バスケットボールゲームでのシュート-シュート能力向上のためのコーディネーショントレーニング-

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− 359 − バスケットボールゲームでのシュート ーシュート能力向上のためのコーディネーシヨントレーニンゲー 教科・領域教育専攻 生活・健康系コース(保健体育) 谷 内 陽 序章 第

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節 は じ め に 日本のバスケットボールの現状 JBA(日本バスケットボール協会)は, FIBA (国際ノ《スケットボーノv)車盟)より勧告を受け ていた「園内男子のトップリーグの統合J

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ガパ ナンス能力の欠ける日本バスケットボール協会 の改革J

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日本代表の長期的な強化策」の問題を 解決することができず, 日本代表バスケットボ ールチームに無期限の国際大会出場停止命令が 下された。それでもなお,機能不全に陥ったま まの日ゃくスケットボール協会を再生させるべ く , FIBAは

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JAPAN2024TASKFORTHJを 設立。初代チェアマンに川淵三郎氏が就任し, ガパナンス能力の欠ける日本バスケットボール 協会の改革へ乗り出した。日本バスケットボー ル協会は,今まで、の2つのトッフ。リーグを統合 させた新リーグrBリーグJを倉Ij設。現在では, 無期限の国際大会出場停止命令も鯛徐され, 日 本

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《スケットボール界は大きな盛り上がりを見 せるとともに,変革の時期を迎えている。 第

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節 研 究 自 的

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研究目的 日本バスケットボール協会は,指導者の耕ヰ 書的相生で、あったバスケットボール指導教本を 改訂した。この改訂により,選手育成の考え方 も大きく変わり,育成年代の中心的トレーニン グにコーデ、ィネーショントレーニングを行うよ 指導教員 綿 引 勝 美 うになっ

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o本研究では, 日本バスケットボー ル協会が展開しているコーデ、ィネーショントレ ーニングについてまとめ,その考え方や問題点 を明らかにする。また,シュート能力向上を目 的としたコーディネーショントレーニングの考 え方を明らかにし, 日本バスケットボール協会 が展開しているコーディネーショントレーニン グと比較し,今後の課題を明らかにする。

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研究方法 本研究は,文献を中心に調査・分析し,その 文献研究から得た情報をもとに考察をすすめる。 ①バスケットボール指導教本の比較を行い, 日 本メスケットボール協会の選手育成の対する考 え方の変化を明らかにする。 ②日本バスケットボール協会が現在展開してい るコーデ、ィネーショントレーニングPについてま とめる。 ③バスケットボールにおけるコーデ、ィネーショ ントレーニングについては, Glasauer(2003)が 先行研究を行っている。先行研究から一般的な コーデ、ィネーショントレーニングとバスケット ボ、ールにおけるコーディネーショントレーニン グの違いを明らかにする。 ④コーディネーショントレーニングの基材怜 考え方をまとめることで,その問題点や今後の 課題を明らかにする。 第

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章 日本バスケットボール協会の選手育成 の考え方の変化

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− 360 − バスケットボール指導教本(2002)とバスケッ トボール指導教本改訂版(上巻2014,下巻2016) の比較を行い, 日本バスケットボール協会の選 手育成に対する考え方の変化を以下のようにま とめた。

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改訂版で育成年代のトレーニングというカテ ゴリーが新たに設定され,小学校期(U-l2);中 学校期(U-15),高校期(U-18)各カテゴリーに合 ったトレーニングが紹介されるなど,育成年代 のトレーニング、に重点を置くようになった。

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改訂版では,以前まで、のフィジカルトレーン ング中心のトレーニングから,育成年代の中心 的トレーニングとしてコーディネーショントレ ーニングへと変化している。 第

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章 日本バスケットボール協会が展開して いるコーディネーショントレーニング(略) 第

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章バスケットボールのコーディネーショ ントレーニング Glasauer(2003)の先行研究から,科学的な観 点と動{何学的な観点、からバスケットボール固 有のコーデ、ィネーション能力が明らかになった。 そこから,バスケットボールにおけるコーディ ネーショントレーニング、を行う際に必要なこと を以下のようにまとめた。 ①育成トレーニング、では,バスケットボーノレ専 門のコーデ、ィネーショントレーニングが前面に なる。それは,準備機能と応用機能を持ってい る。 ②コーデ、ィネーショントレーニングの目標は, 年齢に合った学習状態に適したコーディネーシ ョントレーニングのオーバーポテンシヤノレズ、を 生み出すことである。 ③バスケットボール固有の知覚トレーニング、と 認知エモーション面でのプレーヤーの参加がた いへん重要になる。 第

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章 コーディネーショントレーニングの基 本的な考え方と問題点 1.コーディネーショントレーニンゲの基本的な 考え方(略)

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コーディネーショントレーニングの問題点と 今後の課題 コーディネーショントレーニングの問題点と 今後の課題を以下のようにまとめた。 ①育成年代のパス、ケットボーノ凶望手に対して, 過小評価されている。その理由として,過度な 競争指向の選手権,試合, トレーニング活動に あると考えられる。指導者は,短期のスポーツ 上の成功に注目し,複雑な長期育成にはあまり 注意が払われていない。 ②日本ノミスケットボール協会は,プレーヤーの コーデ、ィネーショントレーニング、に対する意識 的な部分に焦点をあてていなし、。意識的な部分 がなければ,それはバスケットボールのコーデ ィネーショントレーニング、とは言えなし、。日本 バスケットボール協会が,これをどう扱うのか が今後の課題である。 引用・参考文献 1)財団法人日本バスケットボール協会:ノミス ケットボーノレ十旨導教本, (2002),大修館書庖 2)公益財団法人日本バスケットボール協会: バスケットボー/レ指導教本 改訂版[上巻], (2014),大修館書庖 3)公益財団法人日本υミスケットボール協会: バスケットボーノレ指導教本 改訂版[下巻], (2016),大修館書盾 4) J.Glasauer著,綿引勝美訳:バスケット ボールにおけるコーディネーショントレーニン グ リソースから要求,そしてコンピテンツへ 理主命コンセプト 実験研究検証モデ、ル (2003)

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参照

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