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1W o r l d T e r a k o y a M o v e m e n t

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1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

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1998

1999

2000

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2009

2010

2011

2012

2013

2014

2015

ユネスコ・世界寺子屋運動

第10次、第11次支援プロジェクトの成果をご報告し、

今始まっている第12次支援についてご紹介します。

引き続き、世界寺子屋運動への

ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

きのうまで。そして、明日から。

社団法人

日本ユネスコ協会連盟

Terakoya

Report

2001

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akoya Movement

ごあいさつ

皆さまには日頃より「ユネスコ・世界寺子屋運動」に温かいご協力をいただきありがとうございます。 ここにみなさまのご支援をもって実施された世界寺子屋運動第10次ならびに第11次支援プロジェ クトの報告書を刊行し、世界各地で実施された識字教育や寺子屋で学ぶ人たちの経験を伝えさせ ていただきます。 国際識字年(1990年)をきっかけとして日本ユネスコ協会連盟は、独自の国際協力活動「ユネスコ・ 世界寺子屋運動」を推進しております。過去10年(1989∼1999年)にわたり、皆さまからの総額約10 億円の支援金で、42カ国1地域において369のプロジェクトを実施し、世界の約70万の人びとに寺子 屋で学ぶ機会を提供してまいりました。 しかしながら、2000年現在でも1億1,300万人もの子供が初等教育を受けておらず、8億8,000万の 成人が非識字の状態にあるのが現実です。本来教育はその国のもっとも大切な責任ですが、実際 には力の及ばないことも多くあります。世界寺子屋運動はそれらの国の政府や地域の教育委員会、 NGO(非政府団体)に協力し、教育を受けられなかった成人や学校に行けない子どもたちのために あらためて教育の機会を提供し、地域の発展を支える人材の育成を目指しています。 また世界寺子屋運動は、単に資金面からプロジェクトの実施を支援することにとどまらず、日本国内 での啓発活動やスタディツアーなどの交流を通じて、相互理解を促進しています。これらの活動をつ うじて人びとが世界のことを知り、学び、考え、平和を構築していくことが大切だと考えています。この 報告書を世界が直面する教育・社会の問題へのご理解に役立てていただければ幸いでございます。 巻末に2001年度の世界寺子屋運動第12次支援のプロジェクトをご紹介しています。「書きそんじは がき回収キャンペーン」など身近な方法をつうじて、今後とも引き続き世界寺子屋運動にご支援とご協 力をよろしくお願い申し上げます。 2001年5月 社団法人 日本ユネスコ協会連盟 理事長

村井 了

世界で 8 億 8,000 万人もの

人びとが非識字で苦しんでいます。

子どもの時から働かなくてはならなかった人びとや女性、少数民族、さらには戦争や内戦の犠牲になった人びとが非識字で苦し んでいます。正規の学校に通えない 6∼11歳の子どもも、約1億1,300万人います。 女性 64%

非識字人口の大陸別割合

非識字人口の男女比

男性 36% アジア 74% アフリカ 20% アメリカ 5% ヨーロッパ 1% オセアニア 0.1% 非識字とは: 日常生活に必要な 読み・書き・計算能力を もたないことを 「非識字」といい、 非識字の状態の人を 「非識字者」と呼びます。

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人々が 寺子屋で学ぶ 貧しい村に 寺子屋を作る 貧困の中での 生活苦 非識字者は 社会の片隅で 圧倒的弱者に 情報化社会、 貨幣経済の社会が 押しよせる 道路ができ、 先進国文化が 入り込む 学校がない 家計に余裕がない 子どもが働いている 教育を受けられない (非識字) 読み書き計算が できない (生活の基礎的 知識が不足) 安定した職業に 就けない 収入が少ない 人びとの知識や技術が 向上する 人びとの暮らしが 楽になる

ユネスコ・世界寺子屋運動は、

人びとの心の中に、

世界平和を創ります。

教える人を育て、施設・教材を提供。

▽ 学びの場の建設

寺子屋や図書館、集会場などを建設 しています。

▽ 授業の運営

子どもや女性向けに、実情にあった 授業を行います。

▽ 職業訓練の実施

暮らしの基礎づくりのための教育も行 います。

▽ 教員の育成

教育を根づかせるために、現地の教 員を育成します。

▽ 教材の提供

文字だけでなく、生活習慣の教育も行 います。

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第10次支援データ

支援国数

10

カ国 支援団体数

24

団体 支援プロジェクト数

29

プロジェクト 支援総額

81,881,000

第11次支援データ

支援国数

10

カ国 支援団体数

25

団体 支援プロジェクト数

30

プロジェクト 支援総額

69,645,000

皆さまの善意は、

直接現地の人たちにとどけられました。

皆さまから寄せられた支援金は、厳正な監査のもとに執行され、支援先からも、その使途と効果について適正な報告を受けており ます。第10次、第11次支援では、おかげさまで、世界11カ国で59のプロジェクトで成果をあげることができました。

寺子屋プロジェクトの流れ

「ユネスコ・世界寺子屋運動」は次のように実施されます。

支援者の皆さま

日本ユネスコ協会連盟

支援先

書きそんじはがき 申請書の審査 申請 支援団体の決定 契約 第一次送金(全体の8割) プロジェクト開始 中間報告書の審査 中間報告書の送付 第二次送金(全体の2割) プロジェクト終了 最終報告書審査 換金 支援者向けの最終報告 最終報告書送付 インターネット・クリック募金 現金募金

募金額の推移

( 総額110,488万円) 単位:万円 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 7,100 9,600 8,300 5,510 8,900 9,500 8,220 9,050 10,010 12,260 11,088 10,950

(5)

国名 団体名 ページ インド ストリート・サバイバーズ・インディア 5 インド・ユネスコ協会クラブ連盟 5 ユネスコ・ラーニングセンター・ビジャプール 6 ジャン・カラヤン・トラスト 6 ベルガオン農村開発協会 7 カンボジア ユネスコ・カンボジア事務所/シアムレアップ州教育、青年、スポーツ事務所 7 ユネスコ・カンボジア事務所/バッタンバン州教育事務所ノンフォーマル教育局 8 ユネスコ・カンボジア事務所/バッタンバン州教育事務所ノンフォーマル教育局 8 ケマラ 9 ネパール NGOフォーラム・ネパール 10 ABCネパール 10 総合開発研究所(IIDS) 11 ノンフォーマル教育リソースセンター(NRC-NFE) 12 ジョイティヤダ・ダング 13 ネパール女性協会 13 中  国 吉林省ユネスコ協会 14 ユネスコ北京事務所 14 タイ ユネスコ・アジア太平洋地域中央事務所 15 バングラデシュ グラムバングラ 15 ソピレット 16 バングラデシュ・ユネスコ協会クラブ連盟 17 ダッカ・アサニア・ミッション 17 ベトナム ナムダン県農民同盟 18 ベトナム教育開発推進支援協議会 18 非識字教育理事会 19 NOCEADベトナム 19 ベトナム成人教育協会(NAAE) 20 ベトナム・ユネスコ国内委員会 21 ザフォン村教育推進協会 21 トゥオンヴー女性同盟 22 ベナン 友情と平和ユネスコクラブ 22 ウガンダ 非識字に対するモダンキャンペーン 23 ボリビア インファンテ 24 ブラジル アメリカ大陸人類研究所 24

ユネスコ・世界寺子屋運動

第10 次/11次支援プロジェクト報告

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akoya Movement

INDIA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ストリート・サバイバーズ・インディア

インド

インド スラムの環境に育ち、幼い時から身体的暴力、犯罪、強制労働、搾取などの問題に さらされている子どもたちに、現実の生活に密着した教育をとおして、知識だけでなく、 人間形成の大切さを教えています。授業は、午前に 6クラスと午後に 6クラスの初等 教育(1学年∼5学年)と継続教育(14∼18歳)で、公立学校で使用している教科書を 使い、希望者が公立学校に進級できるようにしています。教員は、教科書に載ってい ることが生活の中で生かされる知識であると子どもたちが実感できるよう、授業を工夫 しています。図書館には1,000冊以上の蔵書があり、学力維持のために夕方から生徒 たちに開放しています。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑩⑪ストリートチルドレンの識字教育

支援年次 主な対象者― 子ども 支援の総額― ¥ 23,245,000 学習者の総数― 4,000名 使用言語― ヒンドゥー語、英語 実施地― デリーの モティアカーン・スラム 第11次の支援

¥

4,033,000

第10次の支援

¥

3,691,000

団体運営費 29% 団体運営費 18% その他5% その他6% 寺子屋運営費51% 寺子屋運営費64% 教材費11% 建築費4% 建築費12%

INDIA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

インド・ユネスコ協会クラブ連盟

インド

インド 第10次、11次合わせて2,000名を超えるすべての学習者が自分の名前が書けるように なりました。また、手紙を書くことができるようになり、新聞記事を読むことにチャレンジ している人もいます。スタディツアーに参加したことで、地域にある重要な場所や行事 についての理解が深まり、学習者は社会の輪に入りつつあります。部族民の女性た ちは裁縫クラスに参加し、自分の仕事を持ち、生計を立て、技術を身につけています。 そして、小口融資グループからの融資でミシンを買い、彼女たち自身の仕立て屋を開き、 現金収入につなげています。学習者は、自分たちの問題について話し合うミーティン グを開き、より良い生活ができるよう真剣に考えています。(第11次最終報告)

プロジェクト:⑩ストリートチルドレン、スラム住民、部族民の意識向上

⑪識字教育と職業訓練

支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 19,761,000 学習者の総数― 2,200名 使用言語― カンナダ語 実施地― カルナータカ州 南カナラ、マイソール 第11次の支援

¥

2,250,000

第10次の支援

¥

2,216,000

団体 運営費 55% 寺子屋 運営費 41% 教材費4% 団体運営費 51% その他 3% 寺子屋 運営費 41% 教材費5%

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akoya Movement

INDIA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ユネスコ・ラーニングセンター・ビジャプール

インド

インド 現在120人の学習者が識字クラスで、またスラムに住む50人の少女たちが仕立てク ラス、裁縫クラスで学んでいます。教室のほかにも、セミナーやストリート劇を行い、少 女売春の防止などにも努めています。特に、娯楽のあまりない農村では、ストリート劇 に平等の概念や助け合い、アルコールの害など、さまざまなテーマを織り込んで、楽し みながら学べるよう工夫しています。また、定期的に教員のミーティングを行ったり、ソ ーシャルワーカーを呼んでアドバイスも受けています。学習者は少しずつ社会的状況を 理解し、自分たちの力でさまざまな活動を行えるようになりました。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 2,251,000 学習者の総数― 300名 使用言語― カンナダ語 実施地― カルナータカ州 ビジャプール 第11次の支援

¥

1,313,000

第10次の支援

¥

938,000

団体運営費 47% その他12% その他 4% 寺子屋 運営費 31% 教材費10% 団体 運営費 42% 寺子屋 運営費 46% 教材費8%

INDIA

1 2 3 4 5 6 7 8

10 11

ジャン・カラヤン・トラスト

インド

インド スラムに住む子どもたちを対象に読み書きや算数を教え、保健衛生について楽しく効果 的な授業が行われています。また10学年の試験に合格できるように学校に通っている 子どもを対象に補習授業も行っています。退学者はゼロ、欠席が多い学習者にも補足 課題などを与え、授業について来られるように配慮しています。スラムに住む女性を対象 に識字教育とミシンや裁縫のクラスや小口融資プログラムを行い、家族計画や保健衛 生、環境保護などの重要性が認識できるようになりました。また地元の銀行の協力によ り、各20名の女性メンバーからなる貯蓄グループが開設されました。生活環境が少し ずつ改善され、女性たちに自信が生まれてきています。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑪スラム住民の識字教育と女性のエンパワメント

支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 1,094,000 参加者の総数― 200名 使用言語― グジャラート語、英語 実施地― グジャラート州 ガンディナガール 第11次の支援

¥

1,094,000

団体運営費 18% その他6% 寺子屋運営費64% 建築費12%

9

プロジェクト:⑩スラム住民と部族民の意識向上

⑪識字教育と女性のエンパワメント

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akoya Movement

CAMBODIA

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ユネスコ・カンボジア事務所/

シアムレアップ州教育、青年、スポーツ事務所

カンボジア

カンボジア 3分の2ほどの女性を含む学習者が識字クラスや職業訓練のクラスに参加して勉強し ました。家の農場経営の仕事で忙しかったり、家が遠かったり、雨期で路面状態が悪 かったなどの理由で寺子屋を中退したり、欠席しがちな学習者たちには、教員や村の 指導者が直接自宅訪問をして参加の重要性を訴えかけています。また、各地域に識字 クラスを増やして、寺子屋運動を広めていく準備もしています。識字クラスの存在は、 少しずつ知られるようなってきています。現地スタッフは、貧しいため働かなくてはなら ない、また学習者の意識が低いなどの問題に、つねに前向きに取り組んでいます。 (第11次最終報告)

プロジェクト:⑩⑪識字教育と職業訓練

支援年次 主な対象者― 成人・子ども 支援の総額― ¥ 29,356,000 学習者の総数― 13,000名 使用言語― クメール語 実施地― シアムレアップ州の 5地域 第11次の支援

¥

3,111,000

第10次の支援

¥

5,879,000

団体運営費 40% その他5% 寺子屋 運営費 36% 建築費6% 教材費11% 団体運営費13% 職業 訓練費 12% 教員 研修費 1% 寺子屋運営費59% 教材費13% 建築費2%

INDIA

1 2 3 4 5 6 7 8

10 11

ベルガオン農村開発協会

インド

インド ワークショップには、識字教育や社会活動の専門家、ソーシャルワーカー、インドで「ユ ネスコ・世界寺子屋運動」の支援を受けている団体の代表者ら53名が参加し、識字教 育を促進するための社会活動の役割を討議しました。リタ教授は基調講演のなかで 「学習者の生活に則した問題を教材にすれば、興味が増長されること。また、非識字者 の言語能力を認識し、その能力を高め豊かにするプログラム構築が大切であること」を 述べました。インド政府、州政府およびインド国内の社会活動を実施している団体に送 付された決議文には、識字教育の研究とソーシャルワーカーの研修の重要性、地域の 言語や文化、生活に根ざした教材開発、プログラムの評価調査の必要性をうたってい ます。(第10次最終報告)

ワークショップ:⑩識字教育促進に向けた社会活動専門家の

ワークショップ

支援年次 主な対象者― NGO、地域の識字 教育実施団体 支援の総額― ¥ 9,122,000 参加者の総数― 600名 使用言語― カンナダ語 実施地― カルナータカ州 ゴカック 第10次の支援

¥

1,022,000

謝礼等9% その他 19% 会場費6% 交通費 44% 印刷製本費 22%

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akoya Movement

CAMBODIA

ユネスコ・カンボジア事務所/

バッタンバン州教育事務所・ノンフォーマル教育局

CAMBODIA

ユネスコ・カンボジア事務所/

バッタンバン州教育事務所・ノンフォーマル教育局

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カンボジア

カンボジア 学習者は、読み書きのほか、計算、保健、健康、衛生、農業なども学びます。地域の 教育局などとも協力して、モニタリングや教員のトレーニングを行い、学習者の生活改 善に努めています。しかし、貧困のため学校に来ることができない人もまだたくさんい ます。1998年10月には、2つの村の協力で、新しい図書館ができました。その2つの 村に教育省から1,400kgの米が配られました。1999年の3月には、農業局、健康局、 環境局などから、本や雑誌が図書館に寄付されました。ここには、ユネスコ・世界寺子屋 運動から政府や地域社会の教育活動につながったひとつの理想のかたちがあります。 (第11次最終報告)

プロジェクト:⑩⑪識字・生活教育

支援年次 主な対象者― 成人・子ども 支援の総額― ¥ 25,518,000 学習者の総数― 16,000名 使用言語― クメール語 実施地― バッタンバン州8地域 第11次の支援

¥

1,833,000

第10次の支援

¥

6,199,000

その他8% 団体運営費2% 寺子屋 運営費 54% 教材費 14% 団体運営費 25% 教員 研修費 1% 寺子屋運営費51% 教材費23%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

カンボジア

カンボジア 識字クラスでは、読み書きだけでなく、衛生や健康の知識や絵なども学びます。また 授業は、公立学校のカリキュラムに基づいているので、クラス終了後、学習者が公立 学校に通えるよう配慮されています。また、仏教学、彫刻、マット織り、クラマ織り、絹 織物、裁縫、刺繍、伝統的音楽・ダンスなどのハンディクラフト・クラスで、学ぶ人たち もいます。ハンディクラフト・クラスでの製作物を市場で販売し、売上の30%は製作者 に、残りの70%はセンターで貯金し、生徒の共同貯金にしています。そのお金で材料 を買ったり、お金の必要な人に貸しています。(第11次最終報告)

プロジェクト:⑩⑪識字・ハンディクラフト教育

支援年次 主な対象者― 成人 支援の総額― ¥ 23,651,000 学習者の総数― 3,000名 使用言語― クメール語 実施地― バッタンバン州3地域 第11次の支援

¥

2,070,000

第10次の支援

¥

5,205,000

団体運営費13% 寺子屋運営費73% 教材費19% 教材費6% 寺子屋運営費 19% 教員 研修費 2% 職業訓練費50% 団体 運営費 23%

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CAMBODIA

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ケマラ

カンボジア

カンボジア 教育プログラムは、識字以外に道徳教育にも力を入れています。すべての教員は、組 織論、人権、民主主義、子どもの権利などについてのトレーニングを受け、読み書きは もちろん、保健、衛生、生活環境や道徳も教えています。多くの学習者たちが、健康 管理と歯科衛生に関する指導を受けることができました。開設された図書館は、学習 者だけでなく村民の多くに利用されています。日ユ協連から寄贈されたカンボジア語版 「アジアのこころ」※をテキストとして、平和の文化をカリキュラムに取り入れ、子どもや 若者たちに平和を求める心、助け合いの心を育ませています。(第11次最終報告)

プロジェクト:⑩識字・生活教育

⑪識字教育と平和教育

支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 12,001,000 学習者の総数― 1,700名 使用言語― クメール語 実施地― ルッセイ・ケオ地区 第11次の支援

¥

1,680,000

第10次の支援

¥

3,711,000

団体運営費 17% 寺子屋運営費 46% 教材費 34% 教材費14% 団体運営費 18% その他1% 寺子屋運営費68% ※「アジアのこころ」とは…「2000年平和の文化国際年」を記念して出版された「アジアのこころ」(絵・文/葉 祥明)は、自然と共生する、争いのない世界への願いを描いています。カンボジア、 ベトナムなどの言語に翻訳され、現地の識字教育の教科書として使われています。

現地からの「ありがとう」

サタ・ナリン(38歳・女性) 教員になった動機: 村で貧困のため学校に行けない子ども達のため 私は、ルッセイ・ケオ地区のミタペッ プ村で、識字教員として働いていま す。識字クラスは、貧困のため公の 教育を受けることができない子供た ちにとって大変有効です。親も子ども たちが、識字教育を受けられることを 喜んでいます。親は、地域における困 難な社会・経済を理解し、子供たち のために識字クラスを開講してくれた ケマラに深く感謝しています。ケマラ とともに私も、子供たちがよりよい教育を受けられるよう全 力を尽くしていきたいと思っています。ケマラが識字教育を 行っていけるのも、世界寺子屋運動の支援があってこそで す。世界寺子屋運動とこのプロジェクトを支援してくださっ ている日本の人びとに深く感謝をしています。(原文クメール語) サン・ケオ・ロマート・モニー(16歳・女性) 私は識字クラスを卒業し、証書をいただきました。読み書 きや計算ができることをとても嬉しく思います。家族が非 常に貧しいため、初等学校で勉 強を続けることはできませんが、 暇な時間を見つけてケマラの図 書館に本を読みに行っていま す。私に教育を受けるという素 晴らしい機会を与えてくれたみな さんに感謝します。(原文クメール語)

教員からのコメント

学習者からのメッセージ

(11)

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NEPAL

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NGOフォーラム・ネパール

ネパール

ネパール 女性開発グループ(ビカシュ・サムハ)では、各地域に開発センター(ビカシュ・ケンドラ) を建設し、多くの女性が段階的に生活の向上が計れるようプログラムを組んでいます。 学習者は、読み書きができたり、収入プログラム(裁縫、きのこの栽培、やぎ・鶏の飼 育)のおかげで技術を身につけ、自信を持ち、努力を続けています。また、将来、各地 のセンターが自立できるよう、地域のNGOを対象に研修を行ったり、環境や子供たち のためのプログラムなどを行っています。備えられた電話は、農村の新識字女性たち にとって、情報伝達・交換の欠かせない道具となりました。女性銀行も作り、収入向上 や技術習得に確実に成果を上げています。(第11次最終報告)

プロジェクト:⑩開発センター

(ビカシュ・ケンドラ)

の拡充

⑪開発センターの強化と自主運営教育

支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 10,137,000 学習者の総数― 3,500名 使用言語― ネパール語 実施地― ジャパ、ダン、 ウダヤプール、 ラリトプールの4地域 第11次の支援

¥

1,989,000

第10次の支援

¥

2,318,000

団体運営費 35% 寺子屋運営費 11% 教材費 39% 建設費15% 教材費 24% 建設費9% 団体 運営費 46% 寺子屋運営費21%

NEPAL

ABC ネパール

ネパール

ネパール ABCネパールでは、識字クラスのほかにも売春防止、女性協会の組織づくり、学校を 中途退学した子供たちのための特別プログラムなどを行っています。140以上の女性 協会ができ、4,000人の女性がメンバーとして活動しています。リーダーシップ研修には、 5つの地域(カトマンズ、ナルワコット、ナワルパシ、ダディング、ラメチャップ)から多くの 女性が参加しました。彼女たちは地域の女性協会のリーダーで、収入や生活向上に 必要な講演(社会や家庭での女性の地位、HIV/ AIDS 問題、へルスケアなど)を聴 き、活発に意見をかわしました。(第11次中間報告) 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 13,976,000 学習者の総数― 4,600名 使用言語― ネパール語 実施地― ヌワケット 第11次の支援

¥

1,996,000

第10次の支援

¥

2,250,000

団体運営費83% その他8% 教材費8%寺子屋運営費1% その他5% 建設費4% 団体運営費 32% 寺子屋運営費51% 教材費8%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

支援年次

プロジェクト:⑩女性のリーダーシップ研修と識字教育

⑪識字教育と寺子屋運動の促進

(12)

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akoya Movement

現地からの「ありがとう」

ラマ・カーギ(25歳・女性) カトマンズで開かれた識字教育研修ワークショップに参加 させていただき、とても勉強になりま した。新しい識字教材を使った教育 法がよく理解できました。すべての教 育者たちにこのような研修を受ける 機会が与えられたら素晴らしいと思 います。 このワークショップを通して、地域のニーズに合わせた教 育開発や、学習者のレベルに合わせた教材使用と教員 指導の重要性が分かりました。また、才知に富んだ方々 の協力と指導のおかげで、実践的な意義のある研修を 受けることができました。私はこのような研修はもっと時 間をかけて、ネパールの75地区全域で行なわれるべきだ と感じています。 NRC-NFEの協力のもと、新しい形式の研修をご指導、 ご支援くださっている日本のみなさまに心から感謝いたし ます。(原文ネパール語)

学習者からのメッセージ

計算問題の練習

NEPAL

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

総合開発研究所(IIDS)

ネパール

ネパール IIDSでは、グンデゥ、カレスワー、デヴミ・バルワ地域で識字教育を行っています。プ ロジェクトの計画は順調に進んでいて、識字者の数もどんどん増えています。識字後ク ラスの教員10人がトレーニングを受け、効果的にクラスが進むよう努力しています。貯 蓄プログラムも順調に進められています。新しい部屋を増築したり、収入向上のため の職業訓練クラスや、女性の共同貯蓄などがメンバーの要望で始められました。寺子 屋を自分たちで運営していくための研修を行い、女性たちが自立に向けて活動してい ます。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 86,975,000 学習者の総数― 4,100名 使用言語― ネパール語 実施地― グンデゥ、カレスワー、 デヴミ・バルワ 第11次の支援

¥

2,015,000

第10次の支援

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2,250,000

団体運営費 17% その他1% その他10% 寺子屋運営費 46% 教材費 36% 建設費20% 団体運営費 19% 寺子屋運営費37% 教材費 14%

プロジェクト:⑩識字教育と教員研修

⑪女性による寺子屋運動の促進

(13)

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akoya Movement

NRC-NFEが独自に開発した「識字教育研修ガイドブック」を使用して、識字教員を対 象に研修ワークショップを開催しました。研修では生徒たちの現状に合った教材やカ リキュラムを自分たちで作っていきます。識字教員はそれぞれの識字クラスで研修で学 んだことを生かしています。(第11次最終報告) 第11次の支援

¥

2,250,000

第10次の支援

¥

2,813,000

雑費2% 雑費9% 最終報告書作成費8% 最終報告書 作成費11% 通信費11% 通信費8% 参加者旅費 補助7% 参加者宿泊費補助9% 講師宿泊費補助9% 参加者宿泊費 補助9% 講師旅費9% 講師宿泊費6% 講師謝礼5% 講師謝礼19% 会場借賃費 16% 会場借賃費12% 教材・文具 購入費15% 教材・文具 購入費16% 資料印刷費12%

ワークショップ:⑩識字教育関係者の研修(4 地域)

⑪識字教育研修と寺子屋運動の促進

NEPAL

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ノンフォーマル教育リソースセンター(NRC-NFE)

ネパール

ネパール 識字専門誌「リテラシーウォッチ」はネパールの非識字問題や基礎教育・ノンフォーマ ル教育を取り巻く問題点や現状を伝え、政策やNGOの活動に反映させること目的と しています。隔月で2,000部発行し、識字クラスや寺子屋では副読本として学習者が 読むことができます。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 識字教育関係者、 NGO、識字教員 支援の総額― ¥ 14,936,000 参加者の総数― 500名 使用言語― ネパール語、英語 実施地― ネパール国内 第11次の支援

¥

1,500,000

第10次の支援

¥

1,500,000

その他13% 配布費 13% 印刷費53% 謝礼13% 調査費8% その他13% 配布費 13% 印刷費53% 謝礼13% 調査費8%

プロジェクト:⑩⑪「リテラシー・ウォッチ誌」発行

ネパールの識字教育を実践している関係者や教育者のための研修ホールを増築し、 1999年12月30日に建設が終了しました。研修ホールは「WTMホール」※と名づけられ ました。識字教員の研修などに利用されています。(第11次最終報告) ※WTMは「世界寺子屋運動」の英語略です。

プロジェクト:⑪研修センターの増築

第11次の支援

¥

2,813,000

建築費100%

(14)

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akoya Movement

NEPAL

ジョイティヤダ・ダング

ネパール

ネパール 農業を営む貧困層の非識字成人女性を対象に、識字クラスを1日2時間、週6日、6ヶ月 のプログラムを、また、技術訓練や収入向上プログラム(野菜栽培、貯蓄、栄養、衛生) を実施し、生活の質を向上させることができました。学習者と地域の住民をメンバーとす る貯金・融資グループ、青年グループ、女性グループ、農民グループも活動を始めていま す。さらに、識字教員の研修を行い、地域や学習者が直面している問題にあった授業 の進め方、副教材の作り方を学びました。寺子屋を管理、運営する責任者対象の研 修も行い、地域における寺子屋の役割や運営方法を学びました。2ヶ所の寺子屋で外 壁と内装を修復し、トイレの増設を行いました。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑪識字教育と教員研修

主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 2,250,000 学習者の総数― 100名 使用言語― ネパール語 実施地― ラリタプールの5地域 第11次の支援

¥

2,250,000

その他4% 団体 運営費 26% 寺子屋運営費 10% 教材費14% 研修費38% 修復費8%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

支援年次

NEPAL

ネパール女性協会

ネパール

ネパール プログラムは3期が終了して現在4期目に入っています。読み書きを学習しても使わな ければ何にもならないので、積極的に新しいことに挑戦するように指導しています。プ ログラムを終了した女性の多くは公的援助を得て、地元で識字クラスを開いたり、ネ パール女性協会や NGO に働きかけて技術研修クラスを開講したりしています。寺子 屋での活動がネパール女性たちの連帯と協力を生むきっかけとなり、社会問題に目を 向け、家庭、コミュニティ、さらには社会における女性の不平等な地位と闘う力となっ ています。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑪識字教育と女性のエンパワメント

主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 10,094,000 学習者の総数― 3,500名 使用言語― ネパール語 実施地― カトマンズ近郊ダパシ 第11次の支援

¥

1,594,000

その他7% 団体 運営費 31% 寺子屋 運営費 39% 教材費23%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

支援年次

(15)

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akoya Movement

CHINA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

吉林省ユネスコ協会

中国

中国

プロジェクト:⑩識字・農業技術教育

支援年次 主な対象者― 成人 支援の総額― ¥ 8,500,000 学習者の総数― 9,600名 使用言語― 中国語 実施地― 吉林省 第10次の支援

¥

2,250,000

団体運営費 8% 寺子屋運営費 42% 建築費8% 教材費42% 第10次支援では、プロジェクトのすべての目標を達成できました。1999年8月末まで に、7,400 名もの人々が寺子屋で何らかの授業を受けたことになり、5,301 名が識字 者となりました。また、技術研修に参加した人びとは技術を習得し、560 名が技術者 の初級資格を取得しています。クラスの数は、識字クラス17、栽培クラス73、家畜繁 殖クラス50となっており、教員数は男性39名、女性61名です。識字教材や実践的技 術書、ビデオなどを用いて、生徒の学習への興味を保てるよう、柔軟に対応していま す。これからも非識字の人に対しては、より多くの人材と時間をかけ、教育法を現状に 応じて変化させながら一層の努力をしていきます。(第10次最終報告)

CHINA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ユネスコ北京事務所

中国

中国 中国では、子どもたちが小学校に通えない理由はさまざまです。内蒙古では、遊牧民 で定住の風習がないために、河北省では、1998 年の張家口市大地震で校舎が倒壊 してしまったために、山西省では、地理的条件から農業収入が少ないために、親子で 望んでも小学校での教育は受けられませんでした。それぞれの地域で中国政府と協力 して建てられた希望小学校は、気候風土に合った構造を持ち、教室や図書館、実験 室などを備えている校舎もあり、子どもたちは快適な環境のもとで定期的な教育を受 けています。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 子ども 支援の総額― ¥ 7,501,000 学習者の総数― 1,350名 使用言語― 中国語 実施地― 内蒙古自治区、 河北省張家口市、 山西省 第11次の支援

¥

7,501,000

建築費100% 建築費100% 建築費100% 内蒙古

¥2,813,000

河北省張家口市

¥1,875,000

山西省

¥2,813,000

プロジェクト:⑪希望小学校建設(内蒙古)

⑪希望小学校建設(河北省張家口市)

⑪希望小学校建設(山西省)

(16)

BANGLADESH

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akoya Movement

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

グラムバングラ

バングラデシュ

バングラデシュ

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字・生活教育

支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 10,958,000 学習者の総数― 1,200名 使用言語― ベンガル語 実施地― タンガイル県バシャイ ル郡カンチャプール 第10次の支援

¥

2,438,000

団体運営費2% 寺子屋運営費4% 教材費 27% 建築費 67% 1998年に激しい洪水がバンクラデシュを襲い、プロジェクト地域も被害を受けました. そのため、新学習センター(寺子屋)は新しい場所に建設されました。寺子屋は1999年 8月に全て完成し、教材、文房具、タイプライター、ミシンも整いました。生徒の登録も 始まり、2 人の女性教員と2 人の講師を任命。寺子屋は識字教室 1 室、研修室 2 室、 事務所1室の4部屋からなっています。裁縫とタイピングのための指導要領もベンガル 語と英語で用意されています。識字教室、職業訓練、収入創出、クレジット・プログラム、 社会開発活動、保健指導、家族計画などについてもスタートしています。このプロジェ クトは、特に最貧困層の人びとには大きな希望を与えています。(第10次最終報告)

THAILAND

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ユネスコ・アジア太平洋地域中央事務所

タイ

タイ

ワークショップ:⑪識字振興国際ワークショップ

支援年次 主な対象者― 世界寺子屋運動 関係者 支援の総額― ¥ 2,973,000 参加者の総数― 60名 使用言語― 英語 実施地― バンコック 第11次の支援

¥

2,973,000

参加者費用8% 交通費55% 会議費・ 通信費8% 会場費29% 1999年12月にバンコックで開かれたワークショップでは、世界寺子屋運動ならびにユ ネスコ・アジア太平洋地域中央事務所(PROAP)のコミュニティ・ラーニング・センター プログラムの実績を評価しました。また識字教育を促進するためのコミュニティ・ラー ニング・センター(寺子屋)の重要性を世界に向けてアピールするための提言書を、 2000年1月にタイ・バンコックで開催された「EFA 2000 アセスメント・アジア太平洋地 域会議」に向けて作成しました。日本における世界寺子屋運動の募金活動について、 ユネスコ協会、名古屋国際センター、ロータリークラブの代表者が発表し、世界寺子 屋運動の10年間の成果と活動を参加者と共有しました。(第11次最終報告)

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akoya Movement

BANGLADESH

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ソピレット

バングラデシュ

バングラデシュ 学習センターには15歳以下の学習者が、通っています。教員は図や絵を用いたり、学 習者が楽しんで勉強できるように努めています。そして、コーディネーター、プロジェクト 監督者、教師が、教育の質の向上を目指して、毎月ミーティングを開いています。学習 者は、国指定の教科書を使って、ベンガル語、英語、算数、理科、歴史、イスラム文 化などを勉強しています。スポーツやベンガル語の詩を朗読したり課外活動も積極的 に行っています。さらに、ソピレットでは、政府と共に8つのミニクリニックを運営し、家 族計画を教えています。また、小口融資グループを組織し、貯金を集め、融資を行って います。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 子ども 支援の総額― ¥ 13,620,000 学習者の総数― 4,300名 使用言語― ベンガル語 実施地― ラクシュミプール県 第11次の支援

¥

2,250,000

第10次の支援

¥

5,032,000

教材費22% 教材費 55% 建築費 45% 団体運営費 28% 寺子屋運営費50%

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字教育

⑪識字教育

現地からの「ありがとう」

ビダン・チャンドラ・ポール(26歳・男性) 教員になった動機: 地域のために働きたかったので この貧しい地域に学習センターができたことは、本当に めずらしいことです。この学習センターが建設されてから、 学校を中退した人や学校に通えない子どもたちが、勉強 できるようになりました。地域の人びとを代表して日本の みなさんに感謝の意を表します。(原文ベンガル語) ジェーナ・ベグム(11歳・女性) 学校に行けなかった理由: 貧困と近くに学校がなかったため 親愛なる日本のみなさんへ こんにちは。お元気ですか? 私たちは、元気です。みな さんの支援によって、学校ができてとってもうれしいです。 地域のみんなもとっても喜んでいます。私たちは、この学 習センターで勉強 をすることができま す。本当に感謝し ています。みなさん が訪ねてくれるのを 待っています。 (原文ベンガル語)

教員からのコメント

学習者からのメッセージ

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akoya Movement

BANGLADESH

BANGLADESH

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ダッカ・アサニア・ミッション

バングラデシュ

バングラデシュ 本、ポスター、ゲーム、チャートなどを用いて、保健、環境保護、社会制度、衛生、収 入向上について学んでいます。収入創出活動のために 75 の女性グループを形成し、 小口融資も行っています。センターは新たに識字者となった女性たちにとっては社会と つながる場所であり、女性たちに様々な情報に接する機会を与えています。また、12 の収入向上プログラムは女性たちの家庭での発言力アップなど、女性たちに自信を 与えています。このセンターができてから、女性たちは読み書き能力も向上、家計のや りくりもできるようになりました。生活水準も上がり、本や新聞から、環境保全、収入向 上活動の情報を得て、生活に役立てています。(第11次最終報告)

プロジェクト:⑪収入向上のための継続教育

支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 2,250,000 学習者の総数― 200名 使用言語― ベンガル語 実施地― ナルシンディ県 第11次の支援

¥

2,250,000

教材費11% 建築費3% 団体運営費 7% その他2% 寺子屋運営費77%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

バングラデシュ・ユネスコ協会クラブ連盟

バングラデシュ

バングラデシュ 300 人の学習者が、初等教育・算数を学んでいます。保健衛生や家族計画について の講義も開かれ、社会の現実を理解するようにもなりました。また学習者は社会の早 い変化に気づき、それについていくには、教育がまず必要だということを知りました。 そのため学習者は、目的を持って勉強するようになり、退学者の数もゼロになりました。 学習者が将来自立できるようになるためにはまだまだ時間がかかりそうです。現在、他 のグループ、地方の役人、会社などへプログラムに協力してくれるように頼んでいます。 また収入向上につながる職業訓練クラスもいくつか開講する予定です。(第11次最終 報告) 支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 20,167,000 学習者の総数― 10,000名 使用言語― ベンガル語 実施地― ブランモバリア、 ケラニガンジ 第10次の支援

¥

2,250,000

第11次の支援

¥

4,307,000

団体 運営費 42% 団体 運営費 40% 職業訓練費15% 教員研修費3% 教員研修費 1% 寺子屋運営費 13% 寺子屋運営費25% 教材費27% 教材費34%

プロジェクト:⑩⑪識字・生活教育

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VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ベトナム

ベトナム ベトナム中部に位置するゲアン省は、ホーチミンの生誕地として知られています。4教 室からなる寺子屋(135平方メートル)を建設し、机、いす、黒板、教材などを購入しま した。プロジェクトでは孤児、障害、貧困などの理由により学校に行けない子ども、お よび18歳から45歳までの成人を対象に、識字教育5クラスと職業訓練(ミシン)2クラ スを実施しました。地元の教育局や女性や青年グループの協力を得て、楽しく学習す る環境を整えています。(第10次最終報告)

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字教育・職業訓練

支援年次 主な対象者― 成人・子ども 支援の総額― ¥ 3,038,000 学習者の総数― 350名 使用言語― ベトナム語 実施地― ゲ・アン省ナムダン 第10次の支援

¥

3,038,000

団体運営費4% 寺子屋運営費 3% 教材費 25% 建築費 68%

ナムダン県農民同盟

VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ベトナム教育開発推進支援協議会

ベトナム

ベトナム ナムハー省ハイ・トリウ地区において、子どもから成人まで、広く識字教育を試みる このプロジェクトは、地域に多大なる影響をもたらしました。生徒たちは識字クラスに 参加した後には、読み書き、計算のレベルが小学校3年生のレベルに匹敵するほどに なりました。クラスで学んだ知識は、仕事にも活かされています。結果としては高い労 働効率と生活水準を生み出し、地域の飢餓撲滅・貧困緩和プログラムにも大きく貢献 しました。(第10次最終報告)

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字教育

支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 2,531,000 学習者の総数― 130名 使用言語― ベトナム語 実施地― ナムハー省 ハイ・トリウ地区 第10次の支援

¥

2,531,000

団体運営費 23% 寺子屋 運営費 4% 建築費 67% 教材費5% その他1%

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akoya Movement

VIET NAM

非識字教育理事会

ベトナム

ベトナム 大雨と台風5号(1998年)のために工事が遅延しましたが、1999年3月に電気と水道 を完備した寺子屋(124平方メートル)とトイレが完成しました。そして識字教育2クラス と初等教育 2クラスを実施し、約 100 名が学習しました。ストリートチルドレンや学校 に行けない子供、非識字の大人は新しい寺子屋での授業を楽しみに通っています。 これから学習教材、テレビやビデオなどを整え、住民が利用しやすい寺子屋を目指し ていきます。(第10次中間報告)

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字教育

主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 3,038,000 学習者の総数― 100名 使用言語― ベトナム語 実施地― カン・ナム省ホイアン 第10次の支援

¥

3,038,000

団体運営費6% 寺子屋運営費3% トレーニング 経費7% 教育備品 購入費 8% 建築費 76%

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

支援年次

VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

NOCEAD ベトナム

ベトナム

ベトナム 支援年次 主な対象者― 成人女性・子ども 支援の総額― ¥ 11,860,000 学習者の総数― 4,200名 使用言語― ベトナム語 実施地― ホアビン省マイチャウ郡 とラオカイ省ムォコン郡 第10次の支援

¥

2,250,000

団体運営費 14% 寺子屋 運営費 16% 建築費 35% 教材費31% その他4%

プロジェクト:⑩寺子屋建設と識字教育・職業訓練

ラオカイ省とホアビン省で農業をしている少数民族のモン、ダオ、タイの女性と少女を 対象にベトナム語の読み書き、算数、裁縫、木彫りなどの職業訓練と生活学習のクラ スを開講しました。この地域では6∼17歳の少数民族の女性の3分の2以上が学校 に通っていないため非識字は深刻な問題です。識字と職業訓練の教材を作成し、ラ オカイ省ムォコン郡とホアビン省マイチャウ郡の学習者に配布しました。また、教員研 修を7地域で開催し、ワークショップも2ヶ所で開催しました。寺子屋と継続教育セン ターは地域の人びとがいつでも利用できるように、地域のリーダーと協力してプロジェ クトを運営していきます。(第10次最終報告)

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VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ベトナム成人教育協会

(NAAE)

ベトナム

ベトナム 第10次のプロジェクトにおいて以下の3つの目的が達成されました。まず、タンホイ村 の人びとを集めて寺子屋CLCの建設、スタッフと教師の研修、寺子屋CLCの運営を 行ないました。そして、識字教室や収入向上・生活改善のための研修によって、読み 書き能力が大きく向上し、技術支援と資金融資により、貧困層の女性の収入が向上 しました。第11次では、差別を受け続けてきた少数民族の女性の自尊心を育むことを 第一の目的としました。識字教育や技術トレーニングだけでなく、家庭問題を抱える女 性たちのためにカウンセリングを行ったり、夫たちの理解を深めるためにワークショップ を開いたりしています。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 8,360,000 学習者の総数― 1,000名 使用言語― ベトナム語 実施地― ティエン・ザン省タンホイ、 ラオカイ省バオイェン郡 ルォンソン村 第11次の支援

¥

2,250,000

第10次の支援

¥

2,250,000

旅行費18% トレーニング 経費 12% 建築費37% 建築費15% 教材費 31% 教育備品購入費22% 寺子屋 運営費 11% 寺子屋運営費 35% 団体運営費 35%

プロジェクト:⑩寺子屋建設と収入向上プログラム

⑪寺子屋建設と識字・生活教育

現地からの「ありがとう」

トルゥオン・シー・ホアン(32歳・男性) 教員になった動機: 初等教育の普及に参加して、省の識字活動に貢献した かったから。また収入も増やしたかった。 寺子屋CLCの建設後、16名の生徒が識字クラスに集ま り、私が教師としてこの活動に参加することになりました。 生徒たちは日中、働いており、夜には喜んでクラスに通っ ています。彼らは補助読本を非常に気に入っているようで す。識字教育に参加していることを私は光栄に思い、今後 も長く教師として関われればと願っております。寺子屋CLC 建設に貢献してく ださった 皆さまに 御礼申し上げます。 (原文ベトナム語) リー・チー・キエウ(13歳・女性)職業:農民 学校に行けなかった理由: 非常に貧しい家庭で、生活費を稼がなければならなかっ たため。 皆様へ 私の家族はとても貧しく、小さい頃から学校へは 通えませんでした。だから私は文字の読めないままだった のです。最近になって女性同盟の会員の人に識字クラス に通うことをすすめられました。クラスは母方の祖母の家 の近くにあります。教科書、ボールペン、ケロシンランプが 村人たちから贈られました。先生はとても楽しい人で、とて も熱心に授業をしてくれます。今では私も識字者です。読 み書きも出来、先生から絵本を借りて読んでいます。殺虫 剤や肥料、家畜飼育に関する本も読み、新しい知識を農 業や家畜飼育に役立たせました。その結果、支出を減ら し生産高を上げることが出来たのです。友人にも劣等感 を感じることはもうありません。日本の皆さまと村の女性同 盟の方々に深く感謝いたします。(原文ベトナム語)

教員からのコメント

学習者からのメッセージ

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akoya Movement

VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ザフォン村教育推進協会

ベトナム

ベトナム 洪水や嵐などの災害に遭いやすい地域なので、当初設計していたものより大きく頑丈 な寺子屋を建築しました。寺子屋の建設中に識字教育を開始しました。こうすることに よってプロジェクトの開始がよりスムーズにまた効果的に行われました。寺子屋では現 在100人の学習者が5つある識字クラスに通い(各クラス20名)、週2回授業を行って います。耕作の時期に合わせて農業技術の訓練も行っており、訓練を受けた50人の 学習者は、地域や集落の人びとに技術を伝授していきます。農業訓練のおかげで地 域全体の家庭収入が約20%ほど増加しました。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑪寺子屋建設と識字教育

支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 2,250,000 学習者の総数― 150名 使用言語― ベトナム語 実施地― ニンビン省ザフォン村 第11次の支援

¥

2,250,000

教材費1% 建築費 88% 団体運営費8% 寺子屋運営費3%

VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ベトナム・ユネスコ国内委員会

ベトナム

ベトナム ベトナム各地に点在するコミュニティ・ラーニング・センター(CLC)と寺子屋の責任者、 ベトナムの教育の専門家、ユネスコアジア太平洋事務所、日ユ協連ら60名が一同に 会し、コミュニティ・ラーニング・センター(CLC/寺子屋)という地域に根ざした教育施 設をベトナム国内に広めていくためにワークショップを行いました。参加者はホアビン 省のCLC/寺子屋プロジェクトを訪問し、現場での経験を共有し、CLCの方法論を学 び合うことができました。(第10次最終報告)

ワークショップ:⑩識字教育の評価国際ワークショップ

⑪ベトナムの識字教育ワークショップ

支援年次 主な対象者― ベトナム国内の教育 関係者、新規および既存の 寺子屋プロジェクトの関係者、 国際機関関係者 支援の総額― ¥ 9,675,000 参加者の総数― 100名 使用言語― 英語、ベトナム語 実施地― ハノイ 第10次の支援

¥

5,625,000

第11次の支援

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4,050,000

その他6% 通信費3% 印刷製本費 14% 交通費71% 会場費6% その他16% 謝礼5% 印刷製本費 13% 交通費47% 会場費19%

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akoya Movement

VIET NAM

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

トゥオンヴー女性同盟

ベトナム

ベトナム 寺子屋を建設するにあたって、地域の人びとの積極的、自主的な参加(建設作業、機 材寄付など)が大きな力となりました。現在寺子屋に通う70名の学習者は、農業技術 訓練から得た自分たちの知識を集落の人びとにも伝える活動を行っています。また家 族計画の講義を開いたり小口融資プログラムを開設することで、地域の貧しい農民や 家族の生活向上を図っています。一方寺子屋を運営する人たちは、研修ワークショッ プや教員、地域リーダーと討論会を開き、寺子屋運動の意義、目的、機能についての 認識をより多くの人びとに広めていけるよう働きかけています。(第11次中間報告)

プロジェクト:⑪寺子屋建設と識字・生活教育

支援年次 主な対象者― 成人 支援の総額― ¥ 2,438,000 学習者の総数― 70名 使用言語― ベトナム語 実施地― ハイドゥオン省 キムタン郡 トゥオンヴー村 第11次の支援

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2,438,000

教材費9% 建築費90% 寺子屋運営費1%

BENIN

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

友情と平和ユネスコクラブ

ベナン

ベナン 大西洋 第9次支援までにすでに建設された、バクポジとウンヴィウエの寺子屋にトイレをつくり、 クラスで使う机や椅子、教科書やノートや石板などの学用品、備え付けの医療品など を購入しました。児童の権利についての啓発活動も全国で行いました。寺子屋での識 字の授業や収入向上プログラムに参加した人びとは、女性や子どもを中心に1,113人に のぼります。女性たちの間には固い絆が生れ、お互いに協力しあう気持も生れ、プロジェ クトの名前通り「識字友だち」という感じです。また、そうした活動に参加した女性たちを 対象とした小規模融資も行いました。817人の女性が9つのグループに分かれ、融資さ れた資金を使って収入向上につながる小さな事業を行いました。(第10次中間報告)

プロジェクト:⑩識字教育の友人たち

支援年次 主な対象者― 成人・子ども 支援の総額― ¥ 9,810,000 学習者の総数― 1,113名 使用言語― フランス語 実施地― バクポジ、ウンヴィウエ 第10次の支援

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2,250,000

団体運営費 31% 寺子屋運営費 23% 建築費 35% 教材費11%

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akoya Movement

UGANDA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

非識字に対するモダンキャンペーン

ウガンダ

ウガンダ イ ン ド 洋 ケニア 識字教育とあわせて職業訓練を行い、女性420人と男性15人が手工芸の仕事をする ようになりました。手工芸の販売は伸びています。カバーレに建設したマーケットでも 手工芸品、果物、その他の農産品の販売は順調です。大型家畜飼育は、現地でも重 要な仕事となってきており、30軒以上が生計をたてています。また、鶏などの飼育も貧 困緩和と生活改善に繋がる資金源として根づいてきています。第 11 次では、町の学 習環境を整備し、学習に関する意識を高めるためにMOCAI(非識字に対するモダン キャンペーン)の広告看板を設置しました。看板はカラフルな色使いで仕上げられてお り、人々の注目や関心を集めるのに効果がありました。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 成人 支援の総額― ¥ 9,490,000 学習者の総数― 1,000名 使用言語― ルガンダ語、 スワヒリ語、英語 実施地― ウガンダ南西部の マサカ県カッサリ村 第11次の支援

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2,250,000

第10次の支援

¥

2,250,000

団体運営費3% 建築費 97% 教材費 27% その他 59% 寺子屋 運営費 14%

プロジェクト:⑩識字教育と識字関連マーケット建設

⑪識字教育のための学習環境整備

現地からの「ありがとう」

キセッカ(53歳・男性) ここで教えはじめてから3年半が経ちます。大人を教える ことは、教室で生徒の持つ経験を共有するだけでなく、 教師もまた新たなことを学んでいけます。大人は理解力 が発達しており、より良い生活を享受する前に立ちはだ かる障害を打ち破ろうという真摯な姿勢をもっているの で、上達が目覚しく速いです。 クラスは全く教育を受けていない人のための基礎識字ク ラス、平均より多少の知識を持っている新識字者クラス、 そして小学校あるいは中学校低学年で中退した者の為 のクラスの3つに分かれています。 非識字に対する闘いを支援下さった多くの方々に御礼申 し上げます。特に学校建設、教科書の印刷、教師への 支給などを援助して下さり非識字へ立ち向かう力を与え てくださった日本の方々と日本ユネスコ協会連盟には大 変感謝しております。(原文英語) キレンブウェ・トニー(19歳・男性)レンガ作り工 専門分野と経験年数:陶芸3年(訓練期間:1年) 僕は1986年の戦争で父母を亡くした孤児です。学校に 行っていましたが、祖母が学費を払えなくなったため中退 しました。ある日、祖母が「非識字に対するモダンキャン ペーン」が行っている訓練についてラジオ放送を聞き、 訓練センターへ僕を連れて行ってくれました。今は英語 とスワヒリ語がある程度分かるようになり、レンガや陶器 作りの経験を積み、活躍しています。 「非識字に対するモダンキャンペーン」と世界寺子屋運動 の支援者の 方々に感謝 いたします。 (原文スワヒリ語)

教員からのコメント

学習者からのメッセージ

(25)

W

orld T

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akoya Movement

BOLIVIA

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

インファンテ

ボリビア

ボリビア ペルー 太 平 洋 支援年次 主な対象者― 成人女性 支援の総額― ¥ 10,935,000 学習者の総数― 1,200名 使用言語― スペイン語、ケチュア語 実施地― コチャバンバ 第11次の支援

¥

3,335,000

第10次の支援

¥

2,250,000

団体運営費8% 寺子屋運営費85% 教材費7% 教材費 31% 建築費15% 団体運営費 19% 寺子屋運営費 35%

BRAZIL

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

アメリカ大陸人類研究所

ブラジル

ブラジル 大 西 洋 ブラジル国内でも産業がなく,貧困州の一つとされているピアウィ州にセラ・ダ・カピバ ラ国立公園(世界遺産)があります。公園内には未就学児童がたいへん多く、ホセ・ディ アスのアーマンド・ソウト・マイオー学校とサオ・ライムンド・ノナトのファニー・エ・ニック・ キゲッティ学校で基礎教育を実施し、歴史や環境を学習する機会を作りました。最初 は、生徒たちは教室で自分の意見を言ったり、グループで行動することが苦手でした。 しかし、ワークショップ後、教員の教え方が向上し、生徒が自分でものを考えたり、会話 を交わしたり、グループの問題を解決するように態度が変化しました。生徒たちは自分た ちの生活と自然環境に責任を持つことができるようになりました。(第11次最終報告) 支援年次 主な対象者― 成人・子ども 支援の総額― ¥ 4,500,000 学習者の総数― 280名 使用言語― ポルトガル語 実施地― セラ・ダ・カピバラ国立 公園周辺の町2ヶ所 第11次の支援

¥

2,250,000

第10次の支援

¥

2,250,000

建築費 56% その他 44% 建築費 56% その他 44%

プロジェクト:⑩識字教育と女性のエンパワメント

⑪コミュニティの強化と識字教育

プロジェクト:⑩環境・基礎教育と学校の修繕

⑪環境教育と識字教育

寺子屋では、読み書きと簡単な算数を教える他にも、生活に関わるさまざまな課題を 取り上げて講義を行いました。授業は週に 1 回、3 ∼ 4 時間にわたります。半分は識 字教育に充てられ、残りの時間は絵つけ、刺繍などの技術研修に充てられています。 生徒の中には、経済的理由等により途中で学校へ通えなくなる者も出ましたが、より 多くの女性が法律を学ぶセミナーに参加し、地域の文化活動をとおして個人のエンパ ワメント(力をつけること)ができました。さらに、長期コース(異文化教育論)に登録す る女性が増え、議会選挙に関心を持ち、立候補者に質疑応答を行いました。(第11次 最終報告)

参照

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