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途上国の政治経済学の終焉? (特集 途上国政治研究の地平)

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Academic year: 2021

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著者

大西 裕

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名

アジ研ワールド・トレンド

190

ページ

25-28

発行年

2011-07

出版者

日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/00004202

(2)

●はじめに

  一九八〇年代まで、途上国研究 において政治経済学は王道であっ た。その知識なしに、政治体制論 も 政 治 社 会 学 も 語 る こ と は 難 し かった。いまや、政治経済学はそ の地位になく、とりわけ途上国を 先進国と区別する意味合いも薄れ てきている。しかしこうした変化 は、途上国研究にとって政治経済 学が必須では無くなったかもしれ ないが、政治経済学にとって途上 国研究が不可欠になりつつあると いう、より学問的に貢献度の大き い舞台に立ちつつあるというべき 肯定的な変貌なのである。ここで は、途上国の政治経済学がいかな る方向に向かいつつあるのか、グ ローバル化や、資本主義の多様性 論を題材に展望する。

一.多義的な﹁政治経済学﹂

  本論にはいる前に、政治経済学 に つ い て 簡 単 に 説 明 し て お こ う。 この言葉は、政治学で使用される 場合と経済学で使用される場合と では大きく異なる。政治経済学は もともと今日の経済学そのもので あった。 economy とは、 家政に通 じる言葉であり、国家規模の広が り を 持 た な か っ た た め、 polit ical economy と い う 言 葉 が 作 ら れ た。 ただし、この概念が生まれた頃の 政治経済学は、単に経済学という より、経済政策論としての意味合 いを強く持っていた。今日、経済 学では政治や政策もともに論じる 場合に政治経済学という言葉が使 われる傾向がある。   他方、政治学で用いる政治経済 学 に は、 主 に 二 つ の 意 味 が あ る。 ひとつは、経済現象を政治的要素 で説明する学問領域を指す。一九 七〇年代の石油危機後の経済情勢 に、先進国間で大きな差が生じた 原因を、なぜある経済政策がとら れたかにまで踏み込んで説明する というのは有名なひとつの研究例 である。もうひとつは、政治現象 を 近 代 経 済 学 的 な 発 想 や 概 念 を 使って説明するアプローチを総称 していう。近代経済学では、企業 や消費者の行動の目的を効用の最 大化と単純化し、 演 えん 繹 えき 的 てき なモデル を使って説明する。 それと同様に、 政治家や官僚の行動目的を単純化 し、政治的帰結を説明するのであ る。   このほかにも政治経済学には定 義があるが、 途上国研究の関係で、 もうひとつだけ重要なものを挙げ ておこう。それは、政治と経済を 区別せず、両者の強い関係を全体 として分析しようというアプロー チを指すものである。多くはマル クス主義の影響を強く受けている が、そうでないポランニーの﹃大 転換﹄ のような重要な研究もある。 途上国研究は、いわば政治経済構 造を重視する「政治経済学」に大 きく影響されて形成された。   政治経済学は大変多義的である が、ここでは主として経済現象を 政治的要素で説明する学問領域を 指 す 言 葉 と し て 用 い る。 た だ し、 同じ「政治経済学」と呼ばれるだ けあって、これらの学問領域、ア プ ロ ー チ の 間 に は 交 流 が 盛 ん で あった。

二.

 

終焉?

  冒頭で政治経済学は途上国研究 の王道であったと述べた。 それは、 途上国研究の強い推進力が、つぎ の 疑 問 か ら 来 て い る か ら で あ る。 「 途 上 国 は な ぜ 貧 し い ま ま な の か?」経済停滞の解明は、常識的 には経済学の守備範囲である。し かし、途上国の状況はあまりに異 なり、政治抜きでその特徴の解明 さ え 困 難 で あ っ た。 近 代 化 論 は、 途上国社会は政治、経済、社会が 未分化の状態にあると指摘し、マ ルクス主義の影響を色濃く受けた 従属論や世界システム論は、例え ば「低開発の発展」という言葉を 用いて、途上国は先進国が発展し ているが故に豊かになれない方向 に展開していると主張した。ほと んどの途上国は民主化に失敗する が、それは途上国の政治経済学的 特徴と切り離して考えられないと されたのである。   つまり、途上国の政治経済学に

西

途上国

政治経済学

終焉

特 集

途上国の政治経済学の終焉?

(3)

入 っ て 劇 的 に 変 化 し た。 ひとつは、 「第三の波」 以降、 比 ひ 肩 けん 力 を 有 す る 国 家 も 現 れ 特 徴 と 考 え ら れ て き た、 失い始めている。   このような状況の変化は、先進 国との違いをことさら強調する必 要を薄れさせ、途上国の政治経済 学が持っていた研究推進力を大き く減じる。それゆえ、政治経済学 は途上国研究の玉座から降りざる を得なくなった。政治現象は比較 政治学で、経済現象は経済学で説 明する方が妥当になってきたので ある。   変化のもうひとつの要因は、政 治学の方法論上の革新である。詳 し く は 川 中 論 文( 「 特 集 に あ た っ て 」) で 述 べ ら れ る よ う に、 計 量 政治学や、フォーマルモデルを用 いた分析手法が発展した。民主化 したことで、分析に必要な途上国 のデータが劇的に整備され、信頼 性が高まったため、計量分析がは るかに容易になった。また、政治 経済学は対象としている領域の性 格から選好を単純に設定すること が比較的容易で、しかも同意が得 やすい。それゆえ演繹的に政治経 済現象を説明する余地が広がった のである。   こうした変化は、多国間、他地 域 間 比 較 研 究 を も 容 易 に し て い る。以前の途上国では、情報収集 の困難さから途上国社会を外部か ら観察することが容易ではなかっ たが、今日は相当程度可能になっ た。それゆえ、特定地域の事情に 精通しなくても、複数の国や地域 を分析可能になってきた。   しかし、こうした方法論上の変 化は、政治経済研究を途上国対象 に限定する必然性をますますなく すものである。政治経済状況が変 化し、方法論的にも先進国研究と 同じ手法が使えるとすれば、なぜ わざわざ異なると前提しなければ ならないのか。   しかし、筆者は、むしろこうし た前提を外して考えた方が有益で あると考える。第 1に、途上国の 特 徴 は、 先 進 国 と 共 通 の 枠 組 み、 共通のアプローチで分析してはじ めて理解できる。分析する前から 異なるという前提に立つと、何が 異なるのかは本当は分からないは ずである。第 2に、 途上国研究は、 先進国での分析では暗黙の前提と されていたが故に、考慮の対象か ら外れていた要素を考慮させる事 例を提供する。以下、二つの研究 を取り上げてこれらの可能性を示 してみよう。

三.新自由主義改革

  前節で述べたように、一九九〇 年代以降、途上国の政治経済は大 きく変わり、先進国に類似してき た。経済政策の潮流もまた、途上 国 と 先 進 国 は 共 通 す る 傾 向 が あ る。 そ の も っ と も 重 要 な も の が、 新自由主義改革である。多くの途 上国では、規制緩和、国営企業の 民営化、輸入障壁撤廃、財政健全 化を主な構成要素とする新自由主 義改革が推し進められてきた。   新自由主義改革は基本的には政 治的な意思決定によって左右され るので、当該国の政治制度、政権 の性格などが改革の内容、推進の 度合いに影響を与えるのは不思議 ではない。しかし、ブーバクリ達 によれば ( Boubakri et al [2011] )、 途上国と先進国では推進のされ方 に差異があり、別の要因が影響を 与えているという。例えば、国営 企業の民営化である。民営化は企 業経営の効率性を高め、経済全体 の生産性を向上させる。しかし他 方で、民営化は国営企業が持つ政 治 家 に と っ て の 利 点 を 失 わ せ る。 国営企業であれば可能な、政治的 理由で雇用を生み出し、工場立地 を 考 え る と い う 利 点 は 民 営 化 に よってなくなる。そのため、民営 化は多くの場合、何らかの形で政 府による統制を残しつつ、徐々に 進 め ら れ る( Shleifer and Vishn y [1994] )。 民 営 化 は 先 進 国 で も 途 上国でも進められている。 しかし、 その進め方は国によって違いがあ る。ブーバクリ達によれば、その 差異は執政制度の違いや、拒否権

(4)

プレイヤーの多寡により説明され るが、このほかに、先進国か途上 国かによっても異なる。先進国で は、例えば右派政権なら民営化を 推進するなど政権のイデオロギー が影響するが、途上国では政権の 性格は効かない。また、民営化後 の 旧 国 営 企 業 を 統 制 す る 方 法 は、 先進国では黄金株を政府が握るな ど株式によって統制することが多 いのに対し、途上国では政治的コ ネによる統制が多い。   新自由主義改革がその国に何を もたらすかも、先進国と途上国の 違いが際だちうる。 そのひとつに、 金融危機がある。新自由主義改革 は途上国経済が停滞から抜け出す 特効薬として機能すると考えられ た。しかし、実際には新自由主義 改革を果敢に行った国が、一九九 〇年代から二〇〇〇年代に金融危 機 に 陥 り、 改 革 に 対 し て 慎 重 で あった中国やインドが危機を避け ることができた。その理由を、マ ンツェッティは政治制度に求める ( Manzett i [2009] )。 ア カ ウ ン タ ビリティが担保できる政治制度を 持つ先進国では、新自由主義改革 は経済の効率性を高めることがで きるかもしれない。しかし、そう いう政治制度がない、または弱い 途上国では、新自由主義改革が政 治腐敗、 経済活動上のえこひいき、 経済権益の政治的利用をかえって 促進し、取引の透明性を低めて外 国人投資家の疑念を呼び金融危機 を引き起こした。つまり、同じ政 策でも、先進国と途上国では政治 制度が異なるため、効果が逆にな るのである。   こ の 二 つ の 研 究 が 興 味 深 い の は、両者が特定の地域に対象を特 化せず、多国間、他地域間の比較 研究を行って結論を導き出してい るところである。いずれも先進国 分析に用いられた枠組み、研究手 法を活用するという点でも共通し ている。そして、その結果として 先進国と途上国の差異を発見して いるのである。

四.資本主義の多様性

  先進国と共通の枠組みを用いる ことで、またそれが可能になるこ とで、途上国の政治経済学は途上 国の特徴は何なのかを明示する研 究が現れてきている。他方、途上 国 を 新 た な 事 例 と し て 含 む こ と で、政治経済学の理論をより豊か にする可能性も現れてきている。   先進国、途上国を含め、全世界 的に進行している重要な経済現象 は、グローバル化である。グロー バル化という言葉にはいろいろな 意味合いがあるが、政治経済学が と り わ け 関 心 を 持 っ て い る の は、 国家(政府)の市場に対する統制 が失われることであろう。規制緩 和の進行や、それに伴う資本の世 界 的 な 移 動 可 能 性 の 高 ま り か ら、 国家は市場を規制できなくなって き て い る と い わ れ る。 そ の 結 果、 先進国福祉国家が行ってきたよう な再分配政策ができなくなり、 「最 底辺への競争」が生じるのではな い か と い う 懸 念 が 多 く の 論 者 に よって表明されてきた。   これに対して、先進国の資本主 義は多様であること、グローバル 化への対応もその多様性に応じて 異なることが近年明らかにされつ つある。いわゆる資本主義の多様 性論( Variet ies of Capitalism 、以 下VoC)である。ソスキス等に よ る と( Hall and Soskice eds. [2001] )、 資 本 主 義 は 二 つ の モ デ ルに収斂しつつある。ひとつは英 米 な ど の 自 由 主 義 市 場 経 済 ( Lib era l M ark et Ec on om ies 、以 下 、 LMEs)で、もうひとつは、北 欧やドイツ、日本などの調整型市 場 経 済 ( Co or din ate d M ark et Economies 、 以 下 C M E s ) で あ る。LMEsは、生産のための主 要要素である資本、労働の需給バ ラ ン ス が 市 場 に よ っ て 調 整 さ れ る。そのため、金融市場の流動性 は高く、資本は短期的利益を求め て 移 動 す る。 労 働 市 場 は 柔 軟 で、 労働基本権の範囲が限定され、解 雇が容易である。CMEsは、生 産要素、とりわけ労働の調整を市 場の外でも行う。労働者の権利は 保 護 さ れ、 容 易 に 解 雇 さ れ な い。 資 本 も 銀 行 を 中 心 に 組 織 化 さ れ、 長期的な利益の追及を行う。両者 の違いは、それぞれの経済に属す る企業が利潤追求のために行って き た 対 応 の 結 果 で あ る( Hancke [2009] )。 労 働 市 場 の 違 い、 金 融 市場の違い、労働市場・金融市場 への国家の保護・規制のあり方の 違いに適応した結果生まれたもの である。   VoCは先進国資本主義経済を 分析するために生まれた概念であ り、途上国ははじめから対象外で ある。先進国に比べてはるかに弱 い労働者保護、脆弱な金融市場を 考慮すると、VoCの議論がその まま途上国に当てはまることはな い。しかし、途上国でも企業組織 を研究の中心に据え、企業を取り 巻く制度的環境への適応の結果を 考察するという、同じ考え方でい くつかの資本主義のパターンが発 見されようとしている。   B ・ R ・ シュナイダー ( Schneider [2009] ) に よ る と、 途 上 国 の 企 業 グ ル ー プ に は 大 き く 三 つ の パ ターンがある。第一に、東アジア 諸 国 に 見 ら れ る 有 機 的 グ ル ー プ

途上国の政治経済学の終焉?

(5)

が 進 め ら れ た も の で あ 第二に、 メ リ カ 諸 国 に 見 ら れ る 企 業 の 進 出 が 抑 制 さ れ、 野 を 持 つ こ と が 難 し く、 ・ R ・ シュナイダー グ ル ー プ の あ り 方 で あ る と( Estev ez-Abe et al [2001] )、 L M E s で は 資 本 市 場 が競争的であるため、新規技術の 発明など劇的な技術革新が生じや すいのに対し、CMEsでは、労 働者との長期的雇用関係を保証す るため、技術の継承が労働者間で 容易で漸進的な技術革新を生みや すい。 これに対し、 有機体的グルー プでは専門性、人事を共有するた めCMEsに近い形で技術革新を 生 み や す い。 ポ ー ト フ ォ リ オ グ ループがLMEsに対応した技術 革新を生むかは不明であるが、一 分野で大きな損失が生じても他の 分 野 で そ れ を カ バ ー で き る た め、 冒 険 を 伴 う 投 資 活 動 は、 ポ ー ト フォリオグループの方が適してい るかもしれない。 技術蓄積という、 生産体制における核心要素の共通 性は、B・R・シュナイダーの議 論がVoCで提示されたモデルを より一層発展させる可能性を示し ている。VoCのモデルは福祉国 家 体 制 と 密 接 な 関 係 を 持 っ て い る。しかし、資本主義にとって福 祉国家体制は必然的な随伴物では ない。福祉国家体制を前提にしな い形で資本主義の多様性を論じる ことができれば、それはVoCよ りもより一般性の高い理論を生み 出すことになるのである。

五.おわりに

  途上国研究の玉座から降りた政 治経済学は、現在新たな展開の可 能 性 を 広 げ て い る。 リ ー マ ン ショック以降先進国経済は力強さ に欠き、途上国経済がますます今 後の世界経済の発展に重要となっ てきている。しかし、途上国経済 は、多くの場合、仮に民主化して いたとしても権力間の抑制均衡に 欠けるなど、不安定なガバナンス の上に立っている。途上国の政治 経済学が、政治経済学と途上国の 政治研究に貢献しなければならな いことはまだまだ多い。 ( お お に し   ゆ た か / 神 戸 大 学 大 学 院法学部研究科教授) 《参考文献》 ● Bo ub ak ri, N ar je ss , J ea n-C la ud e Co ss et, O m ra ne G ue dh am i, a nd W ali d Sa ffa r [ 20 11 ] 'T he P oli ti-ca l E co no m y of Re sid ua l S ta te O w ne rs hip in P riv ati ze d Fir m s: Ev id en ce fr om E m er gin g M ar -ke ts ,' Jo ur na l o f C or po ra te F i-nance 17. ● Es te ve z-A be , M ar ga rit a, To eb en Iv er se n , a n d D av id S os ki ce [2 00 1] 'So cia l P ro te cti on an d t he Fo rm ati on o f S kil ls: A R ein te r-pr eta tio n of th e W elf ar e S ta te ,' in P ete r A . H all , D av id S os kic e eds. (2001), Variet ies of Capital -ism - T he In sti tu tio na l F ou nd a-tions of Comparat iv e Advantage, Oxford Univ ersity Press. ● Hall, Peter A., and David Soskice ed s. [2 00 1] Va rie tie s o f C ap ita l-ism - T he In sti tu tio na l F ou nd a-tions of Comparat iv e Advantage, Oxford Univ ersity Press. ● Hancke, Bob [2009] 'Intro ducing th e D eb ate ,' i n Bo b H an ck e e d., Debat ing Variet ies of Capitalism, Oxford Univ ersity Press. ● Manzett i, Luig i [2009] Neoliber -ali sm , A cc ou nt ab ilit y, an d Re -fo rm F ail ur es in E m er gin g M ar -ke ts - E as te rn E ur op e, R us sia , Argent ina, and Chile in Compar -ati ve Pe rs pe cti ve , T he Pe nn sy

l-vania State Univ

ersity Press. ● Sc hn eid er , B en R os s [ 20 09 ] 'A Co m pa ra tiv e P oli tic al Ec on om y of D iv er sif ie d Bu sin es s G ro up s, or h ow O rg an ize B ig B us in es s,' Re vie w o f I nte rn ati on al Po liti ca l Economy , 16-2. ● Sh le ife r, A nd re i, a nd R ob er t W . V ish ny [1 99 4] 'P oli tic ia ns a nd Firms,' Quarterly Journal of Eco -nomics, 109.

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