。
10a当たり収量
557kg
作況指数
104
出穂・開花期 (8月上旬~8月中旬) 出穂最盛期 8月11日 平年差2日早い 10a当たり玄米重 567kg 平年比103% 平年より暖かい空気に 覆われ、気温が高かった。 また、日照時間も多かっ た。 登熟中期 (8月下旬 ~9月上旬) 登熟やや良 登熟後期 (9月中旬 ~10月上旬) 出穂以降、高温となったことから平坦部を中心に稲体の消耗 が激しく登熟が伸びなかった。また、白未熟粒の発生等による 品質の低下がみられた。 粒の肥大・充実 平年並み 中 旬 は 気 温 が 高 く 、 下 旬 は 寒 暖 の 変 動 が 大 き かった。 減数分裂期 (7月下旬 ~ 8 月 上 旬 )2
平成24年の稲作期間の気象経過と特徴
(1) 地域別の主な気象経過
●中通り
図7 中通りの稲作期間半旬別気象図(観測点:福 島) 最低気温 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 最高気温 平年値気
温
(℃) 本年値 本年値 0 50 100 150 200 平年値降
水
量
(㎜) 本年値 0 20 40 60 平年値日
照
時
間
(h) 0 5 10 15 204月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
本年値 平年値気
温
日
較
差
(℃) 資料:福島地方気象台『アメダス』 6/9 頃 東北南部 梅雨入り 7/26 頃 東北南部 梅雨明け●浜通り
図8 浜通りの稲作期間半旬別気象図(観測点:相 馬) 最低気温 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 最高気温 平年値気
温
(℃) 本年値 本年値 0 50 100 150 200 平年値降
水
量
(㎜) 本年値 0 20 40 60 平年値日
照
時
間
(h) 0 5 10 15 204月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
本年値 平年値気
温
日
較
差
(℃) 資料:福島地方気象台『アメダス』 6/9 頃 東北南部 梅雨入り 7/26 頃 東北南部 梅雨明け1
●会
津
図9 会津の稲作期間半旬別気象図(観測点:若 松) 最低気温 -5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 最高気温 平年値気
温
(℃) 本年値 本年値 0 50 100 150 200 平年値降
水
量
(㎜) 本年値 0 20 40 60 80 平年値日
照
時
間
(h) 0 5 10 15 204月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
本年値 平年値気
温
日
較
差
(℃) 資料:福島地方気象台『アメダス』 6/9 頃 東北南部 梅雨入り 7/26 頃 東北南部 梅雨明け(2) 月別の気象経過
4
月
(上旬) 平均気温は概ねかなり低かった。降水量は会津で平年並みから多く、中通りで多い から平年並み、浜通りでは平年並みから少なかった。日照時間は会津で少ないからか なり少なく、中通りと浜通りでは平年並みから多かった。3日から4日にかけて、低 気圧が日本海で急激に発達し、北日本を通過した影響で大荒れとなり、パイプハウス 損壊などの被害が発生した。 (中旬) 平均気温は平年並みだった。降水量は会津で平年並みから多く、中通りと浜通りは 平年並みから少なかった。日照時間は会津で平年並みから多く、中通りと浜通りは少 ないからかなり少なかった。 (下旬) 平均気温は概ね高いからかなり高かった。降水量は会津で平年並みから少なく、中 通りと浜通りは平年並みだった。日照時間は会津で平年並みから少なく、中通りと浜 通りは少ないからかなり少なかった。5
月
(上旬) 平均気温は平年並みから高かった。降水量は会津で多いからかなり多く、中通りと 浜通りではかなり多かった。日照時間は少ないからかなり少なかった。3日は、低気 圧の影響で中通りと浜通りを中心に記録的な大雨となった。6日は、上空の強い寒気 の影響で大気の状態が不安定となり、会津美里町では竜巻によるビニールハウス損壊 などの被害が発生した。 (中旬) 平均気温は会津で低く、中通りと浜通りは平年並みから低かった。降水量は平年並 みから多かった。日照時間は平年並みから多かった。 (下旬) 平均気温は平年並みから低かった。降水量は会津で概ね平年並みから少なく、中通 りは概ね平年並み、浜通りは平年並みからかなり多かった。日照時間は概ね平年並み から多かった。6
月
(上旬) 平均気温は概ね平年並みだった。降水量は平年並みから多かった。日照時間は平年 並みから少なかった。 なお、東北南部の梅雨入りが9日頃(平年より3日早い)と発表された。 (中旬) 平均気温は平年並みから低かった。降水量は会津で平年並みから多く、中通りと浜 通りは多いからかなり多かった。日照時間は平年並みから少なかった。台風4号が福 島県を通過した影響で、大雨となったところがあった。 (下旬) 平均気温は概ね低かった。降水量は概ねかなり少なかった。日照時間はかなり多かっ た。7
月
(上旬) 平均気温は会津と浜通りで平年並み、中通りで平年並みから高かった。降水量は概 ね多いからかなり多かった。日照時間は平年並みから多かった。6日から7日にかけ ては、低気圧の影響で大雨となった。(中旬) 平均気温は会津では高いからかなり高く、中通りと浜通りは平年並みから高かった。 降水量は概ね少ないからかなり少なかった。日照時間は会津で平年並みから多く、中 通りと浜通りは平年並みだった。 (下旬) 平均気温は概ね平年並みだった。降水量は平年並みからかなり少なかった。日照時 間は概ね平年並みから少なかった。 なお、東北南部の梅雨明けが26日頃(平年より1日遅い)と発表された。
8
月
(上旬) 平均気温は概ね平年並みだった。降水量は浜通り北部で平年並みから多く、その他 の地域は概ね少なく、かなり少ないところがあった。日照時間は多く、かなり多いと ころがあった。 (中旬) 平均気温は高かった。降水量は概ね平年並みから少なかった。日照時間は平年並み から多かった。 (下旬) 平均気温はかなり高かった。降水量は概ね少なく、かなり少ないところが多かった。 日照時間はかなり多かった。9
月
(上旬) 平均気温はかなり高かった。降水量は会津で概ね平年並みから少なく、中通りと浜 通りで概ね平年並みから多かった。日照時間は概ねかなり多かった。2日から6日に かけては、寒気の影響で大気の状態が不安定となり、局地的な大雨となった。 (中旬) 平均気温はかなり高かった。降水量は概ね少なかった。日照時間は概ねかなり多かっ た。 (下旬) 平均気温は高かった。降水量は会津で平年並みから多く、中通りと浜通りで概ね多 かった。日照時間は会津で平年並みから多く、中通りと浜通りで概ね少なかった。23日 から24日にかけて低気圧の影響で中通りと浜通りで大雨となったところがあった。10
月
(上旬) 平均気温は概ね高く、かなり高いところもあった。降水量は会津と中通りで平年並 みから少なく、浜通りで概ね多かった。日照時間は概ね平年並みから少なかった。台 風17号が1日未明には福島県を通過したことから、強風がふき大雨となったところが あった。3日から4日かけては、台風19号が日本の東海上を北上した影響で浜通りを 中心に大雨となったところがあった。 (中旬) 平均気温は会津では平年並みから低く、中通りと浜通りでは平年並みだった。降水 量は会津で平年並み、中通りと浜通りで平年並みから多かった。日照時間は多く、か なり多いところが多かった。17日には前線が北上したため、中通りと浜通りで大雨と なったところがあった。 (下旬) 平均気温は概ね平年並みから高かった。降水量は概ね平年並みだった。日照時間は 概ね平年並みから多かった。 資料:仙台管区気象台公表の「月の天候(福島県)」より引用。3
平成24年産水稲の耕種期日及び生育・登熟の概要
(1) は種期
は種最盛期は、平年に比べ2日遅い4月18日となった。(2) 田植期及び苗の活着
田植最盛期は、放射性物質の除染対策による農作業の遅れやパイプラインの復旧の遅れから 田植え作業にも遅れがみられ、平年に比べ2日遅い5月18日となった。 苗の活着は、田植期前半の気温が平年を下回って経過したものの、その後の気温が平年並み で経過したことから、平年並みとなった。 図10 5月の平均気温の推移 表7 は種期、田植期及び本田生育の状況 は 種 期 田 植 期 活着の良否 草丈の長短 茎数の多少 区 分 最 盛 期 の 遅 速 最 盛 期 平 年 差 始 期 最 盛 期 終 期 平 年 比 較 平 年 差 前 年 差 月 日 月 日 月 日 月 日 日 日 福 島 県 4.18 2 5.11 5.18 5.27 2 △ 2 平 年 並 み 平 年 並 み やや少ない 中 通 り 4.16 1 5.8 5.17 5.28 2 △ 2 平 年 並 み 平 年 並 み やや少ない 浜 通 り 4.15 2 5.6 5.12 5.22 1 △ 9 平 年 並 み や や 短 い 平 年 並 み 会 津 4.21 1 5.15 5.19 5.26 △ 1 △ 2 や や 良 平 年 並 み 少 な い 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:始期、最盛期、終期はそれぞれ5%、50%、95%に達した期日(以下の各表において同じ)。 0 5 10 15 20 25 5/1 5 10 15 20 25 31 福島 相馬 若松 活着限界温度 ( 平 均 気 温 ) (℃) 資料:福島地方気象台『アメダス』 田植最盛期 中通り:17日 田植最盛期 会 津:19日 田 植 期 田植最盛期 浜通り:12日(3) 本田の生育
茎数は、6月中旬以降の低温により分げつが抑制されたことから、平年に比べやや少なくなっ た。 図11 5月・6月の平均気温の平年差(福 島)(4) 出穂期
出穂最盛期は、6月中旬の低温により生育に遅れがみられたものの、7月以降、高温・多照 で経過したことから生育が回復し、さらに梅雨明け後の高温・多照により生育が進み、県平均 では平年に比べ2日早い8月11日となった。 穂揃いは、出穂期の天候に恵まれたことから、平年に比べやや良となった。 表8 出穂期及び穂揃い状況 図12 7月・8月の平均気温の推移(福 島) 最 盛 期 の 遅 速 穂 揃 い の 良 否 区 分 始 期 最 盛 期 終 期 平 年 比 較 平 年 差 前 年 差 月 日 月 日 月 日 日 日 福 島 県 8.5 8.11 8.17 △ 2 △ 2 や や 良 中 通 り 8.5 8.12 8.18 △ 1 △ 1 や や 良 浜 通 り 8.8 8.14 8.20 1 1 平 年 並 み 会 津 8.2 8.8 8.13 △ 4 △ 4 や や 良 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 10 15 20 25 30 35 7/1 5 10 15 20 25 8/1 5 10 15 20 25 31 本 年 平 年 ( 平 均 気 温 ) (℃ ) 出 穂 最 盛 期 資 料 : 福 島 地 方 気 象 台 『 ア メ ダ ス 』 出 穂 期 -6 -4 -2 0 2 4 6 5/1 5 10 15 20 25 6/1 5 10 15 20 25 30 (℃) ( 平 均 気 温 の 平 年 差 ) 資 料 : 福 島 地 方 気 象 台 『 ア メ ダ ス 』 6月中旬以降の低温図13 出穂期前後の日照 表9 7月から出穂期にかけての気象(平成24年) (7月1日~8月20日) 最高気温(℃) 最低気温(℃) 平均気温(℃) 気温日較差(℃) 日照時間(h) 降水量(mm) 観 測 地 点 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 本 年 1,587.2 31.1 1,114.9 21.9 1,310.3 25.7 472.3 9.3 257.3 5.0 162.0 3.2 福 島 平 年 1,492.0 29.3 1,064.7 20.9 1,244.8 24.4 427.3 8.4 225.5 4.4 254.1 5.0 平 年 差 95.2 1.8 50.2 1.0 65.5 1.3 45.0 0.9 31.8 0.6 △ 92.1 △ 1.8 平年比(%) 106 - 105 - 105 - 111 - 114 - 64 -本 年 1,418.5 27.8 1,031.0 20.2 1,198.5 23.5 387.5 7.6 255.0 5.0 242.0 4.7 相 馬 平 年 1,366.7 26.8 1,003.2 19.7 1,163.6 22.8 363.5 7.1 224.1 4.4 274.2 5.4 平 年 差 51.8 1.0 27.8 0.5 34.9 0.7 24.0 0.5 30.9 0.6 △ 32.2 △ 0.7 平年比(%) 104 - 103 - 103 - 107 - 114 - 88 -本 年 1,592.6 31.2 1,046.6 20.5 1,291.2 25.3 546.0 10.7 340.4 6.7 210.0 4.1 若 松 平 年 1,505.1 29.5 1,023.3 20.1 1,235.7 24.2 481.8 9.4 291.9 5.7 264.2 5.2 平 年 差 87.5 1.7 23.3 0.4 55.5 1.1 64.2 1.3 48.5 1.0 △ 54.2 △ 1.1 平年比(%) 106 - 102 - 104 - 113 - 117 - 79 -0 2 4 6 8 10 12 14 平年 (日 照時間) (h) 福 島 本年 0 2 4 6 8 10 12 14 7/1 5 10 15 20 25 8/1 5 10 15 20 25 31 (日 照時間) (h) 若 松 0 2 4 6 8 10 12 14 (日 照時間) (h) 相 馬 資料:福島地方気象台『アメダス』
(5) もみ数
穂数は、茎数の発生がやや少なかったことから、平年に比べやや少なくなった。 1穂当たりもみ数は、7月の気温・日照時間ともに平年を上回って経過し、天候に恵まれた ことから、平年に比べやや多くなった。 全もみ数は、穂数がやや少なかったものの、1穂当たりもみ数がやや多かったことから、平 年並みとなった。 表10 全もみ数及び登熟の平年比較(6) 登
熟
稔実は、7月下旬以降、高温・多照で経過し出穂期の天候に恵まれ穂揃いも良かったことか ら、平年に比べやや良となった。 粒の肥大・充実は、登熟期間の気温日格差、日照時間ともに平年を上回って経過したものの、 出穂期以降、異常高温で経過したことから平年並みとなった。 以上のことから、登熟は平年に比べやや良となった。 表11 登熟期間の気象(平成24年) (8月11日~10月10日) 1穂当たり 全もみ数 登 熟 の 良 否 区 分 穂数の多少 も み 数 の 多 少 の 多 少 稔実の良否 粒肥大の良否 粒充実の良否 福 島 県 やや 少な い や や 多 い 平 年 並 み や や 良 や や 良 平 年 並 み 平 年 並 み 中 通 り 平 年 並 み 平 年 並 み 平 年 並 み や や 良 や や 良 平 年 並 み や や 良 浜 通 り やや少ない や や 多 い 平 年 並 み や や 良 や や 良 平 年 並 み 平 年 並 み 会 津 少 な い や や 多 い やや少ない や や 良 や や 良 平 年 並 み 平 年 並 み 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 最高気温(℃) 最低気温(℃) 平均気温(℃) 気温日較差(℃) 日照時間(h) 降水量(mm) 観 測 地 点 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 積算値 平均値 本 年 1,830.4 30.0 1,289.0 21.1 1,505.3 24.7 541.4 8.9 319.7 5.2 214.0 3.5 福 島 平 年 1,613.8 26.5 1,113.4 18.3 1,329.8 21.8 500.4 8.2 252.2 4.1 317.9 5.2 平 年 差 216.6 3.5 175.6 2.8 175.5 2.9 41.0 0.7 67.5 1.1 △103.9 △ 1.7 平年比(%) 113 - 116 - 113 - 108 - 127 - 67 -本 年 1,687.0 27.7 1,186.2 19.4 1,420.2 23.3 500.8 8.2 364.2 6.0 302.5 5.0 相 馬 平 年 1,527.8 25.5 1,052.4 17.3 1,274.6 20.9 475.4 7.8 254.2 4.2 415.5 6.8 平 年 差 159.2 2.2 133.8 2.1 145.6 2.4 25.4 0.4 110.0 1.8 △113.0 △ 1.8 平年比(%) 110 - 113 - 111 - 105 - 143 - 73 -本 年 1,841.4 30.2 1,131.5 18.5 1,449.8 23.8 709.9 11.6 404.6 6.6 117.0 1.9 若 松 平 年 1,614.5 26.5 1,031.2 16.9 1,288.7 21.1 583.3 9.6 302.7 5.0 267.3 4.4 平 年 差 226.9 3.7 100.3 1.6 161.1 2.7 126.6 2.0 101.9 1.6 △150.3 △ 2.5 平年比(%) 114 - 110 - 113 - 122 - 134 - 44-図14 登熟期間の気象 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 8/11 15 20 25 9/1 5 10 15 20 25 10/1 5 10 (h) (日 照 時 間 平 年 差 ) -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (h) (日 照 時 間 平 年 差 ) -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (℃) (気温 日 較 差 平 年 差 ) 登熟前期 登熟中期 登熟後期 資料:福島地方気象台『アメダス』 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (℃) (気温 日 較 差 平 年 差 ) -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (h) (日照 時 間 平 年 差 ) -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 (℃) (気温 日 較 差 平 年 差 ) 福 島 若 松 相 馬
(7) 刈取期
刈取期は、登熟期間の気温・日照時間が平年を上回って経過したことから生育が進んでいた ものの、9月下旬の降雨により刈取りが進まなかった。その後、好天が続いたことから、刈取 り最盛期は平年に比べ1日早い10月9日となった。 表12 刈 取 期 図15 9~10月の降水量(半旬別) 最 盛 期 の 遅 速 区 分 始 期 最 盛 期 終 期 平 年 差 前 年 差 月 日 月 日 月 日 日 日 福 島 県 9.27 10.9 10.19 △ 1 0 中 通 り 9.27 10.11 10.22 0 2 浜 通 り 9.21 10.9 10.23 1 4 会 津 9.26 10.4 10.11 △ 5 △ 4 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 0 50 100 150 9 月 10 月 (㎜) 若 松 ( 降 水 量 ) 本年 0 50 100 150 (㎜) 相 馬 (降水 量 ) 0 50 100 150 平年 (㎜) 福 島 ( 降 水 量 ) 資料:福島地方気象台『アメダス』4
平成24年産水稲の収量構成要素からみた作柄
図16 収量構成要素模式図(1) 1㎡当たり株数
1㎡当たり株数は、県平均で17.2株(対平年比93%)となった。 これは、コスト削減、省力化に向けた取り組みなどによるものに加え、福島第一原発事故に よ り 浜 通 り の 山 間 部 で の 作 付 け が 中 止 さ れ た こ と に よ る も の で 、 減 少 傾 向 で 推 移 し て い る (図17)。 図17 1㎡当たり株数の推移 株数・穂数調査 もみ数調査 刈取り・収量調査 1㎡当たり × 1株当たり × 1穂当たり × 登熟歩合 × 玄 米 ÷1,000= 10a当たり 株 数 有 効 穂 数 も み 数 千 粒 重 玄 米 重 (17.2株) (22.4本) (76.1粒) (88.0%) (22.0g) (567kg) (収量) 粗玄米粒数 × 玄 米 粒 数 歩 合 歩 合 1㎡当たり (90.4%) (97.4%) 有 効 穂 数 (385本) ÷1,000 1㎡当たり × 千もみ当たり 全 も み 数 収 量 (293百粒) (19.4g) 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 県平均 中通り 浜通り 会津 ( 株 ) ( 当たり 株 数 ) 1 ㎡ 年産(2) 1㎡当たり有効穂数
1㎡当たり有効穂数は、県平均で385本(対平年比98%)となった。 これは、1㎡当たり株数が平年を下回ったためである。(3) 1穂当たりもみ数
1穂当たりもみ数は、県平均で76.1粒(対平年比102%)となった。 これは、前記の気象経過に加え、穂数が少ないことによる補償作用によるものである。 図18 1㎡当たり有効穂数及び1穂当たりもみ数の推移(県平均) 図19 1穂当たりもみ数及び穂数(平成5年~平成24年)(4) 1㎡当たり全もみ数
1㎡当たり全もみ数は、県平均で2万9,300粒(対平年比100%)となった。 これは、1㎡当たり有効穂数が対平年比98%と平年を2ポイント下回ったのに対し、1穂当 たりもみ数が同102%と2ポイント上回ったためである。 300 350 400 450 500 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 60 65 70 75 80 1㎡ 当たり 有 効 穂 数 1穂当たりもみ数 資 料 : 農 林 水 産 省 統 計 部 「 作 物 統 計 調 査 」 ( 本 ) ( 粒 ) ( 当た り 有 効 穂 数 ) 1 ㎡ ( 穂当 たり もみ 数 ) 1 年産 360 380 400 420 440 460 480 60 65 70 75 80 85 平成5年 平成22年 平成24年 (1㎡ 当たり有効穂数) ( 1穂当たりもみ数 ) (本) (粒) 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 平年値(5) 粗玄米粒数歩合
粗玄米粒数歩合は、県平均で90.4%(対平年比101%)となった。 これは、前記の気象経過により稔実がやや良となったことによる。 なお、基準筆の稔実調査結果と標本筆の粗玄米粒数歩合の関係は図20のとおりである。 図20 稔実歩合及び粗玄米粒数歩合の分布(平成5年~平成24年)(6) 玄米粒数歩合
玄米粒数歩合は、県平均で97.4%(対平年比101%)となった。 これは、前記の気象経過により粒の肥大が平年並みとなったことによる。 また、いもち病の発生が少なく、くず米が平年を下回った。 図21 10a当たりくず米重の平年差(7) 玄米千粒重
玄米千粒重は、県平均で22.0g(対平年比101%)となった。 これは、前記の気象経過により、粒の充実が平年並みとなったことによる。 なお、水稲ふるい目幅別重量分布状況は、表13のとおりである。 -6 -4 -2 0 2 4 6 平成5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (kg) 資 料 : 農 林 水 産 省 統 計 部 「 作 物 統 計 調 査 」 ( 平 年 差 ) 年産 60 65 70 75 80 85 90 95 70 75 80 85 90 95 100 平成5年 平成18年 平成24年 (%) (%) 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 7中5平均 ( 粗 玄米 粒数 歩合 ) (稔実歩合(出穂後25日調査))(8) 千もみ当たり収量
千もみ当たり収量は、県平均で19.4g(対平年比104%)となった。 これは、粗玄米粒数歩合及び玄米粒数歩合、玄米千粒重が平年を上回ったことによる。 図22 粗玄米粒数歩合及び千もみ当たり収量の分布(平成5年~平成24年) 図23 玄米粒数歩合及び千もみ当たり収量の分布(平成5年~平成24年) 図24 玄米千粒重及び千もみ当たり収量の分布(平成5年~平成24年) 60 6 5 7 0 7 5 8 0 8 5 9 0 9 5 1 0 0 1 0 1 2 1 4 1 6 1 8 2 0 平 成 5 年 平 成 1 2 年 平 成 2 4 年 ( % ) 資 料 : 農 林 水 産 省 統 計 部 「 作 物 統 計 調 査 」 ( g ) ( 粗 玄 米 粒 数 歩 合 ) ( 千 も み 当 た り 収 量 ) 平 年 90 9 1 9 2 9 3 94 95 9 6 9 7 9 8 9 9 1 0 0 1 0 1 2 1 4 1 6 1 8 2 0 平 成 5 年 平 成 2 4 年 ( % ) 資 料 : 農 林 水 産 省 統 計 部 「 作 物 統 計 調 査 」 ( g ) ( 玄 米 粒 数 歩 合 ) ( 千 も み 当 た り 収 量 ) 平 年 表13 平成24年産水稲のふるい目幅別重量分布状況 重量割合:% 平均対差:ポイント 区 分 ふ る い 目 幅 合 計 県・作柄表示地帯 2.00mm 1.90mm 1.85mm 1.80mm 1.75mm 1.70mm 福 島 県 本 年 値 100.0 87.9 8.8 1.4 1.0 0.7 0.2 重 量 割 合 平 均 対 差 - 7.7 △ 5.3 △ 0.9 △ 0.8 △ 0.4 △ 0.3 中 通 り 本 年 値 100.0 88.2 8.6 1.3 0.9 0.7 0.3 重 量 割 合 平 均 対 差 - 6.0 △ 4.1 △ 0.7 △ 0.7 △ 0.3 △ 0.2 浜 通 り 本 年 値 100.0 86.6 9.5 1.6 1.1 0.8 0.4 重 量 割 合 平 均 対 差 - 12.2 △ 8.6 △ 1.4 △ 1.1 △ 0.7 △ 0.4 会 津 本 年 値 100.0 87.8 8.8 1.5 1.0 0.8 0.1 重 量 割 合 平 均 対 差 - 7.7 △ 5.1 △ 0.9 △ 1.0 △ 0.4 △ 0.3 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:1 平均対差に用いた平均値は、直近5か年の重量割合の平均値。 2 農産物規格三等の品位に達しない場合は、再選別を行っており、その選別後の値としている。 ( 参 考 ) 単 位 19 19.5 20 20.5 21 21.5 22 22.5 23 10 12 14 16 18 20 平 成 5 年 平 成 8 年 平 成 2 4 年 ( g ) ( g )( 千 も み 当 た り 収 量 ) 平 年表14 平成24年産水稲の収量構成要素の平年比較 図25 平成24年産水稲の収量構成要素の平年比較 区 分 1㎡当たり株数 1株当たり有効穂数 1㎡当たり有効穂数 1穂当たりもみ数 1㎡当たり全もみ数 株 本 本 粒 百粒 県 平 均 17.2 22.4 385 76.1 293 平 年 値 18.5 21.2 393 74.8 294 対平年比(%) 93 106 98 102 100 区 分 粗玄米粒数歩合 玄米粒数歩合 玄米千粒重 千もみ当たり収量 10a当たり玄米重 % % g g kg 県 平 均 90.4 97.4 22.0 19.4 567 平 年 値 89.1 96.2 21.7 18.6 548 対平年比(%) 101 101 101 104 103 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 1㎡当たり 株数 1㎡当たり 有効穂数 1穂当たり も み 数 粗 玄 米 粒数歩合 玄米 粒数歩合 玄米千粒重 70 80 90 100 110 会 津 1㎡当たり 株数 1㎡当たり 有効穂数 1穂当たり も み 数 粗 玄 米 粒数歩合 玄米 粒数歩合 玄米千粒重 70 80 90 100 110 県平均 % 1㎡当たり 株数 1㎡当たり 有効穂数 1穂当たり も み 数 粗 玄 米 粒数歩合 玄米 粒数歩合 玄米千粒重 70 80 90 100 110 中通り 1㎡当たり 株数 1㎡当たり 有効穂数 1穂当たり も み 数 粗 玄 米 粒数歩合 玄米 粒数歩合 玄米千粒重 70 80 90 100 110 浜通り % % % 収量構成要素 対平年比 1㎡当たり全もみ数 100% 千もみ当たり収量 104% 収量構成要素 対平年比 1㎡当たり全もみ数 100% 千もみ当たり収量 104% 収量構成要素 対平年比 1㎡当たり全もみ数 99% 千もみ当たり収量 102% 収量構成要素 対平年比 1㎡当たり全もみ数 97% 千もみ当たり収量 104%
5
玄米のふるい目幅別10a当たり収量
本調査では、飯用に供し得る玄米の全量を把握することを目的としていることから、収量基準 は、農産物規格規定に定める三等の品位(整粒歩合45%)以上に相当するよう、ふるい目幅1.70mm 以上で選別された玄米の重量としている。 一方、農家等が販売するために使用している選別のふるい目幅は、地域、品種等により異なる ため、ふるい目幅別10a当たり収量を示すと表15のとおりである。 表16 選別ふるい目幅別10a当たり収量累年データ(福島県)6
品
質
平 成 24年 産 米 の 検 査 結 果 ( 平 成 25年 3 月 末 日 現 在 ) で は 、 水 稲 う る ち 玄 米 の 1 等 米 比 率 は 88.6%で前年産米の同期と比べ7.0ポイント下回った。 なお、2等以下の格付け要因は、心白・腹白、着色粒(カメムシ)等によるものである。 また、品種別の1等米比率は、コシヒカリが87.4%、ひとめぼれが93.2%となっている。 表15 平成24年産水稲の選別ふるい目幅別10a当たり収量 単 位:kg 区 分 選別ふるい目幅別10a当たり収量 1 0 a 当 た り 収 量 (1.70mm選別) 2.00mm 1.90mm 1.85mm 1.80mm 1.75mm 県・作柄表示地帯 選 別 選 別 選 別 選 別 選 別 福 島 県 557 490 539 546 552 556 中 通 り 541 477 524 531 536 539 浜 通 り 512 443 492 500 506 510 会 津 595 552 575 584 590 594 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注: 選別ふるい目幅別10a当たり収量とは、表頭のふるい目幅を使用した際に得られる10a当たり収量のことである。 ( 参 考 ) 単 位:kg 区 分 10a当たり 2.00mm 1.90mm 1.85mm 1.80mm 1.75mm 収 量 以 上 平.20 539 418 503 516 529 535 21 541 445 513 525 533 539 22 553 468 526 537 545 551 23 549 442 519 532 541 547 24 557 490 539 546 552 556 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」図26 福島県の水稲うるち玄米品種別等検査結果(平成25年3月末日現在)
7
被害概況
被害量は、1万8,800tで、被害率は平年を2.2ポイント下回る6.2%となった。 被害種類別にみると、6月中旬の日照不足及び6月中、下旬の低温や8月中旬以降の異常高温、 8月下旬以降の風雨や台風17号による風水害等の気象被害が1万1,200t(被害総量に占める割 合60%)、いもち病等の病害が5,730t(同30%)、カメムシ等の虫害が1,500t(同8%)とな った。 表17 平成24年産水稲の被害面積及び被害量 0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 24年 産 23年 産 24年 産 23年 産 24年 産 23年 産 87.4 97.3 93.2 95.3 88.6 95.6 12.0 2.5 6.2 4.4 10.6 3.9 ( % ) 1 等 2 等 3 等 規 格 外 コ シ ヒ カ リ ひ と め ぼ れ 水 稲 う る ち ( 県 計 ) 区 分 : 資料:農林水産省生産局「米の検査結果(速報値)」 被 害 率 の 被 害 量 の 被 害 種 類 被 害 面 積 被害面積率 被 害 量 被 害 率 平 年 差 構 成 比 ha % t % ポイント % 総 数 155,800 235.3 18,800 5.3 △ 2.2 100 うち、気 象 被 害 114,900 173.6 11,200 3.2 △ 1.2 60 風 水 害 13,000 19.6 2,000 0.6 △ 0.6 11 高 温 障 害 22,100 33.4 2,040 0.6 0.5 11 日 照 不 足 36,100 54.5 1,840 0.5 △ 0.6 10 異 常 低 温 34,200 51.7 3,620 1.0 … 19 うち、病 害 18,900 28.5 5,730 1.6 △ 1.1 30 い も ち 病 12,100 18.3 4,650 1.3 △ 1.1 25 紋 枯 病 3,240 4.9 620 0.2 0.0 3 うち、虫 害 19,500 29.5 1,500 0.4 0.1 8 ニカメイチュウ 2,120 3.2 198 0.1 0.1 1 ウ ン カ 348 0.5 22 0.0 0.0 0 カ メ ム シ 3,180 4.8 304 0.1 0.0 2 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:1 被害面積の総数並びに気象被害、病害及び虫害の計は、被害種類別面積の延べ数であり、同一地域で2種類以上の被害を受けた場合は重 複して計上している。 2 被害面積率は、(被害面積/作付面積)×100 3 被害率は、(被害量/平年収量)×100 4 統計表の内訳には、主な被害のみ記載しており、被害の内訳の計と総数の差はその他の被害分である。8
市町村別の特徴
(1) 作付面積
表18 作付面積の前年差が大きい上位市町村 東 日 本 大 震 災 に よ り 破 損 し た 羽 鳥 湖 水 系 の パ イ プ ラ イ ン が 復 旧 し た こ と な ど か ら 県 中 ・ 県 南 地区の市町村で増加した。 一 方 、 福 島 第 一 原 発 事 故 に よ る 作 付 制 限 に よ り 県 北 地 区 の 市 を中心に減少した。(2) 10a当たり収量
表19 10a当たり収量の前年差が大きい上位市町村 7 月 以 降 、 刈 取 期 に か け て 高 温 ・ 多 照 で 経 過 し 、 冷 害 や い も ち 病 な ど の 被 害 の 発 生 が 平 年 に 比 べ 少 な く 、 登 熟 が 平 年 を 上 回 っ た こ と か ら 山 間 部 の 市 町 村 や 昨 年 、 豪 雨 災 害 に よ り 収 量 が 減 少した市町村で増加した。(3) 市町村別データにおける上位市町村
水稲市町村別データの作付面積、10a当たり収量、収穫量の上位市町村は、表20のとおりで ある。 表20 水稲市町村別データ上位市町村 24年産 23年産 差 ① ② ③=①-② ha ha ha 鏡 石 町 847 250 597 矢 吹 町 1,220 637 583 須 賀 川 市 4,730 4,280 450 郡 山 市 8,360 8,090 270 泉 崎 村 696 522 174 二 本 松 市 1,770 2,230 △ 460 伊 達 市 1,060 1,310 △ 250 福 島 市 2,260 2,370 △ 110 本 宮 市 1,270 1,360 △ 90 鮫 川 村 318 346 △ 28 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 作付面積 市 町 村 名 増 加 減 少 24年産 23年産 差 ① ② ③=①-② kg kg kg 金 山 町 548 447 101 只 見 町 555 488 67 柳 津 町 568 540 28 南 会 津 町 559 531 28 平 田 村 536 508 28 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 市 町 村 名 10a当たり収量 順位 ha kg t 1 郡 山 市 (14) 8,360 湯 川 村 (53) 615 郡 山 市 (15) 46,300 2 喜 多 方 市 (33) 5,760 会 津 美 里 町 (57) 612 喜 多 方 市 (29) 34,000 3 須 賀 川 市 (45) 4,730 会 津 坂 下 町 (60) 610 会 津 若 松 市 (40) 28,000 4 会 津 若 松 市 (47) 4,630 猪 苗 代 町 (65) 607 須 賀 川 市 (50) 26,100 5 い わ き 市 (65) 4,160 会 津 若 松 市 (74) 604 い わ き 市 (70) 21,200 6 白 河 市 (78) 3,610 北 塩 原 村 (99) 595 白 河 市 (77) 20,300 7 会 津 美 里 町 (118) 2,850 磐 梯 町 (103) 594 会 津 美 里 町 (101) 17,400 8 会 津 坂 下 町 (142) 2,550 喜 多 方 市 (107) 591 会 津 坂 下 町 (116) 15,600 9 福 島 市 (181) 2,260 中 島 村 (130) 583 猪 苗 代 町 (169) 12,600 10 猪 苗 代 町 (207) 2,070 柳 津 町 (193) 568 福 島 市 (197) 11,400 資料:農林水産省統計部「作物統計調査」 注:市町村名の( )は、全国順位。 作付面積 10a当たり収量 収穫量(1) (2) (3) ha kg t