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企業倫理と商品について

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Academic year: 2021

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企業 倫理 と商 品 につ いて

坪 井 順 一

A study of business

ethics in commodity

Junichi Tsuboi

Man needs useful goods in order to live. After capitalism came into existance, the enterprise was given charge of social productions, and offered us useful goods as a commodity. But it's doubtful whether the goods we have been buying are really useful to us.

Because the commodity uses agricultural chemicals, and various kinds of food additives, which are an important influence on our health. The law says "innocent untill proven guilty" , but what we have to say for the commodity is "untill proven safe unusable':

は じめ に 人間 の 最 も基 本 的 な営 み は 、 人 間 の 生 活 に 必 要 な 有 用 物 を作 り出 す こ と で あ る。 人 間 は 生 きて ゆ くた め に 様 々 な欲 望 を 充 足 させ な け れ ば な らず 、 そ の ため に 自然 に働 きか け 、 目的 に 応 じた 手 段 ・方 法 を工 夫 し、 道 具 を作 り出 し、 技 術 を駆 使 して きた の で あ る 。 人間 の 社 会 が 採 集や 狩 猟 を 中 心 と し た 自給 自 足段 階 か ら、 自然 経 済(物 々 交 換)段 階 を経 て 今 日の 資 本 主 義 経 済 体 制 ま で 、 時 代 や 体 制 が どの よ うに 変 化 し よ う と も 、 こ う した 人 間 の

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企 業 倫 理 と 商 品 に つ い て 営 み は常 に繰 り返 され て き た の で あ る 。 経 営 体 は 良 質 で安 価 な有 用 物 を生 産 す る こ と を 第一 義 的 な任 務 と して きた とい うこ とが で き る。 しか し今 日 の資 本 主 義 経 済体 制 の 下 で は 、 単 に 物 を作 り(技 術 的 労 働 過 程)そ れ を他 の有 用 物 と交 換 す る(経 済 的過 程)と の 統 一 体 と して の 経 営 概 念 だ け で は な く、新 た に 利潤 の 獲 得 を主 た る 目 的 とす る企 業 とい う形 態 が 生 じ、 有 用 物 の生 産 は 企 業 経営 体(通 常 これ を企 業 と称 して い る 、以 下 企 業 と略)に 委 ね られ る こ とに な っ た 。 企 業 は所 有 して い る技 術 、 人 的 資 源 、 生 産 手 段 を用 いて 社 会 的 生 産 を担 当 し 、社 会 に 貢 献 す る こ とを使 命 と して い る。 「す べ て 国 民 は、 健 康 で文 化 的 な最 低 限 度 の 生 活 を営 む 権 利 を 有 す る。」 とは 日本 国憲 法 第25条 の 「生 存権 ・国 の社 会 保 障 義 務 」 の よ く知 られ た一 項 で あ る が 、 今 日の 社 会 は 少 な く と も国 民 の 大 多数 が 文 化 的 で最 低 限 度 の 生 活 を営 ん で い る 点 は ま ちが い な い。 しか し 、健 康 的 で あ るか ど うか は 疑 わ しい。 大 量 消 費社 会 の 到 来 か ら飽 食 の 時 代 へ 、物 質 的 豊 か さ は 限 りな く 増 大 した が 、 そ れ は 決 して 質 的 な 向 上 を伴 っ た もの ば か りで は な い 。 む し ろ われ わ れ の 日常 に 関 わ る 身近 か な問 題 と して 、非 常 に 危 険 な事 態 が 同 居 して い る の で あ る 。 豊 か な 社 会 、 人間 性 に 満 ち た社 会 、 こ う した理 念 や 倫 理 観 を実 現 す る 担 い 手 とし て企 業 は 存 在 し、 存 続 す べ きで あ る。 しか し 、 商 品が 氾 濫 し 、情 報 化 社 会 の 中 で 溢 れ る ば か りの情 報 が あ る に もか か わ ら ず 、 わ れ わ れ は 、 ほ とん ど無 知 に 等 しい 形 で 企 業 が 開 発 ・生 産 し、 一 方 的 に広 告 し、提 供 して くれ る商 品 を使 用 して い る にす ぎな い。 経 営 学 で倫 理 的側 面 と して取 り上 げ られ る企 業 の社 会 的責 任 、 あ る い は 経 営 者 の 社 会 的責 任 と い う場 合 の 主 た る責 任 とは 、 前 述 し た 良 質 で 安 価 な 有 用 物 を社 会 に提 供 す る こ と を前 提 条件 と して 、 そ の 上 で企 業 を維 持 ・存 続 させ る こ と に あ る。 もち ろ ん 、利 益 の 利 害 関 係 者 へ の 公 平 な分 配 、公 害 防 止 責 任 、地 域 社 会 との 良 好 な 関 係 な ど論 ず るべ き点 は あ る に して も 、 こ う した テー マ はす で に 十 分 に論 じ尽 く され た 感 が あ る。 しか し、 今 日企 業

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61 年 度 順 位 60 年 度 順 位 会 社 名 業 種 (A) 広 告 宣 伝 費 (百 万 円) (B) 売 上 高 (百 万 円) (c> 営 業 利 益 (百 万 円) A/B X100 対 前年比(%) (A) (s) 1 1 花王 化 学 35,430 441,172 26,154 8.03 10.63 8.74 2 3 トヨ タ 自動 車 自動車 30,243 6,304,858 329,387 0.48 0.60 3.96 3 4 日産 自動車 自動 車 28,435 3,429,317 一g ,449 o.g3 0.56 一8 .65 4 2 本 田技研 工 業 自動 車 26,525 2,334,597 82,780 1.14 一17 .05 3.96 5 11 ラ イ オ ン 化学 26,241 296,152 8,420 :. 7.93 5.94 6 8 日本電 気 電気機器 25,181 2;123,538 66,613 1.19 一2 .13 7.77 7 5 松 下電 器産業 電気機器 24,713 3,136,391 63,279 0.79 一11 .01 _$ .40 8 12 サ ン ト リ ー 食品 22,936 749,506 25,056 3.06 0.54 一2 .34 9 6 日立製作 所 電気機器 22,344 2,924,634 84,631 0.76 .,. 一2 .62 10 9 ソ ニ ー 電気機器 22,246 1,011,029 一4 ,093 2.20 一9 .92 一5 .63 11 7 マ ツ ダ 自動 車 22,002 1,626,187 16,082 1.35 一18 .42 3..61 12 13 資生 堂 化学 20,803 341,333 22,413 ・1・ 一3 .11 3.68 13 日本 電信 電話 通信 19,532 5,353,581 722,780 0.36 5.15 14 15 ダ イ エ ー 小売 業 19,054 1,446,211 37,209 1.32 3.26 5.29 15 10 東芝 電気機器 19,021 2,503,429 36,350 0.76 一22 .03 一 〇.64

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企 業 倫 理 と商 品 に つ いて が わ れ わ れ に 提 供 して くれ て い る商 品 が 、本 当 に 良 質 で安 価 な もの で あ る か ど うか は 大 い に検 討 す る余 地 が 残 され て い る。 企 業 活動 の 前 提 条 件 で あ るだ け に 誰 もが 当 然 の 如 く感 じて い る事 柄 が 、本 当に 認 識 ど お りな の か ど うか 、 い ま一 度 顧 慮 す る こ とに よ り、 あ らた め て 企 業 の倫 理 的 側 面 を検 討 して み た い 。 年 間350億 円(注1)も の 宣 伝 広 告 費 を用 い て 、テ レ ビ 、ラ ジ オ 、新 聞 、雑 誌 、 ポ ス タ ー 広 告 な ど様 々 な メ デ ィア 、媒 体 を用 い て お こ な わ れ るPRは 、商 品 の一 面 を知 らせ るに す ぎな い 。 知 るべ き は 、 そ の 商 品 に 隠 さ れ た 一 面 で あ る 。 1富 一 職 業 的倫 理 と利 益 観 企 業 の 目的 は 利 潤 を獲 得 す る こ と。 い ま さ ら 自明 な 言 葉 を繰 り返 す まで もな い が 、今 日の 企 業 活動 の あ り方 は 、容 認 され た 利 潤 で あ る に し て も、 あ ま りに も露 骨 な利 益 第一 主 義 で あ り、資 本 主 義 が 成 立 す る過 程 で 培 わ れ て きた 利 益 観 、倫 理 観 とは 異 な っ た も の の よ うに 思 われ る 。 今 日の ヨー ロ ッパ 精 神 の 形 成 過 程 をみ る 時 、 古 代 社 会 の 道 徳 は 古 代 人 の 自然 観 の 中 に 内在 し、 中 世 は 神 との 関 係 の 中 に 存 在 し、近 代 ヨー ロ ッパ に お い て は キ リス ト教 的 な 神 とギ リシ ャ 的 な 理 性 との結 びつ きに よ り、 それ が 形 成 さ れ た とい う(注2)。こ う し た精 神 が ル ネ ッサ ン ス と宗 教 改 革 を経 て 西 ヨー ロ ッパ に定 着 し、 資 本 主 義 の 大 きな 原 動 力 とな っ て い く。 こ の よ う な 分 析 をお こ な う上 で 人 間 の エ トス と宗 教 的 側 面 につ い て 言 及 した の が 、 マ ッ クス ・ヴ ェ ー バ ー で あ り、 市 民 的 道 徳 と して近 代 市 民 社 会 の 道 徳 観 を 論 じた の が ア ダ ム ・ス ミス で あ る。 こ こで は資 本 主義 に お け る倫 理 観 と利 益 観 に つ い て ア ダ ム ・ス ミス(以 下 ス ミス)と マ ッ ク ス ・ヴ ェ ー バ ー(以 下 ヴ ェ ー バ ー)を 取 り上 げ 、 さ らに今 日の 代 表 的 な 論 者 で あ る ピー ター ・ F・ ドラ ッ カ ー(以 下'ドラ ッ カー)に も論 及 した い 。

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1.ヴ ェ ー バ ー の禁 欲 的 諸 徳 性 周 知 の よ うに ヴ ェ ー バ ー は 、 人 間 の エ トス 的 側 面 に 目 を向 け 、特 に プ ロ テ ス タ ンテ ィ ズ ム に み られ る職 業 的 倫 理 観 が 資 本 主 義 成 立 の 原 動 力 とな っ て い る こ と を指 摘 して い る。 クエ ー カー に しろ ピ ュー リ タ ンに し ろ 、 プ ロ テ ス タ ン トの 人々 に とっ て 職 業 とは神 か ら授 け られ た もの で あ り、 神 が 与 えて くれ た 利 得 の 機 会 を逃 す こ とは神 に 逆 うこ とに な る。 した が っ て 、 与 え られ た職 業 を勤 勉 に実 行 し、用 意 周 到 な 準 備 の上 に 、質 素 、倹 約 、誠 実 、 寛 容 、 決 断 あ る い は 純潔 、 謙 遜 、 平 静 な ど 、 い わ ゆ る禁 欲 的 諸 徳 性 とい わ れ る倫 理 観 に よ って 神 の 意 の ま ま に勤 勉 ・誠 実 に働 き、 質 素 な 日常 生 活 を 怠 る こ とな く、 時 間 を節 約 して 働 くこ とに 心 掛 け る。 富 とは そ の結 果 得 ら れ る もの で あ り、 神 か らチ ャ ンス を与 え られ る こ とな の で あ る。 た だ し、 プ ロ テ ス タ ン テ ィ ズ ム に お い て は 、 勤 勉 ・誠 実 な労 働 の 結 果 と して の 富 の 獲 得 そ れ 自体 は 否 定 しな い が 、 富 を所 有 す る こ との 危 険性 に つ い て は 厳 し く戒 め て い る。 富 を所 有 す る こ との 危 険性 とは 、獲 得 した 富 の 上 に休 息 し 安 楽 を求 め る こ とで あ り、聖 い 生 活 へ の 努 力 か ら逸 脱 す る こ とに あ る(注3)。 しか し,単 に そ れ だ け の 危 惧 にす ぎな い 。良 心 的 に 職 業 に従 事 し富 を得 る に 相 応 しい職 業 の 基 準 は 、「第 一 に 道徳 的 標 準 で あ り、つ ぎ に 、それ の 生 産 す る財 の 「全 体 」に 対 す る 重要 性 とい う標 準 」(注4)であ り、第三 に 厂私 経 済 的 「収 益 性 」 が つ づ くの で あ り 、 しか も実 践 的 に は これ が もち ろ ん も っ と も 重 要 」(注5)なもの とな る。実 践 的 な 利 益 が 現 実 的 に は 最 も重 要 で あ るが 、そ の 利 益 は道 徳 的 に 正 しい もの で あ る こ と、 そ して社 会 に とっ て有 用 な財 貨 で あ る こ とが 前 提 とな っ て い る。 プ ロ テ ス タ ン テ ィ ズム の 職 業 倫 理 は 、神 との 関 係 の下 に 労 働 態 度 を戒 め た の で あ り、 富 の肯 定 と とも に 多数 の 人々 へ の 貢 献 を も示 唆 し て い る。 しか しなが ら、 ヴェーバ ーに よれ ば、 こ うし た禁 欲 的 倫 理 観 は 、 資 本 主 義 が 成 立 し、機 械 化 に よ る生産 力 増 強 の 下 で は 消 滅 し、「宗 教 的 信 仰 」の 亡 霊 と化 し、営 利 活 動 も宗 教 的 ・倫 理 的 な 規 範 か

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企 業 倫 理 と商 品 に つ い て ら 離 れ 純 粋 な 競 争 原 理 の 下 に お こ な わ れ て い る(注6)と 結 ん で い る 。 2.ス ミス の 利 己心 経 済 学 者 で あ る以 前 に 道 徳 哲学 者 で あ る ス ミスは 、宗 教 的 立 場 か ら は プ ロ テ ス タ ン トの 流 れ に 属 し て い る こ とは よ く知 られ た とこ ろ で あ る。 当 時 ス ミスが 学 ん だ グラ ス ゴ ウ大 学 は 、 オ ッ クス フ ォー ド大 学 や ケ ンブ リ ッ ジ 大 学 の よ うに 保 守 的 で 中世 的 神 学 を主 と した権 威 主 義 的 団体 で は な く、 オ ラ ン ダ の レイ デ ン大 学 と並 ん で 、 新 進 の プ ロ テ ス タ ン トの 牙城 で も あ っ た (注7)。プ ロテ ス タ ン トの 倫 理 観 が 資 本 主 義 の 精 神 構 造 の 大 きな 原動 力 とな っ た点 は前 述 し た ヴ ェーバ ー の指摘 の とお りで あ る が 、ス ミス もプ ロテ ス タ ン トと して 、こ う した道 徳 観 と軌 を一 に して い る よ うに 思 わ れ る 。もち ろん 、 こ こ で は 宗教 的 枠 の 内 で ス ミス に つ い て述 べ よ う とい うの で な い 。 ス ミス が プ ロ テ ス タ ン トに属 し た とい う こ と、 も しか し た らそ う した 香 りが ど こ とな く漂 っ て くるか も しれ な い と い うこ と を頭 の 片隅 に 入 れ て お い て 、 こ こ で は ス ミス が 近 代 的 な個 人 主 義 の 立 場 か ら、 自然 的 自由 の体 系 と呼 ん だ 市 民 社 会 の 中 で の 自由 、秩 序 とは何 で あ っ た か を考 察 す る こ とが 目 的 で あ る。 ス ミス は 資 本 主 義 の 成 立 期 に あ っ て 、封 建 的 な秩 序 を排 除 しつ つ 新 し い 秩序 が形 成 され てい く過 程 で の近 代 化 の 闘士 で あ っ た(注8)。 旧秩 序 の 中 で 抑 制 さ れ て い た 人 間 が新 秩 序 、 つ ま り市 民 社 会 に お い て は 人 間 と し て の 自由 が 認 め られ て い く。そ う し た 中 で 、人 間 は 自由 に 振 る舞 うこ とが で き る が 、 しか しこ こで い う 自由 は 「万 人 の 万 人 に対 す る戦 争 状 態 」 の よ うな 自分 が 生 きる た め に 相 手 を殺 す 自由 で は もち ろ ん な い。 人 間 が 人 間 とし て 当 然 あ るべ き秩 序 、 しか も それ が 自然 的 に調 和 を保 つ 秩 序 とい う意 味 で の 自然 的 秩 序 に よ り制 約 され た も の で あ る こ とは 言 う ま で もな い 。「自然 か ら賦 与 さ れ た 人 間性 に ふ さわ し い行 為 を是 認 し、 あ る い は 人 間 性 に 反 す る行 為 を否

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認 す る原 理(注9)」 こ う した 人 間 と して の 自制 を働 か せ な が ら 、道 徳 や 正 義 に 則 っ て経 済行 為 を お こな って い く社 会 。 利 己心 に も とつ い て 活動 す る市 民 的 個 入 は 、社 会 契 約 な しに 、す で に 固有 の 倫 理 と秩 序 を もつ(注10)」社 会 。 ス ミス は 道徳 や 正 義 とは 何 か を 明 白 に 表 現 して い るわ け で は な い が 、市 民 社 会 が 自我 の 確 立 を 中 心 とし た個 人 主義 の 社 会 で あ る こ とを考 え あ わせ れ ば 、ス ミス の い う 自愛 心(self-10ve)や 利 己心(self-interest)が 単 に 自 分 だ け が 良 け れ ば そ れ で よ い とい う 自分 勝 手 な 利 己主 義 で な い こ とは 明 白 で あ る 。 な ぜ な ら、 自 己 の個 性 を尊 重 して ほ し い と思 うな らば 、 同 時 に 他 人 の個 性 を も尊 重 す る 、 自己 尊 重 と他 己尊 重 と い う相 互 尊 重 関 係 に よ って 個 人 主 義 は成 立 して い る か らで あ る。 自我 の 確 立 と個 人 主 義 の 問題 は 近 代 社 会 を考 え る場 合 の 指 標 の ひ とつ にす ぎな い け れ ど、人 間 と して の 倫 理 観 、 道 徳 観 、正 義 観 あ る い は 正 当 な 経 済 行 為 をお こ な う上 で は重 要 な概 念 とな る。 3.ド ラ ッカ ー の 顧 客 の 創 造 ヴ ェー バ ー に よ れ ば 、神 と人間 との 関係 の 下 で 、神 は 利 得 の 機 会 を与 え 、 人 間 は そ の機 会 を勤 勉 ・誠 実 に努 力 し、結 果 と して 獲 得 した もの が 富 で あ っ た 。一 方 、 ス ミス は 市 民 社 会 を通 して 人 間性 に 対 す る 自覚 と 、 それ に 反 し な い 経 済 行 為 を お こ な う入 間 に 社 会 の 秩 序 を見 い 出 そ う と し た。 ドラ ッ カー は 、 ヴ ェー バ ーや ス ミス と異 な り、 後者 が 人間 と して の倫 理 や 道徳 を 問題 と した の に対 し、 ドラ ッカ ー は 人 間 の 問 題 と して よ り も組 織 の 問 題 と して そ れ ら を取 り上 げ た 点 に特 徴 が あ る。 現 代 資 本 主義 は 組 織 の 時 代 で あ り、企 業 が社 会 的 生 産 を担 う時 代 で あ る。 そ こ で は個 人 的 な価 値 観 は組 織 活動 を通 して しか 現 わ れ な い 。 む し ろ、 社 会 に貢 献 す るの は組 織 を通 じて で しか な い 。 企 業 は市 場 で の 買 い 手 で あ る 顧 客 が 何 を欲 して い るの か を創 造 し提 供 しな け れ ば な らな い 。 ドラ ッカー

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企 業 倫 理 と商 品 につ い て に よれ ば 、顧 客 の 創 造 とは 単 に 顧 客 が 欲 求 して い た もの を有 効 需 要 に転 化 させ るだ け で な く、顧 客 が ま っ た く知 ら なか っ た もの 、 あ る い は欲 求 して い な か っ た 物 を作 り出 し、 それ を市 場 に 売 り込 む こ と も含 ん で い る(注11)。 そ の 結 果 、 顧 客 が 価 値 あ る もの と認 め 、 商 品 と して の 存 在 意 義 が 認 め ら れ る もの で あ る よ う企 業 は努 力 しな けれ ば な ら な い。現 代 資 本 主義 社 会 で は 、 社 会 は 企 業 に 対 して 有 用 物 の 生 産 を ほ ぼ 全 面 的 に委 託(注12)して い る と い っ て よ い 。 こ う した 生 産 活 動 の 結 果 、企 業 の提 供 した商 品 が 市 場 に 受 け 入 れ られ れ ば 、 企 業 は 利益 を あ げ る こ とが で き る。 ドラ ッカ ー は 、利 益 に は 二 つ の 意 味 が あ る とい う(注13)。第 一 に 、今 日の 企 業 は利 益 を 目的 と して い る の で は な く、利 益 は 顧 客 の創 造 を含 め た 企 業 活 動 の 結 果 で あ る こ と。 第 二 に 企 業 は 、存 続 しな け れ ば な らず 、 不 確 実 な 未 来 へ の リス クの補 償 と し て利 益 が 必 要 で あ る こ と。 自 由企 業制 度 の下 で は 、 企 業 活 動 は全 て 自 己の 責 任 に お い て お こ な わ れ る。 需 要 を予 測 し、 投 資 の 決 断 をす る。 こ の よ う な活 動 に リス クはつ き もの で あ り、 そ れ を補 っ て 企 業 活 動 を 維 持 して い け る だ け の最 小 限 度 の 利益 が 必 要 だ とい うの で あ る。 ドラ ッカ ー の 利 益 観 は 、組 織 を通 じて 社 会 的 な役 割 を果 た し、 と同 時 に 継 続 的 な社 会 奉 仕 を可 能 とす る 組 織 の存 続 を担 う もの と して 当然 必 要 な もの と考 え られ て い る。そ して 企 業 経 営 を担 当 して い る経 営 者 に対 して も、 社 会 的責 任 の1つ と して 公 益 に 関 心 を持 ち、 倫 理 的規 範 に の っ とっ て 行 動 し、社 会 の安 全や 個 人 の 自由 を侵 害 す る場 合 に は私 利 の 追 求 と権 力 の 行 使 をや め るべ き だ と述 べ て い る(注14)。 ヴ ェー バ ー が 資 本 主 義 の 成 立 と と もに 消 え 去 っ た とす る資 本 主 義 的 倫 理 観 も ドラ ッ カー の 中 に 十 分 受 け継 が れ て い る と い うこ とが で き る 。 この ド ラ ッ カー イ ズ ム とで もい うべ き考 え方 が 、1960年 代 か ら70年 代 の 企 業 の 経 営 者 に 受 け 入 れ られ 、 バ イ ブ ル 的 な存 在 で あ った こ と を考 え あ わせ れ ば 、 ヴ ェー バ ー の 分 析 の対 象 で あ っ た 宗 教 人 と して の 個 人 、 あ る いは 市 民 と し

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て の個 人 と組 織 の 時 代 に お け る組 織 体 あ る い は その 長 と して の経 営 者 との 相 違 は あ る に して も 、資 本 主 義 に お け る倫 理 的 ・道 徳 的 規 範 は今 後 と も必 要 不 可 欠 な もの で あ る。 問 題 は 、 実 践 の上 で こ う した 規 範 が ど こ ま で現 実 味 を帯 び て実 行 され るか で あ る。 む し ろ、 今 日の 企 業 活 動 を 見 て い る と、 い ま一 度 、 資 本 主 義 の精 神 に も ど れ とい わ ざ る を え な い 状 況 に あ る。 II企 業 の 商 品 戦 略 わ れ わ れ は 、 一 方 で は商 品 生 産 の 担 い 手 と して企 業 活 動 に 従 事 し、労 働 力 を商 品 と して 提 供 し対 価 と し て の 賃 金 を得 る 。 と同 時 に 、 消 費 活 動 の 担 い 手 と して 、 自 ら生 産 した 商 品 を 自 らの 手 で消 費 す る。 経営 学 とい う学 問 は 本 来 、 経 営 学 者 や 経営 者 の ため の もの とい う一 般 的 通 念 が あ るが 、 しか し 、商 品社 会 に 組 み 込 まれ た 、 わ れ わ れ の 生 産 者 で あ る と同 時 に消 費 者 で あ る とい う構 造 を考 えあ わ せ る な らば 、消 費者 も経 営 の 実体 に 強 く関 心 を 持 つ べ きで あ る。 そ うす る こ とが 、 単 に 賢 い 消 費 者 に な るだ け で は な く、 企 業 経 営 を監 視 し、 企業 活 動 が一 方 的 な売 り手 に な る こ と を抑 止 し、 消 費 者 側 が 商 品 生 産 の主 導権 を握 る こ とに もな りか ね な い の で あ る。 今 日生 産 され て い る商 品 は 前 述 した よ うに 一 方 的 に 企 業 が 作 り出 し 、市 場 に提 供 し た もの で あ る。 市 場 調 査 に よ り消 費 者 動 向 を 把 握 した結 果 の 商 品 と弁 明 の 声 が 聞 こ え て こ な いわ け で も な い が 、例 えば よ く知 られ た 製 品 の ラ イ フ サ イ クル(図1)で はA製 品 の 市 場 導 入期 に 、企 業 は 市 場 の 開 拓 、 製 品 の 改 良 を お こな い なが ら市 場 で の 市 民 権 獲 得 の努 力 をす る 。 成 長 前 期 で は 売 上 増 の 見 込 め る商 品 に 対 して は 、積 極 的 に広 告 宣 伝 、販 売 促 進 あ る い は 必 要 に応 じて 製 品 のバ ラ エ テ ィ化 をお こ な い 、一 層 の 売 上 げ 増 を 目指 す 。、企業 内では量産体制 に入 り、企 業外で は新規参 入が始 ま る。成長後期 (成 熟 期)は 競 争 が 激化 す る と と もに 製 品 の シ ェ ア の 企 業 間格 差 が 生 じて くる。 利 益 率 は ピー クに達 す るが 以 降 は徐 々 に減 退 す る。 企 業 は 、A製 品

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企 業 倫 理 と商 品 に つ い て 図1製 品 の ラ イ フ サ イ クル A製 品 導 入期 B製 品 成 長後期 成長 前期 飽 和期 衰退 期 (成熟期) 導 入期 成長 前期 成長 後期 導 入期 飽 和期 成長 前期 衰 退期 成 長後 期 に代 わ るB製 品 の研 究 開 発 ・製 品 化 に着 手 す る。 飽 和 期 、 売 上 高 は ピー ク に達 す るが 利 益 率 は低 下 傾 向 に あ り、競 争 は 数 社 に 限 られ る。 以 後 のA製 品 の売 上 高 の 減 少 に対 応 し、次 期 製 品 の 市 場 へ の 投 入 を 開 始 す る。衰 退 期 、 売 上 高 の 減 退 と と もに 利 益 率 も低 下 し、A製 品 の 代 替 製 品 が 市 場 で 順 調 に 成 長 しな け れ ば 、新 た な製 品 開 発 、販 売 力 強 化 、市 場 開 拓 な ど様 々 な 方 策 が と られ る こ とに な る。 よ く知 られ た製 品 の ラ イ フサ イ クル を あ え て 説 明 した の は 、 こ う した 製 品 の ラ イ フ サ イ クル の 中 で 、市 場 調 査 に よ り消 費 者 ニ ー ズ が 把握 さ れ 、 そ れ が 製 品 に 反 映 さ れ る余 地 が あ ま りな い こ と を示 唆 す る た め で あ る。 商 品 を企 画 、 設 計 しター ゲ ッ トを定 め る上 で市 場 調 査 の 重 要 性 を否定 す る わ け で は な い 。 しか し、 市 場 調 査 に 基づ く商 品 開 発 以 上 に企 業 の 主体 性 発 揮 に よ る能 動 的 商 品 開 発 の ウエ イ トも決 して 小 さ くな い よ うに思 わ れ る。 そ の 理 由 は 、 企 業 の 保 有 して い る能 力 が 、 消 費 者 の 欲 す る以 上 の 技術 力 、商 品 開 発 力 を備 えて い る 点 に あ る 。 ドラ ッ カー は 、 この

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点 を顧 客 の 創 造 に 含 め た 。 企 業 は 利 益 を第 一 に 考 え 、常 に安 定 的 に 利 益 が 獲 得 で き る よ うに 次 々 と商 品 を売 り出 し、 ラ イフ サ イ クル の 山 を い くつ も ら 継 続 的 に 作 り出 す 努 力 を して い る わ け で あ る 。た と えば 、日本 の 自動 車 メー カー は 、 お お よ そ4年 に 一 度 フ ル モ デ ル ・チ ェ ン ジ を し 、2年 に一 度 は マ イナ ー チ ェ ン ジ をす る。 技 術 的 に も材 質 的 に も、 また 車 検 制 度 か ら して も 10年 間 は 十 分 に耐 用 で き るに もか か わ らず 、4年 に一 度 の定 期 的 な モ デ ル ・ チ ェ ン ジに よ り、消 費 者 に 旧 タ イプ 車 を陳 腐 な もの と思 わせ 、 新 型 車 の 需 要 を喚 起 す る方 策 が と られ て い る。 こ れ は 決 して 消 費者 の ニ ー ズ で は な く 企 業 が 作 り出 した 戦 略 で あ る。現 に ヨー ロ ッパ 車 は 、お い そ れ と は モ デ ル ・ チ ェ ン ジ を しな い 。 こ う した 社 会 的 浪 費 は 資 源 の 無 駄 で あ り、消 費 者 は 商 品 戦 略 の 仕 組 み を理 解 し認 識 す る こ とに よ り、 賢 明 な 消 費 活 動 を お こ な う べ きで あ る 。 III今 日の 商 品 の 危 険 性 消 費 者 運 動 の 高 ま りの 中 で 、 欠 陥 商 品や 不 良 商 品 が 槍 り玉 に あ げ られ て い る。 こ う した 商 品 は 、 欠 陥 を修 理 し不 良 を 改 善 す れ ば よい 。 しか し、 事 態 は もっ と深 刻 で あ る 。今 日、 われ わ れ が 購 入 す る商 品 は 、 単 に 欠 陥 あ る い は不 良 とい っ た 偶 発 的 な 意 味 あ い で 捉 え られ る もの で は な い 。 む し ろ構 造 的 に 作 り出 され た と言 って よ い 、 意 識 的 に 作 り出 され た 商 品 で あ る。 イ ギ リ スの 産 業 革 命 の 生 起 とそ の 後 の 各 国 へ の波 及 は 、 い う まで も な く 世 界的 レベ ル で の工 業 生 産 力 を増 大 させ た の で あ るが 、各 種 の工 作 機 械 の 生 産 が 農 業 の 機 械 化 に も大 き く貢 献 し た こ とは 明 白で あ る。 そ の 結 果 、 農 業 生 産 は 「1人 の労 働 者 に よ っ て耕 作 さ れ る土 地 の 量 を最 大 化(傍 点 筆 者) (注15)」す る こ とに 大 き な効 果 を 現 わ し 、労働者1入 当た りの生産 量 の増加 に寄 与 し て い る。 農 業 生産 の 増 加 は 、 農 産 物 の 収 穫 、保 管 、 流 通 問 題 へ も 波 及 し、 食 品加 工 業 の 発 達 をみ る こ とに な る 。1880年 代 の ア メ リカ の 食 品

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企 業 倫 理 と商 品 に つ い て 加 工 業 者 の 主 た る課 題 は 、 生 鮮 品や 半 生 鮮 品 をい か に敏 速 、確実 に販 売店 1夛納 入す る か とい う こ とで あ り、 そ の た め の 冷 凍 輸 送 ・貯 蔵 施 設、冷 凍 倉 庫 の ネ ッ トワ ー ク な どそ の 関 心 は 主 と して 流 通 上 の 効 率 化 に あ っ た(注16)。 そ れ か ら100年 、め ざ ま しい 科 学 技 術 の 進 歩 の 中 で 、農 産物 は生産段 階 で 夥 し い農 薬(た とえ ば土 壌 殺 菌 剤 か ら始 ま り、 除 草 剤 、 殺 虫 剤 、防 虫剤) が 繰 り返 し散 布 され 、収 穫 後 もポ ス ト ・ハ ー ベ ス ト ・ア プ リケ ー シ ョ ン と して農 薬 散 布 が お こ な わ れ る(日 本 は禁 止)。 輸 送 途 中 で は 、防 虫、防腐 、 防 カ ビ な ど を 目的 と して くん 蒸 剤 が 用 い られ 、 食 品 に 加 工 され れ ば 、防腐 剤 、 保 存 量 、 漂 白 剤 、 酸 化 防 止 剤 な ど 多 くの 添 加 物 が加 え られ る 。 お か げ で 長 期 保 存 が 可 能 な 食 品 が 続 々 とわ れ わ れ の 食 卓 に登 場 す る こ と とな る 農 薬 、 薬 品 、 食 品 添 加 物 を 日常 的 に 使 用 し、 そ れ らを 食 す る われ わ れ に 害 は な い の で あ ろ うか 。 た とえ ば 、1970年 代 に各 地 の 野猿 苑 で5∼15%(注17) の割 合 で 奇 形 ザ ル が 生 ま れ る よ うに な っ た 。 しか も大 抵 の場 合 、奇形ザ ル は 餌 づ け を し て い る群 に 高 い 比率 で見 られ た 。 甚 しい もの は 、近接 した二 つ の 群 で一 方 は 餌 づ け を し 、他 方は近隣 の山 中で餌 を保食 してい る群 の う ち 、餌 づ け を し た群 は 高率 で奇 形 が 生 まれ た に もか か わ らず 、 自然 の 中で 自生 して い る群 に は奇 形 は1匹 も生 まれ なか っ た 事 で あ る。 後 の 調 査 で 、 餌 と奇 形 との 因 果 関 係 が 推 測 され て い る(注18)。原 因 は 給餌 飼 料 の 小 麦 や ミ カ ン に付 着 し た農 薬 だ と言 わ れ て い る 。 小 麦 は輸 入 小 麦 で そ の ま ま猿 に 与 え られ る 。精 粉 して わ れ わ れ が 日常 パ ンや 麺 類 と して 口 にす る小 麦 と同 じ もの で あ る。 給 餌 飼 料 と奇 形 発 生 との 関 係 で相 関 を示 して い る(注19)のは 、 小 麦 、 大 豆 、 ミカ ン 、 リン ゴ等 で これ ら の推 定 残 留 農 薬 量 と奇 形 の 発 生 を 重 ね合 わせ た の が(図2)で あ る(注20)。詳 細 な 奇 形 発 生 の 問 題 や 調 査 ・分 析 に関 す る研 究 は 「ニ ホ ンザ ル 奇 形 問 題 研 究 会 」 の 調 査 報 告 書 で あ る 『奇 形 ザ ル 』 に委 ね る と して 、 こ う した 危 険 性 は す で に わ れ わ れ 人間 に も及 び つ つ あ る。

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(表2)給 餌飼 料 と奇形 出産 との関係 公 苑 数 奇 形 出 産 ア リ 奇 形 出 産 ナ シ 1小 麦 2大 豆 3サ ツ マ イ モ 4ミ カ ン 5リ ン ゴ 6そ の 他 27 16 13 12 7 16 14 13 7 11 5 9 13 3 6 1 2 7 合 計 30 15 15 1972年 の 時 点 で 先 天 異 常 を 原 因 と す る 死 亡 の 発 生 は 、1950∼60年 頃 と 比 較 し て 、 お よ そ2倍 の 確 率 で 増 大 し て い る と い わ れ て い る 恠21)(東 京 都)。 も ち ろ ん 、 こ れ ら の 原 因 が 何 に 図2残 留農 薬摂 取量 の 推定値 の 年次 変動 起 因 し て い る の か は 不 明 で あ る 。 しか し、農 薬 の 大 量 使 用 、合 成 洗 剤 の普 及 、化 学 調 味 料 に 代 表 され る 食 品 添 加 物 の増 加 な ど、 これ らが 使 用 さ れ 始 め た1955年 頃 と比 較 して 、確 実 に 死 産 児 中 の 先 天 異常 の 割 合 が 増 え て い る とい う事 実 は 、前 述 し た奇 形 ザ ル の 問 題 と考 え あ わせ て 、何 の 関 わ り もな い と言 い きれ な い よ う に思 わ れ る。 Nい くつ か の 間 題例 食 品 に 悪 の三 白 と言 わ れ て い る もの が あ る 。砂 糖 、米 、 化 学 調 味 料 が そ れ で あ る。砂 糖 は100%純 粋 な化 学 的 精 製 品 、米 は年 間10数 回 に も及 ぶ 農 薬 散 布 、 そ して最 近 市 場 に 流 通 して い る数 多 くの 食 料 品 に添 加 さ れ て い る 旨 味 の 成 分 と して 化 学 的 に 合 成 さ れ た 調 味 料 。 いつ れ も食 品 と して は 好 ま し く な い もの の 代 表 で あ る。本 章 で は 多 くの 問 題 を含 ん で い るに もか か わ らず 、

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企業 倫 理 と商 品 に つ い て ま っ た く無 頓 着 に 市 場 に 流 通 して い る商 品 を取 り上 げ て み た い 。 1.合 成 洗 剤 地 球 レベ ル で の環 境 破 壊 を 引 き起 こす と言 わ れ て い る フ ロ ンが 、1989年 7月 か ら 、 わ が 国 で も生 産 ・消 費 と も規 制 され る こ とに な っ た。 フ ロ ン ほ どの 危 機 感 は な い け れ ど も 、環 境 汚 染 に重 大 な影 響 を及 ぼ して い る もの に 合 成 洗 剤 が あ る。1950年 代 、電 気 洗 濯 機 の普 及 に よ っ て 急 速 に 消 費 が 増 大 して きた 第 一 世 代 のABS(ア ル キ ル ベ ンゼ ン スル ホ ン 酸 ナ ト リウ ム)系 合 成 洗 剤 は 、 皮 膚 障 害 や 魚 毒 性 、難 分 解 性 な どの 環 境 汚 染 を 引 き起 こ し、 LAS(LinerABS:直 鎖 型ABS)へ と切 り換 えが お こ な わ れ た 。しか し、

ABSか らLASへ の 転 換 は 、LASがABSよ りも分 解 性 が 多少 良 い と

い っ た 程 度 の もの に す ぎな い 。 しか も、合 成洗剤 は主剤 である界面活性 剤 の 金 属 イ オ ンか らの保 護 、増量 、乾燥剤 な どを 目的 として様々 な助 剤が加 え られ て い る 。 そ の 中 で 特 に 問 題 に な っ た の は リン酸 塩 で 、 河 川 の 富 栄 養 化 に よ る深 刻 な環 境 汚 染 の 結 果 、 急 速 に無 リン化 が 進 ん で今 日に至 って い る。 洗 剤 メー カ ー は 無 リン で あ る こ と をひ とつ の キ ャ ッチ フ レー ズ に して い るが 、 リン酸 塩 の代 替 物 で あ るゼ オ ラ イ トは 、水 に溶け ないため 、パ イプ や 河 川 底 へ の 堆 積:ヘ ドロ化 が 懸 念 さ れ て い る。 また 、無 リンであ るこ と は 富 栄 養 化 の 問題 は解 決 し て も、 洗 剤 そ の もの の もつ毒 性 が な くな っ た こ と を意 味 しな い。 厚 生 省 が 毎 年 発 表 す る家 庭 用 品健 康 被 害 状 況 調 査 で は 、 調 査 が 始 ま っ た昭 和54年 以 来62年 まで 皮 膚 障 害 の 第一 位 は 連 続 して合 成 洗 剤 で あ る。皮 膚 障 害 を起 す 皮 膚 刺 激 性 、50ppmの 石 け ん 水 の 中 で は 生 き て ゆ け る 魚 も 、5ppmのLAS溶 液 の 中 で は1時 間 と生 きて ゆ け な い 魚 。こ う した魚 毒 性 や 水 棲 動 物 、両 棲類 で の 催 奇 形 性 の 確 認 。さ らに 哺乳 類 に お け る胎 仔 保 有 率 の低 下 や 胎 仔 体 重 低 下 な どの 胎 仔 障 害 が 確 認 恠23)され 、生 態

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系 へ の毒 性 は 非 常 に 明 白に な っ て い る 。 しか も、 わ が 国 の水 道 用 水 の 取 水 は 、 河 川 の 上 流域 に 限 らず 、 中 ・下 流 に お い て も取 水 さ れ て お り、 多 くの 中小 河 川 に 直 接 的 に 流 さ れ る生 活 排 水 を も清 濁 併 せ の む 形 で 再 利 用 して い る 。合 成 洗 剤 の 主 た る成 分 で あ る 界 面 活 性 剤 は 、浄 水 場 で は 処 理 さ れ ず(で きな い)そ の ま ま水 道 水 と して 、 わ れ わ れ の 生 活 に用 い られ て い る。 あ る 調 査 に よ れ ば(注23)、LASに よ る河 川 の 水 質 汚濁 は 水 道 法 許 容 基 準 の0.1∼ 0.5ppmを 大 き く上 回 って5ppmに 達 す る とこ ろ も数 多 くあ る とい う。ま た 、河 川 の 水 質 改 善 の ため に 設 置 され た 簡 易 浄 化 槽 の 、 水 を 浄化 す るバ ク テ リア が 合 成 洗 剤 の ため に死 滅 し 、浄 化槽 が 機 能 しな い とい う問 題 も生 じ て い る(注24)。 多 くの 環 境 汚染 を 引 き起 こ して い る に も関 わ らず 、 企 業 は さ ら にバ イオ 洗 剤 と称 して 、 従 来 の合 成 洗 剤 の約2倍(従 来 の 界面 活 性 剤 は22%、 バ イ オ 洗 剤 は41%)も のLASを 入れ た 商 品 を新 商 品 と して 発 売 しCMな どで 大 々 的 に報 じて い る 。 しか も 、 多量 の 蛍 光 増 白剤 の 混 入 に よ り、 汚 れ を落 と して い るの で は な く白 く見 せ る 、 こ う した 消 費 者 を欺 い た商 品 を流 通 さ せ 、よ り一 層 の環 境 汚染 を 引 き起 こす 結 果 とな って い る。この よ うな商 品 を 提 供 して い る企 業 が 社 会 的 使 命 を果 して い る とい え るの だ ろ うか 。 企 業 が 利 益 をあ げ る た め の 前 提 は 、社 会 の安 全 を守 り、 人 間 の 生 命 の 尊 厳 を守 る こ とに あ っ た は ず で あ る。 企 業 の 利益 の ため に そ れ ら を犠 牲 に す べ きで は な い 。 2.食 品添 加 物 わ れ われ が 日常 口にす るほ とん どの食 品 に、何 らかの 形 で 食品添 加 物 が 入 っ て い る 。 店 頭 に 陳列 され た 食 品 の 中か ら添加 物 が 入 っ て い な い もの を探 し 出す こ とは か え っ て 難 し い 。 食 品 添 加 物 の 使 用 目的 は 多種 多様 で あ り、大 別 して 天 然 系 と合 成 系 の 二 通 りの 添 加 物 が あ る 。伝 統 的 に用 い られ て きた

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企 業 倫 理 と商 品 に つ い て 天 然 系 に も問 題 は あ るが 、 こ こ で は 、 今 日急 速 に 使 用 量 が 増 大 して きた 合 成 系 食 品 添加 物 を主 に と りあ げ て み た い 。合 成 系 添 加 物 は 現在347品 目 の使 用 が 認 め られ て い る 。調 味 料(甘 味 料 、 酸 味 料 含) 、着香料 、着色料 、保 存 料 、 殺 菌 料 、 防 カ ビ剤 、 発 色 剤 、 乳 化 剤 、酸 化 防 止 剤 、 強化 剤 、膨 張剤 、 漂 白剤 等 々 で あ る。 食 品添 加 物 の使 用 に 関 して は 、周 知 の よ うに デ ラニ ー 条 項(米 国 で1958 年 成 立 、1960年 修 正)が あ り、 わ が 国 の 食 品 行 政 に も大 き な影 響 を与 え て い る。 デ ラ ニ ー 条 項 の 基 本 的 な考Z方 は 、 発 ガ ン性 が 認 め ら れ る化 学 物 質 は た とえ微 量 で あ っ て も使 用 を一 切 認 め な い と い う もの で あ る。 法 律 制 定 以 来30年 、科 学 の 進 歩 に伴 って 、 発 ガ ン性 に も強 弱 が あ り、 許 容 限 度 の 設 定 も可 能 に な りつ つ あ る との 理 由 か ら 、デ ラ ニ ー 条 項 の改 訂 が 米 国 で 論 じ ら れ て い る。 わ が 国 で も1972年 、 食 品 添加 物 の使 用 は極 力制 限 し 、諸 外 国 で有 害 と認 め られ た もの は 使 用 を禁 止す る とい う国 会 決 議 が な され て い る 。 しか し、 実 際 の行 政 の 対 応 を見 る 限 り、 この 決 議 を忠 実 に遵 守 して い る と は 思 わ れ な い 。 刑 法 で は 「疑 わ し きは 罰 せ ず 」 とい う。 これ は 人 権 を守 り、 人 格 を守 る こ とを前 提 と して い るか ら で あ る。1980年 以 来 、 わ が 国 の 死 亡 原 因 の トッ プ は 、脳 血管 疾 患 か ら悪 性 新 生 物(ガ ン)へ と変 わ っ て い る。食 品 添 加 物 、 農 薬 、 そ の他 様 々 の 化 学 物 質 が 日常 生 活 の 中 に 取 り入 れ られ 、 そ れ ら の化 学 物 質 の 中か ら数 多 くの 発 ガ ン性 物 質 が 発 見 され て い る こ と を考 え れ ば 、 発 ガ ン性 の 強 弱や 使 用 限度 を定 め る よ り も、 デ ラニ ー 条 項 の 精 神 を踏 襲 す べ きで は な い だ ろ うか 。人 間 の生 命 、人類 の子 孫の発展 を考 えるな らば 「疑 わ し きは 使 用 せ ず 」 と言 わ ざ る を え な い。 こ う した 食 品 添加 物 は 、 企 業 の 利益 に も大 き く寄 与 す る 。 例 え ば 、1俵 60kgの 大 豆 か ら作 る こ との で き る豆 腐 の 丁 数 は 、 凝 固剤 の 相 違 に よ り イ.に が り(塩 化 マ グネ シ ウ ム)-420丁

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ロ.硫 酸 カル シ ウム1,500丁 ハ .グ ル コ ノデ ル タラ ク トン3,000丁 だ と言 わ れ て い る。 ロ は通 常 の 豆 腐 店 、 ハ は 主 に スー パ ー マー ケ ッ ト用 の 豆 腐 とな る 。 しか も 、 ロや ハ は に が りに 比 べ て凝 固 時 間 が 短 い 。 短 時 間 で 大 量 生 産 が 可 能 で あ れ ば 、 時 間 当 りの コ ス トは 低 くな り、1丁 当 りの 大 豆 使 用 料 も少 な く コ ス トも安 くな る。 大 豆 は 需 要 の96%が 輸 入 で あ り、 大 豆 を 原料 とす る豆 腐 、 み そ 、 し ょ うゆ な どは 、 いつ れ も輸 入 大 豆 に依 存 して い る。 そ の う え一 般 の み そ 、 し ょ うゆ は 製 油 に 用 い られ た あ との 脱 脂 大 豆 (し ぼ りか す)を 使 用 して い る。 味 の 乏 し い脱 脂 大 豆 を速 成 醸 造 した み そ や し ょ うゆ は 化 学 調 味 料(レ グ ル タ ミン酸 ナ ト リウ ムや 核 酸 系 調 味 料)で 味 が 整 え られ 、保 存 料(ソ ル ビ ン酸 、安 息 香 酸 、パ ラ オ キ シ安 息 香 酸 エ ス テ ル)が 添加 され る。 元 来 、保 存 食 品 で あ る は ず の み そ 、 し ょ う ゆ に保 存 料 を加 え な け れ ば な ら な い こ と 自体 奇 妙 な こ とで あ る。 保 存 料 に は 変 原 異 性 が あ る こ とが 広 く知 られ て お り、 化 学 調 味 料 は 中 華 料 理 症 候 群 や 胎 ・幼 児 へ の 影 響 が 懸 念 さ れ て い る 。 こ う し た個 々 の 食 品 添 加 物 の単 独 毒 性 あ る い は 急 性 毒 性 の 問 題 とな ら ん で今 日、 慢 性 毒 性 に 対 す る危 険 性 も警 告 さ れ て い る 。 しか し 、 こ の 分 野 の 研 究 は ま だ始 ま っ た ば か りで あ る 。 ま た 、 発 生 医 学 の 立 場 か ら 、 発 育 段 階 に お け る影 響 、 さ ら に は 胎 児 段 階 で の 胎 児 毒 性 も深 刻 な問 題 とな って い る 。母 親 が 摂 取 して も母 体 に は何 ら影 響 を 与 え な い程 度 の 物 質 で あ っ て も 胎 児や 子 供 に は 重 大 な 障 害 を 及 ぼ し 、胎 児 の 各 器 官 の 形 成 に も作 用 す る こ とが指 摘 され て い る(注25)。 科 学 の 進 歩 を否 定 す る気 は な い が 、企 業 は 経 済 性 や 生 産 性 だ け に と らわ れ ず に 、 社 会 的 生 産 の 受 託 者 で あ る とい う 自覚 の 下 に 倫 理 的 、 道 徳 的 立 場 に 立 って 生産 を お こ な う必 要 が あ る。 こ っ し た 問 題 は 、 洗 剤 や 食 品 添加 物 だ け で は な い 。 詳 細 は別 の 機 会 に譲

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企 業 倫 理 と商 品 につ い て る と して 、農 薬 や 化 学薬 品 も深刻 な問 題 とな って い る 。 輸 入 食 品 ・農産 物 に 対 す る農 薬 、 薬 品 の使 用 基 準 ・規 制 は 各 国 で 異 な っ て お り、 しか も新 し い農 薬 ・薬 品 は 日々 開 発 さ れ 、使 用 さ れ て い る。 単 に農 薬 ・薬 品 と して 登 録 され て い な い だ け で は な く、 ま っ た く知 られ て い な い もの 、 使 用 基 準 の な い もの も 多い 。 こ う し た農 薬 ・薬 品 の毒 性 は 未 知 で あ り、 規 制 も され て い な い。 元 々 、 これ らの 農 薬 ・薬 品 の 使 用 基 準 の 前 提 は 急性 毒 性 で あ り、 慢 性 毒 性 や 複 合 毒 性 の研 究 は皆 無 に 等 しい。 こ う した 問 題 は 一 企 業 、一 国 家 だ け で対 処 す るに は 限 界 が あ る 。 しか し、 だ か ら とい っ て放 置 す べ き事 柄 で も な い 。 企 業 の 道 義 的 責 任 、行 政 の 積 極 的 対 応 、 そ して 消 費 者 の 賢 明 な 認 識 が ます ます 必 要 で あ る。 おわ りに 経 営 学 は基 本 的 に は経 営 を いか に効 率 的 にお こな い 、 ま た 、 い か に 生 産 性 の 向 上 に寄 与 す るか 、 あ る い は そ の た め に は何 をす れ ば よ い か とい う技 術 論 の 立 場 か ら、 社 会 的 に 委 ね ら れ た 生 産 を担 う経営 体 に関 す る もの で あ る 。 しか も資 本 主 義 経 済 体 制 の 下 に お い て 、 企 業 経営 体 は利 潤 の追 求 もお こ な わ なけ れ ば な ら な い 。 こ う し た 中 で 、 経 営 学 は 企 業 経 営 体 の た め の 重 要 な 技 術 とな っ て い る。 経 営 それ 自体 は 技 術 論 と して の 技 術 的 継 承 性 を持 ち 、体 制 無 関 連 な 存 在 で あ る。 しか し、 資 本 主 義 経 済 体 制 の 下 で は 経 営 学 は 技術 論 と して体 制 に奉 仕 す る あ ま り、 学 問 と して の 人間 の 幸 福 に 貢 献 す る とい う視 点 を 欠 落 して し ま っ た よ うに 思 わ れ る 。封 建 時 代 か ら資本 主 義 へ の進 歩 の 中 で個 の 存 在 ・確 立 が 認 め られ 、 人 間性 に 対 す る配 慮 が 生 まれ て きた 。 資 本 主 義 の 成 立 は 、 こ う した 意 味 を含 め て 道 徳 的 ・倫 理 的 で あ っ た こ とは す で に 見 て き た とこ ろ で あ る。経 営 学 の 研 究 を志 す もの の 端 くれ と して 、 今 日の 企 業 の 提 供 す る商 品 に 、 大 い な る 危機 感 を抱 か ざる を得 な い 。今 日の 経 営 学 の 現 状 が 応 々 に して 利 潤 先 行 で あ り、 あ ま りに企 業 の た

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め の 経 営 学 で あ る 点 を 、 商 品 の あ り方 を 通 し て 考 え よ う と 試 み た の が 本 論 で あ る 。 注 釈 (注1)電 通 編 『電 通 広 告 年 鑑'88』 電 通1987p.867「 日 本 の100大 広 告 主 」 抜 粋 (注2)務 台 理 作 著 『人 間 と 倫 理 』 大 明 堂1960pp.115-120 (注3)Weber,M著:梶 山 力 ・大 塚 久 雄 訳 『プ ロ テ ス タ ン テ ィ ズ ム の 倫 理 と 資 本 主 義 の 精 神 』(下)岩 波 文 庫1955pp.168-170 (注4)Ibid.,p.187 (注5)Ibid.,p.187 (注6)Ibid.,p.246 (注7)高 島 善 哉 著 『ア ダ ム ・ス ミ ス 』 岩 波 新 書1968pp.30-32 (注8)Ibid.,p.16 (注9)星 野 彰 男 著 『ア ダ ム ・ ス ミ ス の 思 想 像 』 新 評 論1976p.26 (注10)水 田 洋 著 『近 代 人 の 形 成 』 東 京 大 学 出 版 会1954p.129 (注11)Drucker,P.F.,ThePracticeofManagement,Harper& BrothersPublishers,NewYork,1954p.37 (注12)Ibid.,p.37 (注13)Ibid.,p.46 (注14)Ibid.,pp.382-383 (注15)Mayr,0.andPost,R.C.,TheRiceofTheAmericanSystem ofManufactures,SmithsonianInstitution,Washington, 1981〔 小 林 達 也 訳 『大 量 生 産 の 社 会 史 』 東 洋 経 済 新 報 社1985 p.70)

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企 業倫 理 と商 品 に つ い て (注16)Ibid.,pp.172-173 (注17)ニ ホ ン ザ ル 奇 形 問 題 研 究 会 編 『奇 形 ザ ル 』汐 文 社1979pp.50-52 (注18)Ibid.,pp.80-97 (注19)Ibid.,p.214 (注20)Ibid.,p.217 (注21)黒 子 武 道,木 村 正 文 稿 「先 天 異 常 に 関 す る 疫 学 的 研 究 」,『厚 生 の 指 標 』VOL.25,No.1,1978.1月pp.16-17 (注22)小 林 勇 著 『よ く わ か る 洗 剤 の 話 』 合 同 出 版1988pp。61-62 (注23)典 型 的 な 都 市 近 郊 河 川 で あ る 相 模 川 に 関 す る 合 成 洗 剤 研 究 会 に よ っ て お こ な わ れ た 水 質 汚 濁 調 査 に よ る 。 三 上 美 樹 ・藤 原 邦 達 ・ 小 林 勇 著 『図 説 洗 剤 の す べ て 』 合 同 出 版1983pp.240-247 (注24)1988年12月16日 付 朝 日新 聞 神 奈 川 版 (注25)参 考 文 献 の10、 あ る い は 発 生 医 学 の 立 場 か ら 多 くの 発 表 を し て い る 三 上 美 樹 ら の 報 告 が あ る 。 参 考 文 献 1.出 口 勇 蔵 著 『社 会 思 想 史 経 済 学 全 集2』 筑 摩 書 房1967 2.Drucker,P.F.,ThePracticeofManagement,Harper&Brothers Publishers,NewYork,1954〔 野 田 一 夫 監 修 ・現 代 経 営 研 究 会 訳 『現 代 の 経 営 』 上 ・下 ダ イ ヤ モ ン ド社1969〕 3.星 野 彰 男 著 『ア ダ ム ・ス ミス の 思 想 像 』 新 評 論1976 4.井 上 和 雄 著 『資 本 主 義 と 人 間 ら し さ 』 日本 経 済 評 論 社1988 5.Mayr,O.andPost,R.C.,TheRiseofTheAmericanSystemof Manufactures,SmithsonianInstitution,Washington,1981〔 小 林 達 也 訳 『大 量 生 産 の 社 会 史 』 東 洋 経 済 新 報 社1985〕

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6.三 戸 公 著 『人 間 の 学 と し て の 経 営 学 』 産 業 能 率 短 期 大 学 出 版 部1977 7.水 田 洋 著 『近 代 人 の 形 成 』 東 京 大 学 出 版 会1954 8.務 台 理 作 著 『人 間 と倫 理 』 大 明 堂1960 9.ニ ホ ン ザ ル 奇 形 問 題 研 究 会 編 『奇 形 ザ ル 』 汐 文 社1979 10.Norwood,C.,ATHIGHESTRISKEnvironmentalHazardsto Young&UnbornChildren,VirginiaBarberLiteraryAgency,1980 〔綿 貫 礼 子 ・河 村 宏 訳 『危 機 に 立 つ 生 命 環 境:胎 児 か ら の 警 告 』 新 評 論1988〕 11.大 塚 久 雄 著 『近 代 化 の 人 間 的 基 礎 』 岩 波 書 店1969 12.Raphael,D.D.,AdamSmith,OxfordUniv.Press,1985〔 久 保 芳 和 訳 『ア ダ ム ・ス ミ ス の 哲 学 思 考 』 雄 松 堂 出 版1986〕 13.篠 原 三 郎 編 『経 営 学 に お け る 現 代 』 有 斐 閣1986 14.高 島 善 哉 著 『ア ダ ム ・ス ミス 』 岩 波 新 書1968 15.都 留 重 人 編 『現 代 資 本 主 義 と 公 害 』 岩 波 書 店1968 16.Weber,M著 梶 山 力 ・大 塚 久 雄 訳 『プ ロ テ ス タ ン テ ィ ズ ム の 倫 理 と 資 本 主 義 の 精 神 』 岩 波 文 庫1955 17.山 田 一 郎 著 『経 営 学 総 論 』 新 評 論1972 18.そ の 他 食 品 ・洗 剤 に 関 す る も の 多 数(省 略)

参照

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