• 検索結果がありません。

, ,334451,177 4, ,149109,510 1, ,069 40,

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア ", ,334451,177 4, ,149109,510 1, ,069 40,"

Copied!
38
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

当社および日本の子会社は、日本において一般に公正妥当と認 められた会計原則に従って会計帳簿を保持し、財務諸表を作成し ております。また、当社の海外子会社は、その子会社が所在する 国において一般に公正妥当と認められた会計原則に従っておりま す。当連結財務諸表には、米国において一般に公正妥当と認めら れた会計原則に適合するために、一時的差異に対する税効果の認 識、負債証券および持分証券の評価、ある種の費用の引当計上な らびに外貨換算等の修正および組替えが反映されております。こ れらの修正事項は、法定帳簿には記録されておりません。 上記の修正事項を反映した後の主要な会計方針は以下のとおり であります。 連結の基本方針ならびに関連会社に対する投資の会計処理 トヨタの連結財務諸表は、当社および当社が過半数の株式を所 有する子会社の勘定を含んでおります。海外子会社のいくつかは 12月31日現在の業績でトヨタの連結財務諸表に含まれております。 連結会社間の重要な取引ならびに債権債務は、すべて消去してお ります。トヨタが支配はしていないが重要な影響を及ぼしている関 連会社に対する投資は、取得価額に当該各社の未分配利益に対す るトヨタの持分額を加算した金額をもって計上しております。連 結当期純利益は、これらの会社の当年度の純利益に対するトヨタ の持分額から未実現内部利益を控除した金額を含んでおります。 トヨタが重要な影響を及ぼしていない会社(概ね20%未満の持分 所有会社)に対する投資は原価で計上しております。 財務諸表作成上の見積り 一般に公正妥当と認められた会計原則に従った連結財務諸表を 作成するにあたり、当社の経営陣は、連結財務諸表および脚注の 報告金額に影響を与えるような見積りおよび予測を行っておりま す。結果として、このような見積額と実績額とが相違する場合が あります。 外貨換算 海外子会社および関連会社の財務諸表項目の換算については、 資産ならびに負債勘定を決算日の為替相場によって円貨に換算 し、収益ならびに費用勘定をおおむね取引発生日の為替相場によ って円貨に換算しております。その結果生じた換算差額は、外貨 換算調整額としてその他の包括利益累積額の項目として表示して おります。 当社および子会社の外貨建金銭債権および債務は、決算日の為 替相場によって換算し、その結果生じた為替差損益は、各年度の 損益に計上しております。 収益認識 製品および部品売上高は、下記の場合を除き、原則として出荷 基準で計上しております。販売促進費および販売奨励費はその対 象となる売上の認識時に引当計上されます。 車両の最低再販売価額をトヨタが保証する場合の収益は、リー ス会計と同様に売上の日から保証の実行日までの間で分割して計 上されます。これらの取引の対象になっている車両は資産として 計上され、トヨタの減価償却方針に従い償却されています。 小売金融およびファイナンス・リースの収益は、実効利回り法 に基づき計上しております。オペレーティング・リースの収益は、 リース期間にわたり均等に計上しております。 トヨタは一定の償還請求権付きで金融債権を売却することがあ ります。当該売却は信託機関に対して行われますが、債権の管理お よび回収はトヨタが行い、関連手数料を受け取っております。金融 債権の売却に係る損益は当該売却の行われた年度に認識されます。 その他費用 広告宣伝費および販売促進費は発生時に費用処理しておりま す。1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了 した各1年間の広告宣伝費は、それぞれ232,753百万円、277,037百 万円および260,529百万円(2,454百万米ドル)であります。 製品保証に係る見積費用はその対象となる売上の認識時に引当 計上しております。 トヨタ自動車株式会社(以下当社)および連結子会社(以下トヨ タと総称)は主に自家用乗用車、レクレーショナルおよびスポーツ ユーティリティカー、ミニバン、トラック、産業用車両および関連 交換部品・機器の設計、製造、組立ておよび販売を世界的規模で 行っております。また、トヨタは、トヨタ製の自動車に係る小売・ 卸売金融、小売リースおよびその他の金融サービスを、主として 販売代理店およびその顧客に対して行っております。

1.

事業の概況:

2.

主要な会計方針の要約:

トヨタ自動車株式会社連結財務諸表への注記

(2)

研究開発費は発生時に費用計上されており、1998年3月31日、 1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間で、それ ぞれ444,401百万円、487,334百万円および451,177百万円(4,250百 万米ドル)であります。 現金・預金および現金同等物 現金・預金および現金同等物は、表示された金額で容易に換金 され、かつ、満期日まで短期間であるために利率の変化による価 額変動が僅少なもので、取得日から3ヵ月以内に満期の到来する流 動性の高い投資のみを含んでおります。 有価証券 有価証券は負債証券および持分証券から成っております。売却 可能証券に区分される負債証券および持分証券は公正価額で評価 され、未実現評価損益増減額は税効果考慮後の金額で資本のその 他の包括利益累積額に区分表示されております。売買目的有価証 券に区分される持分証券は公正価額で評価され、未実現評価損益 増減額は各年度の損益に含まれております。トヨタが将来、証券を 購入し、それを満期まで保有する証券として区分した場合、それ らの証券は償却原価で評価されます。売却可能証券または満期保 有証券に区分される有価証券の公正価額の減価が一時的でない場 合は、正味実現可能価格まで評価の切下げが行われます。売却に よる実現損益は銘柄別平均原価法にもとづいて計算され、損益に 計上されます。 金融損失引当金 金融損失引当金は、主に過去に生じた損失実績にもとづいて計 上しております。計上すべき引当金の算定にあたっては、債権の 回収可能性に影響するその他の要因も勘案しております。不良債 権に対する担保品の引揚げにより生じる損失については、引当金 の取崩しが行われ、引揚げ担保品は見積実現可能価額でその他の 資産として計上されます。また、担保品に減損が生じた場合には 引当金の取崩が行われます。 棚卸資産 棚卸資産は取得原価で評価しており、時価を超えているものは ありません。これらの棚卸資産の取得原価は、個別法あるいは後 入先出法により算定している一部の子会社の製品を除き、平均法 によって算定しております。後入先出法により評価されている棚 卸資産は、1999年3月31日および2000年3月31日現在、それぞれ 122,149百万円および109,510百万円(1,031百万米ドル)でありま す。後入先出法を採用している子会社の棚卸資産に先入先出法を 適用したと仮定したならば、1999年3月31日および2000年3月31日 現在の棚卸資産は、貸借対照表上の金額に比べて、それぞれ46,069 百万円および40,625百万円(383百万米ドル)増加することになり ます。 1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間におい て、後入先出法により評価されている一部の車両棚卸資産の数量 につき、期末残高が期首残高を下回っております。これらの数量 減少は後入先出法で評価されている棚卸資産の評価額につき、期 首残高の一部が売上原価に含められることになります。この結果 により生ずる、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各 1年間のトヨタの財政状態および経営成績に及ぼす影響に重要性 はありません。 有形固定資産 有形固定資産は、取得原価で表示しております。重要な更新お よび改良のための支出は資産計上しており、これらの少額な費用 は発生時の費用として処理しております。有形固定資産の減価償 却は、当該資産の区分、構造および用途等により見積もられた耐 用年数にもとづき、主として、当社および日本の子会社において は定率法、海外子会社においては定額法で、それぞれ計算してお ります。見積耐用年数は、建物については20年から50年を、機械 装置および器具備品については2年から25年を使用しております。 車両および器具の賃貸オペレーティング・リースは、販売代理 店を介して行われ、特定の連結子会社に委譲されます。当該子会 社は、それらの会社が直接取得した有形固定資産の貸し手にもな っております。賃貸用車両および器具は見積残存価額まで、主と して3年のリース期間にわたり定額法で償却されております。 営業権 営業権は、新規取得ビジネスにおける純資産の公正価額を購入 価額が上回る額を表しております。営業権は20年を超えない期間 にわたり均等償却しております。 長期性資産 トヨタは営業権および原価で計上されている関連会社への投資 を含む長期性資産について、その簿価の回収可能性が認められな いと判断される事象または状況変化があるか否かについての減損 のレビューをしております。長期性資産の使用および処分から得 られる現在価値への割引を考慮しない将来のキャッシュ・フロー 見積額が簿価を下回ると予測されたときに、資産価値の減損が認 識されます。計上される減損の金額は、簿価が公正価額を上回る 額により計算されます。公正価額は割引キャッシュ・フロー評価 法を用いて決定されます。 環境問題 トヨタが現在行っている事業に関連して発生する環境対策支出 は、すべて適切に費用処理または資産計上されています。また、現 在あるいは将来の収益に貢献することのない、過年度の事業に関 連して発生している環境対策支出も適切に費用処理されておりま す。環境対策改善のための費用は、それらの支出が発生する可能 性が高く、かつ合理的に見積もることができる場合に計上してお り、一般的には遅くとも環境対策の改善を実行するための検討が

(3)

終了した時点または改善計画が約束された時点までには計上され ます。 それぞれの環境対策のための負債は、現行の法制度のもと で社内に現存する技術を用い、様々な工学、財務及び法律専門家 により見積もられます。この負債は、保険会社からの想定される 回復額と相殺せず、また現在価値への割引も行いません。貸借対 照表で開示されている期間の負債計上額に関してこれまで重要な 変更は発生しておりません。 法人税等 税金費用は連結損益計算書上の税引前利益にもとづいて計算さ れています。資産と負債の帳簿価額と税務上の評価額との間の一 時的差異に対して将来見込まれる税効果について、資産・負債法 により繰延税金資産・負債を認識しております。評価性引当金は、 繰延税金資産に対するものであり、翌期以降の税金の減額効果実 現が期待できないと予想される場合に計上しております。 リスク・マネジメント・コントラクト トヨタは、通常の業務の一環として、金利および為替の変動に よるリスクを管理するために、先物為替予約、通貨オプション契 約、金利スワップ契約、金利・通貨スワップおよび通貨スワップ 契約を含むデリバティブ金融商品を利用しております。トヨタは デリバティブ金融商品を投機もしくは売買目的で使用しておりま せん。 先物為替予約: 先物為替予約は、外貨建の売掛金および買掛金並びに予定さ れている取引について、為替レート変動の結果生ずる損失リス クを軽減するために使用されております。計上されている資産お よび負債についてのこうした為替レート変動リスクに対するヘ ッジとして締結された先物為替予約は、時価で評価され、当該 資産および負債について計上された為替差損益と相殺されてお ります。予定されている取引に対する契約については、会計上は ヘッジとして取り扱われず、時価で評価され、評価差額は為替 差損益として認識されております。 通貨オプション契約: トヨタは外貨建の売掛金および予定されている取引について、 為替レート変動の結果生ずる損失のリスクを軽減するために、買 建て通貨オプション契約を利用しております。トヨタはまた、売 建て通貨オプション契約を行っておりますが、買建て通貨オプシ ョン契約に対応するレンジフォワード契約となっております。買 建て通貨オプション契約の簿価はヘッジとして会計処理され、売 建て通貨オプション契約は時価で評価されるとともに、その価値 の変動額は当期の為替差損益として処理されております。 金利スワップ契約、金利通貨スワップ契約および通貨スワップ 契約: トヨタは、資金調達費用を引き下げ、資金調達を多様化し、 借入債務に関連して金利変動や為替レート変動の結果生ずる損 失のリスクを軽減するため、金利スワップ契約あるいは金利通貨 スワップ契約を利用しております。金利スワップおよび金利通 貨スワップ契約による金利の収支差額は、その契約の期間にわ たって支払利息に計上されております。外貨建の借入債務の為 替レート変動から生じる損失のリスクをヘッジするために締結 された通貨スワップ契約(金利通貨スワップ契約の通貨スワッ プ部分を含む)は、時価で評価され、当該借入債務の為替差損 益と相殺されております。 為替リスクを管理する活動から生ずる損益のキャッシュ・フ ローは、関連する外貨建取引からのキャッシュ・フローと同じ カテゴリーに区分されております。 ヘッジの対象となる取引が終了もしくは存在しなくなった後 は、取引をヘッジする目的で利用したデリバティブ金融商品で 終了していないものの公正価額の変動はすべて、為替差損益と して認識されております。 1株当り当期純利益 基本1株当り当期純利益は各算定期間の普通株式の加重平均発 行済株式数にもとづいて計算されます。希薄化後1株当り当期純 利益の算定方法は基本1株当り当期純利益の算定方法と類似して おりますが、加重平均発行済株式数の算定において、転換社債お よび希薄化を生じさせる持分証券のような潜在的普通株式同等物 からもたらされる希薄化の影響を考慮しております。 株式分割による無償新株式の発行 トヨタは、株主に対して株式分割による無償新株の発行を行う ことがあります。この会計処理には、額面金額により資本準備金 から資本金勘定へ振替処理を行う方法と、資本金勘定中の額面超 過金額から当該発行が行われたものとして何ら会計処理を行わな い方法とがあります。日本の商法の下では、株主総会の決議にも とづく利益剰余金から資本金勘定への組入れと、当該金額に対す る取締役会の決議にもとづく株式分割による無償新株発行を行う ことにより、株式配当と同様の効果をもたらすことができます。 株式を基礎とした報酬 トヨタは株式を基礎とした役員報酬制度に対する報酬費用を本 源的価値基準法を用いて測定しております。

(4)

その他の包括利益 その他の包括利益は、収益、費用、利益および損失のうち、米 国で一般に公正妥当と認められた会計原則に従って包括利益に含 まれるものの、当期純利益には含まれず、資本の調整項目として 直接的に認識される項目として定義されております。トヨタの場 合、その他の包括利益は、主として売却可能有価証券未実現評価 益、外貨換算調整額、およびトヨタの年金制度に関して追加的最 小年金債務を認識するために計上される調整額によって構成され ております。 最近公表された会計基準 1 9 9 8 年6 月、米国財務会計基準審査会( F A S B - F i n a n c i a l Accounting Standards Board)は、「デリバティブ商品及びヘッジ活動 の会計処理」( A c c o u n t i n g f o r D e r i v a t i v e I n s t r u m e n t s a n Hedging Activities)に関する財務会計基準書第133号(基準書第 133号)を公表しましたが、財務会計基準書第137号「財務会計基準 書第133号の適用の延期」(Deferral of the Effective Date of FASB Statement No.133)を公表し、さらに「特定のデリバティブ商品 及び特定のヘッジ活動の会計処理−財務会計基準書第133号の修 正」( A c c o u n t i n g f o r C e r t a i n D e r i v a t i v e I n s t r u m e n t s a n d C e r t a i n H e d g i n g A c t i v i t i e s - A n A m e n d m e n t t o F A S B Statement No.133)に関する財務会計基準書第138号を公表しまし た。修正された基準書第133号は、2001年4月1日以降適用されます。 基準書第133号はすべてのデリバティブ金融商品につき、公正価額 で貸借対照表に計上することを求めております。デリバティブ金 融商品の公正価額の変動は、その取引がヘッジ取引の一部として 行われているか、またヘッジ取引のタイプにしたがって、各会計年 度の損益またはその他の包括利益に計上されます。すべてのヘッ ジ取引のうち、その効果の得られないものについては損益に認識 されます。トヨタは、基準書第133号を適用した場合の業績および 財政状態に及ぼす影響について現在評価中であります。 1999年12月に、証券取引委員会が職員会計公報(SAB)101号「財 務諸表での収益認識」(SAB101)を発行しました。SAB101は、財務 諸表での収益認識問題に関して一般に公正妥当と認められた会計 原則の適用の指針を規定します。トヨタは規定により2001年3月31 日に終了する会計年度の上半期にSAB101を採用しますが、現在連 結経営成績及び財務状態に与える影響を評価しています。 勘定科目の組替え再表示 過年度の金額は2000年度の表示に合わせて組替え再表示されて います。 連結財務諸表に表示されている米ドル金額は、読者の便宜のた め、記載されております。これらの米ドル表示額は、円金額が実際 の米ドルを表したり、または、米ドルに換算されたり、あるいは換 金されうるというように解されるものではありません。この目的に おいて、2000年3月31日現在のおよその実勢為替相場1米ドル= 106.15円を用いて、2000年3月31日終了事業年度のトヨタの連結 財務数値の米ドル額表示のために使用しております。

3.

米ドルによる表示額:

(5)

5.

キャッシュ・フローに関する補足情報:

1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了し た各1年間において、法人税等の支払額は、それぞれ569,617百万 円、403,376百万円および414,708百万円(3,907百万米ドル)であり ます。また、1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31 日に終了した各1年間における利息の支払額は、それぞれ206,473 百万円、259,384百万円および237,155百万円(2,234百万米ドル) であります。 キャピタル・リース債務として新たに計上された額は、1998年3 月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間 において、それぞれ70,933百万円、71,108百万円および81,701百万 円(770百万米ドル)であります。 転換社債から資本金および資本準備金に転換された金額は、1998 年3月31日に終了した1年間において、84,608百万円であります。 1998年3月31日および1999年3月31日に終了した各1年間におい て、トヨタは従来持分法を適用していた関連会社の追加持分を、 それぞれ41,630百万円および37,121百万円で取得いたしました。そ の結果、これらの会社に対するトヨタの所有持分は50%超に増加 し、トヨタの連結財務諸表は、取得日以降のこれらの過半数所有 子会社の勘定残高を含んだものとなっております。取得日現在に おいて、これらの買収による取得資産および引受負債の公正価額 は次のとおりであります。 ストックオプションは、行使価格が普通株式の平均株価より高かったため、1998年3月31日および1999年3月31日に終了した各1年間 の希薄化後EPSの計算には含まれておりません。 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間の基本および希薄化後EPSの差異の調整は次のとおりであり ます。

4.

基本および希薄化後1株当り当期純利益(EPS)の差異の調整:

単位: 単位: 百万円 単位:千株 単位:円 米ドル 加重平均 当期純利益 株式数 EPS EPS 1998年3月31日に終了した1年間: 基本EPS 普通株式保有株主に対する当期純利益 ¥ 436,935 3,804,045 ¥114.86 希薄化の影響 転換社債 199 21,892 希薄化後EPS 計算に用いる当期純利益 ¥ 437,134 3,825,937 ¥114.26 1999年3月31日に終了した1年間: 基本および希薄化後EPS 普通株式保有株主に対する当期純利益 ¥ 451,646 3,780,357 ¥119.47 2000年3月31日に終了した1年間: 基本EPS 普通株式保有株主に対する当期純利益 ¥ 481,936 3,757,276 ¥128.27 $ 1.21 希薄化の影響 希薄性のあるストックオプション行使 — 41 希薄化後EPS 計算に用いる当期純利益 ¥ 481,936 3,757,317 ¥128.27 $ 1.21

(6)

6.

金融債権:

金融債権の内訳は次のとおりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 小売債権 ¥1,711,744 ¥1,794,380 $ 16,904 ファイナンス・リース 573,673 799,868 7,535 卸売債権およびその他のディーラー貸付金 584,401 643,773 6,065 2,869,818 3,238,021 30,504 控除:未稼得収益 (151,487) (222,280) (2,093) 控除:金融損失引当金 (32,542) (31,723) (299) 金融債権−−純額 2,685,789 2,984,018 28,112 控除:一年以内に期限の到来する債権 (1,161,787) (1,189,257) (11,204) 長期金融債権−−純額 ¥1,524,002 ¥1,794,761 $ 16,908 単位:百万円 3月31日に終了した1年間 1998年 1999年 取得資産 ¥572,675 ¥ 653,103 引受負債 (524,811) (528,746) 控除:取得した現金 (15,157) (25,882) 控除:少数株主持分 (6,234) (87,236) 関連会社への追加投資に対する支払額 (当該関連会社保有現金控除後) ¥ 26,473 ¥ 11,239 2000年3月31日に終了する1年間に、トヨタは数件の買収を行いましたが、買収によって得た資産及び負債は重要ではないと考えています。 2000年3月31日現在の小売債権、ファイナンス・リースの将来最低受取リース債権、卸売債権およびその他のディーラー貸付金の契約上 の満期は、次のとおりであります。 単位:百万円 単位:百万米ドル 卸売債権 卸売債権 および および その他の その他の ファイナン ディーラー ファイナン ディーラー 小売債権 ス・リース 貸付金 小売債権 ス・リース 貸付金 3月31日に終了する各年度: 2001年 ¥ 652,570 ¥102,133 ¥568,204 $ 6,148 $ 962 $5,353 2002年 473,852 159,802 18,228 4,464 1,506 172 2003年 337,496 172,161 14,976 3,179 1,622 141 2004年 216,030 89,589 10,665 2,035 844 101 2005年 88,477 47,380 13,200 834 446 124 2006年以降 25,955 2,163 18,500 244 20 174 ¥1,794,380 ¥573,228 ¥643,773 $16,904 $5,400 $6,065

(7)

上記の将来の最低レンタル収入は、将来の現金回収額を示すわけではありません。

7.

賃貸用車両および器具:

賃貸用車両および器具の内訳は次のとおりであります。 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了し た各1年間における賃貸用車両および器具からのレンタル収入は、 それぞれ382,557百万円、342,007百万円および277,426百万円 (2,614百万米ドル)であります。賃貸用車両および器具に係る将来 の最低レンタル収入は次のとおりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に終了する各年度: 2001年 ¥ 243,594 $2,295 2002年 145,866 1,374 2003年 71,778 676 2004年 20,231 190 2005年 5,746 54 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 自動車 ¥1,653,164 ¥ 1,385,835 $13,056 器具その他 32,072 29,328 276 控除:金融損失引当金 (12,995) (7,957) (75) 1,672,241 1,407,206 13,257 控除:減価償却累計額 (381,478) (331,519) (3,123) 賃貸用車両および器具−−純額 ¥1,290,763 ¥ 1,075,687 $10,134 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 最低受取リース料 ¥388,142 ¥ 573,228 $5,400 未保証見積残存価額 185,531 226,640 2,135 573,673 799,868 7,535 控除:未稼得収益 (77,689) (142,473) (1,342) 控除:金融損失引当金 (7,086) (9,488) (89) ファイナンス・リース−−純額 ¥488,898 ¥ 647,907 $ 6,104 金融債権のうち、ファイナンス・リースの内訳は次のとおりであります。 トヨタは特定目的子会社を通じた金融債権売却プログラムを保 有しております。トヨタはこれらのプログラムのもとで、1998年3 月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間 に、金融債権をそれぞれ249,575百万円、337,734百万円および 125,791百万円(1,185百万米ドル)売却し、見積金融損失および残 存価値損失引当金を計上後の金額でこれらの売却にもとづく利益 (税効果考慮前)を、それぞれ3,037百万円、3,184百万円および 1,246百万円(11百万米ドル)認識しております。 1999年3月31日および2000年3月31日現在、トヨタが債権の管理 および回収を継続して行う金融債権売却残高は、それぞれ482,778 百万円および340,300百万円(3,206百万米ドル)であります。

(8)

1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した 各1年間における「その他」には、新規連結の子会社が計上してい た貸倒引当金および為替の変動による調整額が含まれております。 貸倒引当金の一部は長期の手形債権に係るものであり、1999年 3月31日および2000年3月31日現在、投資およびその他の資産−− その他に、それぞれ12,255百万円および14,542百万円(137百万米 ドル)が含まれております。 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間における「その他」には、主として為替の変動による調整額 が含まれております。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1998年 1999年 20002000年 貸倒引当金期首残高 ¥53,551 ¥51,423 ¥57,525 $542 繰入額 19,194 18,122 19,077 180 債権償却 (25,280) (20,063) (17,726) (167) その他 3,958 8,043 547 5 貸倒引当金期末残高 ¥51,423 ¥57,525 ¥59,423 $560 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1998年 1999年 20002000年 金融損失引当金期首残高 ¥37,110 ¥44,677 ¥45,537 $429 繰入額 24,042 21,604 14,678 138 債権償却(回収額と相殺) (17,989) (16,502) (11,639) (110) その他 1,514 (4,242) (8,896) (83) 金融損失引当金期末残高 ¥44,677 ¥45,537 ¥39,680 $374

8.

貸倒引当金および金融損失引当金:

1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間における、売掛金および受取手形に係る貸倒引当金の分析 は次のとおりであります。 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間における、金融債権および賃貸用車両および器具に係る金 融損失引当金の分析は次のとおりであります。 その他債権には、部品メーカーとの委託製造契約に係る債権が含まれており、当該債権はトヨタによる委託製造部品の購入に係る債 務と相殺されます。

9.

その他債権:

(9)

単位:百万円 1999年3月31日現在 未実現 未実現 取得価額 評価益 評価損 公正価額 売却可能証券 負債証券 ¥ 864,589 ¥ 19,165 ¥ 730 ¥ 883,024 持分証券 360,579 491,839 28,020 824,398 合計 ¥1,225,168 ¥511,004 ¥28,750 ¥1,707,422 売買目的証券 持分証券 ¥ 249 ¥ 32,109 ¥ 68 ¥ 32,290 市場性のない証券 負債証券 ¥ 426,057 持分証券 62,075 合計 ¥ 488,132 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 2000年 2000年 製品 ¥ 546,228 ¥ 559,949 $ 5,275 原材料 80,214 88,710 836 仕掛品 105,061 109,542 1,032 貯蔵品およびその他 33,726 32,215 303 ¥ 765,229 ¥ 790,416 $ 7,446

11.

市場性ある有価証券およびその他の投資有価証券:

有価証券およびその他の投資有価証券その他は、負債証券および持分証券を含んでおり、これらの公正価額、未実現評価損益および 取得価額は次のとおりであります。

10.

棚卸資産:

棚卸資産の内訳は次のとおりであります。 単位:百万円 2000年3月31日現在 未実現 未実現 取得価額 評価益 評価損 公正価額 売却可能証券 負債証券 ¥ 742,495 ¥ 13,611 ¥ 2,894 ¥ 753,212 持分証券 361,250 632,449 37,819 955,880 合計 ¥1,103,745 ¥646,060 ¥40,713 ¥1,709,092 売買目的証券 持分証券 ¥ 215 ¥ 73,699 ¥ 44 ¥ 73,870 市場性のない証券 負債証券 ¥ 718,314 持分証券 96,309 合計 ¥ 814,623

(10)

2000年3月31日現在、売却可能証券に分類された負債証券は主に 1年から10年満期の国債、地方債および社債で構成されております。 その他の包括利益累積額に含まれる、売却可能証券に係る税効 果考慮後の未実現評価益(純額)は、1998年3月31日に終了した1 年間において110,131百万円減少しました。また、1999年3月31日 および2000年3月31日に終了した1年間において、未実現評価益 (純額)はそれぞれ10,119百万円および82,870百万円(781百万米ド ル)増加しました。 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了し た各1年間における売却可能証券の売却収入は、それぞれ386,636 百万円、411,202百万円および447,925百万円(4,220百万米ドル) であります。これらの売却収入に係る実現総利益は、それぞれ 20,120百万円、13,566百万円および35,696百万円(336百万米ドル) であり、実現総損失は、それぞれ346百万円、6,954百万円および64 百万円(1百万米ドル)であります。 トヨタは、通常のビジネスの過程で多くの非上場会社発行の長 期性有価証券を保有しており、これらはその公正価値が容易に算 定できないため原価で「有価証券およびその他の投資有価証券」 に含めて計上されています。トヨタのマネジメントは、これらの各 企業に対する投資に減損が生じていないか及びその減損が一時的 なものであるか否かを決定するために、証券発行企業の財務的健 全性及びその企業が事業を行っている市場の状態をレビューし、 各投資の回収可能性を評価するという規則的な手法を採用してい ます。減損が一時的でないと判断された場合には、減損されてい る金額だけ投資額を減額し、その損失はその期の実現損失として 計上されています。 単位:百万米ドル 2000年3月31日現在 未実現 未実現 取得価額 評価益 評価損 公正価額 売却可能証券 負債証券 $ 6,995 $ 128 $ 27 $ 7,096 持分証券 3,403 5,958 356 9,005 合計 $10,398 $6,086 $383 $16,101 売買目的証券 持分証券 $ 2 $ 694 $ 0 $ 696 市場性のない証券 負債証券 $ 6,767 持分証券 907 合計 $ 7,674

(11)

トヨタの関連会社に対する投資額のうち、重要な部分を占める 会社は、(株)デンソー、千代田火災海上保険(株)、(株)豊田自動 織機製作所、豊田通商(株)およびアイシン精機(株)であります。 特定の関連会社の持分法による評価額は、1999年3月31日およ び2000年3月31日現在、それぞれ957,169百万円および1,024,353百 万円(9,650百万米ドル)であり、これらの関連会社の市場価額で の評価額の総計は、それぞれ1,129,419百万円および1,508,555百万 円(14,212百万米ドル)であります。

12.

関連会社への投資および取引:

持分法で評価されている関連会社の要約財務情報は次に示されているとおりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 流動資産 ¥3,160,819 ¥3,364,846 $ 31,699 固定資産 5,152,081 5,300,290 49,932 資産合計 ¥8,312,900 ¥8,665,136 $ 81,631 流動負債 ¥2,273,700 ¥2,507,278 $23,620 固定負債 2,319,965 2,313,655 21,796 資本 3,719,235 3,844,203 36,215 負債および資本合計 ¥8,312,900 ¥8,665,136 $ 81,631 資本に対するトヨタの持分額 ¥1,125,873 ¥1,215,697 $ 11,453 期末における持分法適用会社数 60 58 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 収益 ¥10,496,772 ¥8,994,440 ¥8,891,362 $ 83,762 売上総利益 ¥ 1,072,435 ¥ 890,333 ¥ 933,570 $ 8,795 当期純利益 ¥ 103,309 ¥ 49,663 ¥ 90,781 $ 855 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 売上債権および未収入金 ¥ 120,382 ¥ 150,870 $ 1,421 買掛債務 ¥ 337,148 ¥ 436,666 $ 4,114 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 製品売上高 ¥ 830,472 ¥ 698,596 ¥ 697,801 $ 6,574 仕入高 ¥2,888,086 ¥2,840,013 ¥2,886,648 $ 27,194 関連会社との取引残高および取引高は次のとおりであります。

(12)

持分法で評価されている関連会社からの配当金は、1998年3月 31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間に おいて、それぞれ14,039百万円、12,978百万円および12,452百万円 (117百万米ドル)であります。 トヨタは関連会社発行の転換社債を、1999年3月31日および2000 年3月31日現在、それぞれ70,204百万円および56,034百万円(528 百万米ドル)保有しております。これらの負債証券は連結貸借対 照表上、「関連会社に対する投資およびその他の資産」に原価にて 計上されております。これら有価証券の公正価額は、1999年3月31 日および2000年3月31日現在、それぞれ87,854百万円および94,466 百万円(890百万米ドル)であります。これら有価証券の償還期限 は3年から6年であります。 1998年3月31日および1999年3月31日に終了した各1年間におい て、トヨタは、従来持分法を適用して評価していた特定の関連会 社に対する持分を追加取得しました。その結果、これらの会社に 対するトヨタの持分は50%を超過したため、これら過半数所有子 会社の勘定残高は追加取得日よりトヨタの連結財務諸表に含まれ ております。これらの追加取得に関する支払対価の総額は、1998 年3月31日および1999年3月31日に終了した各1年間において、そ れぞれ41,630百万円および37,121百万円であります。支払対価の うち、取得した純資産の公正価額を超過した部分は営業権として 計上されております。1998年3月31日および1999年3月31日に終了 した各1年間においてトヨタが計上した営業権は、それぞれ45,751 百万円および816百万円であります。 これらの追加取得が1997年4月1日に行われたと仮定した場合の、 1998年3月31日および1999年3月31日に終了した各1年間の仮定の 業績数値(未監査)は次のとおりであります。この仮定の業績数値 (未監査)は、営業権の償却計算を含むいくつかの仮定の修正を反 映しております。 仮定の業績数値(未監査)は比較目的でのみ作成されており、1997年4月1日に取得が行われたものと仮定した場合の結果、あるいは将 来起こるかもしれない結果を必ず反映しなければならないものではありません。

13.

短期借入金および長期借入債務:

1999年3月31日および2000年3月31日現在の短期借入金の内訳は次のとおりであります。 2000年3月31日現在、トヨタには1,601,298百万円(15,085百万米 ドル)の未使用の借入枠があり、うち277,830百万円(2,617百万米 ドル)はコマーシャル・ペーパーのプログラムに関するものであり ます。これらのプログラムによって、トヨタは、360日以内の借入に 適用される一般的な利率で短期の資金調達を行うことができます。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 借入金(主として銀行借入) (加重平均金利:1999年 年1.89% 2000年 年 2.53%) ¥ 758,482 ¥ 678,460 $ 6,392 コマーシャル・ペーパー (加重平均金利:1999年 年3.39% 2000年 年 4.97%) 355,201 681,294 6,418 ¥1,113,683 ¥ 1,359,754 $12,810 単位:百万円 3月31日に終了した1年間 1998年 1999年 収益 ¥13,132,925 ¥13,122,505 当期純利益 402,555 449,990 1株当り当期純利益 基本 ¥ 105.82 ¥ 119.03 希薄化後 105.27 119.03

(13)

1999年3月31日および2000年3月31日現在の長期債務の内訳は次のとおりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 無担保の借入金(借入先:主として銀行) [1999年 利率:年0.18%∼13.00%、 返済期限:1999年∼2018年 2000年 利率:年0.15%∼15.00%、 返済期限:2000年∼2019年] ¥ 699,268 ¥ 714,338 $ 6,730 担保付きの借入金(借入先:主として銀行) [1999年 利率:年0.94%∼8.50%、 返済期限:1999年∼2019年 2000年 利率:年0.35%∼8.25%、 返済期限:2000年∼2019年] 18,971 20,556 194 ミディアム・ターム・ノート(連結子会社の発行) [1999年 利率:年0.20%∼14.00%、 返済期限:1999年∼2009年 2000年 利率:年0.20%∼14.00%、 返済期限:2000年∼2010年] 1,669,848 1,709,662 16,106 無担保転換社債(連結子会社の発行) [利率 :0.45%、満期:2003年、 転換価格:672円(6米ドル)、期限前償還可能] 13,314 13,314 125 無担保普通社債(当社の発行) [1999年 利率:年1.40%∼6.25%、 返済期限:2002年∼2018年 2000年 利率:年1.40%∼6.25%、 返済期限:2002年∼2018年] 514,150 506,150 4,768 無担保普通社債(連結子会社の発行) [1999年 利率:年1.15%∼7.25%、 返済期限:1999年∼2008年 2000年 利率:年0.72%∼7.50%、 返済期限:2000年∼2008年] 624,009 623,065 5,870 長期キャピタル・リース未払金 [1999年 利率:年0.89%∼10.57%、 返済期限:1999年∼2006年 2000年 利率:年0.34%∼13.00%、 返済期限:2000年∼2017年] 128,563 138,410 1,304 3,668,123 3,725,495 35,097 控除:1年以内に返済期限の到来する額 (670,398) (811,736) (7,647) ¥2,997,725 ¥2,913,759 $27,450

(14)

単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に終了する各年度: 2001年 ¥ 811,736 $7,647 2002年 598,644 5,640 2003年 527,604 4,970 2004年 562,541 5,299 2005年 377,974 3,561 2000年3月31日現在、帳簿価額78,758百万円(742百万米ドル) の有形固定資産が連結子会社の借入金の担保に供されております。 2000年3月31日現在、長期借入債務の通貨単位は、約37%が日 本円、37%が米ドル、26%がその他の通貨となっております。 長期借入債務の翌年度以降5年間の各年度別返済予定額は次の とおりであります。 邦銀数行との取引約定書にもとづき、トヨタは当該銀行から要 求があれば直ちに担保(当該銀行に対する預金を含む)を提供し、 あるいは保証人をたてる義務を負っております。この約定または他 の理由により供される担保は、当該銀行に対する現在および将来 のすべての債務を共通に担保しております。

14.

法人税等:

税引前利益の内訳は次の通りであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 税引前利益: 当社および日本国内子会社 ¥689,138 ¥ 716,657 ¥703,614 $ 6,628 海外子会社 183,927 159,017 177,066 1,669 ¥873,065 ¥ 875,674 ¥880,680 $ 8,297

(15)

トヨタは、所得に対して種々の税金を課せられておりますが、日 本国内における法定税率はそれぞれ、1998年3月31日に終了した 1年間において約50.5%、1999年3月31日に終了した1年間において 約46.8%、および2000年3月31日に終了した1年間において約41.3% であります。日本の税制改正により1998年4月1日より法定実効税 率は約46.8%に引き下げられ、さらに1999年4月1日より約41.3%に 引き下げられ、一時的差異に対する将来の繰延税額の計算には当 該税率が使用されております。法定税率と実効税率との差は、次 のとおり分析されます。 3月31日に終了した1年間 1998年 1999年 2000年 法定税率 50.5% 46.8% 41.3% 税率増加(減少)要因: 日本国内の税制変更による税率変更 (2.0) (1.7) 損金に算入されない費用項目 2.1 1.6 0.9 自己株式取引に係る内部利益の消去 — 1.0 持分法会社の未分配利益に係る繰延税金負債の増加 1.6 1.1 1.5 評価性引当額 0.6 (1.1) 2.2 その他 (0.2) 0.9 2.1 実効税率 52.6% 48.6% 48.0% 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 税金費用−−当年度分: 当社および日本国内子会社 ¥377,828 ¥ 354,406 ¥255,503 $ 2,407 海外子会社 35,449 49,985 78,822 742 当年度合計 413,277 404,391 334,325 3,149 税金費用−−繰延税額: 当社および日本国内子会社 (9,375) 324 87,063 820 海外子会社 55,004 21,136 1,343 13 繰延合計 45,629 21,460 88,406 833 税金費用合計 ¥458,906 ¥ 425,851 ¥422,731 $ 3,982 法人税等の内訳は次の通りであります。

(16)

単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 評価性引当金期首残高 ¥24,849 ¥ 55,082 ¥45,825 $ 432 増加 6,648 8,291 28,164 265 減少 (1,802) (16,736) (5,014) (47) その他 25,387 (812) 3,462 32 評価性引当金期末残高 ¥55,082 ¥ 45,825 ¥72,437 $ 682 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 繰延税金資産: 未払退職年金費用 ¥ 184,341 ¥ 220,728 $ 2,079 製品保証引当金および未払費用 107,765 90,860 856 従業員に関するその他の未払給与 50,747 55,525 523 税務上の繰越欠損金 53,269 61,616 581 棚卸資産 52,059 53,202 501 有形固定資産およびその他資産 66,298 83,093 783 その他 112,633 83,057 782 総繰延税金資産 627,112 648,081 6,105 控除:評価性引当金 (45,825) (72,437) (682) 繰延税金資産計 581,287 575,644 5,423 繰延税金負債: 未実現有価証券評価益 (218,667) (319,866) (3,013) 持分法適用関連会社の未分配利益 (229,617) (294,754) (2,776) 圧縮記帳戻入れ (17,189) (15,669) (148) リース取引 (203,075) (206,423) (1,945) その他 (98,887) (83,103) (783) 総繰延税金負債 (767,435) (919,815) (8,665) 純繰延税金負債 ¥(186,148) ¥(344,171) $(3,242) 評価性引当金は、主として税務上の繰越欠損金を有する連結子 会社の繰延税金資産のうち、実現が見込めない部分に対するもの であります。1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31 日に終了した各1年間における繰延税金資産に対する評価性引当 金の純変動額は次のとおりであります。 繰延税金資産および負債の主な内訳は、次のとおりであります。 「その他」には、新規連結の子会社が計上していた評価性引当金、法定税率引き下げおよび為替の変動による調整額が含まれており ます。

(17)

単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 繰延税金資産: 繰延税金(流動資産) ¥ 138,927 ¥ 205,972 $ 1,940 投資およびその他の資産−−その他 96,690 56,930 537 繰延税金負債: その他の流動負債 (3,152) (4,484) (42) 繰延税金(固定負債) (418,613) (602,589) (5,677) 純繰延税金負債 ¥ (186,148) ¥ (344,171) $ (3,242) 純繰延税金負債は、次のとおり連結貸借対照表に含まれております。 トヨタの経営陣は、海外子会社の未分配利益の一部を永久に再 投資する方針をもっております。したがって、2000年3月31日現在、 将来配当することを予定していない海外子会社の未分配利益に対 しては、税金引当を行っておりません。当該未分配利益は合計で 807,163百万円(7,604百万米ドル)であり、トヨタはこれらの未分 配利益がすべて日本において課税対象になったと仮定した場合に 算定される追加的税金引当額を52,461百万円(494百万米ドル)と 見積っています。 2000年3月31日現在の連結子会社の税務上の繰越欠損金は、 168,327百万円(1,586百万米ドル)であり、当該子会社の将来の課 税所得から控除できます。これらの繰越欠損金は、繰越期限のな い70,294百万円(662百万米ドル)を除き、2001年から2014年の間 に繰越期限が到来します。

15.

その他流動負債:

1999年3月31日および2000年3月31日現在、その他の流動負債にはそれぞれ562,269百万円および590,985百万円(5,567百万米ドル)の 未払金が含まれています。これらは有形固定資産の購入および非製造関連の購入に関するものであります。

16.

従業員給付制度:

年金および退職金制度 当社および日本の子会社の従業員は、通常、退職時にその時点 における給与と勤続年数にもとづいて計算された以下に述べる退 職一時金または年金の受給資格を有します。定年前に退職した場 合の最低支給額は、通常、自己都合による退職にもとづいた金額 となります。定年を含む会社都合による退職の場合、最低支給額 を上回る退職金が支給されます。役員の退任に際しては、内規にも とづく退職一時金が、株主総会の決議を要件として支払われます。 当社および大部分の日本の子会社は、厚生年金保険法にもとづ く厚生年金基金制度に加入しております。この厚生年金基金制度 は、会社および従業員の拠出からなる国の年金制度の一部を会社 が代行する部分と、適格退職年金制度の給与比例部分を引き継い だ加算部分より構成されます。現行の給付規程のもとでは、通常、 従業員に対する退職金の50パ−セント超がこの制度により充当さ れ、残りの部分は退職給与引当金より支給されます。年金給付は、 前述の規程に従い、勤続年数と給与にもとづいて決定され、退職 する従業員の選択により、月払いの年金あるいは一時金として支 給されます。年金基金へ拠出された資金は、関係法令に従い、数 社の金融機関により運用されております。これらの年金資産は、主 として国債、株式、確定利回り証券、および保険契約によって投 資運用されております。2000年3月には厚生年金保険法が改定さ れ、それにより当社および幾つかの日本の子会社の拠出確定給付 年金制度の予測給付債務が減少する結果となりました。また、2000 年3月に、トヨタは、年金制度を改定し、それにより予測給付債務 が減少する結果となりました。これらの減少の影響は未認識制度 改正利益として反映されています。 大部分の海外子会社は、ほぼ全従業員を対象とする給付建年金 制度または退職一時金制度を有し、この制度にもとづく退職年金 費用は各期に拠出による積立を行うかあるいは引当計上しており ます。これらの制度にもとづく給付額は、主に退職時の給与と勤 続年数にもとづいて計算されます。 トヨタは米国で一般に認められた会計原則に準拠した財務諸表 を初めて作成するため、および過年度の数理データが入手困難で あったために、1997年4月1日に財務会計基準書第87号「雇用主の 年金会計」を適用しております。適用により、適用時差額247,911 百万円は1989年7月1日より15年で償却されております。1989年7

(18)

月1日から1997年3月31日までの期間の適用時差額償却額は 126,284百万円で、株主持分期首残高の調整として処理されてお ります。 トヨタは1999年3月31日および2000年3月31日現在、追加的最小 年金債務をそれぞれ45,876百万円および13,144百万円(124百万米 ドル)を計上しております。この追加的最小年金債務は、累積給付 債務の金額が年金資産公正価額および未払退職・年金費用残高 の合計を上回る年金制度について計上されます。累積給付債務が 年金資産および未払退職・年金費用残高を上回る制度に関する、 予測給付債務、累積給付債務および年金資産の公正価額は次のと おりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 予測給付債務 ¥ 283,780 ¥ 222,969 $ 2,101 累積給付債務 261,527 209,073 1,970 年金資産の公正価額 (139,887) (135,007) (1,272)

(19)

単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日現在 3月31日現在 1999年 20002000年 予測給付債務の変動: 期首予測給付債務 ¥1,365,819 ¥1,764,345 $16,621 勤務費用 55,766 58,495 551 利息費用 50,107 52,073 491 従業員による拠出額 8,398 9,894 93 年金数理損 106,651 8,733 82 買収およびその他 216,826 退職給付支払額 (39,222) (60,109) (566) 制度改定 — (102,386) (965) 期末予測給付債務 1,764,345 1,731,045 16,307 年金資産の変動: 期首年金資産公正価額 607,592 780,560 7,353 年金資産運用収益 10,756 118,489 1,116 会社による拠出額 45,657 48,896 461 買収およびその他 125,539 従業員による拠出額 8,398 9,894 93 退職給付支払額 (17,382) (24,943) (235) 期末年金資産公正価額 780,560 932,896 8,788 年金状況 983,785 798,149 7,519 未認識純損失 (242,350) (151,538) (1,427) 未認識制度改正利益 — 102,386 964 未認識基準適用開始時純債務 (121,745) (102,939) (970) 連結貸借対照表に計上した純額 ¥ 619,690 ¥ 646,058 $ 6,086 連結貸借対照表計上額の内訳: 未払退職・年金費用 ¥ 665,566 ¥ 659,202 $ 6,210 投資その他の資産 (33,530) (13,144) (124) その他の包括利益累積額 (12,346) 連結貸借対照表に計上した純額 ¥ 619,690 ¥ 646,058 $ 6,086 トヨタの年金および退職金制度の関連情報は次のとおりであります。

(20)

単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 12月31日現在の加重平均想定率: 割引率 3.5–8.0% 3.0–6.5% 3.0–8.5% 期待長期年金資産収益率 4.0–9.0% 3.5–9.0% 3.0–9.0% 長期昇給率 3.0–5.5% 2.8–7.5% 2.0–7.5% 純退職・年金費用の内訳: 勤務費用 ¥39,268 ¥55,766 ¥ 58,495 $ 551 利息費用 42,446 50,107 52,073 491 期待年金資産運用益 (22,953) (25,583) (24,971) (236) 純認識数理損益 — — 5,955 56 基準適用開始時純債務の償却 15,813 18,776 18,878 178 純退職・年金費用 ¥74,574 ¥99,066 ¥110,430 $1,040 親会社および日本の子会社の予測給付債務が1999年および2000 年3月31日現在の予測給付債務のほとんどであります。親会社およ び日本の子会社の予測給付債務算定のために用いられた割引率お よび年金資産予測期待収益率についての加重平均仮定は、1999年 3月31日に終了する年度がそれぞれ3.0%および3.5%、2000年3月31 日に終了する年度がそれぞれ3.0%および3.0%であります。 退職者に対する退職年金以外の給付債務および休職者に対する 給付債務 トヨタの米国子会社は、適格退職者に対して健康保険および生 命保険給付を行っております。さらに、トヨタは、雇用後で退職前 の休職者等に対する給付を行っております。これらの給付は、様々 な保険会社および健康保険提供機関を通して行われますが、これ らの給付に関連する費用については、現在外部積立ては行われて おりません。これらの費用は、従業員として勤務する期間にわたっ て費用認識されます。これらの制度に関連するトヨタの債務額は 重要なものではありません。

17.

株式を基礎とした報酬:

1997年6月、トヨタの株主は、取締役を対象としたストック・オ プション・プランを承認しました。このプランの開始以来、トヨタ の600,000株を上限として株主はストック・オプションの付与を毎 年認めてきました。これらのオプションは、権利付与日の株価(終 値)に1.025を乗じた価格を権利行使価格として付与されます。権 利行使は、権利付与日から2年間経過後に実行可能となります。 2000年3月31日後、株主は取締役を対象としたトヨタのストック・ オプション・プランのもとに、追加で600,000株のストック・オプシ ョンの付与を承認しました。

(21)

単位:円 加重平均権利 加重平均 オプション 行使価格 有効期間 1997年3月31日現在残高 — ¥ — — 付与 450,000 3,598 1998年3月31日現在残高 450,000 3,598 3.33 付与 455,000 3,639 喪失 (60,000) 3,598 1999年3月31日現在残高 845,000 3,620 2.87 付与 465,000 4,141 行使 (141,000) 3,598 喪失 (182,000) 3,622 2000年3月31日現在残高 987,000 3,868 2.63 2000年3月31日現在行使可能 172,000 3,598 1.33 単位:米ドル 加重平均権利 行使価格 2000年3月31日現在残高 $36 2000年3月31日現在行使可能 $34 ストック・オプションの実施状況は次のとおりであります。 単位: 単位:百万円 百万米ドル 3月31日に 終了した 3月31日に終了した1年間 1年間 1998年 1999年 20002000年 当期純利益 財務諸表上 ¥436,935 ¥451,646 ¥481,936 $ 4,540 仮定数値 436,872 451,388 481,444 4,536 1株当り当期純利益: 基本(単位:円、米ドル) 財務諸表上 ¥ 114.86 ¥ 119.47 ¥ 128.27 $ 1.21 仮定数値 114.84 119.40 128.14 1.21 希薄化後(単位:円、米ドル) 財務諸表上 ¥ 114.26 ¥ 119.47 ¥ 128.27 $ 1.21 仮定数値 114.24 119.40 128.14 1.21 トヨタは、株式を基礎とした報酬制度に係る報酬費用を、本源 的価値基準法により測定しております。この方法は、対象となる株 式の市場価格が付与日における行使価格を上回るときに、オプシ ョンに係る報酬費用を認識することを求めております。トヨタが、 株式を基礎とした報酬制度費用をオプションの付与日における公 正価額にもとづいて認識したと仮定した場合に計算される、1999 年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間の当期純利益 および希薄化後1株当たり当期純利益は次のとおりであります。

(22)

1998年 1999年 2000年 配当率 0.6% 0.6% 0.6% 無リスク金利 2.2% 1.6% 1.9% 期待ボラティリティ 23% 24% 26% 期待保有期間 4年 4年 4年 3月31日に終了した1年間 1998年 1999年 2000年 発行済普通株式: 期首残高 3,791,253,942 3,804,172,073 3,760,650,129 期中発行 — 521,056 転換社債の転換 43,918,131 — 利益による消却のための買受け (31,000,000) (44,043,000) (11,245,000) 期末残高 3,804,172,073 3,760,650,129 3,749,405,129 1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了し た各1年間のオプション付与日におけるオプション1単位当たりの 加重平均公正価額は、それぞれ673円、672円および857円(8米ド ル)であります。付与されたオプションの公正価額は、上記の仮定 数値算定にあたってはオプション行使可能期間にわたり費用償却 されますが、付与日においてブラック・ショールズ・オプション・ プライシング・モデルにより、次の加重平均想定率にもとづいて 計算されます。

18.

株主持分:

発行済普通株式数の変動内容は次のとおりであります。 転換社債の普通株式への転換は、日本の商法の規定に従い、転 換額の約半額が資本金の増加、残りの額が資本準備金の増加とし て処理されます。 日本の商法の下では、当社および日本の子会社の実施した現金 配当およびその他現金の流出を伴う利益剰余金処分の10パーセン ト以上の金額を、利益準備金として積立てることが要求されてお ります。利益準備金が払込資本金の25パーセントに達した場合は、 その後の積立ては要求されません。1999年3月31日および2000年3 月31日現在の連結利益剰余金に含まれている利益準備金残高は、 それぞれ112,943百万円および115,839百万円(1,091百万米ドル)で あり、この金額は配当可能利益からは除かれます。 日本において一般に公正妥当と認められた会計原則に従って算 定された連結利益剰余金のうち配当等の規制のない金額は、1998 年3月31日および1999年3月31日現在、それぞれ5,254,936百万円お よび5,895,785百万円(55,542百万米ドル)であります。 日本での会計慣行に従い、当期の利益処分はその期間の財務諸 表には計上されず、株主による承認が得られた会計期間において 計上されることになります。2000年3月31日現在の利益剰余金は、 2000年7月28日に開催された株主総会で承認された、期末現金配 当金48,729百万円(459百万米ドル)、一株当たり13.0円(0.12米ド ル)を含んでおります。 2000年3月31日現在の利益剰余金には、持分法で評価されてい る未分配利益に対するトヨタの持分相当額506,420百万円(4,771 百万米ドル)が含まれています。 1997年6月26日においてトヨタの株主は利益による消却のための 株式買い受けを承認しました。この制度において、トヨタはその普 通株式を、1年間に27百万株を限度として買い受けることを認めら れています。上記株主総会においては、日本の改正商法に従い新 たな株式買い受け消却制度を採用することについても承認されて おります。この制度において、トヨタは取締役会の決議を条件とし て、実施時期に関する制限なく、370百万株を超えない普通株式を 買い受け消却することが認められております。この制度を利用し て、トヨタは1998年3月31日、1999年3月31日、および2000年3月31 日に終了した1年間において、それぞれ31百万株、44百万株、11.2 百万株を買い受けました。この結果、1998年3月31日、1999年3月 31日、および2000年3月31日に終了した1年間において、利益剰余 金がそれぞれ106,390百万円、114,823百万円、45,457百万円(428 百万米ドル)減少しました。1999年3月31日および2000年3月31日 に終了した1年間において、取締役会で承認された当年度中の予定 買い受け株式数は全て償却され、2.5百万株および6.8百万株の買 い受け消却枠が消滅しました。株式買い受け消却制度で承認され た買い受け消却株式数の未実行分は、1999年3月31日および2000

(23)

単位:百万円 未実現 その他の 外貨換算 有価証券 最小年金 包括利益 調整額 評価(損)益 債務調整額 (損失)累積額 1997年3月31日現在 ¥ (195,462) ¥ 359,460 ¥ — ¥ 163,998 期中変動額 50,696 (110,131) — (59,435) 1998年3月31日現在 (144,766) 249,329 — 104,563 期中変動額 (141,586) 10,119 (7,251) (138,718) 1999年3月31日現在 (286,352) 259,448 (7,251) (34,155) 期中変動額 (181,313) 82,870 7,251 (91,192) 2000年3月31日現在 ¥ (467,665) ¥342,318 ¥ ¥(125,347) 年3月31日現在、それぞれ319.5百万株および301.5百万株でありま す。この数字は貸借対照表の自己株式とは関連ありません。 1997年より前に、トヨタは新株式を株式分割により無償発行し ておりますが、日本では株式分割については何ら会計処理は求め られておりません。仮に、当該株式分割が米国企業によって通常 行われている方法で会計処理された場合、利益剰余金2,576,606百 万円(24,273百万米ドル)が資本金および資本準備金に振り替え られることになります。 その他の包括利益累積額の税引後純額での、1998年3月31日、および1999年3月31日現在の残高内訳、および1998年3月31日、1999年 3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間の残高変動は、次のとおりであります。 単位:百万米ドル 未実現 その他の 外貨換算 有価証券 最小年金 包括利益 調整額 評価(損)益 債務調整額 (損失)累積額 1999年3月31日現在 $(2,698) $ 2,444 $(68) $ (322) 期中変動額 (1,708) 781 68 (859) 2000年3月31日現在 $(4,406) $3,225 $ — $(1,181)

(24)

単位:百万円 税効果考慮前 税効果 税効果考慮後 1998年3月31日に終了した1年間: 外貨換算調整額 ¥ 45,834 ¥ 4,862 ¥ 50,696 未実現有価証券評価(損)益: 当期発生未実現利益( 損失) (198,917) 100,493 (98,424) 控除:当期純利益への組替修正額 (23,660) 11,953 (11,707) その他の包括利益( 損失) ¥(176,743) ¥117,308 ¥ (59,435) 1999年3月31日に終了した1年間: 外貨換算調整額 ¥(144,931) ¥ 3,345 ¥(141,586) 未実現有価証券評価(損)益: 当期発生未実現利益( 損失) 38,719 (17,590) 21,129 控除:当期純利益への組替修正額 (20,703) 9,693 (11,010) 最低年金債務額調整 (12,346) 5,095 (7,251) その他の包括利益( 損失) ¥(139,261) ¥ 543 ¥(138,718) 2000年3月31日に終了した1年間: 外貨換算調整額 ¥(182,910) ¥ 1,597 ¥(181,313) 未実現有価証券評価(損)益: 当期発生未実現利益( 損失) 163,896 (67,657) 96,239 控除:当期純利益への組替修正額 (22,768) 9,399 (13,369) 最小年金債務調整額 12,346 (5,095) 7,251 その他の包括利益( 損失) ¥ (29,436) ¥ (61,756) ¥ (91,192) その他の包括利益の各項目に係る税効果額の1998年3月31日、1999年3月31日および2000年3月31日に終了した各1年間の内訳は、次 のとおりです。 単位:百万米ドル 税効果考慮前 税効果 税効果考慮後 2000年3月31日に終了した1年間: 外貨換算調整額 $(1,723) $ 15 $(1,708) 未実現有価証券評価(損)益: 当期発生未実現利益( 損失) 1,544 (637) 907 控除:当期純利益への組替修正額 (214) 88 (126) 最小年金債務調整額 116 (48) 68 その他の包括利益( 損失) $ (277) $ (582) $ (859)

(25)

単位:百万円 1999年3月31日現在 簿価 見積公正価額 資産(負債) 現金・預金および現金同等物 ¥ 1,334,058 ¥ 1,334,058 定期預金 416,782 416,782 金融債権、純額 2,685,789 2,686,484 その他の債権 297,618 297,618 短期借入金 (1,113,683) (1,113,683) 長期借入債務 (1年以内に返済期限の到来する長期借入債務を含む) (3,668,123) (3,830,528) 先物為替予約 791 819 金利・通貨スワップ (90,715) 453 買建てオプション 9,606 5,836 売建てオプション (2,054) (2,054)

19.

金融商品:

トヨタは通常の事業において、金融資産、負債を含む金融商品 およびオフバランスシート金融商品を保有しております。トヨタは 継続的なリスク管理戦略を採用し、ヘッジとして締結された先物 為替予約、通貨オプション契約、金利スワップ契約、金利・通貨 スワップおよび通貨スワップ契約を利用することにより、金融資 産および負債に係る市場金利変動のリスクを管理しております。 これらの金融商品は信用度の高い金融機関により決済され、事実 上ほとんどの外国通貨による契約は米ドル、ユーロおよびその他 の主要先進国通貨で構成されています。金融商品は、程度の違い はありますが、金融商品の市場価格変動によるマーケット・リス ク、および取引の相手側の契約不履行による信用リスクを含んで おります。外貨建および金利付の商品の契約条件が相手側により 実行されないという予期せぬ事象が生じた場合、公正価額を限度 としてトヨタがリスクを負っています。トヨタは相手側の契約不履 行により損失を被ることになる可能性がありますが、相手側の性 質により重要な損失は見込んでおりません。トヨタの金融商品取 引の相手側は、一般的に国際的金融機関であります。また、これ らの金融機関の信用力にもとづきトヨタは各取引先に対して重要 な損失は発生しないと認識しております。相手側およびトヨタと もに一般的に担保の提供をしておりません。トヨタはこれらの金融 機関に対する全体的な信用リスクに関して、重要性は低いと確信 しております。 貸借対照表上および簿外の金融商品(有価証券、その他の投資有価証券および、関係会社に対する投資およびその他の資産を除く) の見積公正価額は以下のとおりであります。

参照

関連したドキュメント

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払