空
手
道
競
技
規
定
組 手 競 技
形
競
技
目 次 組手競技 組手競技場 規定の服装 組手競技の構成 審判団 競技時間 得点 判定基準 禁止行為 罰則 競技における負傷及び事故 異議申し立て 権限及び義務 競技開始、通団、終了 修正 形競技 形競技場 規定の服装 形競技の構成 審判団 判定基準 競技運営 用語 ジェスチャー及び旗の合図 主審及び副審の為のガイドライン 記録係の記号 組手競技場の配置図 形競技場の配置図 JKF指定方リスト WKF形リスト 第 1 条 第 2 条 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 6 条 第 7 条 第 8 条 第 9 条 第 14 条 第 1 条 第 2 条 第 10 条 第 11 条 第 12 条 第 13 条 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 6 条 付録 1 付録 2 付録 3 付録 4 付録 5 付録 6 付録 7 付録 8
組手競技 第1条 組手競技場 1. 競技場は平坦で危険のない状態でなければならない。 2. 競技場はマット敷きで一辺が8メートル(外側から計測して)、安全域と して各辺2メートルを含む正方形でなければならない。(両脇に2メートル の安全域を設けなければならない。)床面から1メートルの高さまで高くし てもよい。高くした壇は、競技場と安全域を含め、一辺の長さは最低12メ ートルとする。 3. 主審の位置として、競技場中央から2メートルのところに50cmのラインを引く。 4. 競技者の位置として、競技場中央から1,5メートルのところに主審所定 線と直角をなす2本の平行線を1メートルの長さで引く。 5. 副審は安全域に座るものとする。主審の正面に1名、各競技者の後方かつ 主審ラインから1メートル離れたところに1名づつ座るものとする。各副審 とも赤・青の旗を所持する。 6. 監査は、主審左後方の安全域外側に設けられた小さなテーブルにつくもの とする。赤旗又は標識、ブザーを所持する。 7. 記録主任は、得点記録係と時間記録係の間に設けられた公式記録席につく ものとする。 8. 1メートルの縁は、マット敷きの部分と異色にする。 説明 1. 競技場安全域外側周辺2メートル以内には、広告板、壁、柱等があっては ならない。 2. 使用するマットは、床と接触するところはノンスリップとするが、上側表 面は摩擦係数の低いものでなければならない。
マットは柔道のマットほど厚いと空手の動きが妨げられるため、それより薄いものとする。 マットの縫い目が動いて離れると、その隙間が負傷を引き起こし危険であるため、 主審は競技中にそれらが離れないよう注意すること。 全空連承認のものであること。 第2条 規定の服装 1. 審判員、競技者及びコーチは、ここに定められる規定の服装を着用しなけ ればならない。 2. 正・副審判長は、この規定に従わない審判員又は競技者の資格を剥奪する ことができる。 審判員 1. 審判員は、全空連が指定する規定の服装を着用しなければならない。この 服装は、あらゆる競技会及び講習会の際に着用しなければならない。 2. 規定の服装は下記の通り。 銀ボタン2つ付き、シングルの紺色のブレザー 半袖の白Yシャツ。 ネクタイピンなしで規定のネクタイ着用。 折り返し無しで無地の灰色のズボン。 競技場では、無地の紺又は黒色の靴下、黒のスリップオン(金具・紐無し)の靴を着用。 女子の審判員はヘヤークリップを使用してよい。 競技者 1. 競技者は、白で無印の空手着を着用しなければならない。自国の紋章又は 国旗だけは付けてもよい。これらは上着の左胸に付けるものとし、その大き さは全体で10cm平方を越えてはならない。製造業者が始めから付けたラ ベルだけは、空手着のすその右角とズボンのウエストの位置等、通常認められている
位置であれば表示されてもよい。さらに組織委員会が交付した識別番号を背中に付 けてもよい。競技者の1人は赤帯、もう1人は青帯を着用しなければならな い。赤・青帯の幅を約5cmとし、長さは結び目の両端に15cmほど十分 に残る長さとする。 2. 上記1にも関わらず、理事会はスポンサーの特別なラベル又は商標の表示 を認めることができる。 3. 帯でウエストを締めたときの上着の長さは、腰を覆うほどの長さとし、大 腿の4分の3までとする。女子の場合、空手着の下に白無地のTシャツを 着用してもよい。 4. 上着の長さは手首までとし、前腕の中程より短くてはならない。上着の袖 はまくってはならない。 5. ズボンの長さは、少なくとも下肢の3分の2を覆う程の長さとし、踝(くるぶし)が 隠れてはいけない。裾をまくり上げてはならない。 6. 競技者は髪の毛を清潔に保ち、円滑な競技の妨げにならない長さにする。 鉢巻きは認められない。主審が競技者の髪が長すぎるか又は不清潔であると みなした場合、競技者を失格にすることができる。組手競技では、ヘアクリ ップ、金属のヘアピンは禁止される。形競技では、目立たないヘアクリップ は認められる。リボン及びその他の装飾は禁止される。 7. 競技者は爪を短くし、相手に負傷を負わせるような金属又は他の物を身に つけてはならない。金属製歯列矯正器の使用は、主審及び公認医師の許可を 得なければならない。競技者は如何なる負傷にも全責任を負う。 8. 全空連は、赤・青の拳サポーターを使用する。 9. マウスピースの使用は、義務づけられる。 10. セーフティカップは義務づけられる。柔らかいすね当ては認められる。すね及び 足の甲への堅いプロテクターは禁止される。
11. 眼鏡は禁止される。ソフトコンタクトレンズは、競技者自身の責任におい て使用してもよい。 12. 規定以外の服装、又は装具の着用を禁止する。女子は、胸当てのような許 可された安全具を使用してもよい。 13. 全ての安全具は全空連承認のものでなければならない。 14. 負傷による包帯、パッディング、又はサポータ-の使用は、公認医師の診 断に従い、主審の許可を得なければならない。 コーチ 1. コーチは、競技の間、常にトラックスーツを着用し、公式ライセンスを表 示するものとする。 説明 Ⅰ. 競技者は、1本の帯しか着用してはならない。赤の競技者は赤帯、青の競 技者は青帯とする。競技の間、等級を表示した帯を着用してはならない。 Ⅱ. マウスピースは、正確にあったものでなければならない。移動しやすいプ ラスチックカップを使用したセーフティーカップは認められず、着用した競 技者には罰則が課せられる。 Ⅲ. 宗教上、ターバン又はお守りなどのようなものを着用する場合も有り得る。 宗教上の理由により、許可されていない衣服の着用を希望する場合は、競技 前に正・副審判長に知らせなければならない。正・副審判長は、その是非に ついてそれぞれの申請を検討する。申請なしに、競技当日に出場を希望して も、何の便宜も計れない。 Ⅳ. 競技者が不適当な服装で競技場に現れた場合、直ちに失格となることはな いが、1分間の間に服装を正さねばならない。 Ⅴ. 正・副審判長の同意があれば、審判員はブレザーを脱ぐことができる。
第3条 組手競技の構成 1. 空手競技は、組手及び形競技から構成される。組手競技は、団体戦と個人 戦に分類され、個人競技は更に体重別、無差別に分けられる。体重別はいくつかの 階級に分けられる。団体戦はチームメンバーの相対する選手間で行われる。 2. 個人競技では、いずれの競技者も別の選手と交代することはできない。 3. 名前が呼び出された時、不在であった個人競技者又はチームは、その競技 種目への出場資格を失う(棄権)。 4. 男子団体戦のチーム構成は、7名(補欠2名)。女子団体戦は、1チーム 4名(補欠1名)の構成となる。 5. 競技者は、全員がチームに所属していなければならない。補欠選手を確定 しない。 6. 各競技前にチーム代表は、チームメンバーの氏名と出場順序を示した公式の用紙を 公式テーブルに提出しなければならない。7名又は4名の中から選出された選手の 出場順序は、各ラウンド毎に変更することができるが、まずその新しい順序 を登録しなければならない。登録後の変更はそのラウンドが終了するまでは 認められない 7. チームメンバー又はコーチが、競技前に書面での登録をせず、チームの構 成又は出場順序を変更した場合、チームは失格となる。 説明 Ⅰ. 「ラウンド」とは、決勝に進出する競技者を選ぶそれぞれの段階を言う。 勝ち抜き戦では1ラウンドで、不戦勝の競技者も含めて、競技者の50パー セントがふるい落とされる。ここでいうラウンドとは、予選勝ち抜き競技、 又は敗者復活戦のいずれかの段階にも当てはめることが出来る。総当たり戦、 又はリーグ戦における1ラウンドは、1プール内の全競技者が1度づつ競技 することである。
Ⅱ. 競技者の氏名を使うことは、発音及び身分確認上の問題を引き起こすこと になりかねないために、トーナメント番号を割り当て、使用する。 Ⅲ. 競技前のチーム整列の際は、実際出場する選手のみとする。出場しない選 手及びコーチは含まれず、別に準備された席につくものとする。 Ⅳ. 男子団体戦に出場するには、少なくとも競技者3名の登録、女子団体戦の場合は 少なくとも競技者2名の登録が必要である。 Ⅴ. 出場順序を示す用紙は、コーチ、又は指名されたチームの競技者が提出す る。コーチが用紙を提出する場合、コーチであることを明確に証明する必要 があり、証明できなければ拒否されることも有り得る。メンバー表には、国 名又はクラブ名、その競技のために割り当てられた帯の色、出場順序が記入 されていなければならない。選手名、及びトーナメント番号を用紙に記入し、 コーチ又は指名された人物が署名しなければならない。 Ⅵ. 記録表作成の間違いから、もし違う競技者が出場した場合、その結果に関 わらず、その競技は無効となる。そのような間違いを少なくするため各競技 の勝者は、競技場を離れる前に記録席で勝利を確認しなければならない。 (次の試合が始まってなければ正しい試合を再開する。既に次の試合が始まって いれば、間違っていてもその試合が有効になる) 第4条 審判団 1. 各競技の審判団は、主審1名、副審3名、監査1名より構成される。 2. 組手競技の主審及び副審は、競技者と同じ国籍を有してはならない。 3. 更に、競技の運営便宜をはかるため、数人の時計係、告示係、記録係及び 記録主任を任命する。 説明 Ⅰ. 組手競技の開始の際、主審は競技場の外側に立つ。主審の左側に副審1と
2,右側に監査及び副審3が立つ。 Ⅱ. 競技者及び審判団が正式に立礼を交わした後、主審は一歩下がり、副審と 監査は内側を向き、全員が一緒に立礼する。その後、各自定位置につく。 Ⅲ. 審判団全体の交代の際、退場する審判団は開始位置で礼をして一緒に退場する。 Ⅳ. 個々の副審交代の場合、交代する副審が退場する副審のところまで行き、 互いに立礼し、交代する。 第5条 競技時間 1. 組手の競技時間は、成年男子が3分(団体、個人共)、女子、ジュニア(18 ~20歳)及びカデット(16~17歳)を2分と定める。(中学生は1分30秒) 2. 競技の時間計時は、主審が開始の合図をしたときから始まり、「やめ」の 声がかかる度に、計時を中断する。 3. 時間記録係は、はっきり聞こえるゴング又はブザーで「終了30秒前」及 び「終了」の合図をする。「終了」の合図は、競技終了を意味する。 第6条 得点 1. 得点は、下記のとおり。 a)1本 3ポイント b)技有り 2ポイント c)有効 1ポイント 2. 下記を基準に、得点部位への技に対し点が与えられる。 a)良い姿勢 b)スポーツマンらしい態度 c)気力 d)残心
e)適切なタイミング f)正確な距離 3. 1本は、下記に与えられる。 a)上段蹴り b)マットへの投げ、又は足払いで倒した後の有効技 4. 技有りは、下記に与えられる。 a)中段蹴り b)背部への突き。後頭部及び頚部を含む。 c)それぞれの技が得点に値する複合の手技 d)相手を崩し得点した場合 5. 有効は、下記に与えられる。 a)中段、又は上段突き b)打ち 6. 攻撃部位は、下記のとおり。 a)頭部 b)顔面 c)頚部 d)腹部 e)胸部 f)背部 g)わき腹 7. 競技終了合図と同時に決まった技は、有効とみなされる。「止め」の宣告後の 攻撃は、効果的であっても得点とはならず、違反者には忠告又は罰則が課せられる。 8. 競技者の双方が場外にいた時に決まった技は、得点とはならない。但し、一方がま だ場内におり、主審が「止め」の声をかける前に決まった技は、得点となる。 9. 競技者の双方が同時に決めた技は、得点とはならない。
説明 得点するには、上記第6項目に定義された攻撃部位への技でなければならない。 適切にコントロールされた技であり、又、上記第2項目の6つの得点基準を満たして いなければならない 語彙 技術基準 1本 (3ポイント) 1. 上段蹴り。上段は顔面、頭部、頚部とする。 2. 合法的な投げ、足払い、又は相手を倒した後の得点技。 技あり (2ポイント) 1. 中段蹴り。中段は腹部、胸部、背部及び体側とする。 2. 相手の背部への突き。後頭部及び頚部を含む。 3. 7カ所の攻撃部位への突き及び打ち技が各々有効である 複合手技。 4. 許容範囲での身体の動きで相手のバランスを崩し決めた技。 有効 (1ポイント) 1. 7箇所の攻撃部位(背部、後頭部、頚部を除く)への突き技。 2. 7箇所の攻撃部位への打ち技。 ⅰ. 安全性を考えて、相手を離してしまう投げ、危険な投げ、又は旋回軸が腰 より上である場合の投げは禁止され、忠告又は罰則が課せられる。但し、出 足払いや小内刈りなどのように相手を、掴ますに行う伝統的な空手の足払い を除く。 Ⅱ. 競技者が自ら滑り、倒れ、又はバランスを崩した際、相手が極めた技は、相手が 倒れなかった場合と同様の得点となる。 Ⅲ. 「良い姿勢」を伴う技は、伝統的な概念の枠内において、有効な要素を持つ。
Ⅳ. スポーツマンらしい態度は良い姿勢の一要素であり、有効技をかけている 間に見られる際だった集中力を示す悪意のない態度とされている。 Ⅴ. 気力は、技の力とスピードを指し、それを達成しようとする全くひるみの ない、確固たる意志とされている。 Ⅵ. 残心は、採点の際最も見逃されがちである。残心とは、相手の反撃の可能 性をも見る継続的な集中力である。技をかけた後、顔を背けることなく、相 手に正面を向けていること。 Ⅶ. 適切なタイミングとは、最も有効な瞬間に技をかけることである。 Ⅷ. 正確な距離とは、有効な距離で技をかけることである。従って、敏速にさ がる相手に技をかけた場合、その一撃の与えうる効果が低くなる。 Ⅸ. 距離は、技が当たる。又は止まる位置にも関係する。肌に触れるか顔面か ら2~5cmのところへの突き又は蹴りは、正確な距離での攻撃となる。技 術的に他の基準を満たすようであれば、攻撃部位への適切な距離以内の上段 突き、又は相手が受けもせず、避けようともしない上段突きは得点となる。 Ⅹ. 価値のない技は、やり方や攻撃部位に関係なく無効である。良い姿勢に欠 けるか、又は力のない技は、得点とならない。 ⅩⅠ. 帯から下への攻撃は、恥骨より上でさえあれば得点となり得る。頸部、又 喉も攻撃部位である。喉に触れずに適切にコントロールされた技であれば得 点が与えられるが、喉の接触は禁止される。 ⅩⅡ. 肩甲骨への攻撃は、」得点の対象となる。肩部で得点外となるところは、 上腕と肩甲骨及び鎖骨との接合部である。 ⅩⅢ. 例え主審が不注意ですぐに競技を止めさせなかったとしても、終了ベルが 鳴った時点で競技は終了する。但し、終了ベルは、罰則がそれ以降課せられ
ないという意味ではない。罰則は、競技終了後、競技者がその場を離れる時 点まで審判団により課せられる。その後も正・副審判長のみ、罰則を課すことができる。 ⅩⅣ. 真の意味での相打ちはめったにない。相打ちは、2人の技が同時に加えら れるだけでなく、それぞれが良い姿勢であるなど、その両方とも得点の対象 となるものでなければならない。2人の技が同時である場合もありうるが、 その両方が得点技である場合はめったにない。主審は単に相打ちとして片付 けてはならない。 第7条 判定基準 組手競技の勝敗は、8ポイント差が生じた場合(高校生8ポイント先取り、中学生は 6ポイント先取り)、又は時間終了の際に得点の多い競技者、又は判定により、又は 相手に反則、失格、棄権が課せられることにより決められる。 1. 同点、又は得点がなかった場合、主審は引き分けを宣告し、延長戦を行う。 2. 個人戦で引き分けの場合、1分間(中学生は30秒)の延長戦となる。延長戦には、 本戦で課せられた全ての罰則及び忠告が持ち越される。初めに得点した選手が勝者となる 延長戦で双方に得点がなかった場合、主審及び副審3名の最終的な判定より勝者 が決定される。 判定基準は、下記のとおり。 a) 態度、闘争精神、力強さ。 b) 戦略及び技術の優劣。 c) 多くの技を仕掛けた選手。 3. 団体戦の場合、延長戦は行われない。(下記5の場合を除く) 4. 勝利者数の多いチームの勝利となる。勝利者数が2チームとも同数である 場合、勝ち競技及び負け競技の両方を考慮し、最も得点の多いチームを勝者とする。 5. 2チームの勝利者数及び得点が同点の場合、勝者決定戦を行う。それでも 同点の場合、1分以内の延長戦を行う。先に得点した選手が勝者となる。
得点がない場合、主審及び副審3名の判定により決定が下される。 6. 団体戦において十分な勝利又は十分な得点があった時点で競技終了とする。 (中高校生は最後まで試合をする) 説明 Ⅰ. 延長戦後判定により競技の結果を決める場合、主審は競技場ラインの方に移動し、 「判定」と言い、笛を2度吹く。副審は旗で見解を表示する。同時に主審は、 勝者と思われる選手側の腕をあげ自己の見解を示す。主審は笛を短く吹き旗 を降ろさせ元の位置に戻り、結果を宣告する。 Ⅱ. 延長戦で同票の場合、主審は決定権を持ち、勝者を決定する。 主審は元の位置に戻り、勝者と思う方の腕の肘を90度に曲げて反対の手の甲に のせてから、通常通り勝者を宣告する。 第8条 禁止行為 禁止行為は下記の2つに分類される。 カテゴリー1 1.1. 攻撃部位への過度の接触技、喉への接触技 1.2. 腕、又は脚部への攻撃、股間部、関節、又は足の甲への攻撃 1.3. 貫手又は開手による顔面への攻撃(手刀、背刀は除く) 1.4. 負傷の原因となる危険な、又は禁止されている投げ技 中空連(1.5. 倒れた或いは倒した相手に対する蹴り技、当たれば警告以上) カテゴリー2 2.1. 負傷を装うこと、又は誇張すること。 2.2. 場外の繰り返し。 2.3. 自ら負傷を受けやすいような行動を取ること。又は自己防衛ができなかった場合(無防備)。 2.4. 相手に得点を取られないよう攻撃をせず逃げる事。 2.5. 投げ又はその他の技をかけようとせず、単なる不必要な組み合い、レスリング、押し合い、 つかみ合いをする事。 2.6. 相手の安全を損なう技、又は危険でコントロールされていない攻撃。
2.7. 頭部、膝、肘での攻撃。 2.8. 審判の命令に従わないこと。相手選手に話しかけること、又は相手を刺激すること。 審判員への不作法な態度、又は道徳に反する行為。 説明 Ⅰ. 空手競技はスポーツであり、それ故、最も危険とされる技は禁止されてい る。技はコントロールされたものでなければならない。熟練選手は、腹部な ど筋肉部への力強い衝撃を比較的吸収することができるが、頭部、顔面、頚 部、股間、関節への攻撃は、特に負傷しやすい。従って、負傷が自己の原因 である場合を除き、相手を負傷させた技に対しては罰則が与えられる。競技 者は、コントロールされた良い姿勢で技を出さなければならない。さもなけ れば、誤って技が使われたかどうかに関わらず、忠告又は罰則が課せられる。 顔面への接触 - シニア及びジュニア Ⅱ. シニア及びジュニア競技者の場合、顔面、頭部、頸部への接触が相手を 負傷させるものではなく、コントロールされた軽いものであれば許される (但し、喉は除く)。審判が、勝利の機会を減少させるほどではないが過度 の接触とみなした場合、忠告が課せられる。同じ状況での2度目の接触に 対しては警告が課せられ、相手に有効(1ポイント)が与えられる。3度 目の違反には、反則注意が課せられ、相手に技有り(2ポイント)が与え られる。更なる違反には、反則が課せられ反則負けとなる。 顔面への接触 - カデット Ⅲ. カデットの場合、頭部、顔面、頚部への全ての手技は完全にコントロール されたものでなければならない。拳サポーターが攻撃部位に触れた場合、審 判員は得点を与えてはならない。頭部、顔面、頸部への蹴り技は「スキン
タッチ」のみであれば接触しても許される。「拳サポーター」の接触又は 蹴り技が「スキンタッチ」以上であった場合、審判員は、忠告又は罰則を 課す。頭部、顔面、頚部に負傷させた場合、負傷の原因が自己の責任によ るものでない限り、接触が軽度であっても警告、又はその以上の罰則が課せられる。 Ⅳ. 主審は負傷した競技者を常によく観察すべきである。判断を下すのが少し 遅れれば、鼻血など負傷が悪化することになる。観察することにより、競技 者が戦略的に有利な立場に立とうとして軽度の負傷を深刻なものに見せよう としているかどうかがわかる。負傷した鼻を強くかむとか、顔を強くこするなどが例 として上げられる。 Ⅴ. 競技前からあった傷は、接触の度合いによってかなりの徴候が生じる場合 がある。審判員は過度の接触に罰則を与える場合、この点を考慮しなければ ならない。例えば、軽度な接触と見えても前の競技での負傷が原因で競技を 続行できない場合など、競技以前に、コート主任はメディカルカードをチェ ックし、競技者がよいコンディションにあるかどうかを確認する。主審には、 競技者が傷の手当を受けているかどうかを報告しなければならない。 Ⅵ. 顔面を覆いよろめいたり、不必要に倒れたりするなど、審判員が相手の選 手に罰則を与えるよう軽度な接触を大袈裟に装った場合、忠告されるか又は 罰則が与えられる。 Ⅶ. 負傷を装うことは、重大な反則行為である。負傷を装う競技者に対しては、 失格とすべきである。例えば、床面に倒れるとか、床を転げ回るなどの行為 が、それに相当する負傷でないと医師が判断した場合などである。実際にあ る負傷を大袈裟に見せることは、これよりましである。負傷を誇大化した場 合には、忠告又は罰則を課すことができる。 Ⅷ. 負傷を装い失格となった競技者は、公式大会ドクターの判断に委ねられ、
即検査される。大会ドクターは、大会終了前、正・副審判長に報告書を提出 する。負傷を装った競技者は重度の罰則の対象となり、繰り返し行った競技 者は永久出場停止ともなりうる。 Ⅸ. 喉は特に攻撃されやすい部位であり、如何に軽度な接触(原因が自己によ るものを除く)であっても、忠告又は罰則が課せられる。 Ⅹ. 投げ技は、2つのタイプに分類される。その1つは出足払い、 小内刈り等の相手を掴まずに行う伝統的な空手の足払いである。相手はバラ ンスを失い、又は掴まれることなしに投げられてしまう。もう1つの投げ技 は、相手をまず掴む、又は支えることが要求される。投げの軸点は、腰より上部で あってはならない。又、安全に着地できるよう投げる間、相手を支えていな ければならない。背負い投げ、肩車投げのような肩の上から投げる技は捨て 身投げと言われている巴投げや隅返し投げ同様、禁止される。投げ技により 相手が負傷した場合、審判員は罰則に値するかどうかを決める。 ⅩⅠ. 顔面への開手攻撃は、視力に悪影響をもたらす危険性があるため禁止される。 ⅩⅡ. 場外とは、競技者の足、又は体の一部が競技場外に触れた場合をいう。競 技者が相手に押されたり、投げられたりした場合は除く。 ⅩⅢ. 得点技の後主審が「止め」を宣告する前に場外へ出た場合、得点のみが 与えられ、場外は課せられない。 ⅩⅣ. 青又は赤が有効な攻撃で得点した直後に外に出た場合、「止め」の声は得点と同時に かけられるので、青又は赤の場外は記録されない。赤の得点と同時に青が場外となった 場合、赤の得点となり、青に場外が課せられる。 ⅩⅤ. 反撃をせず絶えず後退したり、不必要に相手と組み合ったり、又は故意に場外に
出たりし、相手に得点の機会を与えない競技者には忠告を与えるか、罰則を 課すべきである。このような状況は、競技終了前の数秒間によく見られる。 もし違反が競技終了10秒以上前に行われた場合、審判員は違反者に忠告を与える。 カテゴリー2の違反があれば、罰則が課せられる。 残り時間が10秒未満であれば(カテゴリー2の忠告が既に課せられているかどうかに 関わらず)審判員は違反者に警告を課し、相手側に「有効」(1ポイント)を与える。 カテゴリー2の警告が既にあった場合、主審は反則注意を課し相手に技あり(2ポイント) を与える。カテゴリ-2の反則注意があった場合は、主審は反則を課し相手の勝利 とする。しかし、審判員は相手が無謀で危険な攻撃をしてきたために 競技者が後退しているのかどうかを見極めなければならない。その場合、攻 撃者の方が忠告されるか、罰則が課せられるべきである。 ⅩⅥ. 無防備の一例は、競技者が自分自身の安全を無視し、危険な状態で攻撃を 与える場合である。競技者の中には、身を投げ出すような長い裏拳を使い、 反撃を防御できなくなる者もいる。このような無防備な攻撃は、無防備な行 為とされ得点とはならない。戦略的なわざとらしい動きとして、得点を見せ びらかすため自分の優勢を誇示し、すぐに顔をそむける者がいる。このよう な競技者は警戒心を忘れ、相手がいることに気付かない状態に陥る。顔をそ むけることは、自分の技に主審の注目を引くためである。これは明らかに無 防備な行為である。過度の接触又は負傷を負っても、その原因が競技者自身にあると 判断された場合、主審はその競技者にカテゴリー2の忠告又は罰則を課し、 相手に懲罰を課さない。 ⅩⅦ. 公式派遣団のメンバーが無作法な態度を取った場合、その選手、チーム全 体又は派遣団が失格となることも有り得る。
第9条 懲 罰 忠 告 第1回目の軽微な違反に課せられる。 警 告 相手に有効(1ポイント)の得点が与えられる。警告は、その競技の間に既 に警告が与えられた後の軽微な違反、又は反則注意に値しない違反に対し て課せられる。 反則注意 相手に技有り(2ポイント)が与えられる。反則注意は、その競技 の間に既に警告が一度与えられた後の違反に対して課せられる。但し、 反則に値しない重度な違反に対しては、直接反則注意が課せられる。 反 則 非常に重大な違反に対して、又は、反則注意が既に与えられている 場合に課せられる。競技者は、反則負けとなる。団体戦の場合、違反 勝ちした競技者の得点は0になり、相手の得点は8ポイントとなる。 失 格 大会、競技への出場資格を失う。失格は、正・副審判長によって協議される。 審判の命令に背いたり、空手道の威信及び名誉を傷つける行為、競技規則及び 精神に反する行為に対し、失格が課せられる。団体戦において違反した 競技者の得点は0となり、相手の得点は8ポイント(中学生は6ポイント)となる。 説明 Ⅰ. カテゴリー1とカテゴリー2の罰則が組み合わされることはない。 Ⅱ. 規則違反に対しては、直ぐに懲罰を課すことができる。一度課せられた懲 罰と同じ違反を繰り返した場合、懲罰の度合いが増す。例えば、過度の接触
に対し忠告又は罰則を与えた後、2度目の過度の接触に忠告を課すことは有 り得ない。 Ⅲ. 忠告は、軽微な規則違反が明白に認められる場合に与えられるが、相手の 違反によって競技者の勝利の可能性が(審判員の考えでは)減るわけではない。 Ⅳ. 警告は、忠告を与えることなしに直接課すこともできる。警告は相手の反則に 競技者の勝利の可能性が僅かに減った(審判員の考えでは)場合に課せられる。 Ⅴ. 反則注意は、直接、又は忠告、或いは警告に続いて課すこともできる。 反則によって競技者の勝利の可能性が非常に減少したと審判員が判断した場合に 課せられる。 Ⅵ. 反則は、累加された罰則に対して課せられるが、重大な規則違反に対して 直接課すこともできる。審判員が、相手の反則によって競技者の勝利の可能 性がゼロになったとみなした場合に課せられる。 Ⅶ. 負傷させたことにより反則負けとなった競技者、又は審判団及びコート主任から、 無謀又は危険な態度をとったとみなされた競技者、或いはJKF大会に要求 されるコントロール技術を持たない競技者は、正・副審判長に報告される。 正・副審判長は、その競技者をその競技及びその後の競技への出場停止にす るかどうかを決定する。 Ⅷ. 失格は、どのような忠告もなしに直接課すことがせきる。競技者が失格に 値するようなことを何もしていなくても、競技者が属する代表団のコーチ、 又はそのメンバーが空手道の威信又は名誉を傷つけるような行為をした場合、失格の 一因となる。 Ⅸ. 失格は、公表すべきである。 第10条 競技における負傷及び事故 1. 棄権は、競技者の名前が呼び出された時その場にいることができず競技継
続を放棄した場合、又は主審の命令により競技から退場した際に下される決定である。 競技放棄の理由には、相手の行動に帰すべきではない負傷も含まれる。 2. 双方の競技者が同時に互いに相手を負傷させた、又は前に受けた傷 により双方の競技続行が不可能と意志が判断した場合、高得点をあげていた 競技者の勝ちとなる。個人戦で同点であった場合、判定により競技の結果が決定される。 団体戦では主審が引き分けを宣告する。延長戦で同点であったっ場合は判定に より勝者を決定する。 3. 負傷した競技者が、大会ドクターにより競技出場が不適当と判断された場合、競技 を続行することはできない。 4. 相手の反則により勝者となった負傷した競技者は、医師の許可がない限り 競技は続行できない。もし、その競技者が負傷していて、再度相手の反則に より勝者となった場合、その競技者は次の競技から出場できない。 5. 競技者が負傷した場合、主審は直ちに競技を中断し、医師を呼ぶものとす る。医師には診断と負傷の手当のみが認められる。 6. 競技中に負傷し医師の手当を必要とする競技者には、手当の時間として3 分間が与えられる。その時間内に手当が終了しなかった場合、主審はその競 技者の競技続行が適当であるかどうか(第13条、9項d節)、又は手当の 時間を延長すべきかどうか判断を下す。 7. 倒れたり、投げられたり、又はノックダウンされ、10秒以内に立ち上が ることができなかった競技者は、競技続行が不可能とみなされ、自動的にそ の大会期間中、全ての組手競技への出場が不可能となる。倒された、又はノ ックダウンされた競技者がすぐに立ち上がることができなかった場合、主審 は笛を吹くことにより、時計係に10秒カウントを促す。と同時に必要であ
れば、ドクターを呼ぶ。主審が腕をあげた時、時計係は時計を止める。 説明 Ⅰ. 競技者が競技をするには不適当と医師が判断した場合、別の審判団のため にその競技者のモニター・カードにその内容を明確に記入する。 Ⅱ. 競技者が相手の重複した軽微なカテゴリー1の違反に対する反則によって 勝者となることも有り得る。勝者は目立った傷を受けなかったかも知れない が、同じ理由による2度目の勝ちは、必然的に勝者の退場となる。 Ⅲ. 主審が医師を呼ぶのは、競技者が負傷し医師の手当を必要とする場合のみとする。 Ⅳ. 医師は、特に負傷した競技者には、安全勧告をすることが義務づけられる。 Ⅴ. 「10秒ルール」を適用する場合、その担当時計係を指名する。7秒の時 点で予告し、10秒経過の最終ベルを鳴らす。時計係は、主審の合図があっ た場合のみ計時し、競技者が立ち上がり主審が腕をあげた時点で時計を止める。 Ⅵ. 審判員は、反則、棄権、失格を基に勝者の判断を下す。 Ⅶ. 団体戦においてチームメンバーの一人が棄権した場合、その競技者の得点は0となり、 相手の得点は8ポイントとなる。 第11条 異議申し立て 1. 誰も判定について審判員に異議申し立てをすることはできない。 2. 審判員の手続きが規定違反と思われる場合、連盟会長、又は正式な代表者 のみが異議申し立てをすることができる。 3. 異議申し立ては、異議申し立てが発生した競技の直後に文書にて提出する。 (唯一の例外は、競技運営に関する異議申し立てである。運営に欠陥があっ た場合は、直ちにコート主任に報告する。)
4. 異議申し立ては、組織委員会の代表者に提出する。組織委員会は、異議申 し立てに対する決定を下す。全ての事実を考慮した後、報告書を作成し、必 要な処置を講じる権限が与えられる。 5. 規則の適用に関する異議申し立ては、JKF理事会の定義によって行われ る者とする。チーム又は競技者代表が署名した上提出する。 6. 異議申し立ての際、JKF理事会によって同意された抗議料を納入しなけ ればならない。抗議文書に抗議料を添え、組織委員会に提出する。 7. 組織委員会は、審判長、副審判長、大会委員長で構成される。 説明 Ⅰ. 異議申し立てには、正確な詳細、競技者及び審判団の氏名を記載する。一 般的な苦情は、正当な異議申し立てとしては受け入れられない。異議申し立 てを立証する責任は、申し立て者にある。 Ⅱ. 組織委員会は、異議申し立ての裏付けとして提出された証拠を調査し、検討する。 又ビデオを研究し、客観的に検討するため役員の意見を求める。 Ⅲ. 異議申し立てが組織委員会により有効と判断された場合、適切な処置が講 じられる。更に、再発を防ぐためのあらゆる処置も取られる。抗議料は、J KFより返金される。 Ⅳ. 異議申し立てが無効と判断された場合、申し立ては却下され、抗議料はJ KFに没収される。 Ⅴ. 公式な異議申し立てが準備されている時でも、次の競技を遅らせてはならない。 Ⅵ. 競技進行の運営が規定に反して行われた場合、コーチは、コート主任に直 接指摘することができる。コート主任は、それを主審に告げる。
第12条 権限及び義務 審判長 正・副審判長の権限及び義務は次の通りである。 1. 競技場に必要なあらゆる用品、設備の準備並びに配備、競技運営及び監督、 安全対策など、各競技の準備する。 2. 各コートのコート主任(チーフレフリー)を指名する。又、コート主任の 報告書によって要求された内容に対処する。 3. 審判員を監督する。 4. 必要に応じて代わりの審判員を指名する。 5. 競技の際に発生しうる事態で、規定に記載されていない技術的な事柄に関 し判断を下す。 コート主任 コート主任の権限は及び義務は次の通りである。 1. 全ての競技における主審、副審及び監査を指名し、監督する。 2. 主審、副審の判断を監督する。又、指名された審判員が適任であるかどう かを確認する。 3. 監査が競技規定違反の合図をした場合、主審に競技を中断させる。 4. それぞれの審判員に関する報告書を正・副審判長に提出する。 主 審 主審の権限及び義務は次の通りである。 1. 主審は、競技を管理する権限を持つ。競技の開始、中断、終了を告げるこ とも含む。 2. 得点を与える。 3. 必要であれば、コート主任、正・副審判長又は組織委員会に判断の根拠を 説明する。 4. 懲罰を課し、競技前、最中、後に忠告、警告、反則注意、反則を発する。 5. 副審の意見を求め、行動する。
6. 延長戦を告げる。 7. 審判員の意見をまとめ(判定)、結果を発表する。 8. 勝者を宣告する。 9. 主審の権限は競技場に局限されず、その周辺にも及ぶ。 10. 主審は全ての命令を出し、全ての発表を行う。 副 審 副審の権限及び義務は次の通りである。 1. 旗の合図により、主審を助ける。 2. 判断を下す際、旗により意見を述べる権限を行使する。副審は、競技者の 行動を注意深く観察し、下記の場合に主審に対し意思表示をする。 a)得点が認められた場合 b)競技者が禁止されている行為をした、又はしようとした場合。 c)競技者の負傷、又は病気に気付いた場合。 d)競技者の一方、又は双方が場外となった場合(場外)。 e)主審の注意を促す必要があると見なした場合。 監 査 監査は競技を監督し、コート主任を助ける、主審、副審の判断が規定に反する 場合、監査は即赤旗をあげ、ブザーを鳴らす。コート主任は、主審に競技中断を指示し、 不正を正す。競技記録は、監査の承認を得たうえで公式記録となる。 記録主任 主審によって与えられた得点記録とは別の記録を保持する。指名された時計係 と記録係を観察する。 説明 Ⅰ. 副審3名が同様な合図をした場合、又は同じ競技者への得点を合図した場 合、主審は競技を中断し、多数決による判断を下す。主審が競技を中断しな かった場合、監査は赤旗をあげまたは合図しブザーを鳴らす。
Ⅱ. 副審2名が同様な合図をした場合、又は同じ競技者への得点を合図した場 合、主審はその意見を考慮する。但し、その意見が誤りであると判断した場 合、競技中断を拒否することができる。 Ⅲ. しかし、競技が中断された場合、多数決による判断を下す。 Ⅳ. 主審が得点とみなした場合、「止め」を宣告し規定された合図により競技を止める。 その後腕を曲げ掌を上にし得点した競技者 側 を指す。 Ⅴ. 意見が2対2の場合、主審は適切な合図によって何故一方の得点が有効でないかを 示し、相手に得点を与える。 Ⅵ. 主審は、副審の判断が誤りであると見なした場合、又は競技規定違反と見なした場合 副審に再考を求めることができる。 Ⅶ. 副審3名がそれぞれ意見を異にする場合、主審が副審1名の合意を得たう えで判定を下す。 Ⅷ. 判定の際、主審と副審は1票を有する。延長戦で同点の場合、主審が決定 権を持つ。 Ⅸ. 副審は実際に確認した技にのみ得点を与えなければならない。技が攻撃部 位に決まったかどうか定かでない場合、見えなかった(「見えない」)の合図をする。 Ⅹ. 監査の役目は、競技が規定通りに行われているかどうか確認することである。 副審とは任務を異にする。投票権はなく、得点が有効であるかどうか、又は場 外が発生したかどうか等、審判に関しては何の権限もないものとする。 運営上に関してのみ、責任を負うものとする。 ⅩⅠ. 主審が終了のベルを聞き逃した場合、記録主任は笛を鳴らす。 ⅩⅡ. 競技終了後の主審の判定理由説明は、コート主任、又は正・副審判長、又 は組織委員会に対してのみ行われる。 第13条 競技開始、中断、終了 1. 競技運営の際、主審及び副審が使用する用語及びジェスチャーは、付録1及び 付録2に明記されるとおりである。
2. 主審及び副審は、競技者間の立礼が交わされた後、所定の位置につくものとし、 主審の「勝負始め」の声と共に競技を始める。 3. 主審は「止め」の声をかけ、競技を中断する。必要であれば、主審は競技者に、 元の位置につくよう命じる(元の位置)。 4. 主審は元の位置に戻り、副審は自分の意見を合図する。得点があった場合、主審 は赤、青どちらの競技者が得点したか、攻撃部位(中断又は上段)、得点技(突き、 打ち又は蹴り)を確認し、規定のジェスチャーにより適切な得点を与える。 ついで主審は「続けて始め」の声をかけ競技を再開する。 5. 一方の競技者が8ポイント差を取得した時、主審は「止め」の声をかけ、競技者に 元の位置に戻るよう命じ、主審も元の位置に戻り勝者側の手を上げ「青(赤)の 勝ち」を宣告する。この時点で競技終了となる。 6. 競技時間が終了した時点で、得点の多い競技者が勝者となる。主審は、勝者 側の手を上げ「青(赤)の勝ち」を宣告する。この時点で競技終了となる。 7. 競技時間終了時点で同点、又は得点がなかった場合、主審は「止め」の声をかけ 元の位置に戻る。主審は「引き分け」を宣告しそれから延長戦を開始する。 8. 判定の際、主審及び副審はそれぞれ1票を有する。延長戦で同票の場合、 主審が決定権を有する。 9. 次の場合、主審は「止め」の声をかけ、競技を一時中断する。 a)競技者の一方又は双方が場外に出た場合。 b)主審が競技者に道着又は安全具を正すよう命じる場合。 c)競技者が規則違反をした場合。 d)競技者の一方、又は双方が負傷、病気又はその他の理由により競技続行が 困難と主審が見なした場合。大会ドクターの意見を考慮し、主審は競技を続け るかどうかを決定する。
e)競技者が相手をつかまえてから即2~3秒以内に技、又は投げなかった場合。 f)競技者の一方、又は双方が倒れ、又は投げられた時、2~3秒以内に有効技 がなかった場合。 g)競技者の双方が倒れ、取っ組み合いを始めた場合。 h)得点が認められた場合。 i)副審3名が同様な合図をした場合、又は同じ競技者に得点を表示した場合。 j)コート主任の要請があった場合。 説明 Ⅰ. 競技開始の際、主審は先ず競技者に所定の位置につくよう指示する。その前に 競技場に入った競技者は、身振りで場外に出される。競技者は互いに正確に立 礼しなければならない。簡単な会釈は、不十分で無礼である。主審は、規定の付 録2に記載されているジュスチャーにより立礼を要求することができる。 Ⅱ. 競技再開の際、主審は双方の競技者が所定位置につき、きちんと身構えている かどうか確認する。競技者が飛び跳ねている場合、又はそわそわしている場合は、 競技再開前に静止させる。主審は、遅れを最小限に留め、競技を再開する。 第14条 修正 全空連技術委員会のみが、理事会の承認を得たうえで規定を修正することができる。
形競技 第1条 形競技場 1. 競技場は、平坦で危険のないものでなければならない。 2. 競技場は、十分に演武できるだけの広さでなければならない。 説明 正確な演武には、表現が安定し、滑らかでなければならない。組手マットが適している。 第2条 規定の服装 1. 競技者及び審判員は、組手競技規定第2条に定められた服装を着用しなければ ならない。 1. この規定に従わない者は、その資格を剥奪されることがある。 説明 Ⅰ. 形演武の間、空手着の上着を脱いではならない。 Ⅱ. 競技者の服装が正しくなかった場合、服装を正すために1分間が与えられる。 第3条 形競技の構成 1. 形競技には、団体戦及び個人戦がある。各チームは、3名から構成される。男子 のみ又は女子のみの構成とする。個人形競技は、男子、女子別々の個人競技である。 2. 敗者復活戦を伴う勝ち抜き戦の形式が適用される。 3. 競技者は指定形及び自由形を演武しなければならない。剛柔、糸東、松涛、和道 を基盤とする全空連承認の形から選択する。 指定形リストは付録7、承認されている形リストは付録8に記載されている。 4. 指定形においては如何なる変更も許されない。
5. 得意形は付録8に記載されている得意形リストから選択する。 競技者の所属する流派で指導された変更に関しては許可される。 6. 競技前に形の名前を記録係に報告する。 7. 各競技で異なる形を演武しなければならない。一度演武された形を再度演武して はならない。 8. 敗者復活戦においては、上記7項目を条件に指定形又は得意形リストから選択 できる。 9. 団体形競技決勝戦において、決勝戦出場2チームは、通常通り付録8に記載された 得意形リストからの形を演武し、その後、分解を行う。 分解の時間は5分間とする。時計係はチームの形演武開始の際の礼から計測を 始め、分解終了後の礼で時計を止める。 演武時間が5分を超過したチームは失格となる。伝統的な武器及び補助道具の 使用、またはきらびやかな服装の使用は禁止される。 説明 1. 個人又は団体競技選手数に伴う必要な形数及び種類は、下記のとおり。 不戦勝も選手、チーム数として含まれる。 参加者 必要な形の数 得意形 指定形 65-128人 7 5 2 33-64人 6 4 2 17-32人 5 3 2 9-16人 4 3 1 5-8人 3 3 0 4人 2 2 0 (最低2回戦までは指定形とする。但し8名以内は得意形とする) 第4条 審判団 1. 正・副審判長又はコート主任によって、3名又は5名から構成される各競技の 審判員が指名される。
2. 形審判員は当該競技者と同じ国籍を有してはならない。 3. 更に、数名の記録係、呼び出し係、及び放送係が指名される。 説明 Ⅰ. 形主審は、競技場境界線に競技者に向かい合うように座る。他の審判員2名は 中央の線から2メートル距離を置き競技者の入り口に向かい、左右に座る。 Ⅱ. 国籍及び流派の中立のため、可能であれば審判5名を採用する。その場合、 主審は競技者に向かって中央に座り、他の4名は競技場の4隅に座る。 Ⅲ. 各審判は赤・青旗(電子スコアボード使用の場合は端末機)を有する。 第5条 判定基準 1. 形は一定の基準で演じられるべきであり、形に含まれる本質を明確に理解 していることを示さなければならない。競技者、又はチームの演武を評価す るにあたり、審判員が基準にする点は下記のとおり。 a.本来の意味での形の演武 b.分解の理解度 c.良いタイミング、リズム、スピード、バランス、極め d.極めに必要な正確で適切な呼吸 e.着眼及び集中力 f.適切な足の緊張を伴う正確な立ち方 g.腹部の適度な緊張、又、腰の上下の動きがないこと h.演武する流派の基本 i.その他、形の難しさなど内面的な部分も評価する。 j.外部的な合図なしの団体形における同時性も要素となる 2. 初めの2回戦において、形に変化があった場合、失格となる。 3. 演武中、形が途切れた場合、又は申告した形と異なる形を演武した競技者は 失格となる。
4. 不適当な形、又は繰り返し同じ形を演武した場合、失格となる。 説明 Ⅰ. 形はダンスや演劇ではない。伝統的な価値、道義を固守すべきである。格 闘技の点から現実的でなければならず、技の集中力、力強さ、潜在効果を示 す必要がある。優雅さ、リズム、バランス以外に極め、パワー、スピードも 演武しなければならない。 Ⅱ. 団体形競技においては、チーム全員が主審の方を向いて演武する。 Ⅲ. チームメンバーは、同時性の他にあらゆる面を演武しなければならない。 Ⅳ. 演武開始、終了する合図として、足を慣らしたり、胸や腕又は空手着を叩 いたり、無闇に息を吐き出したりする行為は、審判員が判定を下す際に考慮 すべき点である。 Ⅴ. 記録席に申告した形がその競技で適切であるかどうかの確認は、コーチ又は 競技者が責任を負う。 第6条 競技運営 1. 各競技開始の際、赤帯(赤)と青帯(青)をした競技者2名は、競技場境 界線に主審の方を向き並ぶ。審判員に立礼した後、青は場外に下がる。赤が 開始の位置に行き、演武する形の名前が明確に告げられた後、演武を開始す る。演武終了後、赤は競技場を去り、青の演武となる。青の演武終了後、競 技者双方とも競技場内に戻り審判員の判定を待つ。 2. 形が規定に合っていなかった場合、又は、不規則であった場合、主審は判 定を下すため他の審判員を呼ぶことができる。 3. 競技者が失格となった場合、主審は旗を交差する(組手競技における「取 りません」のジェスチャーと同様)。 4. 双方の形演武終了後、競技者は競技場境界線の上に並んで立つ。主審は、
判定を求め、笛を2つの音調で吹く。審判員3名又は5名は、同時に旗を上げる。 5. 赤、又は青に判定が下される。引き分けは認められない。過半数の票を獲得した 競技者が、呼び出し係、又は放送係によって勝者と宣告される。 6. 競技者は互いに礼を交わした後、審判員に立礼し退場する。 説明 Ⅰ. 形演武開始位置は、競技場内とする。 Ⅱ. 旗使用の場合、主審は判定を求め2回笛を吹く。審判員は同時に旗を揚げる。 票数確認の十分な時間をおき、笛を短く吹き旗を下げる。 Ⅲ. 競技者名が呼ばれた際に現れなかった場合又は棄権の場合、自動的に勝利者 となる。形を演武する必要はない。 附則 この規定は、平成15年4月1日から施行する。
付録1 用語 勝負始め 競技開始 宣告後、主審は1歩下がる。 あとしばらく 残り時間少し 時計係が試合終了30秒前に、はっきりと聞き取れ る合図をし、審判は「後しばらく」を告げる。 止め 中止 競技中断、又は終了。宣告の際、主審は手刀を下に 振り下ろす。 元の位置 元の位置 競技者、及び主審は元の位置に戻る。 続けて 競技続行 競技者が勝手に競技を中断した時、競技続行の示語。 続けて始め 競技再開 主審は前屈立ち、「続けて」の声を発する時、両腕 を両競技者の方に伸ばし、「始め」の声を発する時、 迅速に両掌を合わせると同時に後退する。 集合 副審を呼ぶ 主審は競技終了の際、又は失格を示唆する際、副審 を呼ぶ。 判定 判定 主審が判定を求める。短い笛の後、副審は旗で判定 の合図、と同時に主審も手を上げて合図する。 引き分け 引き分け 判定で同点の際、主審は両手を交差した後、両掌を 正面に向けて延ばす。 取りません 得点技として 主審は両手を交差し、両掌を下に向け、切る動作をする。 認められない 延長戦 競技延長 主審は、「勝負始め」の声を発し、競技を再開する。 相打ち 同時の得点技 いずれの競技者にも得点は与えられない。主審は、 胸の前で拳を合わせる。 赤(青)の勝ち赤(青)の勝ち 主審は勝者側の腕を斜め45度に上げる。 赤(青)1本 赤(青)が3ポイント 主審は得点した競技者側の腕を45度の上げる。 を得点 赤(青)技有り赤(青)が2ポイント 主審は得点した競技者側の腕を肩の高さに上げる。 を得点 赤(青)有効 赤(青)が1ポイント 主審は得点した競技者側の腕を45度に下げる。 を得点
赤(青)忠告 カテゴリー1又はカテゴ カテゴリー1の違反の場合、主審は反則者の方を リー2の最初の罰則 向き、胸の高さで両腕を交差する。カテゴリー2の違反 なしの懲罰の場合、主審は反則者の方を人差し指 (腕は曲げる)で指す。 赤(青)警告 有効の罰則付懲罰 主審はカテゴリー1又は2であることを告げ、人差 し指で反則者の下方向45度に指す。相手側に有効 (1ポイント)を与える。 赤(青)反則注意技ありの罰則付懲罰 主審はカテゴリー1又は2であることを告げ、人差 し指で反則者の方向に水平に向け、相手側に技あり (2ポイント)を与える。 赤(青)反則 反則 主審はカテゴリー1又は2であることを告げ、人差し指で反則者の 上方向45度に指し、相手側の勝利を宣告する。 赤(青)場外 コート場外 主審は人差し指で反則者の側境界線を指し、副審に場外を知らせる。 赤(青)失格 失格(退場) 主審は人差し指で反則者側上45度を指し、退場を身振りで示し、 「赤(青)失格」を宣告、」相手側の勝ちを宣告する。 赤(青)棄権 棄権 主審は棄権者側の元の位置(下方向45度)を指す。 相手側の勝利を宣告する。 無防備 自ら危険にさらすこと 主審は手を顔面に触れてから手刀を前に向け、左右に動かし 競技者自らを危険にさらしていることを告げる。 付録2 ジェスチャー及び旗の合図 1.正面に礼 主審は腕を前に伸ばし、掌を正面に向ける。 2.&3.お互いに礼 主審は競技者同士がお互いに礼をすることを促す。 4.勝負始め 「競技開始」 宣告後、主審は1歩下がる。 5.&6.止め 「中止」 競技中断、又は終了。主審は手刀を振り下ろす。 7.&8.続けて始め「競技再開」 主審は、前屈立ちで両腕を伸ばし手の平を競技者 に向け 「続けて」と言い、「始め」と言う際に、手の平を迅速に 合わせる。と同時に足を後に引く。 9.主審の意見 規定された合図をし「やめ」宣告後、主審は掌を上に向け曲げた 腕を得点した競技者に向ける。
10.&11.有効(1ポイント) 主審は、得点者側の腕を斜め45度に下ろす。 12.&13.技有り(2ポイント) 主審は、得点者側の腕を肩の位置に伸ばす。 14.&15.1本(3ポイント) 主審は、得点者側の腕を斜め45度に上げる。 16.&17.判定の取り消し 主審は競技者の方を向き「赤」又は「青」に宣告。 18.&19.の勝ち 主審は、勝者側の腕を斜め45度に上げる。 20.棄権 主審は棄権する競技者側の定位置線を人差し指で指し 相手の勝利を宣告する。 21.22.23.24.失格「失格退場」 主審は反則者側45度上方を指し、退場を合図。 「赤(青)失格」を宣告し、相手の勝利を宣告する。 25.26.引き分け 引き分けの判定の場合、主審は腕を交差し、手の平を 前方に向けながら伸ばす。 27.カテゴリー1の違反 主審は、胸の前で手刀を手首で交差する。 28.&29.カテゴリー2違反 主審は、反則者の顔面を指す。 30.31.32.忠告 主審は適切な合図により、」C1又はC2の違反の表示をする。 罰則は課せられない。 33.&34.警告「有効の罰則」 主審はカテゴリー1又は2の反則であることを示し、 人差し指で反則者側の45度下方を指す。相手側に 有効(1ポイント)を与える。 35.&36.反則注意「技有りの罰則」主審はカテゴリー1又は2の反則であること を示し、人差し指で反則者側を並行に指す。相手側に 技有り(2ポイント)を与える。 37.&38.反則「反則負け」 主審はカテゴリー1又は2の反則であることを示し、 人差し指で反則者側45度上方を指す。相手に勝ち を与える。 39.相打ち 「同時に得点された場合」どちらの競技者にも得点は与えられない。 主審は、胸の位置で拳を合わせる。 40.41.取りません 「得点技として認められない場合」 主審は腕を交差し、次に手の平を下に向け、切る動作をする。 42.再考 主審は副審に理由を示し、再考を促す。
43. 赤(青)の得点が先である場合 主審は右手を左手の平にあて、赤が先に得点したことを 副審に知らせる。青が先であった場合は左手を右手にあてる。 44.ブロックされた技 主審は手を他方の腕に重ね、技がブロック又は外れて いたことを副審に知らせる。 45.的を外れた技 主審は、堅く握った拳で技が外れた動作をし、副審に知らせる。 46.過度の接触 主審は、過度の接触又はC1であることを副審に知らせる。 47.負傷の偽り又は誇張 主審は両手を顔面向け、C2であることを副審に知らせる。 48.49.場外「場外に出ること」 主審は人差し指で違反者側の境界線を指し、場外 であることを副審に知らせる。 50.無防備 主審は違反者側の手を顔に触れてから、手刀を前方に 向け顔面前で左右に振り、副審に競技者が自分自身を危険に さらしていることを知らせる。 51.逃避行為 主審は人差し指を下に向け円を描き、C2の違反であることを 副審に知らせる。 52.53.54.技無しの不必要な組み合い、レスリング、押し合い、又は掴み合い 主審は肩の高さで拳を握る。又は掌で押す動作をし副審に C2違反であることを知らせる。 55.危険又はコントロールのない攻撃 主審は拳を側頭に向けC2の違反であることを副審に知らせる。 56.57.58.頭、膝、肘での攻撃 主審は掌で額、膝又は肘に触れ、C2違反であることを副審に 知らせる。 59.相手に話しかけたり、又は扇動するなど不作法な態度 主審は人差し指を唇に当てC2違反であることを副審に知らせる。 60.61.集合 主審は競技終了後、又は失格を促すため副審を呼ぶ。
副審の旗の合図 1.有効 旗を下方45度に降ろす。 2.技有り 旗を肩の高さで横に伸ばす。 3.1本、判定時の勝ち 旗を上方45度に上げる。 4.違反の通告 旗を回しその後カテゴリー1又は2の合図をする。 5.カテゴリー1の反則 腕をまっすぐにし、腹の前で旗を交差させる。 6.カテゴリー2の反則 副審は腕を曲げ、旗で示す。(無防備の要領) 7.場外 旗先で床を叩く。 8.警告 旗を下方45度に指す。 9.反則注意 旗を肩の高さで床と平行に指す。 10.反則 旗を上方45度に指す。 11.取りません 腕の前で交差させ、開く。 12.相打ち 胸の前で左右の旗を近づける。 13.見えない 両旗で顔面を覆う。 14.判定 勝者の方の旗を45度に上げる。 15.違反以外 主審に知らせる場合、旗を大きく頭上で回す 16.無防備を知らせる 旗で主審と同じ動作をする。 顔の前で旗を左右に小さく振る。 17.その他 遠すぎる、近すぎる、弱い 抜けた、ブロックされたは主審と同じ。
付録3: 主審及び副審のためのガイドライン 競技規定、説明に明確なガイダンスが記載されていない項目を補うものである。 過度の接触 競技者が得点技の直後過度の接触をした際、審判員は得点を与えずカテゴリー1の 忠告又は罰則を課す(当てられた競技者自身の責任でない場合) 過度の接触及び誇張 競技者が過度の接触を装った際、その技が得点基準の6項目全てを満たしコントロール された技であったと審判員が判断した場合、得点が与えられ、偽り又は誇張に対して カテゴリー2の忠告又は罰則が課せられる(負傷を装った場合、失格にも繋がる)。 無防備 競技者の不注意で受けた負傷に対し、忠告又は罰則が課せられる。相手に背を向けること、 相手の上段への反撃を全く考慮せず長く低い逆突きでの攻撃、主審の「止め」の合図の前 に競技を止めること、守備及び集中力の低下及び数回に渡る相手の攻撃の守備の失敗又は 守備を怠る事など、第8条説明ⅩⅥの記載事項は下記のとおり。 違反者が過度の接触又は負傷を負い、その理由が競技者自身にあると判断された場合、 主審はカテゴリー2の忠告又は罰則を課し、相手には罰則が課せられない。 競技者自身の落ち度により打撃を負い、審判員を欺くため誇張した場合、2つの違反となり 誇張した罰則の他、無防備の忠告又は罰則が課せられる。 過度の接触を伴う技に対しては、如何なる場合も得点とならない。
残心 相手の反撃に備え、集中力、観察、意識を常に維持することである。 競技者の中には技を出した後、相手に背を向けてしまう場合があるが、相手を見据え 次の技に備えなければならない。審判員は、集中力を継続している競技者とそうでない 競技者を見極める必要がある。 中段蹴りを掴むこと 競技者が中段蹴りをし相手にその足を捉えられたとき、蹴りをした競技者が残心を維持し、 得点基準6項目全てを満たした場合、得点となる。相手の逆突きが同時に決まり双方とも 有効である場合でも、技の早かったと見なされた競技者の得点となる。 理論上実際の競技では、全力を伴う蹴りは相手の動きを不可能とし、相手に足を捉えられる ことはないと考えられる。適切なコントロール、攻撃部位及び得点基準6項目全てを満たす ことが、得点技であるかどうかの判断の要因となる。 投げ及び負傷 相手を掴み投げることは、状況によっては許されている。相手が倒れ負傷することがない よう競技者の技を磨くことは、コーチの責任である。 投げ技を試みる競技者は、第6条及び第8条の説明に記載されている事項を遵守しなけれ ばならない。相手を投げ、負傷させた場合でも、記載事項全てを守った上での投げであり、 又、その負傷が相手自身の落ち度によるものであれば罰則は課せられない。投げられた 競技者自身の落ち度による負傷とは、腕又は肘でカバーしなかったための負傷、相手を 引っ張ったことにより相手が自分の上に倒れ負傷した場合等。 『相手の両足を掴み背中からの投げは危険を伴う』。(しかし)第8条説明Ⅹには次のように 記載されている:「・・・相手の安全のため、着地するまで相手から手を離してはならない。」 (とあり、このような投げは)安全性を保証することは困難であるため、このような投げは禁止 行為(C1)に入る。(しかし『』は手を離していないのでこれに入らないが投げられて)負傷が 起きた場合カテゴリー1で対処する。(投げられても)負傷せず又は投げが主審によって止め