公共建築改修工事標準仕様書対応 日本ペイント製品塗装仕様書 平成22年度版

国土交通省大臣官房官庁営繕部監修

公共建築改修工事標準仕様書対応

日本ペイント製品塗装仕様書

平成２２年度版

８節 耐候性塗料塗り（DP） ７．８．１ 適用範囲 この節は、屋外の鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面、コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗りに 適用する。 ７．８．２ 鉄鋼面耐候性塗料塗り （a）鉄鋼面耐候性塗料塗りは、表７．８．１により、種別は特記による。なお、製作工場で加工した部分 の下塗りは、（b）（2）による 表７．８．１ 鉄鋼面耐候性塗料塗り 種別 塗料その他 工 程 A 種 B 種 C 種 _{規格番号 規格名称 種類} 商 品 名 塗付け量 (㎏/㎡) ○ ― ― 表７．２．２によるＲＡ種 ― ○ ― 表７．２．２によるＲＢ種 下地調整 ― ― ○ 表７．２．２によるＲＣ種 ○ ― ― JIS K5552 ジンクリッチ _{プライマー} 2 種 ﾆｯﾍﾟｼﾞﾝｷｰ 8000 ﾒﾀﾙｸﾞﾚｰ ﾆｯﾍﾟｼﾞﾝｷｰ 8500 ｼﾝﾅｰ 0～5% １ 下塗り ( １ 回 目) ― ○ ○ JASS 18 M-109 変性エポキシ樹脂 プライマー 変性ｴﾎﾟ ｷ ｼ 樹 脂 ﾌﾟﾗｲﾏｰ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～10% 0.14 ○ ― ― JIS K5551 構造物用さび止め _ペイント A 種 ハイポン 30 ﾏｽﾁｯｸﾌﾟﾗｲﾏｰ K ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～5% ２ 下塗り ( ２ 回 目) ― ○ ― JASS 18 M-109 変性エポキシ樹脂 プライマー 変性ｴﾎﾟ ｷ ｼ 樹 脂 ﾌﾟﾗｲﾏｰ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～10% 0.14 ３ 下塗り ( ３ 回 目) ○ ― ― JIS K5551 構造物用さび止め ペイント A 種 ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾏｽﾁｯｸﾌﾟﾗｲﾏｰ K ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～5% 0.14 ４ 研磨紙 ずり ○ ○ ○ 研磨紙Ｐ１２０～２２０ (ふっ素系仕上げ の場合) ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ 中塗 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% ５ 中塗り ○ ○ ○ JIS K5659 鋼構造物用耐候性 塗料 中塗り 塗料 （ｼﾘｺﾝ系仕上げ の場合） ― 0.14

(ﾎﾟﾘｳﾚﾀﾝ系仕上 げの場合) ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾏｽﾁｯｸ 中塗 K ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～10% 1 級の場合(ふっ 素系) ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% 2 級の場合（ｼﾘｺﾝ 系） ― ６ 上塗り ○ ○ ○ JIS K5659 鋼構造物用耐候性 _塗料 等級は 特記に よる。 3 級の場合(ﾎﾟﾘｳ ﾚﾀﾝ系) ハイポン 50 上塗 ﾊｲﾎﾟﾝｳﾚﾀﾝｼﾝﾅｰ 0～20% 0.10 （注）１．新規に塗装を行う場合は、Ａ種とする。なお、工程６まで製作工場で行う場合は、工程４は省略 する。 ２．JASS 18 M-109 は、日本建築学会材料規格である。 （b）新規鉄骨等鉄鋼面の下塗りは、次による。 （1） 下塗りは、製作工場において組立て後に行う。ただし、組立後塗装困難となる部分は、組立前に下塗 りを行う。 （2） 製作工場で溶接した箇所の下塗りは、ディスクサンダー又は研磨紙Ｐ１２０程度で金属素地面が現れ るまで錆等を除去し、エポキシ樹脂塗料（１種下塗塗料）を２回塗りのうえ、構造物用さび止めペイ ント（A 種）を３回塗る。 （3） 現場組立後、現場接合部及び組立中の下塗り損傷部分は、ディスクサンダー又は研磨紙Ｐ１２０程度 で金属素地面が現れるまで錆等を除去し、変性エポキシ樹脂プライマー（表７．３．２のＢ種）を３ 回塗る。 ● 上記以外に下記製品も使用可能です。 • デュフロン１００フレッシュ（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 1 級） • ハイポン５０ファイン（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 3 級） • デュフロン１００中塗Ｋ（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • デュフロン１００中塗（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • ハイポン３０ファイン中塗（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • ハイポン２０ファイン（JASS18 M-109 変性エポキシ樹脂プライマー） 組合せ例 工程 仕上種類 種別 上塗り 中塗り 下塗り (3 回目) 下塗り (2 回目) 下塗り (1 回目) A 種 ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌﾚｯｼｭ ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 中塗 K ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾏｽﾁｯｸﾌﾟﾗｲﾏｰ K ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾏｽﾁｯｸﾌﾟﾗｲﾏｰ K ﾆｯﾍﾟｼﾞﾝｷｰ 8000 ﾒﾀﾙｸﾞﾚ B 種 C 種 ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌﾚｯｼｭ ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 中塗 K 又は ﾃﾞｭﾌﾛﾝ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ 上塗り 1 級

上塗り 3 級 B 種 C 種 ﾊｲﾎﾟﾝ 50 ﾌｧｲﾝ ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾌｧｲﾝ中塗 － ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾌｧｲﾝ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾌｧｲﾝ

８節 耐候性塗料塗り（DP） ７．８．１ 適用範囲 この節は、屋外の鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面、コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗りに 適用する。 ７．８．３ 亜鉛めっき鋼面耐候性塗料塗り 亜鉛めっき鋼面の耐候性塗料塗りは、表７．８．２により、種別は特記による。 表７．８．２ 亜鉛めっき鋼面耐候性塗料塗り 種別 塗料その他 工 程 A 種 B種 C 種 _{規格番号 規格名称 種類} 商 品 名 塗付け量 (㎏/㎡) ○ ― ― 表７．２．３によるＲＡ種 ― ○ ― 表７．２．３によるＲＢ種 下地調整 ― ― ○ 表７．２．３によるＲＣ種 １ 下塗り ○ ○ ○ JASS 18 M-109 変性エポキシ樹脂 プライマー 変性ｴﾎﾟ ｷ ｼ 樹 脂 ﾌﾟﾗｲﾏｰ ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～10% 0.14 ２ 研磨紙 ずり ○ ○ ― 研磨紙Ｐ１２０～２２０ (ふっ素系仕上げ の場合) ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ 中塗 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% (ｼﾘｺﾝ系仕上げの 場合) ― ３ 中塗り ○ ○ ○ JIS K5659 鋼構造物用耐候性 _塗料 中塗り 塗料 (ﾎﾟﾘｳﾚﾀﾝ系仕上 げの場合) ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾏｽﾁｯｸ 中塗 K ﾊｲﾎﾟﾝｴﾎﾟｷｼｼﾝﾅｰ 0～10% 0.14 1 級の場合(ふっ 素系) ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% ４ 上塗り ○ ○ ○ JIS K5659 鋼構造物用耐候性 _塗料 等 級 は 特 記 に よる 2 級の場合(ｼﾘｺﾝ 系) ― 0.10

3 級の場合(ﾎﾟﾘｳ ﾚﾀﾝ系) ハイポン 50 上塗 ﾊｲﾎﾟﾝｳﾚﾀﾝｼﾝﾅｰ 0～20% （注）１．新規に塗装を行う場合は、Ａ種とする。なお、工程４まで、製作工場で行う場合は、工程２は省 略する。 ２．新規鋼製建具等の下塗りの工法は、７．３．３（e）による。 ３．種別がＡ種及びＢ種の場合は、下地調整の工程５「エッチングプライマー塗り」を省略する。 ４．JASS 18 M-109 は、日本建築学会材料規格である。 ● 上記以外に下記製品も使用可能です。 • デュフロン１００フレッシュ（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 1 級） • ハイポン５０ファイン（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 3 級） • デュフロン１００中塗Ｋ（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • デュフロン１００中塗（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • ハイポン３０ファイン中塗（JIS K5659 鋼構造物用耐候性塗料 中塗り塗料） • ハイポン２０ファイン（JASS18 M-109 変性エポキシ樹脂プライマー） 組合せ例 工程 仕上種類 種別 上塗り 中塗り 下塗り(1 回目) A 種 B 種 C 種 ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌﾚｯｼｭ ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 中塗 K 又は ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 中塗 ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾃﾞｸﾛ 上塗り 1 級 A 種 B 種 C 種 ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 100 ﾌｧｲﾝ中塗 ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾌｧｲﾝ 上塗り 3 級 A 種 B 種 C 種 ﾊｲﾎﾟﾝ 50 ﾌｧｲﾝ ﾊｲﾎﾟﾝ 30 ﾌｧｲﾝ中塗 ﾊｲﾎﾟﾝ 20 ﾌｧｲﾝ

耐候性塗料塗り（DP） ７．８．１ 適用範囲 この節は、屋外の鉄鋼面、亜鉛めっき鋼面、コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗りに 適用する。 ７．８．４ コンクリート面及び押出成形セメント板面耐候性塗料塗り コンクリート面及び押出成形セメント板面耐候性塗料塗りは、表７．８．３により、種別は特記による。 表７．８．３ コンクリート面及び押出成形セメント板面の耐候性塗料塗り 種別 塗料その他 商 品 名 塗付け 量 ( ㎏ / ㎡) 工 程 A -1 種 A-2 種 Ｂ － １ 種 B-2 種 C-1 種 C -2 種 規格 番号 規格名称 種類 ○ ― ○ ― ○ ― 表７．２．６によるＲＢ種 下地調整 ― ○ ― ○ ― ○ 表７．２．６によるＲＣ種 １ 下塗り ○ ― ○ ― ○ ― JASS 18 M-201 反応形合成樹脂 ワニス 2 液形ｴ ﾎ ﾟ ｷ ｼ 樹 脂ﾜﾆｽ 浸透性ｼｰﾗｰ 無希釈 0.08 ○ ○ ― ― ― ― JASS 18 M-405 常温乾燥形ふっ素 樹脂塗料用中塗り ― ※ ﾃﾞｭﾌﾛﾝ ４ＦⅡ中塗 ﾃﾞｭﾌﾛﾝｼﾝﾅｰ 5～15% ― ― ○ ○ ― ― JASS 18 M-404 アクリルシリコン 樹脂塗料 ｱｸﾘﾙｼﾘ ｺﾝ樹脂 塗料用 中塗り ﾌｧｲﾝｼﾘｺﾝ ﾌﾚｯｼｭ 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% ２ 中塗り ― ― ― ― ○ ○ JASS 18 M-403 ２液形ポリウレタン 樹脂ｴﾅﾒﾙ用中塗り ２ 液 形 ﾎﾟﾘｳﾚﾀﾝ 樹脂ｴﾅﾒ ﾙ用中塗 り ﾌｧｲﾝｳﾚﾀﾝ U100 塗料用ｼﾝﾅｰ A 5～10% 0.14 ○ ○ ― ― ― ― JIS K5658 建築用ふっ素樹脂 塗料 ― ※ 1 ﾃﾞｭﾌﾛﾝ 4ＦⅡ ﾌﾚｯｼｭ ﾃﾞｭﾌﾛﾝｼﾝﾅｰ 10～30% ― ― ○ ○ ― ― JASS 18 M-404 アクリルシリコン 樹脂塗料 ｱｸﾘﾙｼﾘ ｺﾝ樹脂 ｴﾅﾒﾙ ﾌｧｲﾝｼﾘｺﾝ ﾌﾚｯｼｭ 塗料用ｼﾝﾅｰ A 0～10% ３ 上塗り ※ 2 0.10

（注）１．JASS 18 M-201、M-403、M-404 及び M-405 は、日本建築学会材料規格である。

※ １．デュフロン４ＦⅡフレッシュは、JIS 規格の相当品です。（社内試験で該当の性能を満たしており ます。）

※ ２．ファインウレタン U100 は、JIS A5658 建築用耐候性上塗り塗料 ３級に合格しております。 （JIS K5656 は 2012 年現在、JIS K5658 に統合運用されております。）