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(1)

新しいインレーシ・ンの性格

田 村 貞 雄

︹一︺序

展望:日本のインフレーション

 〃見えざる手の論理が完全に作用しない現在において︑持続的な経済成長︑あるいは完全雇用の達成のためには

積極的な有効需要政策が必要とされることは先進資本主義諸国において認識されているが︑そのことがまた︑物価上

昇︑国際収支の不均衡をひきおこす原因となるといるジレンマに悩まされている︒フィリップス︹37︺は完全雇用の

達成と物価安定の2律背反現象をイギリスの長期時系列を使用して︑経験的に賃金率と失業率の間のトレード・オフ

の関係として説明した︒また︑サムエルソン・ソロー︹38︺は︑フィリップスの仕事をアメリカのデータによって︑

修正した形で受けついだ︒フィリップス︑サムエルソン・ソローの行なった経験的観察を理論づけようとして︑これ

を契機として︑幾多の論文が発表された︒ピッチフォード︹41︺は労働市場における賃金率の決定と財市場における

価格決定の体系的考察により︑新しいインフレーションの分析のためを理論的枠組を呈示しようと試みた︒また︑ブ

ロンフェソブレソナー・ホルツ岬︑ソ︹39︺︑ジョンソン︹40︺はこの新しいインフレーション分析に関連する諸文献

を展望して︑どこに問題点があり︑どこまで解けているかを精力的に追求した︒ここにおけるこの小論の目的は︑ブ

(2)

ロソフェソブレソナー・ボルツマンや︑ジョンソンが行なったことを参考にして︑日本における新しいイソブレーシ

ョソの問題に焦点をあてて︑これまで︑どのような文献が出ているかを展望することである︒この場合展望の視点は

特に各文献が頼っている理論的な枠組がどのようになっているかということに重点がおかれる︒以下は次のようであ

る︒ ︹二︺において︑わが国における新しいインフレーションについて観察された事実を考察して日本のインフレー

ションの特徴を明らかにする︒ ︹三︺において︑この特徴を説明しようとする諸文献について展望し︑問題点を指摘

昭和30年以降の物価動向     昭和40年二1001

奮口う宅牛勿fヒ

(日銀)

;:1ノ灘

巨召3031 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45

第1図 資料新飯田〔20〕より

御 拗 m 脚

90@ 80 する︒ ︹四︺において今後の分析の発展方向について言及する︒

︹二︺わが国における斡二目①α︷8房

 第一図は昭和三十年から昭和四十五年までの日本の物価の動きを消費

者物価と卸売物価に分けて考察したものである︒新飯田︹20︺によれば

日本の物価動向は三つの時期に分けて考察できるという︒

 ω わが国でクリーピング・インフレーションが問題になりだしたの

  は昭和三十四年以降であること︒

 ω 昭和三十五年頃まではあまり顕著でなかったが︑三十五年から四

  十年にかけて消費者物価は急激に上昇し︑卸売物価は安定していた

  こと︒

 ㈹ 昭和四十年代に入って︑卸売物価も上昇基調に入ったこと︒

(3)

展望:日本のインフレーション

 次にこの間において︑物価の動きに特に関連する諸変数の動きはどのようであったかをみてみよう︒第二図は鈴木

︹6︺による通貨の変化とその他の経済変数の変化を示したものである︒第二図は貨幣総量と各種物価指数の変化を

示したものであり︑第三図は貨幣と経済の実質変数の変化を示したものである︒それは明らかに貨幣量の変化と経済

諸変数の変化との間に関係があることを示している︒ここでは特に貨幣量の変化と民間設備投資の変化の関係が重要

である︒       さて次に新しいインフレーシ       8

8ρり ﹂1 9︼ 通貨総量

一一一 一

o

一一 一一一

一一

0

▲ 1 「▲

3 2 GNPデソレーーク..一

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1

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1

一一

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一 一

10 i

消費者物価指数

i

3

2

1

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4          ,且総熾ィ価指数

2

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49白 0 輸出物価指数1

3

ノ 物価指数

2 1

0

1 9θ

3

1

日召28弓三 29  30  31   32  33  34  35

第2図.資料鈴木〔6〕より

36 37 3

ヨソの眼目である価格と賃金の

変化の関係がわが国においては

どのようになっていたかをみて

みよう︒ 第一表は時子山︹30︺からの

昭和三十年代における賃金水準

の変化と価格変化を産業別に示

したものである︒この表から︑

鉱工業製品の価格の安定性と農

林︑水産物︑建設価格のきわだ

った上昇が読みとれる︒これ之

75

(4)

0∠

8 ごU

通貨総量 i一

4 2 0

1 一 「■

一一 一噌

一→一

ん旺  エ

8 鉱工業生産,指数

i

皿U 4 99 0

一一一 一  一二 一  一一一_  =@▲ 一 

15 P0 T

企業間商席取臨胃 ▲

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1 厚

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民間設備投資 (実質) 1 1

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耳野

0 5 01 〜3

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⁝†i

ごU 4

1家計消費支出総額

1

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1

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一2

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1 1

i

昭28年29 30 31 32 33 34 35 36 37 38

第3図資料鈴木〔6〕より

       一       一      一 ﹇

 次にこの間における労働の移動をみると︑第三表の産業別就業構造は農林水産業から他産業への労働移動が顕著に

進みつつあることを示している︒このことは第四表にみられるように産業別賃金格差を相対的に縮少させるという効

果を持っていた︒

 以上に示したような諸事実をこれまでに発表された諸文献はどのように説明しているかを次に展望してみよう︒ 類似した傾向が賃金率の変化にもあらわれている︒このような価格構造の変化が第一図で示した消費者物価と卸売物価の践行性に関係があることはあとで明らかにされる︒第二表は価格の上昇と産業間のシェアーの関係をみようとするものである︒ここでははげしい価格上昇を示す農林水産物︑サービスのシェアは低下していることを示している︒

(5)

展望 日本のインフレーション

      第1表 価格と賃金の変化

      (1960年=100)

   年 1・955「19561・95脚.1959196・:.i96・i・96ゴ・963:19641965 麟水産業ヨ…:・…1・・¢・・39・・・…1・・.6:・2・・12・7・3・7・4・・

鉱        業 199.6.106.4:107.7103.1100.3100.0 93.9 93.3 88.0 93.9100.4

製造業igZ9110aOI10乞0.993.99310α099・998・099098・999・4

       レ

建設業.82。189.294.691.494.3100.0111.4117.0121.8127.8132.4 賃  金.76.1…81.885688.293.510α0111.35122713巳8

 (資料出所)産業別価格指数は企画庁経済研究所,「長期経済統計の整備改善       に関する研究〔H〕,賃金指数は労働省「毎月勤労統計」.

   第2表産業構造         第3表就業構造

       (%)       (%)

  年 .19551960i1963

農林水産業「12.718.5:a6

鉱 剰・・5一・・旨α9 製造業152.6「54.8157.1

      1    1    1

建設業15.2;8.6:9.2

        運輸・通信業i 6.2 7.oi 7.0

サービス剰21.・

      …巨・・

計 ・…:・…「1…

(資料出所) 昭和30年,35年,

     38年産業連関表.

* 公益事業含む.

  年 豊林水産剰

      ト

鉱 工 業 建 設 業

運輸・通信業

サービス業   計

  ト1955:

一一

Q  1

40.1   119.6   1

 4.4;

 4・71 3・・2i

     1 1960 .1963 11965      9

32.5:

22.5「

5.3{

5.51

34.2

28.1! 25.5 25.0  25.2 5.92 6,5 6.0  6.4 35.0 36.4

     旨10α010αd10α010αO

        I      l

(資料出所) 前掲企画庁経済研究所推      進資料.

   第4表産業別賃金*格差       (製造業=100)

  年 1・95gl・96・i1963:1965 鉱  業「11α8i11L9!11a31115.5

製造業100.0100.010α0100.0 建設業874:9a811046.109,1

       

運輸・通信業1130。5125.2.124.5130.4 卸売・小売業:108.1.102.2401.3. P00.9          E     I

 (資料出所) 「毎月勤労統計」より作成.

    第1表,第2表,第3表,第4表はいずれも時子山〔30〕より

(6)

︹三︺日本のインフレーション分析の展望

 ︹二︺で示したわが国におけるωけ覧凶N①ユ貯︒富を背景にして︑ここでは︑それの理論的解明の試みとして︑これま

でにどのような文献があるかを簡単に展望してみよう︒

 さて︑ ︹一︺で示した︑世界的分野にみられる新しいインフレーションについての支配的な説明として︑通常次の

三つがあげられている︒

 ω デマンドプル・インフレーション

 油 コストプッシュ・インフレーション︵管理価格インフレーションも含む︶

 ⁝m デマンドシフト・インフレーション

 これらについては上述のブロンフェソブレンナー・ボルツマン︹39︺ジョンソγ︹40︺が手際よい説明を与えてくれ

る︒このような分類基準に照らして︑わが国におけるインフレーションについての文献を考察してみると髄のコスト

プッシュ・インフレーションについていえぽ︑純粋な形では主張している人は少ない︒私の取りあげた文献の中では熊        註谷︹7︺と︑金森︹7︺ぐらいのものである︒これらの人は︑当然の論理帰結として︑所得政策賛成論者でもある︒

 わが国でのコストプッシュ・インフレーションについての解釈は⁝mのデマンドシフト・インフレーションの考え方

の影響を受け︑製造部門と非製造部門の生産性格差から誘発されるという意味において︑生産性格差インフレーショ

ンという形をとっている︒そこで︑これから︑展望する諸文献の整理の便宜のため︑需要面を強調ずる文献をデマソ

  .註 金森︹7︺というのは熊谷︹7︺の中のシンポジュウムにおける発言をさす︒

(7)

展望:日本のインフレーション

ドプル・インフレーションとし︑供給面を強調ずる文献を﹁生産性格差インフレーション﹂とし︑この二つの側面か

ら展望してみよう︒

 さて︹二︺で示した第一図の物価変動のパターンにおいて︑ω︑②︑㈲と三つの時期に分けて考察した︒このう

ち︑ωとωを賦9Hとし︑㈲を賦︒叶b︒として︑夫々に分けて考察しよう︒︵鼠︒什Hにおいては消費者物価は上昇して

いるが卸売物価は安定しており︑h99b︒においては︑卸売物価も上昇をみせている︶︒以上のような視点から展望を

行なうのであるが︑昭和三十八年頃までのわが国のインフレーションに関する文献を展望したものとして︑新飯田

︹3︺がある︒手際よくまとめてあるので便利である︒

 まず︑貯︒けHについてみよう︒これの説明において︑需要面を強調する文献は︑水野︹1︺︑吉野︹2︺︑鈴木

︹6︺︑塩野谷︹14︺︑川口︹15︺︑宇沢︹16︺︑藤野︹17︺である︒但し︑これらは︑貨幣供給量の変動に重きをおく

もの吉野︹2︺︑鈴木︹6︺︑川口︹15︺︑藤野︹17︺と有効需要の変化に重きをおくもの︑水野︹1︺︑塩野谷︹14︺︑

宇沢︹16︺に再別される︒なお︑宇沢︹16︺︑藤野︹17︺は別々のところに分類したが︑新ヶイソズ経済学の主張に

おいて︑共通性をもっているといえよう︒

 次に供給面を強調する文献としては館・小宮・新飯田︹5︺︑西川︹19︺︑新飯田︹20︺︑南︹26︺︑大川︹29︺があ

げられる︒これらの文献において︑次の三つの事実認識が共通にみられる︒

 1・製造業の生産性上昇率は小売業や民間サービス︑公共部門の生産性上昇率よりも高い︒

 2 生産物市場︑労働市場において価格の下方硬直性が支配的である︒

 3 完全雇用政策として︑支持的需要拡大策がとられている︒

(8)

 次にこれらの文献は生産性格差インフレーションの主張という特徴をもつものであるが︑館・小宮・新飯田︹5︺

は分析にもとつく︑政策的提言として︑市場機構の有効性の回復を強調し︑一方大川︹29︺は分析にもとつく︑政策

的提言として︑政策主体による有効な投資配分政策を主張している︒次に上述の三つの事実認識の一つである︑生産

物市場︑労働市場における価格の下方硬直性については特に生産物市場におけるそれは意見の分かれるところである     註1が︑関口︹7︺小林︹34︺︑宮崎︹35︺はこれに肯定的な分析を行なっている︒

 次に貯9b︒についてである︒ここで新しく︑二つの事実認識が追加される︒

 1・完全雇用経済に到達

 2 国際収支の継続的黒字

 ここでは特に︑国際収支の継続的黒字に帰因する有効需要拡大効果による輸入インフレーションの形態が強調され

る︒佐々波︹18︺︑新飯田︹20︺︑三辺︹23︺が直接的にこれにふれ︑藤野︹17︺︑新開︹25︺はこれに関連する分析

を行なっている︒ここでの政策的提言としては︑現在の国際通貨制度のもとでは為替レートの切り上げを行なった方

がよいとということが主張されている︒

 さて以上において簡単な展望を行なったのであるが︑次にこれを背景にして︑上記の諸文献にコメントを加えよう︒

まず始めに需要面を強調する場合︑通常︑貨幣数量説に立つ場合とケインズ・モデルにその基礎をもとめる場合とが       註2あるが︑前掲の文献において︑M・フリードマンとその一派のような純粋に貨幣供給量だけを強調するものはない︒

註1関口︹7︺は熊谷︹7︺に所収されている

註2例えばフリードマン︹43︺参照︒ ﹁物価問題における独占的管理価格﹂をさす︒

(9)

展望 日本のインフレーション

藤野︹17︺は貨幣供給量を投資決定の重要な要素と考えることによって︑貨幣数量説と有効需要論を結合し︑これを

基軸として物価変動を説明しようとしている︒吉野︹2︺︑鈴木︹6︺の基本的フレームワークは藤野に負っているも

のといえよう︒水野︹1︺は様々な物価変動の理論の解説を試みて居るが︑日本の物価変動の説明においてはヶイソ

ズ・モデルの立場に立っているものといえよう︒次に宇沢︹16︺は貨幣数量説の批判を通じて︑新ケインズ︒モデル

を提唱し︑これによって︑インフレーションの基本的過程を説明しようとしている︒これら諸文献はいつれも︑経済

のマクロ的側面を中心とする分析であり︑論理の展開は比較的スムーズに行なわれるが︹二︺のωけ琶冒ΦO砂︒け¢にみ

たように生産性格差による相対価格変動の現象を持っている日本のインフレーションの説明にたいしては相当の距離

があることは否めない︒また論理の展開においては︑宇沢︹16︺と藤野︹17︺とでは同じ新ケインズ・モデルを提唱

しているとしても︑アプローチの仕方がかなり相違しているし︑ここはケインジァン成長論との関連において理論的

検討を要するところであるといえよう︒

 次に生産性格差インフレーションにおいては︑それがよって立つの仮説の性格により︑相対価格の変動が重要な役

割を果たすのであるから︑経済のミクロ的側面の分析が重要なものとして登場してくる︒館・小宮・新飯田︹5︺︑新

飯田︹20︺において︑また大川︹29︺においても︑価格理論的接近が分析の中心をなしている︒しかし︑それらの文

献においてはいつれも完全雇用維持政策かが前提とされているから︑単純に︑分析モデルとして新古典派の世界を想

定しているのではなく︑それらは︑いわば︑ ﹁新古典派総合﹂の世界の中にいるものといえよう︒このように考える

と生産性格差インフレーションを主張する諸文献において︑動態経済下におけるミクロ的側面とマクロ的側面の交渉

がどのように考えられて︑理論に組み込まれているかが問われなけれぽならないであろう︒しかし︑実際に︑おいて

(10)

は︑それら諸文献はミクロ理論による成果とマクロ理論による成果を断片的に使用し︑それから︑政策的提言を行な

っているに過ぎない︒論理的斉合性が不十分であると︑いくら具体的な政策提言を行なってもその説得力は弱いもの

となろう︒もともと︑サムエルソンが提唱した﹁新古典派総合﹂の理論的側面はそれほど明確なものではなく︑むし

ろ政策的効果という実践的な面に重点をおいていたことを考え合わせると︑上記の文献における問題点はこれからの

分析課題であるといえよう︒

 通常︑インフレーションの形態として︑ハイパー・インフレーションとマイルド・インフレーションの二つがあげ

られ惹が︑上記記文献において︑日本のインフレーションにおいてハイパー・インフレ!シ.︑ソを懸念するものは少

なく︑完全雇用達成のコストとしてのマイルド・インフレーションという形で把握している文献が多いように思われ

る︒いつれにせよ︑混合経済下において︑ビルトインされた完全雇用政策と経済機構にみられる硬直性が現代の日本

のインフレーションの根底にあることはいなめない事実であり︑これを共通の認識として︑どこまで︑理論的︑実証

的接近が可能かが今後に課せられた課題であるといえよう︒

︹四︺むすびにかえて

 われわれは現代にの先進資本主義国に共通にみられる新しいインフレーションの形態を特にわが国に焦点をあて

て︑どのような観察された事実があり︑それにたいして︑どのような説明がされているかを展望した︒このようなこ

とを行なった目的は基本的にはインフレーションという現代的課題に答えるための準備作業である︒むすびにか︑又て

今後の作業計画をあげておけぽ次の通りである︒

(11)

工 日本のインフレーションの分析といっても上記の諸文献は外国におけるインフレーションの分析と密接に関連

 しているので︑外国文献の重点的検討が必要とされる︒

2 需要面を強調する文献のうち︑宇沢︹16︺︑藤野︹17︺が主張する新ケインズ.モデルの理論的検討︒

3 生産性格差インフレーションにみられる︑ミクロ理論的アプローチの充実︑そしてそれとマクロ理論的接近の

 関連づけ︒

2︑3は﹁新古典派総合﹂の問題であり︑また現代経済学の重要課題の一つであろう︒

展望:日本のインフレーション

 参︹1︺

︹2︺

︹3︺

︹4︺

︹5︺︹6︺

︹7︺

︹8︺

︹9︺ 考 文 献水野正一著  ﹃日本の物価変動﹄昭和三七年 東洋経済吉俊野彦編 ﹃経済成長と物価問題﹄昭和三七年 春秋社新飯田宏著 ﹁物価問題﹂小宮編﹃戦後日本の経済成長﹄所収 昭和三七年 岩波書店森田優三編 ﹃物価﹄昭和三八年春秋社館・小宮・新飯田著  ﹃日本の物価問題﹄昭和三九年 東洋経済鈴木淑夫著 ﹃日本の通貨と物価﹄昭和三九年 東洋経済熊谷・渡部編 ﹃日本の物価﹄昭和四一年 日本経済新聞社伊東光晴著  ﹃新しいインフレーション﹄昭和四一年 河出書房熊谷尚夫著 ﹁硬直的経済から競争原理の復活へ﹂昭和四一年九月二日 東洋経済特集号理代価格機構と日本経済所

  収︹10︺ 渡部・筑井著

︹11︺ 荒憲治郎著

︹12︺ 小西唯雄著  ﹁動態経済下の価格形成﹂同上所収﹁価格をめぐる企業行動と資本利潤率﹂同上所収﹁有効競争理論と産業再編論議﹂同上所収

(12)

︹13︺

︹14︺︹15︺

︹16︺

︹17︺

︹18︺

︹19︺

︹20︺ 飯田経夫編  ﹃賃金と物価﹄昭和四三年 日本経済新聞社塩野谷九十九著 ﹃金融政策と物価水準﹄昭和四二年東洋経済川口弘編 ﹃物価﹄昭和四五年筑摩書房宇沢弘文著 ﹁クリーピング・インフレの分析﹂昭和四五年三月二〇日 エコノミスト特集号インフレの病理所収藤野正三郎著  ﹁成長とインフレ抑止の条件﹂同上所収佐々波揚子著 ﹁輸入インフレの実態と対策﹂同上所収西川俊作著  ﹁賃金・物価と所得政策﹂同上所収

新飯田自著  ﹁現代インフレーションと日本の物価問題﹂昭和四六年五月目〇日 東洋経済特集号..ZΦ毒一日融鳳︒昌︑︑所

〔〔〔〔〔〔〔〔〔〔〔〔〔〔

34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21

〕〕〕〕〕〕〕〕〕〕〕〕〕〕

小林好宏著﹃日本経済の寡占機構﹄昭和四六年 中央大学経済研究所編 安部一成著﹃日本経済の物価上昇機構﹄昭和四四年 鈴木多加史著﹃戦後日本の物価問題﹄昭和四五年 時子山和彦著﹁二部門モデルの一類型﹂ 大川委員会リポート 新野幸次郎著 速水佑次郎著 南亮進著 新開陽一著 安田靖著 三辺信夫著 小泉進著 辻村江太郎著  ﹁ビルト・インされた先進国のインフレ﹂同上所収

﹁スタグフレーションの理論的解明﹂同上所収

 ﹁輸入インフレと内外均衡の達成﹂同上所収

﹁所得再分配の実験的研究﹂同上所収

 ﹁物価安定のポリシー・ミックス﹂同上所収

﹁日本における所所政策の可能性﹂同上所収

  ﹁米価政策の歴史的検討﹂同上所収

  ﹁競争促進政策の効果と限界﹂同上所収

     ﹃経済成長と物価・賃金に関する基本的分析﹄昭和四五年一二月

      一橋論叢第六十巻第五号

      東洋経済       日本評論社

     ﹃経済成長とインフレーション﹄昭和四一年東洋経済       新評論 日本経済調査協議会

(13)

展望:日本のインフレーション

︹35︺ 宮崎義一著﹃戦後日本の経済機構﹄昭和四四年新評論

︹36︺ 村上泰亮編  ﹃経済成長﹄昭和四六年 日本経済新聞社︹37︺︸≦匪言・.︑↓冨歪巴8げ・暑§9・暑ξ日・・3巳旨量・︒胤9碧鳴︒臨多§壽ぴ・Φ蜀①ω口写

   q葺a昏謁α︒ヨし︒︒①卜︒IHΦ雪国︒8︒巳︒pz︒<﹂㊤㎝︒︒

︹38︺℃・﹀・ωp§Φ一ω︒・餌巳即罫ω︒薯・..忠・ξ8;器g・︒3・叶︹邑警8窒ξ彦・・宏量§︒巳島Φ︿雪匂

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   ﹃ωg︿2︒h国︒§︒巳︒↓冨︒﹁網く9一﹄冨8ヨ三碧H8㎝

︹40︺=・9旨︒ぎ§・..︾︒︒琶Φコh臣8冨・︒=腎一嘗︒・︑︑ぎ﹃痔舅ωぎ冨8Φ薯団塊︒8︒巳︒ω﹄≧①臣巳9邑昌

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︹41︺匂﹄﹄ぎ喜具﹃︾︒︒gαま出︒︒・け・︒巳∪§き豊島9けゴ﹄冥︒喜まぎα害σ一繭ωぎm・o︒暑きコ㊤︒︒︒

︹42︺ρピ・ω︒巨什N①・..幻︒︒Φ昌二巳警︒ヨ茸9q巳け・含鼻・・︵︒︒ε身℃§口︒.H﹂︒こ︒鐸国§︒喜︒︒ヨ巨けΦρ

  

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︹45︺ 田村貞雄著﹁ケインズ派綜合についての一.考察﹂早稲田大学社会科学論叢昭和四十六年三月号

1

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