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演習シート 1 ある日の朝 ホームルームを始めようとしましたが 生徒が一人いません 少し不機嫌な様子の先生 さっきから腕組みをして体を揺すっている そこに息を切らしながら教室に入ってきた一人の生徒 教壇に近づいて 生徒 先生 遅れてすみません 先生なんだ 今頃! あれほど注意していたのに 今日も遅刻

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Academic year: 2021

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演習シート①

ある日の朝。

ホームルームを始めようとしましたが、生徒が一人いません。

※少し不機嫌な様子の先生。さっきから腕組みをして体を揺すっている。そこに息を

切らしながら教室に入ってきた一人の生徒。教壇に近づいて…

生徒 先生、遅れてすみません。

先生 なんだ、今頃!

あれほど注意していたのに、今日も遅刻してくるなんて!

生徒 ごめんなさい。

先生 お前ってやつはいつもいつも…。

夜更かしばかりしてるから、朝、起きれないんだろ!

どうせ、またゲームとかスマホだろう!

生徒 いえ、あの、実は…。

先生 はっきりせんなぁ。

本気で反省してるのか!

生徒 (口ごもりながら、小さな声で)

今朝はちょっと…。

先生 なに? よく聞こえんなぁ。

まったく、そんな調子だから、成績もよくならないんだぞ。

わかってんのか!

生徒 (やや間があって)

…す、すみません。

先生 (腰に手を当てて、大きなため息をつきながら)

もういい!

早く座れ! 今度遅刻したら、承知しないぞ。

※生徒は、だまって自分の席に行き、周りの様子を見ながら着席した。

(福岡県教育センターサポート・シリーズ校内研修事例から考える児童生徒の人権を尊重した教職員の言動から抜粋)

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演習シート②

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研修資料 №

項目 1 自分から率先して生徒に挨拶をしていますか。 2 欠席した生徒のことを、他の生徒が意識できるように話題にすることはありますか。 3 授業の開始時刻、終了時刻を守っていますか。 4 人を大切する聞き方について考えさせ、実践させていますか。 5 間違いも大切にし、授業にいかそうとしていますか。 6 生徒の頑張りやよさをとらえ、認めたり褒めめたりすることを大切にしていますか。 7 生徒の手本となるような、人を大切にする言葉遣いを心がけていますか。 8 生徒と積極的に会話し、普段と違う様子を見逃さないように努めていますか。 9 仲間外れ、悪口、失敗への嘲笑などの行為を見逃さず、すぐに対応していますか。 10 生徒に、「ありがとう」の言葉を伝えていますか。 11 叱るときは人格を否定するのではなく、改善すべき言動は何かを考えさせていますか。 12 生徒が相談をしてきたときは、最後まで話を聞こうとしていますか。 13 自分の言動を振り返り、改善・充実を図りたいことについて考えることがありますか。 14 校内に人権に関する書籍の設置や、人権に関する作品の掲示などを行っていますか。 15 生徒の作品に、生徒自身のコメントや、教師の評価やコメントを付けて掲示していますか。 16 必要に応じて、学級目標を生徒と共に振り返っていますか。 17 教室等の整理整頓に気を付けていますか。 18 教室や廊下の掲示物がとれかかっていないか、落書きはないか気を付けていますか。 19 他の教師と、生徒の情報を共有し、学校での様子を家庭に届けられるようにしていますか。 20 校内の危険な個所を把握していますか。 特に充実させたり、改善を図ったりしたいことは何ですか?(※№)

人権が大切にされる環境づくりを振り返るチェックシート

 生徒が、自分の人権が大切にされていることを実感できる学級、学校をつくっていくために、教師の 関わりを含め、生徒を取り巻く環境について振り返ってみましょう。 中学校教諭版

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項目の実践にどんな意味があるか

1

 教師が、率先して挨拶する姿勢を示し、その心地よさを感じとらせることは、生徒に自己存在感をもたせ、挨拶をして他者に関わろうとする姿勢を育みます。

2

 教師が、欠席している生徒のことを話題にしたり、グループづくりのときに欠席している生徒の机や椅子等をどうしたらよいかを考えさせたりすることは、その場にいない他者の存在も考えようとする姿勢を育みます。

3

 教師が、授業の開始時刻や終了時刻を守ることは、生徒に他者の権利を守ることの大切さを感じとらせ、自分も他者の権利を守るために、時間を守ろうとする姿勢を育みます。

4

 自分の話をどんなふうに聞いてもらうと嬉しいかを生徒に考えさせ、人の話を聞くときにこれを実践させることは、相手の思いを大切にしようとする生徒の姿勢を育て、安心して発言できる学級の雰囲気を高めます。

5

 教師が、生徒の間違いを切り捨てずに理解を示したり、間違いの理由を考える姿勢を示したりすることは、間違いにも学び、様々なものに価値を見出す姿勢を生徒に育みます。

6

 教師が、一人一人の生徒のよさや、頑張りをとらえて認めたり褒めたりすることは、生徒の自信や意欲の向上につながるだけでなく、他者のよさや頑張りにも学ぼうとする姿勢を育てます。

7

 教師が、生徒の名前に敬称をつけて呼んだり、人権に配慮した言葉遣いをしたりする姿勢を示すことは、生徒に自分が大切にされているという安心感をもたせ、他の人も大切な存在であるという認識をもたせます。

8

 教師が、生徒に積極的に話しかける姿勢を大切にすることは、生徒の日常の変化をとらえる感覚を高め、必要に応じて適切な支援を行うことを可能にします。

9

 教師が、仲間外れ、悪口、失敗への嘲笑などの行為を見逃さずに指導することは、他者の痛みや感情について考える生徒の想像力や共感力を高め、人間関係のゆがみや偏見などを見極める力を育みます。

10

 教師が、積極的に感謝の言葉を伝える姿勢を示すことで、生徒は、その言葉の心地よさを感じて他者に使うようになり、他者とのよい人間関係を築いていくことができます。

11

 教師が、生徒を叱るとき、理由を聞き、人格を否定せずに改善すべきことは何かを考えさせる姿勢を示すことは、生徒に教師の願いを感じ取らせ、改善点を自分で考えて実践しようとする姿勢を育みます。

12

 教師が、生徒の相談を最後まで聞く姿勢を示すことは、相手の立場に立って考えることの大切さを生徒に感じ取らせ、自分が大切にされているという安心感を与えます。

13

 教師が、自分の言動を振り返って考えようとする姿勢をもち、それを伝えることは、生徒に、教師の人権尊重の学級・学校づくりへの願いを生徒に感じとらせ、自分の言動を見つめ直すきっかけをつくります。

14

 教師が、人権について考える書籍や作品を教室等に整備することは、生徒の人権問題に対する知的理解を深めたり、関心を高めたりすることにつながります。

15

 教師が、よさやこだわりをみつけて評価やコメントを入れた生徒の作品を掲示することで、生徒は、自他のよさに気付くとともに、新たに挑戦したいことについて考えることができます。

16

 教師が、学級目標について生徒とともに振り返りを行うことは、生徒にとって、自分が級友の思いも大切にしながら行動できているかを見つめ直すきっかけになります。

17

 教師が、整理整頓を行ったり、その必要性を伝えたりすることで、生徒は身の回りや環境を整備して、清潔に保つことが、人の思いや存在を大切にする行為であることを理解することができます。

18

 教師が、取れかかっている掲示物を直したり、落書きなどをきれいにしたりする姿勢を示すことで、生徒は、一人一人が大切にされている環境とはどんな環境かについて考えることができます。

19

 教師が、よさや頑張りなど具体的な生徒の様子を家庭に届けることで、保護者は安心し、学校への信頼感を高めます。それは、生徒への温かい関わりを生み出し、生徒の自信を高めます。

20

 教師が、校舎の危険な箇所を普段から把握しておくことは、全ての生徒の命を守ることにつながります。

チェック項目の意味について考えるシート

 生徒の実態や学級の現状等を踏まえ、特に大切にしたいことは何かを考えてみてくださ

い。

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参照

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