1． はじめに―――――――――――――――――――――――――――――― P.1
2． 上位計画のまとめ―――――――――――――――――――――――――― P.2
3． 池袋駅周辺地域基盤整備の考え方――――――――――――――――――― P.3
4． 基盤整備の方針と検討内容―――――――――――――――――――――― P.5
5． コアエリア・にぎわい交流エリア基盤整備方針図―――――――――――― P.6
6． 基盤整備の流れ――――――――――――――――――――――――――― P.7
7． コアエリア整備において今後具体化すべき検討ポイント――――――――― P.8
池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
〈資料目次〉
はじめに
はじめに 池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
○ 池袋駅は４社８線の鉄道路線が結節するとともに、路線バス・高速バスのバスターミナルも有し、新宿・渋谷に比肩する巨大
ターミナル駅である。
また、駅施設内の地下通路とこれに接続する地下街が、まちの東西を結ぶ歩行者ネットワークの中核となっていることは池袋
駅の大きな特徴となっている。
○ しかし、駅施設や周辺建築物は、高度経済成長期以降、増改築を繰り返しており、耐震性はもとより防火・避難などの災害時
の安全性の向上、多様な利用者に配慮したバリアフリー環境の向上、乗換に伴う混雑緩和（乗換利便性の向上）などが必要と
なっている。また、現状の駅周辺でみると、鉄道と大型商業施設による街の東西の分断、鉄道敷きを越える東西横断動線の不足、
２６０万人を超える駅利用者に対する駅前広場面積の不足、駅前の通過交通による駅とまちとの分断、バス・タクシー乗場の
分散配置による交通結節機能の低下など、多くの取り組むべき課題を抱えている。
これらの中には個別施設の取り組みでは解決が困難な課題も多数存在するため、課題解決に向けては、公民の多様な関係者の
連携した取り組みが重要である。
○ こうした中、池袋駅周辺地域は平成 27（2015）年 7 月に都市再生特別措置法に基づく特定都市再生緊急整備地域に指定され、
平成 28（2016）年 7 月には「池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン」が策定された。
特定都市再生緊急整備地域内では、すでに豊島区新庁舎が完成しており、現在、Hareza 池袋（旧庁舎跡地）のまちづくりや東
池袋四・五丁目地区の開発、造幣局跡地での防災公園や環状５の１号線の整備などの基盤整備が具体的に進められている。
また、池袋駅西口地区・南池袋二丁目Ｃ地区・東池袋一丁目地区の３地区で、大規模な再開発が検討されるとともに、環状５
の１号線の整備に伴う池袋駅前の明治通りの再編、開発を契機とした池袋駅東西連絡通路（東西デッキ）や地下通路、駅前広
場の整備など公共施設の整備・再編の検討が進められている。
さらに、これらの動向をきっかけとして、池袋駅、駅と一体となる建築物、駅周辺街区の建築物について、施設更新が進展す
ることも想定されている。
○ 基盤整備方針は、これら具体化している事業、検討中の整備計画、今後想定される施設更新計画のいずれもが、単に敷地内の
建築物の改善にとどまらず、池袋駅周辺のまちづくりの課題解決に寄与することとなるよう、公共と民間との協力のもとに、
池袋駅の機能更新と再編、駅前広場や道路などの公共施設の再編・拡充、駅周辺の再開発等を一体的に行うことにより、限ら
れた空間に多様な都市機能を集積しつつ、安全で快適な都市空間を創出することを目指すものである。
はじめに
上位計画のまとめ
上位計画のまとめ 池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
■豊島区国際アート・カルチャー都市構想（H27.3）
■豊島区国際アート・カルチャー都市構想実現戦略（H28.7）
■池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン（H28.7）
「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」
○ 国際アート・カルチャー都市の目標
豊島区の魅力を国内外に発信していくことにより、都市イメージの向上を図る。それによって、豊島区が区民はも とより区外の人からも「選ばれるまち」になり、地域への誇りや愛情が醸成され、豊島区を愛する人々がその魅力を さらに発信し、人と産業を惹きつける好循環を創出。
○ 池袋駅周辺地域のまちづくりの視点
○ エリア特性を踏まえたまちづくりの考え方と基盤整備方針を主に検討するエリア
○ 池袋駅周辺地域のまちづくりの戦略
○ 池袋駅周辺地域まちづくりの将来像
「世界中から人を惹きつける
国際アート・カルチャー都市のメインステージ」
―界隈を歩き、にぎわいと四季の彩りを感じるまち・池袋―
【文化戦略】
多様性を踏まえた文化芸術の展開
【国際戦略】
世界とつながり人々が集まるまち
【空間戦略】
出会いが生まれる劇場空間
第１戦略
まち全体の価値を高めるブランディングの推進
第２戦略
劇場空間の創出
第３戦略
人間優先の回遊空間の整備
戦略５
環境と共生し、四季の彩りに包まれたまちづくり
戦略４
誰もが安全・安心に暮らし、集えるまちづくり
戦略３
界隈を歩き、楽しめるまちづくり
戦略２
駅からにぎわいが広がるまちづくり
戦略１
文化と生活・産業が創発するまちづくり
・交流・創造・発信を支える機能の導入
・多様な人々を惹きつけ、回遊が生まれる触れ合い空間 ・創造と居住が一体となったまちの形成
・特色あるエリアを連携し、にぎわいが広がるまちづくり ・駅東西南北のシームレスな移動
・歩いて楽しい歩行者優先の空間とネットワーク ・歩行者優先を実現する交通基盤整備
・安全が確保されたまち ・安心して住み・活動できるまち
・環境性能の高いまち
・四季の彩りに包まれた個性ある街並み
アート・カルチャーの魅力で、 世界中から人を呼び寄せ、
新文化・新産業を育む
都市空間を人間優先へ、 誰もが主役になれる舞台に 先人が培ってきた文化資源を活かしながら、
新たなまちづくりへ
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まちづくりのエリア分け（案）
池袋駅周辺地域基盤整備の考え方
池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ 池袋駅周辺地域基盤整備の考え方
記載内容は今後の関係者協議や検討により変更の可能性があります。
道路境界 道路境界
道路境界 道路境界
道路境界 道路境界
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
北デッキ
池袋駅
南デッキ
豊島区 新庁舎 東池袋一丁目地区
Hareza 池袋 （旧庁舎跡地）
東京芸術 劇場
計画建物
南池袋 公園
東西デッキイメージ
建物と一体的な街路断面イメージ
タイムズスクエア
歩行者ネットワーク図
グリーン大通り断面イメージ 溜り空間平面イメージ
壁面緑化等の建築物 における緑化 賑わい施設の設置
民地内における
地上部の沿道緑化 公民連携による一体的な歩行者空間整備 賑わい施設の設置
建築物セットバックに よる歩行者空間確保
公民連携による一体的な 歩行者空間整備
賑わい施設 の設置 交差点部における建築物セッ
トバックによる溜り空間確保
道路や民間敷地等の一体的 な空間利用や維持管理
建築内の賑わいの見える化、 沿道へのにじみ出し
戦略５
環境と共生し、四季の彩りに包まれたまちづくり
戦略４
誰もが安全・安心に暮らし、集えるまちづくり
戦略３
界隈を歩き、楽しめるまちづくり
戦略２
駅からにぎわいが広がるまちづくり
戦略１
文化と生活・産業が創発するまちづくり
1
国内外に発信する池袋の玄関口としての『都市の顔』の形成
● 駅機能の更新に併せて防災性と利便性を高め、ターミナル拠点機能を強化する。
● 駅前広場と周辺建物で一体的に池袋の『都市の顔』となる象徴的な空間を形成する。
● 駅前広場を歩行者優先化し、周辺建物と一体的な公民連携した歩行者空間整備を図る。
● 東西デッキ、サンクンガーデンなど、駅関連施設・周辺商業建物の更新と連携して重層的な移動
空間を創出する。
3
多彩な界隈をつなぐ回遊性の向上
● コアエリアでは、歩行者を優先した公民連携の都市空間を整備する。
● 駅周辺の重層的歩行者動線をまちなかへ平面的に広げる。
● 商業と文化・観光スポット等の多彩な界隈をつなぎ、案内サインにより回遊性を高めることで、
エリアや沿道ごとの特徴をいかした質の高い歩行者ネットワークを形成する。
● 交流の発信の舞台となる賑わい溢れる溜り空間をまちなかに創出する。
2
駅とまちの多面的な連携を支える『東西都市軸』の形成
● 駅とまちをデッキや地上・地下結節空間で重層的に接続することで、グリーン大通りやアゼリア
通りと「東西都市軸」を形成し、駅東西の交流やまちの回遊性を促進する。
国内外に発信する池袋の玄関口としての『都市の顔』の形成
1
駅とまちの多面的な連携を支える『東西都市軸』の形成
多彩な界隈をつなぐ回遊性の向上
東西駅前広場空間の役割分担を踏まえた交通結節機能の強化･再編
歩行者優先の快適な交通ネットワーク整備
次世代へつなぐ都市の防災機能・環境性能の向上
2
3
4
5
6
池袋駅周辺地域
まちづくりの ５つの戦略
（まちづくりガイドライン）
戦略１・２ 戦略２・３ 戦略１・３ 戦略２・３ 戦略１・２ 戦略４・５
池袋駅周辺地域
基盤整備の ６つの考え方
駅
連絡通路
駅前広場
歩行者
道路
自転車
防災
公園・環境
情報
駅関連施設 東西連絡通路 東西駅前広場
歩行者ネットワーク 道路ネットワーク・駐車場 自転車ネットワーク・駐輪場
防災・防犯施設 公園・環境施設 情報インフラ 基盤整備項目
池袋駅西口地区
凡 例
主な歩行者ネットワーク 主な拠点施設 デッキ 地下通路 歩行者広場空間 交通広場 公園
主な溜り空間 地上地下結節機能 コアエリア にぎわい交流エリア 都市再生緊急整備地域 市街地再開発事業区域 池袋駅西口地区
池袋駅周辺地域基盤整備の考え方
池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ 池袋駅周辺地域基盤整備の考え方
記載内容は今後の関係者協議や検討により変更の可能性があります。
茨城方面
中央環状線
千葉方面
千葉方面 群馬方面
池袋
長野方面
名古屋方面
羽田空港 ･横浜方面 栃木･東北方面
集約化 集約化
集約化
想定将来交通広場
想定将来 交通広場
池袋駅
池袋駅
池袋駅
西口駅前広場 東口駅前広場
南池袋公園
豊島区 新庁舎 Hareza 池袋 （旧庁舎跡地）
東京芸術 劇場
計画建物
南池袋 公園 想定将来
交通広場
想定将来 交通広場 想定将来
交通広場
広域バスネットワーク図 バスタ新宿 駅前広場再編イメージ 駅前広場再編イメージ
（出典：東京都建設局パンフレット）環状５の１号線地下化イメージ
自転車道（岡山）
自動車・自転車ネットワーク図
地域冷暖房施設・清掃工場の現況とエリアの拡大・ネットワーク化
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
4
東西駅前広場空間の役割分担を踏まえた交通結節機能の強化・再編
● バス・タクシー乗降場の再編整備により利便性と安全性を向上する。
● 高速バスや観光バス等の導入スペースを確保し、空港や関東北部や東北、上越方面等の高速
バスなど、多様な交通ニーズに対応する広域交通結節拠点を形成する。
● 鉄道の新たな乗り換え動線の確保や改札位置の変更等により利便性を向上する。
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
6
次世代へつなぐ都市の防災機能・環境性能の向上
駅 連絡通路 駅前広場 歩行者 道路 自転車 防災 公園・環境 情報
5
歩行者優先の快適な交通ネットワーク整備
● 池袋駅周辺地域の体系的な道路ネットワークの形成により自動車流動の整序化を図る。
● 駅周辺の都市開発と連携した共同荷捌き駐車場・フリンジ駐車場を確保する。
● 歩行者を考慮した安全で快適な自転車走行空間、自転車駐車場の整備により、自転車ネット
ワーク形成を図る。
● みどりの骨格軸や個性ある都市計画公園を中心とするみどりのネットワーク形成により、潤いの
ある豊かな都市空間を形成する。
● 「池袋駅周辺地域都市再生安全確保計画」に基づき、帰宅困難者対策等を進める。
● 地域冷暖房施設の活用や自立・分散型エネルギーシステムの導入を促進する。
● 平時や災害時に使用可能な案内サイン・Wi-Fi 等の情報インフラの整備を進める。
池袋駅西口地区
池袋駅
豊島清掃工場 池袋西口
公園
みずき通り
旧 三 越 裏 通 り
凡 例
既存タクシーバース 既存バスバース
凡 例
主な自動車ネットワーク 主な自転車ネットワーク 主な拠点施設 デッキ 歩行者広場空間 交通広場
公園 コアエリア にぎわい交流エリア 都市再生緊急整備地域 市街地再開発事業区域 池袋駅西口地区
地域冷暖房プラント
供給対象施設
エリアの拡大・ ネットワーク化を検討
凡 例
駅関連施設
【方 針】 ・わかりやすく快適な駅空間の形成
・鉄道路線間、各種交通モード間の乗換え利便性の向上 ・地下通路を含む駅空間の安全性、防災性の向上
【検討内容】 ・わかりやすい案内誘導サインの整備
・ホームの拡幅、ホームドアの設置
・ユニバーサルデザインへの対応
・周辺都市開発との連携による地下通路の拡幅、整序
・地下通路と地上を結ぶ、新たな接続口（サンクンガーデン）の整備
道路ネットワーク・駐車場
【方 針】 ・新たな道路整備や道路幅員構成変更等による池袋駅周辺地域の自動車流動の整序化
・主要な交差点改良等による自動車交通の円滑化 ・誰もが利用しやすく、移動しやすい交通環境実現
・駐車施設・経路の集約、フリンジ駐車場整備、共同荷捌き推進等によるコアエリアの車両交通抑制
【検討内容】 ・西口五差路や東口五差路の改良整備
・都市開発と連携した域内駐車場、フリンジ駐車場、共同荷捌き場の適正配置 ・自動車流動整序化に伴う旧三越裏通りや東栄会本町通り等の幅員構成の変更 ・新交通システム（LRT 等）の導入
東西連絡通路（北デッキ・南デッキ）
【方 針】 ・東西のまちとの重層的な接続による賑わいと歩行者回遊性の向上
・駅関連施設との連携による各交通モードの乗換え利便性の向上 ・地下通路の慢性的な混雑や動線輻輳の緩和
・新たな空間創出による防災性の向上（避難経路、一時待機場所）
【検討内容】 ・駅機能更新や周囲の施設更新との連携による一体的、効率的な整備計画
・〈北デッキ〉：東口駅前広場と西口駅前広場とを接続する歩行者動線（空間）整備 ・〈南デッキ〉：メトロポリタンプラザから明治通りまで接続する歩行者動線（空間）整備
自転車ネットワーク・駐輪場
【方 針】 ・周辺地域から池袋駅周辺コアエリアへの自転車アクセス性向上
・歩行者ネットワークに配慮した安全で快適な自転車ネットワーク形成
【検討内容】 ・自転車ネットワーク及び利用環境に応じた自転車走行空間の整備
・周辺都市開発と連携した自転車駐車場整備
防災・防犯施設
【方 針】 ・基盤施設整備と連動した防犯拠点の整備と安全確保施設の充実・強化
・災害時の情報発信及び情報連絡機能の強化 ・都市機能の早期の機能回復
【検討内容】 ・池袋駅周辺地域都市再生安全確保計画に基づく、帰宅困難者の一時収容場所、備蓄倉庫、
情報提供設備等の整備
・施設の耐震性の確保、自律分散型エネルギーの導入
公園・環境施設
【方 針】 ・みどりのネットワーク形成による潤いのある豊かな都市空間形成
・地域冷暖房施設の拡大や未利用エネルギーの利用促進による都市の高効率化
【検討内容】 ・特徴をいかした個性ある都市計画公園の整備と適正な維持管理（池袋西口公園の劇場化整備）
・みどりの骨格軸を中心とした周辺道路や広場、民間敷地・建築物等における緑化空間の拡大 ・都市開発にあわせた地域冷暖房施設の区域拡大
・清掃工場の排熱利用など未利用エネルギーの活用
情報インフラ
【方 針】 ・地区内の回遊性の向上と災害時の情報提供体制の構築
【検討内容】 ・駅構内や公共空間への案内サイン設置と Wi-Fi 環境の整備
・デジタルサイネージや Wi-Fi 環境、エリアメールなど多様な媒体と、区の総合防災システムの連携
東西駅前広場
【方 針】 ・池袋の玄関口にふさわしい都市空間の形成
・多様な交通モードの結節機能の強化 ・安全で快適な歩行者空間の拡大
【検討内容】 ・バス、タクシー、LRT 等の交通機能の集約配置
・高速バス、観光バス等の交通ニーズへの対応
・東西デッキ・地上・地下の結節空間整備（東西連絡動線との接続、サンクンガーデン整備等） ・周辺都市開発に合わせた公民連携による歩行者空間の拡大整備
・駅前広場と周辺施設とが一体的に池袋の「都市の顔」を形成
・〈東口〉：明治通りの車線減少（４車線→２車線）、南北ロータリー化による歩行者空間の拡大整備 ・〈東口〉：グリーン大通り（駅前∼東口五差路交差点）の広場化
・〈西口〉：地下通路、北デッキから交通広場や周辺街区へのシームレスな歩行者動線整備 ・〈西口〉：アゼリア通り（駅前∼西口五差路交差点）の広場化、みずき通りの歩行者優先化
歩行者ネットワーク
【方 針】 ・エリアや沿道の特徴をいかした快適な歩行者ネットワーク整備
・交流や発信の舞台となる溜り空間（広場空間）の創出
【検討内容】 ・東京芸術劇場や Hareza 池袋（旧庁舎跡地プロジェクト）、南池袋公園等の拠点をつなぐ歩行者動線
及び歩行者空間の拡大整備（南北区道の整備）
・歩行者ネットワーク上の辻空間（交差点等）をいかした、公民連携の溜り空間（広場空間）の整備
基盤整備の方針と検討内容
池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ 基盤整備の方針と検討内容
※赤字は早期実現を想定する項目
凡 例
主な歩行者ネットワーク 主な自動車交通ネットワーク 駅舎機能
主な拠点施設 交通広場 公園 コアエリア
にぎわい交流エリア みどりの骨格軸
にぎわい文化拠点のつながり
歩行者広場空間 デッキ
地下通路
地上・地下結節空間 エリアをつなぐ接続機能 新たな交通システム 都市再生緊急整備地域 市街地再開発事業区域 池袋駅西口地区
コアエリア・にぎわい交流エリア基盤整備方針図
S=1:4000
コアエリア・にぎわい交流エリア基盤整備方針図
※赤字は早期実現を想定する項目
池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
※記載内容は、検討すべき機能を示すものであり、位置や規模を特定するものではありません。今後の関係者協議や検討により、変更となる可能性があります。
池袋西口 公園
中池袋 公園
南池袋公園 計画建物
交通広場
交通広場
交通広場
西武鉄道 池袋ビル 東京芸術
劇場
Hareza 池袋 （旧庁舎跡地）
豊島区新庁舎
南池袋二丁目 C 地区 東池袋一丁目地区
地上地下 結節空間
地上地下 結節空間
劇 場 通 り
トキワ通り
みずき通り
明
治
通
り
旧
三
越
裏
通
り
東 栄 会 本 町 通 り
文 化 通 り
グリ ーン
大通り
北デ ッキ
北地下通路
南デ ッキ
アゼリア通り
サンクン ガーデン （既存）
地上地下 結節空間
豊島清掃工場
池袋 駅前公園
補助 172 号線
中央地下通路 中央地下通路
南地下通路 南地下通路
池袋駅
池袋駅西口地区
東西連絡通路の整備
・北デッキ：東口駅広と西口駅広を接続する歩行者
動線（空間）整備
・南デッキ：メトロポリタンプラザデッキから明治通り までを接続する歩行者動線（空間）整備 地上地下結節空間の整備
・民間施設と一体となった、象徴的なデッキ
地上地下結節空間の整備
・地下通路やデッキの出入口を利用者の動線 と視認性に配慮して整備
歩行者空間整備
・街区再編等による、公共空間と民間敷地が 連携した「都市の顔」となる安全で快適な 歩行者空間の創出 （アゼリア通り広場化や みずき通りの歩行者優先化）
にぎわい文化拠点のつながり
・東京芸術劇場や Hareza 池袋（旧庁舎跡地）、
南池袋公園等のにぎわい文化拠点をつなぐ
歩行者動線やにぎわい空間の形成
歩行者ネットワークの整備
・エリアや沿道の特徴をいかした快適な歩行
者ネットワーク整備
（南北区道の整備）
駅前歩行者空間整備
・街区再編等駅前の自動車交通抑制等による、公共空間 と民間敷地が連携した「都市の顔」となる安全で快適 な歩行者空間の創出
（グリーン大通りの歩行者広場化）
新交通システム（LRT 等）の導入
・まちの回遊性を向上する新交通
システムの導入 駅関連施設の機能更新
・東京北西部の玄関口となるターミナル駅に ふさわしい駅関連施設の安全性と機能性の
向上（ホームドア設置等）
・ユニバーサルデザインへの対応 案内サインの統一
・案内サイン統一による地下通路における歩 行者動線の整序化や地上出入口への視認性 の改善
駅前における自動車交通の抑制
・環状５の１の整備に伴う明治通り車線変更（4 車線 →2 車線）やロータリー化
みどりの骨格軸の形成
・グリーン大通り、アゼリア通りを中心に道路空間の緑 化や大規模開発にあわせた建築物の敷地内の緑化や屋 上・壁面緑化を図り、みどりの骨格軸を形成
都市計画公園の整備
・特徴をいかした個性ある都市計画公園の整備と適正な 維持管理（池袋西口公園の劇場化整備）
交通結節機能の集約・強化
バス・タクシー等の交通機能集約 ・効率的でわかりやすい交通結節空間整備 多様な交通ニーズへの対応
・国内外からの人々を迎え入れる巨大ターミナルにふさわしい 多様な交通ニーズへの対応
自転車利用環境の整備
・歩行者ネットワークに配慮した自転車 走行空間や駐輪場等整備の検討 駐車場の整備
・駐車場整備計画の策定に合わせた域内駐 車場の適正配置
・フリンジ駐車場整備による、歩行者優先
空間への自動車進入抑制
エネルギーの面的利用の促進
・自律分散型エネルギーシステムの導入
・地域冷暖房網の区域拡大
バス・タクシー等の交通機能集約 交通結節機能の集約・強化
・効率的でわかりやすい交通結節空間の整備 多様な交通ニーズへの対応
・国内外からの人々を迎え入れる巨大ターミナルに
ふさわしい多様な交通ニーズへの対応
情報インフラの整備
・駅構内や公共空間への案内サイン設置と
Wi-Fi 環境の整備
・デジタルサイネージや Wi-Fi 環境、エリア メールなど多様な媒体と、区の総合防災シ ステムの連携
基盤整備の流れ
基盤整備の流れ 池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
※記載内容は今後の関係者協議や検討により、変更となる可能性があります。
池袋駅
豊島区 庁舎
サンシャイン シティ 立教大学
南北区道整備
⑧
着工 整備完了Hareza池袋
（旧庁舎跡地プロジェクト） 新ホールオープン グランドオープン⑦
新たな移動サービス（バス）の導入
運行開始⑨
西口公園再整備
池袋駅西口地区再開発事業
都決④
③
西武鉄道池袋ビル
びっくりガード上空デッキ
⑤
⑥
ホームドア整備
池袋駅サイン整備
基盤整備方針
東京オリンピック・パラリンピック
②
①
西口公園再整備
池袋駅西口地区再開発事業
西武鉄道池袋ビル
びっくりガード上空デッキ
④
③
⑤
⑥
ホームドア整備
池袋駅サイン整備
基盤整備方針
②
①
新たな移動サービス（バス）の導入
南北区道整備
⑧
⑦
⑨
南池袋二丁目Ｃ地区再開発事業
⑩
東池袋一丁目地区再開発事業
環状５の１号線地下道路
⑪
造幣局地区防災公園整備
⑫
国内外に発信する
池袋の玄関口としての
『都市の顔』の形成
1
駅とまちの
多面的な連携を支える
『東西都市軸』の形成
多彩な界隈をつなぐ
回遊性の向上
東西駅前広場空間の
役割分担を踏まえた
交通結節機能の強化･再編
歩行者優先の快適な
交通ネットワーク整備
次世代へつなぐ
都市の防災機能・
環境性能の向上
2
3
4
5
6
整備完了 着工
Ｈ29年度
（2017年） （2018年）Ｈ30年度 （2019年）Ｈ31年度 （2020年）Ｈ32年度 中間まとめ
整備完了（西武鉄道）
着工 整備完了
完成
着工 整備完了
環状５の１号線地下道路
⑪
開通 調査等造幣局地区防災公園整備
⑫
方針策定
明治通り・東口駅前広場の再編整備 グリーン大通りの歩行者広場化
歩行者空間の拡大 西口駅前地区再開発事業
周辺都市再生事業
歩行者空間・ネットワークの拡大
東西連絡通路（北デッキ・南デッキ）整備 地上・地下結節空間整備
東西軸の形成・回遊性の向上
東口街区再編整備
東池袋一丁目地区再開発事業など 歩行者ネットワークの拡大
■事業スケジュール
早期の実現を目指す事業
中長期的な実現を目指す事業
基盤整備の実現
継続的な 事業展開 により 目標を実現
都市再生事業
の具体化・
環状５の１号線
の開通などを 契機に
次のステップへ
南池袋二丁目Ｃ地区再開発事業
都決⑩
駅
西
口
東
口
整備完了 着工
整備完了（東武鉄道）
Hareza池袋（旧庁舎跡地プロジェクト）
コアエリア整備において今後具体化すべき検討ポイント
コアエリア整備において今後具体化すべき検討ポイント 池袋駅周辺地域基盤整備方針 中間まとめ
交通機能の立体的集約
西口五差路の解消
西口五差路を四差路に改良し、自動車交通の円滑化を図る。
分散しているバス乗り場・タクシー乗り場等の交通機能を立体的に集約し、 交通結節機能を強化する。
拠点施設等を結ぶ歩行者ネットワーク
拠点施設である東京芸術劇場や北側街区、池袋駅東口エリア等との歩行者動線を 確保し、賑わいの連続性に配慮した一体的な歩行者空間の形成を行う。
「都市の顔」をつくる
アゼリア通りから続く駅の中央部を、地上・地下・デッキの結節空間を中心とし たまちの玄関口として相応しい都市の顔として整備する。
視点場の確保
賑わい文化拠点を結ぶ軸上や街から駅への入り口においては、視点場（都市景観 を楽しむポイント）の確保に配慮した用途配置、空間整備を図る。
地上・地下・デッキの結節
東西デッキ・地上・地下を結ぶ結節空間を整備する。
周辺街区と駅前広場のつながり
駅前の交通広場と周辺街区の連続的なつながりを図る。また、街路から広場への 受けの空間整備を行う。
▌車両交通
▌歩行者交通
▌景観・まちづくり
自転車利用環境の充実
民間開発に合わせ、自転車駐輪場の整備を推進するとともに、自転車走行空間を 整備する。
▌防災・防犯
災害時の駅周辺の退避空間・経路等の確保
駅や地下街等利用者の退避経路や一時退避場所として、駅前広場等の安全に通 行、滞留できる空間を整備する。
駅前広場空間と西口公園の一体化と建物低層部の賑わい
駅前広場と西口公園を一体的空間とし、東京芸術劇場と都市の顔を結ぶ広場と西 口公園等を象徴的な空間として一体的に整備する。また、再開発建築物の低層部 には路面型の賑わい施設を整備し、周辺市街地との賑わいの連続性を創出する。防犯拠点の整備
駅前広場利用者の平時の安全を確保するため、交番等の防犯拠点を計画的に整 備する。
駅東西歩行者ネットワークの構築
既存の地下通路や高架下の連絡通路に加え、東西の駅前広場をつなぐデッキレベ ルの快適な歩行者ネットワークを構築することで、駅東西のにぎわいあるまちの つながりを創出する。
駅回遊動線の構築
デッキを駅東西建物の南北貫通通路と接続することで、駅周囲を回遊するにぎ わいのあるネットワークを構築する。
駅東西拠点施設のつながり
西口の東京芸術劇場、東口の Hareza 池袋（旧庁舎跡地）・南池袋公園など、アート・カ ルチャー都市構想に資する拠点施設のつながりを構築する空間整備、用途配置を図る。
災害時の駅周辺の退避経路の確保
駅や地下街等利用者の退避経路としてデッキを活用する。デッキ、地下通路は周 辺市街地での大火災発生時には駅東西への避難経路として機能する。
▌歩行者交通
▌防災
▌まちづくり
既存地下通路の混雑緩和（歩行者動線の強化）
デッキレベルの快適な駅東西歩行者ネットワーク構築による地下通路利用歩行者 交通のデッキへの転換や既存地下通路の拡幅、整序化等により、地下通路の混雑 を緩和する。
災害時の退避空間の確保
デッキ・地下通路・駅前広場には駅や地下街等からの退避者の一時退避場所とし て、安全に滞留できる空間を確保する。
情報発信機能の強化
来街者や外部等へのイベント等の地域情報、地域ブランドの発信・PR を行う。
たまり空間・滞留空間の創出
デッキ整備、地下通路拡幅等により、待合空間など歩行者滞留空間を創出する。
駅の安全性の向上
ホームの拡幅・ホームドアの設置など、駅施設の安全性を向上させる。また、バ リアフリー動線の確保を行う。
浸水対策の強化
地下通路につながる出入口への浸水防止施設の設置等により浸水対策を強化する。
乗換え利便性の向上
周辺再開発に伴い再編される交通広場と合わせ、各交通機関間の動線整理により 乗換え利便性を向上する。また、分かりやすいサイン計画を策定し、案内誘導を 充実させる。
▌交通結節機能
交通機能の集約
分散しているバス乗り場・タクシー乗り場等の交通機能を集約、再配置を行い、 交通結節機能を強化する。
地区内交通の誘導
東口街区の地区内交通を東栄会通り・旧三越裏通り等に誘導し、駅前への通過 交通の流入を抑制する。
「都市の顔」をつくる
グリーン大通りから続く駅の中央部を、地上・地下・デッキの結節空間を中心と したまちの玄関口として相応しい都市の顔として整備する。
周辺街区とのつながり
駅前の交通広場と周辺街区の連続的なつながりを図る。また、街路から広場へ の受けの空間整備を行う。
拠点施設等を結ぶ歩行者ネットワーク
拠点施設である Hareza 池袋（旧庁舎跡地）や南池袋公園、池袋駅西口エリア等との 歩行者動線を確保し、賑わいの連続性に配慮した一体的な歩行者空間を形成する。
▌車両交通
▌景観・まちづくり
▌防災・防犯
自転車利用環境の充実
民間開発に合わせ、自転車駐輪場の整備を推進するとともに、自転車走行空間 を整備する。
視点場の確保
賑わい文化拠点を結ぶ軸上や街から駅への入り口においては、視点場（都市景観 を楽しむポイント）の確保に配慮した用途配置、空間整備を図る。
建物低層部の賑わい
再開発建築物の低層部には路面型の賑わい施設を整備し、周辺市街地との賑わ いの連続性を創出する。
災害時の駅周辺の退避空間・経路等の確保
駅や地下街等利用者の退避経路や一時退避場所として、駅前広場等の安全に通 行、滞留できる空間を整備する。
防犯拠点の整備
駅前広場利用者の平時の安全を確保するため、交番等の防犯拠点を計画的に整 備する。
▌歩行者交通
地上・地下・デッキの結節
東西デッキ・地上・地下を結ぶ結節空間を整備する。
