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編集後記 次号予告 編集委員

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Academic year: 2021

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230 次号予告(第巻・第号) 原著 地域高齢者の睡眠と抑うつとの関連における性差 ………田中美加,他 研究ノート 自覚症状のある肺結核患者の受診の遅れとその特 徴………加藤由希子,他 統合失調症の本人を治療につなげる際の行政専門 職による家族支援………蔭山正子,他 病原体サーベイランスから見た便検体からのポリ オウイルスの検出状況………曽我洋二,他 資料 母親の食生活に対する行動変容の準備性と児童の 朝食摂取および家族の健康関連行動との関係 ………今村佳代子,他 連載 ヘルスサービスリサーチ………東 尚弘 230 第59巻 日本公衛誌 第 3 号 2012年 3 月15日 ようやく暖かくというか急に暑くなりました。このと ころ季節の変わり目が突然やってくるような気がしてお ります。私,この 1 月に副編集委員長を拝命いたしまし た。一所懸命に頑張りますのでよろしくお願い申し上げ ます。 まだ雑誌編集に携わって 3 か月ではありますが,いわ ゆる「質的研究」に出会うことが多く,その中で特に気 になることがありますので,この場をお借りして私見と してコメントさせていただければ幸いです。それは「質 的研究を専門としない研究者・実務者にも理解できるよ うな方法や解釈などの丁寧な記述に心がけるようにして ほしい」ということです。ある分野では常識的な研究法 であっても,公衆衛生学領域では公衆衛生学研究として の目で,その研究は評価されることになります。従って 原著論文であれば,たとえば背景(そのトピックの紹 介,他の研究者の動向,研究の必然性),方法(対象の 選 定 , デ ー タ の 収 集 法 , 評 価 項 目 の 妥 当 性 , 解 析 方 法),結果の表示,考察(研究のオリジナリティ,その 研究の限界,公衆衛生学的メッセージ,等について)の 妥当性などの観点から査読されることになります。しか しながら質的研究として投稿される論文の中に,研究論 文として上記の要素を満たしていないものが見受けられ ます。質的研究のエビデンスについて掲載された成書, 例えば Straus ら。Evidence-Based Medicine 4th, Chur-chill Livingstone (2011) P68, 110–113を参考に,「研究の 科学性」(対象者の選択,データ収集の方法,解析法, 結果の表示,研究結果の一般化可能性等の適切性)にご 留意いただければ幸いです。 私は,日本の公衆衛生のさらなる発展には,現場の現 状紹介や,現場への還元を意識した研究が不可欠であ り,さらに今までデータにならず見過ごされてきた多く の「何か」が必要な気がしております。質的研究はそれ らに光を当てる可能性があると思います。どうぞ公衆衛 生学領域の読者をうならせるような研究の投稿を期待し ております。 (高橋秀人)

編集委員・査読委員(五十音順)

委員長 田 宮 菜奈子(筑 波 大 学 大 学 院) 編集担当理事 小 林 廉 毅(東 京 大 学 大 学 院) 安 村 誠 司(福 島 県 立 医 科 大 学) 山 縣 然太朗(山 梨 大 学 大 学 院) 副委員長 石 崎 達 郎(東京都健康長寿医療センター研究所) 高 橋 秀 人(筑 波 大 学 大 学 院) 編集委員 池 田 俊 也(国 際 医 療 福 祉 大 学 大 学 院) 長 田 久 雄(桜 美 林 大 学 大 学 院) 郡 山 千 早(鹿 児 島 大 学 大 学 院) 西 條 泰 明(旭 川 医 科 大 学) 斉 藤 恵美子(首 都 大 学 東 京 大 学 院) 佐 伯 和 子(北 海 道 大 学 大 学 院) 谷 原 真 一(福 岡 大 学) 中 尾 睦 宏(帝 京 大 学) 中 澤   港(神 戸 大 学 大 学 院) 中 瀬 克 己(岡 山 市 保 健 所) 中 村 好 一(自 治 医 科 大 学) 那 須 郁 夫(日 本 大 学) 西   信 雄(国 立 健 康 ・ 栄 養 研 究 所) 安 田 誠 史(高 知 大 学) 山 本 秀 樹(帝 京 大 学) 岡 田 就 将(厚 生 労 働 省) *編集委員任期 平成24年 1 月 1 日~平成26年12月31日

参照

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