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転換畑・施設畑における灌漑管理と用水量の検討

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Academic year: 2021

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Title

転換畑・施設畑における灌漑管理と用水量の検討( 内容の要

旨 )

Author(s)

橋本, 岩夫

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第150号

Issue Date

1999-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2491

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(国籍) 学 位 の 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 貞 橋 本 岩 夫 (石川県) 博士(農学) 農博甲第150号 平成11年3月15日 学位規則第4条第1項該当 連合農学研究科 生物環境科学専攻 岐阜大学 転換畑・施設畑における潅漑管理と用水真の検討 主査 岐 阜 大学 教 授 千 家 正 照 副査 岐 阜 大学 教 授 天 谷 孝 夫 副査 信 州 大学 教 授 木 村 和 弘 副査 静 岡 大学 教 授 土 屋 智 論 文 の 我が国では、米の生産調整から水田転換畑が急増し普通畑の約30%を占めていること、 さらに施設園芸が増大し作付け面積が畑地全休の4%に達し、ハウス用水量は畑地用水量 の30%以上であると推定されている0このように、畑地用水量全体に対する転換畑と施 設畑の用水量が占める比重が大きいにもかかわらず、畑地の用水計画は露地畑に限定され ており、転換畑と施設畑については計画手法が存在しないのが現状である。その結果、転 換畑は露地畑の計画手法が流用され、さらに、施設畑の用水は栽培管理用水量の一つとし て取り扱われているに過ぎず、荏漑管理の実態に対応した用水計画手法の確立が緊急に求 められている。このような社会的・水利的背景から、本研究では、転換畑と施設畑におけ る潅漑管理の実態を解明することによって、濯漑技術の休系化と用水計画手法の確立のた めの基礎的知見を提供し、今後の畑地濯漑の発展に寄与することを目的としている。 第2章では転換畑の土壌水分消費と港漑管理の実態を調査した。転換畑では水稲作付け 時の耕盤を残しているかどうかによって、有効土層や水分消費パターンさらには潅漑開始 時の土壌水分張力が大きく変化することを明らかにした0また、一般的に転換畑で行われ る畦間藩漑の方法は、作物の種類によって大きく2種類(常時畦間湛水法と一時畦間湛水 法)に分かれ、1回の濯水量、間断日数や土壌水分管理が濯漑の方法によって大きく異な ることが明らかにされた。待られた具体的な知見は以下の通りである。 (1)耕盤を残している転換畑は有効土層深が浅くなり、表層消費型の土壌水分変動がみら れる0(2)耕盤を残している転換畑では、普通畑と比較して高水分状態で藩漑を開始する 傾向がみられる0(3)排水性・通気性を必要とする作物では一時畦間湛水法による潅漑が

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ー73-行われ、一回の潅水量が大きく間断藩漑が行われる0(4)高水分状態を必要とする作物で は常時畦間湛水法による港漑が行われ、初期用水量は大きいが、常時の港漑では1回の潅 水量が少なく間断日数が短い少量頻繁濯漑が行われている0 第3、4章では電照ギクと温室メロンにおける港漑管理の実態を調査し、用水計画の基 礎諸元である1回の潅漑水量、間断日数、潅漑開始時の土壌水分張力について分析し、施 設畑の港漑の特徴を解明した0 電照ギク栽培では、栽培方式(定植栽培と2度切り栽培)、作型(春季、夏季、秋季定植) によって港漑方法、1回の潅漑水量、間断日数、潅漑開始時の土壌水分張力が大きく異な ることを明らかにした。得られた具休的な知見は以下の通りである0 (1)定植栽培では、初期生育期間ではホース潅水を、初期生育後(定植後30日以降)は自 動湛水を行う。二度切り栽培では主に自動湛水を行い、補助的にホース覆水が行われてい る。(2)1回当たりの潅水量は、春季定植>秋季定植抑制>二度切り栽培の順で大きくな っている。(3)定植栽培における1回湛水量の最大値は、ホース港水から自動潜水に切り 替えられた直後の発生し、30∼50mmと普通畑に比べて大きい0(4)間断日数は生育段階に ょって変化し、生育初期は短いが生育が進むにつれて長くなるJさらにジベレリン処理が 行われた直後の間断日数が最も長い0(5)土壌水分の管理は生育段階によって変化する0 定植栽培では、生育初期は高水分であるが、生育につれて低水分に変化する0一方、二度 切り栽培では、生育初期から低水分である0 温室メロン栽培では、定植から収穫までの各生育ステージごとに1回の港漑水量、間断 日数、港漑開始時の土壌水分張力が異なり、綿密な水管理が行われていることを明らかに した。得られた具体的な知見は以下の通りである0 (1)1回の潅水量は通常小さいが、活着直後と着果時に1回に多量(20∼50皿皿)の潅水が 行なわれる。(2)間断日数は、定植直後が2日、活着後から着果期までが20日、初期果実 肥大期が2日というように生育ステージによって大きく変化する0(3)土壌水分は、定植 から活着期までは高水分状態、活着後から次第に低水分状態に移行し、開花・交配期に最 も低水分状態になり、土壌水分張力が最大値となる0その後、着果・初期肥大期と二次ネ ット発生・肥大促進期には再び高水分になるが、その後成熟期からは低水分状態で推移し ている。 このような施設畑における水管理の実態から、間断日数と潅漑開始時の土壌水分張力を 一定とする露地畑の用水計画手法を適用することができないこと、さらに、自由度の高い 水管理に対応できる用水計画の考え方が必要であることを指摘した0 審 査 結 果 の 要 旨 我が国では、米の生産過剰から水円転換矧が急増し普通畑の約30%を占めていること、 さらに施設園芸が増大し作付け両横が畑地全休の4%に達し、ハウス用水量は畑地用水真 の30%以上であると推定されている0このように、畑地用水真金体に対する転換畑と施 設畑の用水最が占める比重が大きいにもかかわらず、畑地の用水計画は露地畑に限定され

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ー74-ており、転換畑と施設畑については独自の計画手法が存在しないのが現状である。その結 果、帖換畑は露地畑の計画手法が流用され、一方、施設畑の用水は栽培管理用水量の一つ として取り扱われているに過ぎず、准漑管理の実態に対応した用水計画手法の確立が求め られている。このような社会的・水利的背景から、本研究では、転換畑と施設畑における 准漑管理の実態を解明し、用水計画手法の確立のための基礎的知見を授供することを目的 としている。 節2草では転換畑の土壌水分消墾と珊漑管理の実態を調査した。転換畑では水田時の桝 盤を残しているかどうかによって、有効土層や水分消費パターンさらには濯漑開始時の土 ;壌水分張力が大きく変化することを明らかにした。また、一般的に転換畑で行われる畦開 港漑の方法は、作物の種類によって大きく2種類(常時畦間湛水法と一時畦間湛水法)に 分かれ、1回の滞水魚、間断日数や土壌水分管理が港漑の方法によって大きく異なること が明らかにされた。 第3、4章では、昭照ギクと温室メロンにおける濯漑管理の実態を調査し、用水計画の j基礎諸元である1回の瀧漑水量、間断日数、港漑開始時の土壌水分張力について分析し、 施設畑の湘漑の特徴を解明するとともに用水計画上の問題点を検討した。 悶照ギク栽培では、栽培方式(定植栽培と2皮切り栽培)、作型(春季、夏季、秋季定植) によって1回の滞漑水景、間断日数、港漑開始時の土壌水分張力が大きく異なることを明 らかにした。 温室メロン栽培では、定植から収穫までの各生育ステージごとに1回の港漑水量、間断 日数、糀漑開始時の土壌水分張力が大きく変化し、綿密な水管理が行われていることを明 らかにした。 このような施設畑における水管理の実態から、間断日数と港漑開始時の土壌水分張力を 一定とする勘也畑lの用水計画手法を適用することができないこと、さらに、自由度の高い 水管理に対応できる用水計画の考え方が必要であることを指摘した。 以上について、審査委貞全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合農学研究科の学位論文 として一卜分脈値あるものと認めた。 基礎となる学術論文の発表学会誌は以下のとおりである0 1)転換畑の土壌水分消費の特徴と潤漑管理の実態一畑地における水管理の実態(Ⅰ)一 億業土木学会論文集196:173-181 2)施設畑の電照ギク栽培における潤漑管理の実態一畑地における水管理の実態(几)一 農業土木学会論文集(印刷中) 3)温室メロンの地床栽培における冊漑管理の実態一畑地における水管理の実態(m)-偽薬土木学会論文集(印刷小)

参照

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