三菰大水産研報 窮9骨:10巨叫12う 1982年10月1日
熊野灘陸棚および陸棚斜面で漁獲されたさめ類について
小林裕・山口裕一郎・野々閏得郎・伊沢邦彦・伴秀文 三麓大学水産学部
The Sharks Caught on the Continenta‡Sheげand S10Pein Kumano Nada Region Along抽e Pacけic Coast o†」apan
Hiros‡lまKoBÅYÅSHI,Yuまchiro YAMAGUCIiI,Tokuro,NoNOI)A
KunibikoIzAⅥJA and HidefumiBAN
Fact11ty of Fisilerries,Mie U】1iversity
ドro111thc autu11川 OE1980to tllC\\▼intcr o[1982,tllC(1istl・ibution of tlle Sllal■lくS
\\・aSiTl\・CStigate(1b〉r tllCl)OttOm SCt Longlinc atld bottoIllSCt gillnct fishillgilllくuI11こト 110Nada region aま伽1g tbe Pac王fic coast ofねpan.
In t‡1is area,739sbarks were ca咽btat de】)七】1b8七ween8411ユand867m,and tbe livi】1g Of sbarks of15genus20species was collfまrmed.Many of tlle SpeCies catlg‡1七 were rare or u11reCOrく1ed froln tbearea,and as partまculariy rare species from witllin tbese sbariくS,Od∽1ぬ刷り物昭∴触肌加減渥=椚噸麟∴如頗胴殉脚痴㍑ 鋸涌彿
a11(lE(hi〃0)・h[1Ll(S(:00kci\Vel・el・enlarkab】c.\\rhile Ce)l/1・OJ)hol・t(∫/c∫S(1[]a/t(∫WaSl)artic−
し1】こIt・1)lCO‖1711On Shnrlく,aCCOunti)lg foT・▲!7.7㌔or tlle tOtalcatch.
For tlle distinctive cbaracters of tlleSe Sllarks,We Obtained some ol)erVatiollS aS tlle followまng.
1.こl.The totallellgも1】COmpOSitio110f sbarl乞S Caugtb showedi11figure3.
b.The felation betweelllengtlユalld weigllt Of sbar】亡S CaugbもsbowediIユfigure4・
c.^s sho\VniIlfiFul・e5.tlleIislling dcI)th r:1nge for cこICllSllarkis diffcl Cnt1 2.T‡le Si裟e Of theindividほals of 鼠(描融卯浸were as follows:male269cm;紬males
191cm,232cm and373cm TL,alld tbe size of tllree SpeCir王1enS Were aS follows:
0.′β1′0ガfemale of17うcnl;タ.αCγαgβぶぬnale of265cm;鼠 cookeifemale of242
cln TL.
3.Tlle fislling deptllrange Of four specimes were as follows:0./βγ0ガ 2うO m to 300m;グ.αぐγαgβざううO m to400111;5.β紺5納まブ270m to280 m;鼠 coo如〜 うう0
*練習船磯水丸研究米機
102 小林 裕・山=箱卜一郎・野々田碍郎・伊沢邦麗・伴 秀文 1Ⅵ tO 6501n.
Xeyword5:SIlarks.
三盆児尾潜魚市場には,熊野錐滴磯において,底曳き網で漁獲された成虫性さめ難が,練製品の 原料としてしばしば水泡げされている。しかし,熊野務紛糾御成に分布する底生牲さめ瓶に関する 系統的な報曹はなく,その生息概や生態に関する知見は,ほとんど得られていない。
さめ如は,現在,梅渾に残された数少ない未利用水産資源の1つとして今後の利用が期待されて いるが,一般硬骨漁と異なり,その生鵜様式をま,卵生あるいは卵胎性,更に進んだ胎生であり,様 によって異なった生殖様式を取っている。さめ類の卵の醇化あるいは妊娠の期間は長く,数ヶ月か ら1年におよんでいる。また,挙卵数や胎児の数が少ない上,成長に長期間を要するといわれ,乱 頻に落ち入れば,急激に資源の澗渇を招くであろうことは,明白である。
このような窓嫉から考えて,さめ類の分布や生態に関する知見q)潜榔ま,非常に蚤繋であり,今 後の銅盤研究が望まれる。
著者らは,熊野澤陸棚および随鰍紬訊こおける生物資源調査の劇・環として,底刺網および底延納 による一連の紙放線業を(主として阿l‡】和沖小海谷周辺城において)実施してきたところ,底生性 さめ難多数が漁境され,20槻を数えるさめ類の生息を繊維することができた。また,これらのさめ 類の生態的な特性の…・端を知り得たので報脅する。
資料 と 方法
資料 この報碧に月帥、た資料は,練習船勢水丸(三蕊大学水産学部)によって,1980年10月と
‖月,1981年う月,8月と10月およびi982年1月に熊野劉窺棚および陸棚斜面で実施した深海底延 細(16国税業)および傑海底刺網(6聞損業)の舐鍛練某紙果である。
調査海域 Fig.1打開査海域とその水潤および漁具倣紋位澱を示した。
漁具と漁法 使用漁具の構成をFig.2に示した。底延縄,底刺網とも原則として夕刻投入敷 設し,翌日拗収する方法をと鋸.浸瀾紳射拇を‖+」封庫聞とした。
種の検索 種の検索は,日本動物園鑑(1969),原色魚類翰索図鑑(阿部1963),魚類の形態と検
索(松原1957),GÅRRICK(1960),GÅRR王CK(1耶4),ABE e£αg.(i968),BASS e£αg.(197う,1976),
BIG乱OWβ£αg,(1即5).および,NAKAYA(197う)の報倍を参考として行なった。また,学名と 和名の記磯払 主としてlヨ本渡魚類大坪ガiも(1981)を参考とした。
魚体調査 全長(吻娩から尾鰭の先端までの長さ)および魚体各部の長さを漁米調査用として 山般に月帥、られている測定板と金属蔓寝巻尺によって測定した。体蕊は,船体の勉捕の彩管が汲も少 ないと考えられている竿秤(3k払7k払5kgおよび100kg)のほか,バネ秤(ikg)を用いて測 定した。
結果 と 考察
漁獲されたさめ類 Tablei,およぴ2は,この海域で実施した紙放線業によって漁場された
さめ類の種とその漁饗尾数を示したものである。絡窮蔓‡に検討した結束,漁頻されたさめ類は,15属
10う
熊野発練槻および陸繊斜面で波機されたさめ覿について Ttlblel.
Tlle SPeCieslist of油arks ca堀ilt by the exI)即ilneま−talfisbing operatiol−S・
JaparlQSe naIne
Scientific na】れe O(プロ,!才αgがぶ/β〉′ロズ(Risso)
仙川れかk抽=椚Ⅵ笹りOl・【1n11et Stl)・(1el・
蔀郎嘲刷■如肌愈那伊根由ぬ(Jordan)
4叶摘加■那ム珊が曙紳扉那(Nakaya)
C印加血町沼飯沼紆感涙損ね丸rdarletI?owler 釣椚肌助胴ばか伽㍑ぶ臨rnlall
▲1ノJ′∫Jビ/J′∫J〃α〃打ヱ01ileelくeT・
Cβ,賃わ一郎如川音郁那GarIllan C.仇加抑那町離加離払 Garlna11 C.Jeざぷ♂gJα〜1≠ざGarmall C.ざ仔‡ α椚0ぶ祉ざ(Grey)
Cβプか0ぶCプチナ!乃‡ ぶ0ぴぶ抽!〜Garlnalュ
刀α〜αg才那gざcゐα(BonIla七郎re)
∂¢α托gαβggαプ富′ざ邦αJordan et S王ュyder か.めざわイcぴざα(Garma王1)
だnい〃別・/清川∫ COO加Jl)il三tSC】川Inl川 風加頑加湘ばカ′卯最知闇㍑ね由ばPietscllnlallIュ E.抽殉勧■Jordan et S王】yder
勤γ附肋ね托明肌紺臥k肛(GL111tller)
執肋班血=矧毎払膵求職即
00Wanizalne Oslliza111e MitsukもIrizanle Tenguherazalne Na11ul乞a笈a王ne IlnOrizanle l−10Sllizatlle
Tこ11・0二くallle
Aizalne Ge!1rOi【uZalTle MoIniiizallle Yume需alⅥe Yoroir,arne l・1eratsut10Za111e Saga】nizaIne Kogil乞uZame Karasuzalne lTしIj旺ujil・n Biroudoza】ne Korozame
Fig.1.LocatiollOf tbei王1VeStigated area a王1diayillgl)OSitiol】S Of tbe bottoI11SetlongliIle and bottom set gillnett
Botも0】ⅥSetlollgliIle.
Botto王11Set g王1111et.
04 小林 裕・山口裕血郎・野べ閏碍郎・伊沢邦彦・伴 秀文
ぐヽ
ーー ▼・→ ヽ㍗ ロ\ や1 ⊂:) Uヽ や一 卜w ■寸イ ⊂へ くっ くト uヽ N ・−tロ\ ぐヽ \ D N O\ ド\(N ・】叫 や ・− N \凸 m 卜→ ▼・・一 寸 ヽr uヽ 【、・
000−
︵札︑○︶ N
訊の卜⁝m仇N
爪印−トN
.t−ヱ.N甲
やて鍼E−の
ト㌫ ∋+1】岩;… → げ\ をlこg 蔓【ぐ 一肌 Ⅰ
・﹈︻l警索:亭萎︼S︼O J遥2ヨU一宇′′ hsむ⁝U乱s警l︺PUq UO叫嵩J鼠○址じ叩S叫−−書じむ2てむdHむちごヨ巳EコSむト
.Nヱqdト 0爪印︻
︵乞十〜巳︶ サ
ト︶甲〇︻N
ON−やー
.1−書.N吋.
巴−鎚⊥忘
1−】サ ー 1日試】¢、=票+ 一 重【∝∵雲爪
000−
︵rご︶ N
閃○トート.爪ト
の︻J
.︸00J∞−
∞1鍼⊥の
l仇  ̄ N き弓 小・… ぐヾ N l‡lサ!
ON
︵黒︶ ︻ ︵u︶−︵︑ヤ︑国︑h〜亘︶ の
∞m爪−NOれ Omul00や 仇¢肌1Ⅶ○−
やM−爪− N⊥ ∞−−トー
.如n頑Jのれ .切口亘.芯︷ .れ再選Jの
廿1↑⊥∞ n−ト⊥∞ n−出・蒜
ll−【‡【】遜 ⅦlN t‡ll【箋 や  ̄ 要
00爪
Ⅰき【ll‡lヒ【+=飛 仇‡1甲I L+‡】N
ー ∈lひl‡【甚3望ミコm !や ぴヽ! 叫 マ∵識字  ̄
000爪
ON
︵︑口.︑U︶ N
卜のサーやⅦ−
の一丁サー
AO之.〇の︷
∞−出−○∞
l小 一 箋l】…l →
ド甲 箋 サ望:
ON
︵︑斡∵珂︶ N
霊こ⊥品
田pd之0∈d声−層漬
︻n−∞N
ぢ〇.〇00h
Ⅶ−鍼−○∞
i巴 … 爪l
ぷ0¢■巻こ重言昌え
︼UU−〇 JむqEコZ
︻−〇巴邑0葛L父−≡コZ
︵⁝︶雲dむ自
己0芯⁝∽O如
月扇白
.〇嵩.hOA む2虎NOhO出
む声−dNpnO︼鵬斡
巴釆n選管h
む己再Nヨの再hd滅
警完当蓮葱義
警雲ぷ膏邑ぎs
む2吋N◇∈ゴs︸吋h¢H
甲声−内的⁝PHOト
むt㍍憎N¢︷㍍ゴト
讐完選署夏雲
U︻︻−d出叫イ
望l−dNコ虻OJl︼Uじ
聖l︼dペコOJ司ト
む貞−dN州ぷ∽0胃
壁巳尋ぷhO一己l
む鍔HdN可逆ゴ已d完
璧琴票薄紙丘星野芯卜
警雲ぷ盲ぷ妻蔓彗
¢︷喜dぷ月SO
む已↑内村両日頭声00
輩叫じ爪鼠s
上0う
御幣撥紗測および陸礫斜瀾で漁獲されたさめ掛こついて
Bottom−Setlongline
Mqinline Brqn⊂h
Bottom−SHg川 nel
TrinqltrGmmel ne t 鵬tlengt 75・Om
hight l.7m Heさh5毒之℡
lnn亡r n亡t 9.0⊂m Ouler net 3β.0ぐm
1ご=ご
Seq †100r
Fig、2.TlleStruCttlreOfusinggears(bottomsetlo堀1ineandbotto−ⅥSetgil】n奴)・
20種におよんでいる。これらのさめ類の生息は,本邦太平洋岸(銚子沖から高知附こ至る梅戚)の
各地でほとんどが報謝されている(甘木動物挺き鑑1969,松原i9う7)。
しかし,従来,これらのさめ類の中で熊野騨に餅、て漁寒が記録されているさめ賦払 イモリザ
メ,ナヌカザメ,ホシザメ,八ラツノザメ,ビロー ドザメ,フジクジラ,カラスザメおよびコロザ
メの針種(片岡らほ81)で,他の12種については,記戯されていない。
まず,この調査において,底延経で漁疲されたさめ顆についてみると,その種類は,7属12様に および,その中で政も多獲された種としてターフウザメ(Pla七e卜i,ト2)を挙げることができ,漁 獲されたさめ粗金体の47.7%をiちめ,この海域の優先権として位礎づけることができよう0
次いでへラツノザメ(Plateト3)が9.9%,モミジザメ(Plateト4,】卜1)が8・3%とつづき,フ ジクジラ(Plateiト2),テンダへラザメ(Plate】卜3),ユメザメ,カラスザメ(Pla七e∬…4),アイザ メ(Plate】l卜1),ビロードザメ(Plarely叫ネ)などが比較的多く漁獲されている。その他のさめ椒 の漁頻は,数個体にすぎなかった。
B‡GELOWβたαg.(1957)は,日本産ヘラツノザメ(Deanまa)燐を八ラツノザメ(か・¢gg仏光£ブ…
閑α)1撤としているが,この海域で漁燈された同属のさめ類は,サガミザメ(β・んプざわ○如ざα)
と併せて,少なくても2稚が漁穫されている。
106 小林 裕・山に璽裕山岬・郎・野々田碍郎・伊沢邦速・伴 秀文
次に,底刺網で漁獲されたさめ掛ま,11樅におよんでいるが,漁塞個体が少なく,調査が断月・的 であるため,魚椰組成を確認するまでには至らない。
この綱査で漁摸されたさめ類の申で,特筆すべきものとして,底延縄で漁埋されたオジザメ
(Pla七e jt卜2),底刺網で漁獲されたオオワニザメ(Plate j柁…3),ミックリザメ P如e j丑−4,】y押1)
およびコギクザメ(PlateⅣ…2,Ⅳ鵬3)が挙げられる。
カ ̄シザメは,従来,駿河鴻の深海から漁埠された記録がある(日本ぎ艶物喜褒鑑1969)ほか,BÅSS βたαg.(】97う)によって本邦およびノ、ワイ水城における漁頻の報営があるが,まだ,熊野灘からの 漁頻の報餅まない。おそらく,初めての漁獲であろう。このさめは,きわめて稀な樅で,その分布 範囲や繁殖生態についてはほとんど知られていない。この㈲成で漁獲された棟木は,分娩期に近い 2胎児を持っ妊娠個体であり,著者らは,その生殖様式について種々の観察を行ない,現在,検討 中である。
カーカ ̄ワニザメは,伊豆七島付近梅威からの漁寒擾蕾があるABEEtαg.(1968)が,熊野騨から の報皆闇ない。このさめも,おそらく,初めての漁塵であろう。
ミックリザメは,従来,相模掩および駿河湾の深場からの漁頻記録がある(蔓三i本動物懐言済1969)。
また,最近,熊野班餌こおいて漁穫された報璧がある(矢野1981)が,このさめの生態的な面は,
ほとんど知られていない。
コギクザメは,ニュージーランド,カルフカールニヤ,ペルーおよびノ、ワイからの漁獲報告があり
】弘ssβ£αg.1976),GÅRRICK(1960)によって,ニニ急−ジ〝ランド水域で漁超された本棚に‡謁す る分規準的な特徴が詳細に報告されている。また,重ヨ本近海を含めた西太平洋梅磯では,谷内,柳 沢両氏によって1978年に熊野灘において初めて確認されたことが報じられ(サンケイ新聞1982)
ているが,その後の報璧はなくきわめて柿な梯である。
漁推されたさめ類の全長組成 この梅城で漁教されたさめ粉の全長組成をFig.3に示した。
タlコウザメ,へラツノザメおよびモミジザメは,池波個体が多く,礫緋に分けて示すことができた が,その他のさめ粕については,雌雄併せて示した組成である。
まず,テンダへラザメの全長組成をみると,体長範囲は狭く,7うcm未満の個体で‡責められ,モ 岬ドは5うー60c‡11にある。タ‡Jウザメは,雌雄とも全長45−70c王Ⅵの個体が多く,雌では65叫70cnl,
雄では60−65cmにモードがみられる。維にはi20cmに適する大型の個体が含まれる。コ・メザメの 体長範担酌ま,3う00iO5cnlで比較的広いが,その主体は小型のもので,や−ドはう0仰55cnlにみられ る。へラツノザメは,雌雄とも4うー70cmの個体が多く,そのモードは,雌の場合50【うぅcm,妹の 場合うう−60cmにある。95cmを越える大型の個体は,雌にみられる。
カラスザメおよびフジクジラは,他の種碇比較して体長範闘は狭く,50clllを越える個体は出現 していない。カラスザメのモードの位置は明確でないが,フジクジラは4・0−4ちcmにある。モミジ ザメの全長範囲は,3うー80cmで,そのモードは,雌の場合うう−60cm,雄の場合60】6うcmにあり,
雄の方に大型のものが多いようである。ピ旬−ドザメの全点範蘭は,30wlO5c】nで,40−45cITlと 巧−85cmに2っのモードがある。
1個体だけしか漁寒されなかったが,オシザメの全長は,265cmであった。このさめの畔は,少 なくともこの全長にまでは成長するであろう。
次に,底刺網で漁獲されたさめ既について述べる。
底制約で漁獲されたさめ類は少なく,ナヌカザメのはかは,全段組成を求めるまでには至らなか
った。
107 熊野澄陸棚および陸棚斜蔽iで漁獲されたさめ敷について
エSニーO Jむq∈コN
Totqllength(cm)
Fig− 3.Totalle咽th co明)OSition of silarks・Blackl)OrtiollSllOWS tbeI℃aleonly・
A8E e£αg.(1968)によって報唐されたオオ・ワニザメの全良軋 360c】11ときわめて大型である が,この海域で漁埠された横木は比較的′卜型で,i7うcll−であった0
ミックリザメ4個体の全長範囲は,19トhう73cmで,きわめて大当夏のさめである。このさめの最 大体液は,う∞cInと記録されている(日本動物園虻1969)が,少なくともこの体長にまでは成長 するであろう。
コギクザメも比絞約大型のさめで,GÅRRICK(】960)によれば,ペルー沖で2,i26mmの体凍を 有する個体の漁獲があったことが報碧されている。この㈲成で漁頻された横木軋 全長242cmで あった。少なくともこの体長にまでは成長するであろう。
ヨロイザメ6個体の全長範♭酌ま,77.5鵬150cITlで,イモリザメ10個体の全長範瀾闇,62−67cnl であった。
ナヌカザメの体長範囲軋50−110c11ユで,そのモードは,90−100cnlであった。
漁推されたさめ類の各部の長さの比および体長と体重との関係 Table3は,魚体各部の反さ
を測定し,全段に対する百分比(Propor七ionaldinlenSions)を求めて示したものである。ぎig・4
108 小林こ 奉拝り山口裕血郎・野攻囲樽郎・伊沢邦彦・伴 秀文 一rllble3.
Propotまonaldi111ention王11perCerlt Of totallengti10f t‡1e Silarks caugiltin Ku‡naIlO Nada region.
Mまstukurizal−1e妻妾で¢nguもerazalne き
Sl)eCies To七三111eIlgtIl(mm)
Selt
Osbizam¢ TarouzalTle 蔓Aizame‡YuIⅥeZaI11¢
2690 2320 Male 王㌻e】nale
6ユう う50
Male 王re‡Ⅵale 620 620 Male Female ‖80!460 4う8
MaleiMale Female Sl10しlヒti11亡0:
Outerユ10Stl◆il
l三さ・e
Sl)iracle Motltll(Uppe−「1ip)
1st gilloi)eniIlg 5tllか110l】elli叩 Pectoral origill Pelvic origiIl lsもdorsalorlgln 2nd dorsalorigi】1 Allal iill origill Upper caudaT oriyill Lower caudal origin Nos七rils:
DistallCe betweeninIler CO王●11erS Moutlユ Widtll IJeIlgtb Eye:
Horま焉0Iltaldialneter
】st dorsalfi11:
Lanめt of base
‖厄11t
2nd dol・SalfiIl:
LeIlght ofl〕aSe l11iがIt
Analfin:
LeIlgllt Of base
注igb七
Pectoralfin:
Lel唱bt of base
l−1iかIt
Pelvic fi】1:
LeIlg】1七of base l1i帥t
Caudalfi王1:
Lellgtb of ul)!〕erlobe lJer咽tilOflowerlobe
10.6 11.2 3.6 4.8
う.2 8.1 13.2 14.2
9.4 11.9 19.7 21.う 24.8 26.8 22.9 22.う う6.1 う6.7 29.0 31.6 62.9 64.2
77.7 79.7 72.3 7う.2
3.2 3.6
1う.2 1う.7 う.う 4.う
6.5 6.う
1う.8 13.9 う.2 5.5
9.7 9.0 う.2 5.2 4.2
6.0 10,0 4.4 1う.う 20.8 20.8 う6.6 32.1 64.2 67.6 80.0 78.1
4.4
8 らノ 4. 8 2 4 仁ノ 7 ︵J 8 1 Q/ つノ
′b 8 2 7 7 2 t⊥ 7 ハU n7 n7 Q/ 7 1 1 2 2 qノ Eノ 仁ノ 4 ′b ′h︶
7.3 9.8 10.9
9.う
17.5 22.9 22.2 39.6
う2.7
61.8
う0.9 69.う 67.う
3.4 8,5
‖.4
9.3
1乱6
22.9 21.7
う9.8
28.8 68.1 83.1 79.7 3.4 9.7 3.7
う.0
13.7
5、4
9.5
う.・1
3.0 7.O i3.0 9.1 20.9 24.3
2・1.3
58.3 34.8 64.8
7 8 7 0 Rノ ま 2 0 8 ハ×︶
つん /0 ︻ヽノ 0 0 くノ A一 穴︶ ︽づ﹁ こノ 1 1 ︵∠ 2 2 qノ つノ ′0
0ノ
4
へ︑ノ
う2,7
77.8 78.1 7う.7 74.4
3.0 4,1
=.3 12.3 う.9 4.6
6.5 6.4
7.0 7.3 2、2 3.2
7.0 7.8 4.3 4.1 3.3 2.9
乳5 9.う 3.3 3.6
4.2 4.0
3.6 4.4 2.9 2.2
う.9 4.4 3.6 3.3
20.2 19.6 う.6 3.3
9.8 9.5 9.8 8.7
8.8 9.う う.9 4.4
27.6 27.3
1冒:…i言二言 6.。 7.う
2.3 22.6 3.8 12.8 7.9
7.8 6.う 4.4 4.1
8 9 9 も
う.5 5.8 8.1 9.4
う.2 4.5 4.8 4.う
20.0 19.4
4.8 10,7 4.2
う.6
19,う 10.う
6.う 6.8 う.7 6.4
8.3 8.7 う.9 4.6
1乱7 21.う 1i.7 13.2
 ̄、∴
1…‥;ぎ3言‥…う≡‥… . −∴ :−∴. ∴−・、
熊野華極細および陸棚斜面でま穣l捜されたさめ努舘こついて 109
Kogikuza】れe
Yol・Oi芝aIⅥe妻Herastumozalne Karasuzar】1e】Flljikujira MoI了Iijiza†ne 盛iroudozaIⅥe 1う00 ど 410 870 重 2420 424 う04‡420 475 670 490
Male Fe】nale
700 4う8
h・tこ11し三 Fel11こIle
1Telllこ1le Male Felnale… FeInale Male 王?elⅥale伽は1e Fe!nale
2.1
う.1
=.0 8.8
16.4 21.9 21.5
う0.6
32.0 60.6
8 只︶ 1 Rノ 2 0U 7 8 8 ′0 4 0 ′hU qノ 2 ′U 仁ノ 2 ぢノ ⊂ノ l 1 1 2 ハ∠ 2 /0 乍ノ /れ∪
4 7 ′e /0 0/ qノ 只︶ ▲q′一色﹀ .q ぢノ ︵U 7 ヰ 2 7 7・ 2 ′O ムー 1 11 11 2 2 2 ∠U 乍ノ ′0 4.3 6.4 12.2 7.1 20.3 26,1 27.6 57.1
う9.4
69.7 77.6
7 l.3
4.7 9.9 3.1 1.7
1.9 1.7 10.9
8.う
17.9 23.1 22.6
う4.3 3弓.・i
62.7
︵ソ 2 ぢノ l ′U 乍ノ n7 馬ノ 0 仁ノ l にノ 0 ∩フ 7 qノ 2 0 1 ハU ・・1 11 2 2 ぢノ つノ ′0
4 4 1 つノ 0/ /hU 2 ′0 7 仁ノ
2 4・1 nO 7 2 2 仁ノ ウノ つノ ・・1 1 2 2 仁ノ つノ /0 にノ qノ つノ O J7 q′ M/ 8 ⊂ノ 4 .4. ′h︶ 4 †1 0 4 モノ O qノ 7 ・・l 1 2 2 2 ′0 3 ′0 2 4 Gノ ハソ 8 つノ 4 ∧U 勺ノ 仁ノ d. 仁ノ 2 Q/ 8 qノ 2 ウノ 1 7 −▲ 1 2 2 /O qノ ′b ︵×U 一・1 4 ′0 1 0 n7 n7 QU 9 −1 ′D 4 Q/ 0 4 .q. 仁ノ 2 0 1 2 2 2 /0 つJ ′h︶
1 .4▲ /D 4 4 ′0 ′LU 7 Q/ ウノ
2 7 qノ 凸7 7 ︵ソ一 っノ 仁ノ 2 0 ・′エ ー一 2 2 ′んじ ウノ /ひ
78.1 81.9 76.6 78.0
う.9 う.7
9.7 7.1 2.9 3,0
う.4 4.8
′八U ′O
L 7 8 7
1 8
︵ソh 8 8 7
79.2 79.8 7臥3 7臥2
2.4 2.4
9.9 9,1 3.3 う.6
5.7 4.8
5.2 う.2 3.8 4,2
6,6 6.4 4.3 4.0
80.7 79.2 78.7 77.5
2.4 2.1
8.6 8.4 4.3 4.2
6.0 5.3
4.8 う.1 3.8 3.8
7.6 6.7 6.4 6.3
q′ ︵ソ
ロ﹁ノ C■
7 7
管/ ■1 & 説
71 7
2.7 il.3 3.6 6.8 13.4 4,8 10.2
う.4
7
Rノ
8
︹
′h︶ 7
0 qノ 9 /0 0 2 9 2● つノ 8 7
14.213.8 う.4
2・9 3・7蔓 4・う
7 7
2 エノ 4 1 7 ウノ 7 2 ′hU qノ
11.7 12.4 う.9 う.3
2 qノ
0 5. 7 バて &五 っノ 1 8 5.
6.う 6.0 7.8 (;.7
4.9 う.0 2.4 4.6
う.7 6.0 う.7 6.8
8.5 7.9 3.8 4.8
19.8 19.4 ま0.4 10.3
6.2 う,9 7.6 8.8
7.6 7.6 4.8 3.8
17.1 20.2 10.0 8.4
う,1 6.1 8.1 6.ユ
う.4 6.1 5.4 3.3
17.9 19.2 12,8 13.1
5.1 う.2 10.2 8.3
7.0 8.3 6.2 5.0
17.9 19.2
10.4 10.2
1100 小林 裕・出目補し・郎・野々閏得郎・俳沢邦速・伴 秀文
5.0
Birodoヱ¢mや っ.120 ・・3
W;3,ム29L xlO 4.0 Mo畔ヱ
_3 Wニl.731L x10
・ノI‥
㌦
...・ト
Iデ′
︵g二エぞむき 言0瓜
◆ t●
−ミヽ■
・50
50
H℡「Qtun(〉ヱ8me
‡.8†5 −)
W=7,687L xlO
、
.・.
ゴ・▲■・
100
TotqしIength(Cm)
SO
はそれぞれのさめについて,その体長と体蛋の関係,および,最小‡至言乗法によって求めたその関係 式を示したものである。
漁碓されたさめ類の漁獲深度 底延縄の試験操業では,魚群探知機FⅥ7GT−−4■2Furunoによ って漁具を数放した位盲鑑の水深を相和に記録し,さめ類の掛かった釣針およびその針番号を調査し たので,漁頻されたさめ類の釣須永裸(生息永傑)が求められる。この資料から魚種別にどれ位の 水深のところに生息しているかをみると,Fig.うに示したようになる。
魚種別に,それぞれのさめ轍の分布深度の特徴について述べると以下の通りである。
カラスザメおよぴフジクジラ これらのさめ甑は,裸梅性であるとはいえ,漁獲深度は比較的 浅く,200−499mの水深帯に限られ,深度的にほとんど偏りなく漁場されている。2001Tl以浅にお ける漁櫻はなく,この傑度以浅には分布していないと考えてよい。
ヘラツノザメ BIGE10Wβ£αg.(1那5)のこれまでに記録されたこのさめの漁樺深度は,190剛
366王nであると述べている。この閑寂結果からみると,海底傾斜が比軟的緩やかな200−699mの水
深群から漁寒され,500鵬599mの水深楷で32%が,400m499nlの水深繹で43%が漁焔され,主分布
帯はこの水深滞にあるものと考えることができる。
磯野教組棚および陸棚斜面で漁捜されたさめ夙につ小て ==
TenguherQZOmや
?.98ち ・3
W≡3,138L x10
◆●●−
、‥・・ハ い
2.0
KQrqSU乙G汀沌 2カム0 ・3 W望ん8舶L xlO ZO
★ノ◆ ◆■t■
50
Nonuk(1ZQm8 3ム8¢ −3 W=0.76ムL)【10
50
Fujikuき■r
.ヮ沌 _。
W=0.237L ス10
.ヾが ■
︵ぎ︶怠芯き 言○血
2.0
58
100
Totollength(⊂rn)
50
TQ〔OZnme
ユ】H 一つ
W=2.999L xlO ◆ ■
■ l
ハ︶ ︻一品
罵茸王印芯套−丸pO瓜
Yumezqm8 3.1ム9 −3 W=2,833Lズ10
∵
}
∴∵.
・上V且﹁
ぁパ
l
..ぴ .〆
◆J−