添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

全文

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添付⽂書の記載

それってどういう意味?

(独)医薬品医療機器総合機構 佐藤淳⼦

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日本小児科学会

CO I 開示

筆頭発表者名: 佐藤 淳子

日本小児科学会の定める利益相反に関する 開示事項はありません

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Agenda

• PMDAの業務 • 医薬品情報 • 医療⽤医薬品の添付⽂書 • 添付⽂書の届出制度 • 添付⽂書の記載事項 • 添付⽂書策定・改訂の流れ • 添付⽂書における⼩児 • より適切な⼩児薬物療法にむけて

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• PMDAの業務 • 医薬品情報 • 医療⽤医薬品の添付⽂書 • 添付⽂書の届出制度 • 添付⽂書の記載事項 • 添付⽂書策定・改訂の流れ • 添付⽂書における⼩児 • より適切な⼩児薬物療法にむけて

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http://www.pmda.go.jp/aboutpmda/outline/0004.htm

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医薬品情報

医療従事者向け • 添付⽂書 • 審査報告書 • 緊急安全性情報(ドクターレ ター) • 安全性速報(ブルーレター) • 使⽤上の注意の改訂情報 • DSU(医薬品安全対策情報) • 重篤副作⽤疾患別対応マニュア ル • 副作⽤が疑われる症例報告に関 する情報 • お薬相談 • 医薬品・医療機器等安全性情報 医薬品安全対策通知 患者向け • 患者向医薬品ガイド • おくすりQ&A • 重篤副作⽤疾患別対応マ ニュアル • お薬相談

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医薬品の添付⽂書

患者さんの安全を 確保し、医薬品の 適正使⽤を図る上 で、最も基本的で 重要な公的⽂書

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添付⽂書にかかる法律上の規定

• 医薬品の製造販売業者が作成 • 医薬品は、これに添付する⽂書⼜はその 容器若しくは被包に、当該医薬品に関す る最新の論⽂その他により得られた知⾒ に基づき、次にあげる事項が記載されて いなければならない。(以下略) – ⽤法・⽤量その他使⽤および取扱い上の必要 な注意 (以下略) 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」 (平成25 年11 ⽉27 ⽇公布)

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添付⽂書の届出法制化

• 届け出が必要とされる事項 • 医薬品の名称 • 使⽤及び取扱い上の必要な注意 • 変更時も届け出が必要 • ただし、「薬物動態」、「臨床成績」、「薬理作 ⽤」、「包装」等のみ変更する際には届け出不要 (PMDAウェブサイトに掲載情報は適時更新)

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届出が必要な事項

• 販売名 • 警告 • 禁忌(原則禁忌を含む) • 効能⼜は効果に関連す る使⽤上の注意 • ⽤法及び⽤量に関連す る使⽤上の注意 • 慎重投与 • 重要な基本的注意 • 相互作⽤ • 副作⽤ • ⾼齢者への投与 • 妊婦、産婦、授乳婦等 への投与 • ⼩児等への投与 • 臨床検査結果に及ぼす 影響 • 過量投与 • 適⽤上の注意 • その他の注意 • 取扱い上の注意

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届出制度導⼊による変化?

• 法制度による⼿続き⽅法の明⽂化

(PMDAへの事前相談が必要)

– 従前より、承認時・改訂時ともPMDAが内容 について確認した上で記載内容を確定

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医療⽤医薬品添付⽂書の記載要領

1997(平成9)年4⽉25⽇厚⽣省薬務局⻑通知 • 原則,A4版4ページ以内 • 警告、禁忌、慎重投与,基本的な注意, 併⽤禁忌…と重要度の⾼い情報から記載 • 効能・効果,⽤法・⽤量に続けて関連す る使⽤上の注意を併記 • 副作⽤の頻度は可能な限り数値化して記 載

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記載項⽬と記載順

1. 作成または改訂年⽉⽇ 2. ⽇本標準商品分類番号等 3. 薬効分類名 4. 規制区分 5. 名称 6. 警告 7. 禁忌 8. 組成・性状 9. 効能⼜は効果 10.⽤法及び⽤量 11.使⽤上の注意 12.薬物動態 13.臨床成績 14.薬効薬理 15.有効成分に関する理化学的知⾒ 16.取扱い上の注意 17.承認条件 18.包装 19.主要⽂献及び⽂献請求先 20.製造業者⼜は輸⼊販売業者の⽒ 名⼜は名称及び住所

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添付⽂書記載要領

(平成9年4⽉25⽇薬発第606号) • 安全を確保し適正使⽤を図るために、医師、 ⻭科医師及び薬剤師に対して必要な情報を 提供する⽬的 • 記載すべき内容は、原則として当該医薬品 が承認された範囲で⽤いられる場合に必要 とされる事項 • 既に記載している内容の削除⼜は変更は、 ⼗分な根拠に基づいて実施

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使⽤上の注意

1. 警告 2. 禁忌(次の患者には投与 しないこと) 3. 慎重投与(次の患者には 慎重に投与すること) 4. 重要な基本的注意 5. 相互作⽤ 1) 併⽤禁忌(併⽤しないこ と) 2) 併⽤注意(併⽤に注意す ること) 6. 副作⽤ 1) 重⼤な副作⽤ 2) その他の副作⽤ 7. ⾼齢者への投与 8. 妊婦、産婦、授乳婦等へ の投与 9. ⼩児等への投与 10.臨床検査結果に及ぼす 影響 11.過量投与 12.適⽤上の注意 13.その他の注意

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警告

• 致死的⼜は極めて重篤 かつ⾮可逆的な副作⽤ が発現する場合 • 副作⽤発現の結果、極 めて重⼤な事故につな がる可能性があって、 特に注意を喚起する必 要がある場合

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禁忌

• 投与すべきでない患者 を記載 • 本来、投与禁忌とすべ きだが、診断・治療上 当該医薬品を特に必要 とする場合には、「原 則禁忌」として記載 • 使⽤に際しての特別の 注意、応急対処⽅法が あれば併記

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慎重投与

• 他の患者よりも副作⽤ による危険性が⾼い場 合に記載 – 原疾患、合併症、既往 歴、家族歴、体質、併 ⽤薬剤等

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重要な基本的注意

• 重⼤な副作⽤⼜は事故 を防⽌する上で、重要 な基本的注意事項 – ⽤法及び⽤量、効能⼜ は効果、投与期間、投 与すべき患者の選択 – 検査の実施 等

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【禁忌】次の患者には投与しないこと 1. 本剤⼜は本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊産婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

3. ⼩児(集中治療における⼈⼯呼吸中の鎮静)(「⼩児等への投与」 の項参照)

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7.⼩児等への投与 1. 低出⽣体重児、新⽣児、乳児、幼児⼜は⼩児に対する安全性は 確⽴していない(使⽤経験がない)。 2. 集中治療における⼈⼯呼吸中の鎮静においては、⼩児等には投 与しないこと。[因果関係は不明であるが、外国において集中 治療中の鎮静に使⽤し、⼩児等で死亡例が報告されている。]2) 【主要⽂献】

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医薬品の添付⽂書(承認時)

• 開発時の臨床試験・⾮臨床試験 • 類薬の添付⽂書 など • 当該成分の海外添付⽂書(海外既承認の場合) 製薬企業による医薬品添付⽂書(案)の作成 医薬品添付⽂書の確定医師、薬剤師等の意⾒聴取 PMDAによる検討

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医薬品の添付⽂書(改訂時)

• 承認後に収集された国内外情報 例)副作⽤報告、公表論⽂、製造販売後調査結 果、海外規制当局による措置情報 など 添付⽂書(案)を作成 医薬品添付⽂書の確定必要に応じ、医師、薬剤師等の意⾒聴取 医薬品添付⽂書改訂要否の検討 要 否 動向注視

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添付⽂書策定(改訂)に際して

• ベネフィット・リスクバランス評価 – ある集団を禁忌に設定? • 副作⽤リスク回避にはなるかもしれない • 治療機会を奪うことにならないか? • 根拠情報 • 改訂のタイミング

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添付⽂書検討時の参照情報

• 臨床試験成績 • 海外の添付⽂書 – Justification Document • 海外における安全対策措置情報 • 国内類薬添付⽂書 • 国内外市販後の試験・調査結果及び副作 ⽤情報 • 公表論⽂ 等

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添付文書への小児の記載状況

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 小児有り 小児なし 2015.4.12 現在

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添付⽂書における⼩児

• 低出⽣体重児 体重2500g未満 • 新⽣児 4週齢未満 • 乳児 1歳未満 • 幼児 7歳未満 • ⼩児 15歳未満

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添付⽂書:⼩児等への投与

• 「⼩児等に対する安全性は確⽴されてい ない(使⽤経験がない)。」 • 「低出⽣体重児、新⽣児、乳児、幼児、 ⼩児に対する安全性は確⽴されていない (使⽤経験がない)。」 • 「低出⽣体重児、新⽣児に対する安全性 は確⽴されていない」 • 「4歳未満の⼩児に対する安全性は確⽴さ れていない。」 など

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Agenda

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より適切な⼩児薬物療法のために

• エビデンスの効果的な集積 – ⼩児開発を成⼈の開発着⼿時から計画 – 使⽤の実態に関する情報を集積することも重 要 • 医療従事者、研究者、製薬企業、⾏政 等、⼩児薬物療法に関わる者の間で、問 題点の共有のみならず、⽬指すべき⽅ 向、その達成に必要な要件を共有し、実 現に向けたロードマップを!

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エビデンスを積み上げるには?

• 医薬品開発にむけた臨床試験(治験)

• 承認後の臨床試験・臨床研究

• 製造販売後調査

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より適切な⼩児薬物療法に向けた

取り組み

• ⼩児の⽤法・⽤量設定等のために臨床試験 が計画された医薬品に対する再審査期間の 延⻑ • ⼩児薬物療法根拠情報収集事業 • 医療上の必要性の⾼い未承認薬・適応外薬 検討会議PMDA領域横断的な⼩児担当チー ムの設 – 国内のみならず、国際的な活動も視野に

• Risk Management Planの導⼊

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PMDA⼩児ワーキンググループ

• 平成23年11⽉にPMDA内に設⽴ • 様々な新薬審査部や安全部等に所属する医師 (⼩児科等)、薬学、毒性等を専⾨とする 19名により構成 • より良い⼩児薬物療法を⽬指し、これまでの ⼩児医薬品開発について解析や関係者との意 ⾒交換等を実施 • 海外規制当局とも⽉1回の電話会議を実施 し、個別品⽬や⼀般的事項等について議論

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⼩児医薬品開発の国際化

• 国際共同試験の活⽤ – 成⼈の医薬品開発においては増加 – 未だ、海外に⽐べ開発着⼿が遅れている品⽬ も多い • 欧⽶では、成⼈開発の第Ⅱ相試験開始前/終了後に ⼩児臨床試験計画を要求 – 新規有効成分の開発開始時はもちろん、⼩児 の開発開始においてもharmonizationを!

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PMDAメディナビ

• 医薬品の安全性等に関する重要な情報を

タイムリーに得ることが出来ます。

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Better Drug Therapy for Children

PMDA website:http://www.pmda.go.jp/ E‐mail:sato‐junko@pmda.go.jp

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参照