第6学年2組
関連型道徳学習指導案
指導者 ○○ ○○ 1 主題名 『本当の自由』 資料名 「大空に飛び立つ鳥」(光文書院) 高1-(3) 2 関連型学習指導設定の理由 ○本関連的指導における「自由と規律」とは,まず, ○本学級の子ども達は,6年生になり,最高学年と 自由が今から,将来に向けて,何事かをするのに, して運動会や委員会,自然教室において自分達で 他の何ものにも拘束されないで,自主的に掲げた 計画を立て,活動することやその結果の快さを感 目標に進み到達しようとする心情のことである。 じることができている。また,自分なりに「自由」 そして,その自由の中で,必要に応じて,自分の がまったくの思いのままや自分勝手ではないこと 自由に基づく態度や行動をコントロールしけじめ もつかんでいる。 のある生活や行動をしようとすることが規律であ ○「やることが多く,いろいろ言われる。」や「自 る。 分の思いのままに行動してみたい。」と感じてい ○何らかの物事を成し遂げようとするとき,自分で ることがあり,自分で考え,判断し,行動する主 考え,判断し,行動する自由の大切さの中で,自 体的な姿にまでは高まっておらず,自由に伴う責 由に伴う責任について考え,規律のある生活を送 任について考えることもできていない。 ろうとする見方・考え方を育てる学習が大切であ る。 3 感動体験を強める関連型学習指導 事 前 学 習 活 動 事 後 学 習 活 動 総合的な学習の時間「自然教室」 配時⑫ 総合的な学習の時間「学芸会」 学習活動 教師の手だて 学習活動 教師の手だて ○規律ある集団活動を通し ※「自由と規律」につ ○目的に向かって,自分の ※学芸会の練習が始ま て,人間的なふれあいを いての目標を立てさ 行動の結果を考え,周り る前に自分で考え行 深め,望ましい人間関係 せる。 の人のことを考えて活動 動する場面を考えさ を育てる。 ※自由時間を自分達だ する。 せめあてをもって取 ・この自由な時間では自分 けで活動させ,その ・どうなるか結果を考えて り組ませる。 達だけで考えて行動でき 楽しさや大変さにつ 行動できた。 ※学芸会の練習の中で た。 いて考えさせる。 ・みんなが楽しくなるよう 自分達で行動する場 ・自分達だけで行動するの 考えて行動できた。 を作り振り返らせる。 が楽しいな。 要 と な る 道 徳 の 時 間 〈活動を通しての考え方A〉 ○資料「大空に飛び立つ鳥」をもとに, ・自分勝手にせず,自分で ・自由は楽しいな。 自由と規律の価値について,話し合 考えて行動したい。 ・自分で考えてできた。 う。 ・どうしたらいいのか,結 ・好きなことができた。 ・自分達でどんなことも決めて行動す 果を考えて決める。 ることが自由だ。 ・自分がしたことの結果の 〈活動を通しての考え方B〉 ・自分でいいか悪いか,考えてするこ 責任を考えて行動する。 ・楽しくなかった。 と。 ・好き勝手して迷惑だった。 ・やったことに対して自分で責任を持 ・うるさかった。 つこと。道徳的価値の焦点化
(道徳的課題)
見方・考え方の違い
道徳的価値の発揮
(発揮の条件設定)
発揮の内容・方法
道徳的課題道徳的価値の深まり
道徳的価値の付加・修正・強化4 要となる道徳の時間のねらい (1) 自由とは自分勝手ではなく,周囲や結果を自分で考えて行動することであることがわかり,規律 に支えられた自由を実現していこうとする心情を育てる。 (2) 資料「大空に飛び立つ鳥」をもとに,景子が自分達で自由を実現しようとする気持ちを自分の体 験と重ねながら考え,小集団や全体で友達と話し合うことを通して,価値を追求・把握できるよう にする。 5 準 備 道徳ノート,自然教室の写真,自然教室の感想,読み物資料の挿絵・流れ図, かがやきファイル,心のノート,関連型学習活動表 6 学習指導過程 段階 学習活動 教師の手だて 1 学校行事「自然教室」や休み時間を想起し,自由と規律につい ※学校行事「自然教室」の写真を てのめあてをもつ。 提示し,自然教室への視点をも たせた後,自然教室での自由時 ○自然教室の自由時間は楽しく過ごせましたか。 間についての感想を聞かせるこ とで,自由時間を楽しく感じて 〈活動を通しての考え方A〉 〈活動を通しての考え方B〉 いる場合と楽しくないと感じて つ ・自由で楽しかった。 ・楽しくなかった。 いる場合があることをとらえさ ・自分で考えてできた。 ・好き勝手して迷惑だった。 せる。 な ・好きなことができた。 ・うるさかった。 ぐ ○自由って本当にすばらしいものなのだろうか。 ※「自由って本当にすばらしいも ↓ のなのだろうか?」と問い,自 自由とは何か考えよう 分と周囲の考え方のズレに気付 ・自分がしたいように好きにできること。 かせ,自由と規律についてのめ ・自分で考えたようにできること。 あてを自分でつくらせる。 ・何をしていいかわからなくて困ること。 / 2 資料「大空に飛び立つ鳥」をもとに,自由と規律の価値につい て話し合う。 ○やめようと景子が言ったのは,どう考えたからでしょう。 ※けがをする子も出てきて,景子 ・けがをした子がいるのだから自由はやめた方がいいかな。 の悩む場面(回転軸)を強調し ・自分勝手な人がいるから自由はやめた方がいいかな。 回転軸前後を比較させながら自 深 ・せっかく決めたことだから続けよう。 由のよさと難しさを感じている ・みんな,次はがんばろうという気になっているから。 景子の心情を考えさせる。 め ※補助発問をすることで,子ども ◎楽しい合宿を思い出しながら,本当の自由とはどんなことだと 達の考えを揺さぶり小集団での る 思っているのでしょう。 話し合いの必要性を持たせる。 (自由のむずかしさとはどんなことでしょう。) ※補助発問→小集団での話し合い ・ ・自分達でどんなことも決めて行動することが自由だ。 →全体での話し合いを仕組むこ 見 ・自分でいいか悪いか考えてすること。 とで,自分の考えを付加・修正 ・やったことに対して自分で責任を持つ。 強化することができるようにす つ ・自由なときにやったことに対しての責任は自分にある。 る。 め ○みんなが楽しく過ごすために大切なことは何だと思いますか。 ※めあてを振り返り「はじめの考 ・はじめは,みんなが楽しく過ごすということはみんなが好きな え」と比較しながら「学習後の る ことを考えてやることが大切と考えていたけれど,今は自由と 考え」を書かせることで,自分 は,自分で考えて行動をするので,その結果には自分で責任を の価値に関するとらえ方の変容 持たなくてはいけないということがわかりました。そう考えた と成長に気付かせる。 わけは…。 自由にともなう責任を考え行動すること / 3 心のノートを見て,追求した価値を今後の活動に生かそうとす ※心のノート(P19)を読むこと あ る意欲を高める。 で,実践への意欲付けを図る。 た た ・自分で考えて練習をして,思い出に残る最高の学芸会にしよう。 め ・自分で考えてどうなるか結果を考えながら素晴らしい活動にし る たい。