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平成 23 年度 バイオ関連予算案の概要 平成 23 年 4 月 8 日 経済産業省

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(1)

平成23年度

バイオ関連予算案の概要

平成23年4月8日

経 済 産 業 省

(2)

平成23年度経済産業省

バイオ関連予算案の概要について

平成23年度予算案 106億円

平成22年度補正額 <77.8億円>

平成22年度予算額 (141億円)

注:内数と記載されている事業に関しては、上記バイオ関連予算として含まれていない。

平成23年度予算案のポイント

ライフ・イノベーションの推進

53.9億円<77.8億円> (85.1億円)

今後、世界に類を見ない少子高齢化が進展する我が国において、大きな成長と雇 用創出が見込まれる医療・介護・健康関連産業を強化するため、関係府省と連携し た取組を進める。経済産業省は、基礎研究成果の早期産業化及び国際展開を推進 し、経済成長の基盤形成を目指す。

 iPS細胞等の幹細胞研究等を活用した新しい再生医療・創薬等の産業化の促進

IT技術の活用等による創薬プロセスの合理化

企業と医療機関間の連携促進等のオープンイノベーションの促進

革新的医療機器開発等の推進

グリーン・イノベーションの推進 42.1億円 (39.8億円)

経済活動に伴う環境負荷の増大や地球温暖化の進行等の環境・エネルギー問題 に対応するため、経済産業省は、バイオテクノロジーを活用したグリーン・イノベーショ ンを推進し、新規産業を創出するとともに、低炭素・自然共生・循環型社会の実現を 目指す。

バイオ燃料等の非化石資源・エネルギー製造技術開発の推進

遺伝子組換え技術を活用した省エネルギーものづくり技術開発の推進

微生物による高効率な廃水処理技術や土壌汚染対策技術の開発

その他バイオ関連施策

10.5億円 (15.7億円)

(3)

1.ライフ・イノベーションの推進 53.9億円<77.8億円> (85.1億円)

(1)新しい医療技術の実現 4.8億円<15.0億円>

(12.8億)

◆幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発プロジェクト

2.3億円<15.0億円>

(新規)

iPS細胞を含む各種幹細胞に関し、その安全性等の品質の評価技術が十分確立されていな いことが再生医療等の産業化への大きな障害となっている。このため、品質評価技術を開発 することにより、幹細胞を利用した再生医療等の実現を目指す。併せて、開発した品質評価 技術の国際標準化に向けた取組を進めつつ、我が国の再生医療関連製品の国際競争力の確保 を目指す。

◆後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発

2.4億円

(3.2億円)

「後天的ゲノム修飾(エピゲノム)」は、がんなどの後天的疾患の原因として重要な因子 であることが近年の研究により判明してきている。このため、本事業では後天的ゲノム修飾 を効果的かつ効率的に解析する手法等の基盤技術の開発を行うことにより、新しい作用メカ ニズムを持つ治療薬や診断技術の開発に資する。

△「後天的ゲノム修飾」とは、ゲノム(DNA)に対して生体内で日常的に行われて いる化学反応のこと。後天的ゲノム修飾により、ゲノム上に存在する遺伝子情報の 読み取り等が変化し、生命現象に様々な影響を及ぼすことが知られている。

※22年度終了事業

・個別化医療実現のための技術融合バイオ診断技術開発 (2.3億円)

・糖鎖機能活用技術開発 (7.3億円)

(2)創薬プロセスの合理化 20.9億円

(29.0億円)

◆ゲノム創薬加速化支援バイオ基盤技術開発

14.2億円(15.7億円)

「ゲノム創薬」の実現を加速し、我が国のバイオ産業の競争力強化をはかるため、国内の優 れた技術を結集し、タンパク質の構造解析技術や、ITを活用した新薬候補の設計技術等の 技術開発を行う。

△「ゲノム創薬」とは、従来行われていた偶然の発見による創薬ではなく、ゲノム情 報を基に効果の高い薬剤を効率よく設計する創薬のこと。

◆幹細胞産業応用促進基盤技術開発 6.7億円

(9.0億円)

創薬プロセス効率化や再生医療への応用が期待されるiPS細胞等幹細胞について、産業応 用に不可欠な大量培養技術等の基盤技術を開発するとともに、iPS細胞由来の心筋細胞を利 用した創薬スクリーニングシステムを開発し、iPS細胞に関連した産業応用事例の創出を促 進する。

(4)

※22年度終了事業

・新機能抗体創製技術開発 (4.3億円)

(3)オープンイノベーションの促進 6.5億円<12.0億円>

(26.0億円)

◆基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発

6.2億円<12.0億円>

(25.5億円)

新規医療技術の迅速な実用化に向け、ベンチャー等の民間企業と臨床研究機関が一体とな って臨床へつなげていく研究(橋渡し研究)を行うことにより、医療ニーズに則した新たな 医療技術・システム開発を実施する。また、先端的医療開発特区の取組とも連携し、関係省 の予算を統合的に活用できる等柔軟な運用を可能とする。

◆ライフサイエンスデータベースプロジェクト

0.3億円

(新規)

政府全体のライフサイエンス分野のデータベースの統合化のため、総合科学技術会議が定 めた「統合データベース整備のロードマップ」に基づいて、平成22年度までに整備された 経済産業省ライフサイエンス統合データベースを、独立行政法人科学技術振興機構(JST)

が中核となって整備する政府全体統合データベースとして一体的運用を図るための、各種デ ータ形式の統一化等を行う。

※22年度終了事業

・統合データベースプロジェクト (0.5億円)

(4)実用化に向けた医療機器開発の加速等

21.8億円<50.9億円>

(17.4億円)

◆がん超早期診断・治療機器総合研究開発プロジェクト

6.8億円<21.0億円>

(12.2億円)

我が国の死亡原因第1位の疾患であるがんについて、最適ながん対策を実現し、患者の生 活の質の向上を図るため、微小ながんを発見し、がんの特性を正確に把握することで最適な 治療を実現するべく、

(1)高精度な画像診断、病理診断、血中がん分子・遺伝子診断に係る医療機器

(2)最小限の切除で確実な治療を実現する診断・治療一体型の内視鏡下手術支援シス テム、微小ながんを高精度に治療するX線治療機器

を開発する。

◆次世代機能代替技術研究開発事業

4.3億円(4.7億円)

健康長寿社会の実現に向け、傷病等により失われた組織・器官・機能等を補助・代替し、

高齢者や患者の機能回復を図る医療機器等の実用化に向けて、

(1)再生医療技術を活用し、生体内で自己組織の再生を促す再生デバイスを開発する とともに、これら再生デバイスにおける有効性・安全性の評価技術等

(5)

(2)小柄な体格にも適用可能な小型の製品で、血栓形成や感染を防ぎ、長期在宅使用 が可能な植込み型補助人工心臓

を開発する。

◆医療機器等の開発・実用化促進のためのガイドライン策定事業

0.7億円

(新規)

厚生労働省との連携の下、産学の協力を得て、今後実用化が期待される医療機器について、

工学的安定性や生物学的安定性等に関する詳細な評価基準を開発ガイドライン等として取 りまとめ、医療機器開発の効率化・迅速化を図り、実用化を促進する。

また、医療機器分野への新規参入促進、医療機器向け部材・部品市場への中小企業等の参 入を促進するための方策の具体化を行う。

◆環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト(医療機器分野の内数)

24.4億円の内数

(新規)

革新的医療機器をアジア諸国に展開するため、国内の医工連携による研究コンソーシアム とアジア諸国の医療機関等との共同研究体制を構築し、アジア諸国における医療現場の設 備・インフラ等に即した医療機器の実証等を実施する。

また、医療機器開発の共同研究とともに、アジアの医療従事者への医療技術のトレーニン グ等を通じ、我が国発の革新的医療機器に関する国際標準獲得を推進する。

◆課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業

10.0億円<29.9億円>

(新 規)

我が国の医療の向上と、ものづくり産業の持続的成長を図るため、医療機器に対する課題 やニーズを有する医療機関と、優れたものづくり技術を有する中小企業等との連携を支援し、

文科省、厚労省と連携して医療機器の開発・改良を促進する。

※22年度終了事業

・医療機器開発ガイドライン策定事業 (0.5億円)

(6)

2.グリーン・イノベーションの推進 42.1億円 (39.8億円)

(1)非化石資源・エネルギー製造技術の開発 40.0億円

(24.4億円)

◆新エネルギー技術研究開発(バイオマスエネルギー等高効率転換技術開発を含む)

167.2億円の内数

(136.2億円の内数)

食料と競合しないセルロース系バイオマスから糖化・発酵プロセスを経て高効率・低コス トで燃料等を製造する革新的技術の開発を行う。

◆戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業

15.8億円(5.4億円)

2030年頃の実用化を見据えるバイオマスのガス化及び液体化(BTL)、微細藻類由 来のバイオ燃料製造技術開発等の次世代技術開発を実施する。また、バイオマス由来の気体 および液体燃料の円滑な導入に資する技術の実用化技術開発も実施する。

◆セルロース系エタノール革新的生産システム開発事業

24.2億円

(19.0億円)

実用化レベルのセルロース系バイオエタノール生産を目指し、食料と競合しない資源作物 の栽培から革新的技術を用いたエタノール製造に至る一貫生産システムの開発を行う。また、

バイオ燃料の持続可能性の基準等について調査する。

◆グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発

(化学品原料の転換・多様化を可能とする革新グリーン技術の開発)

7.3億円の内数<8.5億円>

(新規)

化学品を製造するための原料を糖類、セルロース、アルコール類、有機酸、窒素、水素等 へ転換・多様化するための基盤技術を開発し、化学産業及び化学製品のグリーン化を図る。

(2)省エネルギーの推進 1.0億円

(10.4億円)

◆密閉型植物工場を活用した遺伝子組換え植物ものづくり実証研究開発

1.0億円

(新規)

密閉型遺伝子組換え植物工場において、ワクチン・機能性食品等の高付加価値な有用物質 を高効率に生産するための基盤技術開発及び実証研究事業を行う。これにより、植物機能を 活用した安全で生産効率の高い物質生産技術を迅速に実用化するとともに、物質生産プロセ スにおける二酸化炭素排出量削減に貢献する。

◆省エネルギー革新技術開発事業 102.0億円の内数

(70.0億円の内数)

※22年度終了事業

・植物機能を活用した高度モノ作り基盤技術開発

(植物利用高付加価値物質製造基盤技術開発) (10.4億円)

(7)

(3)土壌・水汚染の改善 1.0億円

(5.0億円)

◆微生物機能を活用した環境調和型製造基盤技術開発 1.0億円

(5.0億円)

現在の廃水処理技術では微生物の機能を活用しているが、その機能を維持するために大量 の電力が消費されている。このため、本事業では、従来より廃水処理技術において経験的に 用いられていた微生物群について、それらの構成及び空間配置等を人為的に制御(デザイン 化)することにより、エネルギー効率の高い廃水処理技術を開発する。

◆土壌汚染対策のための技術開発

(VOCの微生物等を利用した環境汚染物質浄化技術)

1.2億円の内数(1.9億円の内数)

微生物を利用して汚染土壌の浄化を行うバイオレメディエーションは、低コストかつ環境 負荷が低い処理技術である。バイオレメディエーションを普及させるためには、微生物の安 全性等確認すべき事項を定めた「微生物によるバイオレメディエーション利用指針」に、よ り具体的な評価手法等を規定する必要がある。本事業では、土壌浄化に用いる微生物の安全 性評価手法等の開発を行い、その成果を指針に反映させることを目的とする。

(8)

3.その他バイオ関連施策 10.5億円 (15.7億円)

◆生物多様性総合対策事業

0.3億円

(0.4億円)

昨年10月のCOP10での「遺伝資源のアクセスと利益配分」(ABS)に関する議論 を適切に履行していくため、国内企業向けのガイドラインを専門家・産業界と連携して作成 し普及を図る等の事業を実施する。

◆バイオインダストリー安全対策事業

0.3億円

(0.5億円)

バイオテクノロジー技術の安全性確保に資するため、バイオテクノロジーの環境利用に係 る検討及び評価手法の策定、安全性情報の提供、遺伝子組換え微生物の利用に関する検討等 を行う。

◆イノベーション実用化助成事業

64.9億円の内数(57.6億円の内数)

◆バイオ技術活用型二酸化炭素大規模固定化技術開発 0.7億円

(0.8億円)

◆特許微生物寄託機関関係経費 1.8億円

(2.4億円)

◆経済協力開発機構科学技術産業局等拠出金

0.5億円の内数

(0.5億円の内数)

◆生体機能国際協力基礎研究の推進 7.2億円

(9.3億円)

◆国際エネルギー使用合理化等対策事業委託費

14.5億円の内数(15.3億円の内数)

◆東アジア経済統合研究協力拠出金 0.2億円

(0.5億円)

※22年度終了事業

・生物多様性条約第10回締約国会議開催経費 (1.9億円)

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