• 検索結果がありません。

医療的ケア児の育ちを支える地域連携 3

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "医療的ケア児の育ちを支える地域連携 3"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

シンポジウム

81

The 67th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Health

S3-3

医療的ケア児の育ちを支える地域連携

鍬田 晃子

熊本市民病院

 医療の進歩とともに医療的ケアを必要とする児の数は増えつつある。特に、NICU の在宅移行期にあ る子どもの家族は、出生直後から家族と分離された環境の中で、親子関係の形成に取り組み、病状管 理や医療的ケアの習得も同時に求められる。

 医療的ケア児の支援においては、子どもの成長や発達段階に応じた支援のみならず、家族形態や生 活環境の変化に応じたネットワーク化を図っていくことが求められ、様々な支援を全体的に調整しな がら、総合的に支援を提供していく必要がある。しかし、医療的ケア児への対応力や福祉サービスに ついて、多くの課題が残されており、通り一遍の関係機関の調整をするだけでは、課題の解決にはな らず、活用できる資源の開発にも同時に取り組んでいく必要がある。そこで、入院早期から地域の資 源を把握し、医療・保健・福祉・行政・教育の連携の場を創りだし、自宅退院にむけた準備を家族と ともに一緒に進めていくことで、スムーズな在宅移行が可能となった。また、訪問看護師と病棟看護 師が、退院前訪問を実施し、自宅環境に合わせた退院支援計画を立案することで、入院中から退院後 も一貫した医療的ケアの習得が可能となった。家族にとっては、訪問看護師と早期に出会うことで、

安心感がえられ、個別性を尊重した生活に即した継続的な支援につながった。

 医療的ケア児が、住み慣れた場所で地域生活が継続できるためには、関係機関・関係者との連携が 不可欠である。医療的ケアを必要とする子どもは、成長とともに社会活動の場もかわっていき、利用 する医療機関も複数もちあわせている。病院と在宅・学校では、医療的ケアの管理方法も違い、子ど もの医療的ケアの習得段階に応じて支援方法も異なる。

 医療的ケア児と家族は、“地域にでて、もっと普通の暮らしをしたい。自分らしく社会生活を送りたい ” と心から願っている。関係機関のみならず地域全体で支えていくことが求められているが、医療的ケ ア児の支援が進まないのは、医療的ケア児のニーズが希少であり複雑であること、幅広い分野に跨がっ て高度かつ個別的な対応が長期間に渡って求められることに要因がある。

 シンポジウムでは、医療的ケア児とその家族が直面している状況について、当院での活動を交えつ つ紹介し、課題の解決に向けた方策について議論する。

 シンポジウム3 座長:益守かづき(久留米大学医学部看護学科)

渡邉理恵(久留米大学医学部看護学科)

地域における医療的ケア児の子育て支援

―家族(ママ)だけで頑張らなくていいよ‼―

Presented by Medical*Online

参照

関連したドキュメント

いしかわ医療的 ケア 児支援 センターで たいせつにしていること.

在宅の病児や 自宅など病院・療育施設以 通年 病児や障 在宅の病児や 障害児に遊び 外で療養している病児や障 (月2回程度) 害児の自

ユース :児童養護施設や里親家庭 で育った若者たちの国を超えた交 流と協働のためのプログラム ケアギバー: 里親や施設スタッフ

平成 支援法 へのき 制度改 ービス 児支援 供する 対する 環境整 設等が ービス また 及び市 類ごと 義務付 計画的 の見込 く障害 障害児 な量の るよう

イ小学校1~3年生 の兄・姉を有する ウ情緒障害児短期 治療施設通所部に 入所又は児童発達 支援若しくは医療型 児童発達支援を利

地域支援事業 夢かな事業 エンディング事業 団塊世代支援事業 地域教育事業 講師派遣事業.

委 員:重症心身障害児の実数は、なかなか統計が取れないという特徴があり ます。理由として、出生後

支援級在籍、または学習への支援が必要な中学 1 年〜 3