中国内モンゴル自治区における創作教育のあり方について : 内モンゴル自治区ホルチン地方を事例に
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(2) 本研究においては、創作の観点に主眼を置き、. 体の経済発展に伴い、都市部にある学校では、. 子供を含むたくさんの方々に作曲の楽しさを知. 楽器や音楽施設が充実していることに対し、草. ってもらうとともにより多くの音楽作品を増や. 原や砂漠地域の学校では、何もない状態が続い. す新たな指針となるものとしたい。. ている。そして、筆者の故郷である内モンゴル. 2.論文の構成. のホルチン地方を取り上げ、そこの現状と問題. はじめに. 点を整理してみた。現地調査を通じて、そこに. 第1章 地域の特徴と音楽科教育の現状. 住む人々が自分の民族音楽に対し、非常に関心. 第1節 内モンゴルとモンゴル民族について. を持つことと、新しい音楽(歌曲、器楽曲など). 第2節 内モンゴルのモンゴル民族の歌と楽. が少ないことに心配する様子が見られた。. 器について. 第2章では、今の状況でできることを提示し、. 第3節 内モンゴルにおける音楽の事情. 今後の創作教育の可能性を述べた。現地の学校. 第4節 学校教育における学習指導要領につ. 現場では、「できない」ではなく「やっていない」. いて. ことが多く存在し、それに対し、どうすればよ. 第5節. 小学校から高等学校まで. いのかとの角度から研究を進めた。第3章では、. 第6節. 農村地域と都市での現状. 筆者が考えた指導案とオリジナル曲を例に、作. 第7節. アンケ』卜及び聞き取り調査. 曲に至る民族的要素について述べた。. 第2章. 音楽科授業と創作教育の可能性. 4. まとめ. 第1節. 今の状況でできること. 以上のように研究と考察を行って来たが、内. 第2節. リズムと旋律. 第3節. 作曲. モンゴルでは、多くの地域において、音楽教育 が積極的に取り入れられている状況が一部であ るが、実際の状況を知ることによって理解でき. 第3章. 創作曲と音楽科教育との融合. 第1節. 音楽科授業における学習指導案. から自治区全体に推進されるのであろうが、実. 第2節. 音楽科授業におけるモンゴル的要素. 際にそれらが都市部においてのもので、草原や. 第3節. オリジナル曲の紹介. 農村部までに普及していくためには、積極的な. るのであろう。しかし、音楽教育の普及がこれ. 内モンゴル政府の指導が求められるであろう。. おわりに. それによって施設も充実し、西洋楽器や民族楽. 器の積極的な導入も可能となり、有効な音楽教 3.研究の概要. 育の環境が形成されることになるではないかと. 第1章では、内モンゴルの自然環境や生活習. 考える。. 慣とそこに住むモンゴル族の人々の楽器や音楽. 主任指導教員 草野 次郎. の種類と学校の現状について述べた。中国の全. 指導教員 草野 次郎. 一393一.
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