キリンの成長戦略　～企業価値の向上を目指して～

(1)

キリンの成長戦略

～企業価値の向上を目指して～

2016年12月

キリンホールディングス株式会社

証券会社コード：2503

(2)

本日のご説明内容

１．キリングループの概要

２．中長期戦略

３．事業別戦略

(3)

会社概要

2

商号

設立年月日

資本金

単元株式数

本社所在地

従業員数

グループ会社数

時価総額

配当利回り

PER（株価収益率）

PBR（株価純資産倍率）

※従業員数・グループ会社数は2015年末現在 ※時価総額、配当利回り、PER、PBRは、2016年11月30日付終値（1863.5円）、会社予想(2016年11月2日発表）での当期純利益及び第3四半期決算（2016年10月31日発表）での自己資本を元に算出

代表取締役社長

磯崎功典

キリンホールディングス株式会社

1907年（明治40年）2月23日

1,020億円

100株

2014年4月に1,000株から引き下げ

東京都中野区中野4-10-2

39,888人

連結子会社:211社

持分法適用関連会社:15社

1兆7,032億3,900万円

2.04％

17.20倍

2.85倍

(4)

経営理念

お客様の求めるものを見すえ、自然のもつ力を最大限に引き出し、それらを

確かなかたちとして生み出していくモノづくりの技術。私たちは、こうした技術に

よって、お客様の期待にお応えする高い品質を追求してきました。これからも、

「夢」と「志」をもって新しいよろこびにつながる「食と健康」のスタイルを一歩

進んで提案し、世界の人々の健康・楽しさ・快適さに貢献していきます。

(5)

スプリングバレーブルワリー

ビール産業の発祥

1870年

1885年

1907年

1888年当時のラベル

1889年当時のラベル

日本ビール産業の祖

ウィリアムコープランド

麒麟麦酒株式会社

ジャパンブルワリー

１９００年代初頭の山手工場

１９０１年麦酒税法施行１９０６年大日本麦酒設立

キリンラガービール誕生

１８５３年ペリー来航１８５９年横浜開港

文明開化・横浜開港

創立までの歴史

4

(6)

成長の軌跡

清涼飲料事業

の拡充

洋酒事業

へ参入

麒麟麦酒株式会社創立

ビール市場で

圧倒的なシェア

を獲得

「キリン午後の紅茶」が大ヒット

紅茶飲料市場

の創出

ビール分野で培った知見を活かし

医薬事業

へ本格的に参入

「キリン一番搾り

生ビール」

を発売

新たな市場を創造

チューハイ市場の創造

「キリン氷結

®

_」

新ジャンルへの参入アルコール分0.00％

「キリンフリー」

健康系

100 年以上の歴史の中で、

環境変化

に

柔軟

に

対応

し

イノベーションを創出

戦後の再建から高度経済成長期へ

1907年

1940年代-70年代

1980年代

「長期経営ビジョン」を掲げ多角化を推進

1990年代

お客様の嗜好の多様化にいち早く対応

メルシャン、協和発酵工業と 戦略的事業提携を行い

事業を拡大

スキンカリオール

（現ブラジルキリン）を買収、

ブラジル市場

へ進出

ライオンへ追加出資

海外展開

を

加速

KV2015を掲げ海外展開を推進

新KV2021を掲げ新たなステージへ

ミャンマー・ブルワリーに資本参加、

ミャンマー市場

へ進出

明治40年頃の山手工場（横浜）

2000年代

現在

(7)

オセアニア

• ライオンネイサン株式取得（1998年）

• ナショナルフーズ株式取得(2007年)

• デアリーファーマーズ株式取得(2008年)

• ライオンネイサン完全子会社化、オセアニア事業統括会社（現ライオン）発足(2009年)

アジア

• サンミゲルビール株式取得（2009年）

• キリンホールディングスシンガポール設立

（2010年）

• 華潤創業との飲料合弁会社設立

（2011年）

• インターフード株式取得（2011年）

• ミャンマー・ブルワリー株式取得（2015年）

ブラジル

・スキンカリオール株式取得(2011年)

(現ブラジルキリン）

日本

• 純粋持株会社へ移行(2007年)

• 協和発酵キリン発足(2008年)

• キリンビバレッジ(2006年),メルシャン(2010年)

完全子会社化

• キリンビールマーケティング設立(2012年)

• キリン株式会社設立（2013年)

事業の

多角化・海外進出

の推進により

食と健康

の分野で

グローバル

に事業を展開

成長の軌跡

(8)

順位

国名

_（万KL）

総消費量

国別構成比

_（％）

対前年増減率

_（％）

１ 中国

4,485.3

23.7 -3.1

２ アメリカ

2,417.2

12.8

0.5

３ ブラジル

1,314.6

7.0

5.0

４ ロシア

1,001.2

5.3 -0.5

５ ドイツ

844.1

4.5

0.1

６ メキシコ

690.8

3.7

2.5

７ 日本

540.7

2.9 -1.5

８ イギリス

437.5

2.3

3.1

９ ポーランド

377.6

2.0

1.1

10 スペイン

372.9

2.0

3.4

11 ベトナム

363.9

1.9

6.4

12 南アフリカ

315.0

1.7

0.0

13 ウクライナ

242.0

1.3 -10.7

14 インド

235.0

1.2

6.4

15 韓国

229.2

1.2

11.7

16 ベネズエラ

217.3

1.1

2.0

17 コロンビア

215.5

1.1

1.9

18 カナダ

202.6

1.1 -2.4

19 フランス

192.4

1.0

2.8

20 チェコ共和国

187.9

1.0 -1.6

2014年国別ビール消費量

成長の軌跡

(9)

キリンが展開する地域のビール消費量・シェア

成長の軌跡

(10)

事業別売上高（2015年）

連結売上高

2兆1,969億円

日本綜合飲料

1兆1,915億円

日本

54%

海外

28%

医薬・

バイオ

16%

キリンビール

メルシャン

キリンビバレッジ

■事業内容

・酒類事業（ビール類、RTD、洋酒等）

・ノンアルコール飲料事業（ビールテイスト飲料等）

■市場ポジション

・ビール類マーケットシェア第2位

※

_{2015年課税移出数量}

・ＲＴＤマーケットシェア第2位

※

_{2015年キリン調べ}

■事業内容

・ワインを中心とした酒類事業

■市場ポジション

■事業内容

・清涼飲料事業

■市場ポジション

・国内清涼飲料マーケットシェア第4位

※

_{2015年飲料総研}

・「キリン午後の紅茶」ブランドが

紅茶カテゴリーでNo.1

※

_{2014年株式会社食品マーケティング研究所}

キリンビール

7,072億円

32%

キリンビバレッジ 3,720億円 17%

メルシャン

693億円

3%

ライオン 4,387億円 20% ブラジルキリン 1,342億円 6% 協和発酵キリン 3,643億円 17%

(11)

事業別売上高（2015年）

10

連結売上高

2兆1,969億円

海外綜合飲料

6,241億円

日本

54%

海外

28%

医薬・

バイオ

16%

キリンビール 7,072億円 32% キリンビバレッジ 3,720億円 17% メルシャン 693億円 3%

ライオン

4,387億円

20%

ブラジルキリン

1,342億円

6%

協和発酵キリン 3,643億円 17%

ライオン

ミャンマー・ブルワリー

ブラジルキリン

■事業内容

・ミャンマーにおけるビールの製造及び販売

■市場ポジション

・ミャンマーのビールマーケットシェア首位

※

_{2014年キリンホールディングス調べ}

・圧倒的なブランド力、強固なディストリビューション力が強み

■事業内容

・オセアニアにおける酒類および乳製品・果汁飲料事業

■市場ポジション

・豪州、ニュージーランドともに

ビールマーケットシェア首位

※

_{2015年キリンホールディングス調べ}

・飲料事業は、複数のカテゴリーで有力なナショナルブランドを持つ

■事業内容

・ブラジルにおけるビール事業、清涼飲料事業

■市場ポジション

・ブラジル北部、北東部で高いプレゼンスを持つ

・プレミアム、クラフトビールも展開

(12)

事業別売上高（2015年）

連結売上高

2兆1,969億円

医薬・バイオケミカル

3,557億円

日本

54%

海外

28%

医薬・

バイオ

16%

キリンビール 7,072億円 32% キリンビバレッジ 3,720億円 17% メルシャン 693億円 3% ライオン 4,387億円 20% ブラジルキリン 1,342億円 6%

協和発酵

キリン

3,643億円

17%

協和発酵キリン

■事業内容

・医療用医薬品の製造・販売を行う事業持株会社

・医薬事業を核として、バイオケミカル事業などを協和発酵キリングループとして展開

■市場ポジション

ー医薬事業最先端かつ独自のバイオ技術による抗体医薬に強み

腎

免疫アレルギー

がん

中枢神経

ーバイオケミカル事業

・医薬、医療、ヘルスケア領域のアミノ酸・核酸関連物質を世界中に提供

(13)

業績推移

■積極的なM&Aによる海外展開の加速などにより、事業規模が拡大

■一方、海外買収企業の業績が安定せず、収益基盤が不安定

■近年は、各事業が直面している課題により、収益性が低下傾向

持続的な成長に向け

「成長性」「安定性」

「信頼性」

を高めていく

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15（年）

営業利益

株価

株価推移表示期間 2000年1月4日~2015年12月28日週次終値ベース

M&Aによる地域・事業拡大

地域統括会社による

_{自律的経営}

構造改革に

_よる再生

総合酒類化・多角化・海外展開

(14)

本日のご説明内容

１．キリングループの概要

２．中長期戦略

３．事業別戦略

(15)

持続的な成長に向けて

新たな長期経営構想の全体構造（新KV2021）

酒類、飲料、医薬・バイオケミカルを中核としたキリングループの事業を通じて社会課題に

向き合い、お客様を理解して、新しい価値を創造することで、社会とともに持続的に成長する

2021

Vision

熱意と誠意 “Passion and Integrity”

“One Kirin” Values

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、

「食と健康」の新たなよろこびを広げていきます。

グループ

経営理念

価値創造

に向けた

戦略の

枠組み

（=キリン

グループ

ならでは

のCSV）

社会課題へ

の取り組みを

通じた価値創造

お客様の期待

に応える

価値創造

価値創造を実現するための組織能力

価値創造を実現するための技術力

14

経済的価値の創造・社会的価値の創造

（財務目標・非財務目標を各中計で設定）

経営成果

▶ 中計検討に先立ち、具体的で明確なビジョンへ進化

(16)

▶ 2015年を新中計のゼロ年度と位置付け、変革を開始



キリンホールディングス/キリンの一体経営による意思決定を迅速化



国内酒類事業の再生に最優先で取り組む



ライオン飲料事業、ブラジル事業の再生計画を実行

キリングループの現状認識

課題

_成果



国内酒類事業の復活を本物に



ブラジル事業での減損損失の発生、再生に遅れ



国内飲料事業の収益性回復の遅れ



国内ビール類において、６年ぶりのシェアアップを達成

⇒従業員のマインドも変化し、復活の兆しに手ごたえ



将来成長が期待される、ミャンマー・ブルワリーを獲得



ライオン飲料事業の収益性を改善



医薬事業における海外開発品目の着実な進展と腫瘍免疫療法へ

の期待の高まり

(17)

► _{構造改革による、キリングループの再生}

１．ビール事業

キリンビール

ライオン

酒類

ミャンマー・

ブルワリー

► ビール事業の収益基盤強化

２．低収益事業

ブラジル

キリン

ビバレッジ

キリン

ライオン

飲料

► 低収益事業の再生・再編

３．医薬・バイオケミカル事業

協和発酵キリン

► 医薬・バイオケミカル事業の飛躍的成長

キリングループ2016年中計

基本方針～持続的な企業価値の向上を目指して～

(18)

定量目標



_

のれん等償却前ROE 15%以上

_{平準化EPS※年平均成長率 6%以上}

▶グループの収益性改善を最優先に、ROEとEPSの成長を目指す

キリングループ2016年中計

定量目標

ガイダンス（定量目標達成時の参考値）：2018年グループ連結営業利益1,600億円以上

2018年

のれん等償却前ROE

平準化EPS

2013年

2014年

2015年

2016年

122円

_118円

_117円

115円

14.0%

8.6%

14.0%

△0.3%

(19)

キリングループ2016年中計

ガイダンス

（定量目標達成時の参考値）

2018年グループ連結営業利益1,600億円以上

＜為替レート＞豪ドル＝83.00円ブラジルレアル＝30.00円ミャンマーチャット=0.09円

1,247億円

1,600億円

2015年

2018年

単位: 億円

0

ブラジルキリン, △117 ブラジルキリンのれん等償却額, △68 ライオン飲料, 43 ライオン飲料キリンビバレッジ, 56 キリンビバレッジ

キリンビール, 626

キリンビール

ライオン酒類, 672

ライオン酒類

ミャンマー・ブルワリーその他, 35 その他会計処理変更, 60

低収益事業

+200億円

ビール事業

+100億円

ライオン酒類：為替影響△70億円含その他：協和発酵キリン、メルシャン、本社費用（キリン・ライオン）、のれん等償却費(ライオン）他会計処理変更：キリンビール・キリンビバレッジ・メルシャン減価償却費、定率法から定額法に変更のれん等償却額：2015年度末ブラジルキリンの減損損失計上により、2016年以降のれん償却費は発生せず

(20)

キリングループ2016年中計

コーポレートガバナンス

監査役会

社外 / 社内監査役

取締役会

社外 / 社内取締役

議長



_{社外取締役４名(１名増),}

社外取締役を取締役会議長に

中計定量目標（ROE・EPS）・ガイダンス（営業利益）、及び株価水準と役員賞与との

指名・報酬諮問委員会

委員長社外 / 社内取締役

社外取締役を委員長かつ過半数へ

► 取締役会による経営監督機能の強化

► 経営の透明性・公正性の向上

► _{中計達成へのインセンティブ強化}

社外監査役

３名

(21)

本日のご説明内容

20

１．キリングループの概要

２．中長期戦略

３．事業別戦略

４．株主還元と社会的価値の向上

(22)

1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

ビール類合計

ビール

発泡酒

新ジャンル

焼酎

日本酒

ワイン

ウイスキー

(000KL)

RTD

キリンビール

増収増益

を達成し、

V字回復

を

本物

にする

３つの柱

国内アルコールカテゴリー市場推移

(23)

キリンビール

増収増益

を達成し、

V字回復

を

本物

にする

３つの柱

22

キリンの強みを活かした価値創造

【Quality with Surprise】

お客様の期待に

応える価値創造

社会課題への取り組み

を通じた価値創造

ビールカテゴリー

の魅力化

CSV

※

の

実践

ブランドに継続

投資するための

事業基盤強化

※ Creating Shared Value（社会と共有できる価値の創造）

7,594 7,291

_6,987

7,072

7,051

578

518

664

626

708

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年目標

＜キリンビール社の売上高・営業利益推移＞

_（億円）

※売上高は酒税込 ※2012年、2013年の営業利益はMF控除後

(24)

キリンビール

キリンが

目指すビール

の姿

みんなで創る“ワクワクするビールの未来”

自由で楽しいビール文化を、日本のみんなと育んでいく

モノ・コト

声

ビールをお客様にとって、

“再び魅力あるものに”

ビール市場でのチャレンジ

(25)

キリンビール

(26)

共創による

商品コンセプト開発

ビール体験施策

47種類の

味覚・コンセプト

復興応援活動

商品を通じた

製造体制の

早期実現

_{営業活動の推進}

地域に密着した

■地域で暮らすお客様と一緒になって、地域の魅力を発掘しながら

つくりだしていく「共創」を全社一丸となって実践した。

キリンビール

「47都道府県の一番搾り」

発売

(27)

■「一番搾りブランド」計の販売状況は、1-10月累計で2.5％増。

「47都道府県の一番搾り」発売以降は、5か月連続プラスと好調に推移。

年間でもプラスで着地見込み。

「一番搾りブランド」計

2.5%増

※2016年1-10月

「47都道府県の一番搾り」

年初目標（120万箱

※

）の

約2倍の260万箱

※

に上方修正

※大びん換算

百貨店限定の

詰め合わせセット発売により

「一番搾りブランド」缶

中元ギフト2割増

※ ※6-8月対前年比

飲食店向けびんは

目標の4万店を突破し、

5万店で展開中

※2016年10月末時点

キリンビール

「47都道府県の一番搾り」

発売

(28)

キリンビール

「47都道府県の一番搾り」

発売

11月29日(火)

(29)

キリンビール

「47都道府県の一番搾り」

発売

2017年も「47都道府県の一番搾り」を発売します。

「9工場の一番搾り詰め合わせ

ギフトセット」の販売チャネル拡大

従来の百貨店に加え、

スーパー、コンビニエンスストア

など量販店での販売を開始

4月25日甲信越・東海・北部九州セット

6月関東セット、関西・南部九州セット

8月北海道・東北・北陸セット、中国・四国セット

「47都道府県の一番搾り

地域詰め合わせセット」を

全国で新発売

_{各都道府県の}

アンテナショップや

ネット通販などでの

展開も検討中

(30)

クラフトビール市場の推移

（KL）

・造り手の独創性や遊び心が生んだ個性が際立つ限定ビールを、

季節ごとに連続展開

シーズナル商品の積極投入

キリンビール

クラフトビール

の取り組み

17,000 22,000 27,000 出典：富士経済

東京代官山と横浜に店舗をオープン

造り手の顔

が見えて、その

こだわり

を感じられ、

味の違い

や

個性

が楽しめるクラフトビールを展開し、

ビール

の

楽しみ

を

広げていく

ヤッホーブルーイング社との資本提携

量販チャネル拡大

(31)

エントリークラフト

コアクラフト

スプリングバレーブルワリー

ヤッホーブルーイング

ブルックリン・ブルワリー

グランドキリン

より幅広くお客様にお届けできるポートフォリオに

販売数量

米国

12位

輸出

1位

30か国

以上

ブルックリン・ブルワリー社との資本業務提携

キリンビール

クラフトビール

の取り組み

・アメリカクラフトビールのパイオニア的存在

・強いブランド力とノウハウを持つ同社と組むこ

とにより、クラフトビール市場を拡大・牽引

(32)

出典：キリンビール推計（万ケース）市場キリンビール

RTD市場規模推移

キリンビール

RTD

の取り組み

① 既存ブランドの

成長

② お客様への

新価値

創造

③

若年層

へのアプローチ

今後のRTD市場を支える

若年層

に向けて、

さらに

積極的

なマーケティングを展開

■氷結

®

_{オリジナル}

■果汁を引き立てる隠し味

『シチリアンソルト』

■『氷結“ヴァージンストレート“果汁』

RTS：ＲｅａｄｙＴｏＳｅｒｖｅ

「キリン杏露酒ひんやりあんず」

「キリン茘枝酒ひんやりライチ」

「キリン蜜柑酒ひんやりみかん」

「キリン苺酒ひんやりいちご」発売

「キリン氷結

®

_{プレミアム」の発売}

(33)

ジャパニーズ

スコッチ

バーボン・

その他

上級移行

飲み方の

多様化

ウイスキータイプの

多様化

重点ブランド 32

キリンビール

洋酒

の取り組み

飲用シーンが

広がる

ウイスキー市場に対し、

富士御殿場蒸溜所

の

こだわり

を高めた

高付加価値化

や、

ハイボール需要

に応える

業務用ラインアップ

拡充

を通じて

積極的

に取り組む

325

346

361

2014年 2015年 2016年目標

＜洋酒売上高推移＞

（億円）

「富士山麓樽熟原酒

50°」 3月リニューアル

新発売

1-10月

洋酒売上高

＋１３

%

2020年に輸入ウイスキーでトップ目指す

「ジョニーウォーカー

グリーンラベル15年」

８月新発売

(34)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けて

(35)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けて

紅茶

22%

日本茶

9%

炭酸

11%

ｺｰﾋｰ

14%

果実

12%

ｽﾎﾟｰﾂ

3%

水

17%

その他

9%

茶系

28%

炭酸

18%

ｺｰﾋｰ

28%

果実

9%

ｽﾎﾟｰﾂ

7%

水

16%

その他

8%

3大メジャーカテゴリー比率

34%

3大メジャーカテゴリー比率

60%

2015年

国内カテゴリー別清涼飲料生産量構成比

2015年1月～12月

_{キリンビバレッジカテゴリー別販売数量構成比}

※ 全国清涼飲料工業会調べ _{※ キリンビバレッジ調べ}

(36)

＜主力商品＞「午後の紅茶」

＜炭酸＞「メッツ」

＜無糖茶＞「生茶」

【2015年】

【2016年上期】

無糖茶カテゴリーにおける

「生茶」ブランドの再生

メッツ定番化による

更なるプレゼンス向上

30周年を迎える

「午後の紅茶」等

主力ブランド強化

強固なブランド体系の構築

収益構造改革

営業戦略

自販機戦略

アライアンス

コスト削減・管理

箱数による目標管理

缶・小型PETによる

自販機開拓台数重点

箱数(パーマシン)重点

ダイドードリンコ社と、両社主

力商品の自販機相互販売

収益性向上に資する

変動・固定販促費管理

SCMコスト構造改革

主力ブランド、3大メジャーカテゴリーに

資源を集中

仕組みを整え、体質を根底から変革

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けて

＜コーヒー＞「FIRE」

【2016年下期】

「FIRE」の全面リニューアル

(37)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けた

強固なブランド体系

の

構築

36

紅茶飲料のNo.1ブランド

※

_{で、日本初のペットボトル入り紅茶と}

して誕生。2015年は、過去最高販売数量を更新

強炭酸”という新しい炭酸トレンドに応え、2015年は、1,480万

ケースの大ヒット

＜主力商品＞

＜炭酸＞

16年1-10月

販売数量

前年比

+９％

・主力商品のストレート・ミルク・レモン・おい

しい無糖の販売が好調

・“カラダにやさしい”がコンセプトの「午後の

紅茶こだわり素材」で飲用シーンを提案

・30周年記念商品として、「エスプレッソ

ティーラテ」を発売

2016年のトピックス

・強炭酸価値確立で炭酸市場定着を目

指す

・トクホ、機能性表示食品も展開

16年1-9月

販売数量

1,208万箱

午後の紅茶

メッツ

※株式会社食品マーケティング研究所調べ（2015年実績）

2016年のトピックス

(38)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けた

強固なブランド体系

の

構築

今年3月にリニューアル発売した「キリン生茶」が

絶好調！

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

パッケージ

「持ち歩きたくなるボトル」

生茶累月販売実績

（千箱）

新味覚

「茶葉のいいところ“まるごと”」

16年1-10月

販売数量

前年比

+

43 ％

＜無糖茶＞

年間販売目標

＋

800 万箱

上方修正

生茶

(39)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けた

強固なブランド体系

の

構築

10月4日、フルリニューアル発売！

“缶コーヒーの常識を変える”

味覚にチャレンジ

KIRIN史上最大

「100万本シークレットサンプリング」で

発売前から話題を喚起

＜コーヒー＞

発売日から３週間で

販売数量

１億本

突破

新フラッグシップ

「エクストリームブレンド」

販売数量

約

４割

増

※

※発売日から約3週間での販売数量、2015年10月新発売「キリンスーパーファイアスピードブレイク」対比

FIRE

(40)

キリンビバレッジ

利益ある成長

に向けた

収益構造改革

自販機台数推移

（千台）

＜キリンビバレッジ＞

・午後の紅茶ミルクティー

・午後の紅茶ストレートティー

ホット専用商品

各280mlペットボトル

＜ダイドードリンコ＞

・ダイドーブレンドブレンドコーヒー

185g缶

・ダイドーブレンド微糖世界一のバリスタ監修

260gボトル缶

相互

販売

自販機チャネル

自販機限定販売

メッツブラック

午後の紅茶プレミアムストレート

ファイアディープブレンド

トロピカーナマンゴーと乳酸菌

オンラインシステムを活用した

オペレーションの効率化

自動販売機マーケティング強化による

パーマシンアップ（専用商品の開発）

ダイドードリンコ社とのアライアンス

キリンビバレッジバリューベンダー株式会社設立（2015年）

(41)

メルシャン

ワイン市場全体の持続的な拡大

2016年ワイン部門活動方針

―３つの柱―

ワイン消費数量は

３年連続

で

過去最高

を

更新。その背景に、



日本ワイン

_の

注目

_の高まり



チリワイン

_の

伸長

2015年のワイン国別輸入量第１位

※

_に



若年層

_{のワイン好意率・飲用頻度の}

上昇

日本ワインの育成

「シャトー・メルシャン」の

さらなる成長

お客様の飲用シーンを拡大

チリワイン中高価格帯の

強化・育成

※ 財務省関税局調べによる「ぶどう酒(2L以下)」と「ぶどう酒(2L超150L以下)」の合計。

ワインの多様化を推進し、市場の拡大を牽引する

ワインの裾野拡大

若年層向け商品の充実

品質向上を

追求

ブドウ生産地・

地域との共生を

図る

価格帯別戦略

を継続強化。

「カッシェロ・デ

ル・ディアブロ」へ

投資、育成

ワインライト

ユーザーの

取り込みを

継続する

(42)

ビール総市場の活性化

成長カテゴリーの強化

重点カテゴリー・商品強化

収益性の向上

Beer the Beautiful

Truth キャンペーン※によ

る活性化

需要が拡大する

クラフトビールに

おいて更に

存在感を高める

乳飲料等の一層の強化

健康志向・自然志向に

応える価値提供

酒

類

飲

料

市場ポジション

ビール・スピリッツ・ワイン販売

オーストラリア、ニュージーランドで

ビール市場シェア No1

市場ポジション

乳製品・飲料を幅広くﾗｲﾝﾅｯﾌﾟ

乳飲料、ヨーグルト、果汁飲料で

オーストラリア市場シェア

No1

ライオン社（オセアニア）

収益構造改革のシナリオ

サプライチェーン全体のコスト

構造改革

► _{ビール市場の活性化を通じた成長の獲得}

ライオン酒類

► 再生計画の実行による収益力の向上

ライオン飲料

酒類市場におけるリーディング

ポジション、高収益率維持

_{※原材料情報（糖分含有量、カロリー、}

糖質等）を正しく伝える取り組み

(43)

ブラジルキリン

黒字化

に向けた

構造改革

の

完遂

42

【買収時の想定】

【現在の環境】

ブラジル経済

通貨

市場環境

ブラジルキリン

販売数量

1桁後半％の

GDP成長

ニュートラル

1桁半ば％の

市場成長

市場並みの成長

を享受

今後数年間は

停滞が継続

レアル安が進行

成長鈍化

競争激化

市場を下回る

状況が継続

2011年買収後

■競争の激化、経済環境の悪化に伴い、販売数量が減少

■2015年のれん等償却前営業利益が赤字へ

■2015年減損損失を計上（1,100億円）

2019年黒字化に向けた構造改革に着手

（億円）

(44)

ブラジルキリン

黒字化

に向けた

構造改革

の

完遂

収益領域の成長

_効率化

固定費

間接費

製造原価

営業活動費

物流費

• マカク工場の売却

• 製造拠点のさらなる最適化の

ため、資産売却の検討

• 要員の適正化

• 在庫の削減による製品廃棄

減少

• 調達コストダウン

• 自社卸の経営効率化

• 積載率と一店当たり配荷量、

取扱いSKU数増加

販売数量に適した組織・構造へ

北部・北東部

南東部

地域戦略に基づく販売戦略の実行

2016年コスト削減目標

• 200 Millionレアル（約60億円）

2016年1-9月

ビール＋清涼飲料販売数量

• ＋5.7％

(45)

販売数量対前年増減推移

ブラジルキリン

ビール市場

（注）

-25.2%

-22.8%

-21.3%

-16.2%

+4.5%

_+3.9%

＋5.7%

-4.0% -6.8% -3.3% -2.0% -6.7% -2.2% -1.7% -5.4% -5.7% -5.9% -5.9% _-7.6% -4.2% -4.5%

-30%

-25%

-20%

-15%

-10%

-5%

0%

5%

10%

1Q

_2Q累

_3Q累

_4Q累

1Q

_2Q累

_3Q累

2015

2016

炭酸飲料市場

（注） _{（注）SICOBE（市場トレンドの参考値）}

ビール＋清涼飲料

高付加価値ビール

+452

％

＋12

％

清涼飲料

高付加価値ビール、炭酸飲料「Viva Schin」が大きく伸長し、販売数量は対前年プラスで推移

ブラジルキリン

黒字化

に向けた

構造改革

の

完遂

※1~9月累計、前年比

(46)

ミャンマー・ブルワリー

有望市場での収益基盤強化

・2015年急成長を続ける東南アジアの中でも、有望市場として

注目されるミャンマーに事業基盤を獲得

・米国の経済制裁が解除され、さらなる経済成長、市場成長が見込

まれる

販売数量（単位：万KL）

2016年予想

売上高 228億円営業利益 56億円

（2016年予想為替レート 1,000チャット＝90.00円）

その他ミャンマー・ブルワリー

(47)

海外プレミアム

国内プレミアム

中価格帯

低価格帯

3月樽発売

6月缶、壜発売

15年11月

缶、壜発売

樽は昨年9月発売済み

プレミアムカテゴリー

ブランド拡充完了

3月樽発売

6月缶、壜発売

Myanmar Premium と Kirin Ichiban

ミャンマー・ブルワリー

有望市場での収益基盤強化

ミャンマー・ブルワリーの商品ポートフォリオ

• 自社の主力ブランド「ミャンマービール」販売が好調

• プレミアムカテゴリー商品として「ミャンマープレミアム」、「キリン一番搾り（KIRIN ICHIBAN）」を上市

• 旺盛な需要に対応するため、キリンの技術支援のもとで、生産設備を増強

2016年のトピックス

(48)

東南アジア

有望市場での収益基盤強化

アジアにおける主要な当社ビール・飲料事業基盤

ミャンマー・ブルワリー

Myanmar Brewery Limited

■サンミゲル（フィリピン）

・持分法適用会社

・国内シェア圧倒的No1

・周辺国（タイなど）にも基盤

■華潤麒麟飲料（中国）

・持分法適用会社

・ミネラルウォータービジネス

で圧倒的な成長率

(49)

中国

北米

欧州・ロシア

キリン一番搾り

（KIRIN ICHIBAN)

フラッグシップブランドとし

て、アメリカ・欧州・アジアを

中心に世界40か国以上

で販売中

その他海外綜合飲料事業

KIRINブランドのグローバル展開

48

ブラジル

東南アジア

オセアニア

フォアローゼズ

アメリカ・欧州・

日本を中心に

展開

富士山麓

欧州（フランス）

でのテスト展開

開始

(50)

協和発酵キリン

医薬・バイオケミカル事業の飛躍的成長

►グローバルスペシャリティファーマへの飛躍

国内

事業

535 億円

390

億円

2015

グループ連結

コア営業利益

*

Approaching

Soaring

Taking o

ROE

10 %

海外

事業

国内

事業

海外

事業

国内

事業

欧米市場への飛躍

成長への投資

卓越した業務プロセス

薬

価

改

定

長

期

収

載

品

新

製

品

技

術

収

入

他

2016

2020

海外

事業

国内

事業

2025

投資フェイズ

飛躍フェイズ

がん免疫に

おける成功

海外製品の

価値最大化

更なる飛躍へ

億

円

億円

［2016-2017］

［2018-2020］

1

,

000

1

,

000

Soaring

海外

事業

(51)

2016年通期計画概要（11月2日時点予想）

億円

2016年計画

2015年実績

対前年増減

売上高

20,900

21,969 △1,069 △4.9％

日本綜合飲料

11,740

11,915

△175 △1.5％

海外綜合飲料

5,550

6,241

△691 △11.1％

医薬・バイオケミカル

3,360

3,557

△197 △5.6％

営業利益

1,340

1,247

93 7.5％

日本綜合飲料

630

479

150 31.3％

海外綜合飲料

420

332

87 26.3％

医薬・バイオケミカル

350

468 △118 △25.2％

経常利益

1,320

1,281

39 3.0％

当期純利益

（純損失）

990 △473

1,463

―

▶ 連結売上高は

減収

の見込み、連結営業利益は

増益

となる見込み

■為替レート

円

2016年 2015年

豪ドル

83.00

93.16 ブラジルレアル

30.00

36.30 ミャンマーチャット

（‘000）

90.00 ―

■定額法への変更（減価償却費）

日本綜合飲料の減価償却費が

約80億円減少見込み

■ブラジルキリンのれん等償却額

減損により、約60億円減少見込み

■ミャンマー・ブルワリー新規連結

売上高 +228億円

営業利益+56億円

2016年予想

2015年実績

対前年増減

のれん等償却前ROE（%）

_20.2%

_△0.3%

_―

平準化EPS（円）

_115円

_117円

_{△ 1.7 %}

年間配当（円）

_38.0円

_0円

■売上高から販売促進費控除

キリンビバレッジで332億円の減収等

当期純利益

過去最高益

を予想

＜前年との相違点＞

(52)

■定量目標

■財務指標

2016年３Q連結決算概要

※1 2016年度から、キリンビバレッジ、メルシャン、およびブラジルキリンにおいて一部販売費を売上高から控除、ミャンマー・ブルワリーが新規連結 ※2 営業利益以下について、2016年度は、2015年度に対し、①ミャンマー・ブルワリーが新規連結、②減価償却方法の変更により償却額が約65億円減少、③ブラジルキリンのれん等減損により償却額が約47億円減少

億円

2016年実績

2015年実績

対前年増減

売上高

※1

_15,429

_16,309

_△880

_△5.4%

営業利益

※2

_1,106

_1,023

₈₃

_8.2%

経常利益

1,080

1,018

61 6.0%

親会社株主に帰属する四半期純利益

751

549

201 36.6%

2016年実績

2015年実績

対前年増減

平準化ＥＰＳ（円）

93

88

5 5.7%

2016年実績

2015年実績

対前年増減

のれん等償却前営業利益（億円）

1,319

1,281

37 2.9%

• 営業利益は計画を上回る1,106億円（前年比+8.2％）。迅速に進めてきている構造改革の成果が表れている。

• キリンビバレッジの営業利益は、通期計画を大きく上回る156億円（前年比+146億円）。

• その他の主要な事業会社の営業利益も、計画に対し順調に進捗。

• 定量目標である平準化EPSは、前年同期比+5.7%となった。

(53)

競合①

競合②

競合③

日経平均

株価推移

※2016年1月4日の株価を起点とした推移

2016年11月30日現在

0.80

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30 1月4日

8月4日

(54)

本日のご説明内容

１．キリングループの概要

２．中長期戦略

３．事業別戦略

(55)

12.00 13.50 14.50

17.00

21.00 23.00 23.00

25.00

27.00

29.00 36.00 38.00 38.00 38.00

03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 _{15年予16年} 54

年間配当額は

38.00円／株

を予定

安定した配当の実現

2015年

2016年（修正計画）

一株当たり利益

※

_117円

_115円

年間配当金額

38.00円/株

38.00円/株（±0円）

※特別損益等の非経常項目を除外し、より実質的な収益力を反映させるための調整をしています。

（一株当たり利益

※

_{に対する配当性向30％）}

(56)

株主優待制度



実施時期：毎年１回（お申込み：3月～4月、お届け：4月～6月）



対象：12月末時点における単元株主様

2015年12月末株主様ご優待品ラインアップ

●1,000株以上の株主様（3,000円相当）

●100株以上の株主様（1,000円相当）

47都道府県の一番搾り

詰合せセット（合計12本）

ソフトドリンク

詰合せセット

ワイン

セット

オリジナルＴシャツ

＆タオルマフラー

キリンシティ

お食事券

ソフトドリンク

キリンシティ

_寄付

＜共通＞

タオルマフラー

47都道府県の一番搾り

(57)

社会と共に成長する経営

ＣＳＶ：ＣｒｅａｔｉｎｇＳｈａｒｅｄＶａｌｕｅ

56

事業活動を通して

社会課題

の

解決

に取り組む

ＣＳＶ

の考え方を経営の

中心

に

レインフォレスト・アライアンスコンソーシアムキリンプラス・アイ復興応援キリン絆プロジェクトライオングッドネスプロジェクトキリン食生活文化研究所サッカー応援食の安全・安心キリン品質 47都道府県の一番搾り容器包装の軽量化

(58)

この資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

This material is intended for informational purposes only and is not a solicitation or offer to buy

or sell securities or related financial instruments.

キリンの成長戦略 ～企業価値の向上を目指して～