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【講評】 平成12年度データ解析コンペティションを終えて

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Academic year: 2021

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平成12年度データ解析コンペティションを終えて

同大 彬訓(立教大学),村上 陽一郎(国際基督教大学),田口 東(中央大学)

==‖‖==‖‖‖=‖‖‖帖l…‖=‖‖‖‖=‖‖‖=‖‖‖==‖‖‖==‖‖‖==‖‖==‖‖‖==‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖刷l…l…‖‖‖‖=‖‖‖‖=‖‖‖‖‖‖‖‖附‖…附‖‖‖湘‖‖‖‖柚‖‖‖‖=‖‖‖‖‖=‖‖‖‖=‖‖‖‖‖‖‖‖‖‖==‖‖‖‖W‖‖==‖‖‖‖‖帖‖ 情報を丹念に収集しており,優勝に値すると判断した. 準優勝のifチーム(立教大学)は,実取引の記録 から金融に対する意識や将来想定される行動を読み取 るという課題を達成するために,(1),(2)に属する手法 を活用していた.本チームは,分析課題を絞り込むこ とによって研究面での新規性と実務での有効性のバラ ンスをとり,一点突破型の戦略という学生ならではの 持ち味を発揮した.これにより,本チームは準優勝に 値すると判断した. チーム流研(流通経済研究所,大阪大学)は(2)の手 法を用いて,チャネル(店舗,ATMなど)利用形態 に基づいて顧客をグループ化しようとするものであり, マーケテ1・ング戦略を考える上での基礎的な材料を提 供している.また,ドムドム・チーム(北九州市立大 学)は(1)の手法により,顧客の取引の傾向を様々な観 点から丹念に読み込み,示唆に富んだ報告であった. これら2つのチームは,分析手法や論旨展開という意 味では他のチームに劣らない優秀な結果を導いたチー ムであったが,マーケテイング戦略としてのメッセー ジ性にやや乏しいという点から,受贅には至らなかっ た. 本コンペティションのように,実データを用いた分 析はOR研究の発展には欠かせないものである.しか し,実デーータゆえに誰もが納得する分析ストーリを作 ることは困難である.受貸したチームは,多量のデー タに惑わされることなく,焦点を上手に絞って分析ス トーリを作ったことが,評価されたともいえよう.一 方,OR研究の発展には,実際の問題の解決に役立つ ような新しい手法の開発も欠かせない.実データを扱 うことができる今回のようなデータ解析コンペティシ ョンでは,実務に密着した新手法を開発する絶好の機 会である.先に述べたように,今年度のデータ解析コ ンペティションでは,新規に手法を開発したチームは なかった.本年度のデータ解析コンペティションでは, この点での成果も挙げられるように努力したい. 平成12年度データ解析コンペティションの成果報 告会には,本特集に掲載されているチームを含む全5 チームが参加した.優勝は大阪府立大経営科学チーム, 準優勝はifチーム(立教大学)が獲得した. 本年度のコンペティションで使用したデータの特徴 は,アンケート調査という時間的には断面であるデー タと取引のサマリ・データという時系列データが,サ ンプルIDをキーにして関連づけられているところに ある. 成果報告会では研究面での新規性と実務面での有効 性に加えて,このデータの分析を通じてマーケテイン グ戦略としてのメッセージがどれだけ伝わってくるの かということを評価の基準とした. 実務の観点から見た講評については後述されている ので,ここでは全体的な講評について述べる. 成果報告会の参加チームが利用している分析手法を 眺めると,(1)相関分析や決定木分析などデータ・マイ ニング手法,(2)共分散構造分析や潜在クラス分析など パラメタだけでなくモデルの構造やデータの分類を同 時に推定する分析手法,(3)ロジスティック回帰などの ポピュラーな統計手法,という3つのタイプに大別さ れる.また,この傾向はコンペティション参加チーム 全体を見ても同様である. これらの分析手法はいずれもマーケテイング固有の 手法ではなく,応用数理の研究成果を活用したもので ある.したがって,研究としての新規性を捉える視点 は,手法そのものにはなく,解くべき課題の設定と適 切な手法の選択ということになる. 優勝した大阪府立大経営科学チームは,手法として は(3)に属するが,預金・融資に関わる継続的な取引 (論文ではストックと呼んでいる)と給与振込や口座 引落など為替に伴う手数料取引(論文ではフローと呼 んでいる)という二面性に着目し,納得性の高い論旨 展開と適切な分析が行われていた.また,本チームは データ分析にあたって業界の抱える問題意識など周辺 2002年2月号 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず. (27)99

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