<Book Review>Edited by Louis A.Castenell & Jill M. Tarule The Minority Voice in Educational Reform: An Analysis by Minority and Wormen College of Education Deans
全文
(2) 人権問題研究資料. 第19号. 介 さ れ て い る(以. 下 、1∼4)。. 第 二 部 で は 、 学 校 改 革 に 注 目 し、 「権 力 、 紛 争 、 人. 種 、 ジ ェ ン ダ ー の 課 題 」 を テ ー マ に5本. の 論 文 が 紹 介 さ れ て い る(以. 下 、5∼9)。. 以 下 、 各 論 文 の 論 点 に っ い て 紹 介 し て い く。. 7SurvivingtheMiddlePassage:TheAbsentLegacyofAfrican AmericanWomenEducationDeans? ヨ ー ロ ッパ 系 ア メ リ カ 人 が 多 数 を 占 め る 職 場 に 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 が 「一 人 、 も し く は ご く わ ず か し か い な い こ と」。 ア フ ァ ー マ テ ィ ブ ・ ア ク シ ョ ン や 差 別 撤 廃 の た め の特 別 政 策 に よ って、 雇 用 を割 り当 て られ た た め に雇 わ れ て い る ア フ リカ系 ア メ リ カ 人 が 、 「象 徴 」 と し て の 役 割 を 背 負 わ さ れ る こ と 。 こ の 二 っ は 、 「否 定 的 な 人 種 的 ス テ レ オ タ イ プ 」 と あ わ せ て 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 が 直 面 す る 「三 重 の 危 険 」 で あ る(p.10)。 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 女 性 の 場 合 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 と し て の 「三 重 の 危 険 」 と 重 ね て 、 「女 性 」 と し て の 「三 重 の 危 険 」 に も さ ら さ れ る と言 え る で あ ろ う。 女 性 た ち は 、 「象 徴 」 と して の 役 割 を 背 負 わ さ れ 、 女 性 問 題 の 担 当 者 と い う 枠 組 み の 中 に 押 し 込 め ら れ て し ま う(p.18)。. 男 性 中 心 の職 場 に お い て女 性 は少 数 で あ る. た め に 、 ま た 、 女 性 に 対 す る 否 定 的 な ス テ レオ タ イ プ が あ る た め に 、 女 性 た ち の 役 割 や 考 え 方 は 、 正 当 性 を も た な い と さ れ る(p.17-18)。 ヨ ー ロ ッパ 系 ア メ リカ 人 の 男 性 た ち は 、ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 女 性 た ち に 影 響 を 及 ぼ さ れ た り 、 変 化 を も た ら さ れ た り、 支 配 さ れ た く な い 。 そ の た め に 、 さ ま ざ ま な こ と が い っ の ま に か 密 室 で 決 め られ て い く よ う な 男 性 の ネ ッ ト ワ ー ク を 堅 持 し 、 意 思 決 定 の 過 程 か ら、 彼 女 た ち を 排 除 して い く(p.18,24)。 し か し、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 女 性 が リ ー ダ ー シ ッ プ を 取 る う え で の 利 点 が あ る。 そ れ は 、 コ ミュ ニ テ ィ を 持 っ て い る こ と 、 多 様 性 を 進 め る こ と が で き る こ と 、 マ イ ノ リテ ィ の学 生 や社 会 的 不 利 益 を被 って い る学 生 に理 解 を 示 す こ とが で き る こ と、 男 性 に は で き な い 公 正 で 実 直 な 対 話 を 実 践 で き る こ と、 な ど で あ る(p.17)。 一70一.
(3) 'PheMir,r,rii,yV`,ic`うir,Educati`,nalR`:fr,rrr, 2TheContemporaryChallenge:FamilyandVl/orkIssuesfor WOmeninHigherEducation 人 学 と い う社 会 環 境 に お い て 女 性 た ち の 成 功 を 阻 ん て い る4.の に っ い て 、 構 造 的 な 問 題 と 意 識 的 な 問 題 のpi,j方か ら検 討 さ れ て い る,、構 造 的 な 問 題 と し て は 、 出 産 や 育 児 に 対 す る 保 障 が 不i'分 家族の世話 を. な こ と、 学 期 中 に 長期 聞 の休 暇取 得 か 困 難 て あ る こ と、. 一 身 に こ な しなが ら、 同時 に 、学 術 的 ・専門 的 な活 動 や 仕 事 、 ネ ッ ト. ワ ー クへ 参 加 す る こ と は 重 要 で あ る に もか か わ らず 困 難 で あ る こ と、 家 庭 と仕 事 と の 両 立 が で きず に、 い ったん 仕 事 を や め て し ま う と、 大学 の経 営 者 や教 授 と して 、 女 性 が 再 び 採 用 さ れ る こ と は 困 難 な こ と 、 な ど が あ げ ら れ て い る 。'方. 、意識的 な. 問 題 と して は 、 依 然 と し て 、 家 事 ・育 児 ・介 護 は 女 性 が 引 き 受 け る べ き だ と 考 え ら れ て お り 、 さ ら に 、 職 場 に お い て も、 調 整 役 が 期 待 さ れ る こ と 、 な ど が あ げ ら れ て い る(p.36-37)o 学 生 が 教 授 に 与 え る 評 価 も男 性 と 女 性 と で は 異 な る。 女 性 教 授 が 男 性 教 授 と 同 等 の 評 価 を 得 よ う と す れ ば 、 男 性 教 授 よ り も講 義 や ク ラ ス 活 動 の 準 備 の た あ に よ り 多 くの 時 間 を 割 か な け れ ば な ら な い 。 さ ら に 、 学 生 相 談 や 学 生 サ ポ ー トの た め に 、 学 内 に お け る 業 務 や 活 動b`よ. り 多 く の 労 力 を 提 供 し な け れ ば な ら な い(p.39)。. 女 性. た ち は 、 男 性 が 確 立 して き た 職 場 の 価 値 体 系 や 研 究 者 と し て の 生 活 に 、 自 ら を あ わ せ るよ う に努 力 す る。 家 庭 と職 場 で 引 き受 け させ られ る責 任 を首 尾 よ く こな そ う と しな が ら も 、 自 責 感 に か ら れ て い く(p.40)。 本 論 で は 、 次 の よ う な 提 言 が な さ れ て い る 。 未 来 の リ ー ダ ー を 育 成 し て い く大 学 と い う 場 が 、 職 場 環 境 と い う 点 か ら も先 駆 的 な 場 所 と な る べ く、 教 職 員 た ち が 家 庭 と 仕 事 の 両 立 を 図 れ る よ う な 政 策 を 打 ち 出 して い く こ と。 大 学 の 長 と い う立 場 に い る 者 た ち が 、 そ の モ デ ル と して の 役 割 を 果 た し て い く こ と 。 教 員 た ち が 、 学 内 で の 研 究 や 教 育 の み な らず 、 学 外 で の 生 活 を 充 実 さ せ 、 地 域 の 活 動 や 学 生 と の 集 ま り に も参 加 で き る よ う な仕 組 み を 作 って い くこ と。 そ う した仕 組 みが 、 大 学 内 の職 場 環 境 づ くり に と って も重 要 で あ る との 認 識 を持 っ こ と。 大 学 と して の ニ ー ズ や組 識 と 一7ユ. ー.
(4) 人権問題研究資料. 第19号. して の 発 展 と い う 視 点 の み な ら ず 、 教 職 員 た ち の 大 学 外 で の 生 活 に 関 す る ニ ー ズ や 人 間 と して の 発 展 を 重 視 す る 視 点 も持 ち 、 そ の バ ラ ン ス を と っ て い く こ と が 重 要 で あ る との 認 識 を 深 め る こ と。 ま た、 そ う した認 識 を 具体 化 で きる よ うな 政 策 や 支 援 組 識 を 創 設 し て い く こ と 、 な ど が 提 言 さ れ て い る(p。44-47)。. 3RechartingthePathsofWomenandMinorityLeaders: AJourneyofConsequence 本論 で は、 女性 や民 族 的 マ イ ノ リテ ィ を教 育 現 場 の リー ダ ー と して採 用 して い く こ とに よ って もた ら され た 積 極 的 側 面 の 事 例 が 紹 介 され て い る。 た と え ば、 教 育 問 題 の 内容 や教 員 の構 成 に 多 様性 と い う視 点 を 導 入 した こ と に よ って 、 大 学 周 辺 の コ ミ ュ ニ テ ィ に も 変 化 が 生 じて き た(p.55)。. 大 学 に 、 マ イ ノ リテ ィの 学 生 や教 員 の. 数 が 増 加 し た 。 ト ップ ダ ウ ン 形 式 の 大 学 の 規 則 や 会 議 の 進 め 方 に 変 化 が 起 き(p.57)、 教 授 陣 は、 自分 た ち の ニ ー ズ や ア イ デ ィア を実 行 に移 せ る女 性 や マ イ ノ リテ ィに、 リ ー ダ ー シ ッ プ の 機 会 を 与 え る よ う に な っ た 、 な ど の 効 果 が 紹 介 さ れ て い る(p.64)。. 4DeaningataHistoricallyBlackInstitution:Challenges, opportunities,andPromise 隠 れ た カ リキ ュ ラ ムや 力 の文 化 を通 して、 学 問 へ の 自信 や関 心 を失 って大 学 に入 学 して く る ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 学 生 に 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 大 学 が 提 供 す べ き は 、 セ イ フ テ ィ ネ ッ トで あ り 、 教 員 自 ら が 身 を 持 っ て 示 す リー ダ ー シ ッ プ で あ り、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 の 歴 史 や文 化 に触 れ る機 会 で あ る。 教 授 陣 が さ ま ざ ま な プ ロ グ ラ ムを 提 供 す る こ とで 、 社 会 に貢 献 で き る よ うな 人 材 を 育 成 して い くと と もに 、 学 生 た ち の 共 同 体 意 識 を 育 て 、 リ ー ダ ー シ ッ プ や 責 任 を 身 に っ け る 機 会 も与 え られ る 。 学 生 た ち は 、 自 尊 感 情 と 何 事 に も立 ち 向 か う 精 神 を 身 に っ け て い く。 白 人 中 心 の 社 会 で 生 き て い く た め の 力 を 獲 得 して い く。 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 大 学 は 、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 の 学 生 が 、 上 述 の よ う な さ ま ざ まな こ とを 学 び 、 社 会 で 生 きて い 一72一.
(5) TheMinorityVoiceinEducationalReform く力 を っ け る た め の コ ミ ュ ニ テ ィ と して の 役 割 を 果 た して い る(p.71-72)。 学 生 た ちが 異 文 化 や 多 様 性 に対 す る理 解 を深 め 、 自身 の アイ デ ン テ ィ テ ィを 保 持 して い く た め に は 、 教 員 が 異 文 化 と そ の 背 景 に 対 す る 理 解 と 視 点 を 持 っ こ と が 必 要 不 可 欠 で あ る(p.75)。. こ う した 理 解 と視 点 と教 育 力 を 備 え た教 員 と大 学 の存 在 は、. ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 一 人 ひ と り の 学 生 の み な ら ず 、 彼 ら/彼 ニ テ ィ の 発 展 に も 寄 与 し続 け る(p. 女 らの 属 す る コ ミュ. .77)。. ア フ リカ系 ア メ リカ人 の過 半 数 が マ ジ ョ リテ ィの学 校 で 教 員 教 育 の プ ロ グ ラ ムを 受 けて お り、 予 算 削 減 が 貧 困 層 や マ イ ノ リテ ィ に打 撃 を 与 え て い る よ う な現 状 で は、 マ ジ ョ リテ ィ の学 校 教 育 プ ロ グ ラ ム の 中心 に多 様 性 を す え て い く こ と と、 ア フ リカ 系 ア メ リカ人 大 学 と マ ジ ョ リテ ィの大 学 の教 育 学 部 長 た ち に よ る 日常 的 な 協 力 体 制 を 作 り 出 して い く こ と が 、 多 様 性 に 対 す る 理 解 と 評 価 と尊 重 を 高 め て い く た め に 重 要 な こ と で あ る(p.82)。. 5AProfessionatRisk:ChangingtheImageandSubstanceofTeacher Education 教 員 教 育 の 改 革 に必 要 な も の は何 か 。 さ ま ざ ま な 提 言 が 行 わ れ て い る が 、 中 で も 焦 点 と も言 え る観 点 は、 教 員 と学 生 を始 め とす る各 関係 者 た ち の 関係 性 の変 革 で あ る。 教 育 と は 、 学 習 と は 何 か 。 コ ミ ュ ニ テ ィ に 観 点 を 移 して 、 提 言 を 行 っ て い る 。 「学 生 、 教 員 、 教 育 専 門 家 、 学 校 経 営 者 、 保 護 者 、 ビ ジ ネ ス 界 な ど の た あ に 、 学 び 、 思 考 す る コ ミ ュ ニ テ ィ づ く り を 進 め る こ と」 が 大 切 で あ り、 「学 校 と 大 学 の パ ー ト ナ ー シ ッ プ を 構 築 す る こ と に よ っ て 、 現 在 の 教 育 が 抱 え る 課 題 に 共 に 取 り組 ん で い く た め に 、 課 題 を 共 有 し、 議 論 し、 解 決 し て い く 場 が 作 り 出 さ れ る 」(p.90)。. 「こ. う した 取 り 組 み に 参 加 す る す べ て の 構 成 員 が 、 相 互 作 用 を し な が ら、 企 画 、 プ ロ セ ス 、 手 続 き、 そ し て 結 果 へ の 平 等 な 責 任 と 義 務 を 負 う こ と 」。 そ れ が 学 習 で あ る 。 こ う した 「相 互 作 用 ア プ ロ ー チ は 、 新 し い 学 習 の あ り方 と し て 、 共 生 に よ る イ ン ク 一73一.
(6) 人権問題研究資料. 第19".;. ル ー ジ ョ ン を も た ら す こ と が で き る」(p.94)。 この ア プ ロー チ を 成 功 させ るた め に も、 また 、 教 員 が 自信 を持 って、 紛 争 や 問題 を 解 決 す る た め に も、 地 域 と の 協 力 、 住 民 重 視 、 プ ロ セ ス 重 視 の 視 点 は 欠 か せ な い 、 と 主 張 し て い る(p.97-100)。. 6Site-BasedManagementand丁eacherEmpowermentinEducational Reform:CanthePowerBeShifted? 教 育 改 革 の 柱 は 、 階 級 組 織 的 で 官 僚 的 な ト ッ プ ダ ウ ン式 の 権 力 構 造 を 改 革 す る こ と 、 学 校 主 導 の 運 営 と教 員 の エ ン パ ワ メ ン トに よ っ て ボ トム ア ッ プ の ア プ ロ ー チ を 採 用 し て い く こ と 、 で あ る(p.104)。. この アプ ロ ー チ を採 用 す れ ば 、 コ ミュニ テ ィ. 再 建 を 組 み 込 ん だ学 校 運 営 が必 要 とな る。 ま た、 意 思 決 定 や コ ンセ ンサ ス形 成 の能 力 を 高 め て い く た め の 教 員 へ の 訓 練 が 必 要 と な る(p.105,107)。. 支 配 構 造 と権 力 構. 造 の 改 革 を 行 い 、 教 員 へ の 情 報 提 供 と教 員 の 参 加 を 射 程 に 入 れ た 教 育 改 革 を 実 践 し て い く こ と が 必 要 で あ る(p.107-108)。 教 員 を エ ンパ ワ メ ン ト し、 そ の 役 割 を 高 め て い く よ う な プ ロ グ ラ ム を 採 用 し て い け ば 、 学 生 の 学 習 能 力 の 向 上 に もっ な が る 。 さ ら に 、 教 員 聞 の 協 力 関 係 と教 員 の 自 律 や 自 治 を 高 め て い く こ と に も な り、 そ れ ら は 相 互 に 関 連 し あ い な が ら、 相 乗 効 果 を も た ら す(p.108-109)。 本 論 は 、 教 育 改 革 の 柱 に 、 学 校 主 導 の 運 営 と 教 員 の エ ンパ ワ メ ン トの2点. をす え. る こ と に よ る 権 力 構 造 の 変 革 の 必 要 性 を 主 張 し、 そ の 課 題 と 可 能 性 を 提 言 し て い る 。. 7AcademicsandCulturalExcellenceforAfricanAmerican Students:ImperativesforPublicEducation 権 力 関 係 の 一 っ と して 機 能 して い る 人 種 、 あ る い は 、 人 種 を め ぐ る 言 説 が 、 教 育 の 中 で、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 に いか な る影 響 を与 えて きた のか 。 これが 本論 の テ ー マ で あ る。 一74一.
(7) TheMinorityVoiceinEducationalReform 教 育 権 保 障 の 闘 い 。 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 歴 史 や 文 化 、 彼 ら/彼. 女 らに よ って. もた ら され た 社 会 貢 献 に関 す る知 識 を学 校 や大 学 の教 育 に お い て主 流 化 させ るた め の 闘 い 。 そ して 、 教 育 現 場 にお け る ア フ リカ系 ア メ リカ人 の役 割 を再 構 築 して い く 闘 い 。 これ ら は、 人 種 差 別 的 な 社 会 にお いて 、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 が、 自 らの生 存 権 や 市 民 と して の平 等 、 自 己 決 定権 を 求 め る闘 い で もあ った。 し か し、 教 育 は 同 時 に 別 の 側 面 も あ わ せ も っ て い た 。 「米 国 の 民 主 主 義 を 最 も損 な って い る社会 的病 弊 で あ る、 人 種 差 別 主 義 、 性 差 別 主 義 、 階 級 差 別 主 義 」 を存 続 させ て い くた め の道 具 と して、 教 育 課 程 や教 育 シス テ ム が利 用 さ れ て しま って い る。 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 は 、 こ の 現 実 に も 直 面 し な け れ ば な ら な い(p.118-120)。 教 育 は 、 社 会 に お け る 権 力 構 造 と そ れ に 基 づ い て 生 み 出 さ れ る 政 策 を あ らわ す 鏡 で あ る 。 社 会 に 根 強 く残 る 人 権 差 別 主 義 や 選 別 主 義 が 教 育 制 度 や 教 育 プ ロ グ ラ ム と い う社 会 の 仕 組 み と な り 、 ま た 、 教 員 の 意 識 や 日 々 の 教 育 実 践 と な っ て 現 れ て く る 。 教 育 が、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 の学 生 た ち を 、 学 校 か らだ けで な く、 社 会 か ら排 除 す る と と も に 、 彼 ら/彼. 女 らの 自尊 感 情 を 打 ち の め し、 白 人 た ち の 手 に権 力 と支 配. を 与 え 続 け る こ と を 可 能 に す る 、 と い う 側 面 も あ わ せ も っ て い た(p.121-123)。. こ. う し た 課 題 を 克 服 して い く た め に も、 マ イ ノ リ テ ィ の 学 校 や 大 学 へ の 支 援 を 充 実 さ せ る な ど の 取 り 組 み が 重 要 で あ る(p.128-129)。. 8DevelopingaMulticulturalFocusin丁eacherEducation: OneDepartment'sStory 大 学 の 学 生 層 が 、 社 会 的 ・人 種 的 ・文 化 的 に 、 ま す ま す 多 様 に な っ て き て い る 。 こ の こ と は、 大学 にお け る教 育 プ ロ グ ラ ム や教 員 教 育 プ ロ グ ラ ム に、 ま た、 大 学 シ ス テ ムや 教 職 員 の 雇 用 シス テ ム に、 多 様 性 の視 点 を柱 にす え て い くこ と が、 学 生 の た め だ け で な く、 大 学 の 存 続 に と っ て も必 要 で あ る こ と を 意 味 して い る(p。135-137)。 多 様 性 を 広 義 で 捉 え る な ら ば 、 「学 習 ス タ イ ル 、 ジ ェ ン ダ ー 問 題 、 社 会 的 経 済 的 差 異 、 言 語 の影 響 、 民 族 的文 化 的 差 異 、 さ ら に は家 族 構 造 」 まで を も視 野 に入 れ た講 一75一.
(8) 人 権 問 題 研 究 資料. 第19号. 義 や 議 論 を 大 学 で 行 っ て い く 必 要 が あ る(P.137)。. 学 生 一 人 ひ と り は、 さ ま ざ ま な. 差 異 や ニ ー ズ を 持 っ て い る に も か か わ らず 、 各 教 授 の 専 門 分 野 か ら す れ ば 、 ジ ェ ン ダ ー あ る い は 特 定 の 民 族 グ ル ー プ と い っ た よ う な 、1っ さ れ て し ま う(p.138)。. の カ テ ゴ リーの 中 に分 類 化. だ か ら こ そ、 各 教 授 が 多 様 性 を念 頭 に 置 い た講 義 や議 論 を. 展 開 して い く必 要 が あ る 。 マ ジ ョ リ テ ィ の 学 生 に 対 して 、 多 様 性 に 関 す る 知 識 や 視 点 、 実 践 を 提 供 す る こ と 、 マ イ ノ リテ ィの教 員 の 採 用 を推 進 す る こ と、 マ イ ノ リテ ィの学 生 とかか わ る際 に必 要 な スキ ル や 知 識 、 戦 略 を 教 員 教 育 プ ロ グ ラ ムの 中 で 提 供 す る こと、 マ イ ノ リテ ィ の 学 生 の 研 究 業 績 を 向 上 させ る よ う な教 育 プ ロ グ ラ ムを 作 り 出 して い くこ と、 す で に 実 践 さ れ て い る こ う した 取 り 組 み に っ い て 調 査 し広 め て い く こ と 、 な ど が 提 言 さ れ て い る(p.139)。. 9RestructuringAmericanSchools:APerspectiveon丁estingand Assessment 教 育 の成 果 は 何 に よ って 図 られ る の か。 教 育 改革 を進 め て い くに あ た って 、 デ ー タ と し て 用 い ら れ て い る 規 格 化 さ れ た 知 能 テ ス トに 問 題 は な い の か 。 テ ス ト実 施 に あ た っ て 、 社 会 的 不 利 益 を 被 っ て い る 子 ど も た ち や 、 民 族 的 ・言 語 的 マ イ ノ リテ ィ へ の 特 別 措 置 が 必 要 な の で は な い か 。 彼 ら/彼. 女 ら の 生 活 の 背 景 に あ る 歴 史 的 ・人. 種 的 ・構 造 的 要 因 は 考 慮 さ れ る の か 。 テ ス トの 結 果 で 見 え て く る 格 差 は 、 社 会 的 文 化 的 差 異 や 人 種 的 不 平 等 、 貧 困 や 言 語 的 要 因 な ど の 問 題 を 覆 い 隠 し、 人 種 的 差 異 の 問 題 と して 解 釈 さ れ て し ま う の で は な い か 。 テ ス トの 実 施 に よ っ て 、 人 種 や 民 族 性 、 社 会 的 階 級 に 対 す る 偏 見 を 温 存 さ せ て し ま う の で は な い か 。 規 格 化 さ れ た テ ス トは 、 特 に マ イ ノ リテ ィに と っ て、 本 当 に公 平 で 科 学 的 な手 段 な のか 。 科 学 的 手 法 に よ っ て す べ て を正 当 化 で き る のか 。 人 間 の さ ま ざ ま な能 力 や 心 理 的 側 面 は ど の よ う に図 ら れ る の か(p.150-153)。. こ う し た テ ス トの 結 果 が 、 移 民 規 制 政 策 な ど の 社 会 シ ス. テ ム に 使 わ れ て し ま う の で は な い か(p.158)。 一76一. 本 論 で は 、 規 格 化 さ れ た テ ス トの 実.
(9) TheMinorityVoiceinEducationalReform 施 と そ の 結 果 に 基 づ い て 行 わ れ る教 育 改 革 の も っ さ ま ざ ま な 問 題 点 が 指 摘 さ れ て い る。 人 種 的 。経 済 的 。文 化 的 。言 語 的 ・経 済 的 多 様 性 、 教 育 機 会 の 平 等 、 マ イ ノ リ テ ィ の 学 力 保 障 や エ ンパ ワ メ ン トな ど を 重 視 し て い く視 点 か ら、 教 育 改 革 に 既 存 の 評 価 シ ス テ ム が 使 わ れ る こ と に よ る マ イ ノ リテ ィ の 学 生 た ち に 及 ぼ す 影 響 を 考 慮 し 、 学 生 の さ ま ざ まな 能 力 を評 価 す る新 しい シス テ ム を検 討 して い く こ との必 要性 を 提 言 して い る(p.159-162)。. 以 上 、 本 書 の 各 論 文 の 内 容 を順 次 紹 介 して きた。 各 論 文 と も多 くの提 言 を行 って い る 中 で 、9本. の 論 文 に 共 通 し て お り、 焦 点 と も い え る 観 点 は 、 教 育 改 革 に お け る. マ イ ノ リテ ィ や 女 性 の 力 、 そ して コ ミ ュ ニ テ ィ の 力 の 重 要 性 で あ る 。 ア フ リカ 系 ア メ リカ 人 や 女 性 が リ ー ダ ー と し て 発 揮 す る 「特 定 の ス キ ル や 感 受 性 、 洞 察 力 」。 マ イ ノ リ テ ィ や 女 性 の エ ン パ ワ メ ン ト。 こ れ ら を 重 視 す る 視 点 は 、 従 来 の 教 育 現 場 の リー ダ ー 、 い わ ゆ る 白 人 男 性 に は 欠 け て お り、 こ れ ま で さ ほ ど重 要 視 さ れ る こ と も な か っ た 。 しか し、 今 後 は 、 マ イ ノ リテ ィや 女 性 が コ ミ ュ ニ テ ィ で 培 っ て き た さ ま ざ ま な 力 や 視 点 を 教 育 現 場 で 実 践 して い く こ と が 重 要 で あ る と指 摘 さ れ て い る(P.xviii)。 ア フ リカ 系 ア メ リカ 人 が 自 ら の 属 す る コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 で 身 に っ け て き た も の は 、 彼 ら/彼. 女 ら が 、 教 育 現 場 の リ ー ダ ー と して 、 現 場 で さ ま ざ ま な 課 題 や 活 動 に 取 り. 組 む 際 に 生 か さ れ て く る。 ア フ リ カ 系 ア メ リカ 人 は 、 白 人 中 心 社 会 に お い て 「黒 人 」 と し て 生 き 、 異 文 化 や 多 様 性 に よ る 共 生 を 模 索 して き た 。 そ して 、 そ う し た 社 会 の 中 で 生 き 延 び る た め に、 「異 文 化 間 に ま た が る 単 純 か っ 複 雑 な 状 況 に 関 し て の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 っ て い く た め に 多 種 多 様 な 方 法 を 巧 み に 使 う」 な ど の 手 法 を コ ミュ ニ テ ィで 培 って きた 。 ア フ リカ系 ア メ リカ人 の リー ダ ーた ち は、 教 育 現 場 にお け る さ ま ざ ま な レ ベ ル の さ ま ざ ま な 人 々 の 関 係 性 や 要 求 に 敏 感 に な る 。 そ して 、 関 係 性 構 築 や 要 求 実 践 を 行 っ て い くた め に 、 コ ミ ュ ニ テ ィ で 身 に っ け た そ れ らの 手 法 を 活 一77.
(10) 人権問題研究資料. 第 ユ9号. 用 して い く と い う(p.xii-xiii)。 女性 が リー ダー に な る こ との意 義 と して本 書 で述 べ られ て い る こ とは、 ジ ェ ン ダー と 深 く 関 連 して い る。 女 性 は 、 人 間 関 係 を い か に う ま く維 持 して い く か 、 い か に 発 展 さ せ て い く か 、 と い う こ と に重 点 を 置 いて お り、 そ こ に、 女 性 が リー ダー シ ップ を 発 揮 す る上 で 果 た す 役 割 が あ る 、 と い う も の で あ る(p.xv)。. 協 力 関 係 づ く りや 権 力 の 再 分 配 、 コ ミ ュ. ニ テ ィ の 創 設 、 問 題 解 決 の た め の 種 々 の 可 能 性 の 追 求 な ど の 実 践 に お い て 、 女性 は 、 対 立 し な い よ う な 方 法 を 用 い る 。 そ れ が 彼 女 た ち の リ ー ダ ー シ ッ プ ・ア プ ロ ー チ で あ る。 時 と して 、思 い や りを 強 調 しす ぎ るが ゆ え に、 優 柔 不 断 で弱 い と み られ て し ま う こ と も あ る 。 し か し、 関 係 性 を 重 視 し た ア プ ロ ー チ を 取 る リ ー ダ ー は 、 対 話 を 重 ん じ、 協 働 に よ る 意 思 決 定 を 行 お う と す る。 ま た 、 人 間 関 係 づ く り や グ ル ー プ ・ プ ロ セ ス に 抜 き ん 出 て い る こ と が 求 め ら れ る。 そ の 際 に 、 多 様 性 と い う 視 点 を も っ た 手 法 の 提 供 も必 要 と な る 。 こ こ に 、 女 性 が リー ダ ー と な る こ と の 意 義 が あ る 、 と して い る(P.xvi)。. コ ミ ュ ニ テ ィ を 持 っ 、 あ る い は 、 コ ミ ュ ニ テ ィ を 作 り 出 せ る マ イ ノ リテ ィ や 女 性 が リー ダ ー と な る こ と の意 義 にっ いて 、 本 書 の各 箇 所 に ち りば め られ た論 点 にか か わ る 問 題 点 を 一 っ 指 摘 して お き た い 。 本 書 で は 、 教 育 が 、 人 種 や ジ ェ ン ダ ー に 基 づ く偏 見 や ス テ レ オ タ イ プ を 助 長 し て き た 側 面 が あ る こ と の 問 題 点 を 指 摘 し、 し た が っ て 、 教 育 改 革 に お け る 多 様 性 と い う 視 点 の 導 入 が 必 要 だ と の 主 張 が 繰 り返 し行 わ れ て い る 。 しか し、 こ こ で 指 摘 して お き た い の は 、 マ イ ノ リ テ ィ や 女 性 の リ ー ダ ー 的 あ る い は モ デ ル 的 存 在 で あ る 人 々 の 論 点 に 、 人 種 差 別 主 義 や 性 差 別 主 義 に 基 づ く社 会 構 造 や 社 会 意 識 を 温 存 助 長 し、 再 生 産 しか ね な い よ う な も の が 時 折 見 受 け られ る と い う点 で あ る。 た とえ ば 、 家 族 の 問 題 を 論 じ る際 に 、性 別 役 割 分 担 の 問 題 や 多 様 な家 族 の あ り方 に っ い て は 論 じ ら れ ず 、 家 族 と い え ば 、 結 婚 し 子 ど も を 持 っ こ と が 前 提 と して 論 じ 一78一.
(11) TheMinorityVoiceinEducationalReform られ て い る よ う な 主 張 も垣 問 見 え る 。 ま た 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 女 性 が リー ダ ー シ ッ プ を 取 る こ と の 利 点 と し て 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 の 男 性 が リー ダ ー シ ッ プ に 必 要 だ と 感 じ る 「男 ら し い 」 ス タ イ ル と 、 ヨ ー ロ ッパ 系 ア メ リ カ 人 の 女 性 が 必 要 だ と 感 じ る 「人 を 育 て 、 協 力 的 で 、 心 配 りの で きる」 ス タイ ル の い ず れ を も、 ア フ リカ系 ア メ リカ人 の 女 性 は備 え る こ と が で き る 、 と い う こ と を あ げ て い る(p.25)。 マ イ ノ リテ ィや女 性 の リー ダー た ち が 、 教 育 改 革 にお け る コ ミュ ニ テ ィ の力 や マ イ ノ リテ ィ当事 者 の 力 の重 要 性 に っ い て 強 調 して い く際 、 マ イ ノ リテ ィ当 事 者 自身 が 、 自 らの属 す る コ ミュニ テ ィな らび に 自 らの う ち に内 在 化 させ て き た人 種 や ジ ェ ンダ ー を め ぐる言 説 や ス テ レオ タイ プ 、 他 者 との 関 係性 や 権 力 構 造 な どの 課 題 にっ い て も明 ら か に し、 解 決 の た あ の 提 言 が な さ れ る こ と を 今 後 に 期 待 し た い 。. 大 学 関 係 者 、 っ ま り、 教 職 員 や 学 生 、 さ ら に は 、 学 生 の 保 護 者 や 周 辺 地 域 の 人 々 に よ る 学 び の 場 と し て の コ ミ ュ ニ テ ィづ く り の 重 要 性 に っ い て の 各 論 者 の 主 張 に は 、 大 い に 賛 同 し た い 。 た と え ば 、 教 育 に た ず さ わ る す べ て の 人 々 が 、 学 び 、 思 考 し、 行 動 す る コ ミュ ニ テ ィ づ く り に 参 加 し て い く こ と で 、 一 入 ひ と り が 問 題 解 決 の 力 を 高 め 、 地 域 の 問 題 を 認 識 し、 そ の 問 題 に 協 働 で 取 り 組 ん で い く こ と が で き る よ う に な る 。 そ れ が 、 教 育 の 目 的 で も あ る(p.101)、. との 主 張 に は、 学 ぶ べ き もの が 多 い。. ア フ リカ系 ア メ リカ人 や女 性 が、 人種 差別 主 義 や性 差 別主 義 とい う矛 盾 を 抱 え た 社 会 の 中 で 生 き延 び る た め に 、 コ ミ ュ ニ テ ィ の 中 で 習 得 し て き た 手 法 や 特 性 を リ ー ダ ー シ ッ プ の 中 で 発 揮 す る こ と で 、 っ ま り、 マ イ ノ リ テ ィ や 女 性 を リー ダ ー と し て 活 用 して い く こと で、 教 育 現 場 に改 革 が も た ら され る。 コ ミュ ニ テ ィを 持 って い る、 コ ミュ ニ テ ィを作 り出 せ る マ イ ノ リテ ィの 強 み を教 育現 場 に持 ち込 ん で い く こ と に よ っ て 、 教 育 現 場 に も ボ トム ア ッ プ 型 の コ ミュ ニ テ ィ が 創 設 さ れ 、 そ こ で マ イ ノ リ テ ィ や 女 性 に よ る リ ー ダ ー シ ッ プ が 発 揮 さ れ て い く。 大 学 の シ ス テ ム や 教 育 プ ロ グ ラ ム に 多 様 性 と い う視 点 と実 践 を 導 入 す る こ と に よ っ て 、 周 辺 の コ ミュ ニ テ ィ も 生 一79.
(12) 人権問題研究資料. 第19号. き 生 き と し発 展 して く る 。 マ イ ノ リ テ ィ の リ ー ダ ー シ ッ プ を も っ と 活 用 し 、 育 成 し て い く こ と に よ っ て 、 大 学 と い う 場 が 、 多 様 性 、 自尊 感 情 、 生 き る 力 や エ ン パ ワ メ ン トを 高 め て い く。 学 び の 場 と して 、 そ して 、 コ ミュ ニ テ ィ と し て の 機 能 を 果 た し て い く 。 そ の た め に も 、 教 員 の エ ンパ ワ メ ン トと 学 生 の エ ンパ ワ メ ン ト、 そ し て コ ミ ュ ニ テ ィ の エ ン パ ワ メ ン トの 関 係 は 切 っ て も切 り離 せ な い 。 大学 を 中 心 に した コ ミュニ テ ィづ く り に関 す る さ ま ざ ま な提 言 は、 日本 の大 学 改 革 を 検 討 し実 践 し て い く に あ た っ て も、 非 常 に 学 ぶ も の が 多 い 。. 本 書 は 、 ア フ リ カ 系 ア メ リ カ 人 や 女 性 と い う マ イ ノ リテ ィ 当 事 者 の 視 点 か ら 見 た 教 育 改 革 の 課 題 に っ い て の 分 析 を 幅 広 く扱 っ て い る だ け で な く 、 多 様 性 や エ ン パ ワ メ ン トの 視 点 の 導 入 や コ ミ ュ ニ テ ィづ く り の 重 要 性 な ど 、 マ イ ノ リテ ィ 当 事 者 た ち が 自 ら の 体 験 と 思 想 に 基 づ い て 行 っ た 分 析 や 提 言 か ら は 、 マ イ ノ リテ ィ教 育 に 関 す る 貴 重 な 見 解 が 示 さ れ て い る 。 日 本 の 読 者 に と っ て も、 マ イ ノ リ テ ィ 当 事 者 一 人 ひ と り の 現 場 で の 生 の 声 に 触 れ る こ と が で き る だ け で な く、 日 本 の 教 育 現 場 に お け る 論 争 や 具 体 的 な 実 践 と比 較 し て い け ば 、 非 常 に 興 味 深 い で あ ろ う。. (AblexPublishingCorporation,1997). :1.
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