• 検索結果がありません。

英語科教育法の授業での音声教育

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "英語科教育法の授業での音声教育"

Copied!
17
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

英語科教育法の授業での音声教育

著者

長谷川 博

雑誌名

研究論集

80

ページ

129-144

発行年

2004-08

URL

http://doi.org/10.18956/00006299

(2)

英語科教育法 の授業 での音声教育

長谷川

1.は じ め に

本 学 の短 期 大 学部 で 、1995年 度 か ら 「

英 語 音 声 学 」(必 修 科 目)を 担 当 して、 この 間 、 英 語

科 教 育 法 やComprehensiveEnglish担

当 者 か ら 「

最 近 の学 生 は発 音 記 号 もあ ま り読 め ない 、

発 音 そ の も の も不 正 確 だ 」 とい う声 を よ く耳 に した 。 英 語 音 声 学 の担 当 者 と して は 聞 き捨 て な

らぬ こ とだ と思 い 、 各 学 年 の初 め に 、 本 学 入 学 以 前 の英 語 教 育 で 「

発 音 記 号 に つ い て ど の程 度

教 え られ た か 」 「

発 音 記 号 を 頼 りに どの程 度 自信 を 持 っ て単 語 を発 音 で き るか 」 な ど入 学 前 ま

で の音 声 教 育 を 尋 ね 、 英 語 音 声 学 の授 業 の4年 間 の ま とめ と して 、2001年8月

に 「

教 育 研 究 報

告 」(No.2)r英

語 音 声 学 の授 業 を 考 察 す る』(以 後 、r音 声 学 を 考 察 』 と略 す)に 発 表 した 。

(注)穂 谷学舎 で も英語音声学 を担 当 したが、年 度に よ りクラス数や クラスサイズが異な ったので、

ここでは、 クラス数や学生数に大差の ない片鉾学舎の授業実践 の報告 であ る。

そ の アン ケ ー トに もあ る よ うに 「

発 音 記 号 」 は2000年 度 に 限 っ てみ て も、 「

習 った記 憶 が な

い ・無 回 答 」(6%)、

「ほ とん ど習 わ なか った」(25%)、

少 し習 った 」(64%)ま

た、 「

単 語 の

発 音 を 正 確 に 発 音 す る 自信 は 」 の質 問 に た い して 、 無 回 答 の17%を 除 い て 、 「自信 が な い」(23

%)、 「

少 し自信 が あ る」(58%)、

か な り自信 が あ る」 は僅 か2%で

あ った。

筆 記 試 験 が 主 体 の現 在 の入 試 方 法 の も とで は 、 音 声 教 育 に あ ま り時 間 が か け られ て い ない こ

とが 明 白で あ った ので 、2002年 度 か ら学 部 ・短 大 部 で 「

英 語 科 教 育 法 」 が 担 当 と決 ま った 際 に 、

毎 授 業 に お い て 時 間 を か け 、 音 声 教 育 に 必 要 な授 業 を 展 開 しよ うと決 め た 。

念 のた め に 、 最 初 の授 業 で 「

発 音 記 号 」 の知 識 や 「

単 語 の発 音 」 の 自信 等 を 尋 ね て み た 。

(なお 、 数 字 の前 の方 が2002年 度 、 後 の方 が2003年 度 の数 字 で あ る。)

発 音 記 号 を ど の程 度 知 って い ます か 』

ほ とん ど知 ら ない 又 は 少 し知 って い る」56.2%:59.2%

あ る程 度 知 って い る」35.6%:37.7%、

「よ く知 って い る」8.2%:3.1%

(3)

『発 音 記 号 を 頼 りに ど の 程 度 正 確 に 発 音 で き る 自 信 が あ り ま す か 』 に 対 して 、 「ほ と ん ど な い 又 は 少 しは あ る 」52.1%:66.3%、 「あ る 程 度 あ る 」45.2%:31.6% 「か な り又 は 大 い に あ る 」2.7%:2.0%で あ っ た 。 こ の 結 果 は 、 あ る 程 度 こ ち ら が 予 測 して い た こ と で は あ っ た が 、 こ の ま ま で は 教 師 と して は 失 格 で あ る 。 そ こ で 、 前 以 て 購 入 さ せ て あ っ た テ キ ス トを も と に 授 業 を よ り入 念 に 展 開 す る こ と に した 。 (注)英 語 科 教 育 法 の受 講 生 は(穂 谷学 舎)、 学 部 ・短 大 部 の学 生 を 合 わ せ て2002年 度73人 、2003年 度 98人 であ る。 そ の うち 将 来 の 希 望 の内 訳 は 、 (教師[中 ・高 校 ・塾 で の 英 語/(日 本 語 教 師)(そ の 他)(未 定) 小 学]又 は 語 学 関 係) 2002年 度54(74.0%)2(2.7%)10(13.7%)7(9.6%) 2003年 度80(81.6%)3(3.1%)5(5.1%)10(10.2%) と こ ろ で 、 中 学 校 で3年 間 、 高 校 で も3年 間 、 合 計6年 間 も 英 語 教 育 を 受 け 、 しか も 教 育 機 器 が 発 達 し、 ラ ジ オ やTV、 映 画 な ど を 通 してLivingEnglishに 接 す る 機 会 が 随 分 増 え た と い う の に 、 学 生 の 単 語 の 発 音 を は じめ 英 語 を 話 す こ と や 読 む こ と も 、 残 念 な が ら 十 分 と は 言 え な い 。 こ の 原 因 は ど こ に あ る の か 。 中 学 ・高 校 で の 音 声 教 育 に 十 分 時 間 が と ら れ て い な い 現 状 と は 具 体 的 に ど の よ う な こ と な の か 。 英 語 教 育 の 成 否 に も 関 わ る 問 題 な の で 、1週 間 の 英 語 の 授 業 時 間 数 や 学 習 開 始 時 期 の 問 題 、1ク ラ ス の 適 性 人 数 な ど も 検 討 した 。

2.授

業 展 開

英 語 科 教 育 法(年 間90分30回 の 授 業)の 中 で の 音 声 教 育 を 考 慮 して 、 授 業 を 展 開 した 。 第1 時 限 目に は 、 先 ず 導 入 と して 、 1)音 声 器 官..中 学 や 高 校 の 教 科 書 に つ い て い る 口 形 図 と器 官 各 部 の 名 称 を 示 す 。 2)子 音 の 特 徴..具 体 的 に 説 明 す る も の と し て 、 藤 井 『現 代 英 語 発 音 の 基 礎 』(子 音 、pp l38∼140)か ら 借 用 す る 。 3)単 母 音..上 記 藤 井 の 『..発 音 の 基 礎 』(pp.174,175)か ら 、 一 覧 表 に し て 、 日 本 語 と 関 連 さ せ て 説 明 す る 。 4)二 重 母 音..杉 森 他3名r音 声 英 語 の 理 論 と 実 践 』(pp.58,61)か ら 図 示 す る こ と に よ り 日本 語 の 単 母 音 の 連 続 した だ け の も の と の 違 い を 示 す 。 以 後 、 毎 授 業 時 の 約20分 を さ い て 、 「英 語 音 声 学 」 で 学 習 す る 項 目 を.4Shone.Course22

(4)

使 用 して 、 母 音 、 子 音 、 弱 形 発 音 ・ リ ズ ム と 順 次 消 化 して 行 っ た の で あ る 。 な お 、 こ の テ キ ス トの 構 成 お よ び 練 習 は 次 の 通 りで あ る 。

(1)Practice:先 ず 、 カ セ ッ ト ・テ ー プ の 助 け を 借 りて/i:/を 含 む 単 語(see,eat,etc)を

12語 を 練 習 、 続 い て/i:/を で き る だ け 多 く含 む 、 長 さlo語 前 後 か ら な る 文 を3文 練 習 、

そ の 際 、 強 勢 の あ る 箇 所 に 注 意 を 、 ま た 強 勢 と 強 勢 の 間 が ほ ぼ 等 間 隔 で あ る こ と に も 注 意 を 払 わ せ 、 強 勢 記 号 を 付 け さ せ 、 復 習 を 行 な い 易 く した 。

(2)Exercise:/i:/を 含 む 単 語 の 書 き 取 り練 習 、10∼12語 。

次 に 、/1/も ①Practiceで は/i:/の 場 合 と 同 様 の 練 習 で あ る 。 ②Exerciseで/i:/と

/1/を 含 む 単 語 す な わ ち 対 比 に よ る 最 小 対 語(例 、beat-bit)の 練 習 と 続 く。 (注)/1/の 発 音 に 関 し て は 、 「イ 」 と 「エ 」 の ほ ぼ 中 間 音 で あ る と テ キ ス トや 辞 書 に は 説 明 し て あ る け れ ど 、 そ の 音 を は っ き り と さ せ る た め に は 、/i:/,/1/,/e/の 音 を そ れ ぞ れ 含 む 単 語(beat-bit-bet)を 聞 か せ 、 差 を は っ き り さ せ て か ら、 繰 りか え し 言 わ せ る 方 が 理 解 しや す い こ と は 『音 声 学 を 考 察 』 で 述 べ た 通 りで あ る 。 な お 、 使 用 し た 発 音 記 号 は 、 上 記 テ キ ス ト(Amy(隻BraPr;)が/auを/0u/と し て 使 用 し て い る 以 外 は 「ジ ョ ーン ズ13版 」 を 使 用 し て い る が 、/i:/と/i/,/u:/と/u/は 同 じ 音 質 の 母 音 で 、 長 さ だ け が 違 う と誤 解 され る の で 、 「ジ ョ ーン ズ14版 」 を 使 用 して 、

/i/の 代 わ りに/1/を 、/u/の 代 わ りに/uを 使 用 す る 。

3.補

助 教 材

上 記 テ キ ス ト(Amt(鉱B7EP7π)を

補 うも の と して 、 丁加E∬ θ

π6θσCo〃 θgθ

翫g1勅

D露 嬬 競(朝

日出版 社)を 使 用 して 、音 の連 結 、脱 落 、 同 化 、 弱 化 な ど音 変 化 の規 則 に も慣 れ

て 、個 々の 単 語 の 発 音 だ け で は な く、語 と語 が 結 合 して 、音 と音 が互 い に影 響 しあ う生(な ま)

の英 語 も学 習 して 、 日本 人 が 苦 手 とす るListeningの

力 を つ け る一 助 と した。

以 下 は 、 音 声 教 育 の授 業 で テキ ス トを 補 う形 で 指 導 した も の の うち主 な も ので あ る。

1)音

の弱 化[弱 母 音/a]と

リズ ム

音 変 化 の中 で も大 切 な英 語 の リズ ム[強 勢 リズ ム]に 関 係 が あ り、 英 語 で は 大 変 重 要 な働 き

を す る母 音 で 、 綴 り字 上 の母 音 字 とは ほ とん ど関 係 な く、 あ らゆ る母 音 が 強 勢 を 持 た ない と き

に は 、 全 て/aに

な る可 能 性 が あ る弱 母 音 と リズ ム の働 きに 関 して よ り詳 し く触 れ る。

次 に見 られ る よ うに 、 弱 音 節 の 母 音 が 全 て/aで

示 され て い るか ら とい って 、 常 に一 定 の

音 価 を持 って い る とい うわ け で は な く、 図1で 示 す/aの

円 の 「円周 上 」 か そ の 内側 付 近 で

発 せ られ る母 音 全 て を 包 括 した 記 号 で あ る。 す なわ ち、 さ ま ざ ま な理 由で 他 の母 音 が 強 勢 を 失

っ て/aの

方 向 に変 化 して き た もの を 全 て 包 含 した 結 果 、 広 い 範 囲 の音 を/aで

表 した の で

(5)

あ る 。

J.D.0'ConnorがBθ 舵7Eπ91勅Pronunciation(以 下 、BθEP7%と 表 記)(P.83)で 、 例 え

ば 「condemn/kandem,Saturday/sおtodI/,gentleman/d3entlmanの/aの よ う に 、 子 音 間 に あ る/aは 省 略 す る 方 が し ば し ば い い 時 が あ る 。 ま た 、attempt/atempt,account/akaunt,ob-serve/abz::v/の/aの よ う に 語 頭 に 来 る と き は 、 非 常 に 短 く 曖 昧 に 発 音 す る 。 た だ 語 尾 に 来 る と き に は そ れ ほ ど 短 く も な く 、 他 の 位 置 に あ る と き よ り 口 を 少 し 大 き く 開 き 、/〈/の 発 音 に 似 る 」 と 述 べ て い る 。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 ⊥ ∩ 乙 9 σ 司ー ⊥ 司ー ⊥ 司 ー ⊥ 司ー ⊥ c童y/1/ pence/e chase/eI/ man/ae fast/α:a∋/ s6me/〈/ particle/α,:/ rem6nstrate/D/ scfence/aI/ herd/:/ b6ard/っ:/ P6se/aloσ/ full/u capacity/a tw6pence/o/ pてirchase/e/ gentleman/a breakfast/a handsome/a particular/a demonstrate/a conscience/a shepherd/a cupboard/a Pてirpose/e/ carefuL'0/

'v

こ:需/

ゼ7ズ、!

α

(図1)母 音 弱 化 略 図 (外国 語 を 力 夕力 ナ 表 記 す る弊 害 か ら) (注)母 音 が 強 勢 を 失 っ て/aに な っ た 単 語6例 を、 三 宅 川/増 山 『英 語 音 声学 』(英 宝 社 、p.30) か ら参 考 に して 、r外 国語 を カ タ カ ナ表 記 す る 弊 害 』 を発 表 した 際 に 残 りの もの を 調 査 して 、上 記 の よ うに ま とめ る。 と こ ろ が 、 英 語 の リ ズ ム[強 勢 が 置 か れ て い る 音 節 は ど ち ら か と い え ば 強 く長 く発 音 さ れ 、 強 勢 が 置 か れ て い な い 音 節 は 弱 く短 く発 音 さ れ 、 音 の 強 勢 が 周 期 的 に ほ ぼ 等 間 隔 で 繰 り返 さ れ る こ と に よ り生 じ る 英 語 独 特 の リ ズ ム 、 強 勢 リ ズ ム]と 日本 語 の リ ズ ム[ほ ぼ 同 じ よ う な 強 さ と 速 さ を も っ て い る 音 節 の 集 ま りに よ り生 ま れ る リ ズ ム 、 音 節 リ ズ ム]が 異 な る た め に 、 一 例

と し てbreakfast/brekfast[以 後 、/e/一/aと 表 記]を あ げ る と、fast部 分 が 日本 語 の リ ズ ム

の 影 響 で/fc:st/、 即 ち/brekfα:st/[以 後 、/e/-/α:/と 表 記]と 発 音 さ れ や す い 。

そ こ で 一 つ の 解 決 策 と して 、 単 語 単 位 の 練 習 で は な く句 又 は 文 単 位 で しか も 対 象 語 が 文 中 に

(6)

語 の リ ズ ム に 関 係 し な い か ら で あ る 。 例 文 は 次 の 通 りで あ る 。 ex)Ihadalatebreakfastatten. wwwSSwwS(w:弱 強 勢 、S:第1又 は 第2強 勢) 文 中 で の 練 習 に よ り、 英 語 の リ ズ ム か らbreakfastのfastの 母 音 部 分 を/aと 弱 く短 く 言 わ な い と 、SとSの 間 が ほ ぼ 「等 間 隔 」 で あ る 英 語 の リ ズ ム が 崩 れ る か ら で あ る 。 (SとSの 間 のwの 有 る(数)無 しに 拘 らず 、lateとbreakfastとtenの 間 が ほ ぼ 等 間 隔 で あ る) 2)「 ニ ー ズ 」 は"Knees"で は!? 「ニ ー ズ 」 と い う カ タ カ ナ 語 を よ く耳 に す る し ま た 文 字 で も 目に す る が 、 ど う も そ の 意 味 は 「要 求 」 と か 「必 要(性)」 の よ う で あ る 。 そ れ な ら 「ニ ー ヅ」 の 方 で は な い か 。 す な わ ち 、 ニ ー ズ は 、 英 語 で はknees/ni:z/(「 両 膝 」)の 方 に 、 ニ ー ヅ は 、needs/ni:dz/(「 要 求 」)の 方 に 近 い 。 (注)正 確 に は 、 「二」 に 相 当 す るの は 加i/で 、 上 記2つ は そ れ ぞ れ/n:z/と/n:dz/で あ る。 そ ん な 時 に 英 語 音 声 学 の 授 業 で もcars/kα:z/とcards/kα:dz/を 対 比 す る 練 習 問 題 に 出 くわ した 。 カ セ ッ ト ・テ ー プ か ら 流 れ る こ の2つ の 単 語 は 、 数 回 共 ど の 学 生 に も 同 じに 聞 こ え た の で あ る 。 こ の こ と は 、 英 語 科 教 育 法 の 授 業 で 音 声 教 材 を 扱 う際 に も 起 こ り う る の で は な い か と 予 測 して 、 こ の 対 比 音 の 練 習 を して い る 際 に 、 カ セ ッ ト ・テ ー プ か ら こ の2語 を 流 して み た と こ ろ 、 や は り単 語 の 差 異 の 確 認 は 、 誰 一 人 と して 出 来 な か っ た 。 そ こ で 、 先 に 学 習 し 、 練 習 を して あ った/t/,/d/(歯 茎 破 裂 音)お よ び/s/,/z/(歯 茎 摩 擦 音)を 口 腔 図 を 活 用 し て 、 発 音 す る 際 の 「舌 」 の 位 置 な ど を 確 認 し、/ts/,/dz/は 、/t/,/d/ の 破 裂 と 同 時 に 摩 擦 音/s/,/z/に 移 る 。 即 ち 、/ts/,/dz/は 、 舌 先 が 歯 茎 に つ い て 離 れ る 音 で 、 一 回 しか 発 音 で き な い。 一 方 、/s/,/z/は 、 舌 先 を 上 歯 茎 に 近 付 け 、 呼 気 が そ の 隙 間 を 通 る と き の 摩 擦 音 。 同 質 の 発 音 を 長 く続 け る こ と が 出 来 る 持 続 音 。 即 ち 、/s/,/z/は 、 舌 先 が 歯 茎 に 接 近 して 発 音 さ れ る の で 、/sssss..../,/zzzzz..../と 息 の 続 く限 り音 を 続 け られ る 。 carsは 、/kα:zzzzzz._/と 息 の 続 く限 り続 け 、cardsは 、/kα:dz/(カ ー ヅ)と 「ヅ 」 の 所 で ま る で 車 の エン ジン が 急 に 止 ま っ た か の よ うに 発 音 し て み せ る 。/d/を 発 音 す る た め に 歯 茎 に 付 け て あ っ た 舌 先 が 、/z/を 発 音 し よ う と し て 歯 茎 を 離 れ た 瞬 間 の 音/dz/を カ タ カ ナ 表 記 す れ ば 、 「ヅ」 に 近 い 音 が す る 。(も っ と も 、 「ヅ」 は 、 ヅ の 母 音 部/u/を 取 り去 っ た 音 で あ る 。) こ の よ うに して 授 業 を 続 行 した わ け で あ る が 、 こ の 短 い 時 間 内 で の 練 習 時 間 で は 学 生 た ち が こ の2音 の 違 い を 十 分 に は 識 別 で き な か っ た こ と は 事 実 で あ る 。 しか し、 英 語 母 語 者 と 比 べ て 日 本 語 を 母 語 と す る 英 語 教 師 は 、/z/と/dz/の 音 の 聞 き 分 け が 十 分 で な い に し て も 、/z/と/dz/の 二 つ を 口 腔 図 を 使 っ て そ の 差 を 生 徒 に 説 明 し、 カ セ ッ ト ・テ ー プ ま た は 教 師 自 ら の 発 音 を 十 分 に 聞 か せ 、 そ の 差 を 認 識 さ せ 、 そ の 発 音 練 習 を 繰 り返 して 、 生 徒 が 正 確 に 発 音 で き る よ うに 指 導

(7)

し な け れ ば な ら な い 。 な お 、 下 に あ げ る/z/,/dz/を 含 む 単 語 す な わ ち 対 比 に よ る 最 小 対 語 の 練 習 を し、2音 の 差 を 識 別 で き る 一 助 と した 。 bees-beads,rise-rides,size-sides,wars-wards,etc. 3)音 調[抑 揚] V.J.Cookが.46加 θ 動 競 α≠競 の`lntroduction'(p.ix)の 中 で 「音 調 と は 、 人 が 話 を して い る 時 の 声 の 上 り下 り の こ と で 、 声 の 変 化 に よ り文 法 的 な 差 異 を 示 した り、 話 す 人 の 判 断 や 感 情 を 示 す の に も ち い る 」 と 述 べ て い る 。 単 語 や 文 法 や 発 音 の 間 違 い は 、 外 国 人 だ か ら と い う理 由 で 許 して くれ る が 、 音 調 を 間 違 う と 話 す 人 の 態 度 が 悪 い と 判 断 さ れ 、 人 の 感 情 を 害 す る こ と に な る 。

J.D.0'Connorが 先 のBθEP7%の`lntonation'(p.108)の 中 でthankyouの 例 を あ げ 、

rThankyou.に は2通 りの 言 い 方 が あ り、 心 か ら 感 謝 し て い る 時 に はThankが 強 く高 く、 youで 声 が 下 が る 。 Thankyou.●.[●=強 強 勢 で 声 が 高 く、.=弱 強 勢 で 声 が 低 い] 一 方、 軽 い 気 持 ち で 「ど う も 」 く ら い の 気 持 ち で い う時 に は 、Thankが 強 い が 低 く 、you で 声 が 上 が る 。 Thankyou.● ●[●=強 強 勢 で 声 が 低 く、 ●=弱 強 勢 で 声 が 高 い] 例 え ば 、 週 末 に 友 人 の 家 に 食 事 に 招 か れ 、 別 れ の 際 に 友 人 に 第1のThankyoz.の 代 わ りに 、 う っ か り第2のThankyo..を 言 っ た とす る と 、 友 人 に は 招 か れ た 者 が 本 当 に 感 謝 し て い る よ う に は 聞 こ え ず 、 『失 礼 な 奴 』 と思 わ れ 、 友 人 の 感 情 を 害 し て し ま う こ とに な る 」 と説 明 して い る 。(結 果 と し て 、 二 度 と招 か れ な い こ と に な る) そ こ で 、 こ こ に 安 井 『音 声 学 』(音 調 、p.277)か ら 引 用 す る 。 「さ ま ざ ま な 音 調 は 、 い ろ い ろ な 因 子 を 要 因 に 決 ま っ て く る が 、 イ ギ リ ス 英 語 の 会 話 の 言 語 資 料(aBrEcorpusofconversation)に お い て は 、 音 調 単 位(toneunit)の 半 数 以 上 が 下 降 調 で あ る 。 下 降 調(51.2%)、 下 降 上 昇 調(8.5%)、 上 昇 下 降 調(5.2%)、 平 板 調(4.9%) 上 昇 調(20.8%) 「下 降+上 昇 調 」(7.7%) 「上 昇+下 降 調 」(1.7%) (Quirketal.(1985),p.1602)」

上 記5つ

の音 調 の うち、 最 初 の3つ の音 調 で88.2%を

占め る こ と と、 以 前 、 英 語 音 声 学 で 使

用 した テ キ ス ト(渡 辺 『コ ミュ ニ ケ ー シ ョン の た め の 英 語 音 声 学 』)も 最 初 の3つ の音 調 を 扱

って い る こ と、 そ して そ の中 で も話 し手 のい ろい ろ な意 図 や 微 妙 な感 情 を 伝 え る と きに 用 い る

音 調 で あ る 「

下 降 上 昇 調 」 を 主 に 授 業 で 補 うこ とに した 。

(8)

下 降 上 昇 調 は 、 下 降 調 に よ っ て 示 さ れ た 断 定 ・決 意 な ど が 、 続 く上 昇 調 に よ っ て 疑 い ・不 確 実 た め ら い な ど の 態 度 を 示 す も の で 、 次 に 示 す い ろ い ろ な 場 合 に 用 い ら れ る 音 調 で あ る 。 (1)疑 い が あ る 場 合 We'llcomeifwevcan.(butwecan'tpromise) 「出 来 れ ば く る け ど 」(約 束 は で き な い よ) (2)控 え め な 場 合 Itisn'tvbad.(norisitverygood.) 「そ れ は 悪 く な い け ど 」(大 し て 良 く も な い け ど) (3)譲 歩 を 表 す 場 合 Ican'tdoitvtoday.(thoughIthinkIcandoittomorrow.) 「今 日は 出 来 な い け ど 」(明 日 な ら 出 来 る と 思 う が) (4)警 告 す る 場 合 It'sgoingtovrain.(sotakeyourumbrella.) 「雨 が 降 る よ 」(だ か ら傘 を 持 っ て い っ た 方 が い い よ) (5)対 照 を 示 す 場 合 Somepeoplevlikeit.(butIdon'tlikeit.) 「そ れ が 好 き な 人 も い る け ど 」(で も私 は 好 き で な い よ) (6)部 分 否 定 Shedoesn'tspeaktovanybody.(=Shespeaksonlytosomepeople.) 「彼 女 は 誰 に で も 話 す わ け で は な い 」(一 部 の 人 に しか 話 さ な い) (7)否 定 辞 が 理 由 を 表 す 節 を 伴 っ て 現 れ て い る 場 合 a)Ididn'tvisitthe-doctorbecauseIwasvill. こ の 文 で は 否 定 辞 は ∂θo翻sθ瓦 〃αs躍 に 係 わ る。 (=Ivisitedthedoctor,notbecauseIwasill,butforsomequitedifferentrea-son.) 「医 者 へ 行 っ た の は 病 気 だ っ た か ら で は な い 」(他 に 理 由 が あ っ た か ら だ) b)Ididn'tvisitthe/doctoribecauseIwas\ill. こ の 文 で は 否 定 辞 は 廊 髭 に 係 わ る 。 (=owingtoseriousillness,thespeakercouldnotvisitthedoctor.) 「重 病 だ っ た の で 医 者 へ 行 け な か っ た 」 な お 、 文a)は1つ の 音 調 群 か ら 成 り立 っ て い る の で 、1通 り の 言 い 方 しか な い け れ ど 、 文b)は2つ の 音 調 群 か ら 成 り立 っ て い る の で 、 次 の よ うに 言 う こ と が で き る 。 BecauseIwas/illiIdidn'tvisitthe\doctor.

(9)

(注)/二 上 昇 調 、 \ 二下 降 調 、 〉 二下 降 上 昇 調 、一 二平 板 調 、i二 小 休 止 な お 、 引 用 し た 英 文 の1、4、5は 、PalmerandBlandford:.4GrammarofSpokes ,翫g11勅(W.Heffer&SonsLtd.,p.23)、2は 、 竹 林 ・小 島rラ イ トハ ウ ス 英 和 辞 典 』 (研 究 社 、p.1701)、3は 、 安 井 『音 声 学 』(開 拓 社 、p.278)、6、7は 、Lee:.肋En g1勅Intonation-Reader(Macmillan,p.64) 4)♪#音 声 教 育 で の 音 楽 の 効 用 ♪b 英 語 音 声 学 の 授 業 で 数 年 、"Row,row,rowyourboat"を 輪 唱 で/r/と/1/な ど の 違 い を 教 え た 。 学 生 達 は 、 い つ も の 授 業 で は 見 ら れ な い 明 る さ で しか も 大 き な 声 を 出 して 輪 唱 を した 。 こ の 時 に は こ ち ら の 地 声 だ け を 頼 りに 指 導 を した の で あ る が 、 今 回 は カ セ ッ ト ・テ ー プ に 吹 き 込 ん で あ る 楽 曲 を も と に 音 声 教 育 を 始 め た の で あ る 。 楽 曲 が 流 れ だ す と 、 学 生 た ち の 目 の 色 が 変 わ っ た 。 9 ●

Row,row,rowyourboat,

Gentlydow且thestrea皿, ■ θ. 一

`

Merrily,merrily,merrily,merrily,

Lifeisbutadream.

こ の 後 、rowとlowの 発 音 指 導 な ど を 始 め る の は 野 暮 の よ う に 思 わ れ た ほ ど で あ る が 、 以 下 、 順 番 に 指 導 した 項 目に 触 れ る 。 (1)row[/r/]とlow[/1/] 先 にAmt(鉱BzEP魏 で 練 習 し た/r/と/1/の 復 習 で は あ る が 、 日本 語 の ラ 行 の 子 音 と の 混 同 の な い よ うに 注 意 して 、row,row,rowyourboat,と 進 ん で 行 っ た の で あ る 。

続 い てgentlyの/1/の 発 音 。 そ してmerrilyで は 一re/rθ/、ly/li/と そ れ ぞ れ の 箇 所 を ゆ

っ く り と発 音 し て 、 口 の 形 や 舌 の 位 置 に 十 分 注 意 し て 発 音 し て 、 学 生 達 に 繰 り返 さ せ て 、 最 後 にlifeの/1/で は 明 る い/1/に な る よ うに 、 舌 の 先 を し っ か り と歯 茎 に 付 け て/1aIf/ と 発 音 して 見 せ た 。 (2)row/reu/l/rou/と 「ロ ー 」 前 に テ キ ス トで 練 習 した わ け で あ る が 、 日 本 語 母 語 者 は 、 二 重 母 音 の/0u/を 「オ ー 」 と 単 母 音 で 発 音 し、/っ:/と の 区 別 が な く な る 傾 向 が あ る の で 注 意 を 要 す る 。 そ こ で 、 こ の

(10)

歌 で 出 て き た の を 機 に 、 少 し復 習 を し て こ の2音 の 差 を 確 実 な も の と し た 。row-raw, boat-bought,bowl-ball,hole-hall,etc. (注)日 本 語 の二 重 母 音 は 、連 母音[例 え ば 、 愛(ア イ)、 甥(オ イ)、 憂 い(ウ イ)、 魚(ウ オ) な ど]の うち 、 密 接 に 結 び つ い て い る もの を 、 と くに 二 重 母 音 とい う。 (天沼 寧 他2名 『日本 語 音 声 学 』、p.94) (3)明 る い/1/と 暗 い/1/ こ の2つ の 差 に つ い て は 、 片 山 他2名 『英 語 音 声 学 の 基 礎 』(pp.59∼61)か ら/r/や ラ 行 の 子 音 も含 め て 詳 し く説 明 も し 、 練 習 も して あ る け れ ど、 日常 、 日 本 語 を 母 語 と して 生 活 を し て い る 学 生 に と っ て 、 教 室 で 練 習 を し て こ の 差 を 理 解 して い て も 、 明 る い/1/の 代 わ り に ラ 行 の 子 音 で 代 用 し が ち で あ り、 暗 い/1/の 後 に/u/を 入 れ て(例 え ば 、 all/っ:lu/(カ タ カ ナ 表 記 を す れ ば 「オ ー ル 」)の よ うに 発 音 し て し ま う の で 、 こ の 際 今 一 度 、 し っ か り練 習 を し直 す 必 要 が あ っ た 。 特 に 、merrilyの よ うに/r/と/1/が 一 つ の 単 語 の 中 に 出 て く る と き に は 、 余 計 に 注 意 を して 練 習 を す る 必 要 が あ っ た 。 (4)音 の 連 結 こ れ も 、 も う1冊 の テ キ ス トで 学 習 済 み で あ る か ら、 これ を 機 に 復 習 を し っ か り と して 、 音 の 連 結 の 定 着 を 計 る 。

Life(is,but(a[そ の 他 の 連 結 と し てr一 連 結(far(away)、n一 連 結(an(apple)]

(5)日 本 の 詩 歌 と 英 語 の 押 韻 日本 の 俳 句 や 和 歌 の よ うに 五 音 と 七 音 を 基 調 とす る 詩 歌 と、 句 又 は 行 の 始 め や 終 わ りに 同 じ響 き の 音 を 繰 り返 す 英 語 の 頭 韻 や 脚 韻 と の 違 い を 教 え た 。 GentlydownthestreamLifeisbutadream.(脚 韻) な お 、 頭 韻 に 関 し て は 、Amy(鉱BzEP7%の/p/の 発 音 練 習 を して い る 箇 所 で 、Peter Pipepicketapeckofpickledpepper;.で 、 既 に 学 習 済 み で あ る 。 (6)英 語 の 強 勢 、 リ ズ ム 、 音 節 Row,row,rowyourboat,Gentlydownthestream SwSwSwwSwSwSwwS 英 語 の 二 重 母 音 は 、 前 の 母 音 の 方 が よ り強 く、 よ り長 く、 後 の 母 音 は 弱 く 、 短 く消 え 入 る よ う に 発 音 さ れ る 。 従 っ て 、row/rouの/ouで は/0/だ け 強 く発 音 さ れ 、/uは ほ と ん ど 発 音 さ れ ず(即 ち/0/:S[強]、/u:w[弱]と な り)強 弱 、 強 弱 、..と 繰 り返 して 、

リ ズ ム が 生 ま れ 、streamも 英 語 の 歌 の 中 で 使 わ れ る と/sutoriimu/で は な く、/stri:m/と

1音 節 語 と して 、1音 符 が 当 て られ 、 歌 わ れ た 。 大 高 はr英 語 音 声 教 育 の た め の 基 礎 理 論 』

(p.220)(以 後,『 音 教 の 基 礎 理 論 』 と 表 記)の 中 で 「日 本 語 の 音 節 構i造 が 主 にCV(開

(11)

の 正 し い 置 き 方 の 発 音 指 導 は 意 外 と 難 しい 。 こ の 問 題 の1対 処 法 と し て 授 業 に 英 語 の 歌 を 導 入 す る こ と。 そ の 理 由 と し て 、 例 え ば 、 単 音 節 語 のstringsは 、 英 語 の 歌 の 中 で 歌 わ れ る と1音 符 が 当 て ら れ 、/sutoriNguzu/と6音 節 語 と し て 歌 わ れ る こ と は な い 。 そ れ は 、 単 音 節 語 は あ く ま で も単 音 節 語 と し て 一 拍 で 歌 わ れ な い と歌 に な ら な い か ら で あ る 」 と 述 べ て い る 。 (注)C・Consonant(子 音)、V・Vowel(母 音)。 母 音 で終 わ る構 造 の音 節 を 「開音 節 」 とい い 、 日本 語 の音 節 の大 き な特 徴 で 、 英語 は 、 子 音 で 終 わ る音 節 構 造[閉 音 節]が 多 い 。授 業 で 歌 の 指 導 を 行 な っ た の は 、 上 記 の 『音 教 の 基 礎 理 論 』 を 読 む 前 で あ った が 、gently/d3entli/で も、 楽 譜 の 長 さに 合 わ せ て 歌 う の で/d3eNtori/と4音 節 に な らず2音 節 で 、dream/dri:m/も /doriimu/と4音 節 に な らず 、1音 節 で歌 えた 。 (7)そ の 他 の 効 果 "R ow,row,rowyourboat"の 歌 は 、 ① 短 い 歌 で 短 時 間 で 歌 え る ② 軽 快 な 歌 で あ る ③ リ ズ ミ カ ル で あ る ④ 輪 唱 が で き 耳 に 響 き が い い ⑤ 何 よ り も 授 業 が 生 き 生 き す る

4.日

本 の 英 語 教 育 の 現 状

世 界 に お け る国 際 語 と して の英 語 の地 位 は ます ます 強 固 な も の と な って い る。 特 に イン タ ー

ネ ッ トの普 及 が 拍 車 を か け 、 日本 に お け る英 語 学 習 へ の必 要 性 が 一 段 と高 ま り、 そ の1つ の現

れ が 、1998年 の中 学 校 学 習 指 導 要 領 の改 訂 に よ り外 国 語(英 語)は 必 修 教 科(2002年

度 か ら施

行)と

な り、1999年 の高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 の改 訂 で 「オ ー ラル ・コ ミ ュニ ケ ー シ ョン1」 ま

た は 「

英 語1」

のい ず れ か1科

目が 必 修(2003年

度 か ら施 行)と

な った 。 英 語 教 育 の成 否 は こ

れ 以 外 に 、 英 語 学 習 の開 始 年 令 、1週 当 た りの授 業 時 間 数 や クラ スサ イ ズ の問 題 もあ る。

世 界25か 国 の外 国語(英 語)教 育 』 か ら17か 国 を抜 粋 す る

学習

義務教育 の最終学年

開始

年齢

期 間

(年)

年齢

学 習率

週 当 た り

時 間 配 当

暦※

年齢

TOEFL※

総 合 点

13 6 15 100 3.0 18 496 オ ー ス ト リ ア 8 ll 15 90 2.3 18 596 デン マ ー ク 10 9 15 99 2.2 19 606 フ ィン ラン ド 9 10 15 99 1.5 18 593 フ ラン ス 10 9 16 96 3.0 19 556 ハン ガ リ ー 10 7 15 71 3.7 17 568

(12)

5 6 1 6 9 5 2 1 9 0 4 3 6 5 1 8 7 5 6 8 8 9 5 5 5 6 5 5 5 5 5 5 4 8 8 8 8 9 7 7 7 8 9 7 -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ 3 0 0 5 2 5 0 0 0 明 3 乳乳乳乳乳乳乳乳乳不乳 0 0 3 2 0 8 5 1 0 0 5 0 0 8 9 0 9 5 9 0 7 9 司 ー ⊥ 司 ー ⊥ 司 ー ⊥ 司 ー ⊥ 4 6 4 5 5 5 5 5 5 6 3 -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ 6 9 1 8 9 8 7 7 9 5 8 1 2 9 8 0 0 0 0 1 0 4 0 -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ -⊥ ル 一 ル デ エ ア ダ エ ガン 一 ン ラ リン ウ ト ア イ ェ ス イ ラ ス タ ラ ル ル シ ペ ウ イ イ イ イ オ ノ ポ ロ ス ス ス タ (注)1 2 3 4

週 当 た りの配 当 時 間 は 世 界22か 国(不

明3か 国)の 平 均 が2.8時 間 で、

的 と言 え る が 、 学 習 期 間 は24か 国(不

明1か 国)の 平 均 が8.8年 で あ る の に対 して 日本 は6年

で あ る。 従 って 、 毎 日50分 授 業 を 週5回 実 施 して も決 して 多 くは ない 。

なお 、 学 習 開 始 年 令 に つ い て は 世 界 か ら随 分 遅 れ て い る。 こ こに 音 声 上 の根 本 原 因 が あ る よ

うに思 わ れ る。 別 冊 のTOEFLで

日本 人 のListeningの

得 点 は49点 で、 最 下 位 は1点 差 の48

点 で あ る。 「

言 語 習 得 を 行 な うに は 、 それ に適 した 期 間 が あ る。 強 い 説 は 、 臨 界 期 を越 え て し

ま うと、 言 語 習 得 は ほ とん ど不 可 能 とす る説 。 弱 い 説 は 、 臨 界 期 を 越 え て も言 語 習 得 は 可 能 で

あ るが 、 よ り困 難 に な る とす る説 。 一 般 に 臨 界 期 の上 限 は 思 春 期 頃 と言 わ れ て い るが 、 詳 細 は

研 究 者 に よ り意 見 が異 な る」(『英 語 教 育 用 語 辞 典 』p.85)。 そ こで こ こ に参 考 と して、 「

発 音 の

問 題 」 に 関 す る意 見 をJ.D.0'ConnorのBθEP7%(p.1)か

ら引 用 す る。

「10才以 下 の子 供 は 、 どん な言 語 で も完 全 に 学 ぶ こ とが で き る こ とは よ く知 られ て い る こ と

で あ る。 しか し、 こ の年 令 を 過 ぎ る と完 全 に 模 倣 す る能 力 は 衰 え 、 大 人 の場 合 は 外 国 語 の(語

の構 成 や 文 を 生 成 す る規 則 も含 め て)発 音 に 習 熟 す る こ とに た い へ ん 苦 労 す る」

また 、 大 高 がr音 教 の基 礎 理 論 』(p.1)で

正 確 に英 語 を発 音 す るに は 、 個 々の 母 音 や 子 音

r英 語 教 育 』 別 冊(大 修 館 書 店 、1999年) 学 習 期 間 は 、 開 始 時 期 か ら後 期 中 等 教 育 終 了 時 期 まで の 学 習年 数 週 当 た りの 時 間 は 、 分 で 表 示 され て い た もの を 時 間 に 換 算(小 数 点2位 以 下 は 切 り捨 て) ※ 暦年 齢 は 、 後 期 中 等 教 育 の 最 終 学 年 の 暦年 齢 を 示 す ※ ※TOEFLの 総 合 点 は 、1996-1997年 の も の で あ るが 、 こ の別 冊 の 付 録 に 載 っ て い る も の か ら参 考 に 引 用 した もの で 、 世 界80か 国 中 、 日本 人 の 総 合 点496点 は75位 で、 ア ジ アの 25か 国 中23位 で あ る。 な お 、 中 国 は555点 、 韓 国 は518点 で 、 大 き く差 を つ け られ て い る。 日本 の3.0時 間 は 平 均 一139一

(13)

の音 素 を 正 確 に 発 音 す るだ け で は 不 十 分 で 、 リズ ムや 強 勢 、 イン トネ ー シ ョン な ど のい わ ゆ る

か ぶ せ 音 素 」 の知 識(能 力)も 必 要 で あ る」 と述 べ て い る のは 最 も な こ とで あ る。

確 か に 、1998年 に 改 訂 され た 小 学 校 お よび 中 学 校 学 習 指 導 要 領 に よ り、 小 学 校 第3学 年 か ら

新 に 「

総 合 的 な学 習 の時 間 」 が 設 け られ 、 こ の時 間 を 利 用 して 、 公 立 小 学 校 で も英 語 を 教 え る

可 能 性 が 生 じた 。 また 、 文 部 科 学 省 は 、 今 年 の3月 に 小 学 校 段 階 で 英 語 を 教 科 と して 必 修 化 す

る こ と の可 否 を 検 討 す る方 針 を 決 め た が 、 遅 きに 失 す る感 が 強 い 。

また 、 音 声 教 育 に 大 い に 関 係 が あ る クラ スサ イ ズに 関 して 、 上 記 別 冊 の 「

は じめ に 」 に 「

際 教 育 到 達 度 評 価 学 会 の調 査 に よれ ば 、 す で に1980年 当 時 、 欧 米 の中 学 校 で は30名 を 超 え る ク

ラ スを もつ 国 は 、 た だ の1国 も見 当 ら ない 。 最 大 の カ ナ ダ の27名 、 少 ない と こ ろで は ス ウ ェー

デン 、 ベ ル ギ ー の各20名 、 ル クセン ブル グ の19名 で あ る。

」 とあ る。 「

外 国 語 教 育 の専 門 家 の多

くは 、 コ ミ ュニ ケ ー シ ョン能 力 の育 成 に は20人 以 上 の学 級 で は 効 果 が 期 待 で き ない とい う見 方

で 一 致 して い る。 日本 外 国語 教 育 改 善-協議 会 は、r外 国 語 の授 業 に お け る1学 級 の生 徒 数 は15

名 を 上 限 とす る こ と』 とい うア ピー ル を行 な って い る」(新 英 語 科 教 育 入 門 、p.22)。 そ れ に も

拘 らず 、 日本 の中 学 校 に お け る1学 級 の人 数 は 依 然 と して40名 で あ る。 口で は 「

国 際 理 解 」 や

国 際 コ ミ ュー ニ ケ ー シ ョン」 の大 切 さを 言 い なが ら、 教 育 現 場 の実 態 は こ の よ うに 時 代 遅 れ

で あ る。 外 国 語 教 育 の成 果 が あ が ら ない の も当 然 で あ る。

5.音

声 教 育 に 関 す る ア ン ケ ー ト

英 語 科 教 育 法 の授 業 の一 部 を 割 い て 音 声 教 育 を 実 施 した 。 音 声 練 習 を 実 施 す る前 と後 で は 、

学 生 が そ れ ぞ れ の学 習 項 目で ど の程 度 知 識 が 増 え 、 自信 が つ い た のか 。 アン ケ ー トを み る限 り

で は 、 学 習 効 果 が か な り上 が って い るけ れ ど、 これ で 十 分 とい うわ け で は ない 。 これ を 出発 点

と して 卒 業 時 まで に 必 要 な知 識 を 貯 え 、 自信 が つ くまで 練 習 を 積 む 必 要 が あ る。 以 上 の結 果 を

鑑 み て 、 音 声 教 育 は 今 後 も改 善 を 加 え なが ら実 施 す べ きで あ る と強 く思 った 。

なお 、 アン ケ ー トは 、2003年 度 の も ので あ り、 受 講 者 数(98名)は

、4月

の最 初 の授 業 時 か

ら受 講 取 り消 しや 最 後 の授 業 時(アン

ケ ー ト実 施 日)に 欠 席 した 学 生 が あ り、89名 と な った 。

Q1)発 音 記 号 の 知 識 は ど の 程 度 あ り ま す か? ほ と ん ど な し/少 しあ る あ る 程 度 あ る 前)67(75.3%)18(20.2%) 後)3(3.4%)41(46.1%) Q2)発 音 記 号 を 頼 りに 発 音 で き る 自 信 は? ほ と ん ど な し/少 しあ る あ る 程 度 あ る か な り/大 い に あ る 4(4.5%) 45(50.6%)

か な り/大 い に あ る

(14)

前)63(70.8%)25(28.1%) 後)10(ll.2%)36(40.4%) Q3)文 に 強 勢 を つ け て 読 め る[言 え る]程 度 は? ほ と ん ど な し/少 しあ る あ る 程 度 あ る 前)76(85.4%)ll(12.4%) 後)12(13.5%)48(53.9%) Q4)文 を リ ズ ミ カ ル に 読 め る[言 え る]自 信 は? ほ と ん ど な し/少 しあ る あ る 程 度 あ る 前)66(74.2%)18(20.2%) 後)14(15.7%)43(48.3%) Q5)文 を 正 確 な 音 調 で 読 め る[言 え る]程 度 は? ほ と ん ど な し/少 しあ る あ る 程 度 あ る 前)67(75.3%)18(20.2%) 後)16(18.0%)42(47.2%) Q6)Listeningに 関 し て 自信 の 程 度 は? ほ と ん ど な し/す こ し あ る あ る 程 度 あ る 前)62(69.7%)24(27.0%) 後)9(10.1%)55(61.8%) Q7)音 の 短 縮 、 音 の 脱 落 ・ そ れ ぞ れ の 知 識 や 自 信 は ど の よ うに な り ま した か? ほ と ん ど 同 じ/少 し増 え る あ る 程 度 増 え る [短 縮 」 前)71(79.8%)17(19.1%) 後)12(13.5%)51(57.3%) [連 結] 前)65(73.0%)21(23.6%) 後)18(20.2%)33(37.1%) [脱 落] 前)76(85.4%)12(13.5%) 後)22(24.7%)45(50.6%) [同 化] 前)73(82.0%)15(16.9%) 後)20(22.5%)45(50.6%)

1(1.1%)

43(48.3%)

か な り/大 い に あ る 2(2.2%) 29(32.6%) か な り/大 い に あ る 5(5.6%) 32(36.0%) か な り/大 い に あ る 4(4.5%) 31(34.8%) か な り/大 い に あ る 3(3.4%) 25(28.1%)

消 失 、 音 の連 結 、 音 の 同化 に 関 して 、 学 習 「

前 」 と 「

後 」 とで は

か な り/大 い に増 え る

1(1.1%)

26(29.2%)

3(3.4%)

38(42.7%)

1(1.1%)

22(24.7%)

1(1.1%)

24(27.0%)

(15)

6.お わ り に

現 在 の筆 記 試 験 が 主 体 の入 試 方 法 の も とで は 、 音 声 教 育 が 十 分 に 行 なわ れ て い ない こ とで 、

基 本 で あ る英 語 の発 音 す ら不 十 分 な状 況 で は 、 特 に 、 教 職 に 就 こ うとす る人 達 に と って 、 マイ

ナ スに 働 くこ とは あ って も、 プ ラ スに 働 くこ とは ない 。 そ の こ とを 憂 慮 して 、 英 語 科 教 育 法 で

の授 業 で 毎 授 業 時 に 時 間 の許 す か ぎ り、 音 声 教 育 に 力 を 入 れ る こ とに した わ け で あ る。 英 語 音

声 学 で の授 業 経 験 を 英 語 科 教 育 法 の授 業 の中 で 生 か せ る も のは 生 か した 。

何 よ りも 良か った こ とは 、 音 声 教 育 の中 で 音 楽 を 活 用 した こ とで あ る。 音 楽 は 、 音 の強 弱 ・

高 低 ・長 短 ・リズ ム の指 導 に 役 立 つ のを は じめ 、 人 間 の感 情 に 訴 え る こ とに も な る ので 、 情 操

教 育 の一 助 に も な り、 また 日本 語 母 語 者 に 苦 手 な子 音 群 の指 導 も音 符 を 割 り当 て る こ とに よ っ

て 、 日本 語 か ら多 音 節 に な る と こ ろを1音 符 で ス ム ー ズに 歌 え 、 音 声 教 育 で 行 な うのに 効 用 が

多 い こ とを 確 信 した 。

外 国 語 に 対 す る 『

臨 界 期 説 』 は 疑 問 が あ るに せ よ 「

特 に 音 韻 体 系 に つ い て は 、 臨 界 期 を す ぎ

る と正 確 な発 音 を得 る こ とが で き な い な ど、 こ の説 は 一 般 に 支 持 され る こ とが 多 い」(望 月

新 学 習 指 導 要 領 に も とつ く英 語 科 教 育 法 』p.34)。

臨 界 期 とは 、 そ の時 期 を 過 ぎ る と母 語 習 得 と 同 じよ うに 自然 に 言 語 を 習 得 で き ない とい うこ

とで あ り、 そ の時 期 が 絶 対 的 な も ので は な く、 言 語 習 得 に よ り適 した 時 期 が あ る とす れ ば 、 そ

れ が 思 春 期 前 後 くらい まで と解 釈 す べ きで は ない か 。 発 音 に 関 して は 、 臨 界 期 内 な らば 母 語 の

誰 りは 残 ら ない が 、 こ の時 期 を 過 ぎ る と残 る のは 、 日本 語 の場 合 の 「

お 国 誰 り」 が 残 る こ とか

ら もい え る。

な お、 日本 人 のTOEFLのListeningの

得 点 が 低 い のは 、 学 習 開 始 年 令 が遅 い こ と も一 因

で あ る よ うに思 わ れ る。RiversとTemperleyが.4P名

α漉oα1GuidettheTeachingofEn

g1づ

訥(p.62)の

中 で 指 摘 す る よ うに 「人 が 日常 の言 語 活 動 で 費 や す 時 間 で 、 『

聞 く こ と』 に45

パ ー セン ト、『話す こと』に30パ ーセン ト、『

読 む こ と』に16パ ーセン ト、『書 くこ と』に9パ

セン トで あ る 」

。 この こ とを 考 え る と、 これ か ら の英 語 教 育 に お い て は も っ と早 い 時期 か ら今

まで 以 上 に 音 声 教 育 に も っ と多 くの時 間 を 割 くこ とを 真 剣 に 考 え なけ れ ば な ら ない 。 なお 、 ま

とめ で は 内容 の調 整 のた め に 、 実 際 に 指 導 した こ とに 一 部 例 文 な どを 修 正 ・追 加 した 。

参考文献

今 井 邦 彦 『新 しい 発 想 に よ る英 語 発 音 指 導 』 大 修 館 、1989 大 高 博 美 『英 語 音 声 教 育 の た め の 基 礎 理 論 』 成 美 堂 、1998 緒 方 勲 監 修 『英 語 音 声 指 導 』(ハ ン ドブ ック)東 京 書 籍 、1995

(16)

片 山 嘉 雄 他2名 『英 語 音 声 学 の 基 礎 』 研 究 社 、1996 川 越 い つ え 『英 語 の 音 声 を 科 学 す る 』 大 修 館 、1999 兼 子 尚 通 ・鳥 居 次 好 『英 語 の 発 音 』 大 修 館 、1982 兼 弘 正 雄 『英 語 音 声 学 』(テ キ ス ト版)山 口 書 店 、1994 杉 森 幹 彦 他3名 『音 声 英 語 の 理 論 と 実 践 』 英 宝 社 、1997 東 後 勝 明 『英 会 話 の リズ ム と イ ン トネ ー シ ョ ン 』 金 星 堂 、1993 竹 林 滋 他3名 『初 級 英 語 音 声 学 』 大 修 館 、1991 長 谷 川 博 『英 語 音 声 学 の 授 業 を 考 察 す る 』 関 西 外 大 教 育 研 究 報 告(第2号)、2001 藤 井 健 三 『現 代 英 語 発 音 の 基 礎 』 研 究 社 、1986 松 坂 ヒ ロ シ 『英 語 音 声 学 入 門 』 研 究 社 、1992 三 宅 川 正 ・増 山 節 夫 『英 語 音 声 学 』(理 論 と 実 践)英 宝 社 、1994 安 井 泉 『音 声 学 』 開 拓 社 、1992 渡 辺 和 幸rコ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の た め の 英 語 音 声 学 』 弓 プ レ ス 、1995 天 沼 寧 他2名 『日本 語 音 声 学 』 くろ しお 出 版 、1997 長 野 正 『日 本 語 の 音 声 表 現 』(ス ピ ー チ ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン)玉 川 大 学 出 版 部 、1995 長 谷 川 博r外 国 語 を カ タ カ ナ 表 記 す る 弊 害 』 関 西 外 大 研 究 論 集(第68号)、1998 飯 野 至 誠 著 ・清 水 貞 助 改 訂 『英 語 の 教 育 』 大 修 館 、1985 塩 澤 利 雄 他3名 『新 英 語 科 教 育 の 展 開 』 英 潮 社 、1999 高 橋 正 夫 『英 語 教 育 学 概 論 』 金 星 堂 、2000 土 屋 澄 男 ・広 野 威 志 『新 英 語 科 教 育 入 門 』 研 究 社 、2000 望 月 昭 彦 編 『新 学 習 指 導 要 領 に も と つ く英 語 科 教 育 法 』 大 修 館 、2002 安 藤 昭 一 編 『英 語 教 育 現 代 キ ー ワ ー ド事 典 』 増 進 堂 、1991 K・ ジ ョ ンソ ン/H・ ジ ョ ンソ ン 編/岡 秀 夫 監 訳 『外 国 語 教 育 学 大 辞 典 』 大 修 館 、1999 白 畑 知 彦 他3名 『英 語 教 育 用 語 辞 典 』 大 修 館 、1999 『標 準 学 習 カ ラ ー 百 科 』(11美 術 ・音 楽 ・技 術 家 庭)学 習 研 究 社 、1975 『英 語 教 育 』 別 冊(世 界25か 国 の 外 国 語 教 育)大 修 館 、1999 Cook,V.J.:.46'勿61痂o%磁 碗(Longmans)1969 Lee,W.R.:AnEnglishIntonationReade;(Macmillan)1960 0'Connor,J.D.:BetterEnglishPronunciatio;(CambridgeUniv.Press)1980 Palmer,H.E.&Blandford,F.G.:1GrammarofSpokenEnglis,(Heffer/Cambridge)1959

Rivers&Temperley:APracticalGuidettheπ α6勿%gげE%g1お 〃(OxfordUniv.Press)

小 西 友 七 主 幹 『ジ ー ニ ア ス 英 和 辞 典 』 大 修 館 、1988

花 本 金 吾 他2名 編 『レ ク シ ス 英 和 辞 典 』 旺 文 社 、2003

竹 林 滋 ・小 島 善 郎rラ イ トハ ウ ス 英 和 辞 典 』 研 究 社 、1990

(17)

LONGMANDictionaryofContemporaryEnglisl・3短64(Longman)1995 0XFORDAdvancedLearner'sDictionar・6焼e.(Oxford)2000

梅 樟 忠 夫 他3名 監 修 『日 本 語 大 辞 典 』 講 談 社 、1989

参照

関連したドキュメント

 英語の関学の伝統を継承するのが「子どもと英 語」です。初等教育における英語教育に対応でき

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

  総合支援センター   スポーツ科学・健康科学教育プログラム室   ライティングセンター

 米田陽可里 日本の英語教育改善─よりよい早期英 語教育のために─.  平岡亮人

その1つは,本来中等教育で終わるべき教養教育が終わらないで,大学の中

社会教育は、 1949 (昭和 24