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子宮頚癌の高線量率腔内照射時CT撮影によるリスク臓器の3次元の線量評価

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Academic year: 2021

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第41回群馬放射線腫瘍研究会抄録

日 時:平成 21年 9 月 12日 (土) 場 所:群馬大学医学部刀城会館 大会長:片野 進(栃木県立がんセンター 放射線治療部)

一般演題 >

座長:齋藤 淳一 (群馬大学重粒子線医学研究センター) 1.手術不能 期子宮体癌に対してCTガイド下腔内照 射を行った1例 吉本 由哉,大野 達也,若月 優 齋藤 淳一,尾池 貴洋,野田 真永 鈴木 義行,中野 隆 (群馬大医・附属病院・放射線科) 【背景・目的】 Ⅰ期子宮体癌に対する治療の第一選択は 手術であるが, 高齢や内科的合併症による手術不能例に 対しては根治的放射線治療が行われている. 一般に放射 線治療では外部照射と腔内照射を併用するが, その詳細 については未だ明確なコンセンサスは得られていない. 今回我々はⅠ期子宮体癌に対して CT ガイド下に高線量 率腔内照射治療 (CTIGBT)を行ったので報告する. 【対 象・方法】 症例は 87歳女性で, 当院産婦人科にて臨床 進行期Ⅰ期子宮体癌と診断された. 高齢のため手術不能 であり, 根治的放射線治療目的に当科に紹介された. 腔 内照射は週 1回法で, 子宮体部の漿膜面を評価点として 1回 6 Gyで合計 6回, 毎回 CT を撮影して, アプリケー タの挿入位置と線源の配置を最適化した. 【結果・結語】 第 1-5回目の照射では CTVの D は 4.3-6.5Gy, 膀胱及 び直腸の D2ccはそれぞれ, 3.2-5.8Gy, 5.4-6.1Gyであっ た. 第 6回目に腫瘍の残存が疑われる部位へ Boost照射 を行った. 30Gy時点に撮像した MRI では腫瘍縮小率は 81%と良好で,急性期有害事象は認めなかった.CTIGBT は線量 布の最適化が図れ, かつ安全な治療方法と え られた. 2. 腸骨リンパ節領域を除外した子宮頸癌外部骨盤照 射法における小腸 DVHの検討 尾池 貴洋,大野 達也,若月 優 齋藤 淳一,吉本 由哉,野田 真永 鈴木 義行,中野 隆 (群馬大医・附属病院・放射線科) 【目 的】 子宮頸癌において, 従来の全骨盤照射 (定型 照射)と 腸骨リンパ節領域を除外した照射 (以後,縮小 照射) の小腸 DVH を比較検討した. 【方 法】 当院で 放射線治療を施行した子宮頸癌 10例 (45∼82歳) の治 療計画用 CT 画像を用いて, 定型照射法及び縮小照射法 をそれぞれ前後対向 2門, 前後左右対向 4門で作成し, 骨盤内小腸の V100を各治療計画間で比較検討した. 治 療計画ソフトは Xioを 用した. 【結 果】 定型 2門 照射法の小腸 V100に対する縮小 2門照射法, 縮小 4門 照射法, 定型 4門照射法の小腸 V100の比は, それぞれ 0.80 (0.43∼1.00), 0.78 (0.35∼1.08), 0.91 (0.41∼1.09) で あった. 【結 語】 縮小照射法では被照射小腸体積が 臨床的有意に低減される可能性がある. 3.子宮頸癌の高線量率腔内照射時CT撮影によるリス ク臓器の3次元の線量評価 大久保 悠,加藤 真吾,清原 浩樹 大野 達也,鎌田 正 (放射線医学 合研究所 重粒子医科学センター病院) 【目 的】 子宮頸癌の高線量率腔内照射時に CT 撮影を 行い, リスク臓器について 3次元の線量評価を行った. 【方 法】 当院で 2008年 7月∼2009 年 3月に放射線治 療を行った子宮頸癌患者 13例を対象とした. 年齢の中 央値は 63歳 (35-80歳), 臨床病期はⅠb1∼Ⅲb期であっ た. 外部照射の 線量は 50Gy (全骨盤に 20-30Gy後, 中 央遮 ) とし, 腔内照射は A 点に 24Gy/4回を原則とし た. 腔内照射 1回目と 3回目に CT を撮影し, GEC-ESTROの勧告に従って膀胱・直腸に関して,3次元の線 量-容積パラメータについて解析した. 【結 果】 直腸 の D2ccは ICRU の 直 腸 線 量 と 同 等 の 値 で あった が 421 Kitakanto Med J 2011;61:421∼425

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(p=0.12), 膀胱の D2ccは ICRU の膀胱線量より有意に 高値であった (p<0.001). 【結 語】 従来の ICRU の 線量評価点では, 直腸線量は比較的適切に評価されてい たが, 膀胱線量は過小評価されている可能性が示唆され た. 4.子宮頸癌放射線治療の直腸パラメータと晩期直腸障 害の検討 北本 佳住, 口 啓子,岡本 雅彦 牛島 弘毅,玉木 義雄 (群馬県立がんセンター 放射線科) 【目 的】 子宮頸癌放射線治療の直腸パラメータと晩期 直腸障害の関連性を 及的に検討する. 【対象と方法】 当施設で子宮頸癌に対して外照射と低線量率腔内照射で 治療した 44例を対象とした.ICRU の reference pointの 線量,最大照射線量,直腸の D01cc,D1cc,D2cc,直腸壁の D5cc, D10ccをパラメータとした. 直腸の晩期有害事象 は CTCAE v3.0を用いて評価した. 【結 果】 44例の 直腸障害は,Grade 0: 23例,Grade 1: 15例,Grade 2: 3 例, Grade 3: 3例であった. 出血の有無で けた場合に, D01cc, D1cc, D2ccにおいて両群間に有意差を認めた. 【まとめ】 子宮頸癌の放射線治療において直腸パラメー タは晩期直腸障害の予測因子となる可能性がある.

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座長:井上エリ子(群馬大医・附属病院・看護部) 5.放射線治療を望んだ食道がん患者の治療に対する思 い・ えを知る 市川 佳孝,井上エリ子 (群馬大医・附属病院・北6階病棟) 中島 陽子 (群馬大学重粒子線医学研究センター) 【目 的】 放射線治療を選択した食道がん患者が, 放射 線治療を選択した経緯とどのような気持ちで治療に臨ん でいるのかを知ること. 【方 法】 食道がんで自ら放 射線治療を選択し, 初めて放射線治療を行う患者を対象 とし, 半構成的面接を行った. 面接内容は質的帰納的方 法を用いて 析した. 【結 果】[手術と放射線治療の 特徴を知り放射線治療を選択][放射線治療の副作用の出 現に対する不安]などの 5つのカテゴリーが抽出された. 対象者は, 手術をすることで声が出なくなってしまうこ とや, 気管切開をした場合に仕事に影響を及ぼす可能性 があることから, 価値観やボディイメージの変調が懸念 されたため, 放射線治療を選択していた. 【結 語】 対 象者は治療の特徴や副作用について理解し, 治療に望ん でいることが かった. 治療選択の経緯について知るこ とによって, 患者の生活や価値観を知ることが出来, そ のことをふまえて看護介入することが重要である. 6.前立腺癌密封小線源療法における看護の統一を図る ―看護手順チェックリストの作成― 宮田 和美,掛川 幸恵,井上理英子 中澤 晴美,櫻井 通恵,丸山 子 (群馬県立がんセンター 4階東病棟) 【目 的】 当院では全身麻酔下による前立線癌密封小線 源療法を行っている. 看護師は治療の専門知識と全身麻 酔管理を含む周手術期の看護も必要となるが, 既存の看 護手順では詳細な記述がなく業務が繁雑となっている. そこで前立線癌密封小線源療法の看護手順を明確にする ことで介助する看護師が統一した看護を提供できると え看護手順チェックリストを作成した. 【方 法】 1. 既存の看護手順と業務の見直し, 2. 先行研究を参 に看 護手順チェックリストを作成. 【結 果】 当院におけ る前立線癌密封小線源療法の看護手順チェックリストを 作成したので報告する.【結 語】 今後このチェックリ ストを実際に 用し評価・検討をしていく. 7.初めて放射性ヨード内服治療を受ける患者の症状と 気持ちの 析及び看護介入の検討 楢原 愛美,井上エリ子 (群馬大医・附属病院・北6階病棟) 中島 陽子 (群馬大学重粒子線医学研究センター) 【目 的】 初めて放射性ヨード内服治療を受ける患者の 症状と気持ちの推移を 析し, 治療を受ける患者に有効 な看護介入方法を検討する. 【対象と方法】 甲状腺癌 の患者に対して半構成的面接による質的帰納的 析と, 症状チェック用紙を用いて治療に関連する症状や気持ち の経時的変化を観察した. 【結 果】 治療前の面接で は, 治療に伴う変化への恐れ> 初めての治療への挑戦> 等 7つのカテゴリーが抽出された. 治療後の面接では, ヨード内服後の症状の辛さ> 治療結果への安心感と今 後の不安> 等 7つのカテゴリーが抽出された. 治療期間 中は, 投薬日当日に一時的な嘔気の増強と, 投薬日二日 目以降持続的なのどの違和感と耳下部の疼痛がみられ た. 【まとめ】 治療中の具体的なイメージ作成のため にオリエンテーションの充実が重要であること, 治療後 は症状の辛さや今後の生活について退院後の精神的フォ ローが必要であること等が示唆された. 第 41回群馬放射線腫瘍研究会抄録 422

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