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合成肥料に就て-香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

− 合 成 窒 素 肥 料

合成肥料には、近年出現した新種のものがあり、其の椰類は少くないが、従来の合成肥料と椚すべきものは、

窒素肥料に限られ、硫安、石衣窒素及び早くよりノールウエーに於て製造されてゐた硝酸石衣の三種であり、其

の生産黒ば、合成アムモエアより製せられる硫安が首で、石衣窒素が之に次ぐものであつた。

蛋中産索を問おして、窒素肥料を合成するに懲り、アムモ一首合成法が、他の窒素封建法よりも有利でかる串

が認められ﹂進歩の大なるものがある事は、本誌第二巻第四耽︵昭和二年︶三八七買に於て述べておいたが、其の

後に於ても著しい畿達をなしてゐる事は、次表の同定窒素畳により知る事が出来やう。

第 ︼ 表 固定法別枕許の固定窒藤恩 ︵堅位トシ︶ 固定法 一九二六

第六番 帝 ︼ 兢

合 成 肥 料 に 裁て

電弧搾取法 四〇、五恵○ 石灰窒藩浩 一五〇、000

椎 名 七

︵八八︶ 八八 アムモェア合成法 四山○、000

(2)

電弧硝酸法は、電力を多く要し、専ら電力の安憤なノールウニ一に朽はれてゐたが、遮に一九二九年以来中止 するに至った。而して現在の硝酸石衣は、合成アムモエアの酸化によつて得られる硝酸から製造される様になつ てゐる。 合成窒素肥料の製造の牽達と共に、勢ひ智利硝石との封抗親疎があり、叉叫九二七年以後に於ては供給窒素豪 が、滑費窒素畳を越えるに至ったが、途に叫九三〇年八月、智利柵石と献酬人出窒素肥料との閉に因際協定が成 立し、各閲の生産を茸際の需給額に迄減らし就学を除く零になつた。而して協定加盟国はヲーロツ。ハ生産者の九 十八〆と甘利硝石蛮産着とであつて、世界紙座額の八十〆を占めるものである。なほこの協定は叫ケ年の期間で あるが、長期のものとする交渉がある。其の結果副生硫安の産出を以て有名な英国は瓦○〆、波勘は掴○解、合 成化革工業に盛んなイー・グー︵IG︶愈敢を有するドイツ些ニ○〆、自、卸叉各三〇〆の限度率を協定するに至 った。働くの如き国際協定が成立した事は商品界に於て特筆大書せねばならぬ事である。 左に各位窒素肥料の一九二九年六月末迄、叫ケ年間の窒素供給割合を固を以て示し、叉其の生産及び消費の窒

素患を第二表を以て示し参考とする。共に 碧コual RepOrt O¶the nO告Ci︼ 知 Exe2t則くe nOヨヨi什tee O¶British

合成肥料に試て 一入〇、00〇 二〇四、U00 〓九〇、000 ︵八九︶ 人丸 珂七四、00〇 六六八、C0〇 九四六、000

(3)

第六奄 第一鱗

︵九〇︶ 九〇 Su嘗a訂○¶声ヨヨ○コiaF2d2−a−iOコの推定としてエ柴化革雑誌第三十三編︵昭和五年︶第七冊、八三五買に所載のも のである。 笛〓表 窒素庇料生産及約款高 ︵叩申位トエ 費 消 ′■−.・′\_}一一ヽ 紘 智 製 滑 利 達 賀 循 望 見 石 窟 其ノ他ノ合成窒藩 其ノ他ノ副塵窒素 管 制 硝 石 地 盤 塵 盈 石 吹 生 硫 安 成 硫 安 所 望 藩 酸 石 灰 ︼九二五−六 二九六、七〇〇 二八九、二〇〇 五入五、九〇〇 ︼五〇、00〇 三〇、00〇 一こ○、七〇〇 四七、七〇〇 三九九、四〇〇 て三三三、七〇〇 九三四、三〇〇 三二四、こ0〇 一、こ五入、滋00 一九二大−七 三こ八、こつ〇 三〇〇、00〇 六二八、こ0〇 一入〇、00〇 八二〇〇〇 一三三、四〇〇 四二、三〇〇 山九九、六〇〇 てこ六四、五C〇 一、〇三七、五〇C こ七五、こ00 て三山二、七〇C 一九こ七−八 三六八、00〇 三六七、00〇 七三五、000 二〇四、00〇 一〇五、C00 二三六、00〇 五四、00〇 三九〇、000 山、七こ四、00〇 一、こ五C、七〇〇 三九一、三〇〇 ∵.大凶二、000 一九二八−九 三七六、00〇 四八五、00〇 八六て000 ニー〇、00〇 一三六、OC〇 三六五、00〇 五一、00〇 四九C、OC〇 二、膚一ニ﹁00〇 一、四五三、00〇 四一九、C00 ︼、八七二、000 し

(4)

〓 本邦の合成窒素肥料工業の概況 肇者は兜に大正十五年常時の本邦窒素工業の概況宅本誌第二容顔面鹿︵昭和二年︶掴〇九頁に紀赦しておいた が、其の後の概況を少しく記して見やう。 蛋申窒素固お工柴の中、石衣窒素法によるものには、既述の、電気化塾工柴、大同肥料、北越水力等の諸合祀 日本窒素脅酔より買収せる、大日本人造肥料愈酢鏡工場、北越電気工業倉酢滑川工場の他に、信越窒素禽赦稟井 工場︵新潟願、昭和三年創業︶、昭和肥料命祀︵新潟願鹿瀬、昭和四年︺などがあり、近く紙業開始の運びに至る闊 産肥料株式脅酷︵富山解奥津︶がある。而して第三衰の如き昭和拘年度の生産高があり、叉昭和五年庇生産預婆釣 が磯表された。 合成肥料に餅て 合判晩供藩窒 ︵九こ 九一 崩

(5)

之によれば昭和墓虔には二島トン違える生産力が雪。然し乍ら財界の不況と需要が之に件はぬ結誉

は、聾昭和四年慶正於て既に九管ンのストック嘉す朗が雷、芸纂に竺慶解散された、共同版語

合が再び組織され姦される事になつた。叉十方十言には昭和六年五月迄の供給能力二十轟音トン掌

貢トンとし、四〇%め生産制警する啓に内定、近く欝宿する尊に彗宅此の限墓誌年度のストック丸

帯トンを生産高に入るれぼ賢に六十五郎に達する。

石次芸は蒜窒素鰐中、菅宗晶料で雪が、芳琵故に慣れざる期が雷、要の如く、既く多

輸 入 其 大 日 昭 信 電 免 化 触 回 聖 和 越 撃 第六番 弟 ︼ 兢 算≡義 石灰望藤生座高 ︵単位チトこ 四 年 鹿 田五 三〇 二〇 五 正 閏 ︼〇九 七 五年慢︵預定︶ 一〇〇 三五 玉〇 五 五 ︼二 こ〇七 五 ︵九こ︶ 九こ

(6)

先に使用されて居らぬ。依って其の生産畳の過牛は硫安に欒じて販攣されてゐるが、硫安とするに於ては、生産 費の瓢から見て、アムモーーア合成法に及ばず、剰飴電力利用の目的を以て石衣窒素を製造する合計もある。 次にアムモエア合成工柴に就て述べんに、本邦に於ける硫安の需宴が年々増加しっ1あり、然かも消費高の約 牛ぼを輸入に待たねばならぬ状態にあり、且アムモー岬ア合成法が他の基中窒素固定法に優る寄が認められて、最 近非常な教連をなLつゝある。 此の草業愈離としては、日本窒素肥料合計︵エ場地、延岡及び水俣、共に伊のカザレ式︶、第剛窒素工業愈址 ︵昭和三年より三井焼山経営︶がある他に、大日本人造肥料脅政のファザ7式による富山僻遠盈工場が昭和三年四 月創発し、星に此のエ場は硫昔ニケ年生産能力三萬トンより五萬トンに拭張されてゐる。 特筆大書すべき事は、朝鮮成興南造成興簑m面にエ婁を有する、朝鮮窒素工黄昏祀であつて、眈に創業したの であるが、第二、第三畿電朗、竣エの上は、哉電能力一日十九寓キロワット、一ケ年十六億キロワットに達し、 本邦の絶畿電力山ケ年約八十倍キロワットの四分の一に近き電力を得る事となり、之が全部肥料工場に滑費され るせの寄であるが、然る上は叫ケ年五十萬トンの硫安生産能力を有する串となる。概略をいへば、本邦の硫安需 要高ほ∴ケ年約六十萬トンにして、其の牛が本邦で生産されるのであるが︵副生硫安を含む︶之と比べて、朝鮮 窒素工業合祀の規模の如何に大なるかゞ愈像されやう。 なほ、計塞途行中のアムモエア合成工巣食敢に、昭和肥料合祀︵梅見市、臨時窒素研究所の研究方法による。 合成見料に就て ︵九三︶ 九三

(7)

︵昭利六寧朝8年鑑併載︶

世弟窒素肥料限度協定は、吾が囲にも交渉があり、欧洲は日本に於ける不足額だけを供給して、本邦市場に於

ける此等を避ける代り、購来由本製品を南淫、印度芳田に輸出せぬ事といふ楼夜提案があつたが、近く輸出の磯

第六舎 弟一紙

︵九望九四 硫安;年生産力約五番トン︶があり、住友肥料合祀︵新居濱・米園⋮、イー、シーNEC式、硫安叫ケ年生 魔力約三萬トン︶がある。 斯くして、硫安の蔑慶力、昭和五年には三十五萬トン、六年には七十萬トン、七年には九十萬トンを有するに 至ると云はれ海外輸出の期も近きにある。こ1数年閑に著しき獲展を見る寄、人絹工業と共に本邦化拳工柴界に 於ける二大闘といはねぼならぬ。 次の第凶変により硫安の需給状況と生産高増加の状況と堅不さう。 昭 昭 昭 昭 大 和 四 和 利 二 元

第四表 硫 安 供 給

申 年 年 年 中 踵 産 高 一こ九、滋二一 二四五、二九六 一八一、四囲○ 二三〇、OCO こ五︼、六二〇 高 ︵軍位トン︶ 輸 入 高 こ○て九こ八 こ八七、〇五二 二測七、玉七四 二八二、二二七 三七七、六三八 供 給 高 三三二、四囲九 四三二、三四八 四二九、○∵四 五山二、二二七 六二九、二五八

(8)

運に達する、本邦倉田には之を喜ばぬものがあり、未だ逓る研がない。 右節用表によれば、硫安の供給高が年を逐ふて増加しっ1ある。而して硫安工業の餞建と共に、共の市傾が低 下し行くは自然の埋であり、夫が馬に硫安が梶木販昏肥料の首位にあつて、粗放茸肥料消費額≒惜画の約国別を 占める大豆粕に漸次代周される趨勢を示してゐる。参考の馬次表を掲げる。 ︵工発化聾雑誌第三二偏︵昭四︶八八頁所載︶

三 新 合 成 肥 料

従氷の合成肥料は硫安や石衣窒素の如く、肥料の三婁素の中、たゞ一枝を食むものゝみであつたが、近来二種 合成肥料に既て 一畳 豆 第五衰 聖者一賞に封†ろ大豆粕ミ硫安ミの憎格比較 十 二 年 大正十年 第六義 大豆粕及び硫安消費高 ︵軍使萬貰︶ 大正†年 三三、六六〇 四、五掴九 十 二 年 四〇、六八一 六、四〇九 † 四 年 三一、六一四 八、〇九九 † 四 年 五●八一 三●四こ ︵九五︶ 九五 昭和こ年 三五、七一二 一〇、こ七三 昭和二中 川●三三 二●五一 ≒冠

(9)

弟六番 第一紋

︵九六︶ 九大 或は三恕哀含むものが出現してゐる。而して夫は完全肥利の如き配合によるものではなく、合成によろ新種の肥′ 料である。 叉従来の肥料は北ハの有効成分量が比較的少なく窒素、燐酸及び加奥の絶和が二十解む越えるものは稀で、次衆 に示す代表的肥料中に於ては僅かに骨材、硫安及び硫酸加里があるに過ぎ琴い。 穏七哀■ 魔掛のニラ安静合∵有率 火 茶 鮫 ・印け 硫

石 灰 窒 雷

管 利 硝 石

強過燐酸 石 灰 普 通 適 燐 酸 搾 搾 賓 蹄 豆 類 粕 粕 粕 安 窒素︵N︶ 燐酸︵攣 六●二% 荒0〇 六。〇 一C0〇 九〇〇 四〇〇 こ○●八 一九〇〇 一五●七 一●こ% 二〇〇 三〇〇 四〇〇 五●○ 二一・〇 一九・五 一義。○ 加盟︵仰︶ 一〇凹% 一●〇 一〇六 〇●六 〇●七 C〇二 三安蘇合計 八〇八% 八〇〇 一C〇六 一四。六 一国●七 二義。二 二〇。八 一九〇〇 仙五。七

︰性燐酸

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然るに潮合成肥料中には、有効成分量が三十%を越えるものが少からすある。此の有効成分塾二十〆以上のも のに勤して、米図のR。SS−署コ。コ︶三eトr百三氏は肥料の分類に常りへバ○コCentrated Fert≡Nerごなる名粥を蹴ハヘ、 ︵︻コdus叶﹁ia−知Eコ号eeri⊃n︹he∃istry、く。ニⅦもN〓こ心N00・︶大日本人造肥料合祀技師庄司務氏は之を﹁濃厚肥料﹂と して紹介してゐる。︵エ美化塾雑誌附鋒第∴塘昭和四年︶ ︵以下稿を草するに雷り、之等二蟄表に掠る朗が多い︶ 之等の肥料が他の肥料に比し、包装、運搬、貯蔵等に便利がある溺はいふ進もない。 濃厚肥料に就き特に考施せねばならぬ寄は、其の吸濾性であつて、中には有効成分合着畳が大なるに拘はらず 潮解性がある焉に、取扱に甚しく不便を感ずるものがあり、製造に際しても特別な加工法を施さねぼならぬもの もある。欧米に比し温度の高い本邦に於ては、彼の地に於て不便なきものも、使用し難きものがある。 左に合成肥料の吸海底に就き、其大なるものより順を逐ふて記して見やう。 合成肥料に就て

窟 臥 偲 料

五 紙 配 合

梯曹肥料 五 鱗

硫 酸 加 盟

五●0 茄●〇 八●○ 一〇●○ ︼二●〇 八●○ 四八●○ ︼●○ 州∵八●∪ 一六●〇 一七●○ 〓ハ・〇 ︵工・他・難・附・第一鱗︶ ︵九七︶ 九七 牒力涼

(11)

︵言d.EコやChe∃−こ治↓p.N︼N.︶ 垂範の温度が右の数字よりも大なる場合には、其の捕義は翻解性となるものであるが、本邦に於ては、重来の 極度夏用八〇〆となる事稔れでなく、▼梅雨期中には九じ〆を越える時があり、前者の温度に於ては鮭化アムモニー 燐酸一アム 屯ニア 燐 酸 ︼ 加 盟

硝 酸 加 里

硫 酸 加 盟 臓城 他 如 燐酸こアム モ 硫酸7 ム 毛 監化ア ム モ 尿 硝 酸 曹 硝酸ア ム 毛

硝 酸 石

第六谷 第−兢 笛八蓑 頻 灰 〓 ア 連 濱 〓 ア ニ ア ニ ア 監 Ca︵NO00︶l。ムコほ0 2〓−コ○山 NaNOい CO︵2〓こほ コエー︹一 ︵2〓ふ︶柑SO− ︵N〓こけエPO山 HC︼ ︵Zユニ〓はPO− Kコl←POJ KコC〝00 K帽SO− 肥料用妃額飽和溶液の蒸威張カミ平衡ミなるべ与空戯の渥畷 二〇庶︵構氏︶ 五初・八% 六三●三 七囲●滋 入○●七 七九●二 八︼●〇 八三●こ 八五●三 九二一●一 九三・二 九四●義 九七・〇 ︵九入︶ 九八 三 〇 畷 四六●玉% 嘉九●囲 七三●七 七五・二 七七●五 八一●一 入二●∧ 八四●四 九二●九 九三●〇 九二了三 九六●五.

(12)

ア、後者の減度に於ては蟹化加盟より上位のものは、潮解するのである。 次に各種の新合成肥料の性質と製法とに就き概暑を記して見やう。

且 窒 素 肥 料

一硝 酸 石 衣 ︵Ka斉sa−pe什e﹁し 之は早くよりノールウニー踏石として知られてゐた。 吸温恍が甚しく大なるを快鮎とし、錫製の密閉ドラムで運抄するとの串である。 ノールウ芯−に於ては、電弧硝酸法により得た硝酸より製造したのでかるが、其の製法は既に述べた通り中止 イーゲ1 され、次の1G昏赦のものと同様のものを製造する事になつた。現在市場にある硝酸石衣は、ドイツのーG合 歓製のものが大部を占めてゐる。 IG合祀製の硝酸石衣は約五〆の硝酸アンモニアを含み窒素令息叫率先〆である。 其の製法は合成アムモ忘アを酸化して得た硝酸を、石膏、炭酸瓦斯及びアムせ一言より硫安を製する将に生す る果酸石衣に作用させ、其の溶液を煮詰めて硝酸アム屯一二′を加へ、冷却同化させるのである。硫酸アムモエア を加へるのは製品の吸漁性を滅するといふよりも、硝酸石衣の固化を易くする馬である。 エ ロ イ ナ硝石 ︵﹁euコ山十∽山−p温er︶ 合成肥料に就て ︵九九︶ 九九

(13)

︵一〇〇︶山00 第六懸、第一航 硫酸アムモニアと硝酸アムモエアとの松岡皿であつて、普通品は窒素二十六〆︵国分の三はアムモエア性、埋り は硝酸性︶を含むもので、1G愈敢のロイナエ場で製造されるので此の名がある。 三 l−トロチョウク ︵ヨtrOnhalk︶ 硝酸アムモー㌦アに果敢石衣粉を混合した英図ニトラム禽祀︵コ誉aヨ︶の製品である。含有窒素量は背痛二〇〆で ある0 炭酸石衣を混合するのは、硝酸アニモ一言の吸温性を小にする馬である。文末酸石衣としては、石膏、アムモ エア及荻酸瓦斯より硫安を饗する時に副生する沈澱果酸石衣を乾燥して使用する。 四 尿 素 ︵HarコS什Off︶ 窒素含有率の駁旦向い肥料にして、四六・七郎の窒素を含んでゐる。 −G食酢の製造法は、アムモエアと漠酸瓦斯とが原料で、之を加越釜で百三十五度に二時間熟し、其の生成物 を分溜して、残存せるア入モ一−アと淡酸瓦斯とを回収すれば、釜の中には尿素の溶液を残すから、之を眞碁蒸畿 釜で濃縮し、釜から披き出して同化させるのである。 茄 カ ル レ ア ︵na−urea︶ 硝酸石衣と尿素との複鞭︹︹a︵コ○こ忘nO︵2〓ここで窒素三千四勿を含み硝酸石衣や尿素よりも、吸濾性が大に 低下されてゐるとの串である。

(14)

六 √カルカムモ ン ︵KalkDヨヨ○コロ.声<.く.︶ 含有窒素畳十仙〆、際化アムモエアと炭酸石衣とより成り、ドイツのアムモエア クフエルカウフス フエラ ィーうダンク合祀︵ぎヨ。コiak・<er謬ufs・くere象篭コ苧G・ヨ・b・エ・︶の製品である。

B 窒 素 燐 餞 肥 料

七 ヂアムモフォス ︵ロiaヨヨOPhOS︶ 燐酸些二捜基駿︵〓も○こであるから、三種のアムモニア塵を生ずる。此の中、燐酸三アムモーーア︹︵Zユニも○こ は窒素量が最も多いものであるが、常温に於ても分解し、絶えすアム屯エアを放散するので、肥料として利用す るには甚だ困難がある。又隣酸仙アムモニア︹︵2Hこ〓持POLは、三種の中最も吸演性の小なるもので、燐酸とア ムモエアより易く製逸する寄が出来る。然し其の純粋な庵のでも、窒素が十二・二〆で燐酸の六十丁七%に封し 過少の羅がある。夫で1G合敢では燐酸二アムモニ7︵ヂアムモフォス︶を製造してゐる。 燐酸二アムモニアの純粋なものは、窒素十八由〆燐酸四十六・七〆を含んでゐる。磁潤の状態では分解してア ムモエアを放散し、燐酸∴アムモー仰アになる快鮎がある。故に本邦の如き塩気の多い朗では、取扱に不便があり IG合祀製品も殆んどドイツに於てのみ消費される傾がある。叉IG脅敢に於ても、其の位肥料として供給する よりも、後述のロイナフォスやニトロフォスカ等の製造に多く使用するとの事である。 合成凪斜に就て ︵鵬〇一︶︼○︼

(15)

轟六撃 ﹁第一兢 ︵一〇二︶山〇二 燐酸二アムモ土7は燐酸とアムモエアとより製造するのであるが百度以下の過度で分解するので困難がある。 八 アムモフォス ︵ユヨヨOPhOS︶ 燐酸アム屯ニアと硫酸アムモニアとの混合物に輿へられた商品名であり、米国シアナ、マイド愈敢の製品である。 右合計の製品には二輔があり、一はアムモエア二十〆、水溶性燐酸二十解のもので、本邦にも輸入されてゐる。 他はアムせエア十三〆、水溶性燐酸四十八〆のものである0 製造法は、燐磯に過剰の硫酸を作用させた後鎗過し、燐酸と硫酸との混液である濾液を、石衣窒素よりのアム モエアで中和するのである。 九 ロイナフォス ︵﹁e亡コaPhOS︶ 燐酸二アムモニアと硫酸アムモエアとの混合物で、前記のアムモフォスに類似のものである。IG愈祀製のも ので本邦にも輸入されてゐる。 アムモエア二十五〆と燐酸十葦%とを含み、過燐酸石衣に似た衣白色のもので、吸撼性は飴り大でない。

C 窒 素 加 里 肥 料

十 鵜.酸 加 盟 ︵Ka宇Sa官tel︶ 窒素十字八解、加畢二十八・七%吸磁性なき倭艮なる肥料である。

(16)

従来の製造法は、智利硝石と陥花加盟とを原料にせるものであるが、近来は附花加盟の飽和溶液に、アムモエ アを酸化して得た、柵酸瓦斯を吸収反應せしめて製造する。 叉姪化加里の代りに食附首位用すれば、硝酸曹達を製造する事が出来る。 十一硝酸加盟アムモエア ︵Kat叫aヨヨ○コSa古e−叶2r︶ 1G禽敢の製品で窒素十六〆︵アム・モーlア性及び硝酸怜窒素各八〆︶加盟二十八〆を含んでゐる。 蹄酸アムモ一首と臓花加漫との首鼠を、少量の水の存在の下に混和して製造する。 硝酸アム㌣盲と懸化加里との叫部は、化単作用をして、蟹化アムモエアと硝酸加盟とを生じる。 コエふ20?十KC−=NエーCl十K20録 従って製品は硝酸アム屯一言、鰹化加盟、捉化アム‡17及び硝酸加盟を含有する。 原料である硝酸アムモエアは、窒素最多く三十瓦%を食み、叉比較的安償に、合成アムモニアとアムモーlアを 酸化して得る硝酸とから製造されるが、吸海性が大であり、爆磯性があるので、其の倍で之を肥料として利用す るには、甚しき不便がある。硝酸加盟アムモニアにする苺により、硝酸アムモエアの吸温性は大佐滅ぜられる。

D 燐 酸 加 里 肥 料

十二 燐酸 叫 加盟 ︵pOtaSS己ヨ・ヨ○コOPhOSPhate︶ 合成見料に就て ︵︼○草〓〇三

(17)

弟六態 第一兢

〓〇四︶一〇四 此のものは未だエ菜的に製造される迄に至ってゐないが、このものと、燐酸二丁ムモ一言との同系鰭混合物は 易すく製造が出来、米閥フェデラル フォスホラス禽敵襲品は既に市場に出てゐるとの寄である。 製造は一分子鹿の俸化加里と二分千畳に相常する誠燐酸とを二百お十度迄の温度で作用させた後、アムモーーア を以て中和し、同化せしめたものを砕いて製品にする。

E 窒素、燐酸、加里肥料

十三 ロイナフォスカ ︵﹁euコaPhOS訂︶ IG昏敢の製品でロイナフォスと異なる朗は、博化加盟を含む事である。アムモニア十六〆、燐酸十〆、加里 十二毎を含む。窒素、燐酸、加里の比が字芋2qで甲一〇・由の割合の肥料を姿求するドイツの要求に應じて製 造されたものとの事である。 十四ニトロフォスカ ︵2itrOPhOSka︶ −G禽敢ロイナエ場の製品で、本邦にも輸入されてゐる。次の如き糖類があ少、何れも肥料の三野責を含むも のである。なは窒素には硝酸性のものとアムモエア性のものとがある。 望 濠 燐 酸 加 盟 望藩 燐酸 加盟の比 ︼㌻トロフォスカIG l ︵黒︶ 一七・滋% ︼三・〇% 二二・〇% 三 四 五

(18)

ニトロフォスカ1は窒素、‖は加里、川及びCは燐酸の含有率が大である。Cは‖と異なり、陥肌化加里を含まず 階郎化物を嫌ふ煙草の肥料として専ら使用される。叉ニトロフォスカ‖は米閲に輸出の目的で製造されるもので、 米国ではニトロフォスカBともいはれてゐる。 ニt﹁ロフォスカは柵駿アムモエアや燐酸二アム屯ニア及び臓爪化加盟︵但しニトロフォスカCの場合には硫酸加 嘗が原料で、熔融硝酸ナムモ一こノに他の二原料を加へ、よく混和拇押して袈し、冷却後粉砕して製品とする。 本邦には窒素十字瓦解、燐酸十字五〆、加盟十九・〇〆のニトロフォスカーGが輸入されてゐる。 十五⋮隣酸加重尿素 ︵〓arコStOff・ka苧phOSPhOr︶ 窒素二十八郎、燐酸十週〆、加盟十四%を含み、尿素、柵腋加盟及び燐酸二アム屯ニアより成る1G禽敢製品 である。果横国塾用として贋く使用される。 第九去 合 成 肥 料 分 析 表 ︵柄弧内の数字托三要藩の比ね示†︶ 同 同 同 ト】 翫 種 循酸 石 灰ハ1G︶ 合成肥料に醗て = ︵脊︶ l‖ ︵赤︶ 貝 ︵織︶ C ︵褐︶ 加 里 燐 酸 窒 粛 一五〇五% 二六●五 膚五・〇 ︼一●〇 二〇●〇 一六●五 一六●五 一昌 三C●〇 一書〇 一五・五 ︼九●○ 一五●五 1% ー% 四 一 四 国 ︵一〇玉︶︼〇五 四 二 四 三 三要惑合計 ︼五●五% 五 一 五 七 ′ノ嘉憲

(19)

ロ イ ナ フ ォ ス

硝 酸 加 盟

硝酸加里アム竜三ア TG︶ 燐 酸 鵬 加 望 ロイナ フォ ス カ ー一トロフォスカ l 同 同 弟六令 弟一酷 ロ イ ナ 循石 工 ト ロ ▲チ ョ ウ ク 詔 尿 カ ル レ ア カ ル カ ム モ ノ 燐酸二アム モニ7 燐酸一アム竜 三ア ヂ ア ム モ ホ ス ア ム 竜 フ ォ ス ( ( ( ′一ヽ ) ヽJ′ ) ヽ_ノ ー ■・・■・・■ 一■■■■■■■■ .■■..一 六 玉 七 三 ● ○ ● ● 滋 ○ 玉 ニ 二大●〇 一C●〇 四六●七 三川●〇 一︺●○ ︵一︶一入●四 ︵一︶一二●二 ︵一︶ 二心●○ ︵こ 〓ハ●五 ︵一︶一C〇七 ︵一︶ 二〇●八 ︵こ一三●八 ︵一︶ ︼六●○ ︵○●八︶ ︵c●七︶ ︵C・七︶ ︵〓 ︵二●五︶四六●七 ︵五・こ六︼・七 ︵二●六︶五五●0 ︵一●二︶こ○●︵︺ ︵四〇五︶四入●○ ︵○●七︶一志・〇 ー○●U 一三●〇 一一●〇 二ハ●五 ︵こ●八︶≡八●七 ︵丁八︶二八●C ︵一︶一三●○ ︵;三︶こ二●C ︵一●七︶二六〇五 ︵丁二︶二〇。○ ︵一〇六︶一〇六 二六●○ 山○●〇 四六●七 三四●U 一一●〇 六許●一 七三●九 七六●O Tニ六〇玉 東八〇七 三五●八 五二・五 四囲●0 三六●こ 五二●五 五二●並 五三●五

(20)

田 本邦の新肥料、化成肥料

本邦にはドイツの1G禽敢製ロイナフォス、11トロフォスカ、及び米国のアムモフォス等が輸入され、其畳が

相常に多く、昭和三年度に些二萬トンに達しておる。之等の肥粁は本邦に於ては未だ其の製造工場が計王されて

居らぬといふのは原料となるべき燐酸が、まだエ柴的に製超される迄に至ってゐないからであるっ

燐酸のエ柴的製造法kは、硫酸法と窺化法とがある。 硫酸法による燐酸の製造法は、燐触をボーメ二十七−ニ手虔の稀硫酸で鹿理し、刑米た燐酸を艦過して、石膏

其の他の沈澱物から分離するのであつて、蚤過燐酸製造に供する馬、曾て吾が図でも試みられた軍があつた。然

し、燐酸の濾過に困難があり、叉前記の新肥料製造には出来た燐酸を吏に精製する必罫があり、生産費が高くな

るのである。

気化法によるものは純度、濃度共に高い燐酸を製造する寄が出釆るが電力を多く要する。其の製法は蒐づ従釆

の黄燐の製造法と同じく、燐椀、碇砂及びコークスを原料とし、電気煙で燐︵高温の焉憐は気化して蒸気になる︶ 燐酸加盟 尿藩 合城見料に就て 〓︶一荒●0 ︵一︶一玉●立 ︵一︶ 二八●U ︵一︶三〇●○ ︵一︶ ︼五。玉 ハ〇・五︶ ︼四●○ ︵一︶一五●○ ︵一二︶一九〇〇 ︵C●玉︶一四●○ 二〇セ︶︼〇七

(21)

na∽︵POこ柑+uS6匝+胃=unaSiOレ+Pて†肖○ 出来ね燐を燐酸正するには二つの方法が雷、左隣の蒸気を基菊又は二酸化炭素で酸化し、筆蒜水燐酸 を水に吸収させるのである。 NP柑+ひ○ほ=NP拍○ひ P.8十肖○拍==P柑○飢十買O Pほ○ひ+u〓柑○=NH∽PO山 米観フェデラルフォスホラス合祀は此の方法により燐酸を製造してゐる。 他の方法は、姦化毅素を食む燐の蒸気を水蒸雪酸化し、︵解娃としてシャモット、ボーキサイト、酸化鋳等 が使用される︶ P柏十ⅧH沌○=Pl。○りl+竿−相 生じた無水燐酸を過剰の水蒸気により燐酸に欒ぜしめ、2を、コットレル電気沈魔法や、水洗法で回収するの である。 なほ燐酸から分離され庭水素ぬアム云ニア合成の原料となり、姦化果素放水蒸気で虚班して水素を造り、ア ムモエア合成の際料とする。−G食紅では此の法によりヂアム屯フォスを製迫してゐる。 弟六巻 第 ︼ 紙 を製する。 ︵一〇八〓㌧〇八

(22)

放て、燐酸をエ柴的に製造する迄に進んでゐない、本邦肥料禽祀は、相常勢力のある輸入新肥料忙封抗する発 と七て、化成肥料なる名目の肥料を製造版賛するに至った。然し其の有効成分量は、本邦に輸入される。イナフ ォス、ニトロフォスカ及びアムモフォス等に此ぶれば甚だ少い。 化成肥料なるもの∼製法は堪難の過燐酸石衣の製造に際し、原料の燐酸に硫酸アムモニア、石衣窒素及び硫酸 加里又は歴化加盟等を混和し、之に硫酸を加へて、化成窒に移し、反應を進ましめたる後取り出して瀞末にする のである。又其の製品にアムモーーア瓦斯を吸収せしめて窒素鼠を多くしたものもある。 左に市販融料の分析表を載せ潤筆する。 第+蓑 化 成 肥 料 分 析 表 種 み づ ほ 化成 肥料 大日本燐酸加里肥料五窮 ミ さ わ 化 成肥 料 こ づ ち 化成 肥料 合成肥料に就て 望 兼 八●○% 荒●○ 玉●○ 燐 酸 ︼○●○% ︼五●〇 一二●〇 一〇●0 加 盟 五●0% 五●〇 三●○ 玉・C ︵昭和五年十二月二十七日了︶ ︵︼〇九〓〇九 三要訝合計 二三●○% 二〇●○ 二〇●○ 二〇●○ ︵工●化●難●附鋏一統併載︶

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