• 検索結果がありません。

Microsoft Word - Ⅰ章_ doc

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Microsoft Word - Ⅰ章_ doc"

Copied!
36
0
0
さらに見せる ( ページ)

全文

(1)

Ⅰ.市街化区域内農地の資産価値の整理

1.一般農地、市街化区域内農地及び宅地に係る固定資産税の負担水準等の経年変化等

についての税制上の整理

1)一般農地、市街化区域内農地及び宅地に係る固定資産税制度の基本的な仕組み 農地に対する固定資産税は、下図に示すように、その農地が市街化区域、生産緑地地区、及び三大 都市圏特定市に所在するか否かで、「一般農地」、「生産緑地地区農地」、「一般市街化区域農地」、「特 定市街化区域農地」と区分され、それぞれ評価及び課税方法が異なる。 一般農地及び生産緑地地区農地は、農地評価及び農地課税となっており、その課税額は低く抑えら れている。 市街化区域農地はいずれも評価は宅地並みで、特定市街化区域農地は課税も宅地並みで、一般農地 に比べればかなり高い課税額となっている。一般市街化区域農地は「農地に準じた課税」とされ、一 般農地と同じ負担調整措置がとられており、課税額の上昇が比較的低く抑えられているものの、すで に高い負担水準に達している農地も多く、課税額という視点からすると必ずしも「農地に準じた」と いうわけではない。 住宅用地については、「一般住宅用地」と「小規模住宅用地」に区分され、一般住宅用地では 1/3 に、小規模住宅用地では 1/6 に、課税額を軽減する特例措置がとられており、市街化区域農地も一般 住宅用地と同じ 1/3 に課税額が軽減される。 図 固定資産税における農地区分 一般農地 農地課税 農地 (軽減措置) 宅地の評価額の1/3 生産緑地地区 市街化区域 宅地並み評価 現に農地として利用 三大都市圏特定市 :農地区分 :YES :NO 【凡例】 生産緑地地区農地 一般市街化区域農地 特定市街化区域農地 宅地並み評価 農地評価 農地に準じた課税 宅地並み課税 農地課税 農地評価 ※一般市街化区域農地における「農地に準じた課税」では、一般農地と同様 の負担調整措置(負担調整率は最大で1.1)がとられており、課税額の上 昇が低く抑えられている。 税額は、A「評価額×1/3(現に農地として利用)×税率」または、B 「前年度の課税標準額×負担調整率×税率」のいずれか少ない額となる。

(2)

表 一般市街化区域農地の固定資産税の計算 1.評価 近傍類似宅地の価格 - 造成費相当額 造成費相当額:当該農地を宅地に転用する場合において通常必要と認められる造成費相当額 2.税額 次の①・②いずれか低い額 × 税率 ① 当該年度の宅地並み評価額 × (1/3) ② 前年度の課税標準額(宅地並み評価ベース)× 負担調整率 3.負担調整措置 一般市街化区域は、一般農地と同じ以下の負担調整措置がとられており、このため“農地に準ず る課税”とされている 負担水準=前年度の課税標準額÷当該年度の評価額×(1/3) (一般市街化区域農地の負担調整措置) 負担水準 負担調整率 0.9 以上 1.0 25 0.8 以上 0.9 未満 1.05 0.7 以上 0.8 未満 1.075 0.7 未満 1.10 表 特定市街化区域農地の固定資産税の計算 1.評価 近傍類似宅地の価格 - 造成費相当額 2.税額 次の①・②いずれか低い額 × 税率 ① 当該年度の宅地並評価額 × (1/3) × 軽減率 ② 前年度の課税標準額(宅地並評価)+ 当該年度の宅地並評価額 × (1/3) × 5% ②にあっては、以下の範囲に限定 上限 =(当該年度の宅地並評価額×(1/3) )× 8/10 × 税率 下限 =(当該年度の宅地並評価額×(1/3) )× 2/10 × 税率 新たに特定市となった場合には、以下の軽減率が適用される (軽減率) 年度 初年度目 2年度目 3年度目 4年度目 軽減率 0.2 0.4 0.6 0.8 負担水準が 0.8 以上の農地の固定資産税は、前年度の税額となる(税負担据置)

(3)

2)地目別固定資産税制度の変遷 農地及び住宅用地に係る固定資産税制度は、これまで幾度もの制度変更によって変遷を辿ってきて おり、その主なものを整理したものが、次頁の表である。 市街化区域農地に係る税制については、新都市計画法制定によって市街化区域の線引きが行われ、 市街化区域内に農地が取り込まれた時から、市街化区域農地の宅地並み課税の導入と、それへの対抗 の動きが競ってきた。制度上は昭和 47 年に市街化区域内農地の宅地並み評価が導入され、昭和 48 年 には「A農地」、翌 49 年には「B農地」を対象とする宅地並み課税が導入されたが、同時に多くの自 治体で減額措置が取られたため、実質的にはほとんど市街化区域農地の宅地並み課税は実施されなか った。さらに昭和 57 年には、「長期営農継続農地制度」が創設され、平成 3 年の生産緑地法改正まで、 宅地並み課税は先延ばしされた。 三大都市圏特定市の市街化区域農地においては、生産緑地法の改正を受けて、平成 4 年に長期営農 継続農地制度が廃止され、生産緑地地区と宅地化農地に区分され、宅地化農地においては宅地並み課 税が実施された。前年までの低い課税標準額とは関係なく、宅地としての評価額に 1/2 の特例率(一 般住宅用地と同じ)を掛けて課税額が計算されることとなり、一気に高い税額が課せられることとな った。 平成 6 年の固定資産税評価替えに伴って、それまでは公示地価に比べてかなり低く抑えられること が多かったものを、公示地価の 7 割の水準にまで引き上げられることとなった。このとき、宅地の評 価額は平均で約 4 倍となった。全ての地目において急激な課税額の高騰が見込まれたことから、特例 率が一般住宅用地(特定市街化区域農地も同じ)は 1/3 となり、平成 6 年から平成 8 年までの間、課 税額の激変を緩和する「暫定特例」や「臨時特例」といった、軽減措置がとられた。 平成 9 年には負担調整措置が変更され、それまでの上昇率による区分から、現在と同じ負担水準区 分となった。 平成 15 年には、一般市街化区域農地においても負担水準が高くなってきたことから、特定市街化 区域農地と同様の特例率 1/3 が適用されることとなった。 平成 18 年には、住宅用地の負担調整措置が変更となり、負担水準が 0.2~0.8 のものは、同じ計算 方法で税額が計算されることとなった。 固定資産税の評価方法は3年ごとに見直され、平成 18 年から続く現行制度は当面平成 23 年まで同 じ仕組みとされている。 (注)・A農地とは、宅地の平均価格以上又は 5 万円/坪以上の農地。 ・B農地とは、宅地の平均価格の 2 分の1未満又は 1 万円/坪未満の農地。

(4)

表 農地及 び住宅用地 に係る固 定 資産税制 度 の変遷 平成 21年 平成 20年 平成 19年 平成 18年 平成 17年 平成 16年 平成 15年 平成 14年 平成 13年 平成 12年 平成 11年 平成 10年 平成 9年 平成 8年 平成 7年 平成 6年 平成 2年 以前 小規 模住 宅 用 地 一般 住宅 用地 特定 市街 化区 域 農地 一 般 市街 化 区域 農地 生産 緑地 一般 農地 農地 平成 5年 平成 4年 平成 3年 宅地 (住 宅 用 地) 平成 21年 平成 20年 平成 19年 平成 18年 平成 17年 平成 16年 平成 15年 平成 14年 平成 13年 平成 12年 平成 11年 平成 10年 平成 9年 平成 8年 平成 7年 平成 6年 平成 2年 以前 小規 模住 宅 用 地 一般 住宅 用地 特定 市街 化区 域 農地 一 般 市街 化 区域 農地 生産 緑地 一般 農地 農地 平成 5年 平成 4年 平成 3年 宅地 (住 宅 用 地) 評価替え (公示地 価の7割水準 に 引 き上げ) 特例 率1 / 3 適 用 特例率1/3 適用 特例率1 /6 適用 昭 和 49 年特例率 1 /2 適 用 昭和49 年特例率 1 /4 適 用 新法に よる 生産緑地地区指定 昭和4 8年旧生 産緑地法制定 農地の負 担調整措置の変更( H9~) ・負担水準 区分に よる負担 調整 ( 表4) 住 宅用地の負担調整措 置の変更( H9~ H 1 7) ・ 負担 水準区分に よる負担 調整 (表 10) 住宅用地 の負担調整措置の変 更(H1 8 ~ ) ( 表11) 長期営農 継続農地制度の廃止 → 宅地並み課 税の実施 昭和51 年 農地の負担 調整措 置の開始 (それま で は据置 ) 昭和57 年長期営農継続 農地制 度の創設 昭和4 7 年 市街化区域農地の 宅地並み評価 生産緑地法改 正 農地の 負担調整措置の変更 (H6 ~H7) (表2) 農地の負担調整措置 の変更(H8 ) ( 表 3 ) 住宅用地 の負担調整措置の変 更(H6~H 7) (表 6) 住宅用 地の負担調整措置の 変更(H8 ) ( 表 9 ) 昭和4 8年 A 農地、4 9 年 B農地の 宅地並み 課税 → 減額措置で ほと んど 課税されず 昭和6 3年 農地の負担調整措 置の変更( S6 3 ~H5) (表 1 ) 住宅用地の負担 調整措置の変更( H3 ~H 5) ( 表5) : 評価替え の年 暫定的な 課税標準の特 例(H6~ H8) ( 表7 ) 臨時的な 課税標準の特 例(H7~ H8) ( 表8 )

(5)

(1) 農地(一般農地及び一般市街化区域農地)の負担調整措置の経過 表 1 昭和 63 年~平成 5 年 農地の負担調整措置 上昇率の区分 負担調整率 1.075 倍以下 1.025 1.075 倍超~ 1.15 倍以下 1.05 1.15 倍超~ 1.3 倍以下 1.1 1.3 倍超~ 1.5 倍以下 1.15 1.5 倍超~ 1.2 ※上昇率(S63~H2 年)=当該年度の決定価格/昭和 62 年度の課税標準額 ※上昇率(H3~H5 年)=当該年度の決定価格/平成 2 年度の課税標準額 表 2 平成 6 年~平成 7 年 農地の負担調整措置 上昇率の区分 負担調整率 1.075 倍以下 1.025 1.075 倍超~ 1.15 倍以下 1.05 1.15 倍超~ 1.3 倍以下 1.1 1.3 倍超~ 1.5 倍以下 1.3 倍超~ 1.8 倍以下(*) 1.15 1.5 倍超~ 1.8 倍超~ (*) 1.2 (注)(*)は、宅地並み評価農地の場合 ※上昇率=平成 6 年度決定価格/平成 5 年度の課税標準額 上昇率の区分 負担調整率 1.075 倍以下 1.025 1.075 倍超~ 1.15 倍以下 1.05 1.15 倍超~ 1.3 倍以下 1.1 1.3 倍超~ 1.15 ※上昇率=平成 6 年決定価格/平成 5 年度の課税標準額 表 4 平成 9 年以降 農地の負担調整措置 負担水準の区分 負担調整率 0.9 以上~ 1.025 0.8 以上~ 0.9 未満 1.05 0.7 以上~ 0.8 未満 1.075 0.7 未満 1.1 ※負担水準=前年度課税標準額/当該年度価格 ※平成 15 年以降の一般市街化区域農地の負担水準=前年度課税標準額(×特例率)/当該年度価格

(6)

(2) 住宅用地等(特定市街化区域農地を含む)の負担調整措置 表 5 平成 3 年~平成 5 年 住宅用地等の負担調整措置 上昇率の区分 負担調整率 1.27 倍以下 1.05 1.27 倍超~ 1.43 倍以下 1.075 1.43 倍超~ 1.6 倍以下 1.1 1.6 倍超~ 2.0 倍以下 1.15 2.0 倍超~ 2.4 倍以下 1.2 2.4 倍超~ 3.0 倍以下 1.25 3.0 倍超~ 1.3 ※上昇率(H3~H5 年)=当該年度の決定価格(×住宅用地特例率)/平成 2 年度の課税標準額 表 6 平成 6 年~平成 7 年 住宅用地等の負担調整措置 上昇率の区分 負担調整率 1.8 倍以下 1.05 1.8 倍超~ 2.4 倍以下 1.075 2.4 倍超~ 3.0 倍以下 1.1 3.0 倍超~ 5.0 倍以下 1.15 5.0 倍超~ 1.2 ※上昇率=平成 6 年度決定価格(×住宅用地特例率)/平成 5 年度の課税標準額 表 7 平成 6 年~平成 8 年 暫定的な課税標準の特例 上昇率の区分 暫定特例率 1.8 倍超~ 4.0 倍以下 3/4 4.0 倍超~ 7.5 倍以下 2/3 7.5 倍超~ 1/2 ※上昇率=平成 6 年度決定価格(×住宅用地特例率)/平成 5 年度決定価格(×住宅用地特例率) 表 8 平成 7 年~平成 8 年 臨時的な課税標準の特例 上昇率の区分 臨時特例率 2.4 倍超~ 4.8 倍以下 3/4 4.8 倍超~ 6.0 倍以下 3/5 6.0 倍超~ 1/2 ※上昇率=平成 6 年度決定価格(×住宅用地特例率)/平成 5 年度決定価格(×住宅用地特例率)

(7)

(暫定的な課税標準の特例及び臨時的な課税標準の特例の計算例) ・平成6年の決定価格(10,000 万円)が、平成5年の決定価格(1,000 万円)の 10 倍となった場合 ・暫定特例に関する上昇率:10,000 万円×(1/3)/1,000 万円×(1/2)=6.67 倍 → 暫定特例率=2/3 ・平成6年度負担調整措置に関する上昇率 =(平成 6 年度決定価格)×(住宅用地特例率)×(暫定特例率)/平成5年度課税標準額 =10,000 万円×(1/3)×(2/3)/500 万円(本則課税の場合)=4.44 倍 →適用負担調整率=1.15 ・平成6年度の課税標準額 =(平成5年度課税標準額)×(負担調整率) = 1,000 万円×(1/2)×(1.15)=575 万円 ※平成5年度の課税標準額を本則課税とした場合 ・臨時特例に関する上昇率:6.67 倍 → 臨時特例率=1/2 ・平成7年度負担調整措置に関する上昇率 =(平成 6 年度決定価格)×(住宅用地特例率)×(暫定特例率)×(臨時特例率)/平成5年度課税標準額 =10,000 万円×(1/3)×(2/3)×(1/2)/500 万円(本則課税の場合)=2.22 倍 →適用負担調整率=1.075 ・平成7年の課税標準額 =(平成6年度課税標準額)×(負担調整率) = 575 万円×(1.075)=575 万円 表 9 平成 8 年 住宅用地等の負担調整措置 上昇率の区分 負担調整率 1.8 倍以下 1.025 1.8 倍超~ 2.5 倍以下 1.05 2.5 倍超~ 3.0 倍以下 1.075 3.0 倍超~ 5.0 倍以下 1.1 5.0 倍超~ 1.15 ※上昇率=平成 6 年決定価格(×住宅用地特例率)/平成 5 年度の課税標準額 表 10 平成 9 年~平成 17 年 住宅用地等の負担調整措置 負担水準の区分 負担調整率 1.0 以上 本則課税 0.8 以上~ 1.0 未満 1.00 (据置) 0.4 以上~ 0.8 未満 1.025 0.3 以上~ 0.4 未満 1.05 0.2 以上~ 0.3 未満 1.075 0.1 以上~ 0.2 未満 1.10 0.1 未満 1.15 ※負担水準=前年度課税標準額/当該年度価格(×住宅用地特例率) 表 11 平成 18 年~平成 23 年 住宅用地等の負担調整措置 負担水準の区分 負担調整率 0.8 以上 1.00(前年度据置) 0.2 以上~ 0.8 未満 前年度の課税標準額+当該年度の評価額×(1/3)×5% 0.2 未満 0.20 ※負担水準=前年度課税標準額/当該年度価格(×住宅用地特例率)

(8)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 3 年度 ~平成 5 年 度) ●一般 市街 化区 域農 地 ● 特定 市街 化区 域農 地 25.0 ○三 大都 市圏 の市 街化 区域 内 50.0 50.0 宅地 並み 評価 100 100 100 100 100 ●一 般住 宅 用地 宅地 課税 宅地 評価 宅地 課税 ●小 規模 住宅 用地 宅地 並み評 価 宅地 評価 (小規 模) 0 農地 評価 0 ●一 般農 地 ○市 街化 区域 内 農 地課 税 農地 に準ずる課 税 宅地 並み課 税 特 例 (1/ 2) 特 例 (1/ 2) 特 例 ( 1/ 4) (% ) ( %) (% ) (% ) ( %) (% ) 前 年度課 税標準 額×1. 15 前 年度課 税標準 額×1. 1 前 年度課 税標準 額×1. 075 前 年度課 税標準 額×1. 05 前 年度課 税標準 額×1. 2 16.7 特 例 (1 /4) 前 年度課 税標準 額×1. 25 前年 度課 税標準 額×1. 3 1.27倍 1.43倍 1.6倍 2.0倍 2.4倍 3.0倍 39.4 35.0 31.3 25.0 20.8 前 年度課 税標準 額×1. 1 5 前 年度課 税標準 額×1. 1 前 年度課 税標準 額×1. 075 前 年度課 税標準 額×1. 0 5 前 年度課 税標準 額×1. 2 16.7 前 年度課 税標準 額×1. 2 5 前年 度 課 税 標 準額 × 1 .3 1.27倍 1.43倍 1.6倍 2.0倍 2.4倍 3.0倍 39.4 35.0 31.3 25.0 20.8 (%) 前 年度課 税標準 額×1. 025 前 年度課 税標準 額×1. 0 5 前 年度課 税標準 額×1. 1 前年 度課税 標準額 ×1.15 前 年度課 税標準 額×1. 2 1.075倍 1.15倍 1.3倍 1.5倍 (% ) 前年 度課税 標準額 ×1.025 前年 度課税 標準額 ×1.05 前年 度課税 標準額 ×1.1 前年度 課税標 準額× 1.15 前年 度課税 標準額 ×1.2 1.075倍 1.15倍 1.3倍 1.5倍 前 年度課 税標準 額× 1.15 前 年度課 税標準 額×1. 1 前 年度課 税標準 額× 1.07 前年 度課 税標準 額×1. 0 5 前 年度課 税標準 額×1. 2 前 年度課 税標準 額×1. 2 5 前年 度 課税 標 準額 ×1 . 3 1.27倍 1.43倍 1.6倍 2.0倍 3. 0倍 2.4倍 19.7 17.5 15.6 12.5 10.4 8.3 66.7 93.0 87.0 76.9 93. 0 87. 0 76. 9 66. 7 ※ グラフの左軸は上昇率、右軸は評価額に対する負担水準の割合を示している。

(9)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 6 年度) ※ グラフの左軸は暫定特例適用にあたっての上昇率、右軸は 評価額に対 する負担水準の割合(平成5年度の課税標準額を本則課税とした場 合)を示している。 ●一 般市 街化 区域 農地 ●特 定市 街化 区域 農地 ○三 大都 市圏 の 市街 化区 域内 100 100 100 100 100 0 宅地 課税 宅地 評価 宅地 課税 農地評 価 ●一 般農 地 宅地評 価( 小規模 ) 0 33.3 ●小 規模 住宅 用地 宅地 並み 評価 宅 地並 み評価 ○市 街化区 域内 農地課 税 農地 に 準 ず る課 税 宅 地並 み課税 ●一 般住 宅用 地 33.3 特 例 ( 1/3 ) 特 例 ( 1/3 ) 特 例 (1 /6 ) (% ) (% ) (%) (% ) (% ) 16.7 前年 度課税 標準額 × 負 担調整 率1.05 前年 度課税 標準額 ×1. 025 前年 度課税 標準額 ×1. 0 5 前年 度課税 標準額 ×1. 1 前年度 課税 標準額 ×1. 1 5 負担 調整 率 1. 075 1.8倍 13.9 暫定特 例 3/ 4 暫定特 例 1/ 2 4.0倍 7.5倍 暫定特 例 2/ 3 負 担調整 率 1. 2 負 担調整 率 1 .15 負 担調整 率 1 .1 10.4 7.4 3.3 前年 度課税 標準額 × 負 担調整 率1.05 負担 調整率 1. 075 1.8倍 暫定特 例 3/4 暫定特 例 1/2 4.0倍 7.5倍 暫定特 例 2/3 負担 調整率 1. 2 負 担調整 率 1 .15 負担 調整 率 1. 1 13.9 10.4 7.4 3.3 暫定特 例 1/2 暫定特 例 2/3 暫定特 例 3/4 1.8倍 4.0倍 7.5倍 前年度 課税標 準額× 負担 調整率 1 .05 負担調 整 率 1.0 75 負担 調整率 1. 1 負担 調整 率 1. 15 負担 調整率 1. 2 前年 度課税 標準額 ×1. 2 93.0 87.0 76.9 66.7 55.6 前年度 課税 標準額 ×1. 025 前年度 課税 標準額 ×1. 0 5 前年度 課税 標準額 ×1. 1 前年度 課税標 準額 ×1.15 93.0 87.0 76.9 前年度 課税 標準額 ×1. 2 1.075倍 1.15倍 1.3倍 1.5倍 1.075倍 1.15倍 1.3倍 1.8倍 1.0倍 1.0倍 1.0倍 1.0倍 1.0倍 6.9

(10)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 7 年度) ※ グラフの左軸は暫定特例及び臨時特例適用にあたっての上昇率、右軸は評価額に対 する負担水準の割合(平成5年度の課税標準額を本則 課税とした場合)を示している。 ●一般市街化区域 農地 ●特定 市街化区域農地 ○三大 都市圏の 市街化区域内 10 0 100 1 00 1 00 10 0 0 ●一般住宅用地 33 .3 宅地課税 宅地評価 宅地課税 農地評価 ●一般農地 宅地評価(小規模) 0 33 .3 ●小規模住宅 用地 宅地並み 評価 宅地並み 評価 ○市街化区域内 農地課税 農地に 準 ず る 課税 宅地並み 課税 特例(1/3 ) 特例(1/ 3) 特例( 1 /6) (% ) ( % ) (% ) (% ) (% ) 16 .7 前年 度課税 標準額 × 負担 調整率 1.0 5 前 年 度 課税標 準額× 1 . 025 前年 度課税 標準額 ×1.05 前 年度課 税標準 額 × 1 . 1 前年 度課税 標準額 ×1.15 1.0 7 5 1. 8倍 暫定 特例 3/4 暫定 特例 1/2 4. 0倍 7. 5倍 暫定 特例 2/3 1. 2 1.1 5 1. 1 10 .4 2. 8 3. 5 前年 度課税 標準 額 × 負担 調整 率 1 .05 1/2 2/3 3/4 1. 8倍 前年 度課税 標準 額 × 負担 調整率 1.05 前 年度課 税標準 額 × 1 . 2 93 .0 87 .0 76 .9 66. 7 55 .6 前 年度課 税標準 額× 1 . 025 前年度 課税標 準額 ×1.05 前年 度課税 標準額 × 1 .1 前 年度課 税標準 額 × 1.1 5 93 .0 87 .0 76. 9 前年 度課税 標準額 × 1 .2 1. 07 5倍 1. 15倍 1.3倍 1.5倍 1. 07 5倍 1. 15 倍 1. 3倍 1. 8倍 臨時 特例 3/ 4 3/5 4. 8倍 6. 0倍 2. 4倍 負担 調整率 1. 8倍 暫定特 例 3/ 4 暫定特 例 1/ 2 4. 0倍 7. 5倍 暫定特 例 2/ 3 臨 時特例 3/4 3/5 臨 時特例 1/2 4. 8倍 6. 0倍 2. 4倍 3/ 4 1/ 2 1. 075 1. 2 1. 1 5 1. 1 3/ 5 臨時 特例 負担調 整率 暫定 特例 7. 5倍 4. 0倍 臨時 特例 1/ 2 1. 7 負担調 整率 1. 0 75 1.2 1. 1 5 1.1 臨 時特例 3/4 3/5 臨 時特例 1/2 負担 調整率 10 .4 3.5 2.8 1.7 5. 2

(11)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 8 年度) ※ グラフの左軸は暫定特例及び臨時特例適用にあたっての上昇率、右軸は評価額に対 する負担水準の割合(平成5年度の課税標準額を本則 課税とした場合)を示している。 ●一般市街化区域 農地 ●特定 市街化区域農地 ○三大 都市圏の市街化区域内 10 0 100 1 00 1 00 10 0 0 ●一般住宅用地 33 .3 宅地課税 宅地評価 宅地課税 農地評価 ●一般農地 宅地評価(小規模) 0 33 .3 ●小規模住宅 用地 宅地並み評価 宅地並み評価 ○市街化区域内 農地課税 農地に 準ずる課 税 宅地並み課税 特例(1 / 3) 特例( 1/3 ) 特例(1/ 6) (% ) ( % ) (% ) (% ) (% ) 16 .7 前年 度課税 標準額 × 負担 調整率 1 . 05 前 年 度 課税標 準額× 1 . 025 前年 度課税 標準額 ×1.05 前 年度課 税標準 額×1.1 1.0 7 5 1. 8倍 暫定 特例 3/4 暫定 特例 1/2 4. 0倍 7. 5倍 暫定 特例 2/3 1. 2 1.1 5 1. 1 10 .4 2. 8 3. 3 前年 度課税 標準 額× 負担 調整 率1.0 5 1/2 2/3 3/4 1. 8倍 前年 度課税 標準 額× 負担 調整率 1.0 5 93 .0 87 .0 76 .9 前 年度課 税標準 額× 1 . 025 前年度 課税標 準額 ×1.0 5 前年 度課税 標準額 ×1.1 93 .0 87 .0 76. 9 1. 07 5 倍 1. 15倍 1.3倍 1. 07 5倍 1. 15 倍 1. 3倍 臨時 特例 3/ 4 3/5 4. 8倍 6. 0倍 2. 4倍 負担 調整率 1. 8倍 暫定特 例 3/ 4 暫定特 例 1/ 2 4. 0倍 7. 5倍 暫定特 例 2/ 3 臨 時特例 3/4 3/ 5 臨 時特例 1/2 4. 8倍 6. 0倍 2. 4倍 3/ 4 1/ 2 1. 075 1. 2 1. 1 5 1. 1 3/ 5 臨時 特例 負担調 整率 暫定 特例 7. 5倍 4. 0倍 臨時 特例 1/ 2 1. 7 負担調 整率 1. 0 75 1.2 1. 1 5 1.1 臨 時特例 3/4 3/ 5 臨 時特例 1/2 負担 調整率 10 .4 3.3 2.8 1.7 5. 2 前年 度課税 標準額 ×1.15 前年度 課税標 準額 ×1.1 5

(12)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 9~14 年度) ●一般市街 化区域農地 ●特定 市街化区域農 地 ○三大 都市圏の 市街化区域内 13. 3 40 1 3.3 26 .7 6. 7 10 0 ●一般 住宅用地 33 .3 ○ 市街化区域内 農地課税 農地に準 ず る課税 宅 地 並 み 課 税 ●一般農地 宅地評 価( 小 規模) 0 33. 3 26. 7 10 0 80 ●小規模住 宅用地 80 80 70 宅地課 税 宅地評価 宅地課税 20 100 20 6.7 農地評価 宅地並み 評価 宅地 並み 評価 40 70 0 00 0 0 0 100 90 70 7 0 3. 3 10 0 1 00 1 0 0 10 0 1 00 90 80 100 90 9 0 80 8 0 前 年 度 課 税 標 準額×1 . 0 25 前年 度課税標準 額 ×1. 0 5 前 年 度 課 税 標 準額×1 . 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 特例( 1/ 3) 特例( 1/ 3) 特例 (1 /6) 税 負担措置 税負担 措置 税負 担措置 20 80 一般住宅 用地 に同じ 一般住宅 用地 に同じ (% ) (% ) (% ) ( % ) (% ) (%) ( %) (% ) (% ) ( % ) 16 .7 13 .3 前年度課 税標準額 ×1 . 1 5 前年度 課税標準 額×1. 1 前 年度課税 標準額 ×1 . 075 前年度課 税標準額 ×1 . 0 5 前 年度課税 標準額 ×1 . 025 30 10 3. 3 10 .0 前 年度課税標 準額 ×1. 1 5 前 年度課税 標準額× 1. 1 前年 度課税標 準額 ×1. 0 75 前 年度課税標 準額 ×1. 0 5 前年 度課税標 準額 ×1. 0 25 前 年度課税標 準額 ×1. 1 5 前 年度課税 標準額× 1. 1 前年 度課税標 準額 ×1. 0 75 前 年度課税標 準額 ×1. 0 5 前年 度課税標 準額 ×1. 0 25 30 10 3. 3 10 .0 前 年 度 課 税 標 準額×1 . 0 25 前年 度課税標準 額 ×1. 0 5 前 年 度 課 税 標 準額×1 . 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 ※ グラフの左軸は課税標準額に対する負担水準の割合、右軸は評価額に対する負担水準の割合を示している。

(13)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 15~17 年度) ●一般市街 化区域農地 ●特定 市街化区域農 地 ○三大 都市圏の市街 化区域内 3. 3 10 0 1 00 1 0 0 10 0 1 00 90 80 70 0 00 0 0 0 100 90 農地評価 宅地並み評 価 宅地 並み評価 33 .3 40 80 70 宅地課 税 宅地評価 宅地課税 20 100 20 6.7 33 .3 ●一般農地 10 0 80 宅地評 価(小規模 ) 26 .7 0 33. 3 26. 7 10 0 80 ○ 市街化区域内 農地課税 農地に準ず る課税 宅地 並み課税 ●小規模住 宅用地 80 2 6 .7 6. 7 10 0 ●一般 住宅用地 13. 3 40 1 3.3 90 70 前年度 課税標準 額×1. 0 25 前年 度課税標準 額×1 . 0 5 前年度 課税標準 額×1. 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 特例(1/ 3) 特 例 ( 1/ 3) 特例( 1/ 3) 特例(1 /6) 前年度 課税標準 額×1. 0 25 前 年度課税 標準額× 1. 05 前年度 課税標準 額×1. 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 税 負担措置 税負担 措置 税負 担措置 20 80 一般住宅 用地に同 じ 一般住宅 用地に同 じ (% ) (% ) (% ) ( % ) (% ) (%) ( %) (% ) (% ) ( % ) 30 23.3 16 .7 13 .3 前年度課 税標準額 ×1. 1 5 前年度 課税標準 額×1. 1 前 年度課税 標準額× 1. 07 5 前年度課 税標準額 ×1. 0 5 前 年度課税 標準額× 1. 02 5 30 10 3. 3 10 .0 前 年度課税標 準額×1 . 1 5 前 年度課税 標準額× 1. 1 前年 度課税標 準額×1 . 075 前 年度課税標 準額×1 . 0 5 前年 度課税標 準額×1 . 025 前 年度課税標 準額×1 . 1 5 前 年度課税 標準額× 1. 1 前年 度課税標 準額×1 . 075 前 年度課税標 準額×1 . 0 5 前年 度課税標 準額×1 . 025 30 10 3. 3 10 .0 ※ グラフの左軸は課税標準額に対する負担水準の割合、右軸は評価額に対する負担水準の割合を示している。

(14)

図 農地及 び住宅用地 に係る負 担 調整措置 等(平成 18~23 年度) ●一般市街 化区域農地 ●特定 市街化区域農 地 ○三大 都市圏の市街 化区域内 ●小規模住 宅用地 80 2 6 .7 6. 7 10 0 ●一般 住宅用地 ○ 市街化区域内 農地課税 農地課税 宅地 並み課税 ●一般農地 10 0 80 宅地評 価(小規模 ) 26 .7 0 33. 3 26. 7 10 0 80 80 70 宅地課 税 宅地評価 宅地課税 20 100 20 6.7 33 .3 農地評価 宅地並み評 価 宅地 並み評価 33 .3 70 0 00 0 0 0 100 90 3. 3 10 0 1 00 1 0 0 10 0 1 00 90 80 90 70 前年度 課税標準 額×1. 0 25 前年 度課税標準 額×1 . 0 5 前年度 課税標準 額×1. 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 特例(1/ 3) 特 例 ( 1/ 3) 特例( 1/ 3) 特例(1 /6) 前年度 課税標準 額×1. 0 25 前 年度課税 標準額× 1. 05 前年度 課税標準 額×1. 0 75 前年 度課税標 準額×1 . 1 税 負担措置 前 年度課税 標準額+ 評 価額×1 /3×5 %=[ A] [A] が評価 額×1 /3 ×8 0% を 上回る場 合は8 0% [A ]が評価額 ×1/ 3× 20 %を 下回る場 合は2 0% 税負担 措置 前年度 課税標準 額+ 評価額 ×1/ 3 ×5% = [A ] [A ]が 評価額× 1/ 3× 80 %を 上回 る 場 合は 8 0% 税負 担措置 20 80 一般住宅 用地に同 じ 一般住宅 用地に同 じ [A ] が 評価 額 × 1/3 × 20% を 下 回 る場合は 20 % (% ) (% ) (% ) ( % ) (% ) (%) ( %) (% ) (% ) ( % ) 30 23.3 16 .7 13 .3 ※ グラフの左軸は課税標準額に対する負担水準の割合、右軸は評価額に対する負担水準の割合を示している。

(15)

2.市街化区域内農地に係る固定資産税の負担水準の現況

1)都道府県別固定資産税の負担水準等の現況 市街化区域農地の固定資産税については、いずれも「宅地並み評価」であるが、特定市街化区域農 地は「宅地並み課税」で、その他の一般市街化区域農地は、負担調整措置により「農地に準ずる課税」 がなされている。 しかし実際には一般市街化区域農地であっても、制度改正以前すでに課税が高い水準にあったもの や、制度改正から年数を重ねて課税額が上昇したことにより、すでに負担水準や課税額が相当高い水 準となっているものも多く、一般市街化区域農地の方が特定市街化区域農地よりも、課税水準が低い とは必ずしも言えない状況となっている。 また、課税水準は地域差が非常に大きい。以下は、都道府県別に固定資産税の負担水準及び課税標 準額の現況について、その傾向をみたものである。 資料は「平成 20 年度固定資産の価格等の概要調書」を用いており、法定免税点以上のものを対象 とした。 ・ 特定市街化区域農地の平均負担水準は、静岡県・三重県を除く全ての都府県で 0.8 以上。 ・ 一般市街化区域農地の平均負担水準は、全国でみると 0.494 であるが、最高で長崎県の 0.888、 最低で岩手県の 0.183 と大きな開きがある(0.8 を超えるのは1県のみ)。 ・ 一般市街化区域農地であっても、負担水準の高い県では、特定市街化区域農地と同様に負担水 準 0.8 を超える農地面積がすでに多くの割合を占めており、長崎県(86%)、兵庫県(78%)、 岡山県(77%)など、50%以上の農地が負担水準 0.8 以上に達している県が 16 県ある。 ・ 特定市街化区域農地の単位あたり課税標準額は、東京都(25.6 千円/㎡)や神奈川県(21.8 千円/㎡)で非常に高い一方で、静岡県、奈良県、三重県、茨城県では、5 千円/㎡前後にとど まっている。(課税標準額が 5,000 円/㎡の場合、10a の税額は 7 万円) ・ 一般市街化区域農地であっても、高知県、愛知県、徳島県などでは課税標準額がすでに 5 千円 /㎡を超えており、特定市街化区域の下位グループと同水準に達している。 (注)平均負担水準の計算方法 平均負担水準 = 平成 19 年度の課税標準額(単位当たり)÷(平成 20 年度の決定価格(単位当たり)×1/3) (いずれも法定免税点以上のもの) ※負担水準とは、本来は個別の農地に対しての値であり、平成 19 年度と平成 20 年度では、対象となる農地が完 全に一致していないことに留意する必要がある。 (注)10a あたりの税額の計算方法 10a あたりの税額=課税標準額(円/㎡)× 1,000(㎡)× 税額(1.4%)

(16)

市街化区域農地 平均負担水準 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 都道府県 平 均 負 担 水 準 一般市街化区域農地の負担水準(現在・H20年) 特定市街化区域農地の負担水準(現在・H20年) 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて算出したもの 市街化区域農地 単位あたり課税標準額 0 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000 17,500 20,000 22,500 25,000 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 都道府県 円/㎡ 一般市街化区域農地の課税標準額(現在・H20年) 特定市街化区域農地の課税標準額(現在・H20年) 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて算出したもの

(17)

表 一般市街化区域農地 地積・決定価格・課税標準額 平成19年 課税標準額 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 1 北海道 14,860,910 151,204,921 10,175 16,702,879 1,124 15,735 0.312 1,059 2 青森県 9,235,034 119,255,477 12,913 17,233,383 1,866 26,125 0.408 1,758 3 岩手県 4,931,936 121,472,324 24,630 8,066,776 1,636 22,899 0.182 1,498 4 宮城県 10,408,253 185,281,022 17,801 23,174,447 2,227 31,172 0.341 2,026 5 秋田県 3,113,489 47,161,606 15,148 6,156,938 1,978 27,685 0.369 1,864 6 山形県 6,431,356 132,941,380 20,671 15,453,532 2,403 33,640 0.352 2,427 7 福島県 22,025,190 348,771,270 15,835 48,427,968 2,199 30,783 0.389 2,055 8 茨城県 43,680,404 579,462,586 13,266 86,173,323 1,973 27,619 0.416 1,840 9 栃木県 33,076,578 705,415,980 21,327 114,275,393 3,455 48,368 0.454 3,231 10 群馬県 24,299,331 505,375,379 20,798 95,200,105 3,918 54,849 0.526 3,647 11 埼玉県 12,234,863 399,190,869 32,627 37,819,937 3,091 43,276 0.260 2,827 12 千葉県 2,308,462 35,472,315 15,366 2,773,618 1,202 16,821 0.219 1,120 13 東京都 1,103,231 45,138,834 40,915 3,237,418 2,934 41,083 0.187 2,547 14 神奈川県 3,930,653 193,494,689 49,227 16,303,979 4,148 58,071 0.238 3,902 15 新潟県 12,329,029 223,698,498 18,144 28,257,941 2,292 32,088 0.358 2,162 16 富山県 11,365,139 203,672,946 17,921 47,727,718 4,199 58,793 0.663 3,959 17 石川県 14,820,197 391,514,218 26,418 54,797,366 3,697 51,765 0.396 3,484 18 福井県 3,558,560 97,468,940 27,390 17,592,428 4,944 69,212 0.482 4,402 19 山梨県 6,039,073 142,230,888 23,552 20,210,112 3,347 46,852 0.386 3,029 20 長野県 11,688,936 254,853,478 21,803 50,451,511 4,316 60,426 0.568 4,131 21 岐阜県 34,333,247 898,751,740 26,177 135,167,477 3,937 55,117 0.415 3,625 22 静岡県 22,429,381 556,945,193 24,831 106,783,374 4,761 66,652 0.516 4,269 23 愛知県 26,212,693 991,538,451 37,827 138,059,376 5,267 73,736 0.385 4,850 24 三重県 15,611,720 217,532,276 13,934 50,064,436 3,207 44,896 0.661 3,072 25 滋賀県 20,185,552 289,237,627 14,329 61,384,666 3,041 42,574 0.598 2,858 26 京都府 7,320,038 124,737,415 17,041 22,397,679 3,060 42,837 0.515 2,927 27 大阪府 3,281,290 45,078,894 13,738 10,236,104 3,120 43,674 0.659 3,016 28 兵庫県 31,536,209 611,687,623 19,396 157,446,284 4,993 69,896 0.737 4,768 29 奈良県 6,932,496 105,253,285 15,183 22,254,562 3,210 44,943 0.604 3,056 30 和歌山県 7,576,562 160,099,721 21,131 37,219,699 4,912 68,775 0.665 4,684 31 鳥取県 4,316,814 102,193,780 23,673 16,309,423 3,778 52,894 0.446 3,516 32 島根県 2,626,422 46,932,951 17,870 11,674,543 4,445 62,231 0.709 4,224 33 岡山県 28,900,467 539,765,796 18,677 139,136,320 4,814 67,401 0.739 4,600 34 広島県 32,674,874 814,426,733 24,925 155,987,220 4,774 66,835 0.543 4,511 35 山口県 14,733,923 228,871,839 15,534 53,827,637 3,653 51,146 0.693 3,591 36 徳島県 10,928,080 311,839,400 28,536 56,126,102 5,136 71,903 0.504 4,798 37 香川県 - - - -38 愛媛県 10,387,061 233,648,080 22,494 50,363,157 4,849 67,881 0.615 4,611 39 高知県 4,508,612 193,918,961 43,011 25,223,016 5,594 78,322 0.365 5,231 40 福岡県 23,648,634 506,428,153 21,415 84,768,178 3,584 50,183 0.479 3,417 41 佐賀県 3,123,722 56,161,478 17,979 12,584,301 4,029 56,401 0.627 3,755 42 長崎県 7,917,431 53,592,478 6,769 15,605,983 1,971 27,595 0.882 1,991 43 熊本県 7,689,224 110,982,095 14,433 27,527,955 3,580 50,121 0.703 3,380 44 大分県 9,742,762 144,824,212 14,865 34,535,569 3,545 49,626 0.696 3,447 45 宮崎県 5,943,709 94,065,310 15,826 18,276,570 3,075 43,049 0.547 2,884 46 鹿児島県 2,561,437 76,274,420 29,778 8,564,248 3,344 46,809 0.313 3,105 47 沖縄県 4,807,809 54,616,922 11,360 8,858,459 1,843 25,795 0.457 1,731 合計 601,370,793 12,452,482,453 20,707 2,170,419,110 3,609 50,528 0.492 3,398 地積 (㎡) 平成20年 課税標準額 (千円) 平均負担 水準 10aあたり 税額(円) (税率=1.4%) 決定価格 (千円) (注)地積、決定価格、課税標準額は、法定免税点以上のものの値。 資料:「平成20年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(18)

表 特定市街化区域農地 地積・決定価格・課税標準額 平成19年 課税標準額 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 単位当たり 平均価格 (円/㎡) 8 茨城県 2,092,015 37,432,561 17,893 11,939,864 5,707 79,903 0.982 5,859 11 埼玉県 26,947,768 1,738,654,015 64,519 476,648,670 17,688 247,630 0.806 17,330 12 千葉県 23,199,398 722,348,958 31,137 204,971,168 8,835 123,693 0.859 8,915 13 東京都 11,422,146 1,048,157,163 91,765 291,971,508 25,562 357,866 0.833 25,479 14 神奈川県 15,817,143 1,186,997,270 75,045 344,962,769 21,809 305,332 0.868 21,707 22 静岡県 10,831,061 325,501,311 30,053 46,576,318 4,300 60,204 0.494 4,946 23 愛知県 29,025,393 1,144,251,628 39,422 323,558,216 11,147 156,064 0.856 11,254 24 三重県 4,076,645 87,175,321 21,384 23,258,738 5,705 79,875 0.784 5,586 26 京都府 3,637,428 140,041,718 38,500 37,586,886 10,333 144,667 0.858 11,010 27 大阪府 13,120,119 413,026,844 31,480 129,658,980 9,882 138,354 0.947 9,936 28 兵庫県 3,365,088 145,458,491 43,226 46,254,905 13,746 192,437 0.964 13,890 29 奈良県 7,994,007 139,453,640 17,445 43,296,983 5,416 75,827 0.953 5,542 100合計 151,528,211 7,128,498,920 47,044 1,980,685,005 13,071 183,000 0.859 13,468 平成20年 地積 (㎡) 決定価格 (千円) 課税標準額 (千円) 10aあたり 税額(円) (税率=1.4%) 平均負担 水準 (注)地積、決定価格、課税標準額は、法定免税点以上のものの値。 資料:「平成20年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(19)

2)都道府県別都市計画税における農地と宅地の比較 市街化区域農地の課税状況等について、住宅用地との比較を行う為、住宅用地について市街化区域 内に課税が限られている値を抽出できる都市計画税調をもとに、都市計画税(平成 20 年度)につい て、三大都市圏特定市及び特定市以外それぞれ、市街化区域農地、小規模住宅用地、一般住宅用地に ついて、単位当たりの決定価格と課税標準額を比較した。 市街化区域農地の評価においては、宅地としての評価から造成費相当額を減ずる計算方法がとられ ることや、通常は立地条件の良い、言い換えれば地価の高い農地から宅地化されると考えられること から、市街化区域農地より住宅用地の方が単位当たりの決定価格が高いと考えられ、実際にも大部分 の市町村においてそうなっている。

(20)

(1) 三大都市圏特定市 三大都市圏特定市における、特定市街化区域農地及び住宅用地の固定資産税評価額は、東京都 が特に高い水準にあり、一方茨城県や三重県では低い水準にある。 特定市街化区域農地の決定価格は、平均で小規模住宅用地に対して 0.50、一般住宅用地に対し て 0.57 であるが、大阪府の小規模住宅用地に対する 0.33 から、埼玉県の一般住宅用地に対する 0.84 と、開きがある。 課税標準額については、小規模住宅用地は 1/6 の特例率が適用されるため、特定市街化区域農 地の小規模住宅用地に対して、1.0 を超える県が埼玉県の 1.2 を初めとして4県(神奈川県、茨 城県、愛知県)ある。 なお、静岡県では、特定市街化区域農地の課税標準額が特に低くなっているが、新たに特定市 街化区域農地となった場合の軽減率の適用により、一時的に低くなっているケースが多いためと 考えられる。 特定市街化区域農地と住宅用地の単位当たり決定価格の比較 (三大都市圏特定市) 0 50,000 100,000 150,000 200,000 茨 城 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 円/㎡ 小規模住宅用地 一般住宅用地 特定市街化区域農地 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(21)

特定市街化区域農地の住宅用地に対する単位当たり決定価格の比較 (三大都市圏特定市) 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 茨 城 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 小規模住宅用地に対する比率 一般住宅用地に対する比率 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの 特定市街化区域農地と住宅用地の単位当たり課税標準額の比較 (特定市) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 茨 城 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 円/㎡ 小規模住宅用地 一般住宅用地 特定市街化区域農地 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(22)

特定市街化区域農地の住宅用地に対する単位当たり課税標準額の比較 (三大都市圏特定市) 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 茨 城 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 小規模住宅用地に対する比率 一般住宅用地に対する比率 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの 表 三大都市圏特定市における都市計画税の決定価格・課税標準額・負担水準の比較(平成 20 年度) 市街化区 域農地 小規模住 宅用地 一般住宅 用地 市街化区 域農地 小規模住 宅用地 一般住宅 用地 市街化区 域農地 小規模住 宅用地 一般住宅 用地 8茨城県 17,885 33,371 29,067 11,410 11,005 18,405 0.957 0.495 0.950 11埼玉県 66,013 90,662 78,986 36,175 29,805 43,981 0.822 0.493 0.835 12千葉県 32,045 68,750 54,882 18,295 22,289 31,241 0.856 0.486 0.854 13東京都 87,811 201,780 157,383 48,894 66,425 90,089 0.835 0.494 0.859 14神奈川県 75,050 112,806 101,320 43,653 37,464 60,061 0.872 0.498 0.889 22静岡県 31,644 63,763 56,982 9,346 21,220 35,611 0.443 0.499 0.937 23愛知県 39,401 67,106 59,443 22,355 22,252 34,303 0.851 0.497 0.866 24三重県 21,395 36,562 34,983 11,424 11,998 19,680 0.801 0.492 0.844 26京都府 38,515 99,174 84,985 20,706 32,880 49,320 0.806 0.497 0.871 27大阪府 31,498 95,947 78,685 19,787 31,920 51,355 0.942 0.499 0.979 28兵庫県 43,253 92,749 86,204 27,570 30,832 56,640 0.956 0.499 0.986 29奈良県 18,193 53,288 49,477 11,175 17,713 31,499 0.921 0.499 0.955 合計 47,541 109,618 82,347 26,491 36,202 48,574 0.836 0.495 0.885 単位当たり決定価格 (円/㎡) 単位当たり課税標準額 (円/㎡) 負担水準 (翌年度・決定価格同額と仮定) 都府県 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(23)

(2) 一般市町村 線引き都市計画区域の市町村について、一般市街化区域農地の決定価格は、平均で小規模住宅 用地に対して 0.52、一般住宅用地に対して 0.59 であるが、長崎県の小規模住宅用地に対する 0.18 から、埼玉県の一般住宅用地に対する 0.94 と大きな開きがある。 課税標準額については、全般的には市街化区域農地の負担水準が宅地に比べて低いことから、 平均で小規模住宅用地に対して 0.19、一般住宅用地に対して 0.29 と低い水準あり、0.5 を超え ている県も2県のみである(岡山県、富山県、いずれも小規模住宅用地)。特に、北海道、東北 及び関東において、低い水準にある傾向がある。 なお、秋田県、香川県、愛媛県、高知県については、都市計画税を課税している市街化区域を 有しない等の理由により、値が欠損している。 一般市街化区域農地と住宅用地の単位当たり決定価格の比較 (特定市以外) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 円/㎡ 小規模住宅用地 一般住宅用地 一般市街化区域農地 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの 一般市街化区域農地の住宅用地に対する単位当たり決定価格の比較 (特定市以外) 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 小規模住宅用地に対する比率 一般住宅用地に対する比率 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(24)

一般市街化区域農地と住宅用地の単位当たり課税標準額の比較 (特定市以外) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 円/㎡ 小規模住宅用地 一般住宅用地 一般市街化区域農地 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの 一般市街化区域農地の住宅用地に対する単位当たり課税標準額の比較 (特定市以外) 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 小規模住宅用地に対する比率 一般住宅用地に対する比率 出典:「平成 20 年度 都市計画税調(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(25)

表 三大都 市圏特定 市 以外の線 引 き 都市 計画 市町村 にお ける都市 計 画税の決 定 価格・課税標 準額・負担水 準の比較(平 成 20 年度) 市街 化区 域農 地 小規 模住 宅 用地 一 般住 宅用 地 市街 化 区域 農地 小 規模 住宅 用地 一 般住 宅 用地 市 街化 区域 農地 小 規模 住宅 用 地 一般 住宅 用地 1 北 海道 11,15 4 29 ,416 23 ,308 1,2 73 9,69 5 14,29 5 0.171 0.494 0.920 2 青 森県 10,21 4 27 ,485 26 ,633 1,7 89 8,97 5 15,64 4 0.263 0.490 0.881 3 岩 手県 30,11 1 47 ,197 42 ,443 2,1 11 15 ,23 5 22,91 1 0.105 0.484 0.810 4 宮 城県 18,54 2 39 ,142 32 ,208 2,3 75 13 ,02 4 20,16 6 0.192 0.499 0.939 5 秋 田 県 --- ---6 山 形県 21,47 5 33 ,065 27 ,867 2,6 10 10 ,97 0 17,25 1 0.182 0.498 0.929 7 福 島県 16,03 8 29 ,343 27 ,141 2,2 31 9,69 5 15,85 2 0.209 0.496 0.876 8 茨 城県 14,95 7 30 ,595 24 ,808 2,3 70 9,95 3 14,17 7 0.238 0.488 0.857 9 栃 木県 21,76 0 37 ,388 33 ,160 3,9 49 12 ,37 2 20,33 6 0.272 0.496 0.920 10 群 馬 県 20,94 6 35 ,158 31 ,469 4,4 18 11 ,57 5 18,65 6 0.316 0.494 0.889 11 埼 玉 県 34,90 9 43 ,037 37 ,239 3,3 69 14 ,19 8 22,96 3 0.145 0.495 0.925 12 千 葉 県 18,24 8 32 ,348 27 ,440 1,5 82 10 ,48 9 17,72 2 0.130 0.486 0.969 13 東 京 都 41,22 2 58 ,225 52 ,376 2,9 58 19 ,39 4 32,42 3 0.108 0.500 0.929 14 神 奈 川 県 47,22 4 75 ,203 71 ,061 3,6 77 24 ,80 8 41,89 4 0.117 0.495 0.884 15 新 潟 県 18,76 2 38 ,530 30 ,554 2,5 38 12 ,73 7 18,41 2 0.203 0.496 0.904 16 富 山 県 18,81 2 30 ,643 27 ,876 5,0 91 10 ,17 9 16,59 7 0.406 0.498 0.893 17 石 川 県 26,43 4 47 ,385 35 ,946 4,2 77 15 ,35 0 20,30 9 0.243 0.486 0.847 18 福 井 県 27,28 0 48 ,883 43 ,250 5,3 05 16 ,18 4 25,17 1 0.292 0.497 0.873 19 山 梨 県 25,93 4 37 ,006 36 ,048 2,2 94 12 ,33 2 23,79 1 0.133 0.500 0.990 20 長 野 県 22,19 3 38 ,066 35 ,036 5,1 52 12 ,63 6 20,58 1 0.348 0.498 0.881 21 岐 阜 県 27,47 4 40 ,202 34 ,827 3,8 13 13 ,38 4 22,20 0 0.208 0.499 0.956 22 静 岡 県 25,25 9 54 ,617 48 ,580 5,3 33 17 ,47 2 23,46 4 0.317 0.480 0.724 23 愛 知 県 38,50 3 51 ,614 45 ,772 5,4 92 17 ,01 8 26,35 7 0.214 0.495 0.864 24 三 重 県 15,71 7 31 ,675 28 ,899 4,8 35 10 ,52 7 16,64 5 0.461 0.499 0.864 25 滋 賀 県 16,48 5 44 ,477 36 ,840 4,2 87 14 ,61 9 21,95 7 0.390 0.493 0.894 26 京 都 府 15,34 6 42 ,599 34 ,259 3,7 24 13 ,83 3 19,66 4 0.364 0.487 0.861 27 大 阪 府 26,23 5 69 ,620 64 ,008 5,2 25 23 ,10 7 42,54 4 0.299 0.498 0.997 28 兵 庫 県 19,34 6 47 ,694 41 ,353 6,5 05 15 ,84 4 24,87 7 0.504 0.498 0.902 29 奈 良 県 23,09 9 47 ,644 41 ,880 4,9 31 15 ,85 7 25,97 6 0.320 0.499 0.930 30 和 歌 山 県 21,15 2 48 ,051 42 ,193 6,0 74 16 ,00 9 27,55 6 0.431 0.500 0.980 31 鳥 取 県 30,21 6 48 ,031 44 ,298 4,3 55 14 ,43 0 22,19 6 0.216 0.451 0.752 32 島 根 県 20,17 1 46 ,376 42 ,454 4,9 82 14 ,80 4 23,39 4 0.370 0.479 0.827 33 岡 山 県 18,85 4 37 ,720 32 ,343 6,3 52 12 ,53 8 20,45 5 0.505 0.499 0.949 34 広 島 県 25,57 9 58 ,046 45 ,096 5,6 79 19 ,31 8 29,11 9 0.333 0.499 0.969 35 山 口 県 13,84 3 31 ,738 28 ,958 5,1 71 10 ,55 7 18,25 5 0.560 0.499 0.946 36 徳 島 県 40,79 6 62 ,435 55 ,886 6,3 84 20 ,75 5 34,41 9 0.235 0.499 0.924 37 香 川 県 --- ---38 愛 媛 県 --- ---39 高 知 県 --- ---40 福 岡 県 22,69 0 51 ,920 40 ,517 4,5 48 17 ,15 3 24,08 2 0.301 0.496 0.892 41 佐 賀 県 17,86 1 36 ,636 32 ,539 4,6 99 11 ,69 7 17,68 6 0.395 0.479 0.815 42 長 崎 県 6,77 4 36 ,663 31 ,269 3,1 84 12 ,09 6 18,68 5 0.705 0.495 0.896 43 熊 本 県 15,31 0 45 ,700 40 ,210 4,8 11 14 ,91 0 22,10 3 0.471 0.489 0.825 44 大 分 県 14,86 4 39 ,488 34 ,112 4,6 52 13 ,00 1 19,33 8 0.469 0.494 0.850 45 宮 崎 県 21,53 7 40 ,811 34 ,489 3,4 22 12 ,05 6 15,96 9 0.238 0.443 0.695 46 鹿 児 島 県 29,78 3 72 ,145 58 ,244 3,4 04 20 ,96 5 26,21 0 0.171 0.436 0.675 47 沖 縄 県 --- ---10 0 合 計 21,49 7 41 ,392 33 ,896 4,3 54 13 ,59 0 20,05 0 0.304 0.492 0.887 単位 当た り 決定 価格 ( 円 /㎡) 単位 当た り 課 税標準 額( 円/ ㎡) 負担 水準( 翌 年度 ・決 定価 格同額と仮定 ) 出典: 「平成 20 年度 都市計画税調(総務省) 」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(26)

3)市町村別負担水準等の現況 (1) 固定資産税評価額と負担水準の分布状況 平成 20 年度の固定資産税において、市町村別に市街化区域農地の固定資産税評価額と負担水 準の分布を示したものが、以下の図である。 三大都市圏特定市の市街化区域農地において、三大都市圏であっても評価額には大きな開きが あり、負担水準は大部分が 0.8 以上となっている。負担水準の低い市は、新たに三大都市圏特定 市になって間もない市で、軽減率適用によるものである。 三大都市圏特定市以外の一般市街化区域農地においては、評価額も負担水準も広範囲に分布し ている。“農地に準じた課税”として、農地と同じ負担調整措置がとられているものの、すでに 負担水準が 0.8 を超える市町村も相当数あるなど、一部で三大都市圏特定市並みの税負担となっ ている。 図 特定市街化区域農地の市区別平均固定資産税評価額と負担水準の分布 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 固定 資産税評 価額 (円/㎡) 負担水準 図 一般市街化区域農地の市町村別平均固定資産税評価額と負担水準の分布 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 固定 資産税評 価額 (円/㎡) 負担水準 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(27)

市街化区域農地の固定資産税の負担水準について、地図に分布を示したものが以下の図である。 税制の仕組みとして三大都市圏特定市で負担水準が高いことは当然であるが、その他にも負担 水準が 0.8 や 0.9 といった非常に高い市町村が全国に分布しており、その隣接市町村が低い場合 もあるなど法則性のある分布とはなっていない。 一方、負担水準が低い市町村は東日本に多く、全般的には西高東低の傾向がある。 図 市町村別市街化区域農地固定資産税の負担水準 0 200km 0.900 0.800 0.700 0.600 0.500 0.400 0.300 0.200 0.100 0.001 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(28)

(2) 都市類型ごとの負担水準等の状況 三大都市圏及び地方圏ごとに、政令指定都市、中核市、特例市、その他の人口 10 万人以上の 市、その他の市、町、及び村と類型化し、それぞれ市街化区域農地の単位当たり決定価格、単位 当たり課税標準額、及び負担水準を比較した(次頁グラフ)。 ・ 三大都市圏において、政令指定都市、中核市、特例市及びその他の人口 10 万人以上の市につ いては、決定価格、課税標準額、及び負担水準について、いずれも大きな違いはない。市町村 合併によって市域が拡大することで、都市類型による特徴が薄れていることが背景にあると考 えられる。 ・ 三大都市圏特定市のうち人口 10 万人未満の都市については、他の特定市に比べると、決定価 格も課税標準額も低くなっている。 ・ 三大都市圏の町と村は、特定市ではなく、農地に準じた課税であるため負担水準が低い。特に、 地方圏のどの類型よりも、負担水準が低くなっている。 ・ 町の決定価格は特定市とあまり変わらないほどの高い水準にあるが、負担水準が 0.4 程度であ り、地方圏の政令指定都市、中核市、特例市と同水準の課税標準額である。 ・ 地方圏において、決定価格は概ね都市規模に比例して高い水準となっており、課税標準額では 政令指定都市、中核市、及び特例市がほぼ同水準で高く、その他の市町ではやや低く、村では かなり低くなっている。

(29)

図 都市類型別単位当たり決定価格(平成 20 年度) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 三大都市圏特定市・政令指定都市 三大都市圏特定市・中核市 三大都市圏特定市・特例市 三大都市圏特定市・その他人口10万人以上 三大都市圏特定市・その他 三大都市圏・町 三大都市圏・村 地方圏・政令指定都市 地方圏・中核市 地方圏・特例市 地方圏・その他人口10万人以上の市 地方圏・その他の市 地方圏・町 地方圏・村 55,102 47,949 53,015 46,612 33,789 30,098 2,870 25,354 22,200 22,683 19,154 16,968 18,477 9,829 (単位:円/㎡) 単位当たり決定価格 図 都市類型別単位当たり課税標準額(平成 20 年度) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 三大都市圏特定市・政令指定都市 三大都市圏特定市・中核市 三大都市圏特定市・特例市 三大都市圏特定市・その他人口10万人以上 三大都市圏特定市・その他 三大都市圏・町 三大都市圏・村 地方圏・政令指定都市 地方圏・中核市 地方圏・特例市 地方圏・その他人口10万人以上の市 地方圏・その他の市 地方圏・町 地方圏・村 14,853 13,566 14,752 13,006 9,714 4,137 290 4,121 4,327 4,250 3,196 3,239 3,164 726 (単位:円/㎡) 単位当たり課税標準額 図 都市類型別負担水準(平成 20 年度) 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 三大都市圏特定市・政令指定都市 三大都市圏特定市・中核市 三大都市圏特定市・特例市 三大都市圏特定市・その他人口10万人以上 三大都市圏特定市・その他 三大都市圏・町 三大都市圏・村 地方圏・政令指定都市 地方圏・中核市 地方圏・特例市 地方圏・その他人口10万人以上の市 地方圏・その他の市 地方圏・町 地方圏・村 0.809 0.849 0.835 0.837 0.862 0.412 0.303 0.488 0.585 0.562 0.501 0.573 0.514 0.222 負担水準 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(30)

3.市街化区域内農地に係る固定資産税の負担水準の将来動向

1)将来推計の方法 (1) 特定市街化区域農地の推計方法 ①前提条件 ・ 平成 20 年を起点とし、10 年後までの平成 30 年の負担水準等を推計する (特定市の場合推計では、いずれも 10 年後以降は据え置き措置となる) ・ 固定資産税評価額(決定価格)は 10 年間変動しないものとする ・ 市街化区域農地は 10 年間変動せず同一のものとする ②推計方法 ・ 平成 20 年の負担水準ランクごとの該当農地を固定したグループとして、このグループ単位 で課税標準額及び負担水準が推移するものとする ・ 平成 20 年の負担水準ランクごとの課税標準額と決定価格をもとに、平成 21 年以降の負担水 準と課税標準額を計算し、これを平成 30 年まで繰り返す ・ 当該年度負担水準=前年度課税標準額÷(当該年度決定価格(一定価格)×(1/3)) ・ 当該年度課税標準額=前年度の課税標準額+当該年度の評価額×(1/3)×5% (ただし、(当該年度決定価格×(1/3)×0.8)を上限とする) ・ 負担水準が 0.8 以上の場合は税額据え置き ・ 平成 17 年度以降、新たに特定市となった場合は、該当する軽減率を乗じる ・ 上記の場合、当該年度課税標準額=(当該年度決定価格(一定価格)×(1/3))×軽減率 ・ 本則による課税のうち、平成 17 年度以降参入分については、この軽減率を適用し、参入か ら4年度目以降は軽減率 0.8 を適用 ・ 上記の推計によって得た平成 30 年時点での負担水準をもとに、平成 20 年時点での負担水準 ランクごとの地積を加算し、負担水準ランク別地積及びその構成比を計算する (2) 一般市街化区域農地の推計方法 ①前提条件 ・ 平成 20 年を起点とし、10 年後までの平成 30 年の負担水準等を推計する ・ 一部については、同様に 20 年後までの平成 40 年までの負担水準等も推計する ・ 固定資産税評価額(決定価格)は 10 年間変動しないものとする ・ 市街化区域農地は 10 年間変動せず同一のものとする ②推計方法 ・ 平成 20 年の負担水準ランクごとの該当農地を固定したグループとして、このグループ単位 で課税標準額及び負担水準が推移するものとする ・ 平成 20 年の負担水準ランクごとの課税標準額と決定価格をもとに、平成 21 年以降の負担水 準と課税標準額を計算し、これを平成 30 年まで繰り返す

(31)

・ 当該年度課税標準額=前年度の課税標準額×負担調整率

・ 上記の推計によって得た平成 30 年時点での負担水準をもとに、平成 20 年時点での負担水準 ランクごとの地積を加算し、負担水準ランク別地積及びその構成比を計算する

・ 前年度課税標準額の合計と決定価格の合計をもとに、平均負担水準を計算する

(32)

2)将来推計結果 (1) 特定市街化区域農地の将来推計結果 上記の推計方法にもとづき、特定市街化区域農地における固定資産税の将来推計を行った。そ の結果から以下の特徴が挙げられる。 ・ 特定市街化区域農地は、静岡県を除いて負担水準がすでに 0.8 を超えており、特定市街化区域 は負担水準が 0.8 以上の場合には据え置き措置となるため、今後負担水準はほぼ据え置かれ (H20:0.859→H25 以降 0.864)、実際の課税標準額及び税額は地価の動向によって変化するこ ととなる。 ・ 静岡県の負担水準は現在 0.49 だが、4年度目の軽減率が 0.8 であるため、他の特定市都府県 と同様に4年後の平成 24 年には 0.8 を超える(平成 20 年度新たに特定市街化区域農地となっ た農地が多いために平成 21 年度の負担水準は一旦減少する)。

(33)

現在(H20)特定市街化区域農地の負担水準

0.9

0.8

0.7

0.6

0.5

0.4

0.3

0.2

0.1

10年後(H30)・特定市街化区域農地の負担水準 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(34)

現在(H20)特定市街化区域農地の税額 (円/㎡) 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 10年後(H30)特定市街化区域農地の税額 (円/㎡) 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000

(35)

(2) 一般市街化区域農地の推計結果 一般市街化区域農地の負担水準は、特定市街化区域農地と異なり現状の負担水準が低いため、今 後 10 年において負担水準の上昇する結果となった。 表 一般市街化区域農地に係る負担水準の計算過程 負担水準 地積 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 地積 k j i h f+g a+b+c+d+e 0.135 0.406 0.656 0.847 0.941 0.999 1.000 1.000 1.008 1.000 1.000 H30年 0.123 0.369 0.596 0.806 0.918 0.975 1.000 1.000 1.000 1.000 1.000 H29年 0.1未満 0.1~0.2 0.2~0.3 0.3~0.4 0.4~0.5 0.5~0.6 0.6~0.7 0.7~0.8 0.8~0.9 0.9~1.0 1.0 0.112 0.335 0.542 0.750 0.875 0.951 0.983 1.000 1.000 1.000 1.000 H28年 0.102 0.305 0.493 0.682 0.833 0.928 0.959 1.000 1.000 1.000 1.000 H27年 0.093 0.277 0.448 0.620 0.775 0.884 0.936 0.981 1.000 1.000 1.000 H26年 0.084 0.252 0.407 0.564 0.721 0.842 0.913 0.957 1.000 1.000 1.000 H25年 0.076 0.229 0.370 0.512 0.655 0.783 0.870 0.934 0.983 1.000 1.000 H24年 0.070 0.208 0.337 0.466 0.596 0.728 0.828 0.889 0.959 1.000 1.000 H23年 0.847 0.807 d 0.063 0.057 k 1.000 1.000 a 0.189 0.172 j 0.423 0.385 h 0.662 0.602 f 0.936 0.891 c 0.306 0.541 0.770 0.991 H22年 0.278 0.492 0.717 0.967 H21年 i g e b H20年 負担水準 年 負担水準 地積 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 負担水準 地積 k j i h f+g a+b+c+d+e 0.135 0.406 0.656 0.847 0.941 0.999 1.000 1.000 1.008 1.000 1.000 H30年 0.123 0.369 0.596 0.806 0.918 0.975 1.000 1.000 1.000 1.000 1.000 H29年 0.1未満 0.1~0.2 0.2~0.3 0.3~0.4 0.4~0.5 0.5~0.6 0.6~0.7 0.7~0.8 0.8~0.9 0.9~1.0 1.0 0.112 0.335 0.542 0.750 0.875 0.951 0.983 1.000 1.000 1.000 1.000 H28年 0.102 0.305 0.493 0.682 0.833 0.928 0.959 1.000 1.000 1.000 1.000 H27年 0.093 0.277 0.448 0.620 0.775 0.884 0.936 0.981 1.000 1.000 1.000 H26年 0.084 0.252 0.407 0.564 0.721 0.842 0.913 0.957 1.000 1.000 1.000 H25年 0.076 0.229 0.370 0.512 0.655 0.783 0.870 0.934 0.983 1.000 1.000 H24年 0.070 0.208 0.337 0.466 0.596 0.728 0.828 0.889 0.959 1.000 1.000 H23年 0.847 0.807 d 0.063 0.057 k 1.000 1.000 a 0.189 0.172 j 0.423 0.385 h 0.662 0.602 f 0.936 0.891 c 0.306 0.541 0.770 0.991 H22年 0.278 0.492 0.717 0.967 H21年 i g e b H20年 負担水準 年 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 H20年 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 負 担 水 準 市街化区域農地の負担水準の推移(将来推計) 一般市街化・全国 特定市街化・全国 出典:「平成 20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

(36)

0 50,000 100,000 150,000 200,000 H19年 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 税 額 ・ 円 市街化区域農地 10aあたり税額の推移(将来推計) 一般市街化・全国 特定市街化・全国 出典:「平成 19、20 年度 固定資産の価格等の概要調書(総務省)」をもとに、国土交通省にて作成したもの

表  一般市街化区域農地の固定資産税の計算  1.評価  近傍類似宅地の価格  -  造成費相当額  造成費相当額:当該農地を宅地に転用する場合において通常必要と認められる造成費相当額  2.税額  次の①・②いずれか低い額 × 税率  ①  当該年度の宅地並み評価額 × (1/3)  ②  前年度の課税標準額(宅地並み評価ベース)× 負担調整率  3.負担調整措置  一般市街化区域は、一般農地と同じ以下の負担調整措置がとられており、このため“農地に準ず る課税”とされている  負担水準=前年度の課税標準額
表 農地及び住宅用地に係る固定資産税制度の変遷  平成21年平成20年平成19年平成18年平成17年平成16年平成15年平成14年平成13年平成12年平成11年平成10年平成9年平成8年平成7年平成6年平成2年以前小規模住宅用地一般住宅用地特定市街化区域農地一般市街化区域農地生産緑地一般農地農地平成5年平成4年平成3年宅地(住宅用地)平成21年平成20年平成19年平成18年平成17年平成16年平成15年平成14年平成13年平成12年平成11年平成10年平成9年平成8年平成7年平成6年平成2年以前小規模住宅用
図 農地及び住宅用地に係る負担調整措置等(平成3年度~平成5年度)  ●一般市街化区域農地●特定市街化区域農地 25.0 ○三大都市圏の市街化区域内50.050.0宅地並み評価 100100100100100●一般住宅用地 宅地課税宅地評価宅地課税●小規模住宅用地宅地並み評価宅地評価(小規模)0 農地評価0 ●一般農地 ○市街化区域内農地課税農地に準ずる課税宅地並み課税特例(1/2)特例(1/2)特例(1/4)(%)(%)(%)(%)(%)(%)前年度課税標準額×1.15前年度課税標準額×1.1前年度課税標
図 農地及び住宅用地に係る負担調整措置等(平成6年度)  ※ グラフの左軸は暫定特例適用にあたっての上昇率、右軸は評価額に対する負担水準の割合(平成5年度の課税標準額を本則課税とした場合)を示している。 ●一般市街化区域農地●特定市街化区域農地○三大都市圏の市街化区域内1001001001001000宅地課税宅地評価宅地課税農地評価●一般農地宅地評価(小規模)033.3●小規模住宅用地宅地並み評価宅地並み評価○市街化区域内農地課税農地に準ずる課税宅地並み課税●一般住宅用地33.3特例(1/3)特例(1/3)
+7

参照

関連したドキュメント

東部大阪都市計画高度地区の変更枚方市決定 都市計画高度地区を次のように変更する。 面積 建築物の高さの最高限度又は最低限度

2.変更理由

この基準は、法43条第2項第1号の規定による敷地等と道路との関係の特例認定に関し適正な法の

◆ 県民意識の傾向 ・地域間の差が大きな将来像として挙げられるのが、「10 住環境」「12 国際」「4

レッドゾーン 災害危険区域(出水等) と 浸水ハザードエリア※等を除外。 地すべり防止区域

○前回会議において、北区のコミュニティバス導入地域の優先順位の設定方

取組の方向 0歳からの育ち・学びを支える 重点施策 将来を見据えた小中一貫教育の推進 推進計画

事業開始年度 H21 事業終了予定年度 H28 根拠法令 いしかわの食と農業・農村ビジョン 石川県産食材のブランド化の推進について ・計画等..

平成 14 年 6月 北区役所地球温暖化対策実行計画(第1次) 策定 平成 17 年 6月 第2次北区役所地球温暖化対策実行計画 策定 平成 20 年 3月 北区地球温暖化対策地域推進計画

番号 主な意見 対応方法等..

北区無電柱化推進計画の対象期間は、平成 31 年(2019 年)度を初年度 とし、2028 年度までの 10

「北区基本計画

今年度第3期最終年である合志市地域福祉計画・活動計画の方針に基づき、地域共生社会の実現、及び

東京都北区地域防災計画においては、首都直下地震のうち北区で最大の被害が想定され

企業会計審議会による「固定資産の減損に係る会計基準」の対象となる。減損の兆 候が認められる場合は、

① 農林水産業:各種の農林水産統計から、新潟県と本市(2000 年は合併前のため 10 市町 村)の 168

(3)市街地再開発事業の施行区域は狭小であるため、にぎわいの拠点