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琉球大学教育学部学生によるキャンプ運営・指導の試み: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

Title

琉球大学教育学部学生によるキャンプ運営・指導の試み

Author(s)

張本, 文昭; 川端, 雅人; 大村, 三香; 石川, 銘徳; 小山, 真由

美; 音野, 敬子; 金城, 昇

Citation

野外教育研究 = Japan outdoor education journal, 2(1): 39-45

Issue Date

1998-12

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/10141

(2)

琉球大学教育学部学生によるキャンプ運営・指導の試み

張 本 文 昭

1)舟

l

端 雅 人

2)

大 村 三 番1)

石 川 銘 徳

3

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小山真由美

3

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音 野 敬 子

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金城

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定問lJ

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4)

し は じ め に

野外教育における指導者養成の必要性は、 日本に野外教育が噂入されて以来、多〈の実 践者、研究者が指摘していることである。昭 和

5

9

年度より文部省は、

f

自然教蜜推進事業

J

なる施策を行っているが、吉田川大持母が指 導者の問題を今後の課題として指摘している ように、来だに質と量の両面において十分な 指導者が確保できているとは言い難い。特に 学績における野外教育の指導者養成は急務で ある。 平成

7

7

月に発足した「青少年の野外教 育の接興に関する調査研究協力者会議jは

f

青少年の野外教育の充実について〈報告

)

J

3

)

を まとめた中で、“教員養成課程の大学生に対す る指導者養成事識の充実"を今後の課題とし て挙げており、教員養成課程を有する各大学 の対応が注目される。 1)てい-t!キッズネイチャークラブ 苧903-個個沖縄謀総覇市首量平良町2・113 2)東京電機大学翠工学部 宇 部0・8394鎌玉無比企郡縞山町石坂 3)琉球大学大学総歓育学研究科 刊 03岨13締縄集中顕郡西原町子原1 4)琉球大学教育学部 守曹03-62日沖縄県中顕郡西原町千原 1 沖縄県は、年聞を通して温度差が少なく、 年平均気温22.4'cという温暖な気候と、金国 平均を上回る降水量、そして島々を取り囲む 珊瑚礁が、日本本土とは異質な気鶴風土を作 り出している。これらの自熱環境は、豊富な 野外教育の場としての可能性を究分に秘めて いる。 このような沖縄県において、疏球大学教育 学部保健体育務健康教育研究室でほ、文部省 の

f

教員養成学部フレンドシヲプ事叢促進等 経費j(鋲下「フレンドシップ事提jとする} の承認を受け、平成9&:手8月に県内在住小学 生26名を対象にした「鹿閑味島フレンドリー キャンプ

J

の運営・指導を、教育学部保健体 育専修学生を中心に実施した。他大学におい ても、野外運動、あるいは野外活動のゼミ専 攻生を中心にしたキャンプの実施が報告され ているが、今回のキャンプでは一能の教育学 部学生によってその運営・指導が行われた点 1) TIDA KidsNa飢re

α

ub 2・113め'uri-T"jraNaha Okinawa(903-0803) 2)TokyoDenld University JshitJ1初 HatoYIω閣 HiklSa伽na(J$ふ,(394) J)助 協 加 館SchoolofEducat

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1&ゆ 側NI$伽raNaA碍'amlO紛IIIWQ(SIDJ-02/JJ

4) CoIlege of Edi削 lion,UniverSÎ,町y~帥eRy拘'"8

(3)

張本文昭ほか が特徴である。このような形態でのキャンプ は、沖縄県で拐の試みと思われる。将来教員 を志望する学生が、実際にキャンプの運営・ 指導に関わり、野外教育に対する理解を深め る機会を持つことは、参加学生にとっても意 義深〈、野外教育に関するイニシアテイプが とれる人材育成にも貢献する主考えられる。 本資料は、教員養成課程の学生によるキャ ンプ運営・指導のための基礎的な資料を提供 することを目的として、キャンプの立案から 実施、事後までの経過と今後の課題について 報告する。

2

.

r

座間味島フレンドリーキャンプ

J

の詳細

実践過程の概略を表

1

に示し、以下にその 詳細について述ぺる。

2

.

1

.

キャンプの立案と目的 義・1. 実践過程の揖暗 教育学部の教官と、保健体育専修学生を中 心に、キャンプ実施の案が出された。参加者、 指導者、予算、その他キャンプ体制を考慮し、 「自然の中で、新しい友だちゃ大学生のお兄さ んお飾さんと楽しく遊ぶ

J

ことを目的とする、

1

2

日の事前キャンプと

6

7

日のメイン キャンプの実施を決定した。尚、学生の意見 により、キャンプは不登技・保健室登校の児 童生徒の受け入れを優先することとした。

2

.

2

.

r

フレンドシップ事業j キャンプを実施するにあたり、文部省の 「フレンドシップ事業」からの配分を受けた。 教員志望学生が種々の体験活動等を通して、 子どもたちと触れ合い、子どもの気持ちゃ行 動を理解し、実践的指導力の基礎を身につけ ることができるような機会として、教員養成 学部と教育委員会等とが連携・協力しながら、 教員養成学部において授業斜居として開設す る事業に対し、政府予算の配分を受けるもの である。子どもの体験学習の機会を中心とし た「フレンドシップ事業

J

の他に、その企 画・運営を行う企画運営協議会や、事業の成 果報告の場としてのシンポジウムを経費とし て要求することができる。経費の内訳は謝礼 金、講師等旅費、公費、となっている。

2

.

3

.

指導者 キャンプの立案後すぐに指導者の調整を進 め、キャンプ長(教官)、プログラムディレク ター (4年次学生)、食料係(大学院生)、装 備係(社会人)、保健係 (3年次学生)、記録 係 (4年次学生)、アドバイザリースタッフ (社会人)、および班カウンセラー

(

3-4

年 次学生)を組織した。大学関係者以外に野外 教育専攻の大学院を修了した社会人

2

名がア ドバイザリ}スタッフとして組織に加わった。 学生の大半は、教育学部で開設されている 「野外教育j を履修しているが運営・指導に携 わる経験は無かった。また不登校・保健室登 校の児童生徒との関りは経験していなかった。 そのため班カウンセラーの負担を考慮し、 l

(4)

班2名の体制をとった。また4月中旬よりス タッフミーティングとして、キャンプカウン セリングや安全・億康管理の学習会、キャン プスキルの実習、不登校に関するフリースク ール運営者との懇談会、臨康心理士による講 演、等を計画・実施した。

2

.

4

.

番参加者 募集対象は小学綾高学年‘及び中学校

1

・ 2年とし‘不登校・傑種聾蜜棋の甥童生艇の 受け入れを優先することとした。

5

月中旬に キャンプの主旨、対象‘参加費等を琉穂新報 に掲職し、参加者を募った。また

6

月中旬に 保護者オリエンテーションを開催し、キャン プに関する欝縮を説明した。鈎5&件の問い合 わせがあったが、最終的には

26

名から申し 込みがあり、番号制者を決定した。学年{男・女) は、小1(1・D)、

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(2-0),

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叶 (2・3)、小5

0

・2)、小6 (2・8)であった。寡集対象外では あったが、小学2年生E名、小学3年生2名が書 加することになった。重参加者は学年、性別を 考慮し、 5班に編成きれた。なお、不畳技 施・傑傭童壁竣飽の審制は令かヮたが、事前 の踊査から対人関棒を苦手とする児童が6名 含まれている。 2~5. キャンプ地 メインキャンプ地を選定する上で、 (1)自鍛 環境、 (2)施設、。}アクセス条件、 (4)ハプが 生息していないことを考慮し、最終的に島尻 郡座間味島に所在する青少年旅行村キャンプ 場を今ヤンプ地として決定した。選定理由と して、(1)世界有数の珊璃礁に固まれ、沖縄ら しい自佑環境が残っていること、 (2)青少年織 行村には水場、トイレ、シャワ一等がそろっ ており、また隣接する座間味村立児童生徒交 流センターが襲魯時の避難場所や本部での炊 事場所として剥用できること、,(め那覇市から の所要時聞がフェリーで90分であること、 (4) ハプが生息しない、というように全ての条件 がクリアされたことがあげられる。

2

.

6

.

事前踏査 メインキャンプのための事前踏査を重要視 し、計

3

回行った。

1

固目は、日帰りで主に 捗舛的な作業を行った。内容としては、村役 場、駐在所、消防、診療所、融協、小学校、 キャンプ場、座間味村立児童生徒突流センタ ー等をまわり、キャンプの趣旨離明、協方の 依頼‘等を行った。また、キャンプ場混びそ の周辺において、制用施設の確認作業念行っ た。

2

回邑は、

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3

日をかけて主によLリア の確認、プログラム展開、必要鞠晶の確寵を 行った。参加した謹担当カウンセラーには、 テント設営・繊収‘かまど、タープ、シェル ター作り、海浜レクリエーション、クラフト などのトレーニングを行った。

3

国居は最終 的な捗外作業を行った。 2.

7

.

鶴 舗

団体襲舗の殆どは学生の知人‘座情味村保 憧蹄‘座開味村児童生徒究緯センター、座間 味村立塵関味小学技等から婚捕した。 個人韓舗に関しては、 I基本的な披・食に関 する携持品を設定した。

2

8

.

食 糧 献立作成にあたっては、場建バランス、暑 さ・本分対鏡、

0151

対集会重複した。夏の紳 縄は猛暑であり、発汗による脱水が心配され たため、水分の多い献立にしたのと併せて、 常時お茶類や、カルピスなどを飲めるように した。また

0151

の対策にあたっては、梢毒石 鹸による手続いの撤畿、食器、鉄事道具の殺 菌、また献立内に

0151

の殺曹作用があるとい われる沖縄産もず〈を多〈取り入れた。 食材に関しては、乾物類は全て沖縄本島内 で事前に購入した。また生鮮食品に関しては、 座間味島内にあるスーパーに事前に一括注文 し、夜・靭・昼の食材を毎自午後に配達して 賞。た。 重参加者が作る献立はキャンプ場内のかまど において周辺から薪を集めて調理し、また本 部が作る献立は先述の座間味村立児童生徒交

(5)

張本文昭ほか 流センターの協力を得、センター内の調理室 を利用した。

2

.

1

.

安金・舘康管理 事前踏査での危険箇所の確認や、保護者に 対するオリエンテーシgン、強行筋書傑践の 加入、緊急体舗の稽認などを行うと同時に、 安金・健康管理に関する学習舎を設けスタッ フの意識を高めた。 キャンプ中にみられた主な疾病{件数)は、 便秘的、頭痛(4)、腹痛粉、切鶴{句、火傷{町、 であった。火傷の l名が通院を要した他は、 プログラム参加に影響のない範囲であった。 褒・

2

.

予定プログラム 褒・

3

.

実施プロタラム

2

.

1

0

.

プロタラム 予定していた

1

泊の事前専守ンプは台民接 近のために中止

k

なり‘ ASEと野外鉄飯、周 辺散策によるデイキャンプが実施きれた。反 省舎では、スタッフから、

f

だいたい子どもの 性格や様子がわかった

J

r

あのメンパー(躍の メンパー)では、上手〈やっていけそうだj

f

野外焼飯の指導が難t..1tせといった意見が飽 きれた。一方、参加者からは

f

座間味(メイ ンキャンプ)が楽しみだ

J

といった声が多〈 聞かれ、動機づけとじて鋤果があったと考え られる。

(6)

メインキャンプは羽目

-3

日目までを“班 の雰囲気作り"、

4

日自と

5

日日午前を“冒険 的活動ヘ

5

日目午後と

6

日目午前は“休養と 個人橋動"、

6

日目午後からは、再び“誕の括 動"として捉え、プログラム展開を計画した (表2)。しかしながら台風口号の直撃に遭い、 プログラムは大幅な変更を強いられた。 表3にメインキャンプのプログラムを示し、 以下、実際に展開されたプログラムの経過に ついて報告する。初日と

2

回目は予定通りに 進行し‘徐々に涯の雰囲気も高まってきたが、 台風接近により夜半から強風が吹き始めた。

38

自の朝食後暴風雨が始まり、テントを撤 収、交流センタ}へ移動した。午後は、料理 コンテス与とし、夕食の食材を使って薩毎に メニューを考え調理することとした。各離で 作成された夕食はスタッフの審査のあと、全 員でバイキング形式で食べた。夕食後、台風 は措ぽ最接近の状態にあったが、台風を寵接 体験しようという目的で、安全に関するイン フォメーションをした畿、海岸線まで歩〈こ とにした。センターか

6

涯毎に時潤蓮をつけ て出発し‘海岸線の折り返し点からは車でピ ッタアップした。文字通り暴風雨のなかを歩 いたことで

f

怖い

J

r

楽しいj

r

吹き飛ばされ たjなどの声が開かれた。 4日目になっても 台風は俸滞し、センター内の括動を余儀なく された。午前中は家族へ葉書を書いた鼠外は 自由時凋とした。午後はキャンプが始まって からの生活を薩毎に新開として作成、センタ ー拘に掲示した。 2日連続で室内に閉じこも ることになり、この頃から人調関係のトラブ ルが多発してきた。またスタッフにもプログ ラム展開や珪内の人間関係巳顕を悩まし、ス トレスが原因と思われる腹痛を呈する者が現 われた。一方で、台風体験や料理コンテスト、 室内での自由時間が一番楽しかったという意 見が事後感想文で数多く述べられており、い' ずれにしてもこの台風が本キャンプに大きな 影響を与えたことが伺える。 5日目は天候も 概ね回複し、午前中はキャンプ場に続〈海岸 線を班毎に探索し‘午後は個人別選択でクラ フトを行ったが、人間関係の子ラプルがまだ 残っている艇もあった。

6

自国はもう一度涯 の雰囲気作りを園的に、軽量出を含むハイヰ ングを実施した。瑳内での課題解決場面が誕 生するように、コースの殆どを・意図的に山中 の廃道から選んだ。数斑から肱川イキングの 効果が報告された。夜はキャンプファイヤー を実施し、その様個人別選択で喪更かしの活 動を行った。最終目前自に就寝時間が還れる ことについて抵抗があったが、参加者の強い 要望もあり、また最終日にテンiト徴収が無い ことから、実施を決定した。撒どの参加者は キャシプ場に隣接する織港で夜釣りを行った。 また日韓的にテン争再蹟営は国難と判断し、 簡易シェルターを作成して宿泊

L

た。最終日 は午前中に個人制活動を行い‘j昼食後婦路に ついた。 2.11.経 費 Il\=-~ンプの運営にかかった諸趣費の概算は、 食費250

000何、移動・交通費180

000円、事 前踏査の諸費用100

0的問、保険代50.000問、 消耗品代30

Nf}丹、通信・連絡費20.(lOQ問、 計630

000円であった。 2.12.事緯報告会 参加者、保護者、学生、教宮による事後報 告舎を 12月に実施することとな。ていたが、 スタッフの調整がつかず、中止と沿った。

3

.

反省と今後の標題

キャンプに必要といわれる

f

昏熱j

r

プログ ラム

J

r

指導者j について述べたい。 まず「自然

J

に闘しては沖縄本島とは違う 自然を十分感じられたと恩われ、多〈の参加 者が

f

海がとてもきれいだった

Jf

星がきれい だった

J

r

見たことのない貝殻がい。ぱいあっ たj といった感想を述べている。また台風の 中を歩いたことが一番患い幽糠いと述べる参 加者もおり、キャンプによって自然の美しき

(7)

張 本 文BBほか や恐ろしさを感じることができたのではない だろうか。一方で、本当に島の自然を十分に 活用できたか、という反省が残った。我々が 活動したエリアは島の1βに過ぎず、今後はエ リア拡大とプログラム展開の可能性を事前踏 査で十分検討する必要があろう。 次に

f

プログラム

J

に関して述べる。事前 キャンプはASEや基本的なキャンプスキルを 伴うプログラムによって、参加者とスタッフ の親睦を探めるとともに、メインキャンプへ の雰囲気作札及び指導上の問題点把握等が 期待できることから、今後も実施されること が望まれる。次にメインキャンプのプログラ ムであるが、結果的に全体一班別一個人別、 また活動の静一動といったバランスが崩れて しまったと反省される。よって班の瀧集性が 薄れ、またダイナミックちに欠けるプログラ ム展開となってしまった。これは

2

日開室内 での活動を強いられたことと、台風が去った 後にプログラムを詰め込み過ぎたことが原因 と考えられる。室内であっても、あるいは悪 天候の中に出掛けてでも、もう少しダイナミ ックな活動を班別に取り入れても良かったの ではないかと恩われる。また台風が去った後 も、時間は隈られてはいたが、余婚のあるプ ログラム展開が必要であったと思われる。天 候によってプログラムを変更することは野外 では多くあるが、全体を見つめ、また参加者 の心身の動向を考慮したプログラム展開が望 まれる。 最後に「指導者jに関しては、スタッフの 十分な体調を維持できなかったことが最大の 問題点であろう。初めてのキャンプ指導とい うストレスや睡眠不足が原因と思われる胃炎 や下痢を呈した者がいた。班カウンセラーを 2名ずつ設定していたため、対応はできたも のの指導者としては問題が残った。またキャ ンプカウンセリングに関しても、事前のスタ ッフミーティングを8圏実施したものの、絶 対的な経験不足、知識不足からの困惑が感じ られ、放任型4)の指導となった。実際、学生 スタッフの多くが事畿の反省舎で

f

心身共に 疲れたjといった感懇を述べていた。今後は 教育職員養成審議会第

1

次答申"にあるよう に、教育実習期間の延長、福祉体験、ボラン ティア体験、自然体験等の奨励、休業土曜日 を利用した子どもとの触れ合いの機会の設定、 子どもたちとの合宿、交流事業の実施など、 子どもに接する機会や授業科屈を今まで以上 に設定するとともに、カウンセリングに関わ る教科の充実などの早期実現が望まれる。

4

.

おわりに

台風の直撃により、プログラムの大幅な褒 更が強いられたが、

6

i

7

日の日程を終える ことができた。火傷による

1

名がその後

2

圏 の通院が必要主なったが、最終日には全員が 笑顔で家路につくことができた。

f

キャンプでは

1

I

人の助け合いが必要だ と思う。学校でも必要だけど、(キャンプでは) 自分の存在が大きく感じた。j(小

3

男子) 「非常に疲れたキャンプではあったが、大学 の講義よりも勉強になり、自分にとって意義 深い経験になった。

J

(班カウンセラー) これらの感想にキャンプの成果を惑じるこ とができる。 今回のキャンプを通し、全般的には教員養 成課程学生によるキャンプの指導・運営は可 能であり、それは参加者、学生共に貴重な経 験と成り縛ることが確認された。しかしなが ら今後の課題も幾っか明らかとなった。今回 のようなキャンプを継続的に実施することで、 教員養成課程の大学生に対する野外教育の指 導者養成が可能であると考え、早期に普及さ れていくことを望む。

(8)

注および引用文献

1

)

官回 章

(

1

9

8

8

)

:“自然教室"を事例とし た我が園における野外教育活動の実態に闘 する調査,筑漉大学体育軒学系紀要,

1

1

.

4

5

-5

0

2

)

大 村 三 香

(

1

9

9

5

)

:沖縄県における自然 教室の実態に関する研究,琉隷大学教育学 部教育実践研究指導センター紀要.

3

3

1

-4

0

3)青少年の野外教育の掻興に関する調査研究 協力者会議

(

1

9

9

6

)

:青少年の野外教育の充 実について(報告) 4)

r

野外教育の指導者になる過程には三.つの 畿階があるように思える。第一段階は、指 導経験が少ないために子どもにどう接した らよいか分からず放任型になる。第二段階 は、ある程度経験してくると子どもにーか ら十まで指示を与えるようになる。第三段 階は、経験が豊富になると自信を持って子 どもの自主性にまかせ、本選に・

l

f

.

要なとき だけ指示、助雷を与えるように喪化する。

J

{銀回 稔

(

1

9

9

2

)

:森林を生かした野外教 育,全国林業改良普及協会,東京:

1

7

2

1

7

3

)

5

)

教育職員養成審議会

(

1

9

9

7

)

:新たな時代 に向けた敦賀聾成の改善方策について,第

1

次答申

参照

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2011

今年度は 2015