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サステナブルデザイン : サステナブルな社会を作るためのデザイン(<特集>エコデザイン)

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(1)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

サ

ス

テ

ナ

ブ

ル デ

ザ

イ

ン

Sustainable

 

Design

益

田

文

和 東 京 造 形 大 学

一

サ ス テ ナ

ブ

ル

な社 会を作

る

ため

の デ

ザ

イ ン

MASUDA

 

Fumikazu

Tbkyo

 

Zokei

 

University

1 ,

エ コ ロジ

ー

 

ecology

=

生 態 学の原 理 を 社 会の仕 組 み に 対 しても 適 応 し よ う と する

観 点

か ら

、

ある いは 人 と 人

、

人 と

環 境

との

関

係 か ら

社

会

を

捉

え る socio

−

ecological

=

社 会

生

態

学 的 な 立

場

か ら

、

近

年

エ コ ロジ

ー

と い う

言 葉

が

様

々 な

分

野で

使

わ れてき た。 デザ イン と の関 係で 言えば

、

エ コロジ

ー

デザインは シ ム

・

パ ンダ

ー

リン

等

に

よ

っ て

提 唱

さ

れ

た

、

建

て

物

と その立

地

の

自然環 境

との

関係

性

を

重

視 する建

築

デ ザ イ ンの

考

え方を表す言

葉

で あ る

(

1

)

。 イン

ダ

ス ト リアルデ

ザ

イン の分 野でも

、

生 態 学

におけ る

食物 連

鎖

の ような

個 体

と環

境

の関

係

や

相

互

依 存

の原理 につい て 理

解

す ることが

、

人の

生産

と

消 費

が

自然

環

境

あ るいは

地球

環

境

に

与

え る 影 響 を 考 え る 上で役 に 立つ こと か ら

、

比 喩 的 に 使 わ れてき た

。

し か し

、

ecology という 言 葉 が 持つ神 秘 主 義 的 な 響 き や

、

ecologist に 通 じ る 環 境 保 護 主 義 的 な 連 想 を 嫌っ てか

、

欧 米で は

1990

年 代 を 通 して

design

 

for

 sustainabilityとい う表 現 が

一

般 的であっ た

。

 

一

方

、

日

本

におい て はエ コ ロジ

ー

の

概 念

は

比 較 的抵 抗

な く

受

け 入 れ られてきた。

一

つ に は そ の

意 味

する と こ ろが

仏 教

の

世

界 で

紀

元

前

から 「

縁 起

」 と し て

説

明 さ

れ

て い る

宇 宙観

に

通

ずるか ら か も しれな い。 こ の こ と を現

代

の

禅僧

テイク

・

ナ ット

・

ハン は

著 害

のなか で

一

枚

の

紙

に

例

え て

説

明し て い る。 「

あ

な たは

、

一

枚の

紙

のな かに

、

雲

や

陽光

を

見

るばか りでなく

、

すべ て のも の

が

そのな か に あ ること を

、

知

る は

ず

です

。

きこり が

食

べるパ ンに な る 小

麦

や

、

きこりの父 親 とい っ た すべ て のものが

、

こ の

一

枚の紙のな かにあ り ま す

。

「花の

輝

きの経」

(

華厳 経 )

は

、

こ の

一

枚

の

紙

と

関係

のないものが

、

何

ひ とつ とし てない こと を

、

教

えて いま すコ

(

2

)

。 わ れわれ が

作

り

出

す もの

(

製 品)

と

、

そ れ に まつ わる

行 為 (

消費 )

の全てが

、

地 球 上のあらゆる

事 柄

と

関係

を

持

ち

、

影 響

を 与え

合

っ て い るとい う

認 識

は

、

エ コ ロジ

ー

と い う

言 葉

の

意 味

する と こ ろと

極

めて

近

い のである

。

2 .

エ コ デ ザ イ ン

 

今 日

、一

般 的 に 使 わ れている

Eco−design=

エ コデ ザ インは 二 つ のル

ー

ツを 持っ てい る

。一

つはエ コ ロジ

ー

とい う言 葉 が 伝 え る 自 然 観 や

、

自 ら と

環 境

の関 係 を 包

括

的 に

捉

え な お す

考

え

方

に 共 鳴 する デザ イン で

、

1980

年代

から イギ リスを

初

め

、

主に ヨ

ー

ロ ッパ を 中 心に

Green

 

design

=

グリ

ー

ン デザイン と呼 ば れて い た 動 きで あ る (

3

)

。

も う

一

方 は

、

ア メ リカを 中 心に

、

鉱工業 生 産 の プロセ スや 農 林 業 な ど に お け る 薬 品 使 用 が 環

境

に 悪 影 響 を 与 え ないよ う に 制 御 す る

、

いわ ゆ るエ ン ド

・

オ

ブ

・

パ イ プ 対

策

から発 達 し た

Design

 

for

 

Environment

/

DfE

であ り

、

日本

では

環 境 調 和

型

製 品開

発 と

訳

さ れて き た。

 Eco

−

design

は

、

建

築

や イ ンダス ト リ ア ル デザインを土

壌

と し て

生

ま

れ

た

Green

 

design

と

、

化 学 や

工

学

を 母

体

と

す

る

DfE

を

統

合す る

概 念

と し て

、

1997

年

、

UNEP

=

国 連

環 境 計

画の支

援

の

も とオ ラン

ダ  

デ ルフ ト工

科 大 学

の

Han

 

Brezet

教授 等

が

中心

と

なっ て ま と め た マニ ュ ア ル

本

ECODESIGN

に

集 大 成

された

(

4

)

。

 

日

本

で は

Eco−design

を

Environmentally

 conscious  

design

の 約 語 と解 釈 し

、

カ タ カ ナのエ コデ ザ インは

1998

年ごろ か ら 主 に工学 や 製 品 開 発 設 計の分 野で使 わ れてき た

。

当 初こ の言 葉 は 新 造 語 と して 工学 界 や 官 公 庁では 使 用 を た め ら う 空 気 が あっ た が

、

東 京 大 学の山 本 良

一

教 授の リ

ー

ダ

ー

シ ップで

1999

年にエ コ デザ イン

学

会 連

合

、

エ コプロダ クツ

1999

が

相 次

い で立 ち 上 がっ たこと も あ り、

2000

年

を

迎

え る こ ろ に は主 と し て

わ

が 国 のエ ンジニ ア リ ングの

世

界で

市

民

権

を得て い た

。

3

.

イ

ン

ダ

ス

ト

リ ア ル デ

ザ イ

ン

と

エ コ デ

ザ

イ ン

 

ー

方

イ ン

ダ

ス トリ ア ルデ ザイ ン の

世

界で は

、

1993

年

オ ラン ダロッテ ルダム で

開

かれ た

02Event

(

「

) や

、

1995

年

に

京 都

で開 催 し たワ

ー

ク ショ ップ

、

天 然デザ イン

1995

(t2

)

に おい て

、

すで に

Eco−Design

が

中

心

的

な

課 題

と なっ て いたにも か か わ らず

、

日

本

の デザイ ン

業 界

や

教 育

界で は目 立っ た動 きに は な らな かっ た。

企 業

の

商

品

開 発 や

販

売促 進

に

寄 与

す るこ とが デ ザ イ ン の

役 割

の

大

き な

部 分

を

占

め て いると い う

状

況 下で

、

地 球 環

境 問題

への

対 応

を 主 眼とす るエ コデザ インの

考

え

方

に 同 調 す る こ と に た め らい が あっ た の と

、

エ コデ ザ イン で

扱

うべ き領 域の

広

さ が

、

日

本

にお け る

従 来

のデ

ザ

イン教 育の

専

門 領 域 を 大 き く 超 えていたこと な ど が

、

出 遅 れ た 原 因 だ と 思 わ れ る

。

さ ら にい え ば

、

日 本 に おい ては 先

鞭

をつける形になっ た工

学 系

の

文 脈

で

語

ら れ るエ コデ ザ イン では

、

美

し さ と か

、

楽

し さ と か

、

新

し さ な ど といっ た

情

緒 的 な

価値

に注

意

が

払

わ れな かっ た とい う こ と が

、

そ うい う

物 事

の

や わ

らかい

部 分 を扱

う

専 門 家

を

自任

す る デ ザイ ナ

ー

た ちにとっ て

、

立 ち 入

り

に くい雰 囲

気

を

作

っ て いた と も 思 わ れ る

。

6

デザイ ン学研究特 集号

SpOOial PSSu80f 十apaneSe  SOCIe 妙 fOrthe SCdenCe ef deSjgn 悔1

.

18

−

3 No

.

71 2011

(2)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

図

1

 

02

 

Event

の 主 要 な メン バ

ー

達 (

1993

年 ) 図

2

「天然デザイ ン

1995

」 の 翌年に行わ れた展覧 会 (

1995

年)

4 .

日 本

に お

け る

エ :

1

デ ザ イ

ン の

成 果

 いず れにせ よ

、

こ の

10

年 間

、

わ が 国 に おいて主 に工 学 的

、

技 術 的

テ

ー

マ と して

扱

わ れて き たこと も あっ て

、

エ コ デザ イン は 製

品

の ライフ サ イクルを 通 じてい か に

環

境 負 荷 を 減らしてゆ く か という シンプ ル な 目 標

を

掲 げて いる

。

目 標 は 明 快 なの だ が

、

そ のた めの方

策

や 評 価 は

簡

単では ない

。

製 品の

環

境 性 能 を

高

め るた めに

考慮

すべ き

要 素 技 術

だ けで も

多 岐

に わ たる

。

その う ち

一

般 的 な ものだけ でも以 下 の と お りである

。

1

.

省

エ ネル

ギ

ー

 

2

.

省 資源  

3 .

エ コ マ テ リアル

 

4

.

リ サ イ ク ル

(

4R

)

5 ,

分

解 性

設

計  

6 .

生 分 解 性  

7

.

クリ

ー

ン

(

無 毒 性 )

8

.

長

寿

命

9 .

環 境 保 全

・

改 善 性 能 な ど

。

ま た

、

こうし た技 術 が 地 球 資 源 の 採 取 か ら素 材

生産

、

製 品

製造

、

流 通

、

使

用

、

リ サ イ ク ル ま た は 廃 棄 に 至る製 品 ラ イフサ イ ク ルのどの段 階で使 わ れ る のか に よっ ても 効 果 が 異 な るの であ る

。

そ して

、

成 熟 期の製 品 に

改 良

を 加 える

場合

と まっ た くの

新 製 品

を デ ザ インす る 場 合で は 当 然目標 設 定そ のものが 異 なる ことに なる

。

さ らには

、

こう し た

複合 的

な

要 素

を

扱

いな が ら

得

ら れ た 成

果

の定 量 的

評価

を 行 う た め に は

、

複 雑 なライフ サイ クル ア セ ス メ ン ト

(

LCA

) 手 法 そのもの の開

発

を

待

た ね ば な ら な かっ たの であ る

(

5

)

。

 

し か し

、一

般 論 と して

、

環

境 負 荷 を

低

減 する

、

ある い は

環

境 効 率 を 高 め る ということ は

、

製 品 開 発 に おい ては

省 資

源 に 向 か う ことで コ ス トダ ウン に寄 与 する方 向にある

。

ま た

、

小 型

・

軽 量 化

、

省エ ネ ル ギ

ー、

長 寿

命

な ど はユ

ー

ザ

ー

のメ リッ トに も なる こと から商 品 価 値 を 高 め

、

市 場 競 争 力 を 強 化 する こ と につな が る

。

その結

果

、

実 に

多

くのエ コプロダ クツ

=

エ コ デザ インさ れ た

製品

が

開

発され

、

そ の

多

くが

商品

と して

成功 を

お さ めてきた。

5 ,

ファ

ク タ

ー4

?

10

?

20

?

  製 品の環 境 性 能 を 示 す 指 標の

一

つ に 資 源 生 産 性 とい う 考 え 方 が あ る が

、

資 源 を 効 率 的 に 利 用 す ること

、

言いか え れ ば 少 ない もの でもっ と

多

くのものを

、

ということである。

E

シュ ミット

・

ブ

レ

ー

ク は 先 進 国では 資 源 消 費 を 現 在の

10

分の

1

に減らす 必 要 が あ る と して

、

ファク タ

ー10

(

1

/

10

)

を 提 唱 し

(

6

)

、

E.

U.

Vrワ イツゼッカ

ー

は 資 源 消 費 を 半 分 に 抑えな が ら 豊 か さ を

2

倍 に 増 や すことで ファク タ

ー

4

を 実 現できると 主 張 し た

(

7

)

。

 

そ れに対し て ミ ラ ノ エ

科

大 学のエツィオ

・

マ ンズィ ニ 教

授

は

前

出の

02Event

に お ける

講

演で

、

デザ イ ナ

ー

の

目標

と して フ ァク タ

ー

20

を 提示 し た の である。 そ れ は

、

現

在

の資源

・

エ

ネ

ル

ギ

ー

消 費

を

1120

に

す

る

、

言

い

換

えると

95

% を

削減

すると いう

、一

見

無 謀

とも 思 え る 目

標

だが

、

も ち ろん人

が 暮

ら してゆ く上で 資 源 消 費 を すべて

1

/

20

に す ることはで き ない

。

例 え ば 水 や

食 糧

な ど の

生 存

に 必 要 な 要

素

は 大 幅 に

削 減

す る わ け に はい か ないのだ か ら

、

その分

、

技 術 革 新 に よっ て効 率 を 上 げ ら れる ところ は 徹 底 的 に

、

という わ け だ

。

 

そ れ か ら

15

年

、

今

や

電 球

型 蛍 光

灯

はフィラメ ント

球

に

比

べ て 消 費 電 力 が

1

!

4

、

寿 命 が

6

倍 に なっ て いる

。

これ は すで に フ ァク タ

ー24

に 達 して い ると

言

える の で ある。

毎 年 暮

れ に

開

催 さ れるエ コプロダ クッ展に行 け ば

、

ファク タ

ー

20

が 必 ずし も 夢 物 語では ないという

証

拠 はいくつも

見

つかるだろう

。

6 .

技 術 イ

ノベ

ー

ショ ンの

限 界

 

そ れで は

、

そ う した

技 術

イ ノベ

ー

シ ョ ン の

結

果

、

地

球 環 境

問題

は

改 善

さ

れ

たのだろう か

。

残 念 な

がら

日本

で は こ の

10

年

間と いう もの

、CO

 2の

排 出

量 が

減

る

ど

ころか増

加

の

一

途

を た どっ て い るので あ る

。

確 か に わ れ わ れの周 りの 工業 製 品 は 車 に して も

家

電 製 品 に しても

、

軒 並 み 環 境 効

率

が

高

まっ て いるのは 確 かである

。

し か し

、

そ う し た 環 境 性 能 に 優 れ た 製 品 が 売 れ れ ば 売 れ る ほ ど

、

資 源

・

エネ ル ギ

ー

消

責

の総 和 は 増 え

続

け るの で あ る

。

この

、

いわ ゆ る リバ ウン ド

現 象

は

、

環 境 改善

が

技 術

イノ ベ

ー

ショ ンだ けでは 解 決で き ない とい う こと を 実 証 した 形に なっ てい る

。

デザイ ン学研究特 集号

sρecjal  issue ofjapanese  societyforthe  sclence Ot design

Vol

.

18

−

3

 

No

.

71 2Dll

(3)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

7 .

新

しい

価 値 観

に チャ レンジ す る デ ザ イ ナ

ー

た ち

  我

が

国

に おい て

、

エ コ デザ インが

、

お も に 企

業

の

技

術

開

発 と

製 品 設計

におい て

顕著

な 効

果

を 上 げる

間

、

インダス ト リア ル デ

ザ

インをはじ め と

す

る こ の

国

の

多

くの デザ イ ナ

ー

達

は

、

出

る

幕

が ないよ う な

焦

燥

感

を

感

じて いたの では な かっ た

だ

ろうか。

一

方

、

欧

米の

事情

は ど う

だ

ったのだろう か

。

確

かに

、

環

境

配

慮

を 中 心 に 置いた 製 品 や

ブ

ラン ドの 開 発 に デ ザ イ ナ

ー

が

主

体 的 に か か わっ た 事 例 は

、

オフィ ス家 具 やカ

ー

ペ ッ ト

、

アウ ト ドア用 品 やス

ポ

ー

ツ 用 品 な どい くつか の 例 を あ げ ること はでき る も の の

、

や は り 限 定 的であ る と 言 わ

ざ

る を 得 ない

。

し か し

、

1990

年 代 か ら 今 日 まで

、

世

界の デザ イ ナ

ー

た ち は 実 に 多 くの実 験 的 なデザ イン提

案

を 通 して

、

もの の価 値 や 美 し さの基

準

を 問い直 す 試みを 重 ねてき た

。

数 千 と も 数万 と もしれ ない数の無 名の提

案

が あ ら ゆるメデ ィ ア に

乗

っ て

世 界

を

駆

け

巡

るう ち に

、

価 値観

の

刷新

に向け た動 きは

確

か なも の にな りつつ ある

。

そ の流 れ を

作

る きっ か けの

一

つは

、

1994

年

、

トム

・

ジョ ン ソンの

呼

びか け に

各

国の デザイ ナ

ー

が

応

え る形で

始

まっ た国

際

デ

ザ

イ ン

・

1丿 ソ

ー

ス

・

ア ウォ

ー

ド

・

コ ン ペ ティ シ ョ ン で

あ り

、

2003

年

の

第

6

回 までに

1,

000

点 を 超 え る 提 案 を 集 めている

。

その

多

く は 新 しいジェネ レ

ー

シ ョ ンのデ ザ イ ナ

ー

た ち に とっ て

、

ア イ デ ア ソ

ー

ス と も なっ ている (

8

) (

9

)

。

図

3

  国際 デ ザ イン

・

リソ

ー

ス

・

アウォ

ー

ド

・

コ ンペ ティ ション入賞     作 品 (1994 年

〜

2003 年 )

8 .

社 会

イ ノベ

ー

ショ ン と デ ザ イ ン

 

もの の デザ インを通 して

新

た な

価 値 観

を

打

ち 立てよ う とい う 試みが な さ れる

一

方で

、

サス デ ナ ブル な

社

会そ の も のを

構 想

し

、

そ のイメ

ー

ジ を

先 取

り して

提 案

する こ と で

、

時代

の

流 れ

を

作

ろ うと いう 動 き も あ る

。

国

連

環

境 計

画

(

UNEP

)

が

支

援 す る

Sustainable

[≡veryday  

Project

(

SEP

)

か ら

Design

 

for

 

S

 

ial

 

ln−

novation  and  

Sustainability

(

DESIS

)

に 至 る

一

連 の プロジェ ク トなど もその例であ る 〔

10

)

。

サステナブ ル な 社 会 を 実 現 する た め に は

、

今 後

、

技 術 イ ノベ

ー

ション以 上 に 社 会 イ ノベ

ー

ショ ンが求 め ら れ る が

、

社 会 その ものに 働 き か け るデザ インはフ ロ ン テ ィア であ り

、

デザイナ

ー

に とっ て の チ ャ レ ンジで も あ る

。

8

デザイ ン学 研 究特集号

sPecial issue o 壼japenese seclety lOrthe science of  design

VD1

.

18

−

3 No

.

71 2D11 地 球 環 境 に 配 慮 す るデザ イン は

、

ものか らことへ

、

現 在 か ら 未

来

へ と視

線

を 移 しつ つ

、

新 た な 段 階へ 移 行 し よ う と して いる

。

サス テナ ブル デザ インと は

、

地 球 環 境 との調 和 を 図 りつ っ

、

社

会

の形 や

文 化

の

質

を リ デ ザ インしてサステ ナ ブ ル な 社 会 に 近 づ い てゆ く プロ セ ス

な

の で

あ

る。 そ のクライア ントは

特 定

の

企 業

でも

行 政

でも な く

、

これか ら の

社 会

の主

人

公であ る

若 者

た ち で あ る。 そ し て

、

彼

ら

自身 が

国

境 を超

え

、

専

門

分

野 を ま たいで

参

加 す るこ とに よっ ては じめて動 き 出 すプロジェ ク ト なので あ る

。

9 .

サ ス テ ナ

ブ

ル デ

ザ

イ ン

国

際 会議

 

現

在

の状 況 認 識 と 到

達

目 標であ る サステ ナ

ブ

ル な 社 会のイ メ

ー

ジを 共 有 す る た めに

、

そ して

、

そこに至 るロ

ー

ドマ ッ プ を 描 き

、

進み具 合 を 確 認 するた め に

、

2006

年 以 来 毎 年

一

度の ペ

ー

ス でサス テナ ブル デザ イン

国 際会 議

を

開催

して い る。

会議

のタイ トル は

Destination

つ ま り 目 的 地である

(

’

3

)

。

サ ス テ ナ

ブ

ルな

社 会

の

姿

が 見え て くる

年 限

を

2016

年

と し

、

そ

れ

まで に

一

定

の

成

果 を

上

げる こ と を目

標

と し て いる

、

会 議

と い うよ りプ ロジェ ク トで

あ

る

が

、

今後

は

特

に

、

ア

ジ

アのサス テナ

ブ

ルデザ イン活 動 を ネッ トワ

ー

ク して ゆ き たいと 考 えている

。

日 本 が 変 わ れ ば ア ジアが 変 わ り

、

ア ジアが 変 わ れ ば 世 界 が 変 わ る と 思 う か らであ る

。

Destination20

裟

襲

   サ ス テ ナ ブ ル デ ザ イン国際会議

    The/ntemati

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卩

ト

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図

4

 

サステ ナブル デ ザ イン国 際 会 議 の 様 子 (

2006

年

〜

)

(4)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

茎

ナ

曇

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ス テ ナ ブ ル ヲ

ザ

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ー

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ぐ

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シ ・ ン で

実

現

す

る

 

サ

鍛

テ

ナ

ブ

ル

な

ラ

イ

フ ス

タ

イ

ル 贈

 

 

、

囁

ツ

、

、

                         

〔

目 遍

呷

年 2025 年

}

択し た

。

第

4

回 目と な る

2009

年度

は

社 会

イ ノベ

ー

ショ ン をテ

ー

マ と して

、

活 動 報告

を

中心

に

開催 す

る 予

定

で

あ

る

。

図5 サ ス テ ナ ブル デザイ ン国際 会 議     Destination 2007

・

2025 ワ

ー

ク シ ョップ ま とめ     エ コイノ ベ

ー

ション で実 現 する サステナブルな ラ イフ スタイ ル

【

参 考 文

献】

1

)

ECOLOGICAL

 

DESIGN

/

Sim

 

Van

 

Der

 

Ryn

&

Stuart

 

Cow −

   an /

ISLAND

 

PRESS

2

)

「ビ

ー

イ ング

・

ピ

ー

ス

」

(

棚橋

一

晃 訳

/

中公文

庫 )

3

)

GREEN

 

DESIGN  Design

 

for

 

the

 environment /

Dorothy

  Mackenzie

/

Laurence

 

King

 

Ltd

4

)

ECODESIGN

 A

 

promising

 approach  

to

 sustainable 

pro−

   

duction

 and  consumption /

United

 

Nation

 

Publication

   邦

訳は 「エ コ デザイ ン 」

(

永田勝 也

/

ミ クニ ヤ

環

境シ ス テ

   

ム研

究

所

株 式

会

社 )

5

)

「戦

略

環

境 経 営 

エコデ

ザ

イン 」

(

山 本 良

一 ・

益

田

文 和 / ダ

   

イ ヤモ ン ド

社

)

6

)「フ ァク タ

ー

IO

」 (佐々木 建 訳 /シュ プ リンガ

ー ・

フェ ア

   

ラ

ー

ク 東 京

)

7

)「フ ァク タ

ー4

」 (佐々木 建 訳 / 飼 省エネ ル ギ

ー

セン タ

ー

)

8

)eco  

DESIGN

 

the

 sourcebook /

Alastair

 

Fuad

−Luke

!    

CHRONICLE

 

BOOKS

9

)

1000new

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designs

 

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Rebecca

 

Proctor

/

Laurence

   

King

 

Publishing

10

)

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,

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−

network

.

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sustainable

−

everyday

.

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1

;

02

(

オ

ー

トゥ

ー

)

は 地

球 環 境

を 考 える デ ザ イ ナ

ー

のグ

   

ル

ー

プ と して

1988

年

にデ ン マ

ー

クのニ ル ス

・

ピ

ー

タ

ー ・

   

フ リ ン ト を

中 心

に

結 成

さ

れ

た が

、1993

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にオラ ン

ダ

   

の ロッ テル

ダ

ム で

初

め て の国

際 的 な

ワ

ー

ク

シ ョッ

プ

02

   

EVENT

を開 催 し た

。

’

2

;

02Event

での 提 案 を 受 け

、

筆 者 らの呼 び か けで

1995

年 に

   

京

都

の法 然 院 を 会 場 に

、

ワ

ー

ク ショ ッ プ 「天 然 デ ザ イン    

1995

」 を 開 催 した

。3

日 間の ディスカッ ショ ンと 作 業 を     通 して様 々 な プ囗ジェ ク トが 生 ま れ た

。

★

3

;

第

1

回 目は サ ス テ ナブル デザイ ン の

領 域

を

確 認

し

、

第

2

   

回 目は

雪

の

白川 郷

で の

3

日

間

にわ たる

合 宿

の成

果

として

、

   

2020

年

のサステナ

ブ

ル

な

日

本

の

構 想

を

絵 巻 物

にま とめ    て

、

洞 爺 湖サ ミッ ト前に総理大臣 にお 渡し した

。

第

3

回 は

    行動

を

起

こ

す準 備

を

整

え、 サス テナ ブ ルデザ イン宣

言

を

採

デ ザ イ ン 学 研 究 特 集 号

SpeCial

 

iSSUe

 

OfjapaneSe

 

S

 

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SCienCeOfdeSign

Vol

.

18

.

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図

図 1   02   Event の 主 要 な メ ン バ ー 達 ( 1993 年 ) 図 2 「 天 然 デ ザ イ ン 1995 」 の 翌 年 に 行 わ れ た 展 覧 会 ( 1995 年) 4 . 日 本 に お け る エ : 1 デ ザ イ ン の 成 果   い ず れ に せ よ 、 こ の 10 年 間 、 わ が 国 に お い て 主 に 工 学 的 、 技 術 的 テ ー マ と し て 扱 わ れ て き た こ と も あ っ て 、 エ コ デ ザ イ ン は 製 品
図 4   サ ス テ ナ ブ ル デ ザ イ ン 国 際 会 議 の 様 子 ( 2006 年 〜 )

参照

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