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フランスにおける高齢者保健福祉システム

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664 第45巻 日本公衛誌 第7号 平成10年7月15日

フランスにおける高齢者保健福祉システム

Catherine Sauvaget

小川

恵子

一郎

久道

 2分化という現象はフランスの医療福祉制度の特徴である。中央政府が管轄する医療部門と,地方政府が 管轄する福祉部門である。  フランスの高齢者在宅推進政策は高齢者の日常生活を援助するさまざまなサービスを開発してきた。例え ば看護,医療サービスを提供すること,生活環境を改善し,社会的交流を維持することである。それによっ て施設に入所するまでの期間を延長させてきた。ホームヘルパーが高齢者の在宅ケアの代表である。彼らは 家事(掃除,買い物,料理)を手伝う。ホームケアサービスは在宅での看護と日常生活介助である。ホーム ヘルパーに次いで広く普及しているサービスである。ホームケアサービスは看護婦,准看護婦,心理学者, 理学療法士からなるチームで行う。  高齢者のための施設サービスは福祉と医療の2つに区別される。福祉施設には軽費老人ホームや養護老人 ホームなどが含まれる。医療施設には長期入院用病院などがある。高齢者対策の主要な目標は福祉施設内で 医療サービスを提供することである。高齢化が進行しているために,施設に生活する高齢者の中に,要介護 者が増加しているからである。最近,新しい概念の施設がつくられてきた。例えば,要介護者のための軽費 老人ホームや僻地に生活する要介護高齢者のための軽費老人ホームである。これらの施設は軽費老人ホーム と長期入院病院の中間的な性格を持つ。その他に要介護高齢者のための施設も存在する。それは野外活動や 作業療法を行う施設で,対象はアルツハイマー型痴呆の高齢者である。 Key words : 高齢者,フランス,在宅ケア,福祉施設,医療福祉

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