Japanese Society for the Science of Design
Japanese Sooiety for the Soienoe of Designプ
レ
パ
レ
ー
シ
ョ
ン
時
の
小
児
患
児
の
恐
怖感軽減
を 目
指
し
て
一
グ
ラ
フ ィ
ッ
ク
エレ メ
ント
の
調整
で
感
じ
方 を
コ ン
ト
ロ
ー
ル
す
る
Mitigation
of
a
Child
Aiagnosed
lnfant
’s
Awful
Feeling
at
the
Time
of
Preparation
−
An
lmpression
is
Controlled
by
Adjustment
of
a
Graphic
Element
柿
山浩
一
郎
KAKIYAMA
Koichiro
札 幌 市 立 大 学デザ イン学 部
Sapporo
City
University
School
ofDesign
1 .
は じめ に高 校 訪 問 を する
機
会 が あるが、
「“
デザイ ン”
というキー
ワー
ドでイメー
ジする こと は ?」 とい う問
いかけ を高 校生
にす ると 「ポ
スター
をデザ インする 」 「パ ソ コ ン で絵
を描
く」と い った回 答 が 多 数 を 占 める。
世 間
一
般
の“
デザイ ゾ の認識
は、
残念
な が らこ の程 度であるが、
高校
生が悪い訳ではない。
’
‘
デ ザ イゾ の社 会 的
な役割
に関す
る 正確
な社 会
へ の伝
達 の 努 力 が 私 達 に 足 りないと 反省
しつ つ、
高 校
訪 問や市 民 講 座で 「’
‘
デ ザ イゾ と は 絵 を 描 く 事では 無い んです
よ」 と声
を 張 り上 げている。
と は いえ 「視 覚 的 な 要 素で何
か を伝
達す る」 と いっ たことが、
デ ザ イン の一
部
であ りデザインの ア ウ トプッ トのそ れ な りの範 囲 を 占 めている ことは間違
い無
い。こ の度
、
デザイ ン学会特集
号 「 こど ものた めの デザ インユ へ の投稿
の機 会
を頂
いた。 デザ
イン学 に 軸 足 を 置 き、
看 護 学の先 生 方と共 に、
医 療・
看 護の フィー
ル ド にて研 究す る機 会に恵 まれた個
人 的 な 経 験 を 投 稿 さ せて頂 くことと し た。本 稿
は ビ ジュ ア ルコミュ ニケー
ショ ンの基 本 的 な 要 素 と 考え ら れ るグラ フ ィッ クエ レ メン ト に着 目 し、
小 児看
護の現場
におけ る患 児
に対
し て、一
人の親であ り、
デザ イン研 究 者でも ある筆 者
が感
じ て いるこ とと、
実
験 の 紹 介であ る。
デー
タ を 入稿
する為
の ソ フ トウエアは専 門 家 (
デザ
イナー
)
の もの であっ た が、
現 在で は そ の一
般 化 が 進み、
誰
で も 入稿
で き る 時 代 と なっ て いる。
言い過 ぎ か も し れ ないが、
こ の 「にわ
か デ ザ イ ナー
」 の出現 に よ り、
印 刷媒
体の デザイ ン(
組版 )
の質
が 低 下 し、
デ ザ インを 学 ぶ 学 生 は参考
にすべ き印刷 媒体
を しっ か り と 見 定 める必 要のある時代
で はない か と考
え て い る。
この よ う に、
誰
でも情報
の発信 者
にな れ
る、
誰
でも デザ
イ ナー
に な れる時代
であるが故
に、
先
に述
べた 4デ ザ イゾ の社 会 的 な 役 割に関す る社
会の認 識に関 する齟 齬は、
さらに 複 雑 な 状 況 に なっ ていると感
じられ
る。デザイ ン に
係
る人 材
を育 成
す る 教 育 機 関 に 所 属 す る もの と し て、
上記
のような 現代 社会
の状
況 は 大 き な 問 題 を 抱 え た ものと 感じ て い るが、
誰 で も情
報の発 信 者にな れ るICT
技 術 が 浸 透 し た社 会
は、
多
くの恩恵
も も た ら してい る。
例 え ば、
本 稿で テー
マと する医 療・
看 護の 現 場 に お け る プ レ パ レー
ショ ン の場 に お いて用いら れ る視 覚 資 料の作
成 は、
今
や画像 作成
の専
門家
でな くて も 簡 単 に 行 うこと が可 能
である。現
に医師
・
看護
師 の 皆 様 が 写 真 加工 ソ フ ト ウエ ア を用い て【
写 真】
や【
イ ラス ト レー
ショ ン】
の画像
処 理 を行
い、
説
明 用の資 料
を作
ら れている事 例 を 拝 見 して い る。
2 .
デ ザイ
ン・
情 報 発 信 (
の場 )
に対
して思 うことデ ザ イン学 会の会 員の皆
様
に は釈迦 に説 法 的 な 内 容 だ が、
デ ザ イン に お け るコミュ ニ ケー
ショ ンの基本
はビ ジュアルコミュ ニケー
ショ ンと考
えられ、
『情 報
の発信 者 (
代 弁 者 ) と な るデ ザ イ ナー
が 視 覚 的 な 要素
を駆使
し表 現し た メッセー
ジ が、
情 報 の受信 者 (
ユー
ザ/閲 覧者 )
に何
らか の 印 象 を 伴っ た メッセー
ジと して 受 け 取られる』 と い う こ と に な る だ ろ う か。
近 年
、
デジ
タ ル カ メ ラの普 及、
インター
ネッ トの普
及、
専
門 家の みが扱
っ て き たソフ トウエ ア の一
般 化 等に伴い、
社 会
全体
にお ける 「 発信
され る情
報」 が一
般 化 した と感 じて い る。例
え ば、
イ ン ター
ネッ ト上の情 報 は一
般の方 (デザイ ンを 学 び視 覚
情 報
によ る情 報伝達
を 学 んで いない方)
の日記
やつ ぶや き
、
個
人的なコメン ト・
評 価の ウエイ トが増
し、気楽
に撮
影 さ れ た 写 真で埋め 尽 く さ れて いる。 また、
そ の昔 は 印 刷 会 社に出 版 物の3 .
医療
・
看 護 (
の 場)
に親
と して思 う
こと筆 者
は、
3
児
の父であ り、
イ ク メンと はいか ないもの の育 児
に は積 極
的に参
加し て いる 部 類と主 観 的 な 自 己 評 価 をし て い る。3
人
も幼 児
・
児童
がいる と、
季 節の変 わ り目
と も なれ
ばほ ぼ毎
週 の よ う に病 院に通 院 す る 生活
と なるが、
医 師
・
看 護師
の対 応
に感
じ る 所 が多
々 ある。
当 然の こ と な が ら医
療
・
看 護の世 界 は 専 門 性の高
い領域
であ り、
患 児 は も ちろん、
親
も わ からない こ とだ
ら け とな り 『論 理 的に理 解でき ないこと が原 因
とな り生
ま れ る 不安
の 感 情』 の 実感
が ある。 親 が、
いっ たい今
の症状
はこ の病 気の どの段 階 なの か、
説 明 され た 処置
・
治療
はどの程 度
の リスク の あ る ものなの か、
その処 置・
治 療によ り どの程度
の確
立 で症 状 が 改 善 す る見 込 み が あ るのか、
こ の処置
・
治療
によ る自
分 達 のこど もの苦 痛 の度 合い、
身体 に対 する負 荷 量はどの程 度な の か、
等、
論 理 的42
デ ザ イン学研 究特 集号Speeial IssueofJapanese Secidy ferthe Science of Design
Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service
Japanese Sooiety for the Soienoe of Designに
完
全 に把 握
す る こ と は難
しい。
さ ら に重 要 なの は患 児の心 理状 態
と言 え る が、
これ か らど
れだ
け怖
い思い、
痛
い思いを す る のか、
ま た そ れ は どの程 度
の時 間持 続
す るのか、
な どの思考
が そ の大 半 を 占 めると 考 えられるが、
おそ らく創 造 力 をフ ル回 転 し、
怖い方 に怖
い方 に 心 を傾 けてい く のでは ないか と感 じ る。
その昔、
こ ど もへの処 置の際に、
処 置 室 内へ の同 伴 を 断られ るこ と があっ た。 不安
げで半
泣 きの こ ども を 見 送 りヤ キモキ しな が ら外で 待つ こと数 分、
処 置 を 終 えて 出て来 たこども は 大 泣 き 状 態であった。
医 療 現 場の大 人の事 情 も よ くわ か ら ない患 児の 親 と して待 合 室 に 控 えて院 内 を 観 察 していると 「これ だ けの患 者 を 診 な け れ ば な ら ないとなると一
人の患
児 に 裂 け る 時 間 は 限 られている」 という 理 解で諦 めてし ま う研 究 者 的・
ビジ
ネスラ イ ク 的 な 自分 も お り、
い た た ま れ ない気 持 ちとなった 体 験 が あ る。
4 .
医 療
・
看
護(
の 場)
に 研 究 者 と し て 思 う こ と上
記
のよ う な体験
を は じめ、
い ろ い ろな医療 機 関
で診
察 を 受 け る経験
を積
みな がら 至 っ た発 見
は 「時 間
を か けてゆっ く り説
明 し て く れ る医 師・
看 護 師に対し て は、
こど も は 怖 がらず
に診 察 を 受 け る よ う に な る」 とい うことで あっ た。
(もち ろ ん、
健 康 時にお ける家 庭 内で の夜の本の読み聞 か せ 等 に よ る、
病
院・
医師
・
看 護 師
に対
す る、
ポ ジテ ィブ な イ メー
ジ 付 け が 重 要 な 事 は言う ま でも ない。)筆 者
が 本 稿の後 半で 示 さ せて頂 く 具 体 事例
は、
プ
レ パ レー
ショ ンの場
におい て医師
・
看護 師
が 患児
に説
明を す る際
の視 覚 資料
の あ り方に 関 す る 研究の一
部であるが、
本
研究
テー
マ の共 同研 究
を依 頼 頂
いた際
に、
こ のプ レパ レー
シ ョ ン の概念
を 知っ た際
の、
自 らの 日常 生 活 に お け る 発 見とこ の概
念の適 合 度の高 さに感 動したこと を 鮮 明 に 覚 えている。5 .
ブ
レパ レー
シ ョ ン に関
して「プ レパ レ
ー
ション」 に関
し ては、種
々の定義
が存
在 して い る と考
え ら れ るが、
筆
者の研 究では 『こど も 達 に 病 気の正 しい知 識
な ど を優
し く教 え、
そ れ に よっ て緊 張 や 不 安 を や わ ら げ、
こど も 達 が 潜 在 的 に持っ ている 病 気 に 立ち向か う力を引き出
す こと。
』 と 定 義 して いる。
こ の定
義
に 基づき行 わ れ る 表 面 的 な 行 為は 「医師
・
看護 師
が 患児 (
親 )
に治 療・
処 置の説 明 を す る」 というこ とにな
る だろ うか。
(
この治 療・
処 置の説 明を、
医 師・
看 護 師の皆様
は努 力 して行っ てくだ
さって い ること と思うが、
先
にも 述べ た よ う に 「視 覚 的 な 要素
で何
か を伝達
する 」 とい っ たこと は、
デ ザ イン の得意
とする所で あ る。)
ま た
本 稿
では、
【
写真 】
と【
イ ラ ス トレー
シ ョ ン】
を、
出 力 紙 やパ ソコ ン 等の デ ィ ス プ レ イ機
器で表示 し て行 なうプレ パ レー
ショ ンの 視 覚 刺 激の代表
と考
え た。 そ の 理由
は、
近年
の写 真 加工 ソ フ ト ウエ ア の機 能を 用 い れば、
写真 をべ一
スにイラ ス ト レー
ショ ン的 な 雰 囲 気に加工す るこ と が簡 易に行 な え る 為、
画像加
工 に 関 す る特
別 な 技 術 を 持 た ない医療
現 場の スタッフ の皆様
でも、
プ レ パ レー
ション の為
の画橡 作
成 が可 能
に なると考
え た から である。
〔事 実、
そ う である。
)6 .
論
理的側
面 と感 性 的側
面 か ら み る患
児 の 心 こ どもでな く て も、
頭では 注 射 で 予 防 を しな くては な ら ない と理 解できても、
過 去の注 射の際の痛 み 経 験 に 伴い想 起 さ れる 恐 怖 感 を 押 さ える こと は難 しい。
筆 者 は、
人 間 を 対 象 とする研 究 に おいて常 に 「人 間の心 理 は 論 理 的 側面
と感性
的側 面
の2
側
面 か ら なる」 として い るが、
こ の【
写 真】
や【
イラス ト レー
ショ ン】
を 用いた プ リパ レー
ショ ンの シー
ンに お け る 視 覚 刺 激 のあ り 方と患 児の心の中 は 以 下のよ う に な ると考 え た。
・
プ レパ レー
ショ ンに 用い る 〔手 術 の 様 子 等 の ) 写 真 は、
イ ラス トレー
ショ ンに 比ベ リア リティがあ り情 報 量の多い伝 達 手 法 といえ る が、
そ れ 故 に、
恐 怖 感 といっ た 感 情 を 患 児 に抱 か せてし ま うこと が ある。
・
プレ パ レー
シ ョ ンに 用い る (手 術の様 子 等の) イラス トレ
ー
ショ ンは、
デフ ォ ル メ等の表 現 手法 に よ り、
恐怖 感
を想 起 させない
処
理 を施
すことが 可能
であ る が、
減
ら された 情 報 が 存 在 す る 為、
正 確 な情 報 伝 達 に な ら ない こと が あ る。
以 上のよ う に 考 え ること ができ る が、
子 供 に 理 解 を 促 すのが目
的であ り、
恐怖
感 を 与 え ること が 目 的では ない。
よっ て、
生 (未 加工 )の写 真の持つ リアリテ ィは 適 切では 無いと考え られ、
リア リ ティを 削ぎ
落 と すこ と が 必 要 と考
え た。
(
プレ パ レー
ショ ン の現 場に お い て児童
に対し て伝
え るべき は、
処 置に関す る 正確
な情報 (
知 識)
で あ り、 恐怖感
を伝
え る こと は得 策
では無
い。
な お、
同様
の考
え方に基 づく い くつ かの先 行 研 究 が 実 施 さ れている〔
注
1
、
2
、
3
>
。
)本 考
えに基
づ き、
以下
のよ う な 実 験 を 実 施 した。
7 .
実 験
の学術 的 意 義
視 覚 的 な要素 を 用いて情 報 伝 達 を 行 な うツ
ー
ル作 成
は、
デザ
イ ン にお けるもっ と も 基 本 的 な 創 造 行 為 とな る が、
医療
現 場と い う 「正確 な 情 報 伝 達 が も と め ら れ、
かつ、
人 間の精 神 状 態が大
き く揺
れ 動 か さ れ る 場」 に おい て 「正 確 な 情 報 伝 達 で あ り且 つ 恐怖 感 が 伝 達 さ れ に くい視 覚 的 な 要 素の 解 明」 は、
学 術 的な 意 義のあ る も の といえ る。
8 .
実 験
の前 提 と仮 説
本 実 験では
、
【
写真
1
や【
イ ラ ス ト レー
ション】
を 用いた プ リ パ レー
ショ ン に 限定
した検
証 を行
っ た。
ま た、
写真
をべ一
スに せ ず イ ラス トレー
ショ ンを 描 く場 合に は、
イ ラ ス ト レー
タ個
々の 表 現の揺 れ (味 )に よ り、
視覚 刺 激 を構 成す る 要素 が 増え 明確瓣 鞴
濫:
1
:
∴
↓
焦
Japanese Society for the Science of Design
Japane $e So¢iety for the S¢ien ¢e of De$ign
な 定 義 が
難
しい。 以 上の観点
から、
本
実験
にお ける視 覚刺 激
は、
【
写真】
から生 成できる【
イ ラ ストレー
ション】
の中に含
ま れ る も と し た。
ま た、
以 上の限
定 的 な刺
激の中
で、
静
止画像
を構
成 する デザイ ンエ レ メ ン トを 「写 真← → イ ラ スト 」 「色 有 り← → 色無
しコ 「線 無
し← →線 有
り 」 の3
パ ラ メー
タ
であ
るとした。9
.
実験
の目的
前 述
のよ う に、
本
研究
では、
静
止 画像
を構成
す る デ ザ イン エ レ メン ト を 「写 真← → イ ラ ス ト」 「色 有り← → 色 無 し」 「線 無 し←→
線 有
り」 の3
パ ラ メー
タ
であ るとした。各
パラメー
タの バ ランス調 整により、
最も高
リ ア リ テ ィ(
治 療 方 法 等が的 確に伝 達
でき る)
で、
最も低 恐怖 感 (
痛
み 等の恐怖
感 を 想 起 させな い)に な る バ ラン スがある と考え、
大 人が感 じ る適 切 なバ ラン ス を 明 ら か に す ること を実
験の目 的 と した。
10.
実 験
にて制作
し た ツー
ル本 実 験では
、
前 述の目的 を 達 成 す る為
に、
グラ フィ ックエ レ メン ト ブ レン ド シミュ レー
ター
[GEBS
.
ver1.
O
]
を 作 成した。
本ツー
ル は、
図1
のよ う に 「写 真← → イラ スト 」「色 有 り← → 色 無 し」 「線 無 し← → 線 有 り」 の3
つの ス ライ ダー
バー
と、
視 覚 刺 激 提 示 領 域 か ら な る。3
つの ス ライ ダー
バー
を 動 か すこと で、
リ ア ルタイムに画 像
が 加工 される も の であ り、
図2
、
3
は、
ス ラ イダ
ー
パー
を 調 整 して でき た、
特 長 的 な 画 豫の例である。
11 .
実験
の方
法
本 実 験では
、
制作
し た[
GEBS .
ver1.
0
]
によ り、
3
つの医
療 現 場で用いること が 想 定 される画 像 を 被 験 者に提示 し 「3
つ の ス ラ イ ダー
バー
の調 整 を おこなっ て、
高 リアリティ(
治 療 方 法等
が的確
に伝達
できる)
かつ低
恐怖 感 (
痛
み等
の恐怖 感
を想
起さ せない)
に見え る画 像
に3
つの ス ラ イダ を調整し て くださ い。」 と お願
いする方 法 を とっ た。具
体
的に は、
以下 のよう に行
なっ た。
事 前準備 (
所
要時 間約
10
分 /
1
人 )
実験 内 容/ 協
力に対
す る説 明、
同意 書
へ の サ イン、
課 題タス
ク
の操 作方 法説
明、
操作 練
習 を行
う。
フェ
ー
スシー
トへの 記 入(
所 要 時 間 約1
分/
1
人) (
図4
)
被 験 者の年 齢、
性 別、
病 院が怖いか どうか、
血を 見 るのが怖
いか ど う か、
手 術シー
ンの映像
を 見 て気 持
ち 悪 くな る か ど うか、
に関して、
ディス プ レイ 上に表 示 さ れた選 択 肢 よ り選・・し・
團
一
圏
イ ラ ・ ・L
・
6ts・MLD
−一一
一
一
一
g
vse しせNa ・
鰌
0 −
一
鰌
せ ん あ ・ 図2
特 徴 的 画 像1
・軋 ん
囮
V4a ・
田
・胤
細
図1
GEBS
,
ver1,
0
[
釜
1
イラス・陽
嚇 し囚
せk・・V … ん團
一
i
−… 一一
圈
イ ラ ス ・い…
臨
せ胤
鮑
図3
特徴 的画 像2一
団
嚇 ・コ
ー
迢
翻44
デ ザ イ ン学研 究特集号Special IssueofJapanese Societyforthe Science of Design
Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service
Japanese Sooiet 二y for the Soience of De$ign■ 被 験 者 番号
〔
コ
■ 私 は、
病院 が 怖 く な い ◎o
◎ ◎o
◎
◎ 怖い ■年 齢[ コ
才 ■性 別 ■私は、
血 を見るのが 怖 くない ◎ ◎ ◎0000
怖い ■私は、
手術シー
ン の映像を み る と 特にか わ らないOOOOOOO
気持 ち惡 くな る 恐 怖 感の各 々 が 「弱 く なる (0
)一
強 く なる (100
) 」 との形 式で回 答 を しても らっ た。
(
な お 順 序 効 果 を 勘 案 して、
と
の刺 激の提示順 序に関し て は ラ ンダ ムに提示を 行っ た
。
)o
男性o
女 性 図4 パー
ソ ナ リ テ ィ取得項 目んで入
力
する。バ ラ ン ス 調整 実 験
(
所 要 時間約
10
分/
1
人) (
図1
)
被 験 者
に対
し、
リ ア ルタイ ム に刺 激 画像
に反映
され
る 「 写真
一
イラ ス ト」 「色 有
り一
色 無
し」 「線 有
り一
線 無
し」 の3
つの パ ラ メ
ー
タ を調整
し て 「高
リ ア リ テ ィ(
治療
方法 等
が的確
に
伝 達
でき る)
かっ低
恐怖 感 (
痛
み等
の 恐怖感
を 想 起 さ せ な い) に 見 え る 画 像 に3
つ の ス ラ イ ダ を 調 整 してくだ さい」 と のタスク を 課 した。
各パ ラメ
ー
タ に対 する評 価(
所 要 時 間 約5
分/
1
人) (
図5
)
図1
、
2
、
3
、
6
の出 力 紙の提示 と 共に、
3
つ (「写真一
イラス ト」 「色 有 り一
色 無 し」 「線 有 り一
線 無 し」)のパ ラメー
タ 毎に 「イ ラ ス ト的にな れ ば なるほ ど (色 数 が 減 れ ばへ るほ ど
)
」 「色 が 無 く な れ ば 無 くなるほ ど(
彩度
が下
がるほ ど)
」「
輪郭 線
が 強く な る ほど」 と の前 置き の上で、
リ ア リ テ ィ/
學 驂 o o o ● ゆ ゆ の ■ ■ ■ 職 餾 o e 鰍 鱒 0 9 ● 融 o o観
軸贊
繰 脚詔
イ ラ スト的に な れ ば な る ぽ ど (色故が減ればへ る ほど } リア リティー
は 弱 くな る_
}一
一一
一一
強くな る 恐怖 感 は 弱 くなる_
F
−一一一一
強くなる羆
e
細
鱈
●
儒
鋤
娜
犀
6
峰
冊
龝
雛
緲
娜
σ
輔
e
霹
囎
砌
霞
欝
囃
膨
粥
脚
巨 が無 くな れぱ 無 くな るほ ど 〔彩 度が 下 が るほ ど, リ ァ リティー
は 弱 く な る 」}一一一一
強 くな る 恐 鮪 感 は 弱 く な る_
}一一一
一一
強 くな る齢
e
麿
陶
醤
●
8
轡
@
齢
田
●
ua
巒
田
轡
o
●
●
巴
6
聯
雛
◎
縦 が 強 くな る ほ ど リ ア リティ
ー
は 弱 く な る_
}一一
一
一
一
強 くな る 恐 怖 感 は 弱 く な る こ}一
強 くな る鱒
恥
鳩
鴇
吟
嚇
柵
露
●
轡
o
嚇
燭
go
9
巴
■
●
●
齢
・
●
de
m
葡
齢
m
・
図5
パ ラメー
ター
評 価の方 法12 .
実 験 実 施 時
の被 験 者
へ の配 慮
本実 験
は危 険
を伴
うもの で はないが、
途 中
で気分
が悪
くなっ た り、
止 め た く な っ た り し た場 合は速や か に実 験を中止で き る 旨を事 前
に伝達
し た。 その他
の配慮
と して実験 室 内
は蛍
光 灯等
の 通常
の 明 る さ と し、
ま た、
ディス プ レ イ の 照度
も一
般的 な も のを使
用す
るこ と によ り、
実験 中
の眼精疲 労
の度合
いを最小
限 に し た。 なお、
本 実験
は、
札幌 市
立大 学
の研究倫
理委
員会
の承 認を得て実 施
し た。
13 .
実 験 の 被 験 者 に 関 して 本 実 験では、
デザ インエレ メン トの理 解 が 深い デザ インを 学 ぷ学 生 を 広い意味
で の大 人 と定 義 し、
大 人の感 じる適 切 なバラ ン スを明確にする こと を目的と した。
そ こ で、
札 幌 市 立 大 学 デザ イン学 部の学 生 (18
歳〜
24
歳の、
男 性11
名、
女 性23
名 の計34
名 ) を 対 象に実 施 し た。
14 .
実 験
の結 果
本 実験
で は 「バ ランス
調
整実 験
」 において、
ブレ パ レー
ショ ン に用い ら れ る と想
定し た手術
の様
子等
の視 覚刺
激と し て、
図6
の よう な3
つ の画像 刺 激
を被 験 者
に提
示し た。
図7
は、
全34
被 験者
が3
つの刺激
に対
し て調整
し た3
つ の パ ラ メー
タの 設定 結果 である。
な お、
表τ は 「写真一
イ ラ ス ト 」 「色 有 り一
色無
し」 「線 有
り一
線 無
し」 の比較
を目的
とした、
刺
激1
〜
3
ま で の値を 平均 値、
標 準 偏 差に し た も の である。
ま た 「
各パ ラ メ
ー
タに対 する評価
と して、
上 記の画 像 を 見 な がら の 設定の後に 図5
のような入力に て、
各3
つの パ ラ メー
タ が 「リ ア リ テ ィ 」 と 「恐怖
感」各
々 を 弱 める のか 強 める の か に 関 す る 評価
を求め た。
図8
は、
全34
被 験 者の3
っ の パ ラ メー
タに対
する評 価
の結果
、
ま た、
表
2
はそ の平
均値
、
標 準
偏
差を示す。 図6.
提示 した3つ の画像 刺激灘
:
:
コ
:
1
:
1
:
慌
胤
Japanese Society for the Science of Design
Japanese Sooiety for the Soienoe of Design100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
色
無
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一
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黼
…
襯
甲
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ラ
ス
ト
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一
纖
一
一
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.
色
有
…
線
…
.
.
.
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一
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.
.
…
有
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一
一
一
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一
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.
一
一
一
.
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一
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一
一
一
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一
一
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刺激
2
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■
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刺激
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一
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一
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一
〒
一一
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…−”
1
刺激
2
刺激
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一
.
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線
i
無
一
刺激
1
…一
’
剰激
3i
図7
3
刺激毎の設 定結 果100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
強
く
な
る
弱
く
な
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冂
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結果46
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Specia @lss凵eofJapaneseSJapanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service
Japanese Sooiet 二y for t二he Soienoe of Design表1 全刺 激への設定 結果 平均 値