接 触 酸 化 を 応 用 し た 河 川 浄 化 法 に つ い て
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(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅶ-104. 第55回土木学会年講,00.09.21〜23,東北大学 各種状態変数の初期値の設定に関しては初期条件(一定値)で安定解を求め、これを与えた。 3.結果および考察 3.1. モデル化の妥当性 25. モデルに設定した各種の速度定数や係数値は同. S-BOD(予測). 処理水のBOD及び溶解性BODのシミュレーション 結果を図3に示す。処理水の溶解性BODに関して. BOD(mg/L). 程度の汚濁濃度を対象とした接触酸化法による排 水処理施設の実験例を参考とした。. BOD(予測). 20. S-BOD(実測) BOD(実測). 15 10 5. は、実測値がばらついているが、概ね有機物の除 0. 去現象を表現できている。しかし、全BODに関し. 0. 100. 200. 経過日数( day). ては春と秋の中水温期、夏の高水温期において測. 300. 400 *3月1日計算開始. 図3 処理水BODのシミュレーション結果. 値が予測値を上回り、両者に相違が見られる。 これはC‑BODは概ね表現できているものの、この とき突発的に計測されたN‑BODを表現できていな. 20 中間水NH4-N(予測) 処理水NH4-N(予測) 中間水NH4N(実測) 処理水NH4-N(実測). 処理水及び中間水(流動モデルで第5槽流出 水)のアンモニア性窒素のシミュレーション結果 を図4に示す。各槽内での自栄養性微生物の消長 にともなって、処理水及び中間水におけるアンモ. NH4-N(mgN/L). いためである。 15. 10. ニア性窒素の硝化現象を上手く表現できている。. 5. 0 0. 第6〜8槽では、自栄養性微生物の活動が活発で. 100. 200. 経過日数( day). 300. 400. *3月1日計算開始. 硝化現象の場として中心的に働き、中水温におい 図4 アンモニア性窒素のシミュレーション結果. ては浄化時間を約2時間長くとることによって、 硝化現象を促進できていることが表現できている。 水槽別の除去効果の検討. 50. 10. レーション結果を示す。沈殿槽では滞留時間が1 時間と短いものの浮遊性BODの約半分が除去され ているが、BOD全体としては約1/4の浄化効果であ る。年間平均としてとらえた場合には、アンモニ. BOD,P-BOD濃度(mg/L). 図5に各水槽別の年間平均における水質シミュ. BOD P-BOD NH4-N. 40. 8. 30. 6. 20. 4. 10. 2. NH4-N濃度(mg/L). 3.2. ア性窒素除去量は滞留時間に比例している。 4.おわりに 今回設定した簡易なモデルで有機物除去と硝化 現象を概ね表現することができた。今後は、こ. 0. 0 流入水. 沈殿後水. 中間水. 処理水. 水質地点. 図5 各水槽別の浄化効果. のモデルを発展させ、浄化水深の考慮や堆積汚 泥量の評価を含めたモデル精度の向上を計る予定である。また、浄化時間の影響、付着微生物量により充 填接触材種類の影響を評価し、適切な設計条件について考察していく予定である。 なお、本実験は(財)国土開発技術研究センターとの共同研究の一環である。 <参考文献> 1)野村:接触酸化を応用した河川浄化法について(その5)重回帰分析を用いた設計方法に関する一考察,土木学会(1997) 2)野村:接触酸化を応用した河川浄化法について(その6)維持管理性能と設計操作因子の影響に関する検討,土木学会(1998).
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