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21教指心第102号

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Academic year: 2021

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(1)

行動指針策定に向けた現状と課題のポイント

心の支援課 (1)長期欠席児童生徒の在籍比 「その他」とは ・保護者の教育に関する考え方、無理解・無関心、家族の介護、家事手伝いなどの家庭の事情から長期欠席している者 ・外国での長期滞在、国内・外への旅行のため、長期欠席している者 ・連絡先が不明なまま長期欠席している者 ・欠席理由が2つ以上あり(例えば「病気」と「不登校」)、主たる理由が特定できない者 ① 不登校児童生徒を含む長期欠席者の在籍比は、平成 25 年度より増加傾向 ② 長期欠席者のうち「不登校」以外にも不登校支援の対象者が在籍 現状と課題 (事例) ・少しの体調不良でも念のため休ませる傾向があり、欠席が増加 ・骨折により学校行事を休んだ日から欠席が続いた など

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(2)欠席日数別構成比(本県における平成 25~27 年度の平均値)

③ 不登校児童生徒のうち、90 日未満の欠席をした割合が全国平均と比較すると高い ④ 年齢(学年)があがるにつれて、不登校児童生徒の欠席日数は増加する傾向 現状と課題

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(3)不登校の要因 (参考) 順位 都道府県 小中不登校児童生徒数/1,000 人 47 位 秋田県 8.9 46 富山県 9.6 45 福井県 9.6 … 22 長野県 12.6 … 全国平均 12.6 ⑤ 不登校の要因のうち「いじめを除く友人関係の問題」「学業の不振」「家庭に係る状況」 の割合が高い 現状と課題

(4)

(4)発達障がい児童生徒への対応 ~伊那市 不登校未然防止の取組より~ ⑥ 発達障がい児童生徒への効果的な対応による不登校の未然防止 現状と課題 特別支援教育の視点を活かした授業のユニバーサルデザイン化 ○学習へのつまずきの早期発見、早期支援(小学校) ・特別な読み書き指導の教材を使用し、モデル校(伊那北小)で実施(H26 年度) 小学校1年生全校導入(H27 年度~) *指導用教材を市教委一括購入。 ・教師は児童の苦手とする内容を把握し、読み書きの力の定着のための指導を図る。 ○児童の特性に応じた指導方法の工夫(小学校) ・漢字学習において「書き取り」ではなく、「口に出して」定着をはかる。 ➡ 全ての児童が「わかる」「できる」と実感してほしいという教師の願い

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(5)ゲーム・インターネットが不登校の要因と思われる児童生徒の事例 学年 性別 事 例 小学校 4年 男 ゲームのしすぎによる昼夜逆転など、家庭生活の乱れからくる無気力がみられる。 生活の立て直しを担任から話したり、SSWによる支援を続けている。 5年 女 春休み中ゲーム中心の夜型の生活になり、年度当初から登校できなくなる。 5年 男 母親の精神的安定と生活改善を図るため児童相談所に一時入所。家庭ではゲーム 漬け。医療と連携し、本人と親への支援を図っている。 中学校 1年 男 自・情障学級在籍。テレビやゲームから離れられず昼夜逆転に近い生活で、母親の 言うことも聞き入れない様子。数学を学習したい気持ちが出てきており、数学の 授業を基点に登校支援をしたい。 2年 女 スマートフォンをいじり、眠れなくなり昼夜逆転してしまった。担任が家庭訪問 を行い、生活のリズムを整えるよう呼びかけてきているが、変化が見られない。 2年 男 You Tube の動画を見るのが好きで、やめられず朝起きられない。前日に学習予定 を知らせる中で,好きな教科をめあてに登校を促している。 (平成 28 年度 上半期生徒指導関係調査) (参考)【平日のネット使用時間帯】 (平成 28 年度 「インターネットについてのアンケート」調査結果) ⑦ ゲーム・インターネットの過度な使用による生活習慣の乱れ 現状と課題 中学生(機器所持者)の約1割が 「夜 12 時~翌朝4時に利用」 と回答している

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(6)家庭的な背景が不登校の要因と思われる児童生徒の事例 学年 性別 事 例 小学校 4年 男 父母が離婚し、母親の実家で生活をしている。本人と母親とのトラブルが多く欠 席が続いてしまった。精神的に不安定な母親への支援を継続している。 4年 女 母親と離れることに不安があり、離れる際は泣き叫んでしまったりしていた。運 動会や音楽会への練習等を励みに、2 学期はほぼ毎日登校している。 6年 男 父親が深夜勤務のため児童の生活が不規則。父親からの登校刺激もない。担任と 連絡を取りながら相談員が迎えに行く。(父子家庭) 中学校 1年 男 学校外で問題を起こしてからは家庭との連絡がとれない。母親の前夫がいる市外 行っている模様。児童相談所・市教委と対応を検討中。(準要保護) 2年 女 姉(高校生)が不登校で、母親はその心配で疲労している。本人も精神的な不安か ら休むようになった。SCと連携し、姉と同じ医師に受診を開始した。 3年 女 母親はいるが県外に住み,幼少より祖母と二人暮らしである。祖母と何かともめ ることも多い。3年になってからは欠席は減ってきている。(生活保護) (平成 28 年度 上半期生徒指導関係調査) ⑧ 社会の変化による家庭的な背景を要因とした不登校児童生徒の増加 現状と課題

(7)

(7)中間教室(教育支援センター)の設置数・指導員数 順位 都道府県 設置数/1,000 人 1位 高知県 0.50 2 長野県 0,37 3 新潟県 0.29 … 46 宮城県 0.06 47 大阪府 0.05 全国平均 0.14 中 間 教 室 の 状 況 市町村 長 野 市 千 曲 市 設置場所 敷地外設置型 8教室 ※1教室は休室 敷地内設置型 4教室 ※小学生は敷地外 特徴 ・中間教室との連携をとるために統括 指導主事(校長退職者)を2名配置 ・全中間教室に相談員を配置 ・メンタルフレンド、学習チューター は登録制 ・中間教室との連携がとりやすい ・教科担任制による学習保障 ・希望者は学区外の中間教室にも通室 可能 課題 ・通室児童生徒の学習保障 ・教科担任の授業時数増加 順位 都道府県 指導員数/1,000 人 1位 高知県 1.47 2 島根県 1.28 … 25 長野県 0.50 … 47 大阪府 0.22 全国平均 0.48 ⑨ 中間教室(教育支援センター)の設置数は多い ⑩ 中間教室(教育支援センター)における学習支援の体制整備が必要 現状と課題

(8)

心の支援課 下諏訪町スマイル教室 辰野町中間教室わたげ 東御市ふれあい教室 諏訪市フレンドリー教室 岡谷西部中中間教室 岡谷東部中中間教室 岡谷南部中中間教室 岡谷フレンドリー教室 岡谷北部中中間教室 御代田町ライフルーム 上田市武石ふれあい 上田市上田原ふれあい 上田市真田ふれあい 上田市常磐城ふれあい 上田市丸子ふれあい 小諸市教育支援センター 小海町中間教室 スマイルステップセンター

中間教室(教育支援センター)

平成29年度の設置状況

茅野市フレンドリー教室 茅野市適応指導教室 富士見町フレンドリー教室 箕輪町中間教室 南箕輪村中間教室 伊那市やまびこ学級 宮田村中間教室 飯島町教育相談室 中川村中間教室 駒ヶ根市中間教室 高ボッチ小学生教室 高ボッチ中学生教室 わくわく教室あさひっ子 松本市山辺中間教室 松本市鎌田中間教室 松本市あかり教室 安曇野市教育支援センター 松川村中間教室 大町市アルプスの家 木曽郡中間教室こまくさ 須坂市フレンドリールーム 中野市ハロールーム 千曲市埴生中ひまわり 千曲市戸上中つばさ 千曲市ふれあいルーム 千曲市西中たんぽぽ 千曲市屋代中アプリコット 長野市ふれあい学級 長野市東北中間教室 長野市かがやき教室 長野市篠ノ井中間教室 長野市南部中間教室 長野市三輪中間教室 長野市川中島中間教室 長野市松代中間教室 飯綱町相談室 飯山市サポートホーム 佐久市チャレンジ教室 坂城町大峰教室 坂城町フレンドリールーム

(9)

行動指針の策定に向けて

心の支援課 1 現状と課題および国の方針 (1) 本県の現状と課題のポイントより ①不登校児童生徒を含む長期欠席者の在籍比は平成 25 年度より増加傾向 ②長期欠席者のうち「不登校」以外にも不登校支援の対象者が在籍(※1) ③不登校児童生徒のうち、90 日未満の欠席をした割合が全国平均と比較すると高い(※2) ④年齢(学年)があがるにつれて、不登校児童生徒の欠席日数は増加する傾向(※3) ⑤不登校の要因のうち、「いじめを除く友人関係の問題」(※4)「学業の不振」(※5)「家庭に 係る状況」(※6)の割合が高い ⑥発達障がい児童生徒への効果的な対応による不登校の未然防止(※7) ⑦ゲーム・インターネットの過度な使用による生活習慣の乱れ(※8) ⑧社会の変化による家庭的な背景を要因とした不登校児童生徒の増加(※9) ⑨中間教室(教育支援センター)の設置数は多い ⑩中間教室(教育支援センター)における学習支援の体制整備が必要(※10) (2) 国の方針より(「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する基本指針」文部科学省 29.3.31) ・「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に とらえ、社会的に自立することを目指す。 ・不登校というだけで問題行動であると受け取られないよう配慮 2 目指す方向 「不登校対策」 「不登校への支援」に (従来)不登校は改善すべき問題 (新)問題行動と判断せず、寄り添う (本県) (国)

● 「多様性を包み込む学校」への進化

【多様な児童生徒を包み込む教師力】 ・授業のユニバーサルデザイン化の推進 ・個々の児童生徒に寄り添った支援策の策定 【多様な専門性を活かす学校力】 ・「チームとしての学校」の取組を活かした早期 アセスメント体制の確立 【多様な支援に支えられた地域力】 ・多様で適切な教育機会の確保 ・切れ目ない情報共有による協働支援体制の構築 ・信州型コミュニティスクールの取組を活かす 不登校支援

長野県 第3次教育振興基本計画 「生きる力を育む信州教育プロジェクト」 【学校等の取組の充実】 ・「児童生徒理解・教育支援シート」を活用した 組織的・計画的支援 ・不登校が生じないような学校づくり ・不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実 ・不登校児童生徒に対する多様な教育機会の確保 ・中学校卒業後の支援 【教育委員会の取組の充実】 ・不登校や長期欠席の早期把握と取組 ・学校等の取組を支援するための教育条件等の整 備等 ・教育支援センターの整備充実及び活用 ・訪問型支援など保護者への支援の充実 文部科学省通知(28 文科初第 770 号) 「不登校児童生徒への支援の在り方について」

(10)

支援の方向:児童生徒が自らの進路を主体的にとらえ、社会的に自立することを目指す支援 (1) すべての子どもの「学び」を切れ目なく つなぎ、自立を支える学校教育の創造 ① 幼保小中高接続時の情報共有と共通理 解に立った教育実践 ② すべての教育活動の、キャリア教育的 視点からの再構築 ③ 児童生徒理解を基本にすえた予防的・ 開発的生徒指導の推進 (2) 生涯学習の視点に立った子どもの「社会 力」の育成 ① 群れ遊びや異年齢交流、世代間交流等 の場の設定 ② 授業や生徒会活動、部活動など、すべて の教育活動を通じて行うコミュニケーシ ョン能力やソーシャルスキルの育成 ③ 基本的生活習慣や学習習慣の定着 ◇「新たな不登校を生まない」という視点に立った教育実践の見直し ~学校力、教師力向上の取組(不登校の未然防止、早期発見、早期対応)~ 視点1 (1) すべての子どもにとって「自分の居場所」 がある学校 ・コミュニケーション能力やソーシャルス キルの育成(※4) (2) 授業のユニバーサルデザイン化の推進 ・多様性を包み込む教師力の育成(※5・7) (3) インターネット適正利用の推進 ・情報モラル教育と児童生徒による自主的 な取組支援(※8) (4) 児童生徒理解の促進 ・多面的・多角的な児童生徒理解に基づい た早期支援(※1・2) (5) 学校における相談体制の構築 ・「チームとしての学校」 ・コーディネーターSC、SSWによる スクリーニング等(※1・2・4・6・7・9) 視点2 ◇不登校が長期化している児童生徒の社会的自立に向けた支援の充実 ~地域支援体制整備の取組(不登校児童生徒および家庭への支援)~ 学校力、教師力向上の取組(不登校の未然防止、早期発見、早期対応)~ (1) すべての子どもの「育ち」を切れ目なく見 守る地域支援体制の整備 ① 不登校児童生徒の学習支援と進路実現 ② 支援情報の一元管理・引継システムの構 築 ③ NPO 等民間団体、親の会等の多様な支援 メニューの活用 ④ 地域人材や公民館活動等社会教育活動と の連携 (2) 家庭を含めた包括的な地域支援体制の整備 ① 家庭支援充実のため、SSW 等を活用した 関係機関との連携促進 ② 子ども若者支援・発達障害者支援・子育 て支援のネットワークなど、ライフステ ージやニーズに応じた支援の連携 ③ ワンストップ型の相談窓口の設置 (1) 個々の児童生徒に寄り添った支援策の策定 ・背景の理解と具体的な支援 ・「教育的」「心理的」「福祉的」視点から の適切な支援(※1・2・3) (2) 家庭的な背景(不和、貧困、虐待、依存、 精神疾患など)への支援(※1・6・9) ・専門家・専門機関との連携支援 ・要対協の活用 (3) 多様で適切な教育機会の確保(※10) ・中間教室(教育支援センター)の充実 (4) 切れ目ない情報共有と支援 ・「児童生徒理解・教育支援シート」の作 成による切れ目ない情報共有(※全) ※「不登校への対応の手引き(改訂版)」の普 及と活用(※全) 現行 新 現行 新

(11)

3 策定スケジュール 月 策定 支援課 29.4 スケジュール決定 5 関係機関代表者への委員選出依頼① 6 7 委員への開催通知 8 不登校対策検討委員会①(8 月 31 日) ・「(仮称)不登校支援の行動指針」(案)を提案 ※(案)をもとに自由な意見交換 ・資料準備 ・会議録 HP へ 9 10 パブリックコメントの募集 ・10/11(水)~11/9(木) パブリックコメントとりまとめ (案)修正 11 12 委員への開催通知 30.1 不登校対策検討委員会②(1 月 23 日) ・「(仮称)不登校支援の行動指針」成案を提示 ※成案について協議 ・資料準備 ・会議録 HP へ 2 委員によるメール審議 成案完成 3 教育委員会定例会への報告、策定 関係各所へ発出・周知

参照

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