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(1)

政 治 参 加 で 熊 本 を元 気 に!!

チ ー ム名:内 田 ゼ ミ

花 生 遊 砂 ・安 藤 仁 美 ・伊 藤 学 ・大西 貴 光 ・奥 野 楓 ・尾 崎 桃 子 ・ 菅 野 美咲 ・長 森 健 太 ・槙 健 輔 ・松 原 美 鈴 ・松 本 太 郎

日本 で 問 題 と な っ て い る 「若 者 の 政 治 参 加 度 の 低 下 」 は 熊 本 も例 外 で は な い 。 若 年 代 の 投 票 率 は 全 楓 平 均 を下 回 っ て い る 。 若 者 が 政 治 に 対 して 高 い ハ ー ドル を 感 じ、 知 識 を つ け る 意 識 が な い こ とが この 原 因 で あ る.私 た ち は こ の 問 題 を 解 決 す る施 策 を提 言す る.

政 治 につ い て 簡 潔 に ま と め ら れ た 本 「か た る 。」 を 配 布 し、 そ の 本 を も と に した ク イ ズ 番 組

か た るTV」 で 本 を 活 用 す る場 を用 意 す ゑ,た だ 「か た る 。」 を 配 布 す る だ け で な く 「か た るT V」 を 放 送 す る こ とで 政 治 に 対 す る ハ ー ドル を 下 げ 、 若 者 の 政 治 お け る 知 識 の 蓄 積 と 意 見 形 成 を 促 す 。 政 治 へ の 関心 を高 め る こ と で投 票 率 を 高 め る 事 が で き る。

若 者 の 政 治 参 加 の 活 性 化 が 積 極 的 な意 思 表 明 に つ なが り、 若 鷺 が 暮 ら しや す い 社 会 が 形 成 さ れ るr,そ の た め 熊 本 の 人 口流 出 を 阻止 し、 若 辞の 移 佳 も見 込 め る た め 、 政 治 だ け で な く経 済 ・教 育 な ど様 々 な面 で の 活性 化 が 期 待 で き、 結 呆 と して 熊 本 を よ り 元気 な 県 に鯨 く こ とが 可 能 で あ る 。

1.問 題 提 起

民 主 主 義 の 根 幹 は 選 挙 で あ る 。 選 挙 に よ っ て 日本 は 民 主 主 義 国 家 の 体 を 成 し 、 選 挙 に よ っ て 国 民 の 意 見 が 国 家 の 意 思 決 定 に 反 映 さ れ る 。 つ ま り選 挙 へ の 投 票 率 が 高 け れ ば 高 い ほ ど 、 よ り国 民 の 意 見 が 反 映 さ れ 、 自 分 た ち が 納 得 」 で き る 社 会 を 実 現 で き る と い う こ と で あ る 。 し か し近 年 日本 で は 国 民 の 、 特 に20代 の 若 者 の 投 票 率 は 低 下 し 、 若 者 に と っ て 「納 得 」 の で き な い 意 思 決 定 が 成 さ れ て し ま っ て い る と言 わ ざ る を 得 な い 。2014年 の 全 国 衆 議 院 議 員 総 選 挙 に お け る50代60代 の 投 票 率 が60%を 超 え て い る 一 方 で 、20代 の 投 票 率 は32.55%

と 、1/3程 度 の 若 者 し か 投 票 を し て い な い の だ 。2013年 の 参 議 院 議 員 通 常 選 挙 の 投 票 率 も ほ ぼ 同 様 の 値 が 見 られ て い て 、 若 者 の 政 治 参 加 度 の 低 下 が 明 らか に な っ て い る 。 こ の 問 題 は 熊 本 も 例 外 で は な い 。 熊 本 の2014年 の 衆 議 院 総 選 挙 の20代 の 投 票 率 は28%台 で あ る 。 こ の 数 値 はr熊 本 の 若 者 の 意 見 が 反 映 さ れ づ ら い こ と を 示 し て い る 。 こ の 問 題 の 大 き な 原 因 は1政 治 参 加 の 心 理 的 ハ ー ドル の 高 さ に あ る 。 そ れ ゆ え に 、 若 者 に と っ て 暮 ら し に く い 社 会 が 形 成 さ れ て お り 、 熊 本 県 の 元 気 が 損 な わ れ て い る と 考 え ら れ る 。

そ こ で 私 た ち は こ れ ら の 問 題 の 原 因 を 解 消 し 、 若 者 の 政 治 参 加 を 促 進 す る よ う な 施 策 を 提 言 し 、 若 者 に と っ て も 暮 ら し や す い 政 治 的 判 断 が な さ れ る こ と で 熊 本 県 を 元 気 に し た い 。

2.現 状 分 析

図1は 、 平 成26年 度 の 衆 議 院 議 員 選 挙 に お け る 熊 本 の 投 票 率 の デ ー タ で あ る 。 黄 色 で 塗 りつ ぶ さ れ て い る 部 分 が 、 今 回 私 た ち が 若 者 と し て 定 義 す る20代 〜30代 ま で の 年 代 の 投 票 率 で あ る 。 全 国 平 均 が20代 で32.58%、30代 で42.09%で あ る た め 、 熊 本 の 若 者 の 政 治 参 加

‐lqc}‐

(2)

は平均以下であることがわかる。

図 1

H26.12.14執行衆漉院雛員総選挙における年齢別投難率

(抽出鯛査による推計値)

(熊本県選挙管理委員会より)

図2は選挙に行かない理由である。最も多かった回答は「仕事が忙しく、行く時間がな かった」であり以下「適当な候補者がいなかったから」「当選する人がほぼ決まっていた から」「病気(看病を含む)及び体調が悪かったから」「選挙によって政治や生活が良くなる わけではないから」と続く。ここだけを見れば、解決するべき問題は「仕事が忙しく、行

く時間がなかった」を解決するべきであるという結論になる。

しかし本当にそうなのであろうか。投票は仕事が休みである事が多い日曜日に開催され るし、少なくとも1ヶ月前には認知されでいるものではないだろうか。それでも投票に行 かないということは、投票という行為、すなわち政治参加に対する意識が低く、優先順位 が低体目ではないだろうか。図3を見てみると、本当に有権者たちが抱えている投票に対 する考え方がわかる。投票に関してはほとんどの人が多少なりとも関心を持っている。全 く関心がないという人のほうが稀である。したがって、投票に行かないのは単に時間がな いからではなく、関心はあるものの、優先順位が低いためであるというのが最も大きな理 由であると私たちは考えた。

年 齢 50 51 52 53 54 小 計 55 56 57

.1舗.….

りり

小 計 60 61 62 63 64 小 齢 65 66 67 68 69 小 計 70 71 72 73 74 小 針 75 76 77 78 79 小 計 80〜

合 計

投 票 率 ( % )

53.19 64.81 44.12 62.71 69.刀 59.92 55.10 58.82

57.78 57‑43 57.58 60−34 70.49 56‑92 61.67 61.29 80‑00 66.20 59−38 57.89 87.50 69.26 78.05 70.83 65.79 63.46 64.29 68.33 80.56 81.82 61.22 73.17 75.41 73‑64 47.38 51.28

42.6§

55 81 46.51 52.17 49.21 54.00

▲一

62.50 69.57

ウ ー ー マ ー ▽ ー マ ー ー ー ー ー マ ■

59.38 66.04 6208 43.64 69.84 67.78 64.94 56.06 61−54 66.20 55.56 63.64 69‑64 75.68 65.19 70.91 67 27 66.67 66.67 78.05 70,55 69.23 64.58 62.90 58.93 62.26 63.47 38.32 50.34

46.96

50.65 55.88 60.67 54.38 54.55 60.75

62.24 59.85 51.24 65‑29 68.87 61.27 58.73 61−42 7 6 6 6 81 6 73.96 68.93 66.33 65 14 73.39 69‑62 73.86 71−60 62.16 64‑95 69.30 68‑02 41.52 50.77 79 19 54 89

14 年 齢

20 21 22 23 24 小 計

25 26 27 28

一 二 剛w識

30 31 32 33 34 小 針 35 36 37 38 39 小 識 40 41 42 43 44 小 計 45 46 47 48 49 小 計

投票率(q6)

36.59 34.62 21.88 29 55 23.08 29.嘘 33.33 21.5 21.21 25.71 31.58 26,劇 36.17 14.29 42.31 30.43 36.96 32.6 27.78 34.88 42.86 43.14 39.21 37.55 68.00 38.00 41.2 40.91 29.09 43.13 45.71 56.00 48.94 55.26 44.61 50.23

22.86 32.43 19.44

35.90 28"02 20.00 17.78

34.62

30.90 37.25 36.84 26.00 34.55 37.50 34.11 44‑44 46.51 37.04 49.02 47.69 44‑94 42.86 44.44 32.73 60.98 40,00 43.46 50.00 39.34 63.33 45.24 63.93 53.03

30.26 33.33 20.59 2 21 2 26

− 一 匂 一 一

19.

2

■ ● ー 寺 一 一 千 一 … ー

29 2a 3 2 3 3 37.21 33−40 36.11 40.70 39.81 46.08 43.8(

41.35 5472 41.59 37.29 50.59 34.00 43.30 48.00 46‑85 57今01 50.00 55.56 51.77 11 49

、57 47 7

§ 67 51

73 00 31 67

(3)

図 2

( 問 4 で 「 S ・ 投 畢 し な 力 、 っ = 」 と お 答 え の 方 ' 二 〉

問 4 − 6 あ な た が 、 投 票 し な 力 魁 っ た の I ま ど う し て ‑ で ・ ナ カ 遥 画 次 の 中 力 動 ら 、 し 、 < 一 つ で も 且 醒 人 , で < だ さ し 、 。

図 之 − 2 2 棄 権 理 由 ( 複 数 回 答 )

0 1 0 2 0 3 D 40(弘〉

'37.2

世芸事が1亡し<、 卿力自な力込った力亀ら 適窒な像捕考がいな力亀ったニカ亀ら 当ヨ逸す‑ろ人力竜IまI垂決輩ってし、た力、ら 滴気(箸ソ内逢含むf)輩たI主体卿が懸力齢ったから 罰漣挙によっ‑ご政7台』や琴らしが』廷<なるわけで0±なし、力嵐ら

】攻法や塞挙にI土閲0心がなり,カコら 投 翠 蔵 融 〜 行 く の が 面 倒 だ っ た 力 西 ら 侯 禰 審 の 人 柄 や 蕊 牽 が わ か ら な か っ た 力 重 ら 方代行やしきジャーなどに出力角けてし、た力邑ら 自 分 一 人 力 宝 投 栗 し な く て も 遼 挙 の 誌 釆 に 影 痔 が な し 、 力 薄 ら 窪1蕊‑ご選挙を延抑】す‐べきと鰹った力迩ら 没率爾fが逮力蓬った(不(更だった、よくわ力聾ら錘力乃った>力むら

モ の 他 オっカコらな吟、、忘れ,た 無 回 答

'216

18.3

1II0

日■■■■■10.5

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■■■■7.。

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1

J'8.8

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(、==476)

図 3 − 4 年 代 別 政 治 関 心 度 図 3

■ 多 少 は 関 心 を 持 っ て い る

■ 全 く 関 心 を 持 っ て い な い 。 わ か ら な い

■ 非 常 に 関 心 を 持 っ て い る

■ あ ま り 関 心 を 持 っ て い が い 全 体 3.2

20淑代 30蝿代 40熊代 5 0 赦 代

60歳代 TO繊代

8 0 蝿 以 上

27"1 56"0

11;2 51

4苫9 49ル0 認お.7

1 8 1 、 i : u ;

61.]

16.9

59.4 2.6

Iflr 22.。

狐.識|o,9 26.6 61.2

16鍵G」0.6 87.8 56.部

17.lO.G

4 α 8 、 ふり陰9

10.4「7幻61 95.S 4応.3

I

1 0 0 8 0

4 0 6 0

2 0

では、若者の中で、政治参加の優先順位が低い理由なにか・私たちは「政治に関する知 識がない」さらに政治は難しいと考えられており、ハードルの高さを感じているため学ぼ

うとも思わないためではないかと考えた。

そこで図4を見てみると、年代が若いほど投票に対する考え方は、個人の自由であると いう回答が多くなる。若い世代は投票を義務や権利であるとは考えておらず、自分の考え に従うと考えられる。ならば、若者の政治に対するハードルを下げ、知識をつけることで 投票に向かう、政治参加を積極的に行うインセンテイブを付与する事ができるのではない だろうか。

そこで私たちは以下に述べる施策によって、若者の政治に関するハードルを下げ、知識 をつけることで自分の意見を形成することを促し、日本で最も積極的な政治参加がなされ

る県にすることを目指す。

− 1 5 1 −

(4)

図 4

■ 国 民 の 麟 務 ■ 権 利 だ が 蕊 横 す べ き で は な い ■ 個 人 の 自 由 ■ わ か ら な い 1

80.2 28.1 l 回

= … ー ( ' 9 . ' ) ( " )

b.

.・ 2

ー ( 4 2 . 4 ) (().0)

26.1 4 班 O 4

( 2 4 . 9 ) ( 2 2 . 9 ) ( 0 . 0 )

31.3 86.8 3.

−(22.6)

25.8 (0.0)

R m 2 | 回 .

(20.1)(0.0) (30.0)

35.1 20.9│0.

19.4 、(14.4)('・2)

29.4 111.91■'.

(15.2)(7‑2)(().7)

O 7)| " 雫:

全 体 37.4

4

q

20撤代 (1 甑 924.5

ローⅡⅡⅡIⅡⅡⅡLl室戸lⅡ︐61口18Ⅱ﹄卓F■i0IrbrllLrllllllll 7

3 0 歳 代

議尚 0

40歳代 28.9

(51.8

9

60歳代 89.s

(49.9

6

6 0 歳 代 43.4

(64.9 57.1

76.9 46.0(72.7)

11 6

7(1級代 7

80歳以

0

I

0 2 0 4 0 G 0 8 0 1 0 0

* ( ) 内 は 前 回 澗 壷 時 の 値

3.具体的な内容

私たちが今回政治参加率を高めるために考えた施策は2段構えになっている。選挙前に 地元.国内の政治問題をまとめた本「かたる。」の配布および政治問題に関するクイズ番

組「かたるTV」の実施である。

(1)「かたる。」本について a)目的

若者の多くは、政治参加のハードルの高さや知識不足のために政治参加に意欲的でな い。それに加え、地元政治や政治家についての情報収集をする労力をかける時間も惜し い。そして選挙に無知でいけば、自分自身の票の価値を感じることができないという悪

循環に陥っている。

この悪循環を解消するために、提案したいのが「かたる。」である。仕事で忙しい若 者が一目で地域政治への理解を深められるような、また、政治に全く関心がない若者が 気軽に目を通せるような本を作成し、一家に一冊配布する。ネット社会が進む中、敢え て本にする理由は、自ら政治の情報を取りに行くという心理的なハードルを下げ、なん となく目を通す感覚で、政治への関心を少しずつ高められると考えたからである。また、

後述にあるように「かたる。」を開かせることを目標にしたクイズ番組「かたるTV」

の実施もハードルを大きく下げる要因となるだろう。

b)内容

「かたる。」の内容は2部構成となっている。第一部では政治の現状について書かれ ており、第二部では政治家について書かれている。また、第一部は熊本に関する政治問 題、日本に関する大きな政治問題、身近な政治問題の3つのパートに別れる。

・第一部:政治に関する 情報

読者である熊本県民が普段身近に感じられるような熊本県の経済政策・労働・税財

(5)

政政策・環境エネルギー・教育子育て・社会保障の6項目の地元の問題に関する歴史 や意見の対立構造、メリットとデメリットが記載されている。ただし、目的は情報収 集のコストを下げることなので、一項目につき見開き3ページ程度とし、現状を構造 的に理解しやすいように図解を多く用いる。図5に、前回の熊本知事選の争点であっ た、川辺川ダムについてのまとめた、参考画像である。また、熊本県民も当然ながら 日本国民の一員であるため、解釈改憲など日本全体が関わる政治的問題に関しては知っ ている必要がある。そのため、熊本県内の問題にとどまらず日本に関する大きな政治 問題についても同じ形式で「かたる。」内で取り扱う。最後に、一見政治にあまり関 連性がなさそうな若者に身近な事柄を政治と結びつけて考えるコラムも用意すること で、政治は自分に身近な問題であるということを理解させ、若者の政治参加の意欲を 喚起する。

11

図 5 輿

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︾︾一一 極濁押3度

雲霞炉錘……鐸劉画 … 』 4 』 峰 4 , 噸 誼 4 画 9 弾 垂 韓 蜘 廻

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= ‑ ‑ − 、 一 一 一

第二部:政治家に関する情報

立候補者のプロフィールを記載する。各候補者の名前・年齢・性別・写真などの基 本情報のほか、政治家になった理由やマニフェストも分かるようにする。マニフェス トに関しては、チャー1、を用いて分かりやすく表示する。具体的には、社会保障、経 済政策、環境・エネルギー、労働、財政政策の5項目について、各自の持ち点である 30点を割り振るというものである。各家庭に郵送で配布し、選挙管理委員会が内容を 考案することで意見の偏りがないようにする。実際の制作や郵送は民間企業に委託し、

全体の予算は約5000万円を見込んでいる。

「かたる。」は、本というかたちで各家庭に郵送されるため、確実に県民に届ける ことができるという利点がある。そして下で述べる「かたるTV」と連動させること で「かたる。」をより気軽に手に取り読んでもらえる仕組みづくりを作ることができ るのだ。「かたるTV」は「かたる。」を手に取り、開かせるためのきっかけづくりと いう位置づけであり、「かたるTV」を見ることで政治に関心をもった人々が、「かた る。」を読むことで政治に関する知識を深め、政治を自分のこととして考えられるよ

うになる、という流れを想定している。

− 1 5 3 −

(6)

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(2)「かたるTV」について

次に、「かたるTV」の実施についてである。「かたるTV」は「かたる。」を読ませる ことと視聴者に自分の意見を持たせることを目的としたクイズ番組である。まず、クイズ 番組を実施する意義について説明したい。クイズ番組というのは、性質として前もって予 約してでも見るというよりは、ふとテレビをつけたときにクイズが出題されており、その 答えが気になって見続けるというものである。したがって、そのクイズの内容への興味の 有無にかかわらず、多くの視聴者が見る可能性があるため、若者に政治を知ってもらう方 法としてクイズ番組が最適だと考えた。

「かたるTV」は熊本県に住む20代〜30代の一般人が政治に関するクイズに答え、地域 別に対抗する番組である。まず、熊本県を11地域に区分し、各地域から一人を選抜する。

区分は、図のように①玉名地域、②鹿本地域、③菊池地域、④阿蘇地域、⑤熊本市、⑥宇 城地域、⑦上益城地域、⑧八代地域、⑨芦北地域、⑩球磨地域、⑪天草地域である。選抜 は性別や政治に対する理解度にかかわらずランダムで行われ、選抜された代表者は家族や 友人など2名を連れて参加するか、参加を拒否することができる。

番組は「クイズ出題→シンキングタイム→解説」のセットから構成される。解説は元政 治家などの有識者に依頼する。出題されるクイズは「かたる。」で記載されている内容を 基に作成し、視聴者が「かたる。」を読めば正解がわかる程度の難易度を想定している。

「かたる。」は熊本が抱える政治問題に特化した本であることから、このクイズ番組も熊本 に関連する問題のみが取り扱われるため、視聴者は全ての問題に対して親近感と強い関心

を持つ。

そんな視聴者を単なる視聴者にとどめないのもこの番組の工夫の一つである。視聴者は 2つの方法で番組に参加できる。一つ目が街頭インタビューだ。出演者と同じ問題を街頭 インタビューで出題し、それに対する回答とその理由を聞く。これによって視聴者がテレ ビに出演し自分の意見を発信することが出来るのと同時に、その様子をテレビで見ている 視聴者は専門家ではなく自分と同じ一般人の意見を聞くことができ、世論がどのようになっ ているのかを知ることができるので自分の意見をもつ手助けとなる。二つ目はテレビの.

(7)

ボタンやスマホを利用してクイズに参加することである。

ここでカギとなるのが「出題される問題は全て「かたる。」

を読めば解ける問題である」という点である。これによっ て「かたる。」を開かせる、というこの番組の目標の一 つが達成できる。視聴者の答えは地区別に集計され、回 答比率が一番大きい回答がその地区の回答となり、正解 すれば同じ地区の出演者に加点される。地区間の対抗意 識を高めることでゲーム性が増し、より多くの視聴者が 意欲的に「かたる。」を開いて参加してくれることだろ う。また、一番票を得た回答が地区代表の回答となると いうシステムは選挙のシステムと同じであり、ここに模 擬選挙の要素が含まれている。

褒賞としてはふるさと納税で贈呈される「感謝の品」を用意しており、上位チームから 順番に商品を選ぶことができる。実施主体は選挙管理委員会でありクイズ内容の精査など を行うが、撮影は熊本県内のテレビ局で行い、出演者の移動交通費は県が負担する。放送 時間は、競合するクイズ番組が少ない日曜日の夜とし、選挙の 週間前に放送する。

なお、「かたるTV」の制作予算は2000万程度を見込んでいる。その根拠としてはアメ リカ横断ウルトラクイズの基となる番組の予算が4500万となっているが、大掛かりなセッ トを必要としない点や名だたる有名人をゲストとして出演依頼する必要がない点から半額 程度の2000万円程度でi一分だろう。

イ メ ー ジ 図

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一 一 一 − 一 一 一 キ ー

現 涯 の 熊 本 県 知 事 の 名 前 は ?

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醗 難

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1

‐ 詞 一 F 』 =

− 1 5 5 −

調;

選1街頭インタビュー ム建設に街の人は?

(8)

4.期待できる効果

以上の施策が実施される結果、市民の政治に関する情報収集のハードルが下がり、ひい ては市民が積極的に政治に参加するようになる。しかし、この施策の効果は市民の政治参 加にとどまらない。2040年の熊本県の若年女性の減少率は平均して約49%であり、同年の 総人口は大幅に減少している。若年女性が減少すれば少子高齢化が加速し、人口減に伴い 熊本県も多方面で衰退してしまうだろう。しかし、今まで政治に参加していなかった若年 層が「かたる。」および「かたるTV」を通じて興味を持つようになり、政治参加をする ようになれば事態は変わる。今まで若年層が政治参加をしていなかったために、彼らにとっ ては暮らしやすいとは言えない社会が形成されていたはずだ。しかし、若者が積極的に政 治について学習するようになり、若者と政治の距離が近づくようになれば、選挙により若 者の意見も反映されるようになり、若者が住みやすい社会が実現する。そうすることで、

熊本県の人口流出に歯止めをかけられるだけでなく、県外からも多くの若者が渡来し、政 治・経済など様々な方面において熊本県は活 性化する。

以上のようなプロセスを通じて、政治に関心がなかった若者が「かたる。」・「かたる TV」を通じて若者の政治参加に対するハードルが低くなる。その結果、若者が意思表明 をするようになり、若者が暮らしやすい社会が形成される。そのため、熊本の人口流出を 阻止し、他地域からの若者の移住も見込めるため、政治だけでなく経済・教育など様々な 面での活性化が期待でき、結果として熊本をより元気な県に導くことが可能である。

図 2 ( 問 4 で 「 S ・ 投 畢 し な 力 、 っ = 」 と お 答 え の 方 ' 二 〉 問 4 − 6 あ な た が 、 投 票 し な 力 魁 っ た の I ま ど う し て ‑ で ・ ナ カ 遥 画 次 の 中 力 動 ら 、 し 、 < 一 つ で も 且 醒 人 , で < だ さ し 、 。 図 之 − 2 2 棄 権 理 由 ( 複 数 回 答 ) 0 1 0 2 0 3 D 40(弘〉 ' 3 7
図 4 ■ 国 民 の 麟 務 ■ 権 利 だ が 蕊 横 す べ き で は な い ■ 個 人 の 自 由 ■ わ か ら な い 1 80.2 28.1 l 回 = … ー ( ' 9 . ' ) ( " ) b..・2 ー ( 4 2

参照

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