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カナダの石炭資源石炭資源量報告書 1. カナダの資源量分類法 カナダの鉱物資源量評価は 2000 年 8 月 20 日に CIM (the Canadian Institute of Mining, Metallurgy and Petroleum) Council によって承認された CIM St

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1

カナダ国

資 源 量 評 価

報告書

平成 24 年 3 月

JCOAL 資源量評価調査チーム

(2)

2

カ ナダ の

カ ナダ の

カ ナダ の

カ ナダ の 石炭 資源

石炭 資源

石炭 資源

石炭 資源 量

量 報 告書

報 告書

報 告書

報 告書

1 . カ ナ ダ の 資 源 量 分 類 法

カ ナ ダ の 鉱 物 資 源 量 評 価 は 、 2000 年 8 月 20 日 に CIM (the Canadian Institute of Mining, Metallurgy and Petroleum) Council に よ って 承認 され た “CIM Standards on Mineral resources and Reserves-Definition and Guidelines”によ っ てい る。CIM ガ イ ド に 示 さ れ て い る 鉱 物 資 源 量 と 鉱 物 埋 蔵 量 の 関 係 を 図 .2 に示 す。 こ れは 米国 の SME によ る関 係図 と全く 同 じで ある 。

カ ナ ダ の 石 炭 資 源 の 全 国 的 、 組 織 的 な 公 的 評 価 と し て は 、 G.G.Smith によ り纏 めら れ た 報 告 書 “Coal Resources of Canada, Geological Survey of Canada Paper 89-4” ( 1989)が ある 。そ の後 こ のよ うな もの は作成 さ れて いな いが 、近年 、 州政 府独 自の 基 準 に よ っ て 作 成 さ れ た 州 の 資 源 量 評 価 が 幾 つ か あ る 。

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上 述 ( 1989 年 )の 報告書 の 資源 評価 は、 カナダ 地 質調 査所 ( Geological Survey of Canada: G.S.C.) とカナ ダ 石炭 協会 によ って定 め られ た以 下の 分類法 に よっ てい る。

図 2 . 探 査結果 、 鉱物 資源 量、 鉱物埋 蔵 量の 関係 模式 図

出 典 : CIM Definition Standards-For Mineral Resources and Mineral Reserves December 11, 2005 但 し 、こ の CIM Standards に は石 炭資 源量の 具 体的 な評 価方 法は述 べ られ てい ない。 以 下 、 上 述 の G. G. Smith(1989 年 )の 報告書 に おい て解 説さ れてい る 方法 につ いて 述 べ る 。 先 ず 、 石 炭 資 源 の 量 は 特 定 の 要 素 に 従 っ て 、 相 対 的 な 開 発 潜 在 力 と 存 在 の 確 実 性 に 対 し て 推 計 ・ 分 類 さ れ る 。 相 対 的 な 開 発 潜 在 力 は 当 面 の 利 益 及 び 将 来 の 利 益 と い う 概 念 に 従 っ て 述 べ ら れ る 。当 面 の 探 査 継 続 と 開 発 可 能 性 に 対 し て 利 益 の あ る “即 時資 源量 ( resources of immediate)”と、将来 の開 発可 能 性が 妥当 と考 えられ る “将来 利益 資源 量 ( resources of future interest) ”に 分け られ る 。潜 在的 な実 利が想 像 でき ない 石炭 鉱 床 は 資 源 の イ ン ベ ン ト リ ー( inventory)から 除 外さ れ、単に 国家の 総 石炭 財産 に寄 与 す る の み で あ る 。 ( 具 体 的 に は 層 厚 45cm 未 満 及び 地表 下 600m 以 深 の石 炭は 原則 とし て 石炭 資源 量 か ら 除 外 さ れ る 。 但 し 、 深 度 1,200m まで の採 掘 が計 画さ れて いるノ バ ・ス コシ ア州 の 石 炭 は 例 外 と さ れ た ) 推 計 資 源 量 の 存 在 の 相 対 的 な 確 実 性 の 査 定 は 、 使 用 可 能 な デ ー タ の 空 間 的 な 分 布 に 基 づ い て な さ れ る 。 資 源 の 量 は 観 察 点 か ら の 距 離 区 分 に 従 っ て 、 確 定 ( measured) 、 推 定 ( indicated)、 予想 (inferred)及 び純理 的( speculative) に分 類 され る。純 理 的 と い う 用 語 は 、妥 当 な 幅 広 い 地 質 的 な 仮 定 が 適 用 さ れ た 、非 常 に 限 ら れ た( 少 な い )

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又 は 非 常 に 遠 く に あ る 証 拠 に 基 づ い て 推 計 さ れ た 資 源 量 に 適 用 さ れ る 。 純 理 的 資 源 量 は 常 に 将 来 利 益 の 資 源 量 に 分 類 さ れ る ( 図 3 参 照 )。

異 な っ た 石 炭 タ イ プ の 炭 量 を 集 計 ま た は 比 較 す る 一 般 的 な 方 法 は 、 単 位 発 熱 量 の 異 な っ た 石 炭 を 標 準 炭 29.3 MJ/kg(≒ 7,000 kcal/kg)へ と当 ては める標 準 石炭 換算 トン ( tones coal equivalent: tce)へ の変 換が ある 。 即時 利益 の石 炭資源 量 のカ ナダ 炭賦 存 量 は 標 準 石 炭 換 算 ト ン で 、確 定 140 億ト ン、推 定 110 億ト ン 、予想 320 億ト ンで あ る 。 北 部 カ ナ ダ に お け る 潜 在 的 な 膨 大 な 量 に 加 え て 、 内 陸 平 野 に お け る 石 油 井 か ら 予 想 さ れ た 、大 量 の 深 部 石 炭( 例 え ば 、地 表 か ら 300~500m)、そし て全 国 の薄 層に 含ま れ る 石 炭 は 将 来 利 益 資 源 量 と 考 え ら れ る 。 こ れ ら の 将 来 利 益 資 源 量 は 、 標 準 石 炭 換 算 ト ン で 略 確 定 10 億トン 、 推定 240 億 トン 、予 想 600 億 トン 及び 純理 940 億ト ンか ら な る 。 こ れ ら の 資 源 量 は 、 現 在 資 源 量 推 計 で 考 慮 さ れ て い る よ り も 、 深 く て 薄 い 炭 層 か ら の 膨 大 な 追 加 量 を 含 む 、 カ ナ ダ の 総 石 炭 財 産 の ほ ん の 一 部 分 を 表 し て い る に 過 ぎ な い 。 標 準 石 炭 換 算 ト ン で カ ナ ダ の 即 時 利 益 確 定 石 炭 資 源 量 の 略 60%は西 部 カナ ダの 内陸 平 野 に 、ほ ぼ 35%はロッ キ ー山 脈フ ロン ト山地・山 麓に 位置 する 。カナ ダ の石 炭は 様々

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5 な 特 徴 を 持 っ て い る の で 、 石 炭 資 源 を 評 価 す る 場 合 、 石 炭 の 本 質 的 な 属 性 に 言 及 す る こ と な く 、 量 的 潜 在 力 を 示 す こ と は 適 当 で は な い 。 ラ ン ク に よ る 石 炭 分 類 は 、 そ れ ら の 相 対 的 な 基 本 的 品 質 の 幾 つ か を 推 測 す る 常 套 的 な 手 段 で あ る 。 異 な っ た 石 炭 ラ ン ク は 異 な っ た 本 質 的 な 性 質 を 持 っ て お り 、 商 業 的 な 石 炭 価 値 に 影 響 を 与 え る 。 ほ と ん ど の カ ナ ダ 炭 は 発 電 用 の 一 般 炭 か 、 コ ー ク ス 生 産 用 の 原 料 炭 の ど ち ら か で 使 用 さ れ る 。 石 炭 は 、 褐 炭 及 び 亜 瀝 青 炭 か ら 、 高 ・ 中 ・ 低 揮 発 分 瀝 青 炭 ラ ン ク を 通 っ て 、 無 煙 炭 及 び 変 成 無 煙 炭 ま で 並 ん だ 連 続 シ リ ー ズ に お け る 有 機 熟 成 度 ( 炭 化 度 ) に 従 っ て 分 類 さ れ る 。カ ナ ダ の 石 炭 分 類 は 表 1 に 示 す と お り 、基 本 的 に 米 国 ASTM に 準じ た もの と な っ て い る 。 褐 炭 と 亜 瀝 青 炭 B/C(略 、 表1 の一 般的 ランク ク ラス lig-sub に相当 ) は主 に炭 鉱 の 発 電 所 の 燃 料 と し て 使 用 さ れ る 。 亜 瀝 青 炭 A と 高揮 発分 B/C 瀝 青炭 ( 略、 sub-hvb に 相 当 ) は カ ナ ダ 全 土 と 世 界 中 の 発 電 所 に 供 給 さ れ て い る 。 高 揮 発 分 A 瀝青 炭、 中 揮 発 分 瀝 青 炭 、及 び 多 く の 低 揮 発 分 瀝 青 炭( 各 々 略 、h-mvb、m-lvb に 相 当)は 製鉄 用コ ー ク ス 原 料 と し て カ ナ ダ 及 び 世 界 中 で 広 く 使 用 さ れ て い る 。 よ り 高 い ラ ン ク の 低 揮 発 分 瀝 青 炭 と 無 煙 炭 ( lvb-an)は 、燃 焼利 用のあ る もの にと って は良好 な 一般 炭で ある 炭  種 群 本報告書で 固定炭素(FC) 揮発分(VM) 主な用途 使用されている

一般的分類 (dmmf basis) (dmmf basis) BTU MJ/kg

Ⅰ.無煙炭質 1. メタ無煙炭 98%≦FC 2%≧VM 室内暖房     のもの ① 2. 無 煙 炭 92%≦FC<98%  8%≧VM>2% セメント生産 3. セミ無煙炭 86%≦FC<92%  14%≧VM>8% Ⅱ.瀝青炭質     のもの ② 3. 高揮発分A 〃      FC<69%      VM>31%  14,000≦BTU  32.6≦MJ/kg 5. 高揮発分C 〃  11,500≦BTU<13,000  26.7≦MJ/kg<30.2 Ⅲ.亜瀝青炭質 ③ 1. 亜瀝青炭 A  10,500≦BTU<11,500  24.4≦MJ/kg<26.7   のもの ④ ④ 3. 亜瀝青炭 C   8,300≦BTU<9,500  19.3≦MJ/kg<22.1 Ⅳ.褐 炭 質 ④ 1. リグナイトA   6,300≦BTU<8300  14.7≦MJ/kg<19.3   のもの ④ 2. リグナイトB         TU<6,300   MJ/kg<14.7 注 (1) dmmf: dry mineral matter free, ad-mmf: air dried-mineral matter free (3) an: Anthracite

(2) ① 粘着性なし:もし粘着性があるならば、低揮発分瀝青炭として分類される。 lvb: Low Volatile Bituminous Coal      ② 一般的に粘着性あり。 mvb: Medium Volatile Bituminous Coal      ③ もし粘着性があるならば、高揮発分C瀝青炭として分類される。 hvb: High Volatile Bituminous Coal

     ④ 粘着性なし。 sub: Sub Bituminous Coal lig: Lignite 出典:Coal Resources of Canada (1989,G.G.Smith), Geological Survey of Canada, Energy, Mines and Resources Canada

発電、木炭生産 室内暖房 22%≧VM>14% 69%≦FC<78%  31%≧VM>22% 表1.ランクによる石炭分類表 (ASTM, 1997にならう) 発熱量 製鉄用コークス 生産 セメント生産 発電  13,000≦BTU<14,000  30.2≦MJ/kg<32.6 1. 低揮発分瀝青炭 2. 中揮発分  〃 発電 液化・ガス化 室内暖房 lvb-an h-mvb sub-hvb (ad-mmf basis) 2. 亜瀝青炭 B m-lvb lig-sub   9,500≦BTU<10,500  22.1≦MJ/kg<24.4 4. 高揮発分B 〃 78%≦FC<86% 

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と 思 わ れ る け れ ど も 現 在( 訳 注:1989 年当 時)は開 発さ れて いな い。多く のカ ナダ 炭 の 組 成 と 性 質 は 、 石 炭 液 化 ・ ガ ス 化 の 転 換 プ ロ セ ス に 対 し て 非 常 に 適 合 し た 供 給 ス ト ッ ク の よ う に 思 え る 。

( 本 項 出 典 : Coal Resource Terminology, Coal Resources of Canada, G. G. Smith (1989), Geological Survey of Canada Paper 89-4, Energy, Mines and Resources Canada) 「資 料 5-2」と し て添 付。 2. 資源 量及 び埋 蔵量 (1) カ ナ ダ 地質 調査 所報 告 書( 1989) カ ナ ダ の 即 時 利 益 資 源 量 に つ い て 、確 実 度・地 区 別 及 び 確 実 度・ラ ン ク 別 の 表 を 表 .2、 表 .3 に 示す 。確 定資 源量 : 208 億ト ン、 推定資 源 量: 150 億ト ン、確 定 ・推 定・ 予想 計 : 789 億ト ンで ある。 石 炭区 域で は内 陸平野 区 が突 出し てい て、確 定 ・推 定・ 予想 計 の 57.2%、 次い でロッ キ ー山 脈フ ロン ト山地 ・ 山麓 部区 が 32.3%と 、 この 2 区域 で 全 体 の 約 90%を 占め てい る 。ま た、 確定 資源量 だ けに つい て見 ると内 陸 平野 区だ けで 全 体 の 70.5%を占 めてい る 。ま た、 炭質 ランク 別 では lig-sub が 確定 資 源 量 の 67.0%、 確 定 ・ 推 定 ・ 予 想 計 の 56.6%を占 めて いる 。 次 に 、 カ ナ ダ の 将 来 利 益 資 源 量 に つ い て 、 確 実 度 ・ 地 区 別 及 び 確 実 度 ・ ラ ン ク 別 の 表 を 表 4、 表 5 に示 す。 確 定資 源量 :略 14 億 ト ン、 推定 資源 量:355 億ト ン、 確定 ・ 推 定・予 想 計:1,197 億ト ン 、純 理的 資源 量:1,251 億ト ン 、総 計 2,448 億 ト ンで ある。 炭 質 ラ ン ク 別 で は sub-hvb、lig-sub が 各々、確 定・推定・予想 計 の 48%、47%、純 理 的 埋 蔵 量 の 72%、 25%を 占め てい る。 次 に 埋 蔵 量 に つ い て 表 .6 に 示 す。 カナ ダの 回収 可 能埋 蔵量 は 1985 年 末 現在 で 65.8 億 ト ン で あ り 、 主 な 産 出 州 は ブ リ テ ィ ッ シ ュ ・ コ ロ ン ビ ア ( B.C.)、 ア ルバ ータ 、サ ス カ チ ワ ン の 3 州で ある 。 州別 の石 炭ラ ンクは 、B.C.州: 中~ 低揮発 分 瀝青 炭、 アル バ ー タ : 中 揮 発 分 瀝 青 炭 ~ 亜 瀝 青 炭 、 サ ス カ チ ュ ワ ン 州 : 褐 炭 と な っ て い る 。 ま た 、 全 体 の 石 炭 ラ ン ク 比 率 は 、sub-lig が 最 も多く て 47.2%、次 い で m-lvb:33.7%、hvb: 19.0% と なっ て いる 。

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表 7 に World Energy Council (WEC)に よる 2008 年末 時点 の資 源量、 埋 蔵量 数値 を 示 す 。ま た 、表 8 に表 3、表 5、表 6 を纏め た 表を 示す 。こ の両表 を 比較 する と、褐 炭 の 確 定 資 源 量 の 値 が ほ ん の 少 し だ け 異 な っ て い る ( 表 7、 表 8 の着 色 部) 以外 は、 資 源 量 、 回 収 可 能 埋 蔵 量 の 値 は 全 く 同 じ で あ る 。 ( 褐 炭 の 回 収 可 能 埋 蔵 量 の 値 が 全 く 同 じ で あ る こ と か ら 、 確 定 資 源 量 の 違 い は 何 ら か の ミ ス に よ る 可 能 性 も 考 え ら れ る )

( 本 項 出 典 : Coal Resources of Canada, G. G. Smith (1989), Geological Survey of Canada Paper 89-4, Energy, Mines and Resources Canada)

(2) 州 政 府 によ る独 自の 資 源量 評価

① ブ リ ティ ッシ ュ・コ ロ ンビ ア州 (B.C.州 )

表 9 は 2010 年 、B.C.州 エ ネル ギー 鉱山 省(Ministry of Energy and Mines and Responsible for Housing)に よっ て 作成 された 。 これ は「 訳注 」にあ る とお り、 約 130 のプ ロジ ェク トにつ い て記 載さ れて いる原 資 料か ら各 項目 の数値 だ け取 り出 し て 集 計 し た も の で あ る 。計 算 基 準 と し て は 規 模 の 大 き い も の は 国 家 基 準( by G.S.C.) ま た は JORC によ ってい る が、 古い デー タはこ れ らに 合っ てい ないも の もあ る。 本 表 の 資 源 量 に は“ 純 理 的 ”も 含 ま れ て い る こ と か ら 、表 2、4 の即時 と 将来 利益 資 源 量 を 合 わ せ た も の に 相 当 す る と 考 え ら れ る 。 表 9 の 資 源 量 総 計 225 億ト ンは 、 表 2、 4 の B.C.州沿 岸区 と 同内 陸区 を合 わせた 値 (B.C.州 全体 より狭 い )86.2 億ト ン と 、 こ れ に ロ ー キ ー 山 脈 ・ 山 麓 区 を 加 え た 値 ( B.C.州全 体と アルバ ー タ州 の大 部 分 を 含 む ) 385 億 トンの 中 間値 とな って いる。 埋 蔵 量 に つ い て は 、表 6 の B.C.州 の回 収可能 埋 蔵量:25.6 億ト ンに 対 して 、本 表 で は 約 20.0 億 トン と、5.6 億 ト ン少 なく なって い る。 然し なが ら、評 価 時点 のタ イ ム ラ グ が 約 25 年 (2010- 1985) あり 、こ の間 の 生産 量に よる 減少を 考 える と略 妥 当 な 数 字 か と 思 わ れ る 。 ま た 、 本 表 は 公 開 プ ロ ジ ェ ク ト の み 記 載 し た も の で あ る こ と か ら 、 実 際 よ り は や や 固 め の 数 字 に な っ て い る か も 知 れ な い 。 同 じ く B.C.州エ ネル ギー 鉱 山省 によ り現 在公表 さ れて いる B.C.州 の潜 在 可採 資源

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量 を 表 10 に 示す 。G.G.Smith (1989)を 修正 した も のと ある が、具体的 な 計算 基準は 不 明 で あ る 。こ れ に よ れ ば 、B.C.州の 潜在 可採 資 源量 は略 207 億 トン と なっている。

② ア ル バー タ州

ア ル バ ー タ 州エネ ル ギー 資 源 保全 委 員会( ERCB: Energy Resources

Conservation Board, the Government of Alberta)に より 、 2008 年 12 月 31 日現 在 値 と し て 公 表 さ れ て い る 数 字 を 表 11 に示す 。なお 、この 資源 量分類 法は 1999 年 、 ERCB によ って 独自 に制 定 され たも ので ある。 図 4 にそ の概 念図 を示 す 。 以 下 に 図 4 の用 語に つい て 述べ る。 ・ ・ ・

・ ResourceResourceResource(Resource((( 資 源 量資 源 量資 源 量 )資 源 量))):地 中 に 存 在 す る も の と し て 、計 算 、解 釈 、ま た は 推 定 さ れ た 石 炭 の 総 量 。

・ ・・

・ Established ResourceEstablished ResourceEstablished ResourceEstablished Resource((( 確 立 資 源 量(確 立 資 源 量確 立 資 源 量確 立 資 源 量 )))) :

試 錐 、ト レ ン チ 、地 震 探 査 等 の 情 報 に 基 づ い て 、具 体 的 に 描 画 さ れ た 石 炭 鉱 体 の 量 。 計 算 に お い て は 、 炭 層 厚 、 賦 存 区 域 、 及 び 石 炭 比 重 に 対 す る 標 準 的 な 誤 差 が 各 々 の 鉱 床 に 対 し て 決 定 さ れ る 。

・ ・・

・ ReserveReserveReserveReserve(((( 埋 蔵 量埋 蔵 量埋 蔵 量埋 蔵 量 ))) : 現 在 の 技 術 で 回 収 可 能 と 考 え ら れ る 確 立 資 源 量 の 部 分 。 ) ・

・ ・

・ Initial inInitial inInitial in----PlaceInitial in PlacePlacePlace(((( 初 期 地 山 資 源 量初 期 地 山 資 源 量初 期 地 山 資 源 量初 期 地 山 資 源 量 )))) : 如 何 な る 生 産 よ り も 前 の 資 源 量 。 ・

・ ・

・ Initial Reserve Initial Reserve Initial Reserve (Initial Reserve ((( 初 期 埋 蔵 量初 期 埋 蔵 量初 期 埋 蔵 量 )初 期 埋 蔵 量)) : 如何 な る生 産よ りも 前の埋 蔵 量。 ) ・

・・

・ Remaining (established) ReserveRemaining (established) ReserveRemaining (established) ReserveRemaining (established) Reserve 残存残 存残 存残 存 ((((確 立確 立確 立確 立 ) ) ) 埋 蔵 量) 埋 蔵 量埋 蔵 量埋 蔵 量 :

WECの確 定回 収可 能埋蔵 量 区分 と同 じ。 即ち、 Initial Reserveから累 計 生産 量 を 差 し 引 い た 量 。

・ ・・

・ Ultimate PotentialUltimate PotentialUltimate PotentialUltimate Potential(((( 究 極 的 潜 在 量究 極 的 潜 在 量究 極 的 潜 在 量 )究 極 的 潜 在 量)) )

全 て の 探 査 ・ 開 発 活 動 が 終 了 し た と き に 、 そ の 区 域 に お い て 開 発 さ れ る と 推 定 さ れ る 初 期 埋 蔵 量 の 見 積 り 。 究 極 的 潜 在 量 の 見 積 り は 不 可 避 的 に 大 き な 不 確 実 性 を 伴 う 。

・ ・・

・ Ultimate in Place ResourcesUltimate in Place ResourcesUltimate in Place ResourcesUltimate in Place Resources(((( 究 極 的 地 山 資 源 量究 極 的 地 山 資 源 量究 極 的 地 山 資 源 量 )究 極 的 地 山 資 源 量)) )

回 収 可 能 か 不 可 能 か に 拘 わ ら ず 、 全 て の 初 期 地 山 資 源 量 を 含 む 。

( 注 ) こ の 用 語 法 の 詳 細 は 「 資 料 5-3」と して 添 付し た。

表 11 の 究極 的潜 在量(Ultimate Potential)は G.S.C.の言 う「 即時 + 将来 利益資 源 量 」に 略 相 当 す る も の と 考 え ら れ る 。表 1、表 3 のロ ッキ ー山 脈・山 麓 部と 内陸平

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9 野 区 を 合 わ せ た 区 域( ア ル バ ー タ 州 全 体 と B.C.州、サス カチ ュワ ン州 の 一部 を含 む) の 資 源 量 合 計 は 2,578 億 ト ンで ある が 、表 11 の 究 極的 潜在 量は 6,200 億 ト ンと かな り 大 き な 値 を 算 定 し て い る 。 ま た 、 表 11 の残 存 埋蔵 量は WEC の 確 定 回 収可 能 埋 蔵 量 区 分と 同 様で あ ると 述 べ られ て いる 。 即ち 、 略 、G.S.C.の回 収可 能 埋蔵 量に 当 た る も の と 考 え ら れ る が 、 表 6.の アル バー タ 州回 収可 能埋 蔵量 19 億 トン に対 し て 、 こ の 残 存 埋 蔵 量 は 334 億ト ンを 算定 してい る 。こ れは 、 G.S.C.の 資 源量 が基 本 的 に 地 表 下 600m 以深の 石 炭を 資源 量か ら除外 し てい るの に対 して、ア ル バー タ 州 は 現 在 の先 行 プロ ジ ェク ト に おい て 1,400m ま で の 採掘( 原 注:恐 らく よ り 深く) を 想 定 して い るこ と もか な り 影響 し てい る もの と 思 われ る*

*( 注 )UCG(原 位置採 取 法/ 地下 ガス 化)及 び CCS (

Carbon Capture and Storage)

を 考 慮 し て 可 採 深 度 の 見 直 し が 行 わ れ た 。 ERCB はホ ーム ペー ジ上 で さら に次 のよ うに述 べ てい る。 “アルバータ州の残存埋蔵量 334 億トンの内、227億トン(または約 68%)は坑内掘によ って、107億トンは露天掘りによって回収可能と考えている。ERCB は 6,200億トンの究 極潜在量と 2 兆トンの究極的地山資源量を認識している。アルバータ石炭資源量は巨大で あり、2 兆トンは最近の米国の総石炭資源量見積り(Rupert 他, 2002)と似たスケールで ある。 アルバータは石炭資源量を確立するために使用し得る、かなりの量の公的に使用可能な 地質データを保有している。数千本の浅部石炭探査孔と 17,000 本以上の近年の CBM 井 に加えて、アルバータで実施された 350,000 本を越える石油・ガス試錐孔からのデータが ある。データベースは年間 15,000-17,000 孔ほど増加している。” ③ サ ス カチ ワン 州

Saskatchewan Geological Survey (2011 年 ) に よ り次 のと おり 公表さ れ てい る。

“ 深 度 35m 以浅 の露 天掘 り 可能 な即 時利 益の、経済 的な 確定 資源 量( ⓐ : Measured economic resources of immediate interest)が 13 億 ト ン、 同様 の深 度 で露 天掘 り可 能 な 、 推 定 、 予 想 、 及 び 純 理 的 な 追 加 埋 蔵 量 ( ⓑ : Additional indicated, inferred and speculative reserves)が 26 億 トン 、同 様の深 度 であ るが 薄層 で経済 性 に乏 しい 追加 資 源 量( ⓒ : Additional resources)が 12 億トン 、合 計 51 億ト ンと 見積 も られ てい る” な お 、 炭 質 は 低 品 位 、 低 発 熱 量 、 低 硫 黄 の 褐 炭 で あ る 。

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ⓐ を“ resources”と言 い、“ speculative”な 量 を含 んで いる ⓑを“ reserves”と 言 う の は 理 解 し が た い が 、全 て 35m 以 下に 賦存 す る露 天掘 り対 象の石 炭 であ ること か ら 、 ど ち ら も 「 埋 蔵 量 」 と 解 釈 し 表 12 を作 成 した 。 本 表 の 即 時 利 益 埋 蔵 量 13 億ト ンを表 6 の 回収可 能 埋蔵量 16.7 億ト ンと 比 較す る。 両 者 の 評 価 時 点 に 約 25 年 の 差が ある ので 、そ の 間の 出炭 減を 考慮す る と、現在 の回 収 可 能 埋 蔵 量( 即 ち 、ⓐ の 即 時 利 益 埋 蔵 量 )13 億 ト ンは 略妥 当な 数字か と 思われる。 3. カ ナダ 地質 概要 (1) ブ リ テ ィシ ュ・ コロ ン ビア 州 ① バ ン クー バー 島炭田 経 済 的 に 採 掘 対 象 と な り う る 石 炭 層 は 、 古 生 代 か ら ジ ュ ラ 紀 に 至 る 堆 積 層 ・ 火 成 岩 層 貫 入 岩 層 よ り 成 る 基 盤 の 上 に 不 整 合 で 重 な る 後 期 白 亜 紀 層 の ナ ナ イ モ 層 群 に 含 ま れ る 。 夾 炭 層 は 5 層に も 及ぶ 堆積 輪廻 を成し 、 各層 は粗 粒の 汀線堆 積 物か ら上 に 向 か っ て 細 粒 の 深 海 堆 積 物 に 変 化 す る 。 大 量 の 石 炭 が 2 大炭 田と 2 つ の小 炭田 に賦 存す る 。大 炭田 はナ ナイモ 炭 田及 びコ モ ッ ク ス 炭 田 と 称 し 、 バ ン ク ー バ ー 島 の 南 東 部 に 存 在 し 、 小 炭 田 は ス カ ッ シ ュ 炭 田 及 び ア ル バ ー ニ 炭 田 で 、 ス カ ッ シ ュ 炭 田 は バ ン ク ー バ ー 島 北 端 の ポ ー ト バ ー デ ィ の 近 く に 、 ア ル バ ー ニ 炭 田 は コ モ ッ ク ス 炭 田 に 隣 接 し て 存 在 す る 。 ナ ナ イ モ 炭 田 は 殆 ど 採 掘 し 尽 く さ れ た が 、 コ モ ッ ク ス 炭 田 は 幾 つ か の 小 炭 田 の 集 合 体 で 、 採 掘 は 主 に カ ン バ ー ラ ン ド や ツ ェ イ ブ ル リ バ ー 周 辺 で 行 わ れ た 。1970 年 代に 複数 区 域で 地質調 査 が 行 わ れ た が 、 有 望 炭 層 が 発 見 さ れ 詳 細 ボ ー リ ン グ が 実 施 さ れ た の は ク イ ン ザ ム 地 域 の み で あ っ た 。 【 ク イ ン ザ ム 炭 田 】 ク イ ン ザ ム 炭 田 は 東 側 を 三 畳 紀 の 玄 武 岩 よ り 成 る 尾 根 に 、 北 側 を キ ャ ン ベ ル 湖 に 接 し て い る 。全 体 の 構 造 は 左 右 対 象 な 向 斜 構 造 で そ の 軸 は 北 か ら 約 25°西 に 傾い てい る。 炭 層 は 3 層 存在 し、 2 層 は 下部 にま た 1 層 はそ の 25m 上 部の 頁岩 層に 存 在す る。 ② ロ ッ キー 山脈 ・内側 山 麓北 部( ピー スリバ ー )炭 田 瀝 青 炭 資 源 の 95% 以上が ブ リテ ィシ ュ・ コロン ビ ア州 とア ルバ ータ州 を 跨ぐ 北西

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11 ~ 南 西 に 1,200km に及ぶ ロ ッキ ー山 脈山 嶺及び 山 麓部 のベ ルト 地帯に 賦 存す る。こ の 地 域 は 更 に 地 質 的 に ま た 地 理 的 な 隔 た り に よ っ て ロ ッ キ ー 山 脈 前 部 山 嶺 、 内 側 山 麓 ベ ル ト 地 帯 ( 北 部 : ブ リ テ ィ シ ュ ・ コ ロ ン ビ ア 州 、 南 部 : ア ル バ ー タ 州 ) 、 そ し て 外 部 山 麓 ベ ル ト 地 帯 の 3 つ の区 域に 分類 され る 。 ロ ッ キ ー 山 脈 内 側 山 麓 ベ ル ト 地 帯 に は カ ナ ダ の 中 ・ 低 揮 発 分 瀝 青 炭 埋 蔵 量 の 約 半 分 が こ の 地 域 の 下 部 白 亜 紀 層 に 存 在 す る 。 こ の 地 域 の 北 部 、 ブ リ テ ィ ッ シ ュ ・ コ ロ ン ビ ア 州 に 存 在 す る の が ピ ー ス リ バ ー 炭 田 で あ る 。 こ の 炭 田 は 北 西 に 向 か う 褶 曲 ベ ル ト 内 に あ り 、 こ の ベ ル ト に は 南 西 に 傾 斜 す る 衝 上 断 層 が 存 在 し 、 そ の た め に 炭 層 が 重 複 し 、 炭 量 を 蓄 積 し て い る 。 こ の 炭 田 で の 代 表 的 な 炭 鉱 は テ ッ ク 社 ク イ ン テ ッ ト 炭 鉱 と ブ ル ム ー ス 炭 鉱 で あ る 。 ク イ ン テ ッ ト 地 区 で 経 済 的 に 重 要 な 炭 層 は 下 部 白 亜 紀 層 の フ オ ー ト ・ セ ン ト ・ ジ ョ ン ・ グ ル ー プ の 一 部 を 成 す ゲ イ ツ 累 層 の 中 に 生 成 し て い る 。 経 済 的 に 重 要 度 は 低 い が 、基 盤 部 が ゲ イ ツ 累 層 の 下 200~ 400m の 所 にあ るゲ シン グ累層 の 中に も炭 層が あ る 。 ③ ロ ッ キー 山脈 前部山 嶺 (東 部ク ート ナイ) 炭 田 カ ナ ダ の 中 ・ 低 揮 発 分 瀝 青 炭 埋 蔵 量 の 約 半 分 が 、 こ の 地 域 に 賦 存 す る ク ー ト ナ イ グ ル ー プ の 上 部 ジ ュ ラ 紀 か ら 下 部 白 亜 紀 層 に 存 在 す る 。 炭 層 は ク ー ト ナ イ 累 層 中 に あ り 、 低 揮 発 分 炭 か ら 高 揮 発 分 炭 を 含 む が 、 そ の 殆 ど が 低 ~ 中 揮 発 分 炭 で あ る 。 フ ォ ー デ ィ ン グ・リ バ ー 炭 鉱 近 く で は 、石 炭 層 厚 を 含 め 65m の 中で 層厚 1.5~ 2.0m の 11 炭 層を 採掘 して いる。 こ の累 層の 厚さ は約 450m であ る。 10km 南 に ある グリ ー ン ヒ ル ズ 炭 鉱 で は 29 枚 の 炭層 が確 認さ れてい る。この 内層 厚 5~16m の 4 枚 の炭 層 を 稼 行 し て い る 。 (2) ア ル バ ータ 州 ① ロ ッ キー 山脈 ・内側 山 麓南 部炭 田 ブ リ テ ィ シ ュ ・ コ ロ ン ビ ア 州 に 存 在 す る 炭 田 北 部 と 同 様 、 重 要 な 炭 層 は 下 部 白 亜 紀 層 の ラ ス カ ー グ ル ー プ 内 の ゲ イ ツ 累 層 中 に 存 在 す る 。 石 炭 は 一 般 に ク リ ー ン で 挟 み を 含 ま な い 。 炭 質 は 低 ~ 中 揮 発 分 瀝 青 炭 で あ る 。 ロ ッ キ ー 山 系 の 一 部 を 成 し て い る の で 、炭 層 は ラ ラ ミ ド 造 山 運 動 に よ り 変 形 を 受 け て い る 。こ の 地 質 学 的 な 変 形 が 、 破 砕 さ れ や す く 選 炭 工 場 で 処 理 さ れ る 際 に 更 に 粒 度 が 小 さ く な る よ う な 石 炭 を 産 出 す る 。 【 ス モ ー キ ー リ バ ー 炭 田 】 炭 層 は 、ラ ス カ ー 累 層 の 下 部 に あ り 、生 成 年 代 は 下 部 白 亜 紀 で あ る 。層 厚 0.6~ 79m

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12 の 11 枚 の炭 層が 確認さ れ てい る。 岩層 は炭層 間 に不 連続 に入 った砂 岩 ・シ ルト 岩・ 頁 岩 で あ る が 石 炭 以 外 に 目 印 と な る 水 準 が な い の で 照 合 が 困 難 で あ る 。 地 層 は 、 南 西 の 傾 斜 を 持 つ 衝 上 断 層 に よ り 分 断 さ れ た 北 西 方 向 に 連 続 す る 背 斜 褶 曲 の 中 に あ る 。 こ の た め 採 掘 区 域 は 向 斜 底 部 の 水 平 部 及 び 浅 部 の 傾 斜 褶 曲 の 脚 部 に 限 ら れ て い る 。 部 分 的 に ゆ る い 傾 斜 の 衝 上 断 層 、 節 理 、 炭 目 が 坑 内 採 掘 に は 困 難 な 天 盤 条 件 な い し 脆 弱 な 坑 道 壁 面 を 作 り 出 す 。 こ の 炭 田 で 採 掘 さ れ る 石 炭 は 、 高 品 位 の 原 料 炭 で 、 低 揮 発 分 瀝 青 炭 で あ る 。 ② ロ ッ キー 山脈 前部山 嶺 (ク ロウ ズネ スト) 炭 田 こ の 炭 田 は 州 の 南 東 す み に 位 置 し 、 歴 史 的 に カ ナ ダ で 最 も 重 要 な 炭 田 で あ る 。 石 炭 は 、 下 部 白 亜 紀 の ク ー ト ナ イ ト 累 層 内 に 多 数 の 炭 層 と し て 存 在 し て い る 。 ク ー ト ナ イ ト 累 層 の 層 厚 は 730m で 、商 業的 に重 要な 14 枚 の炭 層を 含んで い る。 10 番 層 は 、 層 厚 が 約 11m で 主要 な 炭層 とな って いる。 ロ ッ キ ー 山 系 を 形 成 し た 隆 起 及 び 構 造 地 質 学 的 作 用 の 一 部 で あ る 衝 上 断 層 及 び 密 度 の 高 い 褶 曲 は 、 炭 層 の 重 複 及 び 部 分 的 な 構 造 的 肥 厚 を 作 り 出 し た 。 こ の 炭 田 の あ る 部 分 で は 、 こ れ と 同 じ 条 件 が 炭 層 を 侵 食 し て し ま っ た り 、 採 掘 不 可 能 に す る 原 因 と な っ て い る 。 炭 質 は 低 ~ 中 揮 発 分 瀝 青 炭 で あ る 。 ③ カ ナ ダ内 陸平 原炭田 こ の 地 域 は 、 南 は 米 国 北 部 国 境 か ら 北 は ピ ー ス リ バ ー ま で 、 西 は ロ ッ キ ー 山 脈 山 麓 か ら 東 は マ ニ ト バ 州 中 央 南 部 迄 の 広 が り を 有 し て い る 。 こ の 比 較 的 平 ら な 地 域 に は カ ナ ダ の 殆 ど の 亜 瀝 青 炭 と 褐 炭 が 、 比 較 的 浅 部 に 存 在 し て い る 。 こ の た め 大 規 模 な 露 天 掘 り に 適 し た 地 域 と い え る 。1997 年のカ ナ ダの 石炭 の 47%がこ の 地域 で露 天 掘 り に よ っ て 生 産 さ れ 、 そ の 殆 ど が 炭 鉱 に 隣 接 し た 発 電 所 に 供 給 さ れ て い る 。 こ の 地 域 に は 5 つの 主要 な 夾炭 層が 存在 する。 す なわ ち、 アル バータ 州 西部 山麓 部 及 び サ ス カ チ ュ ワ ン 州 南 部 の パ ス カ プ 、 ス コ ラ ー ド 、 ラ ベ ン ス ク ラ グ 累 層 ( 上 部 自 亜 紀 、 第 三 紀 ) 、 ア ル バ ー タ 州 南 部 及 び 中 部 の エ ド モ ン ト ン グ ル ー プ ( 上 部 白 亜 紀 ) 、 ア ル バ ー タ 州 北 西 部 の ワ ピ チ グ ル ー プ ( 上 部 白 亜 紀 ) 、 ア ル バ ー タ 州 東 部 及 び サ ス カ チ ェ ワ ン 州 中 西 部 の ペ リ ー リ バ ー グ ル ー プ ( 上 部 白 亜 紀 ) 、 ア ル バ ー タ 州 北 部 か ら マ ニ ト バ 州 南 西 部 の マ ン ビ ル グ ル ー プ 及 び ス ワ ン リ バ ー 累 層( 下 部 白 亜 紀 ) で あ る 。 【 バ ト ル リ バ ー 炭 田 】 こ の 炭 田 は 、 エ ド モ ン ト ン グ ル ー プ の ホ ー ス シ ュ ー ・ キ ャ ニ オ ン 累 層 の 一 部 で 、 石 炭 ゾ ー ン は 合 盤 が 3.6m で 層 厚 が 3.6m の 3 炭 層 から 成っ てい る。地 域 的な 傾斜 は西 部 及 び 南 西 部 で 1km 当た り 3m であ る。

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13 【 ワ バ ム ン 炭 田 】 こ の 炭 田 で 最 も 経 済 的 に 重 要 な 石 炭 ゾ ー ン は 広 範 囲 に 賦 存 す る 下 部 ア ー ド レ イ 炭 層 で 、エ ド モ ン ト ン グ ル ー プ の ス カ ラ ー ド 累 層 の 一 部 で あ る 。下 部 ア ー ド レ イ 炭 層 は 、 露 頭 か ら 深 度 300m まで 約 160 万 ha の地 域を 覆 い、ス リー・ヒルズ か らホ ワイ トコ ー ト ま で 300km に及ん で いる 。ワ バム ン炭は 上 部白 亜紀 に生 成した も ので 、瀝 青炭 B に ラン クづ けら れてい る 。石 炭ゾ ーン はほぼ 水 平で 、南 西方 向に傾 斜 して いる 。 石 炭 は は さ み 厚 が 1.4~ 1.7m の層 厚 3m の 2 枚 の 炭層 から 産出 されて い る。 被り 岩 石 は 比 較 的 柔 ら か い 氷 河 期 生 成 岩 石 層 か ら 成 り 、 そ の 下 は 緩 く 結 合 し た 頁 岩 、 シ ル ト 岩 、 砂 岩 で あ る 。 ④ ロ ッ キー 山脈 外部山 麓 炭田 ロ ッ キ ー 山 脈 の 山 麓 部 外 側 に は カ ナ ダ の ほ と ん ど の 高 揮 発 分 瀝 青 炭 を 含 む 重 要 な 炭 田 が 存 在 す る 。 商 業 的 に 重 要 な 炭 層 は 上 部 白 亜 紀 及 び 第 三 紀 層 に 存 在 す る 。 こ の 地 域 の 地 質 構 造 は ラ ラ ミ ド 造 山 運 動 に よ る 構 造 的 な 変 形 を 受 け て い る 。 南 西 か ら の 圧 縮 ・ 引 張 応 力 に よ る 衝 上 断 層 が 層 序 の 重 複 を 引 き 起 こ し 、 石 炭 の 地 域 的 な 集 中 を も た ら し た 。 夾 炭 層 中 に 生 じ た 大 き な 二 次 的 褶 曲 が 複 雑 な 構 造 を 作 っ て い る 。 【 コ ー ル ス パ 炭 田 】 こ の 炭 田 の 炭 層 の 下 に は 、 層 厚 1,500~ 2,100m の 上 部白 亜紀 及び 漸新 世 の非 海成 堆 積 岩 が あ る 。商 業 的 に 重 要 な の は 、ミ ン ヒ ア 層 、シ ル ク ス ト ン 層 、バ ル ド ー ル 層 の 3 層 で 、 高 揮 発 分 瀝 青 炭 を 産 出 す る 。 コ ー ル バ レ ー 炭 鉱 の 近 く で ミ ン ヒ ア 層 は 、夾 炭 層 の 基 底 部 に 位 置 し 、層 厚 が 5~10m で 、多 く の ベ ン ト ナ イ ト 質 及 び 頁 岩 の 夾 み を 含 ん で い る 。ミ ン ヒ ア 層 の 上 約 45m の 所 に あ る シ ル ク ス ト ン 層 は 、所 に よ っ て は 厚 さ 3~ 6m の 砂岩 及び シル ト 岩で 分割さ れ て い て 、 下 部 シ ル ク ス ト ン 層 は 粘 土 の は さ み を 含 む 層 厚 2.4~3.7m の も ので 、下 部 シ ル ク ス ト ン 層 の 層 厚 は 0.7m であ る 。バル ド ール 層は 、最 大 3.5m の 砂岩 を含 む 6 枚 の はさ みを 含み 、層 厚 は 10m 程度 であ る。 (3) サ ス カ チュ ワン 州 サ ス カ チ ュ ワ ン 州 南 部 の 炭 田 は カ ナ ダ 内 陸 平 原 炭 田 の 一 部 で あ り 、 第 三 紀 層 の レ ベ ン ス ク ラ グ 累 層 中 に 、 エ ス テ バ ン 、 ウ ィ ロ ウ バ ン チ 、 ウ ッ ド マ ウ ン テ ン 、 サ イ プ レ ス の 4 つ の主 要な 褐炭 の炭 田 が存 在す る。 炭層の 厚 さは 一般 に、 エステ バ ン、 ウィ ロウ バ ン チ 炭 田 で 1.5m~ 3.0m、ウッ ドマ ウン テン、サ イプ レス 炭田 で 2.0m あ るい はそ れ 以 下 で あ る 。 エ ス テ バ ン 炭 田 の 一 部 に は 5.0m~ 7.0m の炭 層も 存在す る 。 エ ス テ バ ン 地 区 の ラ ベ ン ス ク ラ グ 累 層 は 向 斜 構 造 を 成 し 、 1km 当 たり 約 4.7m の割 合 で 南 東 に 緩 や か に 入 り 込 ん で い る 。 こ の 夾 炭 層 の 主 要 部 は 米 国 ダ コ タ 州 北 部 、 モ ン

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14 タ ナ 州 、 ワ イ オ ミ ン グ 州 に 広 が っ て い る 。 ラ ベ ン ス ク ラ グ 累 層 中 の 個 々 の 炭 層 は 、 肥 厚 ・ 薄 化 ・ 分 割 ・ 尖 滅 の 傾 向 が あ り 、 エ ス テ バ ン 炭 田 に は こ の よ う な ゾ ー ン が 5 つ 認め ら れて いる 。こ れらゾ ー ンは 地域 的な 賦 存 面 積 が 異 な っ て い る 。 同 様 に 、 氷 河 期 及 び 氷 河 前 期 の 浸 食 が 各 ゾ ー ン を 広 範 囲 に 除 去 し 、 炭 層 が 砂 や 砂 利 で 置 き 替 え ら れ て い る 場 合 も 有 る 。 ウ ィ ロ ウ パ ン チ 炭 田 は 、 ラ ベ ン ス ク ラ グ 累 層 の 厚 い 氷 河 期 の 堆 積 物 に よ っ て エ ス テ バ ン 炭 田 か ら 東 部 に お い て 分 離 さ れ た も の で あ る 。 西 部 は 無 炭 地 域 で 、 ウ ッ ド マ ウ ン テ ン 炭 田 か ら ウ ィ ロ ウ パ ン チ 炭 田 を 分 離 し て い る 長 い 帯 の 地 帯 と 考 え ら れ る 。 こ の ウ ィ ロ ウ パ ン チ 炭 田 は 、 更 に 東 部 ウ ィ ロ ウ パ ン チ 炭 田 と 西 部 ウ ィ ロ ウ パ ン チ 炭 田 に 分 割 さ れ る 。 (4) オ ン タ リオ 州 カ ナ ダ 内 陸 平 原 炭 田 の 一 部 を 形 成 す る 大 規 模 な 褐 炭 炭 田 が ム ー ス リ バ ー 盆 地 の オ ナ カ ワ ナ に 存 在 し て い る 。 オ ナ カ ワ ナ 褐 炭 は 下 部 白 亜 紀 層 に 属 す る マ ッ タ ガ ミ 累 層 中 に あ り 、 0m~10.4m( 平均 4m)の 上部 炭層 と 2.0m~ 195m の 層厚 を有す る 下部 炭層 が 砂 岩 、 粘 土 、 亜 炭 の 互 層 中 に 存 在 し て い る 。 (5) ニ ュ ー ・ブ ラン ズウ ィ ック 州 ニ ュ ー ・ ブ ラ ン ズ ウ ィ ッ ク 州 の 中 央 部 に は 、 上 部 石 炭 紀 ( ペ ン シ ル バ ニ ア 系 ) の ミ ン ト 、 ビ ア ス ビ ル 、 レ イ ク ス ト リ ー ム の 3 炭田 が 存在 する 。ミ ント炭 田 は、 グラ ンド 湖 の 北 端 に あ り 、 地 表 近 く の 1 炭 層か ら高 揮発 分 A 瀝 青炭 を 産出 する 。 原炭 での 灰分 は 15%~ 20% であ るが硫 黄 分は 5%~ 9% と高い 。 層厚 は 0.3~ 0.9m で あ る。 炭層 は 多 少 起 伏 が あ る が ほ ぼ 緩 傾 斜 で 、 大 部 分 が 地 表 面 か ら の 等 深 線 に 沿 う 平 坦 で 露 天 掘 り を 行 い 易 い 構 造 で あ る 。 (6) ノ バ ・ スコ シア 州 ノ バ ・ ス コ シ ア 州 北 部 か ら ケ ー プ ・ ブ レ ト ン 島 に か け て 上 部 石 炭 紀 ( ペ ン シ ル バ ニ ア 系 ) の 8 つの 炭田 が存 在 する 。 こ れ ら の 炭 田 の 中 で 最 も 重 要 な の が ケ ー プ ・ ブ レ ト ン 島 東 岸 か ら 海 底 下 に あ る シ ド ニ ー 炭 田 で あ り 、 カ ナ ダ 東 部 大 西 洋 沿 岸 の 石 炭 資 源 の 殆 ど が こ の 炭 田 に 存 在 す る 。 層 厚 が 1.0~ 4.5m ま で 11 炭 層が あ り 6 炭 層は経 済 的に 重要 と考 えられ る が、 ハー バ ー 層 及 び パ ブ 層 の 2 炭 層 を海 底下 坑内 採掘し て いた 。高 揮発 分 A 瀝 青 炭で ある が硫 黄 分 が 多 い 。 炭 層 は 、 砂 岩 、 シ ル ト 岩 、 泥 岩 、 石 灰 岩 か ら 成 る 岩 層 が 所 定 の 間 隔 で 貫 入 す る こ と に よ っ て 分 離 し て い る が 、 炭 層 は 地 域 的 な 構 造 規 模 で は あ ま り 擾 乱 を 受 け て い な い 。地 層 は 一 連 の 褶 曲 構 造 を 成 し て い て 、そ の 向 斜・背 斜 構 造 が 海 に 向 か っ て 3°

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~ 5°の炭 層傾 斜の もとと な って いる 。石 炭はガ ス を多 く含 むと 考えら れ る( 特に ハー バ ー 層 ) 。 天 盤 条 件 は 、 一 般 に 軟 弱 で あ る 。

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カナダの

カナダの

カナダの

カナダの 石炭資源用語法

石炭資源用語法

石炭資源用語法

石炭資源用語法

石炭層はカナダ堆積盆においては比較的ありふれたものである。然しながら、資源 としての資格を与えるためには、石炭は国民に富を与える潜在力を持っていなければ ならない。それゆえ、カナダ石炭資源量の推計は、石炭の潜在的有用性を反映する限 界内に抑制されねばならない。層厚 45cm 未満、及び地表下 600m 以深の石炭は、現 在カナダ石炭資源量から除外されている(現在深さ 1200m までの採掘が計画されてい るノバスコシア州の石炭は例外)。然しながら、国家の石炭を資源量と埋蔵量へと変換 することは、変化する需給環境に基づいて進行する動的プロセス(図 2.3)である。 一般的な石炭関連用語の用語集は本報告書の最後に含まれている。これらの用語の 或るものは、以下の検討においてそれらの意図を充分に認めるために、最初に見直さ れるべきである。 本報告書において、 石炭資源石炭資源石炭資源石炭資源とは厚さと地表からの深度において、一定の限界内に 生じた石炭鉱床を示す。これらの厚さと深さの限界は、カナダ炭開発に対する経済的 and/or 技術的可能性の限界を反映させるよう意図されている。石炭資源の量は特定の 要素に従って、相対的な 開発潜在力開発潜在力開発潜在力開発潜在力と 存在存在存在存在 のののの 確実性確実性確実性確実性(図 2.3)に対して、推計・分類さ れる。本報告書における資源推計は一般的に Bielenstein 他(1979)によって報告さ れた規準を反映している。カナダ地質調査所はカナダ石炭協会と共同で、将来のカナ ダ石炭資源量と埋蔵量の推計・報告に対する基礎として、これらの規準を最近改定し た(Hughes 他)。 相対的な開発潜在力は当面の利益及び将来の利益という概念に従って述べられる。 それによって、当面の探査継続と開発可能性に対して利益のある、石炭 即時即時即時即時 資源量資源量資源量資源量 ( ((

( resources of immediateresources of immediateresources of immediateresources of immediate))))は、好ましい組合せの、層厚・深度・品質及び位置を有す る。層厚・深度・品質及び位置の組合せがあまり好ましくない石炭鉱床は、もし、そ れらが経済的 and/or 技術的条件に適度な改善が与えられて、将来の開発可能性が妥当 であると考えられるならば、将来利益資源量将来利益資源量将来利益資源量将来利益資源量((( resources of future interest(resources of future interestresources of future interestresources of future interest)))に寄与す) る。潜在的な実利が想像できない石炭鉱床は資源のインベントリー(inventry:目録) から除外され、単に国家の総石炭財産に寄与するのみである。

推計資源の量の存在の相対的な確実性の査定は、使用可能なデータの空間的な分布 に基づいてなされる。観察点又はコントロール点に近い資源量の定義は、より遠いも のより信頼性があるということが仮定される。資源の量は、コントロール点からの距 離区分に従った、推計の信頼度の概念に基づいて、確定確定確定確定((( measured(measuredmeasured)、measured)、推定)、)、推定推定推定((( indicated(indicatedindicated)、indicated)、)、)、 予想

予想予想

予想(( inferred((inferredinferredinferred)))及)及 び及及びび 純理的び純理的純理的(純理的( speculative((speculativespeculative)speculative))(図 2.3)に分類される。純理的) 純理的純理的(純理的( speculative((speculativespeculativespeculative)))) という用語は、妥当な幅広い地質的な仮定が適用された、非常に限られた、又は非常 に遠くにある証拠に基づいて推計された資源量に適用される。純理的資源量は常に将

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来利益の資源量に分類される。

異なった石炭タイプの量の集計又は比較の一般的な方法は、単位発熱量の異なった 石炭を標準の 29.3 MJ/kg へと当てはめる、標準石炭換算トン(tonnes coal equivalent) への変換を含む。即時利益の石炭資源量のカナダ在庫量は、標準石炭換算トンで、確 定 140 億トン、推定 110 億トン、予想 320 億トンである。北部カナダにおける潜在的 な膨大な量に加えて、内陸平野における石油井から予想された、大量の深部石炭(即 ち、地表から 300-500m)、そして全国の薄層に含まれる石炭は将来利益資源量と考え られる。これらの将来利益資源量は、標準石炭換算トンで略、確定 10 億トン、推定 240 億トン、予想 600 億トン、及び純理 940 億トンからなる。これらの資源量は、現 在資源量推計で考慮されているよりも、深くて薄い炭層からの膨大な追加量を含む、 カナダの総石炭財産のほんの一部分を表しているに過ぎない。 標準石炭換算トンで、カナダの即時利益確定石炭資源量の略 60%は西部カナダの内 陸平野に、ほぼ 35%はロッキー山脈前方山地・山麓に位置する。カナダの石炭は様々 な特徴を持っている。そのことは石炭資源を評価する場合、その価値に影響を与える 石炭の本質的な属性に言及することなく、量的潜在力を簡単に表わすには適当ではな い。ランクによる石炭分類は、それらの相対的な基本的品質の幾つかを推測する常套 的な手段である。 異なった石炭ランクは異なった本質的な性質を持っている。それは(用途の潜在力 において)商業的感覚における石炭価値に影響を与える。殆どのカナダ炭は発電用の 一般炭か、コークス生産用の原料炭のどちらかで使用される。

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3 石炭は、褐炭及び亜瀝青炭から、高・中・低揮発分瀝青炭ランクを通って、無煙炭 及び変成無煙炭まで並んだ連続シリーズにおける有機熟成度(炭化度)に従って分類 される(図 2.4) 炭  種 群 本報告書で 固定炭素(FC) 揮発分(VM) 主な用途 使用されている

一般的分類 (dmmf basis) (dmmf basis) BTU MJ/kg

Ⅰ.無煙炭質 1. メタ無煙炭 98%≦FC 2%≧VM 室内暖房     のもの ① 2. 無 煙 炭 92%≦FC<98%  8%≧VM>2% セメント生産 3. セミ無煙炭 86%≦FC<92%  14%≧VM>8% Ⅱ.瀝青炭質     のもの ② 3. 高揮発分A 〃      FC<69%      VM>31%  14,000≦BTU  32.6≦MJ/kg 5. 高揮発分C 〃  11,500≦BTU<13,000  26.7≦MJ/kg<30.2 Ⅲ.亜瀝青炭質 ③ 1. 亜瀝青炭 A  10,500≦BTU<11,500  24.4≦MJ/kg<26.7   のもの ④ ④ 3. 亜瀝青炭 C   8,300≦BTU<9,500  19.3≦MJ/kg<22.1 Ⅳ.褐 炭 質 ④ 1. リグナイトA   6,300≦BTU<8300  14.7≦MJ/kg<19.3   のもの ④ 2. リグナイトB         TU<6,300   MJ/kg<14.7 注 (1) dmmf: dry mineral matter free, ad-mmf: air dried-mineral matter free (3) an: Anthracite

(2) ① 粘着性なし:もし粘着性があるならば、低揮発分瀝青炭として分類される。 lvb: Low Volatile Bituminous Coal      ② 一般的に粘着性あり。 mvb: Medium Volatile Bituminous Coal      ③ もし粘着性があるならば、高揮発分C瀝青炭として分類される。 hvb: High Volatile Bituminous Coal

     ④ 粘着性なし。 sub: Sub Bituminous Coal lig: Lignite 2. 亜瀝青炭 B m-lvb lig-sub   9,500≦BTU<10,500  22.1≦MJ/kg<24.4 4. 高揮発分B 〃 78%≦FC<86%  発電 液化・ガス化 室内暖房 lvb-an h-mvb sub-hvb (ad-mmf basis) 発電、木炭生 産 室内暖房 22%≧VM>14% 69%≦FC<78%  31%≧VM>22% 表1.ランクによる石炭分類表 (ASTM, 1997にならう) 発熱量 製鉄用コーク ス 生産 セメント生産 発電  13,000≦BTU<14,000  30.2≦MJ/kg<32.6 1. 低揮発分瀝青炭 2. 中揮発分  〃

褐炭と亜瀝青炭 B/C(本報告書では一般的ランククラス ligliglig----sublig subsubsub として示される) は、あるものは主に発電用に州を横断して輸送されるけれども、主に炭鉱の発電所の 燃料として使用される。亜瀝青炭 A と高揮発分 B/C 瀝青炭(本報告書では subsubsub----hvbsub hvbhvb)hvb はカナダ全土と世界中の発電所に輸送されている。高揮発分 A 瀝青炭、中揮発分瀝青 炭、及び多くの低揮発分瀝青炭(本報告書では各々 hhh----mvbh mvbmvbmvb、、、、mmmm----lvblvblvb)はカナダの製鉄所、lvb 及び製鉄用コークス生産にはどこでも、広く使用されている。カナダの、より高いラ ンクの低揮発分瀝青炭と無煙炭(本報告書では lvblvblvb----anlvb anan)は燃焼利用の或るものにとっan ては良好な一般炭であると思われるけれども、現在は開発されていない。多くのカナ ダ炭の組成と性質は、石炭液化・ガス化の転換プロセスに対して非常に適合した供給 ストックのように思える。 本報告書における測定単位は、カナダ標準協会とメートル委員会によって公式の使 用を認定されている国際単位システム(SI)である。

(出典:Coal Resource Terminology, Coal Resources of Canada, G.G.Smith (1989), Geological Survey of Canada Paper 89-4)

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石炭資源量

石炭資源量

石炭資源量

石炭資源量と

と埋蔵量見積

埋蔵量見積

埋蔵量見積り

埋蔵量見積

り方法論

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概要

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ERCB(The Alberta Energy Resources Conservation Board)の石炭資源量/埋蔵量 の用語法は 1999 年、GSC(Geological Survey of Canada)と異なって作成された。主 要な定義は以下のとおりである。 ・ Resource(資源量) 地中に存在するものとして、計算され、解釈され、又は推定された石炭の総量。 ・ Established Resource(確立資源量) 試錐、トレンチ、試掘坑、鉱山開発作業、又は他の探査作業-地質的情報、地震探査 情報又は同様な情報に基づいて、隣接して存在するものと判断された石炭を含む-に よって具体的に描画された石炭の鉱体。確立資源量を計算するために、(炭層厚、賦 存区域、及び石炭比重における不確実性に基づいて)標準的な誤差が各々の鉱床に対 して決定さる。そして、Established in place tonnages(確立地山トン数)は (上 に計算されたごとく)最高の見積もりより小さい二つの標準的な誤差を用いられてい る。1982 年以前に計算された(ロッキー)山脈・山麓鉱床に対しては、主観的に控 え目なトン数が見積もられたにも拘らず、5%の仮定された標準的な誤差がこれらの 鉱床に適用された。 ・ Reserve(埋蔵量) 現在の又は予想される経済的及び社会的状況下で、現在の技術で回収可能と考えられ る確立資源量の部分。 ・ Initial in-Place(初期地山資源量) 如何なる生産より前の資源量(当初の地山量:幾つかのテクニック、特にブロック・ クリギング/統計的外挿法、グリッド、ポリゴン、及び断面図法が地山量-露天と坑 内の可採炭に分けられた-を計算するのに使用される) ・ Initial Reserve (初期埋蔵量) 如何なる生産より前の埋蔵量。

・ Remaining (established) Reserve(残存 (確立) 埋蔵量)

Initial Reserve から累計生産量を差し引いた量(WEC の確定回収可能埋蔵量区分と 同様)

・ Ultimate Potential(究極的潜在量)

全ての探査・開発活動が終わった時に、その区域において開発されるであろう初期埋

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2 蔵量の見積もり-これはその地域の地質的見通し、及び予期された技術・経済・社会 的状況を考慮している:累計生産量、残存埋蔵量、及び現存鉱床の拡大と修正、及び 新鉱床の発見又は描画を通じて推定される将来的な付加。 究極的潜在量の見積もりは大きな不確実性を不可避的に伴い、新データは大幅に結 果を替える。究極的石炭潜在量の見積りには二つの方法が用いられてきた。一つは 量的方法であり、地域・炭層厚、各含炭層準の回収率の大まかな見積もりが把握で きる。第二の方法は探査努力対初期埋蔵量の傾向から究極的潜在量を見積もる。 ・ Ultimate in Place Resources(究極的地山資源量)

(従来の採掘法に対して)回収可能か不可能かに拘わらず、全ての初期地山資源量を 含む。

参照

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