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COBRAを用いた双極性障害の認知機能障害に関する検討 学位論文審査の概要(平成28年度修了:平成19年度以降入学者) | 北海道大学 医学部医学科|大学院医学院|大学院医理工学院|大学院医学研究院

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 豊 島 邦 義

主査 教授 吉 岡 充 弘

審査担当者 副査 教授 森 本 裕 二

副査 教授 渡 邉 雅 彦

副査 教授 久 住 一 郎

学 位 論 文 題 名

COBRAを用いた双極性障害の認知機能障害に関する検討

(Studies on cognitive impairment assessed by COBRA in bipolar disorder)

双極性障害では寛解期においても認知機能障害が残存し、社会機能に影響を及ぼすことが知ら

れているが、主観的認知機能に関する報告は乏しい。したがって、本研究では双極性障害の主観

的認知機能障害評価尺度である Cognitive complaints in bipolar disorder rating assessment

(COBRA)日本語版を作成し、信頼性および妥当性を検討した。その後、COBRA日本語版を用い

て、主観的認知機能と客観的認知機能、Quality of life (QOL)、病識、事象関連電位との関連につ いて、それぞれ検討を行った。その結果、COBRAは、処理速度、社会機能と関連するQOL、現 在の服薬の効果に関する病識、不随意的注意との間でそれぞれ有意な相関を認めた。

質疑応答では、主査の吉岡充弘教授より双極性障害の認知機能障害に対する早期介入の必要性

および神経心理学的検査と事象関連電位で評価される注意機能の相違について、副査の森本裕二

教授よりうつ病と双極性障害における認知機能障害の相違および双極性障害の認知機能障害にお

ける生物学的基盤について、副査の渡邉雅彦教授よりCOBRAを用いた研究の世界的な流れおよ びCOBRA 日本語版を用いた研究の今後の展望

について、

副査の

久住一郎教授より双極性障害 の主観的認知機能障害を評価する意義および主観的認知機能と客観的認知機能の関係が今後どの

ように解明されていくと考えているかについて質問があった。いずれの質問に対しても、申請者

は双極性障害および関連疾患に関するこれまでの研究結果を引用し、また、今回の研究結果をふ

まえて、これまで明確になっている部分と今後検討されるべき課題について的確に回答した。

この論文は双極性障害の認知機能障害を主観的認知機能の観点から幅広く検証した論文として

高く評価され、今後の研究により認知機能障害の病態解明および有効な治療法の開発に資するこ

とが期待される。

審査員一同は、これらの成果を高く評価し、大学院課程における研鑽や取得単位なども併せ、

参照

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