RESEARCH ON RESIDENTIAL PREFERENCES AND THE VIEW FROM THE DWELLING UNITS ON MAN-MADE ISLANDS IN OSAKA BAY

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(1)Title. Author(s). Citation. Issue Date. URL. RESEARCH ON RESIDENTIAL PREFERENCES AND THE VIEW FROM THE DWELLING UNITS ON MAN-MADE ISLANDS IN OSAKA BAY( Abstract_要旨 ) KFIR ISRAEL ZIV. 京都大学. 2001-09-25. http://hdl.handle.net/2433/150276. Right. Type. Textversion. Thesis or Dissertation. none. Kyoto University.

(2) 【4 01】 ク フィル. 氏. 名. イス ラエ ル. ジブ. KFI RI SRAEL ZI V. 学位( 専攻分野). 博. 士. 学 位 記 番 号. 工. 学位授与の 日付. 平 成 1 3 年 9 月 25 日. 学位授与の要件. 学 位 規 則 第 4 条 第 1項 該 当. 研 究 科 ・専 攻. 工 学 研 究 科 建 築 学 専 攻. 学位 論文題 目. RESEARCH ON RESI DENTI AL PREFERENCES AND THE VI EW FROM THE DWELLI NG UNI TS ON MAN-MADE I SLANDSI N OSAKA BAY. 博. ( 工. 学). 第 2092 号. ( 大阪湾 の人工 島における居住 の 「 好 ましさ」 と住戸 か らの眺望 に関す る研 究) ( 主 査). 論文調査委員. 教 授 宗 本 順 三. 請. 文. 内. 教 授 鉾 井 修 一. 容. の. 要. 教 授 青 山 吉 隆. 旨. 本論文 は人工島の居住環境の選好度 ( 好 ましさ)や住民の満足度 に住戸か らの眺望景観が影響することを,眺望景観の構 成要素 と景観評価 モデルで示 し,人工島では海の眺望景観 を確保するのに住棟の配置 と階数が重要であることを明 らかにし た研究である。 結論 をまとめた第 7章 を含めて 7章か ら構成 されている。. 酪 1章では本研究の背景 ・意義 として, 日本では沿岸地域 に都市人口が集中 し, これまで1 7 0 余 りの人工島が建設 されて, 沿岸地域や人工島の居住環境計画 を居住者の満足度や 「 好 ましさ」の観点か ら評価することの重要性 を述べている。 人工島 の居住環境 を好 ましい景観である海の景観 と関連づけて評価するのに,まず,大阪湾の人工島の類型化,人工島の魅力,宿 住者の満足度,住戸か らの景観要素 と景観評価 の関係,更に好 ましい景観 と満足度の関係が重要であることを示 している. 。. 分析 の方法 として,従来か らのデータの多変量解析法 に加 えて,住戸か らの眺望景観の画像解析や居住者の好 ましい景観写. BRP) を紹介 し,本研究の対象地域の現状の調査 を行 っている。 真の分析 に最適樹形 を得 る方法 ( 第 2章では,大阪湾の人工島の開発 の変遷 を述べ た後 に,その開発 目的と土地利用比率か ら30例の人工島を港湾関連施設 塗, レクレーシ ョン施設型,環境 ( 最終処理場)塗,空港人工島,単機能型の 5タイプに分類 した。初期の港湾関連施設中 心の人工島か ら海 と結 びついた レクレーシ ョン施設や居住環境 を持つ人工島に変化 している新 しい傾向を示 し,その重要性 を述べ ている。 人工島の中心部 に都市機能が配置 された港湾関連施設型 とマ リーナを中心 とするレクレーシ ョン型の人工島 について,ゾーニングと土地利用構成の比較分析 を行 って,前者では居住地区 と海 との関連性が弱 くなっていることを指摘 している。 第 3章では,京都,大阪,神戸の住民 を対象 に して居住環境の選好度調査 を行 って,既成市街地,ニュータウン,ウオー ターフロン トに較べて人工島の選好率が最 も低い ことを示 した。神戸の住民では,他の都市 に較べてウオーターフロン トと 人工島の選好率が高 く,両者はほぼ同 じである。 特 に神戸では神戸市の国際化政策が住民の選好行動のイメージに影響 を与 えてお り,海への近 さや環境の良好 さが,人工島やウオーターフロン トの選好理由の高い比率 を占め,忌避理由としては地 震などの自然災害や地盤の弱 さ,交通の不便 さなどが挙 げられている。人工島の選好度テス トでは,マ リーナ を中心 とする レクレーシ ョン施設型の人工島が,9 0%以上の人 に好 まれることを明 らかにしている。 第 4章では,南港 ポー トタウン ( NPT) ,六 甲アイラン ドシティ ( RI C) ,西宮マ リナ-シティ ( NMP. C)の住民の居住 環境の総合評価,地域への愛着感,定住志向, コミュニティ参加意向が,高水準で評価 され相互 に高い相関を示す ことを明 らかに している。 自然環境 (4項 目) , アクセス ビリティ (7項 目) ,住戸 (6項 目) ,近隣関連 (9項 目)の満足度 はすべ ての地区で概 ね高いが,海へ の近接性 ( RI C,NTP) ,買物の利便性 ( NMPC) ,病院の利便性 ( NPT)等ではそれぞれの 住区の位置的条件や施設の整備状況 によって不満度が高い項 目もある。次 に 3住区全体で満足度の因子分析 を行い,第-因 子 として 「 眺望 ・自然環境」軸,第二因子 として 「 安全性」軸,第三因子 として 「 利便性」軸,第四因子 として 「 子供の教 - 9 8 3-.

(3) 育」軸 を抽出 している。. 第 5章では,住戸か らの眺望景観では居 間 とバルコニーか らの眺望景観が最 も重視 されることを示 した後,住区内部の低 層階では近接住棟 のみの景観 とな り,中 ・高層階では住棟 と海の景観 となることを示 している。 住戸か らの眺望景観の評価 において,海 と山 と市街地の景観要素は多いほど評価が良 くな り,住戸 と港湾施設は多いほど評価が下がることをロジステ ィック回帰分析 を行 って明 らかに している。 更 に,海 と住棟 に絞 って景観要素 と距離の関係 を居間か らの眺望景観の画像解 析 とロジスティック回帰モデルで調べ た。その結果,海が多 く含 まれるほど良好 な評価 とな り,距離では中距離貴で最高の 評価 となって遠 ざかると低下す ること,逆 に住棟が多 く含 まれる程 また距離が近づ く程,評価が低下する事 を明らかにして いる。 景観の満足度評価 の回帰モデルにおいても,景観評価 とほぼ同 じ傾向を示す結果 を得 ている。 第 6章では,居 間か らの眺望景観画像 と居住者が好 ましい景観 として撮影 した眺望写真の両者の景観構成要素を比較 して,. 中庭や文化施設 ・山 ・海が好 ましい景観写真 に出現頻度が高 くな り,住棟や緑地は出現頻度が低 くなることを示 している。 景観要素の出現傾 向のクラス ター分析 を行 って,山 ・市街地 ・文化施設,海 ・港湾,中庭 ・植栽,住棟 の 4クラスターに分 類 している。 次 に,景観 の満足度 と上記 4クラスター,住戸の位置 (階数,住区内 ・周辺)等の計画要素,好 ましい景観 と の一致度,距離景 を尺度 としてバ イナ リー ・リカーシブ分割法 ( BRP) を用いてグ ルーピングを行 った。その結果,海 ・ 港湾の景観要素の存在,次いで階数,好 ましい景観 との一致度の高いグループの満足度が高 く,また,各住区で異なるが, 上下階によって景観の満足度の差が大 きい住戸の階数区分が存在することを明 らかにしている。 つま り,海への景観 を塞 ぐ 障害物 を超 える階数か ら,急激 に満足度が向上することを示 している。 第 7章では,人工島の選好度,景観 と居住満足度,景観構成要素の広が りと距離,好 ましい景観 について本論文で得 られ. た成果 を取 りまとめ,人工島の居住環境計画の計画的課題 と今後の研究展開について展望 している。 論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 本論文 は人工島の居住環境の選好度 ( 好 ましさ)や住民の満足度 に住戸か らの眺望景観が影響することを,眺望景観の構 成要素 と景観評価モデルで示 し,人工島では海の眺望景観 を確保するのに住棟の配置 と階数が重要であることを明らかにし た研究である。 得 られた成果の概要は以下の通 りに纏め られる。 1.居住環境の選好度調査 を行 って,既成市街地,ニュータウン,ウオーターフロン トに較べて人工島の選好率が低いが, 選好理由 としては海への近 さや環境の良好 さが高車 比率 を占め,忌避理由としては地震 などの自然災害や地盤の弱 さ,交通 の不便 さなどを指摘 した。. 2.住戸では居 間 とバル コニーか らの眺望景観が最 も重視 され,海 と山と市街地の景観要素が多い と判断 されるほど評価 が良 くな り,住戸 と港湾施設 は多いほど評価が下がることをロジスティック回帰分析で明 らかにした。. 3.居 間か らの眺望景観画像 に含 まれる海 と住棟 と距離の関係 を画像解析 し,海の景観要素が多 く含 まれるほど良好な評 価 となる。 海の景観要素は中距離景で最高の評価が得 られ,距離が遠 ざかると低下すること,逆 に住棟が多 く含 まれる程 ま た距離帯が近づ く程,評価が低下す ることをロジスティック回帰モデルを用いて明 らかにした。 4.景観 の満足度 をバ イナ リー ・リカーシブ分割法 ( BRP) を用いたグルーピングを行 って,海 ・港湾の景観要素の存. 荏,階数,居 間の景観 と好 ましい景観 の一致度が高いグループが高満足度 を示す ことを明 らかにした。 さらに階数 を尺度 と して,上下階によって満足度の差が大 きい住戸 の階数区分が存在することを明 らかにした。. 5.人工島の居住者の満足度の因子分析 を行い,主要な因子 として 「 眺望 ・自然環境」軸,「 安全性」軸,「 利便性」軸, 「 子供の教育」軸 を抽出 し,満足度 に眺望 ・自然環境の項 目が主要な要素 を占めることを明 らかにした。 以上,要す るに本論文 は人工島の居住環境の選好度や住民の満足度 に住戸か らの眺望景観が影響することを指摘 し,人工 島では海の眺望景観 を確保す るのに住棟 の配置 と階数が重要であることを明 らかにしたものであ り,得 られた成果は学術上, 実際上寄与するところが少 な くない。 よって,本論文は博士 ( 工学)の学位論文 として価値あるもの と認める。 また,平成. 1 3年 8月2 3日,論文内容 とそれに関連 した事項 について試問を行 った結果,合格 と認めた。. - 98 4-.

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