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マメ科樹木根瘤菌の接種効果に関する研究 アカシア・モリシマ種子に対する試験(予報): University of the Ryukyus Repository

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(1)

Title

マメ科樹木根瘤菌の接種効果に関する研究 アカシア・

モリシマ種子に対する試験(予報)

Author(s)

大宜見, 朝栄

Citation

琉球大学農家政工学部学術報告 = The science bulletin of

the Division of Agriculture, Home Economics & Engineering,

University of the Ryukyus(8): 314-324

Issue Date

1961-06

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/23290

(2)

マメ科樹木根痛菌の接種効果 に関す る研究

ア カ シア 。モ

クシ-種 子 に対 す る試 験 (

.

予 報 〕

大 宜 見 朝 栄*

ChoeiOGIMI:Studiesontheeffectsofseedinoculation withRh.・I.kobi・tl)7LOnleguminoustrees.

A testontheseeclsofAcaciam,ollissiJm・aWilld.(Preliminaryl・ePOrt)

Ⅰ 序 論 マメ科,非 マメ科根癖樹木の根癖についての帥胞学的研究はこれまでに かな り発表 されているが, 樹木についての根癖蘭の実地利用に関する研究は, 僅かにマメ科肥料木のアカシア属について植村誠 汰 (1954,1960)が 2,3樹位の純粋分離培養菌を使用 し, 種子接軽の実地利用効果の報告が 見受け られているに過ぎない。 従来,マメ科作物に対する多数の試験結果ではつぎのような場所で栽培する際は, 根癖菌の接穂は 絶対的に必要であるとされて主、る。即ち植村誠次氏によればつぎの如 くである.すなわち, 1) かっ て同種作物または交互接穐群の1位が栽培 されていない場合, 2) 事前に栽培 された同位作物の根に 十分な眼病形成がみ られない場合, 3) 休閑跡地あるいは非マメ科作物を採 り入れた輪作跡地, 4) 不注意な取扱いを受けて過噂に掠奪されている土壌あるいは不良条件を是正 した跡地。 しか してマメ科作物 と同様, 上述のような条件の場所ではマメ科肥料木についてもそれぞれ, 同一 交互接種群に属する植物の培脊板癒蘭の直接接種あるいは保菌土壌の客二ヒ, 根痛摩砕物又はその菌溶 液等の間接接程に よる成長促進により経済的効果をあげ 得 る事は十分期待 されるところである。 しか しマメ科肥料木は共生遊離窒素を固定するのでその賓分摂取関係 も一般樹伍 と異な り且つ, 根槽薗接 種効果 も土性,施肥の種類,割合,畳等により左右されるもの といわれている.一琉球における在来樹 種ならびに等入樹種の うち,マメ科肥料木の根痛菌に関する自然分布状況の調査 お よび 人工接種の研 究は殆ん どなされていない。従 って筆者は昭和 14年末頃,沖縄に最初に導入1)されて 以来,小規模 に試植 されているに過ぎないが, 今後の造林樹種 と して検討の価値あ りとみなされる アカシア ・モ リ シマ (AcaciamollissimaWilld.)につ き,根痛菌の種子に対する接種効果の有無 を言土壌施肥によ る根痛形成お よび該樹の成長 と関連 させて解析する目的で本試験 を実施 した次第である。 植木鉢を使 用 しての短 日時の予備的試験であ り且つ, 試験材料 も少ないので, その経済的効果その他についての 詳師は今後の研究に待つことと し,一応 これまでの概略を予報 と して報告する車に した0 本研究の実施,発表にあた り, 終始懇簡なる御指導 と校閲の労をとられた 農林省林業試験場土壌微 生物研究室長植村誠次博士に心か ら拝謝する。なお,巽験に際 し多大の便宜を与えられ有益な助言を 頂いた琉大農学科宮里興倍助教授,同儲学科鎮西忠茂教授, 岡林学科大山保表教授を始め, 林学科職 *琉球大学虚家政工学部林学科 1)琉球政府経済局林務課官有林係長福山安寄氏談

(3)

マ メ科 樹 木 棟糟 蘭 の接種 効果 に関 す る研 究 815 員に対 し, ここに謹ん で感謝 の意 を表す る。 叉,研究の遂行には 林学科学生野艶

男君 の助 力に負 う 所 が大 きい。付記 して謝意 を表す。

材 料 お よ び 方 法 本試験実施 にあた りその材料,試数 区,方法等 はつぎの如 くであ る。 1) 供 試 土 壌 お よ び 鉢 :

大 附属演 習林, 首里試験地 (那覇市首里石凍在)内 の 第3紀屑泥灰 岩 を基岩 とす る原野土 壌 (埴土) を使用 し地表 0-30cm内外 の表土 を採集 し, 石棟, 根 その他 の爽 紳 助を除去 す るため,節 (B.W .G ♯24,3/16′′mesll)にかけた。本土 壌 は沖縄本 島中部地域 の1部 お よび南部地坪 の大部分 に存 在す る 一般的 な土壌 であ り, 土壌採取個所 周辺 は戦前 まで畑 であ った由 であ るが,戦 後放棄荒廃 し, 現在 ススキ, チガヤ群叢 を豊 し, アカ シア ・モ リシマ と同一 の交互接種

3)(cross-inoculationgroups,Bacteriaplantgroups)に属 す る植物 の生育は観察 されない。散 に土 壌 中の該菌の分 布 は不十分 か若 しくは 否定 され るのではないか と推定 され る土 塊 であ る。 供試鉢 は径 約 20cm鉢 の素焼 であ り鉢底部 に小石磯 を敷 きその上に上記調整済み土壌 を各鉢共,約 2kg宛入れ た。土壌 pH は 6.8.-7.0であ り,矢木式土壌検定器 に よる分析結 果 は第1表 の如 くであ る。 第1嚢 土 壌 分 析 結 果 成 分 有 効燐酸 有効加盟 燐酸吸収力 置換性石炊 可 溶性 アル ミナ 置換性 マグネ シア 置換性 マ ンガ ン 窒 素 塩 分 ア ンモ ニア態 硝酸態 含 有 蛍 >200p.p.m. <3mg 係 数 <500 >0.2070 <50p.p.m. 1500p.p.m. 2.0mg内外 <1.0mg 1.0mg内外 <0.00570 此色嚢中の検定標語 頗 る富 む 僅か に含 む 弱い 頗る富 む 微昆 別 々欠 く 嵩 む 欠 く 別 々欠 く 証 実 験 室 で の佃,珪酸 質 土 壌 ,成 分 含蛍mg単 位 の もの は それ ぞ れ, 土 壌 100g中 の抱 を表 わ す。 2) 供 拭 根 痛 開 :アカ シア ・モ リシマの根橋

駿

林省林業 試験場 よ り1960年 4月,培寒拭験 管3本 の送付 を受け, 当大 学混用

商室にお いて 更 に 培掛 碧殖 (Medium-793))した もの よ り1本使 用 した。 3)試 数 区 :試験 は根痛蘭の二ヒ塊 中の存 在の有無 を推定 し更 に施肥,接種 の効用 を見 る為,つ ぎの 4区に大別 し各区典 それぞれ,10鉢 宛使用 した。従 って供試鉢 は計 40個 であ る。 イ)無施肥無接種 区, ロ)施肥無接種 区, -)無施肥接種区, ニ) 施肥按柾区 なお,施肥 区の各鉢 に対 してはそれ ぞれ,混合肥料 20g(硫酸 ア ンモ ニア,過 燐酸石灰,硫酸加里 それ ぞれ,1:4:2の割合) を施 し鉢 用土 内で均一 にな る如 く充分 配合 した後,各鉢 に入れた。

2)第 ⅤⅠICowpea群・ 細菌-Rhizobium sp.?byFred,Baldwin& McCoy(1932) 3)酵 母浸 出液 マ ンニ ッ ト寒天培養基

K

2HPO 40.5g,MgSO4・7HE0 0.2g,CaCO33g,NaCI0.1g, マンニ ッ ト10g, 寒天`1

(4)

316 大 官 見 朝 栄 4) 播 種 お よ び 管 理 :柾子は水浸 2時間後,7∩-80oC の熱湯で約 30分間,撹坪処

した後,檀 ちに冷水に浸演 させ冷めてか ら

新聞

紙上で気乾 した。 按程区の種子は同様, 発

促進処理後,萌溶液 の接種を行ない 日蔭で当

乞きさせたo 播種-Ei:は各鉢いずれも20粒宛 と し被士は砂土を使用,種子 と 混 じて5月 5日に播付た。 試験区の各鉢は前記, 西畑内の1部に高さ約 3尺の防風垣を

らし東西に 長 く2鉢づつ2つの床土上に列状に配置 し, 強風に具えて木椀 を適当個所に打込み針金を配 してそれ ぞれ.鉢を緊縛 した (図版,第1図参照)。敷革は施 さず日中は 日程を掛け,夜間は原則 として取除い た。乾燥時,即ち雨天お よびその前後 を除 き,

日鉢表土両に1m2当 り5-10mm 程度潅水 した。 6月 15日,発芽本数 10本未満の各鉢 を除き, 他の鉢は 10本宛残 し間引 した。数回に亘 り適宜除草 し6月27日,薬剤散布 (銅水銀剤ボル ド液,水18gに対 し約 45g)を実施,10月 17日, 日揮を除去 した。なお,播穣後,掘取調査 までの気象観測の値 を該地より,約4km,西の地点にある琉球気象台 の資料か ら掲記すれば第2表の如 くである。 第2表 気象観測値 (1960年5月-1960年12月) 5 6 7 8 9 10 ll 12(月) 気 温 oC 23.1 26.0 28.4 27.3 27.4 24.7 21.8 17.4 ●最高気温 ′/ 26.0 28.3 30.8 29.4 30.2 27.4 24.8 19.9 最 低気温 〝 20.6 24.0 26.1 25.6 25.1 22.5 19.3】 15.2 地 面温 度 ′′ 23.8 26.3 30.0 27.7 28.4 24.5 21.4 16.7 相 対湿度

r

o

81 85 81 87 81 72 72 70 未 発 塵 mm 142.0 148.3 208.7 158.3 159.8 167.5 120.9 107.8 降水 日数 >-A.i 14 15 14 18 17 14 9 14 降水総 星 mm 211.6 183.8 197.5 232.6 109.9 49.1 112.3 182.8 (於 琉球気象 台 北緯 26014′東経 127041′)

Ⅰ 結 果 お よ び 考 察

10月 19日,各試験区の標準的な西木の生育状態を示 したのが図版,第 2,3,4図である。12月 16 日,掘取調査を実施, その結果は第3表お よび第1-第8図である。 本程度の資料か ら施肥,接種が アカシア ・モ リシマの苗木成長におよぼす効用につき考察を進める事は未だ不十分 と思われるが, 一 応得 られた第3表,第 1-第 8図の計測結果から判断 してつぎの如 き事実が窺われた。

1

.

苫 高 平均西南は施肥接種区>無施肥接種区>施肥無接柾区>無施肥無接種区 (それぞれ,ⅠV,ⅠⅠⅠ,ⅠⅠ,Ⅰ 区とする)の順序に低 くなっている。 同様の序列で筒高別本数は大 きい背高階級に属する笛木数 お よ びその割合が多 くなっている。又,同一試験区に層する苗木数およびその割合は Ⅰ,ⅠⅠ,ⅠⅠⅠでは高い 苗高階級に屑する苗木数 お よび その割合 がそれぞれ減少 しているが,ⅠⅤ では笛高階級 <5お よび 10-20cm ではいずれ も 14本 (2070),闇高階級>20cm は 26本 (4070)で多 くなっている。 即ち 施肥,按軽の苗高にお よぼす結果ではないか と思われ る。後述する如 く各区, 各鉢の

木はいずれも その1部あるいは大部分の根系は発育が制約 されている。 故に適期に調査すれば Ⅰ,ⅠⅠ,ⅠⅠⅠ,ⅠⅤ の 平均背高の収差は更に見 られるのではないか と推定 される。 2.根 元 径 平均根元径は ⅠⅤ>ⅠⅠⅠ>ⅠⅠ>Ⅰの順序に小 さくなっているo 太い 根元径階級笹属する苗木数 および その割合 も概ね同様の序列である.又,Ⅰ,ⅠⅠ,ⅠⅠⅠでは根元径階級 0.1-0.2cm にいずれ もその 5070

(5)

第 3 表 試 験 区 別 苗 木 計 測 結 果 T ab le 3 . A re su lt s of m ea su re m en ts an d co u n ts fo r se ed li n g of ea ch ex p er im en ta l se ct io n . 試 験 区 E x p er im en ta l se ct io n Ⅰ . 無 施 肥 無 接 種 区 U n fe rt il iz ed an d u n in oc u la te d se ct io n II . 施 肥 無 接 種 区 F er ti li ze d an d u n in oc u la te d se e. ⅠⅠ Ⅰ . 無 施 肥 接 種 区 U n fe rt il iz ed an d in oc u la te d se c. ⅠⅤ . 施 肥 接 種 区 F er ti li ze d an d in oc u la te d se c. 苗 木 数 a ) N u n

.

of p la n ts 本 57 48 46 宙 高 H ei gh t 根 元 径 D ia m et er on g ro u n d 0 .1 2 0 .2 9 地 上 部 重 量 W ei gh t o f th e to p 4 .4 7 全 重 量 T o t a1 w ei gh t ど 0 .1 9 6 .5 9 主 根 長 L en g 血 of m ai n ro ot 16 .8 2 1 .4 弱 さ 度 e ) In de x of sl en de rn e s s 1 5 3 1 9 9 21 註 : a) 各 区 , 枯 死 , 瀕 死 木 を 除 い た 苗 木 数 。 b ) C) N ot e : a) b) C) 苗 木 1 本 当 り 平 均 値 。 他 の 数 値 も 同 株 。 地 上 部 の 長 さ と 地 上 部 の 風 乾 重 の 此 。 N u m b er of h ea lt h y se ed li n gs in ea ch ex p er im en ta l se ct io n . A ll fi g u re s ex p ec t th os e on th e fi rs t co lu m n fr om th e le ft in d ic at e av er ag es fo r th e h ea lt h y se ed li n gs . R at io of le ng 血 to w in d-d ry w ei gh t of th e to p . 7 ・*重要港養蚕魂8幕露 替 頴 やrl蛋 ヰ 望 UF冷 肥 ilii

(6)

第 3 表 続 き T ab le 3 . (C on ti n u ed ) 試 数 区 E x p tl . se e . ⅠⅠ ⅠⅠⅠⅤ 0 .5 4 .8 13 .0 0 .2 × 0 .1 × 0 .1 < 6 .0 6 .0 -10 .0 10 .0 -17 .0 > 17 .0 根 癖 総 数 【% ] T o ta l n u n . R . n o d u le 【% ] 1 .6 × 2 .0 × 0 .6 < 6 .0 6 .0 -10 .0 10 .0 -17 .0 > 17 .0 根 痛 総 数 [% 】 T o ta l n u n . R . n o d u le [% ] 0 ●2 × 1 .9 × 1 .7 < 6 .0 6 .0 -10 .0 10 .0 -17 .0 > 17 .0 根 痛 総 数 [% ] T o ta l n u n . R . n o d u le 【% 】 太 さ 別 根 増 数 N u n . o f n o d u le of d iH er en t d ia m et er . 18 (0 .3 2 ) * 6 (0 .1 0 ) 4 (0 .0 7 ) 8 (0 .1 4 ) 1( 0 .0 2 ) 1( 0 .0 2 ) 24 [6 3 .2 ] ; 14 [3 6 .8 ] 8 (0 .1 7 ) 3 (0 .0 6 ) 1( 0 .0 2 ) 芸 (E3 :..8 :8 日 12 [5 4 .6 ] 10 [4 5 .5 ] 10 (0 .2 2 ) 10 (0 .2 2 ) 20 [9 .3 ] 40 (0 .5 9 ) 20 (0 .2 9 ) 12 (0 .1 8 ) 29 (0 .4 3) 10 1 [1 2 .4 ] FJ444EiiJGid り一ワ︼●●0 300 同912一piRqLu 411 162 [7 5 .4 ] . 32 9 (4 .8 4) 10 0 (1 .4 7 ) 55 (0 .8 1) 5 6 (0 .8 2 )

2

6

(0

.5

7

) 6

(0

.1

3 ) 1 (0 .0

2

) 2 2 (0 .3 9) 14 (0 .2 4 ) 1 (0 .0

2

) 1( 0 .0 2 ) 12 (0 .2 5) 7 (0 .1 5) 3 (0 .0 6) 18 5 (4 .0 2 ) 27 (0 .5 9) 3 (0 .0 7) 33 [1 5 .4 ] .I 2 15 + 6* * 10 6 (1 .5 6 ) 38

(0.5

6)

22 (

0.

3

2)

l l( 0 .

16)

47

5(

6.

99

)

15

8(

2.

32

)

89(1

.3

1) 9 6 (1 .4 1) 註 : * 苗 木 1 本 当 り 平 均 根 痛 数 。 * * 調 査 前 , 根 系 よ り 落 下 し た 根 痛 数 。 落 下 根 痛 数 は 平 均 根 痛 数 , 最 大 根 痛 算 出 に あ た っ て 計 上 さ れ て い る 。 N ot e :

*

F ig u re s in th e p ar en th es es in d ic at e o f ro o t n o d u le p er se ed li n g . * * N u m b er s of ro ot n o d u le d et ac h ed b ef o re re se rc h ・ T h os e 丘 g u re s a re in cl u de d in ca lc u la ti n g th e a ve ra g e an d m ax im u m n u m b er s of ro ot n o d u le .

(7)

マ メ科 樹 木 根糟 関 の接種 効 果 に関 す る

究 (s JLL P td Jo J a q Lu n N ) 戯 洛 <5 5-10 10-20 >20cm 苗 高(Height) 第1図 各 区苗 高別 本数 配 分曲線

Fig・1 Numberofseedlingsofdi仔erellt heightclassesineachexperimental sectlOn. Ⅰ 無 施 肥 無 接種 区 Unfertilizedandunill()Culatedsectinn. ⅠⅠ施 肥 無 接 種 区 Fertilizedandunin()culatedsectir1n. ⅠⅠⅠ無 施 肥 接 種 区 Unfertilizedandin()culatedsecti(1m. ⅠⅤ 施 肥 接 種 区 Fertilizedandinoculatedsection. 盲 ut二 d ち J aq E n N ) 衰 阜 <0・1 0・1-1・0 1・0-5・0 >5・Og 地上部重量 (Weightofthetop) 第3図 各 区地 上部 重 畳別 本 数 配 分 曲 線

Fig・3 Numberofseedlings ofdifferenttop weight classes in each e叩erimelltal section. 本 uqJ OTT. ( s T u ヱ d Jo J a q E n

N

)

藁 阜 319 <0.1 0.I-0.2 0.2-0.3 >0.3cm 根 元 径(Diameterongroulld) 第2図 各 区 根元 径別 本 数 配分 曲線

Fig.2 Numberofseedlingsdifferentdiameter classesil一eachexperimentalsection.

( s l uュ d Jo J

a

q Lu n N ) 点 せ <0. 1 0.I-1.0 1.0-5.0 >5.0g 全重義 (TotalWCight)

4図 各 区 全 重 畳 別 本 数 配 分曲線

Fig・4 Numberofseedlingsofdifferent total weight classes in eaclle X-perimelltalsection.

(8)

320 ( s T u e td J o

J

a q

Lun

N ) 東

栄 朝 見 宜 大

<

0・1 0・1-1.0 1・0-5.0 >5.0g 地上部風乾重(Wind-drytopweight) 第5図 各 区地 上 部 風 乾 重 別 本数 配 分 曲線

Fig・5 Numberofseedlingsofdifferent wind-drytopweightclassesilleach experilllentalsection. 0 4 (s lu t!.t d ) o J a q E n N ) 鼓 せ 20 <10 10-20 20-40 >40cm 側恨長(Lengthoflateralroワt) l

Fig・7 Numberofseedlingsofdi鮎rent lengthclassesoflateralrootineach experimentalsection. (s lu t2t d J o Ja q E n N ) 藁 * <10 10-20 20-40 >40cm 王恨長 (Lengthofmainr')ot) 第6図 各 区 主 根 長 別 本 数 配分 曲線

Fig・6 Numberofseedlingsofdi鮎rent lcngthclassesofmainrootineach cxperimentalsection. 本 50 ( s lu tZ td J o J a q u n N ) 顛

*

>20 20-10 10-5

<

5 弱 さ度(IndexofslendemeSS) 第8図 各 区 弱 さ皮 別 本 数 配分 曲線

Fig・8 Numberofseedlingsofdifferent classes of slenderness in experi一 mentalsection.

(9)

マ メ科 樹 木 根痛 歯 の接種 効果 に関 す る研 究 321 以上 (57-89u/o)の苗木が集中 しているが ⅠV では根元径階級 O.1-O.2cm,220/o;同0.2-0.3cm, 3570;同 >0.3cm,43% とな り良好な直径生長を している. 3. 地 上 部 重 量,全 重 量,地 上 部 風 乾 重 平均地上部重塁,平均全重

,平均地上部風乾重はいずれ も ⅠⅤ>ⅠⅠⅠ>ⅠⅠ>Ⅰ の順序である。 同様 な序列でそれぞれ, 重い階級に属する西木数お よびその割合 も概ね多 くなっている. 平均地上部重宝 についてⅠⅤ の西木は Ⅰ,ⅠⅠ,IIIの各西木のそれぞれ, 約 41,約 37,約 3倍重である.全重量で はそれぞれ,約 35,約 31,約3倍重,平均風乾重ではそれぞれ,約 65,約49,約 3倍重である。 つま り接種区の苗木は しか らざるものに此 し, いづjlも格段の差違があ り又, 接種 して も肥料を施与 するか しないかで西木各重量に可成 りの影響を与えるように思われた. 4. 主 根 長,側 根 長 鉢内において 根系の正常 な発達状態 を観察す るためには 掘取調査が遅 きに失 した (播種後,約7

月 目)。 即ち鉢高 (地際か ら鉢底 まで)は 17才cm であるが 主根長が鉢高 を上廻 っている

数お よ びその割合は Ⅰ では >17本 (30

%);

ⅠⅠ,>24本 (509/o)・,ⅠII,>22本 (4870)・,IV,>53本 (78%)で, これ等の各背水はいずれも鉢底に連 したと思われ,甚 しいのは鉢底 で鉢壁に沿い互いに錯 綜 して幾重に も巻いていた。平均主根長はⅠⅠ,ⅠⅠⅠの各

木は同値 であ り,ⅠV は Ⅰの約 2倍である。 側板 も西木の1部は鉢内で主根同様, 発育を阻害 された ものが見 られ, 多 くは鉢壁に沿い鉢の上部か ら下部まで, 淡褐色の板系 (太根,紳根)が白根 と抑 こ多量に観察 された. 平均側板長はⅠⅤ>ⅠⅠⅠ> ⅠⅠ>Ⅰの順序である。 又,同様 な序列 で 側板の大 きい階級に属する苗木数お よび その割合が概ね多 く なってい る。 故に適期に調査 を実施すれば各区苗木の主眼長において も側板長の場合 と同 じ傾向が窺 われ,且つ,それぞれ更に各区毎の較差が見 られ るのではないか と推定 される。 5.覇 さ 虚 弱 さ皮は地上風乾重 1g当 りの苗長 を現わす ものであ り, これが小 さい値 を示す程,地上部の質的 充実度を増すもの とされる。 各区苗木の平均弱 さ皮は Ⅰ>ⅠⅠ>ⅠⅠⅠ>ⅠV の順に小 さい佃 を示す。同様 の序列で小 さい弱 さ皮階級に属する苗木数お よびその割合が概ね多 くなっている。 6. 根 癌 数,太 さ 別 深 さ 別 根 癌 菅 生 状 況 接種区の笛木は無接種区の苗木に此 し太い 根痛階級に属する苗木数お よびその割合が概ね大 きく, い ずれの場合でもⅠⅤ の苗木は地区に此 し勝れている。Ⅰお よび ⅠⅠの各苗木の平均根療数はそれぞれ, 0.7,0.5である。 この現象は,根槽菌の自然感染によるかあるいは作業時における不注意な操作に よ るものではないか とも試験経過か ら推定 されるので更に追試を重ねて 吟味 したい。 各試験区における 闇木の根痛着生の位置 (深 さ)はいづれ も深 さ<6.0cm に最 も多 く,次いで 6.0.-10.0cm に多い 。 つま り深 さ10cm までにその大部分の根癖が着生 しているO即ち Ⅰでは 36佃 (94.770)・,ⅠⅠ,19個 (86.470)・,ⅠⅠⅠ,212個 (98.6%)・,ⅠV,633個 (77.4%)の如 くである。鉢底 に達 した と思われる長 さ 17.3cm 以上の根系に着生 している根痛は Ⅰに1個,ⅠⅠ,ⅠⅠⅠには見受け られず ⅠV は 96個 (着生 苗木 16本) も観察 された.つ ま り ⅠV の苗木は今後更に旺盛 な生長 を期待出来 る1旧 く数が地区の場 合 よ り多いのではないか と考え られる。

結 論 農業におけるマメ科作物の根癖蘭接種利用は古 くか ら各国で実行 され, それ等の牧虫の増加 お よび 品質の向上に著 しい影響を与えている。 林業 では1953年以降, 植村誠次氏が 2,3マメ科肥料木の 純粋分離培養菌の種子接柾試験 を実施 しその接種効果が経済的に 多大の利益をもた らす事実 を証明 し

(10)

322 大 地: 見 朝 栄 ている。筆者 はこの点に関 し非常 に多 くの示唆 を受けたので アカ シア ・モ リシマに対 す る該菌の種子 接種試験 を植 木鉢 を使用 し野外 において実施 したのであるがつぎの如 き結論 を得 た。 一般 にい って 同一試験 区の各鉢 の苗木の成長 はそれぞれ, 不揃いであ るが各区,各鉢 の苗木形態, 各部位 の長 さ,重 さは 施肥接種区 >無施肥接柾区>施肥無接種 区 >無施肥無接種区の順序で, 且つ, この序列 で大 きい階級 に属 す る笛木数 お よびその割合が概 ね多 くなってお り, 弱 さ度 は同 じ順序で小 さ くな ってい る。 平均般櫛数 は,無施肥,施肥両区 を通 じ, 接磁区は無按撞区に此べ著 しく増 加 してお り, 将 に施肥 接種区において著 しい結 果が得 られた。 本試験結果か ら判断 す ると, 少 な くとも本試験 に使用 した土壌 中には, アカ シア属 その他 カウピー (Cowpea)群 に属 す る根癖 歯の分布 は皆無 に近 く, この様 な土壌 で アカ シア属 の造林 を実施する場合 は,板癖蘭の接柾 と,適 当な施肥が,是非 とも考慮すべ き問題 と考 え られ る。

摘 要 琉大附属演習林 ,首里試験地 内において,試験地 内土壌 を入れた40個 の植木鉢 (約 20cm鉢)を 使用 しアカシア ・モ リシマの根癖 繭の程子接種試験 を施肥試験 と兼ねて 実施 したが, その結果は第 3 表お よび第1-第8図の如 くであ る。即ち接槌区の苗木は無按位区の苗木に比較 し無施肥,施肥(1鉢 当 り土壌畳,約 2kg宛,施肥区は混合肥料 20g,硫酸 ア ンモニア,過燐酸石灰,硫 酸加里それぞれ, 1:4:2の割合)の如何 にかかわ らず 背高,根元径,地上部重畳,全重量,主根長,側板長, 弛上部 風乾重,根輝数等 のそれぞれ,1本 当 り平均値が多 く, 平均弱 さ度 は小 さい値 を示 してい る。 つ ま り 接種区の曹木は成長が勝れ特 に施 肥接種区の苗木は他の 3試験区の各西木に 比較 し平均 して 最 も良好 な生長 を示 してい る。 本土壌にお ける アカシア属 の般糟蘭の分布 は極めて不足 してお り,播位 に酪 して 娘輝菌の按柾は最 初に考慮 され るべ き問題 と考 え られ る. 参 考 文 献 1) 鎮西忠茂 ・宮里興信典 訳 1959 根痛蘭と豊 科植 物 との関係. 琉大鹿家政工 学部 学術報 告, 6:154-165. 2)金平 亮 三 1921 3)小西 亀太 郎 1949 4)中島莞 蘭 1953 5)住江金之 1948 6)滝元清適 1930 7)植 村誠次 1954 F J Eiid liJ 8 9 01 木麻黄 の菌 根接種二 閑 スル1,2ノ例. 台湾林試報 7:45-52. 緑肥 と根痛菌 の研 究. アカ シア ・モ リシマの養田 と植 林.福 岡県 林 粥, 林業 普及資料 1. 虚業細菌 学. 微生物及植 物病理 学実験法. 豊 科樹木 と根槽菌 に関 す る研 究 (Ⅰ)2,3アカ シア属樹種 にお け る根痛薗接 種 の効 果 につい て (予報).林 試研報 68:203-214. 1955 非豊科植 物 の根輝 について, 宵林学新 説 212-241. 植 村誠次 ・玉 木 廉士 ・松 任I宗安 1960 マメ (竃)科樹木 と根癖菌 に関 す る研究 (ⅠⅠ),禿僻地 にお け るアカ シア属 の直播 造林, 特 に根痛菌 接種 の効果 について. 林試研報,124:1-19. 呉 敏 憩…1958 台湾豆科根癖菌人 工接種 問題 の研 究. 戯林 学院,7. 1960 豆 科根癖 菌粉質接種 剤試験. 中華農学会 報 , 32.

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マノトト倒

411

山U)接雌効 火にrllH-るll-)r光

誹,I1図 試 験 区 の各 帥 般 ;h'.1人}Ti・ Fig.1 SeトLlP Ofpots111eachexperlmentとLI

secllOll. 323

'

byl,12E晋】 左 鉢 よ り (舵, 後 の各 鉢 は 同一 .拭.J脇区 ) JJl.り馴ul無 接雌 lメ,施肥.r.H.u澄枝虹 f.El.UyJu川ul接碓 I〆.,施肥接雌lA Flg.2 LefLLo I.)ght(LLlow Ofpots、vasLru`LLed blmiIとlI・1y.), LHll'elLllized iLlld LlnlnUCu】LILed sccLIOn, fcrtl】lZed L111d uninocLHとLtCd sec., u11ferLillZed こInd lnOCulLtLedsec.,fel-Lili7.ed ilnd lllOCulLLLedscc. ^ LTl;3図 左2鉢,無方馴巴:蝿接種 区 右2鉢,施肥州鞍柾 lさ:

Fig.3 Left2pots.Llllfe1-LilI7.edandulllnOCulとILc(1 sectlOn; Rigl1t2pots.ferLlllZed and

un-inocL1Ⅰとttedsec.

'

ipfち/-112f 左2鉢, .fl托施肥 は磁 区 /

I(ll2鉢,施肥は碓TS(

Fig,4 LefL2pots.LLnfertH,zedtmdlnOCulHLcd sectl()】1・,Right2 pots.fcrtllized and illOCLthLedseL

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Summary

The author studied on the inoculation of root nodule bacteria to Acacia. 1nollissinul

Willd., together with fertilization test. The experiment was made at theShuri experimental

site in Demonstration Forest of University of the Ryukyus, using 40 pots (about 20cm in

diameter) in total. As shown in Table 3 and Figure 1-8, the inoculated seedlings had greater

height, diameter on ground, weight of the top, total weight, length of main root, length of

lateral roots, dry-weight of the top, number of root~odules, etc. than the uninoculated ones

in average, in both unfertilized and fertilized sections (the quantity of soil per pot was 2kg

collected from the experimental site, 20 g of the mixing fertilizer in which the ratio of nitrogen sulphate, calcium superphosphate, and potassium sulphate is 1 : 4 : 2). The seedlings inoculated

are smaller in the index of slenderness than the one uninoculated. And the results showed

that the growth of inoculated seedlings was superior, especially those of fertilized and inoculated section were best than the other three sections in average.

Judging from the results of this experiment, Acacia 1~hizobiu1n seems to be dificient in

the soil, so it is essential to inoculate the seeds with ]<'hi:zobiul1t when they are sown in these

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