地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた多職種連携ワークショップ
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(2) 1.企画趣旨 地域包括ケアシステムは、高齢者分野を中心に医療介護連携から住民主体の地域づくり まで、幅広い取り組みが行われている。地域での個別支援ケースは多様であり、高齢者支 援だけでは解決できない課題も増えている。また住民主体の地域づくりは、高齢者だけで なく、多世代の参加と協働による共生社会の実現が求められる。 本ワークショップでは、地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けて、在宅医療と保 健・福祉行政、及び多職種・多機関の地域での取り組みと考え方の共有により相互理解を 深めることを目指す。さらに、住民・利用者・患者中心に、住民主体活動や相互の支え合 いから在宅の看取りまで、すきまのない地域包括ケアと共生社会実現に繋げていけるよう、 豊島区の医師会と行政の協力を得て本ワークショップを開催する。その際、NPO高齢者 を支える学際的チームアプローチ推進ネットワーク(ミシガンネット)が蓄積した、チー ムアプローチ促進の学際的知見や方法を活用し、プログラムの計画と運営に寄与する。 2.ワークショップの目的 1.医師会と行政等の参加・協力を得て、保健・医療と福祉の縦割り分野を横につなげる。 2.各専門職・機関の地域での支援事例より、地域での各分野の取り組みを学びあう。 3.高齢者の地域包括ケアの蓄積を生かし、地域共生社会の実現につなげる行政の取り組 みを理解する。 4.地域包括ケアシステム形成と共生社会実現に向けて、専門職連携と住民主体活動をつ なぐ一助とする。 3.開催期日と場所 期日: 2 月 17 日(土)13:10-16:45. 場所:大正大学 2 号館 8 階ホール. 4.事業企画協力者 豊島区医師会長(高仁会高橋診療所院長) 高橋清輝氏 豊島区医師会理事(土屋医院院長) 土屋淳郎氏 豊島区役所 保健福祉部福祉総務課長 直江太氏 豊島区役所 健康担当部長. 常松洋介氏. 5.当日出席者(職種別) 医師(8 名) 、歯科医師(5 名) 、薬剤師(5 名)、歯科衛生士(2 名)、看護師(6 名)、 保健師(10 名) 、理学療法士(3 名) 、作業療法士(3 名)、社会福祉士(11 名)、 医療ソーシャルワーカー(2 名) 、コミュニティソーシャルワーカー(8 名) 、 主任介護支援専門員(4 名) 、介護支援専門員(2 名)、行政事務(7 名)、大学教員(2 名) 、 製薬会社社員(1 名). 計 79 名(中途参加・退出者含).
(3) 6.当日プログラム 13:10 開始 13:15 アイスブレイク(ミシガン大学方式) 武蔵野大学通信教育学部人間科学部 山本由子氏 13:40 地域で暮らす患者や利用者への支援事例と行政の地域包括ケアシステム 司会:大正大学人間学部 神山裕美氏 (1)豊島区民社会福祉協議会 コミュニティソーシャルワーカー 野口茉衣氏 (2)豊島区西部高齢者総合相談センター 藤井薫氏 (3)豊島区医師会理事(土屋医院院長) 土屋淳郎氏 (4)豊島区本町訪問看護ステーション 訪問看護師 村崎佳代子氏 (5)全世代型地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた豊島区の推進体制 豊島区保健福祉部福祉総務課長 直江太氏 14:40 休憩 14:55「医療介護連携と住民主体活動をつなぐ」 (ワールドカフェ方式による話し合い)10 分+5 分×3 回 ファシリテーター:早稲田大学人間科学学術院教授 加瀬裕子氏 ①事例からみた各機関や職種の良かった点、褒めたい点 ②豊島区の強みと課題(地域性・住民気質・関係機関・行政・連携等) ③地域包括ケアシステムと共生型社会実現に向けて、これから各立場ですべきこと ワールドカフェのグループは、1グループ 8 名程度で 10 グループ編成とした。そして各 職種・機関より 1 名のテーブルマスターを指名し、テーブルマスターは移動せず、他のメ ンバー約 6-7 名は毎回職種・機関混合となるよう移動して①~③のテーマを話し合った。 予め 3 回分のグループ編成を行い、参加者が毎回どのテーブルに移動するか事前提示した。 16:25 各分野代表からのコメント 歯科医師会会長:寺内庸泰氏 薬剤師会会長:遠藤信一郎氏 豊島区民社会福祉協議会地域支援課長 大竹宏和氏 豊島区役所健康担当部長. 常松洋介氏. 16:35 総括 豊島区医師会会長(高仁会高橋診療所院長) 高橋清輝氏 16:45 終了 7.内容 ワークショップの構成は、まずミシガン大学方式によるアイスブレイク、そして前半は、.
(4) 5 人の発表者から実際に地域で暮らす住民・利用者や家族・患者への支援、地域での専門 職の活動と分野を超えた取り組みと、行政の保健福祉推進体制について報告があった。 続いて後半では、ワールドカフェスタイルで 10 のテーブルを用意し、それぞれ異なる専 門職がテーブルを回り「医療介護連携と住民主体活動をつなぐ」をテーマに率直な意見や ひらめきを語り合い、テーブルマスターによる発表、全体へのコメントで締めくくられた。 本ワークショップの特徴として、地域包括ケアシステムにかかわる多職種と行政関係者 が一堂に参加していたことが挙げられる。導入で即席のグループを作り、「同じゴールを 目指す」方策の話し合いを体験した。事例発表では、豊島区の地域包括ケアシステムにお けるコミュニティソーシャルワーカー、社会福祉士、医師、訪問看護師、そして保健福祉 行政それぞれの立場から、地域で暮らす高齢者や家族、在宅療養者への相談支援や多職種 連携の実践、ICT を用いた情報発信と共有の実践の講演と、H30 年度からの豊島区地域保健 福祉計画等が説明された。ワールドカフェでは、発表された事例と取り組みを基に、それ ぞれのテーブルで医師・歯科医、薬剤師、保健師・看護師、理学・作業療法士、社会福祉 士、コミュニティソーシャルワーカー、介護支援専門員といった多職種が自由に意見を出 し、共生社会実現に向けての現状と将来への活発な話し合いが行われた。 これだけの多職種が一堂に会し、講義と話し合いを持てた場面は希少であり、各専門職 や団体のオブザーバーからは今後の先駆けた取り組みが進展していくこと、それぞれの職 種の専門力の向上と連携が基盤となるとのコメントなど、ますます共生社会実現への期待 が膨らんだ貴重な時間となった。 <ワールドカフェ全体の様子>.
(5) 8.結果 (1)アンケート結果.
(6) アンケート結果(回収数 56 名)参加者数 79 名 回収率 70%. 1.現在所属 する機関・団体 ①医師 ②歯科医師 ③薬局 ④訪問看護ステー ション ⑤地域包括支援セ ンター ⑥社会福祉協議会 ⑦行政 ⑧その他. 1.現在所属する機関・団体 6 6 2 4 8 6 17 7. 2.現在の仕事で活用する 国家資格 ①医師 6 ②歯科医師 4 ③薬剤師 2 ④看護師 4 ⑤保健師 9 ⑥理学療法士 3 ⑦作業療法士 2 ⑧歯科衛生士 2 ⑨社会福祉士 17 ⑩精神保健福祉士 5 ⑪介護福祉士 4 ⑫介護支援専門員 7 ⑬主任介護専門員 4 ⑭その他 1 ⑮なし 6 (複数回答あり) 3.(1)保健、医療、福祉 の各分野で仕事をする 方々と出会う場になった ①とてもそう思う 34 ➁そう思う 20 ③どちらともいえな 1 い ④そう思わない 0 ⑤全くそうは思わな 0 い. 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 2.現在の仕事で活用する国家資格 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9 10 11 12 13 14 15. 3.(1)保健、医療、福祉の各分野で仕事を する方々と出会う場になった 40 30 20 10 0 1. 2. 3. 4. 5.
(7) 3.(2)各機関の地域での支 援事例より、各分野の取り 組みを学ぶことができた ①とてもそう思う ②そう思う ③どちらともいえな い ④そう思わない ⑤全くそう思わない. 3.(2)各機関の地域での支援事例より、 各分野の取り組みを学ぶことができた 40. 30 25. 30. 1. 10. 0 0. 0. 3.(3)地域包括ケアシステ ムと共生社会実現をつなげ る行政等の取り組みを知る ことができた ①とてもそう思う 18 ➁そう思う 31 ③どちらともいえな 6 い ④そう思わない 0 ⑤全くそう思わない 0 3.(4)地域包括ケアシステ ムと共生社会実現に向け た、専門職連携と住民主体 活動のつながりを考えること ができた ①とてもそう思う 35 ②そう思う 21 ③どちらともいえな 0 い ④そう思わない 0 ⑤全くそう思わない 0. 20. 1. 2. 3. 4. 5. 3.(3)地域包括ケアシステムと共生社会実 現をつなげる行政等の取り組みを 知ることができた 40 20 0 1. 2. 3. 4. 5. 3.(4)地域包括ケアシステムと共生社会実 現に向けた、専門職連携と住民主体活動の つながりを考えることができた 40 30 20 10 0 1. 2. 3. 4. 5. 4.地域での活動や参加から、看取りまで、住民・利用者・患者中心の隙間のないケアに向け て、提案やご意見等 ・多くの人がエンディングノートを書く世の中を! ・それぞれの取り組みを有機的につなげていくことが必要である。 ・豊島区の地域連携、多職種連携のセカンドステージに入ったと思う。 ・情報を知っている人と知らない人の差が大きい。情報の見える化に向けてみんなで意見 を持ちよれるといい。.
(8) ・行政の横のつながりが大事 ・医療介護の常識は住民患者との常識と異なることが多々あるため、その差異を埋める必 要がある。 ・このような多職種連携の連携を考える機会をもつことで、住民とのつながりも考えてい けるとよい。 ・行政の立場として自分のアンテナを高くし、地域の様々な取り組み・資源について知る 必要性を強く感じた。 ・顔の見える関係が連携を強めサービスの向上につながる。 ・まずはお互いを知り、ケースを通じて連携することが近道である。 ・住民、利用者からの要望を直接聞いてみる機会があるといい。 ・症例の振り返りを行うことで、経験値を上げられるので症例検討会のようなものを開催 するといい。 ・各エリア、各職種の活動報告会のようなものがあるといい。(豊島区医療介護学会のよ うなもの) ・まずは自分たちが拠点としている地域の①町会・民生委員との顔合わせの実現、②実現 に向けて各地域の包括と CSW の活用、③区民社協・区内の社会福祉法人の公益的取り組み の一環として位置づけ区と協働する仕組みづくり。 ・住民主体をどのようにコミュニティ化して、暮らしやすい街にするか。 ・住民に周知することが重要。. ・住民に向けての啓発が大事。. (2)ワールドカフェ全体の話し合いの記録. テーマ1 事例からみた各機関や職種の良かった点、褒めたい点 ①本人や家族本位のケア ・ゆれる気持ちに寄りそう. ・アセスメントの的確さ ・本人と良い関係が築けたこと. ・介護保険サービスが良かった ・その人のしたいことをその人のペースでできている ・世帯全体にかかわる、チームでかかわる ②チームケアのヘルパーの重要性 ・ヘルパーの観察力とそれを多職種へ伝達する力 ・ヘルパーの情報(生活の情報)がたくさんあったこと ③精神疾患と認知症の方々への地域でのチームケア ・精神の介護者への支援(丁寧・忍耐強い) ・精神障害のある娘さんのケアをしつつ「介護者」としての対応を続けたことが、本人達 及び地域の理解にもつながったところ ・認知症の方を見守った事例で地域住民の力と介護の方の細やかな観察力があった.
(9) ④利用者中心のチームケア ・連携がうまくいく→支援が上手く進んでいる. ・つながりを拡げる. ・多職種の力…みんなで支える安心感 ・牽引する役割があえてなくても、多職種が同じ立ち位置でできる ・コネクションになるステーション(まとめ役)がつなげている ⑤多職種・多機関連携の目標と情報共有 ・多職種の情報がよく共有されていた. ・情報共有の速さ. ・個別事例からの学びを共有課題で抽出し、対応している ・チームで行う際のポイント、目標の共有(きちんと確認) ・必要時カンファレンスを開催するなど、時と場合に応じて、共有の方法を使い分けてい るのが良かった ⑥連携への効果的な ICT 活用 ・MCSの活用(on time). ・MCSの利用で顔が見える関係性. ・情報共有の方法について、MCSを用いて多職種が同時に情報共有できる点が良い ・気軽にMCSに書き込みができる. ・MCSの情報共有がスムーズ. ・MCSは情報共有できて、スムーズ、タイムリーな支援ができる ・MCSの活用事例について、訪問介護師の観察力が優れていると感じた ・SNSの情報共有 ⑦チームケアにおける医師の重要性 ・主治医が大切. ・看取り→意識の共有が良かった. ・病院を使ったカンファレンス. ・カンファレンスに医師が来てくれると嬉しい. ⑧地域とつなげる利用者と家族支援 ・家族の支援と専門職だけでなく、地域の支援にもつなげる ・専門職でケースを進めるのではなく、地域住民と協力しながら進めていった点 ・formal×informal ・ケアマネの地域のつながり. ・関係機関×住民 ・包括・見守りとの関わりがあったこと. ⑨地域力の発見 ・ボランティア(猫)住民の目の大切さ. ・猫のボランティアにつながる. ・地域の方が情報を持っている ・地域に多くの支え手がいる ・地域住民のサポート ・地域の様々な人の意見を取り入れている. ・地域の目線で取り組んでいる.
(10) ⑩地域の方々との協働 ・インフォーマルサポートの柔軟な social involved がとても良かった ・家族、地域単位での取り組み. ・地域住民を巻き込む. ・きんぎょサロンが自己肯定感を得られる場、また居場所、いろんな色合いの集い ・地域住民の方の見守り・連携が実際に動き出していて、素晴らしいと思います ・CSWの存在を知っている人が地域にいたこと ・ ⑪地域での多世代共生 ・多年代の支援. ・世代をこえて、横につなぐ役割を担う. ・ (多世代交流拠点の)区民ひろばという「場」があることが大切 ⑫その他 ・歯科にかかわる事例はあまりない(のが残念). テーマ2 豊島区の強みと課題(地域性・住民気質・関係機関・行政・連携等). <強み> ①豊島区の地域性. ・区の面積が丁度良く、区制がスムーズになる ・人が多い、会社が多い. ・都会. ・人口密度が高い. ・多文化、共生. ・商業都市だが地域のつながりがある ・コンビニ数一位. ・財政. ・人口が密集→移動(買い物など)しやすい. ・狭くて、交通の便が良い. 女性に優しい町. ②豊島区の住民気質 ・コミュニティがコンパクト ・主体的に動く住民が多い. ・いろいろな層が住んでいる. ・下町の要素. ・地域づくり(としまる体操、子ども食堂). ・居場所づくりでの関心が高い. ・人的資源が多い、サロンが多い. ・120 の団体(住民活動) ③医師会が多職種連携に積極的 ・医師が中心的にかかわってくれている ・敷居が低い. ・地域のドクターと関わりやすい. ・かかりつけ医とのつながりが強い. ・生活の場に医院が多い. ・クリニックが多い. ・意思統一ができている. ・医師会、歯科医師会が区と連携 ④多職種・多分野連携しやすい豊島区. ・三師会の仲が良い.
(11) ・連携がとれている. ・顔の見える関係が作りやすい. ・多職種連携の会が多い. ・その人らしいサポートができる. ・福祉関係の学校が多く、学生が地域のことを一緒に考えてくれている ・転職しても、豊島区で働いている人が多い ⑤連携への ICT 活用が活発 ・MCS ・MCSが活用していて、連携しやすい. ・情報の共有化に向けてのツール. ⑥行政の保健福祉推進が本気 ・区としての体制が本気に感じられる ・地域保健計画が横断的 ・相談窓口の一本化 ・行政が頑張っている. ・区長が福祉に理解あり. ・区民ひろばの存在. ・高齢福祉で行政が最先端の情報を取り入れ、包括におろしてくれている ・包括のバランスが良い. ・CSWが配置されている→困ったときに相談できる. <課題> ①多職種・多機関連携の充実に向けて. ・包括システムのとらえ方. ・医師のかかわりに地域差がある. ・縦わりの壁が行政にある. ・個人情報の壁. ・学術的な情報提供が弱い. ・医療・介護連携. ②人材・サービス・ICT の充実 ・介護職、保健師、看護職不足. ・在宅医療相談窓口がまだ知られていない. ・MCSを導入できるところとできないところがある(事業所による) ・連携の会に参加できるメンバーが限られていると拡大できない ③社会資源の不足 ・大学病院がない. ・線路、幹線道路による支障. ・レスパイト先が少ない. ④都市の社会的孤立 ・区民ひろばに来られない人のフォロー ・マンションのセキュリティが強化しすぎている→マンションの孤立化 ・独居老人が多い→サポート人員必要. ・隣人との関係の希薄. ・町会に入らない人がいる. ・家族が遠い→体制作りが必要. ・外国人の子どもが家で独りぼっち.
(12) ⑤豊島区の流動人口の多さ ・外国人が多く住んでいる(保険証、ゴミ問題) ・文化の違い ・短期滞在の人が多く交流が難しい. ・オリンピック問題(外国人が多い). ⑥地域共生社会の難しさ ・再開発後の町の姿が分からない。. ・世代・世帯による支援の違い. ・お金持ちと貧困の格差. ・マンションの住民が雪かきをしない. テーマ3 地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けてこれから各立場ですべきこと ①各職種・機関の取り組み例 (歯科医師) :家族で通院する家庭→気になったら家族に伝える→関係機関につなげる (訪問看護) :いろいろな情報を知っておくことが大切 (薬剤師) :一時相談を受け付けている薬局を広めたい 服薬の自己管理ができない人に対する対応 (医師) :コーディネートの役割をより周知する 患者や家族がどうしたいのかの希望を聞くこと 共有できることが自助を支援する (リハビリ) :仲間意識・ゆるいつながり・顔見知り・多様な場所に興味をもっていく (保健所) :若い世代に住み続けてもらえるように、保健師がつなぎ役をする 多問題に対する家族へのアプローチ PHNの立場としてニーズ課題を他の方向性に結びついていく (地域包括) :あがってきた声をキャッチしていく (ケアマネージャー) :俯瞰的な立場で各専門職をコーディネートしていく (高齢者)マンション協会との仕組みづくり・見守り体験の強化 (CSW) :住民活動の支援・共通課題の把握・地道な関わり・関係者の理解 ②早期発見と対応 ・啓発をして早めの気づき. ・相談しやすい体制を作る. ・介護予防の場作り. ③地域ケアのサービス周知 ・ケースはまず包括へ一報をというシステムがあるが、住民はそのシステムを知らない ・在宅にも薬剤師をもっと利用してほしい ・リハビリについて知ってもらう. ・リハビリ職の役割を広く理解してもらう. ④より良い地域包括ケアと連携に向けて ・MCS等を活用し、連携をしやすくする. ・3 師会の協力. ・行政との協力.
(13) ・地域包括支援センターとの交流 ・多職種連携の場に出る→特に医師の先生方が出にくいので合わせていく ・医療分野の学生に多職種連携を通じて学ぶ機会を増やす ・横のつながりをつくりたい ・介護側から医療側への声掛けにハードルが高い→医療側からの声掛け、SWが間に入る ⑤地域や住民とつながる ・地域の人の力をもっとかりる. ・住民主体の対話の場作り. ・地域特性の把握. ・地域の活動やお祭りに参加. ・地域の要となっている人とのつながり. ・地域の一員としてグレーゾーンに踏み込む→役割を区切らずに ・PT、OT、STの地域参加 ⑥共生社会の地域づくり ・住民が何をすることが出来るのか様々な世代に向けて、必要になる前にアプローチする ことが大切 ・学校教育の中での福祉教育を増やす. ・子世代も仲間に!. ・子どもたちが高齢者世帯への訪問→学校の理解 ・インフォーマル→フォーマルに作り替えていく ・トモニー(社会福祉協議会)通信を定期的に発行 9.考察 今回の多職種セミナーでは、地域包括ケアシステムと共生社会実現をつなげ、健康な時 から看取りまで、地域で暮らし続ける方々を支援するために、多機関・多職種が一堂に集 まり学び合う場を設定した。その際、NPO ミシガンネットの知見を用いたアイスブレイク、 ワールドカフェ運営とファシリテート等は、その出会いと学びの場づくり貢献できた。 開催に際しては、豊島区医師会長の高橋氏、理事の土屋氏、及び、豊島区役所の福祉総 務課長の直江氏、健康担当部長の常松氏のご理解とご協力をいただき、組織と職種を超え て多くの方々に参加いただくことができた。高橋氏と土屋氏は、三師会をはじめ、訪問看 護、理学・作業療法等、在宅医療関係者に周知いただき、直江氏は、区役所高齢福祉課、 地域包括支援センター、豊島区民社会福祉協議会に、常松氏は地域保健課、健康推進課に 周知いただいた。この背景には、医師会、区役所とも日常的な組織的ネットワークがあり、 それが本セミナーの参加者募集にもつながった。以下、アンケート結果とワールドカフェ 記録より考察をまとめる。 (1)アンケート結果より 本セミナーの目的は、アンケート結果(回収率 70%)に示される通り、「多職種の出会い.
(14) の場」、 「事例による各分野からの学び」、「地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた、 専門職連携と住民主体活動のつながり」の 3 項目では、 「とてもそう思う」 「そう思う」 を合わせて約 100%の回答を得ることができた。豊島区は、医師会リーダーシップによる3 師会の協力体制と、多職職連携の実績がある。さらに保健所と高齢者福祉行政、及び社会 福祉協議会とのつながりにより、多問題家族への世帯丸ごと支援から、活発な住民主体活 動と地域づくりへの実績がある。それらの実績に基づき、多様な地域での取り組みを共有 し、互いに学び合うことができた。 しかしながら、「高齢者の地域包括ケアの蓄積を生かし、地域共生社会に実現につなげ る行政の取り組み」のみ、「とてもそう思う」「そう思う」を合わせて約 90%の回答であり、 他の設問と比較するとやや低い。豊島区では、地域包括ケアと地域共生社会実現に、2009 年以来先駆的に取り組んでいるので、今後も継続的な多職種・多機関連携に期待したい。 (2)ワールドカフェ話し合い記録より まず、地域包括ケアシステムというと、医療介護連携や高齢者中心の議論となりがちで あるが、多職種連携のポイントや ICT 活用、地域での高齢者と多世代家族の支援、地域力 強化と住民との協働までと、幅広い議論ができた。 次に、同じ地域ケアや支援等に関わる者相互に、概念・言葉・アセスメント視点等の共 通点、及び相違点への相互理解の一助となった。例えば、同じ豊島区で仕事をしていても、 病気をみるか生活をみるか、人をみるか地域をみるか、個人をみるかシステムをみるか、 直接支援か運営事務か、等によって、地域への強みや課題の捉え方は異なる。ワークショ ップ参加者の多くは、患者・利用者・住民中心の議論を進めており多職種連携の成熟度が 伺える。豊島区は医師会、行政とも積極的で連携しやすい地域との意見も多かったので、 各機関の特徴をふまえ、今後も互いを尊重した協働が期待できる。 本セミナーが、医療と福祉行政がつながる契機となり、今後も互いの視点や実践を尊重 しながら住民・利用者・患者中心の多職種・多機関連携が発展することを願う。. (本ワークショップは、「公益財団法人. 在宅医療助成 勇美記念財団」の 助成により実施しました。).
(15) (資料) 2017年度勇美記念財団助成事業. 【地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた多職種連携ワークショップ】. アンケート. 2018.2.17. 1.あなたが現在所属する機関・団体をひとつ選んで〇をつけてください。 医院. 歯科医院. 薬局. 地域包括支援センター. 訪問看護ステーション. 社会福祉協議会. 行政. その他. 2.あなたが現在の仕事で活用する国家資格等に〇をつけてください。(複数回答可) 医師. 歯科医師. 歯科衛生士 専門員. 薬剤師. 看護師. 保健師. 社会福祉士. 精神保健福祉士. 主任介護支援専門員. その他. 理学療法士. 作業療法士. 介護福祉士. 介護支援. なし. 3.本日のワークショップに参加し以下(1)~(4)の各項目について、~のなか であてはまるものひとつに〇をつけてください。 (1)保健、医療、福祉の各分野で仕事をする方々と出会う場になった。 とてもそう思う そう思う. どちらともいえない そう思わない 全くそう思わない. (2)各機関の地域での支援事例より、各分野の取り組みを学ぶことができた。 とてもそう思う そう思う. どちらともいえない そう思わない 全くそう思わない. (3)地域包括ケアシステムと共生社会実現をつなげる行政等の取り組みを学ぶこと ができた。 とてもそう思う そう思う. どちらともいえない そう思わない 全くそう思わない. (4)地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた、専門職連携と住民主体活動の つながりを考えることができた。 とてもそう思う そう思う. どちらともいえない そう思わない 全くそう思わない. 4.地域での活動や参加から看取りまで、住民・利用者・患者中心の隙間のないケア に向けて、提案や意見等があればご記入ください。.
(16) 2017年度 勇美記念財団 助成事業. 地域包括ケアシステムと 共生社会実現に向けた 多職種連携ワークショップ. 地域包括ケアシステムは、高齢者分野を中心に医療介護連携から住民主体の地域づ くりまで、幅広い取り組みが行われています。地域での個別支援ケースは多様であり、 高齢者支援だけでは解決できない課題も増えています。また住民主体の地域づくりは、 高齢者だけでなく、多世代の参加と協働による共生社会の実現が求められます。 地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けて、多職種・多機関の相互理解を深め、 地域での活動や参加から看取りまで、住民・利用者・患者中心の隙間のないケアへ繋 げていけるよう、豊島区を基盤に本ワークショップを開催いたします。 日 程. 2月17日 (土)13:10∼16:45 場 所. 大正大学 2号館 8 階 同窓会ホール 対 象. ❶ 東京都豊島区で仕事をする医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護、理学・作業療法士、行政(含保健師) ・ 地域包括支援センター・主任介護支援専門員・社会福祉協議会、等職員 ❷ 全世代型地域包括ケアシステム形成と多職種連携に興味をもつ方 内 容 1.研修会の趣旨と進め方 2.アイスブレイク(ミシガン大学方式) 武蔵野大学通信教育学部人間科学部 山本由子氏 3.地域で暮らす患者や利用者への支援事例と行政の地域包括ケアシステム (1)豊島区民社会福祉協議会 コミュニティソーシャルワーカー 野口茉衣氏 (2)豊島区西部高齢者総合相談センター 社会福祉士 藤井 薫氏 (3)豊島区医師会理事(土屋医院院長) 医師 土屋淳郎氏 (4)豊島区本町訪問看護ステーション 訪問看護師 村崎佳代子氏 (5)地域包括ケアシステムと共生社会実現に向けた豊島区の推進体制 豊島区保健福祉部福祉総務課長 直江 太氏 4.「医療介護連携と住民主体活動をつなぐ」(ワールドカフェ方式による話し合い) ファシリテーター:早稲田大学人間科学学術院教授 加瀬裕子氏 5.各分野代表からのコメント 6.総 括 豊島区医師会会長(高仁会高橋診療所院長) 高橋清輝氏 終了後、17:00より懇親会を開催します。(参加費¥4,000程度). 特定非営利活動法人高齢者を支える 学際的チームアプローチ推進ネットワーク(通称:ミシガンネット) 共催 豊島区医師会・豊島区歯科医師会・豊島区薬剤師会・豊島区・豊島区民社会福祉協議会 主催.
(17) 大正大学 会場案内図 交通のご案内. 校舎のご案内 山. 道. 都. 子. →. 王. 営. 至. 三. 田. 線. 西巣鴨バス停. 9号館 (クラブ棟). り 通 袋. 明. 線 川 荒. 治. り. 2号館8階 同窓会ホール. AED. AED. ← ■ ■ ■ ■. AED. 1号館 (本部棟). 通. 池. AED. 山. 庚申 塚駅. 至. 3号館 (教育・研究棟). 防災倉庫 4号館(教室棟). 白. 淑徳巣鴨高. 区立巣鴨 北中学校. 新庚 申塚 駅. BUS. 駅. 埼京. 鴨. 堀割バス停. 電. 巣. 堀割. ). 南門 6号館 (体育棟). 都. BUS. (. AED. 3番出口. 西. 西巣鴨バス停. 5号館(教育・研究棟) 11号館 仏教文化施設 すがも鴨台観音堂. 10号館(教室棟). 西巣鴨 西巣鴨. 区立谷端 小学校. 7号館(教育・研究棟). AED. BUS. 線. 板 橋 駅. 中. J R:埼京線 板橋駅下車徒歩10分 地下鉄:都営三田線 西巣鴨駅下車3番出口徒歩3分 都 電:荒川線 庚申塚駅下車徒歩7分 バ ス:堀割または西巣鴨下車徒歩2分 ・池袋駅東口∼堀割または西巣鴨間約10分 ・浅草雷門行または西新井駅行. 守衛所. 全世代型地域包括ケアシステム形成に向けた多職種連携ワークショップ 申 込 書 式 用 紙 下記の通りご記入の上、E-mail にてお申し込みください。. 〈締切 2018年 2月12日 (月) 迄〉. ❶ 豊島区で仕事をする医療・保健・福祉関係者 E-mail の宛先. 豊島区保健福祉部福祉総務課 e-mail:[email protected]. 件 名. 多職種セミナー申し込み. 所属先 氏 名 連絡先メールアドレス 職 種 懇親会. 参 加 ・ 不参加. ❷ 上記以外の方 E-mail の宛先. 高齢者を支える学際的チームアプローチ推進ネットワーク [email protected]. 件 名. 多職種セミナー申し込み. 所属先 氏 名 連絡先メールアドレス 職 種 懇親会. 参 加 ・ 不参加.
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