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今後目指すべき浦安市の児童育成クラブ(案)

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今後目指すべき浦安市の児童育成ク

ブについて(

案)

浦安市児童育成クラブガイドラインに関する検討会

「浦安市児童育成クラブガイドラインに関する検討会」は、平成21年1月から6か月に

わたって、浦安市の児童育成クラブが今後どのような役割を果たし、どのような活動や運

営を目指すべきかということについて検討を重ねてきました。

この「今後目指すべき浦安市の児童育成クラブについて」は、浦安市内で運営される児

童育成クラブが、その社会的需要の高まりに対応し、かつこどもの最善の利益を保障する

という観点から、目指すべき方向を示すものです。

作成にあたっては、浦安市児童育成クラブの運営形態や施設設備条件などの現状を勘案

して現実的な方向となるよう留意しましたが、現状を踏まえつつも将来に向けて改善しな

ければならない点も含めてあるべき姿を示しています。

このあるべき姿に向けて、市は、運営委員会あるいは運営協議会、運営責任者、指導員、

保護者等の関係者の協力のもとに、段階的に取り組みを進めることとします。市は、取り

組みにあたって、毎年進行管理を行いその状況を公表することとします。

<構 成>

Ⅰ 総則 Ⅰ.1 事業の目的 Ⅰ.2 事業の役割

Ⅱ 事業の枠組み Ⅱ.1 対象児童

Ⅱ.2 入退会の決定

Ⅱ.3 開所日及び開所時間

Ⅱ.4 児童集団の規模と定員

Ⅱ.5 施設・設備

Ⅲ 指導員 Ⅲ.1 指導員の体制

Ⅲ.2 指導員の勤務条件

Ⅲ.3 指導員の役割

Ⅲ.4 指導員の職場倫理

Ⅲ.5 指導員間の情報共有

Ⅲ.6 指導員の研修

Ⅳ 事業の運営・管理 Ⅳ.1 事業計画

Ⅳ.2 活動内容

Ⅳ.3 こどもの安全管理

Ⅳ.4 保護者との関係

Ⅳ.5 関係機関との連携・協力

Ⅳ.6 苦情・要望への対応

Ⅳ.7 会計・事業報告

(2)

用語の定義

運営主体とは

浦安市から委託を受けて児童育成クラブを運営する運営委員会あるいは民間事業者等

の団体を指します。

運営責任者とは

浦安市から委託を受けて児童育成クラブを運営する運営委員会の委員長あるいは民間

事業者等が定める当該児童クラブの責任者を指します。

運営委員会とは

浦安市から委託を受けて児童育成クラブを運営する、保護者代表・学校関係者・PTA

関係者・地域代表で構成される団体のことを指します。

運営協議会とは

浦安市から委託を受けて民間事業者等が運営する児童育成クラブについて、その運営等

に関し協議する、保護者代表・学校関係者・PTA関係者等で構成される団体のことを指

します。

主任指導員とは

(3)

総則

Ⅰ.1 事業の目的

浦安市児童育成クラブ(以下「クラブ」といいます)は、保護者が就労等により昼間家

庭にいない小学生児童を対象に、その放課後の時間帯等において、家庭に代わる生活の場

を提供し、遊び及び生活を通じてその健全な育成を図ることを目的とします。

Ⅰ.2 事業の役割

クラブは、上記の目的を果たすために、下記の役割を担います。

 こどもの健康管理、出席確認をはじめとした安全の確保、情緒の安定を図ること

 遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと

 こどもが宿題・自習等の学習活動を自主的に行う時には、必要な雰囲気づくりや

援助を行うこと

 基本的生活習慣についての援助、自立に向けた手助けを行うとともに、その力を

身につけること

 活動状況について家庭との日常的な連絡、情報交換を行うとともに、家庭や地域

での遊びの環境づくりへの支援を行うこと

 児童虐待の早期発見を図り、児童虐待等により福祉的介入が必要とされるケース

については、関係機関と連携して早期に対応を図ること

 その他放課後におけるこどもの健全育成上必要な活動を行うこと

事業の枠組み

Ⅱ.1 対象児童

クラブの入会対象は、浦安市内に在住しており、保護者が就労の他、就労準備のための

通学、求職、疾病、療養、出産、家族の介護、その他これらに準じる理由により昼間こど

もをみることができない家庭の小学1年生から3年生、その他小学生で家庭にて1人で過

ごすことが困難であり入室が妥当であると認められたこどもです。

なお、上記のこどもを優先させつつ、4年生までについても、各クラブの状況に応じて

受け入れることができることとします。

Ⅱ.2 入退会の決定

クラブへの入退会は、浦安市(以下「市」といいます)が決定します。市は、入退会の

決定のために、入退会基準を定め、その事務を行います。

入退会基準、及び決定に関する事務手続きの詳細等は、市が別途定めます。

Ⅱ.3 開所日及び開所時間

(4)

クラブは、下記を除くすべての日に開所します。なお、新たに小学1年生となる入会児

童は、入学する月の1日からクラブに通うことができます。

 日曜日

 国民の祝日

 12月29日から1月3日まで

 その他市長により休所が必要と認められた日

(2)開所時間

クラブは、下記の時間に開所します。

 市立小学校の通常授業日の月曜日から金曜日まで:午後1時(短縮日課や給食のな

い日は下校時)から午後7時まで

 土曜日:午前8時から午後4時まで

但し、土曜日については午後 5 時まで開所することの可能性を検討する

ことが望まれます。

 市立小学校の夏休み、冬休み、春休み及び臨時休校日の月曜日から金曜日まで:

午前8時から午後7時まで

Ⅱ.4 児童集団の規模と定員

クラブにおける児童集団の規模は、指導員とこどもとが信頼関係を結ぶことができ、か

つこども同士がお互いを生活のメンバーとして知り合い認め合える人数として、おおむね

40人以下であることが望まれます。また、一つのクラブの人数規模は、70人以下である

ことが望まれます。

現状において児童集団の規模が40人を大きく超えているクラブは、担任する指導員を

それぞれに配置した複数クラスで運営する等、こどもが安定して生活を送れるよう工夫す

ることが望まれます。また、現状において入会児童数が70人を超えているクラブは、当

面においては施設や指導員体制の改善を行いながら、クラブを分割する方向を検討する必

要があると考えます。

Ⅱ.5 施設・設備

クラブの施設には、こどもにとって家庭に替わる生活の場としての役割に鑑み、安全・

衛生面に配慮し、こどもがくつろぎ安定して日々の生活を送ることができ、また遊びを通

じてこどもの健全な育成を図ることが必要です。そのためには、市並びに運営責任者、指

導員は、室内の装飾や設備・備品のレイアウト・配置等にも十分に配慮することが求めら

れます。

こどもが主に活動する場所(生活室)については、こども一人あたり1.65平方メート

ル以上の広さを確保することとします。

(5)

Ⅲ.1 指導員の体制

クラブには、常時2名以上の指導員を配置します。指導員数と児童数の関係は、市が別

途定めます。

クラブには、主任指導員を置きます。主任指導員は、1週間あたり24時間以上勤務す

る指導員とします。

特に個別な援助を必要とするこどもには、市が指導員の加配の必要性について検討する

ための審査会を設置し、必要に応じて指導員の加配を行います。審査会のメンバーは市が

指名します。

Ⅲ.2 指導員の勤務条件

市及び運営責任者は、指導員の労働実態や意向を把握し、指導員が健康に意欲を持って

就業できるように労働環境整備に努めなければなりません。指導員の労働条件は、運営責

任者と指導員の協議のもとに決められるべきものですが、運営責任者は労働基準法等の関

連法令を遵守し、次の点に注意することとします。

 指導員の労働時間は1日8時間以内、1週間40時間以内とします(労働基準法第

32条)。特に、学校の長期休業期間中においては、短時間の指導員を別途配置する

など、指導員の労働時間が過大にならないよう運営責任者は注意することとしま

す。

 半年を超える雇用関係がある指導員については、年次有給休暇等を付与します(労

働基準法第 39 条)。なお、指導員が休暇を取れるように、運営責任者は代替の指

導員の配置等に努める必要があります。

 指導員が被保険者の要件を満たす場合には、雇用保険、社会保険(健康保険、厚

生年金保険)に加入します。

 運営責任者は、労災保険に加入しておくことが望まれます。

 運営責任者は、指導員に年1回の健康診断及び検便を受けさせる必要があります。

指導員が継続して経験を蓄積できるように、市は雇用条件の見直しに努めます。

Ⅲ.3 指導員の役割

(1)すべての指導員の役割

すべての指導員は、下記の役割を担います。

 一人ひとりのこどもの健康状態や出席確認を行い状況を把握するよう努めます。

 こどもの生活を、時間・空間の両面からとらえ、こどもの状況を把握しながら組

み立てます。

 クラブで過ごす上で必要な基本的生活習慣を習得することを援助します。

 遊びや諸活動を通じて、一人ひとりのこどもの生活を支援します。

(6)

きます。

 特別な支援や配慮を必要とするこども及び保護者に、適切に対応します。

 保護者との伝え合いを通じて、保護者が働く家庭の子育てを支援します。

 学校や地域、その他関係機関との連携を深めます。

(2)主任指導員の役割

主任指導員は、すべての指導員の役割に加えて、下記の役割を担います。

 当該クラブに勤務するすべての指導員の活動を統括します。

 全指導員による定期的な打ち合わせ、及び出勤時の打ち合わせを主催します。出

勤時の打合せに出席できない場合は、他の指導員に主催するよう指示します。

 新しく採用された指導員に対し、その契約期間の長短等に関わらず、採用時に市

の運営方針及び当該クラブの事業計画、指導員のモラル等について十分な説明を

行います。

 当該クラブの運営責任者との連絡調整を統括し、運営責任者が定めた事業計画に

基づいた業務の実施を指導管理します。

Ⅲ.4 指導員の職場倫理

クラブにおいて、指導員の言動はこどもや保護者に大きな影響を与えるという認識に立

ち、指導員は、仕事を進める上での倫理を自覚して、自らを律し、指導内容の向上に努め

る必要があります。

指導員に求められる下記等の倫理については、市及び運営責任者並びに指導員が協力し

て明文化された規範を作成し、それを短期間雇用の指導員を含む全ての指導員に周知徹底

を図る必要があります。

 こどもの人権の尊重とこどもの性差・個人差への配慮に関すること

 体罰等、こどもに身体的・精神的苦痛を与える行為の禁止に関すること

 保護者との対応・信頼関係の構築に関すること

 個人情報の取り扱いとプライバシーの保護に関すること

 指導員の資質の向上と協力に関すること

 事業の公共性の維持に関すること

Ⅲ.5 指導員間の情報共有

指導員同士が常に情報交換を行い、共通理解を図りながら、相互に協力して保育内容の

向上を図ることが重要です。そのため、クラブにおける活動の具体的な方針や手順、並び

に個々のこどもの様子や関係機関との連携などに関する情報が指導員間で十分に共有さ

れるように、主任指導員を中心に下記のような情報共有のための取り組みを行います。

 全指導員による定期的な打ち合わせを行い、活動内容やスケジュールの確認、指

導員の体制と役割の確認、活動の報告や反省などを行います。

(7)

や指導員間の役割分担について確認を行います。

なお、新しく採用された指導員等については、その契約期間の長短等に関わらず、採用

時に、主任指導員から当該クラブの運営方針や事業計画、指導員のモラル等について十分

な説明を行うこととします。

Ⅲ.6 指導員の研修

(1)研修の実施

指導員の資質の確保、継続的な向上を図るため、市は以下に挙げる研修を実施すること

とします。

(2)新任指導員研修

1年以上の勤務が予定されるすべての新任指導員は、指導員としての基本的な資質を身

につけるため、新任指導員研修を受ける必要があります。

クラブへの入会条件に該当するこどもには個別・丁寧な援助が必要なこどもも含まれる

ことから、新任指導員研修には、こどもの発達や障がいについての知識と援助の技法を身

につけるための内容を含むこととします。

新任指導員研修の内容等は、市が別途定めます。

(3)主任指導員研修

新たに主任指導員となるすべての指導員は、主任指導員に特に求められる役割と心構え

を十分に理解し身につけるため、主任指導員研修を受ける必要があります。

主任指導員研修の内容等は、市が別途定めます。

(4)現任指導員研修

1年以上にわたって勤務しているすべての指導員は、指導員としての資質をさらに向上

させるため、年1回以上、現任指導員研修を受けること、及び市内の他のクラブないし市

外の放課後児童クラブの指導員と積極的に情報交換を行うことが望まれます。

現任指導員研修の内容等は、市が別途定めます。

事業の運営・管理

Ⅳ.1 事業計画

すべてのクラブは、この「(仮称)今後目指すべき浦安市の児童育成クラブについて」

に基づいて、運営責任者及び主任指導員が中心となって、運営主体として年度ごとに事業

計画を作成することとします。

作成した事業計画は、すみやかに市に報告すると共に、保護者との情報共有を図ります。

また、必要に応じて見直しすることとします。

Ⅳ.2 活動内容

(8)

クラブにおいては、Ⅰ.2に挙げる事業の役割に沿って、次に掲げる活動を行うことと

します。

 出席・退席状況の確認や健康管理を行い、こどもの安全を確保します。

 身体衛生や持ち物の管理、おやつ・食事のマナーなどの基本的生活習慣を身につ

けられるように指導・援助します。

 こどもが安心して過ごすことができる場になるような環境づくりを行うと共に、

こどもの気持ちを理解することに努め、その安定に配慮した声かけ等の関わりを

行います。

 こどもが宿題・自習等の学習活動を自主的に行う時には、必要な雰囲気づくりや

援助を行います。

 こどもが挨拶などのマナーを学び、他者との関わりを適切に持てるように指導・

援助します。

 こどもの自主性を尊重しながら、こどもの成長・発達に応じて遊びを豊かにする

手助けを行うことにより、遊びや体験を通してこどもの自主性、社会性、創造性

を培います。

 こどもが主体的に取り組める行事や遊びを企画開催し、異年齢集団の良さを活か

したこどもの自立を育てるような活動を支援します。

 おやつや食事について、こどもの成長・発達に合わせるよう配慮し、行事や季節

などを織り込んだものとなるようにします。また、アレルギー体質のこどものお

やつ・食事については、保護者と事前に協議して調整します。

 発達や家庭状況に困難があるこどもなど、特別なニーズを持つこどもに対して適

切な援助を行います。

 活動状況について家庭との日常的な連絡、情報交換を行うとともに、家庭や地域

での遊びの環境づくりへの支援を行います。

 児童虐待の早期発見に努め、児童虐待が疑われるケースについてはすみやかに市

に通告します。また、児童虐待等により福祉的介入が必要なケースについては、

要保護児童対策地域協議会に事例を提供し、市、児童相談所、保健所等の関係機

関と連携して対応を図ります。

 上記のほか、その他放課後におけるこどもの健全育成上必要な活動を行います。

(2)活動にあたっての留意点

活動にあたっては、次のことに留意することとします。

 こども一人ひとりの生活状況を把握しながら、こどもの情緒やこども同士の関係

にも配慮し、こどもの意見を尊重して行うことが必要です。

 活動の内容やその趣旨及びねらいなどについて指導員間で十分に情報共有し、共

通認識を持つことが必要であると共に、あらかじめ保護者や学校に便り等を通じ

(9)

 活動には、クラブのこどもが主体的に関わるほか、必要に応じてクラブ以外のこ

どもや地域住民と関わることができる活動を検討することが望まれます。

Ⅳ.3 こどもの安全管理

(1)安全管理の体制整備

こどもの安全を守るために、市は、事故やケガの防止、防災及び防犯の観点から、日常

的な危険の回避と、危険と遭遇した場合の対応の二つの側面について、対応の方針や手

順・ルール、責任者、連絡体制を定めてマニュアルを作成し、市内すべてのクラブに周知

徹底します。

各クラブは、その実態に応じてマニュアルに基づく取組みを進めます。市は、マニュア

ルに定められた内容が具体的に実施されているか、あるいは実施可能であるかについて毎

年点検すると共に、必要に応じてマニュアルの内容を見直しすることとします。

(2)事故やケガの防止と対応

日常の生活・遊びの中で起きる事故やケガを防止し、発生時に適切な対応をとるために、

次のことを行います。

 指導員は、室内及び屋外の環境の安全性について毎日点検します。

 指導員は、事故やケガを防止するために、こども自身が安全に配慮した行動を習

得できるように援助します。

 事故やケガが発生した場合には、指導員は適切な処置を行うと共に、こどもの状

況等について保護者にすみやかに連絡します。医療機関で受診した場合には必ず

運営責任者並びに市に報告します。

 市は発生した事故事例や事故につながりそうな事例の情報をクラブから収集し、

すべてのクラブで共有し、事故防止対策の向上に努めます。

 すべてのこどもについて、必ず傷害保険に加入します。

(3)衛生管理

感染症の予防と対応、健康維持のために、次のことを行います。

 各クラブは、手洗いやうがいの励行、施設設備やおやつ等の衛生管理を徹底しま

す。

 市とクラブは、クラブ内や地域・学校で発生している感染症に関する情報を保護

者に提供します。

 重大な感染症の発生時には、市は、運営責任者や学校と協議の上で休所できるこ

ととします。休所が必要とされる場合以外の感染症等発生時の対応について、各

クラブは市、保護者、学校と協議の上対応策を作成しておきます。

(4)防災・防犯対策

防災・防犯対策として、各クラブにおいては次のことを行います。

(10)

情報の共有等に日頃から努めます。

 定期的に避難訓練等を実施することや、非常警報装置や消火設備等を設けるなど、

消防法の規定に沿った対応策を作成して実施します。

 緊急時の連絡方法や避難場所について、あらかじめ保護者との間で確認しておき

ます。

(5)来所・帰宅時の安全確保

来所・帰宅時の安全確保のため、各クラブにおいては次のことを行います。

 こどもの出席や帰宅の状況について、出席簿を使用し、保護者との連絡のもとに

確実に確認します。連絡がなく来所しない場合は、保護者・学校と連絡をとり、

こどもの状況を把握することとします。

 学校からクラブまでの下校時のこどもの安全については、学校と連携し対応しま

す。特に、1年生の入所当初については連絡を密にして安全に登所できるよう配慮

することとします。

 安全確保についてのこども自身の学習への支援、クラブとしての安全対策の作成

や保護者への協力の呼びかけ、地域の関係機関・団体等と連携した不審者情報の

共有や見守り活動の実施等の取り組みが望まれます。

また、市においては、こどもの安全確保に関する地域の関係機関・団体等の連携が円滑

に行われるように必要な調整を行うと共に、こどもの安全確保のためのチェックリスト等

を作成してクラブに配布し、活用を促すことが望まれます。

(6)緊急時の対応

感染症、災害などが発生した場合の緊急時においては、指導員はこどもの状況等につい

て保護者にすみやかに連絡を図ると共に、運営責任者並びに市に情報を迅速に報告し、必

要に応じて関係機関に情報を伝達します。

重大な感染症や災害の発生などで開所が難しい場合には、市は、運営責任者や学校と協

議の上で休所できることとします。

Ⅳ.4 保護者との関係

(1)活動方針についての保護者への説明

クラブにおける活動の方針や具体的内容が保護者に十分に周知され、理解されるように、

運営責任者は指導員と協力して、次のような機会において保護者への説明を行います。

 入所説明会を開催し、クラブの運営方針と利用のルール等について説明します。

 毎年度の初めには、1年間の過ごし方について説明します。

 夏休み等の長期休暇期間前には、長期休暇期間における 1 日の過ごし方や必要な

もの、利用のルール等について説明を行います。

(2)保護者との連絡

(11)

て迅速に連絡をとります。定期的にこどもの状況を保護者と伝え合い、保護者の子育てに

あたっての悩みや不安などについての相談に応じ、こどもの発達の状況や課題について共

通理解を持つことが望まれます。

保護者への連絡については、連絡帳を効果的に活用するほか、保護者の迎えの際の直接

の連絡、便り、保護者会、個人面談など様々な方法を有効に活用することが望まれます。

(3)保護者との協力

運営責任者並びに指導員は、保護者の参加ができるような活動を織り込み、保護者も共

に子育てに関わることができるように配慮することとします。

また、運営責任者は、クラブの運営を保護者と連携して進めるとともに、保護者自身が

互いに協力して子育ての責任を果たせるように支援するため、保護者の組織(保護者会)

をつくり、保護者間の交流や保護者と指導員の意見交換の場を設けることとします。

Ⅳ.5 関係機関との連携・協力

(1)クラブ間の連携

運営責任者並びに主任指導員は、定期的に市内の各クラブ間の情報交換の場を設け、そ

れぞれのクラブの実情や抱える課題について情報を共有し、学びあいや共同しての対応を

検討することが望まれます。

(2)学校との連携

運営責任者並びに指導員は、こどもの生活の連続性に配慮し、生活と遊びの場を広げる

ために、市との協力のもとに、次のような取り組みを行うことで学校との連携を積極的に

図ります。

 こどもの下校時刻の確認、年間計画や行事予定、並びに便り等の交換、指導内容

や管理体制に関する学校との連絡・調整、下校時のトラブルやこどもの病気・事

故の際の連絡・連携、学校の授業参観や行事への参加、こどもに関する相談や情

報交換、その他運営の協力に関する協議などを行います。

 こどもの生活と遊びの場を広げるために、学校の校庭・体育館や余裕教室等を活

用できるようにより一層の連携を図ることも望まれます。

なお、学校との連携については、学校長、教頭、各担任教諭、養護教諭、スクールカウ

ンセラー等と必要に応じて連携を図ることが望まれます。

また、学校との情報交換にあたっては、保護者の同意を得ることを含め、個人情報の保

護や秘密の保持についてのルールを取り決めておくことが必要です。

(3)地域の関係機関との連携

運営責任者並びに指導員は、クラブのこどもの生活や遊びの内容を豊かにし、こどもと

保護者が有するニーズやこどもの病気や事故に適切に対応できるように、市との協力のも

とに、次の点について地域の関係機関との連携を図ることが望まれます。

(12)

 地域の行事に参加するなどし、指導員と保護者が協働して、地域住民、近隣住民

との関係づくりに努めます。

 施設外保育を含め地域の資源(自然、人材、農地と作物等)を積極的に活用しま

す。

 こどもと保護者が有するニーズに対応して必要な支援につながるように、地域の

関係機関や児童関連施設等と連携を図ります。

 こどもの病気や事故などに備えて、日常から地域の医療・保健・福祉等の関係機

関と連携を図ることが望まれます。

 ボランティアの募集・受入れを積極的に行うことが望まれます。

Ⅳ.6 苦情・要望への対応

(1)苦情・要望への対応の考え方

クラブの運営等に関しては、保護者や地域住民から様々な苦情や要望、意見等が寄せら

れることがあります。市と運営責任者並びに指導員は、地域に支えられ、保護者とともに

子育てをするというクラブの主旨を踏まえ、さまざまな意見を柔軟に受け止め話し合い等

を行うことにより、地域や保護者の協力が得られ、かつ事業の向上に役立つよう、苦情・

要望の解決に当たることが望まれます。

(2)苦情・要望への対応体制

クラブでの苦情受付の責任者は主任指導員とし、各クラブで生じる問題については、主

任指導員が運営責任者と協力して苦情・要望の解決にあたります。そして、すべての苦情・

要望の内容と対応の結果について、市の苦情受付担当者に必ず報告し、市はその状況把握

を行うこととします。

Ⅳ.7 会計・事業報告

(1)会計

運営責任者は、保護者から保護者負担金を徴収し、クラブ運営に必要な諸経費にあてる

こととします。保護者負担金の額は、市が保護者及び運営責任者の意向を聞きながら決定

します。

保護者負担金の徴収、管理及び執行にあたっては、すべてのクラブは市の定める会計基

準に基づいて適正な会計管理を行い、監査や決算報告を行います。そして、運営責任者は

定期的に運営委員会ないし運営協議会、市、及び保護者に対して毎年度決算の報告を行い

ます。また、市は必要に応じて各クラブの会計状況について監査をすることができます。

(2)事業報告

すべてのクラブは毎月、こどもの出席状況や活動等の実施状況を含めた実績報告書を市

(13)

に報告しなければなりません。

補足

今後、市が検討し取り組むべき主な事項について、要点を記述します。このうち、緊

急性の高いものについては、本文中に記述してあります。市は、これらの事項について、

運営委員会あるいは運営協議会、運営責任者、指導員、保護者等との協力のもとに、取り

組みを進めていく必要があります。

・ 市内のこども数や保護者の就労動向に関する将来見通しを立て、児童育成クラブの需

要を地区別に予測し、今後の具体的な供給計画を策定すること。

・ 児童育成クラブの設置促進や運営面での学校との連携が円滑に進むように、市の福祉

部局と教育委員会とのより一層の連携・調整に努めること。

・ 施設・設備の整備、改修にあたっては、事業の役割に即して、こどもがくつろぎ安定

して日々の生活を送ることができる環境づくりに努めること。

・ 児童育成クラブへのこどもの入退会の仕組みについて、入退会基準など必要な事務手

続きを整備すること。

・ 保護者負担のあり方を検討すること。特に、おやつ代とこどもの教材費・施設の維持

管理に要する費用や事務費等の区分の明確化と費用負担が困難な家庭への対応など

について検討整理し、適切な保護者負担のあり方を示し、改善を図ること。

・ 指導員が継続的に経験を蓄積できるように、委託契約の工夫や効果的な研修の企画・

実施を図ると共に、指導員の雇用条件の見直しを検討すること。

・ 児童育成クラブがこども達の遊び及び生活の場としての役割を果たし、それぞれのこ

どもにとって充実した放課後の時間帯を過ごせるように努めること。そのために、障

がいのあるこどもなどを援助する仕組みをつくること。

・ こどもの安全管理と緊急時の対応のためのマニュアルを整備し、各クラブの実態に合

わせて具体化させ、実施状況を定期的に把握して内容の改善を図る計画を作成するこ

(14)

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