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第4次産業革命に向けた「知」の高度化と統合

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Academic year: 2021

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(1)第4次産業革命に向けた「知」の高度化と統合 岡 野 武 志 CMA・CIIA (証券アナリストジャーナル編集委員会委員). 1.第4次産業革命とSociety5.0. しする体制の構築、データやAI、自動化技術な. IoTやビッグデータ、AIやロボットなどに関わ. どを使いやすくする環境の整備、家計や企業に滞. る技術の発達に伴い、第4次産業革命と呼ばれる. 留する資金を未来への投資に振り向ける仕組みづ. 新たな技術革新の時代が期待されている。科学技. くりなど、様々な取組みが必要になる。社会や経. 術の進歩は、経済活動の様々な分野に変革をもた. 済の変化が非連続的かつ急速に進むとすれば、変. らし、働き方や暮らし方にも大きな影響を与える. 革を牽引する一人一人の「知」を高め、それぞれ. と考えられている。国の科学技術政策の方向性を. の「知」を結び付けていくことも、重要な取組み. 示す第5期科学技術基本計画(注1) (2016 ~ 20. の一つといえるであろう。. 年度)は、社会・経済の構造が日々大きく変化す る「大変革時代」の到来を想定し、超スマート社. 2.伸び悩む大学院. 会(Society5.0)を世界に先駆けて実現すること. 第5期科学技術基本計画は、目指すべき国の姿. を目指している。Society5.0は、進化した科学技. の一つとして、 「知の資産の持続的創出」を掲げ. 術により、あらゆる人が、活き活きと快適に暮ら. ている。イノベーション創出に向けた「人材、知、. せる社会になるという。. 資金の好循環システムの構築」は、国の競争力を. しかし、長期にわたって停滞してきた社会を揺. 左右するものとして、計画の基本方針の一つにも. り動かし、Society5.0に発展させていく道のりに. 挙げられている。日本の教育水準は比較的高いと. は、 「打ち破るべき壁(注2)」も少なくない。科. 考えられてきたが、「産業界からは、より高度か. 学技術が生み出した可能性を現実の社会と融合さ. つ実践的・創造的な職業教育や、成長分野等で必. せていくためには、時代を先取りして変革を後押. 要とされる人材養成の強化も期待されており、高. (注1) 「科学技術基本計画」内閣府 http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/index5.html (Society5.0:必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニ ーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といっ た様々な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会) (注2) 「新産業構造ビジョン」経済産業省. 44. 証券アナリストジャーナル 2018. 4.

(2)

参照

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