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Microsoft Word _発刊にあたって.doc

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医 業 経 営 指 標 を 用 い た 医 療 機 関 の 経 営 分 析

角 田

1 . は じ め に 国 民 が 将 来 に わ た っ て 質 の 高 い 医 療 を 安 心 し て 受 け る こ と が で き る た め に は 、そ の 前 提 の ひ と つ と し て 医 療 機 関 が 健 全 に 経 営 さ れ て い る こ と が 不 可 欠 の 要 件 で あ る 。そ し て 、個 々 の 医 療 機 関 が 健 全 に 事 業 活 動 を 継 続 し て い く た め に は 、経 営 上 の 道 標 と な る べ き 経 営 指 標 が 必 要 で あ る 。 日 医 総 研 で は 、医 療 機 関 が 健 全 な 経 営 が で き る 環 境 構 築 の た め の 基 礎 資 料 を 得 る こ と 、 お よ び 会 員 医 療 機 関 の 健 全 経 営 に 資 す る 情 報 を 提 供 す る こ と を 目 的 と し て 、 2002 年 度 よ り「 TKC『 M-BAST』に 基 づ く 日 医 医 療 経 営 調 査 」1 - 2( 以 下 、TKC 日 医 調 査 と い う ) を 実 施 し て い る 。 本 研 究 は 、TKC 日 医 調 査 の デ ー タ を 分 析 し 、2003 年 度 か ら 2004 年 度 に お け る 収 益 性 の 変 化 の 実 態 、お よ び そ の 主 た る 原 因 を 明 ら か に し 、あ わ せ て 厳 し い 環 境 下 に あ る 病 院・診 療 所 に 対 し 経 営 上 の 課 題 を 示 す こ と を 目 的 と し て 実 施 し た も の で あ る 。 2 . 対 象 と 方 法 1 ) 分 析 対 象 会 計 事 務 所 の 民 間 ネ ッ ト ワ ー ク で あ る TKC 全 国 会 が 、 会 員 会 計 事 務 所 の 関 与 先 医 療 機 関( 病 院 ・ 診 療 所 )の 財 務 デ ー タ を 収 集 し 、「TKC 医 業 経 営 指 標『 M-BAST』 平 成 17 年 度 指 標 版 」iと し て 編 纂 し た デ ー タ を 日 医 が 提 供 を 受 け 、日 医 総 研 が 分 析 を 行 っ た 。 提 供 を 受 け た デ ー タ は 、2004 年 度 に お け る 1 医 療 機 関 当 た り 損 益 計 算 書 、 貸 借 対 照 表 、従 事 者 数 、お よ び そ の 前 年 比 で あ り 、診 療 所 に つ い て は 個 人 法 人 別 、病 床 の 有 無 別 、病 院 に つ い て は 個 人 法 人 別 、病 院 種 別( 一 般 、精 神 )な ど に 分 類 さ れ た も の で あ る 。 既 存 の 医 療 機 関 の 経 営 実 態 に 関 す る 調 査 と し て は 、中 央 社 会 保 険 医 療 協 議 会 に よ る 「 医 療 経 済 実 態 調 査 」3が 診 療 報 酬 改 定 の 際 に 基 礎 資 料 と し て 利 用 さ れ て い る 。 こ れ と 比 較 し 、TKC 医 業 経 営 指 標「 M-BAST」に は 、次 の よ う な 特 徴 が あ る( 表 1)。 ① 民 間 医 療 機 関 の 客 体 数 が 豊 富 「 医 療 経 済 実 態 調 査 」が 個 人 、医 療 法 人 、国 公 立 、公 的 、そ の 他 の 医 療 機 関 を 対

i M-BAST は 「 Medical-Business Analyses and Statistics by TKC」 の 略 称 。 そ の 編 集 は 会 計 事 務 所 の 守 秘 義 務 に つ い て 次 の 様 な 配 慮 の 上 に 行 わ れ て い る 。 「「TKC 医 業 経 営 指 標 ( M- BAST)」 の 編 集 に 際 し て は 、 TKC 会 員 、 す な わ ち 職 業 会 計 人 の 守 秘 義 務 を 完 全 に 擁 護 す る た め 、 調 査 対 象 先 に つ い て は 、 本 書 の 財 務 デ ー タ と し て 収 録 し て よ い か ど う か の 確 認 が 個 々 の TKC 会 員 に 対 し て 行 わ れ 、承 認 を 得 る こ と が で き な か っ た 財 務 デ ー タ は 収 録 デ ー タ か ら 削 除 さ れ て い ま す 。ま た 、一 切 の 編 集 作 業 は TKC 会 員 名 お よ び 病 医 院 の 名 称 等 を 、 あ ら か じ め プ ロ グ ラ ム に よ っ て 無 条 件 に 削 除 し た 上 で 、 そ の 複 数 の 平 均 値 を 算 出 し て 編 集 さ れ て い ま す 。 さ ら に 、 分 類 集 計 し た デ ー タ が 2 件 以 下 の 場 合 は 、 全 体 の デ ー タ に は 含 め て い ま す が 、 個 別 の 表 示 は 省 略 さ れ て い ま す 。」( 出 典 :TKC 医

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象 と す る の に 対 し 、TKC 日 医 調 査 は 個 人 お よ び 医 療 法 人 ( 以 下 、 民 間 医 療 機 関 ) の み を 対 象 と し て い る 。民 間 医 療 機 関 の 調 査 客 体 数 は 、診 療 所 、病 院 と も に「 医 療 経 済 実 態 調 査 」 を 上 回 っ て い る ( 表 2)。 ② 定 点 観 測 分 析 対 象 の デ ー タ は 、同 じ 医 療 機 関 に お け る 2003 年 度 お よ び 2004 年 度 の 2 期 分 で あ り 、 ど ち ら か 1 年 で も 不 備 が あ る デ ー タ は 客 体 か ら 除 外 さ れ て い る 。 よ っ て 、 客 体 数 が 毎 回 異 な る 「 医 療 経 済 実 態 調 査 」 と 比 べ て 、 動 的 分 析 に よ り 適 し て い る 。 ③ 会 計 シ ス テ ム 直 結 の デ ー タ TKC 日 医 調 査 は 、 TKC 全 国 会 の 会 員 会 計 事 務 所 が 月 次 監 査 を 実 施 し て い る 医 療 機 関 を 対 象 と し て お り 、そ の デ ー タ は 財 務 会 計 シ ス テ ム の デ ー タ ベ ー ス に 格 納 さ れ た も の で あ る 。 そ の た め 、「 医 療 経 済 実 態 調 査 」 の よ う な ア ン ケ ー ト 方 式 の 調 査 に 起 こ り が ち な 回 答 上 の 不 備 が 起 こ り に く い 。 ④1 年 間 の 決 算 デ ー タ 「 医 療 経 済 実 態 調 査 」で は 、特 定 の 1 か 月( 通 例 で は 6 月 )の 損 益 等 を 調 査 対 象 と し て い る だ け で あ る が 、TKC 日 医 調 査 で は 、 決 算 整 理 後 の 1 年 間 の デ ー タ を 使 用 し て い る 。 表 1 調 査 の 特 徴 提 供 を 受 け た デ ー タ の 客 体 数 は 、 診 療 所 4,552、 病 院 545、 計 5,097 で あ る 。 厚 生 労 働 省 の「 平 成 16 年 医 療 施 設( 動 態 )調 査 ・ 病 院 報 告 」4に よ る 全 国 の 診 療 所 数 は 97,051、病 院 数 は 9,077 で あ る の で 、TKC 日 医 調 査 は 、診 療 所 で は 全 国 の 4.7% 、 病 院 で は 6.0% を カ バ ー し て い る 。 診 療 所 客 体 数 を 開 設 者 別 に 見 る と 、 法 人 の 構 成 比 が 54.4% で 全 国 診 療 所 の 分 布 に 比 べ て 高 い 。そ の た め 、す べ て の 分 析 を 個 人 、法 人 別 に 行 っ た 。 病 院 に つ い て は 個 人 病 院 の 客 体 数 が 50 と 少 な い た め 、 法 人 病 院 を 中 心 に 分 析 し た ( 表 2)。 * 2005 年 6 月 実 施 の 第 15 回 調 査 から「定 点 観 測 的 手 法 を 用 いた調 査 の 試 行 結 果 」が公 表 され て い る 。 「TKC日医調査」2004年度 定点観測 「医療経済実態調査」2005年6月 定点観測でない* 調査対象 個人、医療法人 個人、医療法人、国公立、 公的、その他 診療所 4,552 1,123 民間病院 545 410 取得方法 会計システムより抽出 アンケート方式 対象期間 決算データ(1年度分の実績) を2年度分 特定の1か月分 (通例では6月) 客体数 データ

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表 2 調 査 客 体 数 2 ) 分 析 方 法 分 析 は 診 療 所 、病 院 ご と に 、個 人 と 法 人 に 大 別 し 、診 療 所 に つ い て は 可 能 な 場 合 に は 病 床 の 有 無 別 、 院 外 処 方 実 施 の 有 無 別 に 分 類 し た 上 で 行 っ た 。 収 益 性 の 分 析 に 当 た っ て は 、前 年 度 か ら 今 年 度 へ の 税 引 前 当 期 利 益 の 増 減 を 要 素 分 解 し 、 利 益 の 増 減 を も た ら し た 主 な 原 因 を 明 ら か に し た 。 当 期 利 益 が マ イ ナ ス ま た は 期 末 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関( 以 下 、赤 字 機 関 と い う )と 、当 期 利 益 お よ び 期 末 純 資 産 が マ イ ナ ス で な い 医 療 機 関( 以 下 、黒 字 機 関 と い う )の 費 用 構 造 の 違 い に 着 目 し 、両 者 の 収 益 性 に 差 が 生 じ る 原 因 と な っ た 項 目 を 明 ら か に し た 。 3 . 結 果 1 ) 概 要 ( 診 療 所 、 病 院 ) ( 1 ) 医 業 収 入 の 推 移 2003 年 度 か ら 2004 年 度 に か け て の 1 医 療 機 関 当 た り 医 業 収 入 の 推 移 を 見 る と 、 診 療 所 は 、 個 人 で 93 百 万 円 か ら 94 百 万 円 へ と 前 年 度 比 1.0% の 増 収 と な っ た が 、 法 人 で は 175 百 万 円 か ら 174 百 万 円 に 0.3% の 減 収 で あ っ た ( 表 3)。 病 院 は 、 個 人 で 796 百 万 円 か ら 805 百 万 円 へ と 前 年 度 比 1.1% 、 法 人 で は 1,240 百 万 円 か ら 1,266 百 万 円 へ 2.1% 、 い ず れ も 増 収 と な っ た ( 表 3)。 構成比 構成比 構成比 TKC日医調査 2,077 45.6% 2,475 54.4% 4,552 100.0% 全国に占める割合 4.0% - 5.5% - 4.7% - (参考)医療経済実態調査* 633 59.7% 427 40.3% 1,060 100.0% 全国に占める割合 1.2% - 0.9% - 1.1% - (参考)全国医療機関数** 51,730 53.3% 45,321 46.7% 97,051 100.0% 全国に占める割合 100.0% - 100.0% - 100.0% - TKC日医調査 50 9.2% 495 90.8% 545 100.0% 全国に占める割合 6.6% - 8.8% - 8.5% - 民間*** (参考)医療経済実態調査 47 9.9% 426 90.1% 473 100.0% 全国に占める割合 6.2% - 7.5% - 7.4% - 病 (参考)全国医療機関数 760 11.9% 5,644 88.1% 6,404 100.0% 全国に占める割合 100.0% - 100.0% - 100.0% - TKC日医調査 50 9.2% 495 90.8% 545 100.0% 院 全国に占める割合 6.6% - 6.0% - 6.0% - (参考)医療経済実態調査 47 6.4% 692 93.6% 739 100.0% 全国に占める割合 6.2% - 8.3% - 8.1% - (参考)全国医療機関数 760 8.4% 8,317 91.6% 9,077 100.0% 全国に占める割合 100.0% - 100.0% - 100.0% - ** 厚生労働省:平成16年医療施設(動態)調査・病院報告の概況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/04/index.html *** 個人および医療法人を民間とする 診 療 所 * 中央社会保険医療協議会:第15回医療経済実態調査(医療機関等調査)結果速報-平成17年6月実施-、2005 より 介護保険事業に係る収入のない医療機関の集計 個人 法人その他 計

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( 2 ) 経 常 利 益 の 推 移 2003 年 度 か ら 2004 年 度 に か け て の 1 医 療 機 関 当 た り 経 常 利 益 の 推 移 を 見 る と 、 診 療 所 は 、個 人 で 24 百 万 円 か ら 25 百 万 円 へ と 前 年 度 比 3.8% の 増 加 、法 人 で は 10 百 万 円 か ら 11 百 万 円 へ と 6.9% の 増 加 が み ら れ た ( 表 4)。 病 院 は 、 個 人 で 93 百 万 円 か ら 90 百 万 円 へ 前 年 度 比 2.9% の 減 少 、 法 人 で は 68 百 万 円 か ら 70 百 万 円 へ 2.9% の 増 加 で あ っ た ( 表 4)。 2 ) 診 療 所 ( 1 ) 事 業 形 態 別 医 業 収 入 の 推 移 事 業 形 態 別 医 業 収 入 は 、2004 年 度 の 調 査 で は 無 床 / 院 内 処 方 の 診 療 所 を 除 き 若 干 な が ら 増 加 が み ら れ た 。前 年 度 調 査 、前 々 年 度 調 査 と は 調 査 客 体 が 異 な る た め 定 点 比 較 は で き な い が 、前 年 調 査 、前 々 年 調 査 で は 個 人 / 無 床 / 院 外 処 方 の 診 療 所 を 除 き 全 体 的 に 医 業 収 入 の 減 少 が み ら れ た 。と く に 無 床 / 院 内 処 方 の 診 療 所 は 、個 人 、 法 人 と も に 過 去 3 度 の 調 査 で 一 度 も 増 加 し て い な い ( 表 5)。 表 5 診 療 所 事 業 形 態 別 1 医 療 機 関 当 た り 医 業 収 入 ( ) は 医 療 機 関 数 ( ) は 医 療 機 関 数 ( ) は 医 療 機 関 数 (金額単位:百万円) 2003年度 2004年度 前年度比 診療所 個人(2,077) 93 94 +1.0% 法人(2,475) 175 174 -0.3% 病院 個人(50) 796 805 +1.1% 法人(495) 1,240 1,266 +2.1% 表 3 1 医 療 機 関 当 た り 医 業 収 入 (金額単位:百万円) 2003年度 2004年度 前年度比 診療所 個人(2,077) 24 25 +3.8% 法人(2,475) 10 11 +6.9% 病院 個人(50) 93 90 -2.9% 法人(495) 68 70 +2.9% 表 4 1 医 療 機 関 当 た り 経 常 利 益 2003年度調査 2002年度調査 2003年度 2004年度 前年度比 前年度比 前年度比 個人 有床(250) 168 169 +0.6% -2.7% -3.8% 無床 院内処方(1,041) 88 88 - -0.9% -1.8% 無床 院外処方(786) 75 78 +3.0% - +0.3% 法人 有床(575) 279 280 +0.5% -2.0% -1.5% 無床 院内処方(965) 157 154 -1.7% -1.9% -1.7% 無床 院外処方(935) 130 130 +0.4% -4.1% -1.1% 今回調査(金額単位:百万円)

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( 2 ) 事 業 形 態 別 経 常 利 益 の 推 移 法 人 / 無 床 / 院 外 処 方 の 診 療 所 の 経 常 利 益 が 前 年 度 比 18.3% の 増 加 で 大 き く 改 善 し て い る 。し か し 、こ れ は 前 年 お よ び 前 々 年 に お け る 大 幅 な 落 ち 込 み の 一 部 を 取 り 戻 し た に 過 ぎ な い ( 表 6)。 ( 3 ) 経 常 利 益 の 増 減 要 因 経 常 利 益 の 増 減 は 何 に よ っ て も た ら さ れ た の か 。法 人 の 無 床 診 療 所 を 例 に 経 常 利 益 の 増 減 要 因 を 分 析 し た 。 院 外 処 方 の 診 療 所 は 、経 常 利 益 が 前 年 度 比 18.3% の 増 加 で 、表 6 の 分 類 の 中 で 最 も 改 善 度 が 高 か っ た 。そ の 経 常 利 益 の 増 加 額 は 1,598 千 円 で あ り 、当 該 増 加 の 要 因 を 見 る と 材 料 費・委 託 費 の 削 減 が 1,005 千 円 で 最 も 大 き く 、次 い で 保 険 外 診 療 収 入 の 増 加 が 584 千 円 で あ っ た 。つ ま り 改 善 の 要 因 は 医 業 収 入 の 増 加 よ り も コ ス ト の 圧 縮 が 中 心 で あ っ た 。し か も 、医 業 収 入 の 中 で 増 加 し た の は 保 険 外 診 療 の 収 入 の み で あ り 、 保 険 診 療 収 入 の 増 加 は み ら れ な か っ た ( 図 1)。 一 方 、 院 内 処 方 の 診 療 所 は 経 常 利 益 が 前 年 度 比 2.7% の 減 少 で 、 表 6 の 分 類 の 中 で 最 も 減 少 率 が 高 か っ た 。経 常 利 益 の 減 少 額 は 303 千 円 で あ り 、そ の 主 な 要 因 は 保 険 診 療 収 入 の 減 少 (2,466 千 円 ) で あ っ た 。 こ れ に 対 応 し て 給 与 費 の 削 減 ( 1,739 千 円 )、 医 業 外 収 益 の 増 収 (406 千 円 ) 等 を 図 っ た が 、 保 険 診 療 収 入 の 減 少 を 補 い き れ ず 、 経 常 利 益 が 減 少 す る 結 果 と な っ た ( 図 2)。 表 6 診 療 所 事 業 形 態 別 1 医 療 機 関 当 た り 経 常 利 益 ( ) は 医 療 機 関 数 図1 1医療機関当たり経常利益の増加要因(2004年度) 診療所 法人/無床/院外(n935) 単位:千円 保険外収入 の増加 584 材料費 委託費 の削減 1,005 経常利益 の増加 1,598 減価償却費の増加 12 その他経費の増加 56 医業外収益 の増加 14 医業外費用 の削減 65 前期経 常利益 図1 1医療機関当たり経常利益の増加要因(2004年度) 診療所 法人/無床/院外(n935) 単位:千円 保険外収入 の増加 584 材料費 委託費 の削減 1,005 経常利益 の増加 1,598 減価償却費の増加 12 その他経費の増加 56 医業外収益 の増加 14 医業外費用 の削減 65 前期経 常利益 2003年度調査 2002年度調査 2003年度 2004年度 前年度比 前年度比 前年度比 個人 有床(250) 30 30 -1.7% -7.9% -10.5% 無床 院内処方(1,041) 22 22 +2.1% -3.3% -7.2% 無床 院外処方(786) 26 28 +7.7% +2.3% -3.0% 法人 有床(575) 15 16 +5.8% -25.6% -18.8% 無床 院内処方(965) 9 9 -2.7% -26.7% -18.4% 無床 院外処方(935) 8 10 +18.3% -32.3% -18.3% 今回調査(金額単位:百万円)

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( 4 ) 費 用 構 造 の 比 較 分 析 赤 字 機 関 と 黒 字 機 関 の 税 引 前 当 期 利 益 率 の 差 を 、費 用 構 造 の 違 い に 着 目 し て 要 因 別 に 分 析 し た 。 個 人 診 療 所 で は 黒 字 機 関 の 税 引 前 当 期 利 益 率 が 28.3% 、赤 字 機 関 の 税 引 前 当 期 損 失 率 が 9.3% で 、 そ の 差 は 37.5 ポ イ ン ト あ る 。 こ の 37.5 ポ イ ン ト を 100 と し た 場 合 の 割 合 は 、給 与 費 率 の 違 い か ら 生 じ る 部 分 が 45.0% 、設 備 費 率( 減 価 償 却 費 率 + 地 代 家 賃 ・ 賃 借 料 率 ) の 違 い か ら 生 じ る 部 分 が 14.8% で あ っ た ( 図 3)。 さ ら に 、給 与 費 に つ い て 従 事 者 数 の 要 素 と 1 人 当 た り 給 与 水 準 の 要 素 に 分 け て 比 較 す る と 、1 人 当 た り 年 間 給 与 費 は 黒 字 機 関 で 3,293 千 円 、 赤 字 機 関 で 3,389 千 円 で 顕 著 な 差 は 認 め ら れ な か っ た が 、医 業 収 入 5 千 万 円 当 た り 従 事 者 数 は 、黒 字 機 関 が 4.2 人 で あ る の に 対 し て 赤 字 機 関 は 6.5 人 で 約 1.5 倍 の 人 員 を 要 し て お り 、 給 与 水 準 よ り も 従 事 者 数 に お い て 差 が み ら れ た ( 図 3)。 法 人 診 療 所 で は 黒 字 機 関 の 税 引 前 当 期 利 益 率 が 8.4% 、 赤 字 機 関 の 税 引 前 当 期 損 失 率 が 4.2% で 、12.6 ポ イ ン ト の 差 が あ る 。こ の 12.6 ポ イ ン ト を 100 と し た 場 合 の 割 合 は 、給 与 費 率 の 違 い か ら 生 じ る 部 分 が 43.0% 、設 備 費 率 の 違 い か ら 生 じ る 部 分 が 13.9% で あ っ た ( 図 4)。 給 与 費 に つ い て 従 事 者 数 と 1 人 当 た り 給 与 水 準 に 分 け て 比 較 す る と 、 1 人 当 た り 年 間 給 与 費 は 黒 字 機 関 で 5,848 千 円 、赤 字 機 関 で 5,441 千 円 で 赤 字 機 関 の 方 が 低 く 、 給 与 水 準 で は な く 従 事 者 数 に お い て 差 が 認 め ら れ た ( 図 4)。 保険診療 収入の減少 2,466 医業外収益 の増加 406 材料費委託費の削減 94 その他経費の削減 101 保険外収入 の減少 232 医業外費用 の削減 54 図2 1医療機関当たり経常利益の減少要因(2004年度) 診療所 法人/無床/院内(n965) 単位:千円 給与費の 削減 1,739 経常利益の 減少 303 収益減 収益増 費用減 前期経 常利益 保険診療 収入の減少 2,466 医業外収益 の増加 406 材料費委託費の削減 94 その他経費の削減 101 保険外収入 の減少 232 医業外費用 の削減 54 図2 1医療機関当たり経常利益の減少要因(2004年度) 診療所 法人/無床/院内(n965) 単位:千円 給与費の 削減 1,739 経常利益の 減少 303 収益減 収益増 費用減 前期経 常利益

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税引前当期利益率 8.4 -4.2 -5.0 0.0 5.0 10.0 黒字機関(1,826) 赤字機関(649) (%) 利益率の差 12.6ポイント 材料費・ 委託費8.6 給与費 43.0 設備費 13.9 その他経費 19.1 医業外損益 2.1 特別損益13.3 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 差の構成要因 12.6を100と すると・・・ 設備費=地代家賃・賃借料・減価償却費 税引前当期利益率 28.3 -9.3 -20.0 0.0 20.0 40.0 黒字機関(1,980) 赤字機関(97) (%) 利益率の差 37.5ポイント 材料費・ 委託費 13.9 給与費 45.0 設備費 14.8 その他経費 24.9 医業外損益 0.6 特別損益0.8 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 差の構成要因 設備費=地代家賃・賃借料・減価償却費 37.5を100と する と・・・ 給与費要素の比較 黒字機関 赤字機関 医業収入5千万円当たり従事者数(人) 4.2 5.0 図3 個 人 診 療 所 税 引 前 当 期 利 益 率 の 差 と そ の 要 因( 2004 年 度 ) 図 4 法 人 診 療 所 税 引 前 当 期 利 益 率 の 差 と そ の 要 因 ( 2004 年 度 ) * 当 期 利 益 ま た は 期 末 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関 を 赤 字 機 関 と し 、そ れ 以 外 を 黒 字 機 関 と す る 。 * 当 期 利 益 ま た は 期 末 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関 を 赤 字 機 関 と し 、そ れ 以 外 を 黒 字 機 関 と す る 。 給与費要素の比較 黒字機関 赤字機関 医業収入5千万円当たり従事者数(人) 4.2 6.5 従事者1人当たり給与費(千円/年) 3,293 3,389

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3 ) 病 院 ( 1 ) 法 人 病 院 の 経 営 状 況 別 施 設 数 お よ び 構 成 赤 字 機 関 の 割 合 は 、2002 年 度 調 査 で は 18.8% で あ っ た が 、 2004 年 度 調 査 で は 22.4% と な り 、 年 々 高 く な っ て い る ( 表 7)。 表 7 法 人 病 院 経 営 状 況 別 施 設 数 お よ び 構 成 比 ( 2 ) 費 用 構 造 の 比 較 分 析 赤 字 機 関 に お け る 1 医 療 機 関 当 た り 税 引 前 当 期 損 失 の 額 は 、2002 年 度 調 査 で は 29 百 万 円 で あ っ た が 、2004 年 度 調 査 で は 54 百 万 円 と 拡 大 傾 向 に あ り 、黒 字 機 関 と 赤 字 機 関 の 格 差 が よ り 拡 が っ て い る 。税 引 前 当 期 利 益 を 経 常 利 益( ま た は 損 失 )と 特 別 損 益 に 分 け て 比 較 す る と 、赤 字 機 関 に お け る 特 別 損 失 が 拡 大 傾 向 に あ り 、そ れ に よ っ て 格 差 が 開 い て い る ( 表 8)。 表 8 法 人 病 院 経 営 状 況 別 税 引 前 当 期 利 益 黒 字 機 関 と 赤 字 機 関 の 税 引 前 当 期 利 益 率 を 比 較 す る と 11.9 ポ イ ン ト の 差 が あ り 、 こ の 差 を 100 と す る と 、給 与 費 率 の 違 い か ら 生 じ る 部 分 が 最 も 高 く 31.1% 、次 い で 特 別 損 益 率 が 29.4% で あ っ た ( 図 5)。 給 与 費 に つ い て 、従 事 者 数 と 1 人 当 た り 給 与 水 準 に 分 け て 比 較 す る と 、従 事 者 数 で は ほ と ん ど 差 が な く 、従 事 者 1 人 当 た り 年 間 給 与 費 は 黒 字 機 関 が 4,879 千 円 、赤 字 機 関 が 5,216 千 円 で 、 給 与 水 準 の 面 で 差 が み ら れ た ( 図 5)。 当 期 利 益 ま た は 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関 を 赤 字 機 関 と し 、 そ れ 以 外 を 黒 字 機 関 と す る 。 当 期 利 益 ま た は 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関 を 赤 字 機 関 と し 、 そ れ 以 外 を 黒 字 機 関 と す る 。 ( ) は 医 療 機 関 数 (単位:百万円) 総数 (536) 黒字 (435) 赤字 (101) 総数 (464) 黒字 (369) 赤字 (95) 総数 (495) 黒字 (384) 赤字 (111) 経常利益(損失) 75 94 -10 74 96 -12 70 94 -13 特別損益 -5 -2 -19 -4 3 -28 -10 -1 -41 税引前当期利益(損失) 69 92 -29 70 98 -40 60 93 -54 2002年度調査 2003年度調査 2004年度調査 構成比 構成比 構成比 黒字機関 435 81.2% 369 79.5% 384 77.6% 赤字機関 101 18.8% 95 20.5% 111 22.4% 総数 536 100.0% 464 100.0% 495 100.0% 2002年度調査 2003年度調査 2004年度調査

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4 . 考 察 1 ) 診 療 所 法 人 / 無 床 / 院 外 処 方 の 診 療 所 で は 、経 常 利 益 が 前 年 度 比 18.3% の 増 加 で 大 き く 改 善 し て い る が 、前 年 お よ び 前 々 年 の 調 査 で は 大 幅 に 悪 化 し て お り 、部 分 的 な 回 復 に 過 ぎ な い 。そ し て 、そ の 改 善 の 最 大 の 要 因 は コ ス ト の 圧 縮 で あ っ た 。保 険 診 療 収 入 は 増 加 し て お ら ず 、 医 業 収 入 の 中 で 増 加 し た の は 保 険 診 療 以 外 の 収 入 で あ っ た 。 こ れ は 、前 年 、前 々 年 の 厳 し い 状 況 を 受 け て 、コ ス ト ダ ウ ン と 自 由 診 療 の 拡 大 に よ っ て 経 営 を 維 持 し よ う と し た 結 果 と 推 察 さ れ る 。 一 方 、 経 常 利 益 が 2.7% 減 少 し た 法 人 / 無 床 / 院 内 処 方 の 診 療 所 で は 、 経 常 利 益 が 減 少 し た 主 な 要 因 は 保 険 診 療 収 入 の 減 少 で あ っ た 。こ れ に 対 し 給 与 費 を 中 心 と し た コ ス ト の 削 減 を 行 い 、医 業 外 収 益 の 増 加 を 図 っ た も の の 、な お 保 険 診 療 収 入 の 減 少 を カ バ ー し き れ な か っ た 。 こ の 結 果 か ら 、保 険 診 療 を 取 り 巻 く 環 境 が 厳 し さ を 増 す 中 、コ ス ト ダ ウ ン と 保 険 診 療 以 外 の 収 入 お よ び 医 業 外 収 益 の 拡 大 に よ っ て 経 営 を 維 持 し よ う と い う 法 人 立 無 床 診 療 所 の 平 均 的 な 姿 が 浮 か び 上 が っ て く る 。 医 療 現 場 が コ ス ト ダ ウ ン に 汲 々 と し な け れ ば 事 業 を 維 持 継 続 で き な い 状 況 に な れ ば 、医 療 の 質 、と く に 安 全 性 の 向 上 が 危 ぶ ま れ る 。ま た 、国 民 皆 保 険 制 度 を 堅 持 す る 観 点 か ら 、自 由 診 療 等 に 依 存 す る こ と な く 保 険 診 療 で 医 療 機 関 経 営 が 成 り 立 つ の が 、 本 来 あ る べ き 姿 で あ る 。 税引前当期利益率 7.2 -4.7 -5.0 0.0 5.0 10.0 黒字機関(384) 赤字機関(111) (%) 利益率の差 11.9ポイント 材料費・ 委託費18.5 給与費 31.1 設備費 10.9 その他経費 3.4 医業外損益 6.7 特別損益 29.4 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 差の構成要因 11.9を100と すると・・・ 設備費=地代家賃・賃借料・減価償却費 図 5 法 人 病 院 税 引 前 当 期 利 益 率 の 差 と そ の 要 因 ( 2004 年 度 ) 給与費要素の比較 黒字機関 赤字機関 医業収入1億円当たり従事者数(人) 11.1 11.1 従事者1人当たり給与費(千円/年) 4,879 5,216 * 当 期 利 益 ま た は 期 末 純 資 産 が マ イ ナ ス の 医 療 機 関 を 赤 字 機 関 と し 、そ れ 以 外 を 黒 字 機 関 と す る 。

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利 益 率 の 違 い に 非 常 に 大 き く 影 響 し て お り 、改 め て 人 件 費 管 理 の 重 要 性 が 確 認 さ れ た 。 さ ら に 給 与 費 を 従 事 者 数 と 1 人 当 た り 給 与 水 準 に 分 け て 比 較 す る と 、法 人 、個 人 と も に 給 与 水 準 よ り も 従 事 者 数 に お い て 大 き な 差 が 生 じ て い た 。こ の こ と か ら 、従 事 者 1 人 当 た り の 医 業 収 入 、つ ま り 労 働 生 産 性 に お い て 差 が 生 じ て い る ケ ー ス が 多 い と 考 え ら れ る 。従 事 者 数 に 応 じ た 医 業 収 入 を 確 保 す る た め に は 、業 務 の 効 率 化 や 従 事 者 の モ チ ベ ー シ ョ ン ア ッ プ 、医 療 提 供 内 容 の 再 構 築( 在 宅 医 療 、介 護 分 野 、健 康 指 導 分 野 な ど も 含 む ) な ど 、 必 要 な 方 策 を 検 討 す る 必 要 が あ ろ う 。 2 ) 病 院 法 人 病 院 の 1 医 療 機 関 当 た り 医 業 収 入 は 前 年 度 比 2.1% の 増 収 、 経 常 利 益 は 前 年 度 比 2.9% の 増 加 で 、 若 干 な が ら 増 加 し て お り 、 一 見 、 経 営 が 上 向 い て い る よ う に 見 え る 。し か し 、法 人 病 院 総 数 に 占 め る 赤 字 機 関 の 割 合 は 増 加 傾 向 に あ り 、赤 字 機 関 に お け る 特 別 損 失 額 の 拡 大 に よ り 、黒 字 機 関 と の 格 差 が よ り 開 い て い る の が 実 態 で あ る 。 黒 字 機 関 と 赤 字 機 関 の 比 較 で は 、両 者 の 税 引 前 当 期 利 益 率 の 違 い に 対 す る 影 響 は 、 給 与 費 と 特 別 損 益 が 約 3 割 ず つ で 大 き か っ た 。給 与 費 が 病 院 の 利 益 に 及 ぼ す 影 響 が 大 き い こ と は 従 来 か ら 認 識 さ れ て い た と 思 わ れ る が 、そ れ に 匹 敵 す る ほ ど の 影 響 が 特 別 損 失 の 違 い か ら 生 じ て い る こ と が 明 ら か に な っ た 。 給 与 費 に つ い て は 、従 事 者 数 と 1 人 当 た り 給 与 水 準 に 分 け て 比 較 す る と 、従 事 者 数 で は ほ と ん ど 差 が な く 、給 与 水 準 の 面 で 差 が み ら れ た 。例 え ば 、年 功 型 賃 金 に よ る 長 期 勤 続 者 の 給 与 水 準 の 高 さ が 問 題 で あ れ ば 評 価 制 度 の 見 直 し を 行 う な ど 、給 与 水 準 に 見 合 っ た 成 果 が 得 ら れ る よ う 施 策 を 講 ず る 必 要 が あ る 。 特 別 損 失 は 、通 常 は 発 生 し な い 臨 時 的 な 損 失 、例 え ば 固 定 資 産 除 却 損 、固 定 資 産 売 却 損 、災 害 損 失 な ど が 計 上 さ れ る も の で あ り 、マ ネ ー ジ メ ン ト す る こ と が 極 め て 困 難 な も の で あ る 。本 調 査 で は そ の 内 訳 は 不 明 で あ る が 、仮 に 、近 年 の め ま ぐ る し い 制 度 変 更 に よ っ て 、償 却 途 上 の( ま だ 使 用 で き る )固 定 資 産 を 除 却 せ ざ る を 得 な い ケ ー ス が 増 加 し て い る と す れ ば 、特 別 損 失 の 高 額 化 に つ な が る 。医 療 機 関 と し て は 制 度 変 更 に 振 り 回 さ れ る こ と な く 、経 営 環 境 を 長 期 的 に 見 通 し た 上 で の 設 備 投 資 判 断 が 重 要 で あ る 。 文 献 1 前 田 由 美 子・鶴 田 由 美 子・五 十 嵐 和 絵:医 療 機 関 の 経 営 実 態( 2002 年 度 版 )-「 TKC( M -BAST) に 基 づ く 平 成 14 年 度 日 医 ・ 医 療 経 営 調 査 」 の 解 説 、 日 医 総 研 ワ ー キ ン グ ペ ー パ ーNo.91、 2003 2 角 田 政 ・ 岸 本 麻 衣 子 : TKC「 M- BAST」 に 基 づ く 平 成 15 年 度 日 医 医 療 経 営 調 査 、 日 医 総 研 ワ ー キ ン グ ペ ー パ ーNo.112、 2005 3 中 央 社 会 保 険 医 療 協 議 会:第 15 回 医 療 経 済 実 態 調 査( 医 療 機 関 等 調 査 )結 果 速 報 - 平 成 17 年 6 月 実 施 - 、 2005 4 厚 生 労 働 省 : 平 成 16 年 医 療 施 設 ( 動 態 ) 調 査 ・ 病 院 報 告 の 概 況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/04/index.html

表 2  調 査 客 体 数   2 ) 分 析 方 法 分 析 は 診 療 所 、病 院 ご と に 、個 人 と 法 人 に 大 別 し 、診 療 所 に つ い て は 可 能 な 場 合 に は 病 床 の 有 無 別 、 院 外 処 方 実 施 の 有 無 別 に 分 類 し た 上 で 行 っ た 。 収 益 性 の 分 析 に 当 た っ て は 、前 年 度 か ら 今 年 度 へ の 税 引 前 当 期 利 益 の 増 減 を 要 素 分 解 し 、 利 益 の 増 減 を も た ら し

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