第56回 月例発表会(2002年12月) 知的システムデザイン研究室 適応的近傍を持つシミュレーテッド アニーリング 小野 景子
1 今月の課題
• 連続問題のビジュアル化のためのアプレットの改善. • 修士論文の執筆. • 投稿論文の執筆.2 SA のビジュアル化
連続問題を SA に適用した場合,実際にどのような挙 動を示すか考察するために視覚化ツールを作成した.以 前の視覚化ツールでは 1 つの画面に 1 つの手法の結果 を示すアプレットを作成していた.しかし,1 つの画面 に 1 つの手法の結果だけでは 比較しにくいという問題 点が生じたため,1 つの画面に 2 つの手法を比較できる 視覚化ツールに変更することにした.改善点は以下のと おりである. • 1 つの画面に 2 つの結果を表示させる. • 画面のちらつきを抑える • 設計空間上の探索履歴を表示させる.( 履歴を途中 でできるようにする.) • 探索履歴を表示させる場合とさせない場合の場合わ けを行う. • 表示をスピードをコントロールするバーを追加. • 各種データの値を手法毎に表示. 以前の画面上では,2 次元の座標,近傍幅,エネルギー 履歴,現在のエネルギー値などが表示されていた.現在 の画面では,それらに加えて,表示スピードを変化させ るためのスクロールバーや近傍の大きさやエネルギー値 などのデータを表示する領域などを追加した. Fig. 1 に以前の表示画面を,Fig. 2 に修正後の表示画 面を示す. これらの変更により,可視化ツールより実験の考察が 行いやすくなったと考える.3 第 12 回設計工学・システム部門講演会―
日本型ものづくりの復権―参加報告
この学会では日本型ものづくりの復権というテーマを テーマに,通常のオーガナイズド セッション,一般セッ ションに加えて,下記の企画を予定し,また,新たな試 Fig. 1 以前の表示画面 Fig. 2 修正後の表示画面 みとして「設計コンテスト 」も実施された特別講演とし て,以下の発表が行われた. • 11 月 28 日(木)「日本型ものづくりで世界をリー ド する」木原信敏 氏(ソニー木原研究所 会長) • 11 月 29 日(金)「わが国のものづくりの現状と産学 連携の課題」西村 尚 氏( 東京都立高専 校長, 東京都立大学名誉教授)4 来月の予定
• TPSA/AAN の論文執筆 • 修士論文の作成 1• 修士論文公聴会のための PPT 作成