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1-1 BMZ Friedrich-Ebert-Allee Bonn Stresemannstr Berlin 9 ( ,909 3, ,600 1,000 2

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Academic year: 2021

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ドイツ連邦共和国における国際協力戦略の概要

ドイツ連邦共和国において開発途上国援助を担当しているのは連邦経済協力 開発省( Bundesministerium für wirtschaftliche Zusammenarbeit und Entwicklung = BMZ)である1)。 BMZ は国家全体の国際協力戦略の枠組を構築するものの、 自身ではいかなるプロジェクトもプログラムも実施しておらず、実際には様々 な専門機関や組織に業務を委託している。 従って、政策の立案と決定は BMZ が行い、 実際のプロジェクト実施段階で は、資金協力については復興金融公庫(KfW)、技術協力についてはドイツ技 術協力会社(GTZ)というようにおおまかな役割分担ができている。さらに、 専門に応じてそれ以外の諸団体も開発協力に参画している。 政府の開発協力の基本方針は、現与党の社会民主党と緑の党との間で締結さ れた連立条約に記載されている。社会民主党と 90 年連合/緑の党が政権の座 に就いたのは 1998 年。 1982 年より 4 期 16 年の長期間続いたコール首相率い るキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟・自由民主党の 3 党による連立内 閣を倒した結果であった。開発協力政策はしかし、政権交代による直接的な影 響は受けにくい。 ODA の額はむしろ経済情勢や世界政治の中でドイツが立た されている立場に左右される。国内的には、開発協力が最終的には相手国だけ でなくドイツにとってもメリットをもたらすという一般のコンセンサスの形成 が図られているが、これはどの政権においても言えることである2) ドイツは 2000 年 9 月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミッ トにおいて、 21 世紀の国連の役割に関する方向性を提示した国連ミレニアム 宣言を採択した。ドイツ政府の基本的な開発協力方針は、そこで定められたミ レニアム開発目標(Millennium Development Goals=MDGs)8 項目をもとに、ド イツ政府としての具体的な行動計画として「行動プログラム 2015 」において 提示されている3) また ODA 予算で見ると、2002 年にドイツが拠出した総額は 53 億 2,400 万ド ルで4)、これは国民総所得(GNI)比 0.27%である。ドイツ政府は、2006 年ま でにこの割合を 0.33%、さらに長期的には国連目標でもある 0.7%にまで引き 上げる目標を掲げている。 この章では、 BMZ が発行している資料および現地での聞き取りからドイツ 全体の国際協力戦略を概観する。

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1-1 BMZ 概要 1-1-1 所在地 ボン Friedrich-Ebert-Allee 40 53113 Bonn ベルリン Stresemannstr. 94 10963 Berlin * 省員の約 9 割が本庁のボンに勤務している。首都ベルリンでは、主に政 策に直接関係のある業務(連邦議会、内閣、プレス、政策立案)を担当する。 1-1-2 2005 年予算5) 38 億 5,909 万 3,000 ユーロ(前年比約 2%=約 7,600 万ユーロ増)。 内 訳 世界銀行 377,291 地域銀行 149,557 ヨーロッパ開発 基金 520,000 BMZ 62,545 特別措置 12,385 民間団体および 経済団体・ 機関 463,285 食糧援助 ならびに 地球環境保護 130,022 国連ならびに その他の国際 機関 171,394 二国間政府 協力 1,972,614 単位:1,000 ユーロ

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1-1-3 職員数6) BMZ では約 600 名の職員が勤務。そのうちの約 9 割がボンの本庁に勤めて いる。なお同省の職員は数年毎に国内勤務と国外勤務を繰り返すのが普通であ り、このジョブローテーションにより全体の約 1 割が国外に派遣されている。 同省で話を伺ったキューン氏によれば、同省では直接プロジェクトを実施し ていないため、どうしても海外に出る職員が少ない傾向が否めないという。し かも現地に独立した事務所を持たないため、派遣員は外務省の在外公館に席を 置いている。どれだけ本国の職員を現地に派遣するかは、支援を行う国によっ て様々である(例えばスイスやスウェーデンは極端に少ない)。もちろん同省 としても成果管理は独自に行っているが、ドイツはより多くの省員を現地に派 遣し、プロセスにより関わりながら発言権を強めるべきとのことであった7) 1-1-4 これまでの歩み8) ドイツ連邦共和国が初めて開発援助を行ったのは 1952 年。国連の援助プロ グラムに資金面で協力したことがきっかけだった。その後、特に 50 年代末の 連邦議会の「南北政策」への積極的な関与により、いくつもの協力活動が引き 続き実施されるようになった。援助活動が活発化かつ増加するに伴い、それを 行政的にとりまとめる場が必要となった。こうして 1961 年 11 月 14 日に「連 邦経済協力省 (BMZ) 」が設立され、初代大臣にヴァルター・シェールが就 任し、「ドイツは内閣レベルで途上国の開発援助にあたる世界で初めての国と なった」9) BMZ の設立にあたっては、開発協力を他の省庁の業務から独立して扱い、 なおかつ政府内の意見対立を回避するという目的があった。 1964 年 2 月 23 日 に当時のエアハルト首相(西独)による「開発政策の独立性」に関する発言が あったものの、実質的な BMZ への開発政策業務の完全な権限委譲が考慮され たのは 1972 年になってからのことである。その後の法律改正により、まずそ れまで連邦経済省が担当していた二国間および多国間資金協力が BMZ の管轄 となり、さらに 1998 年には「EU の開発政策」に対する指揮監督権も経済省か ら BMZ に委譲された。 21 世紀の始まりとともに、開発政策には大きな節目が訪れた。これは 2001 年 9 月 11 日に起こった米国の同時多発テロ事件とも大いに関係している。ド イツばかりでなく国際的にも、開発政策はグローバルなストラクチャーを構築 する政策、平和政策として捉えられるようになった。とりわけ、外交、貿易、 安全保障、開発に関する政策の一貫性が問われる場合、世界規模の持続的な成 長のための国際努力、そして適切なグローバル化の構築が重要性を増してきて いる。 BMZ にとって重要な契機となったのは、BMZ が連邦安全保障会議のメ ンバーとなったこと、法律制定に際して開発政策の観点から審査が行われるよ

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うになったこと、2015 年までに極度の貧困を半減するための行動プログラム が決定されたことである。 1-1-5 組織 ドイツの省庁では目下行政改革が進行中だが、BMZ も政府の官僚制度改革 イニシアティブに 3 つのプロジェクトで参加している。 省内における改革も実施中で、これまでに 1 局、1 部、10 課を撤廃した。さ らに業務プロセスの最適化にも着手しており、最新のマネージメント手法も取 り入れ始めている。 BMZ 組織図10経済協力大臣 ハイデマリー・ヴィツォレック=ツォイル 政務次官 事務次官 1 局 中心業務、 関連機関との協力 2 局 アジア、ラテンアメ リカ、ヨーロッパ、 平和維持、国連 3 局 グローバルおよびセクタ ー別業務、ヨーロッパお よび多国間との開発政 策、アフリカ、近東 10 部 総務 11 部 関連機関との 開発政策協力 20 部 アジア、南東ヨーロッ パ、アフガニスタン 21 部 平和と民主化、人 権、国連 22 部 ラテンアメリカ 30 部 他国間およびヨーロッパ の開発政策、 2015 行動計画 31 部 グローバルおよび セクター別業務 32 部 アフリカ、近東

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1-2 ODA 1-2-1 ODA 拠出額 ドイツは 2002 年、いわゆる ODA として 53 億 2,400 万ドルを支出した 4) これは、連邦政府(つまり BMZ)だけでなく、州、自治体も含めた公的機関 からの支出を合わせた額である。これは国民総所得の 0.27%に相当するが、連 邦政府はこれを 2006 年までに 0.33%、 2008 年までに 0.35%、長期的には 0.7% にまで引き上げる目標を掲げている。 ちなみに、ODA と OA を合わせたドイツの拠出額は 63 億 4,000 万ユーロ(56 億 8,000 万 US ドル)に上る(2001 年)。これは同年のドルの換算率で計算する と、アメリカ(129 億 7,000 万 US ドル)、日本(99 億 3,000 万 US ドル)に次 いで 3 位。4 位はフランス(55 億 3,000 万 US ドル)である11) なお、特にこの調査のテーマと関連する点として付け加えれば、ドイツのボ ンに UNESCO に属す職業教育専門機関 UNEVOC(International Center for Technical and Vocational Education and Training)があるが、職業教育の質の高さ を自負するドイツは、この機関がドイツ国内に設置されていることの意義を重 視し、ODA 予算から UNEVOC の運営費を補助している。 DAC 各国の ODA 比較(2002 年)4) 支出総額、名目ベース 対 GNI 比 順位 国名 実績額 (百万ドル) (%) 順位 1 米国 13,290 0.13 22 2 日本 9,283 0.23 18 3 フランス 5,486 0.38 8 4 ドイツ 5,324 0.27 13 5 英国 4,924 0.31 11 6 オランダ 3,338 0.81 4 7 イタリア 2,332 0.20 21 8 カナダ 2,006 0.28 12 9 スウェーデン 1,991 0.83 3 10 スペイン 1,712 0.26 15 11 ノルウェー 1,696 0.89 2 12 デンマーク 1,643 0.96 1 13 ベルギー 1,072 0.43 6 14 オーストラリア 989 0.26 15 15 スイス 939 0.32 10 16 オーストリア 520 0.26 15 17 フィンランド 462 0.35 9 18 アイルランド 398 0.40 7 19 ポルトガル 323 0.27 13 20 ギリシャ 276 0.21 20 21 ルクセンブルク 147 0.77 5 22 ニュージーランド 122 0.22 19

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ドイツの ODA 額推移11 (100 万 US ドル) ODA 対 GNI 比 (%) 1993 6,954 ― 1994 6,818 ― 1995 7,524 ― 1996 5,601 ― 1997 5,857 ― 1998 5,581 ― 1999 5,515 ― 2000 5,030 0.27 2001 4,990 0.27 2002 5,324 0.27 ドイツの地域別二国間 ODA 支出額122001 2002 純支出 承諾 純支出 承諾 BMZ 協力地域 百万 ユーロ % 百万 ユーロ % 百万 ユーロ % 百万 ユーロ % 地中海地域/近東 544.4 17.1 688.3 17.6 180.5 5.1 500.0 10.3 サハラ以南のアフリカ 716.2 22.5 697.1 17.9 960.3 27.2 1,131.0 23.2 ラテンアメリカ 373.2 11.7 398.2 10.2 376.9 10.7 791.6 16.2 中欧、南東欧、 GUS 諸国 242.8 7.6 340.0 8.7 744.3 21.1 735.4 15.1 アジア/オセアニア 644.7 20.2 1,096.6 28.1 631.4 17.9 1,044.2 21.4 地域分類不可 664.8 20.9 680.1 17.4 637.8 18.1 675.4 13.8 二国間 ODA 合計 3,186.1 100 3,900.4 100 3,531.2 100 4,877.6 100

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ドイツの分野別二国間 ODA 承諾額132002 2003 セクター 百万 ユーロ % 百万 ユーロ % 社会インフラおよびサービス 1,634.195 33.5 1,914.732 38.3 教育 うち基礎教育 保健衛生 うち基本保健衛生 人口政策/リプロダクティブヘルス 給排水 国家および市民社会の形成 その他の社会インフラとサービス 734.612 77.227 161.134 84.507 55.424 232.116 246.696 204.213 15.1 1.6 3.3 1.7 1.1 4.8 5.1 4.2 869.448 76.557 125.741 54.780 78.362 337.888 316.624 186.670 17.4 1.5 2.5 1.1 1.6 6.8 6.3 3.7 経済インフラおよびサービス 540.744 11.1 597.291 11.9 運輸・輸送 コミュニケーション エネルギー供給 金融制度 民間経済およびその他のサービス 190.276 19.765 114.615 147.985 68.103 3.9 0.4 2.3 3.0 1.4 162.719 5.130 180.867 161.245 87.331 3.3 0.1 3.6 3.2 1.7 生産分野 227.350 4.7 198.240 4.0 農林水産業 工業、地下資源、鉱業、建設 商業と観光 180.516 18.881 27.953 3.7 0.4 0.6 134.013 53.404 10.823 2.7 1.1 0.2 マルチセクター 527.474 10.8 580.430 11.6 環境保護(一般) 女性と開発 その他のマルチセクター対策 88.422 11.899 427.154 1.8 0.2 8.8 92.947 6.493 480.989 1.9 0.1 9.6 救援物資、その他の一般支援 40.094 0.8 45.045 0.9 世界銀行との構造適応支援 食糧支援 その他の支援 7.669 21.335 11.089 0.2 0.4 0.2 4.000 27.677 13.367 0.1 0.6 0.3 債務軽減 1,304.086 26.7 1,214.575 24.3 緊急支援 233.400 4.8 152.218 3.0 その他 370.230 7.6 295.932 5.9 運営費 NGO 支援 その他の対策 259.669 3.885 106.676 5.3 0.1 2.2 220.061 1.083 74.787 4.4 0.0 1.5 合計 4,877.573 100.0 4,998.463 100.0 (追加)エイズ対策費 79.407 1.6 86.774 1.7

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開発途上国に対するドイツの純拠出額14) 単位:百万ユーロ 1997 1998 1999 2000 2001 2002 I ODA 5,192.8 5,020.2 5,176.6 5,458.1 5,571.3 5,649.8 1. 二国間 贈与 ・技術協力 ・その他の贈与 貸付その他 3,226.0 3,019.7 1,734.9 1,284.8 206.3 3,140.0 2,982.0 1,788.0 1,194.0 158.0 3,076.3 3,036.8 1,793.9 1,242.9 39.4 2,915.3 2,925.7 1,779.1 1,146.6 -10.4 3,186.1 3,191.5 1,773.5 1,418.0 -5.3 3,531.2 4,143.3 1,889.8 2,252.5 -611.1 2. ヨーロッパ連合 (EEF, EIB, EU 予算) 1,168.0 1,104.3 1,236.0 1,342.0 1,275.3 1,329.7 3. 多国間協力 供与および出資 ・ 国際連合 ・ 世界銀行 ・ 地域開発銀行 ・ その他 借款 798.8 800.0 229.1 306.5 151.0 113.4 -1.2 775.9 777.1 306.2 306.5 99.5 64.8 -1.1 864.3 865.6 304.7 390.8 90.3 79.7 -1.3 1,200.9 1,203.8 419.8 416.4 226.5 141.1 -2.9 1,109.9 1,113.3 514.6 419.7 87.9 91.1 -3.3 788.8 792.2 436.8 23.7 211.2 120.5 -3.4 II その他の公的支出 -427.2 -289.1 -168.2 -494.7 -740.0 3,936.6 1. 二国間 輸出貸付 償還 その他 -171.5 449.3 -699.2 78.4 -33.4 268.0 -410.1 108.6 -40.3 334.7 -473.5 98.5 -494.7 -135.3 -418.4 59.0 -740.0 -172.1 -530.4 -37.5 3,936.6 -314.0 4,170.8 79.8 2. 多国間協力 -255.6 -255.6 -127.8 - - -III 民間経済における 協力実績 11,985.7 14,577.2 12,838.1 7,499.1 1,351.0 -1,193.1 1 二国間 ・直接投資 ・輸出貸付 ・その他(有価証 券、投資、借款) 11,812.2 4,430.0 1,360.1 6,022.1 13,383.6 5,146.7 1,819.5 6,417.4 13,070.2 5,282.8 1,095.0 6,692.4 9,309.8 4,869.6 1,756.0 2,684.2 2,319.4 2,081.7 671.6 -433.9 -476.3 1,867.6 311.9 -2,655.8 2. 多国間協力 173.5 1,193.6 -232.1 -1,810.7 -968.4 -716.8 IV 民間による開発協力 790.5 874.3 930.9 917.7 902.7 873.7 純支出総額 17,541.8 20,182.5 18,777.4 13,380.3 7,084.9 9,266.9

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1-3 ドイツの開発協力コンセプト 1-3-1 行動プログラム 2015 2000 年 9 月の国連ミレニアム・サミットで採択されたミレニアム宣言を受 け、ドイツ政府はミレニアム開発目標を実行するために「行動プログラム 2015」を提示した。現在の BMZ の開発協力活動は、この「行動プログラム」 の方針に沿って展開されている。「行動プログラム」の目的は以下の 3 点に要 約される15) ・ 2015 年までに極度の貧困状態にある人々を半減させるという国際目標達成 のためのドイツ政府による貢献を明らかにする。 ・ できるだけ多くの協力者をより強固な協調体制に取り込む。 ・ 世界規模の貧困撲滅努力に対するドイツ国内の理解を深める。 また、ドイツ連邦政府の開発協力は次のような分野で実施されている16) 1 政治構造の改善 責任を意識した良き統治(Good Governance)について双方が合意して いることを前提とした上で供与国と援助国が契約を交わす。つまり、人 権の尊重、民主主義、法治国家、市民参加、男女平等が開発過程に含ま れることが重要である。 2 経済構造の改善 経済の前進を促すためには、国内での構造調整が前提条件として必要で ある。特にこの点で中小企業への支援は重要である。他方、国際的にも 世界貿易の規制や、途上国に不利にならない国際金融・貿易体制の確立 も不可欠である。 3 社会制度の改善 社会制度を改善することにより、社会的ハンディの大きい人々が恩恵を 受けられるようにする必要がある。特に、充分な医療の提供や、教育機 会の充実、社会保障制度の確立が目指されなければならない。 4 環境保護体制の改善 人類共通の生活基盤を確保することは、すべての人間にとって重要であ る。自然災害による被害を最小限に食い止め、自然環境の保全に努める ことは開発協力においても実践されなければならない。 1-3-2 開発協力と持続可能なエネルギー利用 ドイツは環境保護を国のあらゆるレベルで積極的に推進している。連立与党 の一翼が「緑の党」によって担われていることにもよるが、あらゆる政策の根 本命題には「持続可能な成長」をいかに実現するかという問いがある。 開発協力のコンセプトもこれを抜きには考えられない。BMZ の発行する 「メディア・ハンドブック」は BMZ を始めとするドイツの開発協力活動を 500 ページ以上にわたって詳細に記述している報告書であるが 17)、開発協力の

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重点として本書の最初に述べられているのが、開発協力によって相手国の持続 可能な成長を支援するという BMZ の基本姿勢である。 BMZ は世界全体のエネルギーシステムを考えた上で、開発協力分野におい て持続可能なエネルギー利用の促進を図ることの重要性を以下のように理由づ けている18) 1 開発途上国では、技術や経済面でのポテンシャルが甚大であるがために、 むしろ効率の良いエネルギー供給が可能となっている。開発途上国にお ける発電所への投資は、短期間で利益をあげている。 2 先進工業国よりも、開発途上国の方が自然エネルギーを利用した再生可 能エネルギー技術の導入に適している面がある。太陽光、水力、その他 の生物圏内のエネルギー、地熱、風力などの利用には開発途上国に大き なポテンシャルがある。 3 再生可能エネルギーの利用は、従来の中央集中型のエネルギー供給とは 異なり、地域内での供給に向いている。開発協力を必要とする国では、 もちろん大都市のスラムなどの問題も抱えているが、圧倒的に農村にお ける貧困が深刻であり、それを解消するためには地域内供給を基本とす る再生可能エネルギーによる電力供給網の整備が適している。 4 エネルギー利用の効率化と再生可能エネルギーの利用促進は、開発途上 国にとってマクロ経済的な意味で有益である。というのは、自国で得ら れるエネルギー源によるエネルギー供給方法を確実にしておけば、化石 燃料の輸入に依存する必要がなくなる。石油価格の上下は予測不可能で あり、これは国全体の経済に予想以上の大きな負担をもたらすことにな りかねない。 BMZ は以上の根拠に基づき、「開発に持続可能なエネルギーを」というプ ログラムを展開し、開発途上国との間での戦略的なパートナーシップの構築を 目指している。BMZ は今後数年間に、合計 10 億ユーロをこの対策のために投 じる計画で、5 億ユーロを再生可能エネルギーに、残りの 5 億ユーロをエネル ギー効率化のために用意している。つまり、ドイツ政府は相手国に対し、持続 可能なエネルギーシステムの確立を支援することによって、自然エネルギーの 利用を促し、貧困を克服し、気候や環境に害を与えるエネルギー供給方法を排 除していくことを目指している。このプログラムで BMZ はすでに、40 カ国に おける 70 のプロジェクトを支援している。 1-3-3 協力対象国の絞込みと事業の集中化―大幅な見直し 対象国の削減 BMZ は 2001 年、開発協力の意義、効果、効率性を高めることを目的に、対 象となる地域の集中化と重点項目の設定を行った。ドイツは 1990 年代の終わ り頃まで、約 120 カ国に対して二国間開発協力を実施してきたが、1998 年に

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与えられた国)とそれ以外の「相手国」(出来る限り重点項目が一つに絞られ ている国)にふるい分けた19) 選定過程では、対象となる国において経済、社会、環境、政治面で構築され るべき事柄が重視されている。合わせて、相手国側の条件だけでなく、ドイツ がその国で特に有効な協力を実施できるかどうかについても検討されている。 つまり、相手国とドイツという関係だけでなく、他のドナー国、多国間、EU による協力も踏まえ、ドイツはどの国に対してどのような内容の協力をするの が最善かという点が考慮されている。広く浅い二国間協力から脱皮し、ドイツ の得意な分野でドイツが重視する国に対して効率的な協力をしていくという方 向転換ととらえられよう。ただし、対象国は必要に応じて常に変化する。また、 「重点相手国」と「相手国」の区別は協力のために拠出される金額の上下限を 左右するものではない。 BMZ の協力対象国一覧(2003 年現在) 支援地域 重点相手国 (重点項目はできるだけ 3 つ以内) 相手国 (重点項目はできるだけ 1 つに限る) MOE/NUS アルバニア1) 、ボスニア・ヘル ツェゴビナ1)、グルジア、マケ ドニア1) アルメニア、アゼルバイジャ ン、中央アジア2) 地中海、中近東 エジプト、イエメン、モロッ コ、パレスチナ、トルコ アルジェリア、ヨルダン、モー リタニア、シリア、チュニジア アフリカ (サハラ以南) エチオピア、ベナン、ブルキナ ファソ、ガーナ、カメルーン、 ケニア、マラウィ、マリ、モザ ンビーク、ナミビア、ルワン ダ、ザンビア、セネガル、南ア フリカ、タンザニア、ウガンダ ブルンジ、コートジボワール、 エリトリア、ギニア、レソト、 マダガスカル、ニジェール、ナ イジェリア、チャド アジア、オセアニア アフガニスタン、バングラデシ ュ、中国、インド、インドネシ ア、カンボジア、ネパール、パ キスタン、フィリピン、ベトナ ム ラオス、モンゴル、スリラン カ、タイ、東ティモール ラテンアメリカ ボリビア、エルサルバドル、ホ ンジュラス、ニカラグア、ペル ー ブラジル、チリ、コスタリカ、 ドミニカ共和国、エクアドル、 グアテマラ、コロンビア、キュ ーバ、メキシコ、パラグアイ 1) 南東欧諸国。これにはブルガリア、ルーマニア、クロアチア、コソボ、モルドバ 共和国、セルビア、モンテネグロの各国も含まれる。 2) カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン 3) 重点相手国としてのステータスは、現地の政治情勢に応じて常に精査されている。

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1-3-4 国別コンセプト20) BMZ は協力対象国の絞込みを行うと同時に、それぞれの相手国に対する協 力の内容と到達目標を定めた国別コンセプトを作成している。 このコンセプトは、ドイツがそれぞれの相手国に対して協力政策を実施する にあたっての基本的な方向性を示すものである。主にドイツと相手国との二国 間で行われた対話をもとに作成されているが、ドイツ国内では、連邦レベルの 協力推進機関の他に、政府以外の実施団体、特に教会や財団の意見、経験、専 門知識も反映されている。 1-3-5 協力重点項目の設定21) さらに BMZ は、2001 年に活動領域を分野別に以下の 10 の重点項目に整理 した。1-3-3 で述べた「重点相手国」とはこの重点項目が 3 つまで適用される 国であり、「相手国」に対しては 1 つまで適用される。 ・ 民主主義、市民社会と行政、人権(特に女性と子供に重点)、法制度改革、 地方分権と地域社会の開発 ・ 平和維持と危機予防 ・ 教育 ・ 健康、家族計画、エイズ ・ 飲料水、水管理、排水、廃棄物処理 ・ 食糧確保、農業 ・ 環境政策、自然資源の保護と持続的利用 ・ エネルギー ・ 運輸と通信 ・ 経済改革および市場経済の構築 → WiRAM BMZ はこの協力相手国の見直しと重点項目の整理にあたって、「開発協力 の鋳型は一つ」というモットーを掲げた。つまり、二国間協力に関与する国の 実施機関(具体的には KfW、GTZ、InWEnt、CIM、DED の 5 団体)は、BMZ の定めた上記の重点項目に則して、お互いにそれぞれの専門領域で力を発揮し、 補完し合いながら開発協力に寄与する。 つまり BMZ は、重点項目を設置し、事業分野を整理したことにより、複数 の団体が類似した業務を重複して行うのを避け、事業の効率化を目指したとい える。 1-3-6 経済セクターにおける戦略(WiRAM)22) 上 記 の 10 項 目 の う ち で も 「 経 済 改 革 お よ び 市 場 経 済 の 構 築 」 (Wirtschaftsreform und Aufbau der Marktwirtschaft=WiRAM)は、量的に見た だけでも、およそ半数以上の相手国が対象となる最重要項目である。この項目

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はさらに以下のように細かい領域に分けられている。なお、職業教育はこの WiRAM の 1 領域として位置付けられている。 WiRAM の領域 ある 1 カ国に対する WiRAM 戦略を考える際に、その国の状況によっては、 上記の領域が複数組み合わされることもある。ここでも重点項目を設置した際 の「集中」、「集束」、「プライオリティー」の原則が貫かれる。また、基本 的には以下の点が留意されなければならない。 ・ 相手国のニーズに合わせる ・ 国際的に行われている他の協力の枠組みにも関連づけられるようにする ・ 自助を促す ・ 持続性を持たせる ・ ドイツの開発協力の利点を活かす 1-4 協力の方法 1-4-1 二国間協力 3 種の協力方法 「開発協力(Entwicklungs Zusammenarbeit=EZ)」は大まかに、「技術協力 ( Technische Zusammenarbeit=TZ ) 」 と 「 資 金 協 力 ( Finanzielle Zusammenarbeit=FZ)」に二分される。それに加えて「人的協力(Personelle Zusammenarbeit=PZ)」が 3 つ目のカテゴリーとして考えられる場合があるが、 人材養成・職業教育は基本的には「人的協力」または/および「技術協力」に 分類される。ただし、「資金協力」の一部ともなりうる。 ドイツの国の機関として TZ を行うのは GTZ、FZ は KfW、PZ は InWEnt、 CIM、DEG である(各機関の詳細については第 2 章を参照)。 WiRAM 市場経済の促進 職業教育 金融制度 中小企業 工業における環境保護 雇用 商業政策 インフォーマルセクター

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協力実施の流れ 資金協力と技術協力の計画から実施までの流れ23) 詳しい事例は第 4 章でも紹介するが、以下に重要な実施機関である KfW と GTZ の概要について述べる。 相手国よりドイツ在外公館に協力事業案および申請の提出 在外公館がコメントを加えた上で 申請書を BMZ と実施団体に送付 GTZ BMZ KfW 選別 コメント コメント 実施団体と担当部署の 意見をまとめて コメントを提出 予算の承認 調査/準備 調査/準備 実施内容の提示 事業委託 調査報告 貸付/資金調達契約 の締結 貸付/資金調達契約 の締結 実施 進捗報告 結果報告 実施 進捗管理報告 終了管理報告 結果調査報告

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1-4-2 資金協力(FZ)24資金協力の方法 資金協力は、相手国に投資することによって、社会(教育、健康、水供給と 排水処理)そして経済(農業用水の確保、交通、発電と電力供給)両面におけ るインフラストラクチャーの改善に役立てることを目的とする。 資金協力は、開発途上国に対しては主に返済の条件を緩和した貸付(借款) の形で行われる。後発開発途上国(LDC)に対しては、返済義務のない贈与も 行う。2002 年の BMZ 予算のうち 10 億ユーロが資金協力のために認められて いる。 資金協力は相手国の経済状況によって条件が変わる。 ・ LCD に対しては返済義務のない贈与。 ・ LCD に属さない開発途上国のうち、世界銀行の基準とする一人当り収入が 特に低い国に対しては IDA 融資条件を適用。 ・ 上記以外の開発途上国に対しては、10 年間の据置期間を設けた 30 年間の 償還期間を設定した利子 2%の借款。 資金協力の対象の選定に当っては、開発政策的な観点に基づいて相手国と共 同ですすめる。復興金融公庫銀行(KfW)はドイツ政府より資金協力業務を委 託されており、相手国のプロジェクト実施団体の準備段階からのサポート、実 施期間中の監査、さらに終了後の結果管理に至るまでをトータルに請け負って いる。KfW の実施するあらゆるプロジェクトには以下のプロセスが適用され、 それぞれの段階で広範な品質管理が行われている。 プロジェクト進行の流れ プロジェクト準備 ▼ 事前調査 ▼ 資金契約 ▼ 物資調達およびその他の業務の入札 ▼ プロジェクト実施 ▼ 始動と終了時調査 ▼ 最終調査

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実施団体:KfW

KfW 金融グループはドイツの戦後復興期に設立された国の銀行であるが、 現在では傘下にある KfW 開発銀行(KfW development bank)および DEG (Deutsche Investitions- und Entwicklungsgesellschaft)が BMZ よりドイツの開発 協力における資金協力を任されている(31∼32 ページ参照)。 KfW 組織図25) 政策部 第一地域部 第二地域部 ヨーロ ッパ 南部・ 中央ア フリカ 東アジ ア・ 太平洋 南部・ 中央ア フリカ 東・西 アフリ カ 北アフ リカ ・中東 ラ テ ン ア メ リ カ・カリ ブ諸国 戦 略 計画と モニタ リング 地 域 チーム 地 域 チーム 地 域 チーム 地 域 チーム 地 域 チーム 地 域 チーム 地 域 チーム 政策と 戦略 金融・ 民間セ クター エネル ギー 輸送・ コミュ ニケー ション 統治・ 地方 分権・ 紛争後 保 健 保 健 水資源 ・ 廃棄物 (中東) 農業・ 自然 資源 農業・ 自然 資源 開発 経済 技術ア ドバイ ス部 エネル ギー・ 環境・ 輸送 金融・ 民間セ クター 水 教育・ 金融・ エネル ギー 組織開 発:環 境の金 融システム 社会・ イン フラ ・統治 財政 政策 IT 調整 水Ⅰ 水Ⅱ 自然 資源の 保護 輸送・ コミュ ニケー ション 水 水資源 廃棄物 (北アフ リカ) 財政・ 経済イ ンフラ ベル リン 事務所

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KfW 開発銀行と DEG が 2003 年にコミットした資金協力の総額は 21 億ユー ロに上る。前年と比較して約 20%の増加であった。資金の出所は連邦政府 (主に BMZ)、その他のドナー、さらに KfW と DEG の独自資金である。一 番の融資先はアジア圏であり、それにヨーロッパ/コーカサス、サハラ以南の アフリカ地域が続く26) KfW 開発銀行は BMZ の委託により、開発途上国向けの投資とそれに伴うコ ンサルティング業務を行っている。また、開発プロジェクトの計画、実施、評 価までを一貫して行っている。2004 年 7 月現在、KfW 開発銀行が支援してい るプロジェクトは 100 ヶ国以上、1,400 件に上る。 KfW 開発銀行と DEG による融資額(2002∼2003)27) 単位:100 万ユーロ 2002 2003 KfW 開発銀行総額 1,291 1,594 KfW 予算 971 1,085 KfW 資金 181 432 その他のドナーによるアサインメント 139 77 DEG 総額 464 506 総額 1,755 2,100 地域別融資額(2003 年)28) 単位:100 万ユーロ 0 100 200 300 400 500 600 700 800 アジアおよびオセアニア ヨーロッパおよびコーカサス サハラ以南のアフリカ ラテンアメリカ 北アフリカ/中東 複数地域

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分野別融資額(2003 年)29) 単位:100 万ユーロ 0 100 200 300 400 500 600 700 金融分野 社会インフラ 経済インフラ 生産分野 その他 1-4-3 技術協力(TZ)30技術協力の方法 2003 年の BMZ 予算のうち 6 億 2,000 万ユーロが技術協力のために認められ た。技術協力は相手国の人材や組織の生産性を高める目的で無償で行われる。 ドイツが国として行う技術協力と同時に、非政府レベルで民間が国からの資金 を使用して行う技術協力がある。 実施団体:GTZ 31) GTZ(ドイツ技術協力有限会社)は、持続可能な開発を目指して、国際開発 協力活動を世界中で展開している。1975 年に有限会社組織として設立された が、公共の利益のために活動している。したがって、余剰金はもっぱらさらな る国際協力活動資金として利用される。最大の業務委託主は BMZ で、それ以 外にはその他の連邦機関、州政府、国際機関、ヨーロッパ委員会、国連、世界 銀行、民間企業などがある。 GTZ の活動地域は世界 130 カ国以上にわたり、約 9,500 名の職員が働いてい る。そのうち 1,400 名がドイツからの派遣専門員、7,100 名が現地職員である。 なお、国外の 67 カ国に現地事務所を持ち、本部のあるドイツ・エシュボルン には約 1,000 名の職員が勤務している。 GTZ の取扱う分野は、経済と雇用の促進、国と民主主義の構築、保健衛生 と基礎教育、環境と自然保護、農業、漁業、食糧確保等多岐に渡る。これらの 分野で、現地の人々が人的資源を充分に発揮し、自助と持続的な発展が可能に なるように、GTZ は政治、経済、社会条件の変化プロセスを支援している。

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GTZ 組織図32) GTZ インター ナシ ョナ ルサービス セクション統括 湾岸諸国、超域 アフリカ(サハラ以 南) アジア、ラテンアメ リカ 地中海、ヨーロッ パ、中央アジア 評価部 財務 人事 人材 /社会 セクション統括/社 会制度 文書・グラフィック センター/秘書サー ビス 危機やトラブル時の 心理カウンセリング 人材戦略と人材開発 医療部/熱帯地方の 医学的な検査 人材の調達と管理 IT 人材/旅行者の往来 /特殊プロジェクト 総 務 セクション統括 社内管理/郵便/資 料センター 資金調達コンサルテ ィング部 外部調達コンサルテ ィングプログラム 企業統括 会計/決済/納税 契約・購入・物流 計画 と開発 経済協力事務局 経済協力調整グルー プ セクション統括と財 務部 国際協力と国際プロ グラム 組織およびマネージ メントコンサルティ ング 知的経営 経済と雇用 国家と民主主義 健康/教育/社会/ 保障 環境とインフラ 農業/漁業/食料 地中 海/ ヨー ロッパ/ 中央 アジア セクション統括 財務部 PPP 地域チーム 中欧・南東欧/カフ カス地方/中央ア ジア諸国 東欧および中央ア ジアの国内マイノ リティーのための プログラム 地中海/中東 アジ ア/太平洋 /ラ テンアメリ カ/ カリブ諸国 セクション統括/ コンサルティング 財務部 PPP 地域チーム 南アジア メコン河流域 東アジア/太平洋 東南アジア ラテンアメリカ南 部 アンデス諸国 中央アメリカ/カ リブ諸国 アフ リカ セクション統括 財務部 PPP 地域チーム 地域経済/貧困削 減戦略(PRSP) 西アフリカ サハラ/中央ア フリカ 東アフリカ 南部アフリカⅠ 南部アフリカⅡ ダカール支部

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公的機関からの業務委託による収入(地域別)33) 2002 年 (百万 ユーロ) 割合 (%) 2003 年 (百万 ユーロ) 割合 (%) 増減 (%) サハラ以南のアフリカ 213.0 26.7 195.7 26.2 -8.1 アジア(オセアニア含) 172.6 21.6 155.4 20.8 -10.0 ラテンアメリカ 125.1 15.7 114.7 15.4 -8.3 中欧・東欧、GUS 諸国 106.1 13.3 100.4 13.4 -5.4 地中海および近東 70.1 8.8 64.7 8.7 -7.7 複数国及び地域にまたが るプロジェクト 110.5 13.9 115.9 15.5 +4.9 合計 797.4 100.0 746.8 100.0 -6.4 公的機関からの業務委託(内容別)34) 2002 年 (百万 ユーロ) 2003 年 (百万 ユーロ) 増減 (%) 二国間技術協力 577.5 631.8 +9.4 専門家に対する助成金 31.7 50.5 +59.3 食糧援助と難民支援 27.6 19.0 -31.2 中東欧の経済発展振興 14.3 8.0 -44.1 食糧確保プログラム 14.1 19.8 +40.4 国際農業研究 12.3 0 -100 中東欧改革のためのコンサルティング 1.4 1.2 -14.3 BMZ からのその他の委託業務 22.0 32.8 +49.1 BMZ からの委託業務合計 700.9 763.1 +8.9 その他の公的機関からの委託業務 68.4 49.7 -27.3 公的機関からの業務委託額合計 769.3 812.8 +5.7 1-4-4 PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ) 調査全体のテーマが「人材養成」であることから、ドイツの開発協力で重視 されている「パブリック・プライベート・パートナーシップ」の取組みにも触 れておきたい。 PPP とは、企業が自社の利益によって、資本、人材、ノウハウなどを投入す るプロジェクトを開発協力に取り込む方法である。開発協力が企業と手を組む ことによって、コストが削減され、効率性が高まり、持続的な効果が期待でき る。この方法は、公的資金のみ、あるいは民間資金のみで行う投資と比較した 場合、協力国と協力相手国の双方にとって大きな利益がある。

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民間経済との協力に際しては明確な基準が設定されている。あらゆる PPP プロジェクトにおいて一番重要な条件となるのは、開発政策的目標に合致して いるかという点である。つまり、あるプロジェクトを行うにあたって、それが ドイツの開発政策の基本方針と相容れるか、そして開発の重要性が明らかであ るかという点が精査される。これがクリアできれば、公的機関はプロジェクト の内容と重要性に応じて資金を提供するに留まり、基本的には民間の手によっ てプロジェクトが推進される。 1-5 職業教育分野におけるドイツの開発協力の概要 1-5-1 職業教育分野における開発協力 国連ミレニアム開発目標に準拠したコンセプト 職業教育分野におけるドイツの開発協力の概要であるが、基本方針について は第 3 章で、具体的事例については第 4 章で取扱うため、ここでは国としての おおまかな方向性を紹介するにとどめる。 ドイツの開発協力の基本原則は、先(1-3-1)に述べた「行動プログラム 2015」に準拠している。BMZ はこれにしたがって、職業教育の意義と位置付 けを整理しているのでまずそれを紹介したい35) 概要:ミレニアム開発目標の文脈における職業教育の促進 目標 1:極度の貧困と飢餓の撲滅 専門的な能力を備えた労働力は、経済成長のための重要な前提条件である。職 業教育を雇用に結びつく形で提供できれば、訓練修了者のエンプロイアビリテ ィーが高まり、経済成長を後押しすることとなる。「プロ・プア・グロース (pro-poor growth)」の意味においては、特に社会的に不利な条件下にあるタ ーゲットに対して適切な職業訓練措置を行うことができよう。 目標 2:普遍的初等教育の達成 一般初等教育に投資し、それを長期的に見て効率性のあるものとするために は、それに直結した職業教育を構築することが不可欠となる。一般的な基礎教 育に続ける形で職業教育制度を形成し、基礎教育で学んだ知識と能力をさらに 深め、広げながら、就業に必要な力を身に付けていくべきである。 目標 3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上 基礎教育であれ、職業教育であれ、また、それを生徒としてであれ、教師とし てであれ、男女が平等の条件で享受できるようにするには、職業教育が重要で ある。この目標は、国内の教育政策のみでなく、開発協力によって提供される 活動にも反映されなければならない。フレキシブルな教育を提供し、インフォ ーマルな学習の内容も認められるようにすれば、中等教育における男女差を克 服することができるようになろう。

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目標 7:環境の持続可能性の確保 職業教育において、環境の持続可能性という観点は、例えば資源の効率的な利 用、環境に配慮した経営、環境汚染防止、労災防止といったテーマで取り上げ ることができよう。職業訓練を受ける者は、職業訓練や生活の場で環境に配慮 するための知識を身に付け、またそれを実際に適用し、他の人々にも広めてい くことができる。 目標 8:開発のためのグローバルパートナーシップの推進 人間的で生産的な仕事を若者に提供するための戦略の策定・実施には(ターゲ ット 16)、適切な職業教育のコンセプトの立案も含まれる。特に、若者が職業 教育を受け、それに引き続いて就業のための助言やサポートを得られれば、職 業能力を身に付け、かつ所得を得られる仕事を持つための準備ができる。 情報・通信技術を始めとする技術の利用は、非常に有用である。職業教育分野 の協力活動によって、特に民間分野では、技術の扱い方を学んだり、技術に触 れる機会が生まれる。(ターゲット 18) BMZ の職業教育協力コンセプト36) 開発協力における教育分野の重要性は BMZ でも強調されている。一般教育 と比べ、職業教育は特に就業に結びつく人々に対する投資であり、経済成長の ための決定的な前提条件と位置付けられている。BMZ が職業教育協力におい て掲げる 8 つの基本指針は以下のとおりである。 将来性のある職業教育協力のための 8 つの命題 ドイツの職業教育協力で目指しているのは、専門性、社会性、人間性を備えた 人材の養成であり、仕事においても生活においても、社会的および環境に配慮 した責任をみずから進んで担うことができる人物の育成である。 職業教育によって習得されるのは専門的知識と技能だけではない。同時に、 様々な手法を使ってそれを応用する能力や社会性も磨くことができる。最終的 には、人材と企業のポテンシャルを高めるためのものである。そしてこのため には、仕事の現場でシステマティックな学習を取り入れる必要がある。 開発政策的な戦略として、BMZ は将来的な職業教育分野の協力の政策と実施に ついて、以下の 8 つの指針を掲げている。 1. 職業教育の推進は貧困の軽減に重要な役割を果たす。 2. ドイツの職業教育協力においては、相手国における需要、供給、実施機関 の多様性を考慮する。 3. 職業教育は経済振興および雇用促進に組み込まれる対策である。 4. ドイツの職業教育は、様々な教育制度からその強みを選び出して利用する ものである。

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5. ドイツの職業教育では、女性の積極的な参加に配慮している。 6. 職業教育は、広範囲に効果的で、持続可能な開発プロセスのための前提条 件を整える。 7. 職業教育と基礎教育のつながりをより強化する。 8. 職業教育は生涯教育の根本的な一要素である。 1-5-2 予算 二国間協力(ODA)における各ドナーの職業教育分野への支出37)(2002 年) 22227.95 10917.8 10212.11 3504.21 10368.1 42339.77 9535.71 4895.57 6790.86 7597.65 55819.13 0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 オーストラリア ベルギー ドイツ フランス 日本 カナダ ルクセンブルク ノルウェー オーストリア スイス スペイン 単位:1,000US ドル

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二国間協力(ODA)における BMZ の認証した教育向け支出の内訳38)(2002 年) 1-6 州による開発協力 1-6-1 州の活動分野39) ドイツは 16 の州から成る連邦制の国であり、州に多くの権限が与えられ、 連邦と州の役割分担もはっきりしている。連邦政府の役割は、外交、国防、通 貨、鉄道航空輸送と一部の税制にあり、州政府は学校・大学制度、自然景観保 護、地域利用計画、警察制度において自治権を行使している。さらに、開発協 力にも、州は独自のプロジェクトによって貢献を果たしている。ODA の約 8%を占める州による協力の内容についてもここで一言ふれておきたい。 1962∼1998 年まで 5 度にわたって行われた各州の州政府首相による決議に おいて、州が実施する開発協力に関して以下の重点項目が定められた。 ・ 現地およびドイツ国内の専門家育成 ・ 人的協力 ・ 開発途上国におけるプロジェクトの実施 ・ 開発政策に関する情報提供と教育 さらに、以下の分野も加えて重点項目となりうる。 ・ 職業教育も含めた教育分野での協力 ・ 学術分野における共同研究、開発協力に関する研究 ・ 技術協力、適切なテクノロジーの開発と移転 ・ 環境と資源保護 ・ 保健 ・ 文化協力 教育制度 20% 基礎教育 31% 技術・職業教育・訓練 トレーニング(TVET) 32% 高等教育 10% その他 7%

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州が連邦の開発協力活動に参加することもあり、その場合、保健、教育、技 術、行政、女性支援の分野での活動が中心となる。 2002 年の州による開発協力に対する資金協力は 5,320 万ユーロに上る(2002 年)。ドイツでは学校は州の管轄であり、小学校から大学まで授業料はすべて 州の予算でカバーされるため、生徒または学生が授業料を払うことはない。開 発途上国出身の学生がドイツの大学で学ぶ場合、州が授業料を負担しているこ とになり、この負担額を合わせた州による開発協力支出額は 4 億 4,000 万ユー ロに達する。これによって、ODA に占める州の負担分は 8%強となる。 2002 年にドイツ 16 州が支援したプロジェクトは 60 カ国、333 件であった。 重点地域は、東アジア、中米、南アフリカである。 1-6-2 各州の協力額 単位:1,000 ユーロ 2001 2002 2003 ノルトライン・ヴェ ストファーレン 22,374 21,308 19,542 バーデン・ヴュルテ ンベルク 9,994 7,842 6,399 バイエルン 7,887 4,159 4,469 ハンブルク 4,344 5,132 4,926 ベルリン 4,054 3,834 2,715 ラインラント・ プファルツ 2,541 2,378 2,913 ヘッセン 1,919 2,511 3,129 ブレーメン 1,810 1,621 1,638 シュレスヴィヒ・ホ ルシュタイン 1,728 1,391 1,960 ニーダーザクセン 1,690 1,385 403 ザクセン 734 297 160 メクレンブルク・フ ォアポンメルン 447 597 248 ブランデンブルク 346 195 525 ザクセン・ アンハルト 271 184 95 テューリンゲン 186 146 472 ザールラント 141 143 172 合計 60,464 53,121 49,767 * 大学授業料免除による負担は含まない。

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26 脚注/出典 1) シュレーダー首相率いるドイツ連邦内閣は以下の 13 省の大臣から成る。 (注:SPD=社会民主党) ドイツ連邦内閣 首相:ゲルハルト・シュレーダー(SPD) 外務省:ヨシュカ・フィッシャー(同盟 90/緑の党) 内務省:オットー・シリー(SPD) 法務省:ブリギッテ・ツュプリース(SPD) 財務省:ハンス・アイヒェル(SPD) 経済・労働省:ヴォルフガング・クレメント(SPD) 消費者保護・食糧・農業省:レナーテ・キュナスト(同盟 90/緑の党) 国防省:Dr. ペーター・シュトルク(SPD) 家庭・高齢者・女性・青年省:レナーテ・シュミット(SPD) 厚生・社会保障省:ウラ・シュミット(SPD) 交通・建設・住宅省:Dr. マンフレート・シュトルペ(SPD) 環境・自然保護・原子力安全省:ユルゲン・トリッティン(同盟 90/緑の党) 教育・研究省:エデルガルト・ブルマン(SPD) 経済協力開発省:ハイデマリー・ヴィチョレック=ツォイル(SPD) 2) 2005 年 2 月 21 日、InWEnt、Dr. Wallenborn 氏からの聞き取りによる 3) ホームページ:http://www.aktionsprogramm2015.de 4) OECD、2004 年 4 月 16 日 5) BMZ ホームページより(http://www.bmz.de/de/ministerium/haushalt/index.html) 6) BMZ ホームページより(http://www.bmz.de/de/ministerium/aufbau/index.html) 7) 2005 年 2 月 24 日、BMZ、Kühn 氏からの聞き取りによる 8) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p32-33

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 32-33

9) ドイツ連邦外務省「ドイツの実情 2000 年版」p233-234

„Tatsachen über Deutschland“, Auswärtiges Amt, 2000, Seite 233-234

10) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p34

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 34 11) OECD、2004 年 12 月

12) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p386

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 386

13) BMZ ホームページより(http://www.bmz.de/de/zahlen/imDetail/index.html)

14) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p378

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 378 15) ホームページ:http://www.aktionsprogramm2015.de

16) ドイツ連邦外務省「ドイツの実情 2003 年版」p219-220

„Tatsachen über Deutschland“, Auswärtiges Amt, 2003, Seite 219-220

17) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ

18) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p23-24

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 23-24

(27)

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 278-280 20) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p282

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 282

21) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p281-282 „Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 281-282

22) ホームページ:http://www.wiram.de

23) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p57 „Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 57

24) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p55-62 „Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 55-62

25) KfW 開発銀行「2003 年開発途上国協力年次報告書」p50

KfW Entwicklungsbank, “Annual Report on Cooperation with Developing Countries” p50 26) KfW 開発銀行「2003 年開発途上国協力年次報告書」p3-5

KfW Entwicklungsbank, “Annual Report on Cooperation with Developing Countries” p3-5 27) KfW 開発銀行「2003 年開発途上国協力年次報告書」p5

KfW Entwicklungsbank, “Annual Report on Cooperation with Developing Countries” p5 28) KfW 開発銀行「2003 年開発途上国協力年次報告書」p7

KfW Entwicklungsbank, “Annual Report on Cooperation with Developing Countries” p7 29) KfW 開発銀行「2003 年開発途上国協力年次報告書」p7

KfW Entwicklungsbank, “Annual Report on Cooperation with Developing Countries” p7 30) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p62-64

„Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 62-64 31) ドイツ技術協力(有)「2003 年年次報告書」 „Jahresbericht 2003“, GTZ 32) ドイツ技術協力(有)「2003 年年次報告書」 „Jahresbericht 2003“, GTZ 33) ドイツ技術協力(有)「2003 年年次報告書」p49 „Jahresbericht 2003“, GTZ, Seite 49 34) ドイツ技術協力(有)「2003 年年次報告書」p49 „Jahresbericht 2003“, GTZ, Seite 49 35) BMZ より入手の資料から「基本命題:開発協力における職業教育」、ベルンハル ト・キューン著、p2

„Kernthesen: Berufsbildung in der Entwicklungszusammenarbeit“, BMZ, Bernhard Kühn, Seite 2

36) BMZ より入手の資料から「基本命題:開発協力における職業教育」、ベルンハル ト・キューン著、p3

„Kernthesen: Berufsbildung in der Entwicklungszusammenarbeit“, BMZ, Bernhard Kühn, Seite 3

37) ドイツ連邦経済協力開発省「BMZ ポジショニングペーパー草案」2004 年 9 月 14 日、p24

„Berufsbildung in der Entwicklungszusammenarbeit –Positionspapier des BMZ-“, BMZ, Entwurf 14.09.2004, Seite 24

38) GTZ より入手の BMZ 発表資料から

39) ドイツ連邦経済協力開発省「メディア・ハンドブック 2004/2005」p46-49 „Medienhandbuch Entwicklungspolitik 2004/2005“, BMZ, Seite 46-49

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