所得 に対する租税 に関 する二 重 課税 の回 避及び 脱 税 の 防止 のため の 日本 国 と カザフ ス タ ン 共和国 と の 間の条約 日本国及びカザフスタ ン共和国は、 所得 に対 する租 税 に 関 し、二 重 課税 を回避 し 、 及 び脱税 を 防 止 する ため の条 約を締結 する ことを希 望 し て、 次の とおり 協 定し た。 第一条 この条 約 は、 一方 又 は 双 方 の 締 約国 の居住者 であ る者 に適 用 す る 。 第二条 1 この条約は、次の租税につい て 適用す る 。 カザ フ ス タン につい て は 、 (a) 法人所得税 (i)
個人所得税 (ii) (以 下「カ ザ フス タ ン の租税 」 とい う。) 日本国につい て は 、 (b) 所得税 (i) 法人税 (ii) 住民税 (iii) (以下「日 本 国の 租税」という。) 2 この条 約 は、1に掲げる租税 に 加 え て又はこ れに代 わ っ て この条 約 の署 名 の 日 の 後に課さ れる租 税 で あっ て、1に 掲げ る租税 と 同一 であるも の又は実 質的 に類似 す るも のについ ても、 適 用 す る。 両締約国 の 権限 のある 当 局は 、各締約 国の 租 税 に関す る 法 令につい て 行われ た 重要な改正を 、その 改 正 後 の 妥 当 な 期 間内に、相 互 に通知する。 第三条 1 この 条約の 適 用上 、文脈により別に 解釈す べ き 場 合を除く ほか、
「カ ザフスタ ン」とは、カ ザフスタ ン共和国をいい、地理的意味 で 用いる場合には、カ ザ フスタ ン 共 (a) 和 国 の領 域並びにカザフスタンの 法 令及びカザ フ スタン が 締約 国 で あ る 国際協定に基づき カザ フスタン が 主 権 的 権利 及 び 管 轄 権 を 行使 する区域 を含 む。 「日本国 」とは、地理的意味 で 用いる場合には、日本国 の 租税に関する法令が施行され て いる すべ て (b) の領域(領海を 含 む。)及びその領域の外側に位置する区域 で あっ て 、 日本国が国際法に基づ き主権的 権利を有し、かつ、日本国の租税 に 関 す る法令が施 行 され て い るすべ て の区域(海底及び その下 を 含 む。) を いう。 「一方の締約 国」及び「他方の 締約国」とは 、文脈に より、 日 本国又はカザフスタン を い う 。 (c) 「 租 税」 とは 、 文 脈に よ り 、日 本国の 租 税又 はカ ザ フ ス タ ンの 租税を い う。 (d) 「者」には 、個人 、法人及び法人以外の 団体を含む 。 (e) 「 法 人 」 とは、 法 人 格 を有 する団体又は租税 に関 し法人 格 を有 する団体 とし て取り扱 わ れ る団体をい (f) う。 「企業 」 は、あらゆる事業 の遂行につい て 用 いる。 (g)
「一 方の締約国の企業 」及び「他 方 の締約国の 企 業 」 とは、それぞ れ 一 方の締約国 の 居住者が営 む 企 (h) 業及び他方の締約国 の 居住者が営む企業をい う。 「国際 運 輸」とは 、 一 方の締約国の 企業が運用する船 舶又 は航空 機 に よ る運 送( 他方の締 約 国 内の 地 (i) 点の間におい て の み運用され る 船舶又は航空 機による運 送 を 除 く。 )をいう。 「国民 」 とは、次の者 を い う。 (j) カザ フスタン について は 、 カザ フ ス タン の 国 籍を 有す るす べて の 個 人及び カ ザ フ スタン に お い て 施 (i) 行され て いる法令によっ て その地位を与えられたすべ ての法人、組合 又 は団体 日本国につい ては、日本国 の国籍 を 有する す べ て の個人、日本国 の 法令に基づい て設立さ れ 、 又は (ii) 組織 さ れ た す べ て の 法 人及 び 法 人 格 を有 し な い が 日 本 国 の 租 税 に 関 し日 本 国 の法 令 に 基 づ い て 設 立 さ れ 、 又は組 織 され た法人とし て 取り扱われるすべ て の 団体 「権限のある当局」 と は、次の者 を い う 。 (k) カザ フ ス タン につい て は 、 財務 省又は 権 限を与 え られ たその 代 理 者 (i) 日 本 国に つい て は 、財務大臣又は 権 限を 与えられ たその 代 理者 (ii)
「事業 」 には、自由職業その他の独立の性格を有する活動 を含む。 (l) 2 一方 の締約 国 に よ るこ の 条 約 の 適用 に 際 して は 、 こ の 条約 にお いて 定義 されて い な い 用語 は 、 文 脈 に よ り別に解釈すべき 場合を除く ほか、この条約の適 用を 受ける租税に関 す る当該一方の締約国の法令にお い て 当 該 用 語 が その 適 用 の 時点で 有す る 意 義を 有す るも のとす る 。当 該 一 方 の 締約 国に お い て 適 用され る 租 税に関 す る法令における当該用語の意義は、当該一方の 締約国の 他の 法令における当 該 用語 の意義 に 優先 するものとする。 第四 条 1 こ の 条約 の適用 上 、「一方 の締約 国 の居 住者」 と は 、 当 該 一方 の締約 国 の法令の 下にお い て 、 住所、居 所、本店又は主たる事務所の所在地、事業 の 管理の場 所、法人の設立場所その他 これらに類する基準によ り当該一方の締約 国におい て 課 税を受け るべき も のと され る者を い い、当該一方の締約 国 及び当該一方の 締約 国の 地 方 政府 又は地方 公共 団体を 含 む 。 ただ し 、 「一方の締 約 国の居 住 者」に は 、当 該一方 の 締約 国 内に源泉のある所得のみについ て 当 該一方の締約国におい て 租 税 を 課さ れ る 者 を 含まない。 2 1の 規定に よ り双 方の締約国の居住 者に該 当 する個人につ い て は 、 次の とおりその 地 位を 決定す る 。
当該個人は、その使用 する恒 久 的住居が所 在 する締約国の居住者 とみなす。その使用する恒久的住居 (a) を双方の締約国内に有 する場合には、当該個人は、その人的及び経済的関 係 がより密接な締約国(重要 な利害関 係の中 心 がある締約国) の 居住者とみ な す。 その重 要 な利害関係の 中心がある締約 国 を 決 定するこ とが で き ない場合又は その使用する恒久的住居 (b) をい ず れ の 締 約国 内 に も有 し な い 場 合 に は 、 当 該 個 人 は、 そ の 有 す る常 用 の 住 居 が 所 在 す る 締 約 国 の 居 住者とみなす。 その 常用の 住 居を 双方 の締約 国 内に 有する 場 合又はこれを いずれ の 締約 国内にも有しな い 場合には、 (c) 当該個人は、当該個人が 国 民 で ある締約国の 居住者と みなす 。 から まで の規 定に より 居 住 者の 地位を 決 定す るこ とがで き な い 場 合 には 、両 締約 国の 権限 のある (d) (a) (c) 当局 は 、 合 意 に よ り当該 事 案を 解 決 す る 。 3 1の規定により双方の締約国の居住者に該当する者 で 個人以外のものについ て は 、 両 締約国の権 限 のあ る当局は、合意により、 こ の条約の適 用 上その者が居 住者と み なされる締約国を決定する。両締約 国の権 限のある当局に よ る合意がない場 合 には 、その 者 は、 こ の 条約 により 認 められる特典(第二十三条及び第
二十四条の規定 に よ り 認めら れ る特典 を 除く。) を要求する上 で 、 いず れの締約国の居住者 と もされな い。 第五 条 1 この条 約 の適 用上 、 「 恒 久 的 施 設」 と は 、 事 業 を 行 う 一定 の場所 で あっ て企業 が そ の 事業 の 全 部 又 は一 部を行って い る も のを いう。 2 「恒久 的 施設」には 、 特に、次のものを含む。 事業の管理の場所 (a) 支店 (b) 事務所 (c) 工場 (d) 作業場 (e) 鉱山、石油若しくは天然ガスの坑井 又は採石場 (f) 天然資源の探 査若しく は採取 の ため に 使 用 す る 設 備 若 しく は 構 築 物 又は 天然 資 源 の探 査若 しく は 採 取 (g)
の場所 3 建築工事現場又は 建設若しくは据付けの工 事 につい て は、これらの工事現場又は工事が十二箇 月を超え る期 間存続する場 合には、恒久的施 設を構 成 する ものとす る。 4 1か ら3ま で の規定 に かか わ ら ず、 次 の こと を行 う 場 合 は 、 「 恒 久 的施 設 」 に 当 た ら ない も の と す る。 企業 に属する 物品 又は商品 の保管、 展示又は引 渡 しのため に の み 施 設を使用 する こと。 (a) 企業に属 する物品又は商品の在庫を保管、展示又は引渡しのためにのみ保有 す ること。 (b) 企業に属す る 物品又は 商 品の 在 庫 を 他 の企 業による 加工の た めにのみ保 有 す る こと 。 (c) 企業の た めに物品若しくは商品を購入し、又は情報を 収集す る ことのみを目的とし て 、事業を行う 一 (d) 定の場所を保有すること。 企業のためにその 他の準備的又は 補 助的な性格の活動を行うことのみを 目的として 、 事業 を行う一定 (e) の場所 を 保 有 すること。 から ま で に規定 す る活動を組 み 合 わ せた活動を行うことの みを目的とし て 、 事業 を行う一定の場 (f) (a) (e) 所を保有するこ と。ただし、当該 一 定の 場所におけるこ の ような組合せによる活動の全 体 が準備的又は
補助的な性格の も の で ある場合に限る。 5 1及 び2の 規 定に かかわらず 、 企業に代わ っ て 行 動する者(6の 規 定が適 用 され る独立の 地位を 有 する 代理 人を除 く 。 ) が、一 方 の締約国内 で 、当該企業 の 名におい て 契 約を締結 する権限を有し、かつ、 こ の 権 限 を反復 し て行使する場合には、当該企業は、その 者が当 該 企業のために行うすべて の 活 動 につ い て 、 当該一方の締約 国 内に 恒久的施設を有するものとさ れ る。ただし、その者の 活動が4 に規定する活 動(事 業 を 行う一定 の場所 で 行 わ れた とし ても、 4 の規定 に よ り 当 該 一定 の場所 が 恒 久 的 施 設 で あるも の とさ れ ないよ う なも の)のみ である場合 は 、 こ の限り で ない 。 6 企業 は、通常 の方法 で そ の 業 務 を行う仲立人、問屋 そ の他 の独立の地位 を有 する代 理 人を通 じ て一 方の 締約国内 で 事 業を行っ て い るとい う 理由のみ では、当 該一 方 の 締 約 国内 に恒 久 的 施 設 を有 する も の と は さ れな い。 7 一方の締約国の居住者 で ある法人が、他方の締約国の 居住者 で ある法人若しくは他 方の締約国内におい て 事 業(恒久 的施設を通じて 行 われ る も の で あるか否 かを問わない。)を 行 う法人を 支配し 、 又はこれら に 支 配されて いるという事実のみによって は 、 い ずれの 一 方の 法人も 、 他方 の法 人の 恒久的施設とは さ れ
ない 。 第六条 1 一方の 締 約国の居住 者 が 他 方の 締約国内に存在する不動産から取得する所得(農業又 は林業から生ずる 所得を 含 む。 )に対し て は 、当該他方の締約 国におい て 租 税を課す ること が でき る。 2 「不動産」とは、当該財産が存在する締約国の 法 令に おける不動産 の意義を有 す るものとする。「 不動 産」 には、 い かな る場合に も、不 動 産に 附属す る 財産、農 業又は 林 業に 用いられ る家畜類及び設 備 、不動 産 に 関 す る一 般法の規定 の 適用 が あ る権利、 不動産 用 益権並 び に鉱石 、 水 そ の他 の天然 資 源 の 採取 又は採 取の権 利 の対 価として 料金(変動制 で あ るか固定制 で あるかを問わ ない。 ) を受領す る権利を含む 。船舶 及び航空機 は 、不動産とはみ な さ な い。 3 1の規 定 は、不動産の 直接使 用 、賃 貸その 他 のすべて の形式 に よる 使用から 生ずる 所 得に つい て 適 用す る。 4 1及 び 3 の 規 定は、 企 業 の 不 動 産か ら生ずる所得 につ い て も、適 用 する 。 第七条
1 一方 の締約 国 の企 業の 利得 に対して は 、 その企 業 が 他 方の 締約国 内 にあ る恒久的施設を 通 じて 当該他方 の締 約国内 に おい て事業 を 行 わ ない 限り、 当 該一 方 の 締約国 に おい て の み租 税 を 課 す ることが できる。一 方の 締約国の企業が他方の締約国内にある 恒 久的施設を通じ て 当該他方の締約国内におい て 事 業を行う 場 合には 、 その 企業の 利 得のうち 当該 恒久的施 設に帰せ られ る 部 分に 対し て の み、当該 他方の 締 約国におい て租 税 を 課 す る こ と が で き る 。 2 3 の 規定に従う ことを条件 とし て 、 一 方 の締約国 の企業が他方の締約国内にある恒久的施設を通じ て 当 該他方の締約国内におい て 事業 を行う場合には、当該 恒久 的施設 が 、同 一又は類似の条件 で 同 一又は類 似 の活動を行う 別個の か つ分離し た企業 で あって 、 当該 恒久的施設を 有する企業と全く独立の 立 場 で 取引を 行 う もので あ るとしたならば当該恒久 的 施設 が取得したとみられ る 利得が、各締約国において 当該 恒久的 施設 に帰せられる ものとす る。 3 恒久 的 施設の 利得を 決 定す るに 当 た って は 、 経営費 及 び 一般 管理費を 含む 費 用 で あ って 当該 恒久 的 施 設 のために生じ たものは、当該恒久的施設が存在する締約国内におい て 生 じ た もの で あ るか他の場所におい て 生 じたもの で あ るかを問わず、控除する ことを認め られる。
4 恒 久 的 施 設が 企業 のため に 物品 又は商 品 の単 なる 購入 を行っ た こと を理由 と し て は、 いか なる利 得 も 、 当該恒 久的施設に帰 せら れる ことはない。 5 1か ら4ま で の規定の適用上、恒 久 的施設に帰せられ る利得は、毎年同一の 方法によっ て 決定 する。た だ し 、別 の 方 法 を 用い る こ とにつ き 正当 な理由 が ある場合 は、 この限り で な い 。 6 他の 条 で 別 個 に取 り扱われて い る種類の 所得が企業の利得に含まれ る場 合には、当該他の条の 規定は 、 この 条 の 規定によっ て 影響さ れ ることはない。 第八条 1 一方の締約国の企業が船舶又は航空機 を 国際 運 輸 に運用するこ とによっ て 取 得す る利得に対して は 、当 該一 方 の 締 約 国に おい てのみ 租 税 を 課する こ とが できる。 2 第二条の規定にかかわらず、一 方の締約国の企業は、船舶又は航空機 を 国際運輸に 運 用することにつ き 、 カザフスタン の企業 で あ る 場合には日 本 国の 事業税、日本国の企業 で あ る場合には日 本国の 事 業税に 類似す る 税 で カザフスタンにお い て 今後課されることのある も のを 免除される。 3 1及び2の 規 定は 、共同計算、共同 経営又 は 国際経営共同 体に参加し て いることに よ っ て 取得す る 利得
につ い て も、 適用 する。 第九条 1 次の 又は の規定に 該当 する場合 で あ っ て 、 そ のいず れ の場合 に おい て も 、商業上又は資金上 の 関 係 (a) (b) に お い て 、 双 方 の 企業 の間 に、 独 立 の企業 の 間 に 設 け ら れ る条 件 と 異 な る条 件 が 設 け ら れ 、 又 は 課 さ れ て いると き は、その条件がない と したならば一方の企業 の利 得 と な っ たと み ら れる 利 得 であ っ て そ の 条 件 の ために当該一 方の企業 の利得 と ならなかったものに対し て は、 これを当該一 方の企業 の利得に算入 し て 租 税を 課す る こ と が で き る。 一 方 の締約国の企業が他方の締約国 の企業 の 経営、支配又は資本 に 直接又は間接に参加 し て い る場合 (a) 同 一 の 者 が一方 の 締約国の企業及び他方の締約国の企業の経営 、支配又は資本に直接又は間接に参 加 (b) して いる 場 合 2 一 方 の締 約国が、他 方 の締 約国に お い て 租 税 を課さ れ た 当 該他 方 の 締約国 の 企業 の利得 を 1の規定によ り当該一方の締約国の企業 の利得に算入 し て 租税 を課する場合にお い て 、両締約国 の 権 限 のある当局が、 協議の 上 、その 算 入され た 利得の 全 部又 は一部が、双方 の 企業の 間 に 設 けられた 条件が独立の 企業の 間 に
設 けられ た で あろう条 件 で あっ たとし た なら ば当該一方 の 締約 国の企 業 の 利 得となっ たとみられ る 利得 で あ る こと に合意するときは 、当該 他 方の 締約国は、その 合 意され た 利 得 に対して 当該 他方の締 約国にお い て 課 された 租 税の 額につい て 適 当な 調整を 行 う。この調整に当た っ て は 、 こ の条約の他の 規定に妥当な 考 慮を 払 う 。 3 1の規定にかか わ らず、締約国は、1に規定 する条件 がな いとし た なら ば当該締 約 国 の 企 業の 利得と し て 更 正の対象とな ったとみられる 利 得に係る課 税 年度の終了時から七年を経過し た後は 、 1に規定す る 状 況におい て も 、 当 該締約国 の当該企業 の 当該利得の更 正をし て はならない 。 この3の規定は、 不正に租税 を免 れた利得につい て は、 適用しない。 第十 条 1 一 方 の締 約国の居住者 である法人 が 他 方 の締 約国 の居住者 に支 払 う 配当に対 し て は、 当 該 他 方 の締 約国 にお い て 租 税 を課することができ る 。 2 1に 規定する 配当に対 し て は、 これを支払 う 法人が 居 住者 とされる一方の締 約国に お い て も、当 該 一方 の締 約国 の法 令に 従 っ て租 税 を 課する こ と が できる 。 その租 税 の 額 は、 当 該 配 当 の受 益者 が 他 方 の 締約国
の 居 住者で あ る 場 合に は、次の 額を超 え な い ものとする 。 当該配当の受益者が、当該配当の 支 払を 受ける者が特定される 日をその末日とす る六箇月の期間 を 通 (a) じ、当該配当 を支払 う 法人 の議決権のある株 式 の 十パ ー セ ント以上 を直接 又 は間 接に所有する法人 であ る場合には、当該配当の額の 五 パーセント その他のすべ て の 場合には、当該配当の額の 十 五 パ ーセント (b) この2の規 定 は、当該配当を支払う法人のその配当に充 て られる 利 得に対する課 税に影響を及ぼすもの ではない 。 3 2 の規 定は、配当を支払う法人が居住者とされる一 方の締約 国にお け る課税所 得の計 算 上受 益者に 対 (a) して 支払う配当を控除する ことが で き る法人によっ て 支払 われ る配当につい て は 、適用しな い 。 4 この条において 、 「配当」と は 、株式その 他 利得の分 配を受ける権 利(信 用 に係る 債 権を 除く。 ) から 生 ず る所得及び そ の分配 を 行う法人が 居 住者 とされる 締約 国の租税に関 す る 法令上株式から生ずる所得と 同様 に取り扱われる所得 を い う 。 5 1及び2の規定は 、一方の締約国の居住者 で ある配当 の受益者が、当該配当を支払う法人が居住 者 とさ
れ る 他方の締約 国 内におい て 当 該他方の締約 国内にある 恒 久的施設を通じ て 事業 を行う場合におい て 、 当 該配当 の 支 払 の基因 と な っ た株 式そ の他の持 分が 当 該 恒久的施設と実質的な関連を有す る もので あ るとき は、適用しない。この場合には、第七条の規定を 適用する。 6 一方の締約国の居住者 で ある法人が他方の締約 国内から 利得又は所得を取得する場合には、当該他方の 締約国は 、当該法人の 支払う配当及び当該法人の留保 所得につい て は 、 これらの配当及び留保所得の全部 又は 一部が 当 該 他 方の締約 国内に お い て 生じ た 利 得又は所 得から 成 るとき に お い て も 、 当 該配 当(当 該 他 方の 締約国の居住 者に支払われる配 当及び配当の 支払の基 因とな っ た株式その他の 持 分が当該他方の締約 国内にある恒久的施設と実質的な関連を有す るもの で ある場 合 の配当を除 く 。)に対し て いかなる 租税も 課するこ とが で き ず、 また、当該留保 所 得に 対し て 租 税を課す ること が でき ない。 第十一条 1 一 方 の締約国内 に おい て 生 じ、他 方 の締約国の居住者に支 払わ れる利子 に対 し て は、当該他方の締約国 において 租税を課す る ことが で き る 。 2 1に規定す る 利子に対し て は 、 当該 利子が生じた一方 の締約国におい て も、当該一方の締約国 の法令に
従っ て 租 税 を 課する こ とが でき る。その租税の額は、当該利子の受益者が他方の締約国 の 居住者 で ある場 合には、当該利子 の額の十パーセントを超えな い ものとする。 3 2の規 定 にか かわら ず 、 一 方の 締約国 内 にお い て 生ず る利子で あって 、 次のいずれ か の場合に該当する も の につ い て は、 他 方 の 締 約国 に お い て のみ租 税 を 課 する こと が で きる 。 当該利子の受益者が、当該他方の締約国の政府、当該他方の締約国の地方政府若しくは地方公共団 (a) 体、当該他方の締約国の中央銀行又は当該他方の 締約国 の 政府が全面的に所有 す る機関 で ある場合 当該 利子の 受 益者が当該他方の締約 国の居 住 者 で あ っ て 、 当該利子が当該他方の締約国の 政府、当該 (b) 他 方 の締約国の地方政 府若しくは地方 公 共団体、当該 他方の締約国の中央銀 行又は当該他方の締約 国の 政府が全面的に 所 有する 機 関に よっ て 保 証され た 債権、これら によって 保険の 引 受け が行われ た債 権又 はこれらによる間接融資に係る債権に関し て 支払 われる場合 4 3の規 定 の適用上、「中央銀行」及び 「 政府 が全面的に所有する機関」とは、次のものをいう。 カザ フ ス タン につい て は 、 (a) カザフスタン国立銀行 (i)
株式会社「カ ザフスタン 開 発銀行」 (ii) 株式会社「輸出信 用及び投資に係るカ ザ フスタ ン 国営保険会社」 (iii) カザ フスタン共和国政府が資 本 の全 部を所 有 するその他の 類似の 機 関 で 両締約国の 政 府が外交上の (iv) 公 文 の交 換 に よ り 随 時 合 意 する も の 日本 国 に つい て は 、 (b) 日本銀行 (i) 日本政策金 融 公庫 (ii) 独立行 政 法人国際協力機構 (iii) 独立行政法人日本 貿易 保険 (iv) 日本国政府が資本 の全部 を 所有 するその 他 の 類似 の機 関 で 両 締 約国 の 政 府が 外 交 上 の 公 文 の 交 換 に (v) より 随時合意する もの 5 こ の 条におい て 、 「利子」とは、すべ て の種類の信用に係る債 権(担保の有無及び債務 者 の利得の分配 を 受 ける 権利の 有 無 を 問わない。)から 生じた所得、特 に 、公債、債券又は 社 債 から生じた所得(公債、
債券又は社債の 割 増金及び賞 金 を含 む。)及び他 の所 得で 当該 所得が生じた締約国の 租税に 関 する 法令上 貸付金から生じ た 所得と 同 様に取り扱われるものをい う。 前条 で取り扱 わ れ る所得 は 、 こ の条約 の 適用上 利子には該 当 しな い。 6 1及 び 2 の 規 定は、 一 方の 締 約 国の 居住者 で ある利 子 の 受 益者が、当該利子の生じた他方の締約国内に おい て当該他 方の締 約 国 内 に あ る恒 久的 施 設 を通 じ て 事業 を行う場合に おい て、 当 該 利 子 の支 払 の 基 因 と なった債権が当該 恒久的施設と実質的な 関連を 有 するもので あ るときは 、適用しない。この場 合には 、 第 七条の規定を適用する。 7 利子 は、その支払者が一 方 の締約国 の居住者 で あ る場合には、当該一方の締約国内にお い て 生 じたもの と さ れる。ただし、利子の支払 者が、一方の締約国内 に恒 久的施設を 有 する場合にお い て 、当該利子 の 支 払 の 基因 となった債務が当該恒 久的施設につい て 生 じ 、かつ、 当該利子が当該恒久的施設によっ て 負担 さ れる もの で あ るとき は 、当該 支 払者がいずれ かの 締約国の 居住者 で あるか否かを問わず、当該利子は、当 該恒 久的施設の存 在する当該一方の締約国内におい て 生 じ たも のとさ れ る。 8 利 子 の 支 払 の 基 因 と な っ た 債 権 に つ いて 考 慮 し た 場 合 に お いて 、 利 子 の 支 払 者 と 受 益 者 と の 間 又 は そ の
双方と第三者との間 の 特別の関係により、当該利子 の 額が、 そ の関 係が ないと し た な らば支払者 及 び 受 益 者が合意したとみ られ る 額 を超えると き は、 この条 の 規定 は、そ の 合意 した とみ ら れ る額 に つ い て のみ 適 用す る。こ の 場合には、支払われた額のうちその 超過する 部分に対し て は、 この条約の他の規定に妥当な 考慮 を 払 った上 で 、各締約国の法令に従っ て 租税 を課するこ と が で きる。 第十二 条 1 一 方 の締約国内 に おい て生 じ、他 方 の締約国 の居住者に支 払わ れる使用料に対 し て は 、 当 該他 方の締約 国におい て 租 税を 課すること が でき る。 2 1に 規定する 使用料 に 対 し ては、当 該使用料 が生 じた 一方の締約国におい て も、当該一方の締約国 の法 令に従 っ て租 税 を 課 す る こ とが できる。 そ の 租 税 の額 は、 当 該 使用料の受益者 が 他 方 の締 約国 の 居 住者 で ある場合には、当該使用料の額の 十 パーセントを超えないものとする。 3 この条におい て 、 「 使 用料 」とは、文学上、芸術上 若 しく は学術上 の著作 物 (映 画フィルム及び ラ ジ オ 放送用又はテレビジョン放 送用の フ ィ ル ム又は テ ープを 含 む 。 )の著作権、特許 権、商標 権、意匠、模 型、 図面、 秘 密方式 若 しく は秘 密工程 の 使用 若しく は 使用 の権利 の 対価 とし て、産業上、商業上 若 しく は
学 術 上の 設備の 使 用若しくは使 用の権 利 の対 価とし て 、又は産 業上、商業上若しくは学 術 上の経験に関す る情報 の 対価 とし て受領 さ れる すべ ての種類 の支 払 金 をい う。 4 1及び2の規定は、一 方の締約 国の居住者 で ある使用料 の 受益者が、当該使用料 の生じた他方の締約国 内にお い て 当 該他方 の 締約国 内 にある 恒 久的施設を通 じて 事 業 を 行 う 場 合 に お い て 、 当該 使 用 料の 支払の 基 因 とな った権 利 又は 財産が当該恒久 的 施設と実質的な 関 連を 有する も の で あるとき は、適 用 しな い。こ の場 合には 、 第七条の規定を適用する。 5 使用料は、 そ の支払者 が一 方の締約国の居住者 で ある場合 には、 当 該一 方の 締約国内におい て 生 じ たも のとされる。 ただし 、 使用料の 支払者が、一方の締約 国内に 恒 久的施設を 有 する場合におい て 、当該使用 料を支 払 う債務が 当 該 恒 久 的 施 設につい て生じ、か つ 、当 該使用料 が当 該恒久的 施 設 によ っ て 負担さ れ る も の であると きは、 当 該支払者 がい ず れ か の 締約国 の 居住者 で あるか否か を 問 わ ず、 当該使用料 は 、当該 恒久 的施設 の 存在 す る 当該 一 方 の締 約 国 内 に お い て 生 じ た ものと さ れ る 。 6 使用料 の 支 払 の基因 と なった 使 用、 権利又は情報 につい て 考慮した 場合 に お い て 、 使 用料 の支払者 と受 益者との 間又はその双方と第三者との間の特別の関係 によ り、当 該 使用 料 の 額 が 、 そ の関 係がない とした
ならば支払者及び受益者が合意したとみられ る額を超 えると き は、 この条 の 規定 は、その合意したとみ ら れる 額 に つ い てのみ 適 用 す る 。 この場合に は 、支 払 わ れた 額 の う ち その 超 過 する部 分 に対 し て は、 この条 約の 他の規 定 に妥当な考慮 を 払 った上 で 、各締約 国の法令に従っ て 租税を課するこ と が で きる。 第十三 条 1 一方 の締約 国 の居 住者が第 六条に 規 定す る不動 産 で あ っ て 他 方 の締約国内に存 在 するものの譲渡によっ て取得 す る収 益 に 対 し ては、 当 該他 方 の 締 約 国に おい て租税 を 課す る こ と が で き る 。 2 一方の 締 約 国 の居住 者 が 法 人の 株式又 は 組 合 若し くは 信託財 産 の 持 分の 譲渡に よ っ て 取得す る 収益 に対 し て は、その 法人 、組 合又 は信 託 財 産の資 産 の 価 値の五 十 パーセ ン ト 以 上が 第六 条に規定する 不動 産 で あ っ て 他 方の締約国内に存在す るもの に より 直接又は間接に構 成され る 場合に限り、当該他方の締約国に おい て 租 税を課する こ とが できる。 3 2の規 定 が適 用される場 合 を除 くほか、一方の締約国の居住 者 が他方の締約国の居住 者 で あ る法人の発 行した株式の 譲渡によっ て 取得する収益に対し て は、譲渡者が所有する株式(当該譲渡者 の特殊関係者が 所有 する株式 で あ っ て 当該譲渡者が所有するものと合算さ れるものを含 む。) の 数が、当該譲渡が行われ
た課税年度中 の い ず れ か の 時点におい て 当該法人の発 行済 株 式 の総 数の二 十 五パ ー セ ン ト 以上 である 場 合 には、 当 該他 方の締約国 に おい て 租 税 を 課することが できる。 4 一方の締約国の企業が他方 の締 約国内に有 す る恒 久的 施設の事業 用資産 を 構成 する 財産 (不 動産 を除 く。)の 譲渡 から生ずる収益 ( 当該 恒久的施 設の 譲渡又は企 業 全体の 譲 渡の一部として の 当 該 恒 久 的 施設 の譲渡から生ずる収益を含 む。)に対し ては、 当 該他 方の締約国 に おい て 租 税 を 課 す る こ とが でき る。 5 一 方 の締約国の企業が国際 運 輸 に 運 用 す る船舶 若 しくは航空 機 又はこれらの船舶 若しく は 航空機の運用 に係る財産(不動産 を 除く 。) の譲渡によっ て当該企業 が 取得 する収益に対し て は、 当該一 方 の締約国に おい て の み租税 を 課する こ とが できる。 6 1から5ま で に規定 す る財産以外の財産の譲 渡か ら生 ずる収益に対し て は、譲渡 者が居 住 者とさ れ る締 約国におい て のみ租税 を課する ことが で きる。 第十四条 1 次 条 、第 十七条及び第十八 条の規 定 が適 用され る 場合を 除 くほか、一方の締約国の居住 者 がその勤務に つ い て 取 得する 給 料、賃金その 他これら に類す る 報酬に 対 し て は、勤 務 が他方の 締約国 内 にお い て 行われ
な い 限り 、当該 一 方の 締約国におい て の み租税を課することができ る。勤務が他方の 締約国内にお い て 行 わ れ る場 合には 、 当該 勤務 について 取得する給 料 、賃金 そ の 他 これら に 類する報 酬に対 し て は 、当該 他 方 の締約国におい て 租税 を課する ことが で き る 。 2 1の規定にかかわらず、一方の締約国の居住者が他 方 の締約国内にお い て行う勤務につい て 取 得 す る報 酬に対 し ては、次 の から ま で に規定 す る要件 を 満たす場合には、当該一方の締約国にお い て のみ租税 (a) (c) を課するこ と が で きる。 当該課税年度におい て 開 始 し、 又は終了 するい ず れの十二箇 月 の期間 に おい て も 、報酬 の 受 領 者が当 (a) 該 他 方 の 締約 国内に 滞 在 す る 期 間が 合計百 八 十三 日を 超えな い こ と 。 報酬が当該他方の締約国の居住 者 で な い 雇用 者 又 はこれ に 代わ る者から支払われるもの で あ る こと 。 (b) 報酬 が雇用 者 の当該他方の 締約国 内 に有する恒久的施設に よっ て 負 担され る もので な いこと。 (c) 3 1及び2の規 定にかか わらず、一方の締約国の企業が国際 運 輸 に運用する船舶又は航空機内におい て 行 われる勤務に係る報酬に対し て は、当該一 方 の締約国におい て 租税を課する ことが で きる。 第十 五条
一方の締約国の居住者が他方の締約国の居住 者 で ある法 人の役員の資格 で 取得 する役員報酬その他これに 類する支払金に 対し て は 、当該他方の締約国におい て 租 税を課するこ とが でき る。 第十六条 1 第 七 条及び第十四条の規 定 にかかわらず 、一方 の 締約国の居住 者が演 劇 、映画、ラ ジ オ 若 しくはテレ ビ ジョンの 俳優、音楽家その他の 芸能人又は運 動家とし て 他 方の 締約国内 で 行 う個人的活動に よ っ て 取得す る所 得に対し て は 、当該他方の締約国におい て 租 税を課す ること が でき る。 2 一方の 締 約 国 内 で 行 う 芸 能 人又 は運 動 家 として の 個人 的活動 に 関す る所得 が 当 該 芸能 人又は運 動家以外 の者に帰属 す る場合には、当該所得に対し て は、第七 条及び 第 十四 条の規 定 にかかわ らず、当該芸能人又 は運動家の活動が行われる当該一方の締約国におい て 租税 を課する こ と が で きる。 第十七条 次条2の規 定 が適 用される場 合 を除 くほか、一方の締約国の居住 者 が受益 者 で あ る 退 職年金その 他 これ に 類する 報 酬に対し て は 、当該一方の締約国におい て の み租税を課す ること が でき る。 第十 八条
1 政府の職務の遂行とし て 一 方の 締約国又は一方の 締約国の地方 政府若しくは地方公共 団体に対し提 供 (a) される役務につ き 、個人に対し、当該一方の締約国 又は 当該一方の締約国 の地方政府若しく は地方公共 団体によって 支払われ る給料 、 賃金 その 他これらに 類 する 報酬に 対 し て は、当該一方の締約国におい て のみ租税 を課する ことが で き る 。 も っ とも 、当該 役 務が他方の締 約国内にお い て 提 供され 、 かつ 、当該 個 人が次の 又は の規定 に 該 (b) (i) (ii) 当する当該 他 方の締約国 の 居住者 で ある場合には、そ の給料、賃金その 他 こ れら に類す る 報酬に対して は、当 該 他方 の締約国 に お い て のみ租 税 を課 する ことが で きる 。 当該他方の締約国の国民 (i) 専ら当該 役務を 提 供する た め当該他方の締約国の 居住者となった者 で な いもの (ii) 2 1の 規定に か か わ らず、一方の締約国又は一方の締約 国の 地方政 府 若し くは地方 公共団 体 に対 し提供 (a) さ れ る役務につ き 、個人に対し、当該一 方 の締約国若しくは当該一 方 の締約国 の地方政府若しくは地方 公共 団 体 によ っ て 支 払 わ れ 、又 は当該 一 方の 締約 国若 しくは 当 該一方の締 約 国の地方 政府若 し くは 地方 公共 団体が拠 出し 、若し く は設立した基金 か ら 支 払われ る 退職年金その他これ に 類す る報酬に対して
は、当該一 方 の締約国におい て のみ租税 を課する ことが で きる。 もっとも、当該個人が他 方 の締約国の居住者 で あ り、 かつ 、当 該他 方の締約国 の 国 民 である 場 合 に (b) は、当該退 職 年金 その他これ に 類す る報酬 に 対し て は 、当該他方 の 締約 国におい て の み租 税を課するこ とが で き る。 3 一方 の締約 国 又は 一方の締 約 国 の 地 方政 府若し く は 地 方 公 共 団 体の行う 事 業に関 連 して 提供され る役 務 につき 支 払われる 給料、賃金、退職年金その他これらに類する報酬につい て は、第十四 条 から 前条ま で の 規定を適用する。 第十九 条 専ら教育又は訓 練 を受けるため一方の締約国内に滞在す る 学生又は事業修習者 で あっ て 、 現に他 方 の締約 国の 居住者で ある もの又 は その 滞在の 直 前に他方の締 約国の居住者 であったものがその生計、教育 又は訓練 のた めに受け取る 給付(当該 一 方の 締約国外から 支払われ るもの に 限る。 ) について は、当該一方の締 約国 において は、 租税を 課 すること が で き な い。 第二 十 条
この条 約 の他 の規定 に かか わらず、匿名 組合契 約 そ の 他 こ れに類 す る契 約に関連 し て 匿名 組合 員が取得 す る 所 得及び収益に対して は 、当該 所 得及び収益が生ずる締約国におい て 当該締約国の法令に従っ て 租税を課 することが で きる。 第二十一条 1 一方の締約 国 の居住者が受益者 で あ る所得(源泉地 を 問わな い 。) で あ っ て 前各条に規定がないもの (以下この 条 にお い て 「その他の 所 得」 という 。 )に対して は 、当該一方の締約 国にお い て の み租税を課 することが で きる。 2 1の規定は、一方の締約国の居住 者 で あ るその 他 の所得(第六 条2に規定する不動産から生ず る所得を 除く 。 ) の 受 益者 が 、 他 方 の 締 約国 内に おい て当 該他 方の締約 国内にある恒久的施設を通じて 事業を行う 場合におい て 、当該その他の所得の支払の基因となっ た権利 又 は財産が当 該 恒 久 的 施 設と実 質 的 な 関連 を 有 す るもので あると き は、当該その 他 の 所得につい て は、適用しない。 この場合には、第七条 の規定 を 適 用す る 。 3 1に規定 する一 方 の締 約国 の居住者と支 払者 と の 間又はその双方と第 三 者 と の間 の特別 の 関 係 によ り、
その他 の 所得 の額が、その関 係 が な いとしたならば当 該居住者及び 当該支 払 者 が 合 意 した とみ ら れ る額 を 超 え るとき は 、こ の 条 の規 定は 、 そ の 合 意した と みられ る 額に つい て の み適用す る。こ の 場 合 には 、 支 払 われ た額の う ち そ の超過する 部 分に 対し て は 、こ の条約の 他の規 定 に妥当な考慮を 払 った 上 で 、各締約 国 の法令に従っ て 租 税を課することが できる。 第二 十 二 条 1 カザ フ ス タン について は 、 カザ フスタンの居 住者 がこの 条 約の 規 定 に 従 っ て 日 本 国に お い て 租 税を 課され る 所 得 を 取 得す る 場 合 (a) には、 カ ザフスタン は 、 日 本国において 納付 され る日 本国の 租 税の 額を当該居 住 者の 所得に 対 する カザ フスタ ン の租税か ら控 除する。ただし、控 除 の額は、 カザフスタンの 租 税の額のうち 当該所 得 に対 応す る部分を超えないものとする。 カザ フスタンの居 住者 が取得す る所 得につ い て こ の 条 約の 規 定 に 従 っ て カザ フスタン にお い て 租 税 が (b) 免除され る場合には 、 カザフスタンは 、 当該居住者の 残余の所 得に 対す る租 税の 額の 算定に当 たって は、 そ の 免 除 さ れ た 所 得 を 考 慮 に入 れる こと が で きる 。
2 日本国以外の国におい て納付さ れ る 租税を日本国 の租税から控 除する こ とに関 す る日本国 の法令の規定 に従 い 、 日本国 の 居住者がこの 条 約 の規定に従っ て カ ザフスタ ンにおい て 租 税 を 課 さ れる所得 をカザフスタ ン (a) 内にお い て 取 得する 場 合には 、 当該所 得 につ い て 納付 され る カ ザフスタン の 租税の額 は、当 該 居住 者に 対し て 課 さ れ る日本国の 租 税の額か ら 控 除す る。ただし 、 控除の額は 、 日本国の租税の額のう ち当該所 得に 対応す る 部分を超えな いもの と する 。 カザ フスタン 内に おいて 取 得 さ れ る 所得が 、 カザ フ ス タン の居住 者 で あ る法 人によ り 、当 該法人の議 (b) 決権の あ る株式又は 発 行 済 株式の十パーセント以上を 配当の 支 払義 務が確定 す る 日に先立つ六箇月の期 間を通じて 所 有する日本国の居 住者 で ある法人に対し て 支 払われる配当 で あ る場合には、日本国の 租税 から の控除 を 行う に当たり 、当該 配 当を 支払う 法 人 に より その所 得 につ い て 納付 され る カ ザフ スタン の 租税を考慮に入 れ るものとす る 。 3 1 及 び2の規定の適用上、一方の 締 約国の居住 者 が受益 者 で あ る所得で あっ てこ の条約の規定に従って 他方の締約国におい て 租税 を課されるものは、当該他 方の締約国内 の源泉から生じたものとみなす。
第二 十 三 条 1 一 方 の 締 約国 の 国 民 は 、 他 方 の 締 約 国 に おい て、 租 税 若 し く は こ れ に 関 連 す る 要 件 で あ っ て、 特に 居 住 者 で あるか否かに 関し同様の 状 況にある当該他方の締約国の国民に課されて おり若しくは課され る こと が ある租税若し くはこれに関連する要件以外の もの又はこれら よ りも重いものを課さ れ ることはない。この 1の規定は、第一条 の 規定にかか わ らず、いず れ の締約国 の居住者 で も ない者にも、適用 する。 2 一方の締約国の企業が他方 の締 約国内に有 す る恒久的施 設 に 対 する租 税 は、当 該 他方 の締 約国 におい て 、 同 様 の 活 動を 行 う 当該 他 方 の 締 約 国 の 企 業に 対して 課 され る 租 税よ り も 不 利 に 課 され るこ と は な い 。 この2の規定は、一方の締約国に対し、家族の状況又 は家族を扶養するため の負担 を 理由とし て当該一 方 の締 約国の居住者 に認め る 租 税 上 の 人的控 除 、 救 済 及 び軽 減 を 他 方 の締 約国の居住者に認 める ことを義務 付け るもの と 解して は なら ない。 3 第九条1、第 十一条8、第十二 条6又 は 第二十一条3の規定が適用され る場合を除く ほか、一方の 締 約 国の企 業 が他方の締約国の居住 者に支払った 利子、使 用料その他の 支払金 に つい て は 、当該 一 方の 締約国 の企業 の 課税 対象利得の決定 に 当たっ て 、 当 該一 方の締約国 の 居住者に支払わ れ たとした場合における条
件と同 様 の 条 件で 控除 するもの とする 。 4 一方 の締約 国 の企 業 で あっ て そ の資 本の全 部 又は一 部 が他方の締約国の一又は二以上の居住者により直 接又 は 間 接 に 所有 され 、又は 支 配されて い る もの は 、 当該 一方の 締 約 国 にお い て 、 租 税若 し く はこれ に 関 連 す る要件 で あっ て 、 当該一方の締約 国 の類 似の他の企業に課さ れ て お り若しくは課 さ れ ることがある租 税若し く はこれ に 関連す る 要件 以外の も の又 はこれら よ り も重 いもの を 課され る こ と はな い。 5 第二条 の 規定にかか わ らず、 こ の条 の規定 は 、 締 約国又は締約 国の地方政府若し くは地方公共団体に よって 課 されるす べ て の種類の租税に適用する。 第二十四条 1 一 方 の又は双方の締約国 の 措置によ り こ の条 約の 規定 に適合 し ない 課税を受 けたと認める者 又 は受 ける ことになると認める者 は、当該事案につい て 、当該一 方の又は双方の締約国の法令に定める救 済手段とは 別に 、自己 が 居住 者 で ある締約国の 権限の あ る当 局に対して 又 は 当 該事案が前条1の規定の適用に関す る もの で あ る場 合には自己が国民 で あ る締約国の権限の ある当局に対し て 、申立 て をす ること が でき る。当 該 申 立て は 、 こ の 条約 の規 定に適 合 しな い課 税 に 係る措 置 の 最 初の通 知 の 日 か ら 三 年 以 内 に、しなけれ ば
ならない。 2 権限のある当局は 、1に規定する申立 て を 正 当と認めるが 、自ら 満 足すべき 解決を 与 えることができな い場 合には 、 この 条約の規定に適合しな い課 税を 回避 するため、他方の締約国の権限のある当局との合意 によって 当該 事案を 解 決する よ う努める。成 立したす べ て の 合 意は 、両締約国の法令 上のい か なる 期間制 限にもかか わ らず、 実 施さ れなけ れ ばな らない 。 3 両締約 国 の権限のある当局は 、 この 条約の解釈又は適 用に関し て 生 ずる困 難 又は疑義を 合 意によっ て 解 決す る よ う 努 める 。両締約 国 の 権限 の あ る 当 局は 、ま た、この条約に定めのない場 合 における二重課税を 除去す る ため、相互に協 議 することが で きる。 4 両締約国の 権 限の ある当局は、2 及 び3に規定する 合 意に 達する た め、 直接相互に通信するこ とが で き る。 第二十五条 1 両締約国の権限のある当局は、 こ の 条約の規定の実施又は両締約国若しくはそれ らの地方政府若しくは 地方 公共 団体が課するすべて の 種 類 の 租 税に関する両締 約 国の 法令( 当 該法令に 基づく課 税がこの 条約の
規定に反しない場合に限る。)の規定の運用若しく は 執行に関連 す る情報 を 交換 する。情報の交換は、第 一条 及 び 第二 条の規定に よ る制 限を受 け ない 。 2 1の規 定 に基づき 一方の 締 約国が受領 し た情 報は、当 該一方の締約国がその法令に基づい て 入 手した情 報と同 様 に秘密として 取り扱 う ものと し 、1 に規 定す る租税の 賦課 若し くは徴収、こ れらの 租 税に 関す る 執行若し くは訴追、 こ れらの租税に関する不服申立 て につい て の決定又はこれらの監督に関与する 者 又 は 当局(裁判所及び行政機関を含む 。)に対し て のみ、開 示さ れる。 こ れらの者 又は当 局 は、 当該情報 をそ の よ うな目 的 のた めにのみ使 用 する 。これ ら の 者 又は当局 は 、当 該情報を 公開の法 廷にお け る審 理又は 司 法上の 決 定におい て 開 示する こ とが で き る。 3 1及び 2 の規定 は 、い か な る 場 合にも、一 方 の締 約国 に 対 し、 次の ことを行う 義務 を課するものと解し てはな ら ない 。 当 該 一 方 の締 約国又 は 他 方 の締 約国の法 令及 び 行 政上 の慣行に抵触 する 行政上 の 措置 をとる こ と。 (a) 当該一方の締約国又は他方の締約国の 法 令の下におい て又 は行政 の 通常 の 運 営に おい て入 手 す る こ と (b) がで き な い情 報を 提 供 す る こ と 。
営 業 上、事業上、産業上、商業上若し く は職業 上 の秘密若しくは取引の過程 を 明 らかにする よ うな 情 (c) 報又は公開 す ることが公 の 秩序に反することになる情報を提供する こと。 4 一 方 の締 約国は、他方 の締 約国が こ の条 の規定 に 従 っ て当 該一 方 の 締 約 国に 対し情報の提供 を 要 請 する 場合に は 、自 己の課 税 目的の た めに必 要 で な いときで あっ て も 、当 該情報を 入手する ために 必 要な 手段を 講ずる。 一方の 締 約国がそのような手段を講ずるに当た っ て は 、3の 規 定に 定める制限に従うが、その制 限は 、いかなる場 合にも、当該情報が自己の課 税 目的のた めに必要 で な い こ との みを理 由 として そ の 提 供 を拒否 す ることを 認めるも のと解し てはならない。 5 3の規定は、 提供 を要 請さ れた情報 が 銀 行そ の他 の金融機 関、名 義 人、代 理 人 若 しく は受 託者が有 する 情報又はある者の所有に関する情報 で あ るこ とのみを 理由 と し て、 一方 の 締 約国 が 情 報 の 提供 を拒否 す る ことを認めるものと解し て は ならない。 第二十六条 1 両締約国は、 こ の 条約に基づく租税の免除又は 税率の軽減が、このような特典を 受 ける 権利を 有 しな い 者によっ て 享 受さ れることのないようにするために必 要とさ れ る範囲におい て、租税 の徴収につ き 相互に
支 援 を 行 う よ う 努 める 。 そ の 徴 収を 行 う 締 約 国は 、こ の よ う に して 徴 収 され た 金 額 に つき 他 方 の 締 約 国 に 対し て責任 を 負う。 2 1 の 規定 は、い か なる 場合 に も 、 一 方の 締 約 国 に 対 し 、 次 のこと を 行 う 義務 を課 するも の と解 し て は な らない。 当該一方の締約 国 又は他方の締約国の 法 令及び 行 政上の慣行に抵触す る 行政上の措置をとること。 (a) 公 の 秩序に反することになる措置をとること。 (b) 第二十七条 この条約のいか な る規定も、国際法 の一 般原則又は特別 の 協定 に基づく 外交 使節団 又 は領事機関 の 構成員 の租 税 上 の 特 権 に 影 響 を及 ぼ す も の では ない 。 第二十八条 1 各 締 約国 は、他 方 の 締 約国 に 対 し、 外交 上 の 経 路 を 通 じ て 、 こ の条 約の 効力 発生 のため に 必要 と さ れる 国内手続が完了 し たこと を 確認する通告 を行う。 この条 約 は、遅い方の通告が受 領された日の後 三 十日 目 の日 に 効 力 を 生ず る 。
2 この 条 約 は、次のものについ て 適用 する。 源泉徴収さ れ る租税 に 関 し ては、 こ の条約が 効力を生 ずる年 の 翌年 の一 月一日 以 後 に 租税 を課さ れ る (a) 額 源泉徴収され ない所得に対す る 租税に 関 し て は、 この 条約が効力を 生ずる年の翌年の 一月一日以後に (b) 開始する各課税年度の所得 その 他の租 税 に関し て は、この条約が効 力を生ずる 年 の 翌 年の一月一日以後に開始する各課税 年度の (c) 租税 第二十九条 この条 約 は、一方の締約国によっ て 終了させられる時ま で 効力を有 する。いず れ の一方の締約国も、 こ の 条 約 の 効 力発 生 の 日 か ら五年 の 期間 が満了 し た後 に開 始 す る 各 暦年 の 末 日 の 六箇 月 前 ま で に、外交 上 の 経 路 を通じて 、 他 方の 締約国に対し終了の通告を行うことにより、こ の 条約を 終 了させ る こと が で き る 。こ の場 合 に は、 この条 約 は、 次 の も の に つ き適 用 さ れなく な る 。 源 泉 徴収 され る 租 税に関して は 、 終 了の 通告が行 われ た 年 の 翌 年の 一 月 一日以 後 に 租 税を課 さ れ る 額 (a)
源泉徴収されな い 所得に対する 租税に 関 し て は、 終了の 通 告が行われ た 年の翌年の一月一日以後に 開 (b) 始する各課税年度 の所得 その 他の租 税 に関し て は、終了の通 告が行われ た 年の 翌年の一月 一 日以 後 に 開始す る 各課 税年度の租 (c) 税 以上の証拠 と して 、下 名は 、各自 の 政府 から正 当 に委任を 受けて こ の 条 約に署名した。 二 千 八年十二月十 九日 に東京 で 、 英 語によ り 本書二 通 を作 成した。
日本 国 の ため に 中曽根 弘 文 カザ フ ス タン 共和 国のために A・ カ マ ル デ ィノフ
議定 書 所得に対す る 租税に関する二重課税の回避 及 び脱 税の 防止のための日本国とカザフスタン共和国との間の 条約 ( 以 下 「 条約」 と いう。 ) の 署 名 に 当た り 、 日 本 国及び カ ザ フ スタン 共 和 国 は 、 条約の 不 可分 の 一 部を 成す次の規定 を 協 定 し た。 1 条約第九条2 の規定に関し、 カ ザフスタン が 同規定に係る調 整 を行 う場合におい て 、 同規 定は、 カ ザフ スタンに対し て 、 調整さ れ る利得につい て 合 意 す る 義 務 を 課するも のと解し てはならない。 2 条約第九 条3の 規 定に関し 、同規 定 は、契約に 基 づく地 表 下の 利用から取得する カザフスタン の企業の 利 得 につ い て 、当該契 約の 期間 が満了した日 から 起算して 五年の 期 間の末 日 ま で は 、同 条1 の規定 に 基づ きカザフスタ ンが更 正 することを妨げるものと解し て はならない。 3 条約 第 十 二条2の規 定 に 関 し 、 カ ザ フスタ ン 内におい て 生 じた使用料につい ては、「使用料の額」とある の は、「 使 用料 の総 額の五 (a) 十パ ー セ ントの額 」と する 。
日本国内におい て 生じた使用料につい て は、「 使 用料の額の十パーセント」とあるのは、「使用料の (b) 総額の五パ ー セント」とする。 4 条約 第 二 十五 条5の 規 定 に 関し 、一方 の 締約 国は 、弁 護 士 そ の 他の 法律事 務 代理 人が その 職 務 に 関 して その依頼者との間 で 行 う通信に関 す る情報 で あっ て 、 当該一方の締約国の法令に基づい て 保護さ れ るもの につい て は、その提供を拒否 す る こ とが でき る。 5 条約の い かな る規定も、一方の締約 国が、 他 方の締約 国の居 住 者 で ある法人の利得(船舶又は航空機 を 国際運輸に運用す ることによっ て 取 得するものを除く 。) で あ っ て 、当該一方の締約国内にある当該法人 の恒 久的 施設に帰 せら れるも の に対 し、 当該法人が 当 該一 方の締約国 の 居住者 で あるとしたな らばそ の 利 得に対して 課 され るこ とになる 租税に 加 え て 、付加的な 租 税を 課することを 妨げるものと解し て は ならな い。ただし 、 この 付加的な 租税の 額 は、当該利得の額の五 パーセントを 超えないものとする。この場 合 に おい て 、 当該付加的 な租税が課さ れる利得は、 その課税年度におい て 当該恒 久 的施設に帰せら れ る利得の 額から 、 当該 利得に 対 し て 当該 一方の 締 約国におい て 当該課 税 年度に課されるすべ て の租税(この 5に規 定する付 加的な 租 税を 除く。)の 額 を控除した 後 に決定される。
以 上 の証 拠として 、下 名は 、各自 の 政府 から正 当 に委任を 受けて こ の 議 定書に署 名した 。 二 千 八年十二月十 九日 に東京 で 、 英 語によ り 本書二 通 を作 成した。 日本国のた め に 中曽根弘文 カザフスタン共和国のために A・カマルディノフ