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JIKEN CENTER
平成17年2月15日発行 毎月1回15日発行(通巻353号) 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可自研センターニュース
C O N T E N T S テクノセミナー:スマートエントリ&スタートシステム ・・・・2 指数テーブルマニュアル作業項目の解説_ 61 _ ・・・・5 リペアリポート:RCAR衝突実験基準の改定について ・・6 指数テーブル「2005年2月号」発行のお知らせ ・・・・9 リペアインフォメーションS:マツダアクセラ(BKEP)のリヤバンパ カバー脱着作業と電動パワーステアリ ングオイルポンプについて ・・10 2005年損調社新春懇談会開催 ・・・・・・・・・13 調査・研究報告:輸入車のSRSエアバッグ脱着作業性<3> ・・14 リサーチング ザ スケルトンズ:三菱コルトプラス (Z23W・Z24W・Z27W系)・・18 お客様相談室レポート:プラスチック製外板パネルについて ・・20 第18回自研センター「一般提案」募集 ・・・・・・・21 「構造調査シリーズ」新刊のご案内 ・・・・・・・・21 アジャスターマニュアル(基礎編)改訂のご案内 ・・・22 自研センター来訪者一覧/編集後記 ・・・・・・23 別冊 新型車情報:ニッサンラフェスタB30 ・・・□1∼□122
February 2005
1.はじめに トヨタ自動車は、2003年9月に発売した「新型プリウ ス(NHW20系)」にトヨタ初のプッシュボタン式イグ ニッションスイッチを搭載したスマートエントリ&ス タートシステムを採用しました。その他、クラウンロ イヤル・マジェスタ・アスリート各18#系の一部車種、 2004年11月に発売された、「マークX(GRX12#系)」 にも採用しました。また日産自動車では2004年10月に 発売した「フーガ(Y50系)」にニッサン初のプッシュ エンジンスタータを搭載したインテリジェントキーシ ステムを採用しました。今回は、「マークX(GRZ12# 系)」に採用されているスマートエントリ&スタートシ ステムの、プッシュボタン式エンジンスイッチに関す るスタートイグニッション機能について紹介します。 2.概要 スマートエントリ&スタートシステムは、スマート キーと車両の無線通信による電子式IDコードの照合結 果をもとに様々な制御を、キーを手に取ることなく “スマート”に行うことができます。 スマートエントリ&スタートシステムのスマートイ グニッション機能(*)は、スマートキーを携帯して いればエンジンスイッチを押すだけでエンジンを始 動/停止させることができます。
TECHNO SEMINAR
テクノセミナー
スマートエントリ&スタートシステム
内 容 機 能 運転席、助手席はドアアウトサイドハンドルを握ると、ドアがアンロックします。 スマートドアアンロック機能 エンジンスイッチを押すと、エンジンが始動/停止します。 スマートイグニッション機能(*) ロックスイッチを押すと、ドアがロックします。 スマートドアロック機能 ロックスイッチを押し続けると、パワーウインドウが閉じます。 スマートパワーウインドウ機能 ラゲージドアオープンスイッチ(車室外)を押すと、ラゲージコンパートメントドアが開きます。 スマートラゲージドアオープン機能 スマート制御概要一覧 一般的なイグニッションキー操作TECHNO SEMINAR
構 成 部 品 主 要 機 能 ・電源用(ACC、IG1、IG2)リレーを駆動。 パワーソースコントロールコンピュータ ・エンジン起動信号をエンジンECUへ送信。 [電源ECU] ・キースロット内蔵のキーインターロックソレノイドを駆動。 ・各種スイッチ・通信信号などを受信し、システム全体を制御。 ・キーの挿入状態を検出し、電源ECU及びイモビライザECUへ出力。 キースロット ・キーのIDコードを受信し、イモビライザECUへ送信。 ・内蔵のキーインターロックソレノイドにより、キーを保持。 ・キースロットからキーのIDコードを受信し、車両登録IDと照合。 トランスポンダーキーコンピュータ ・IDコード照合結果を電源ECUへ送信。 [イモビライザーECU] ・エンジン許可信号をエンジンECUへ送信。 シフトポジションコントロールコンピュータ ・シフトポジション「P」状態を検知。 [シフトECU] ・シフトポジション信号を電源ECUへ送信。 エンジンコントロールコンピュータ [エンジンECU] ・イモビライザECUからのエンジン許可信号を受信し、エンジンを起動。 ステアリングロックコンピュータ ・イモビライザECUからの「ステアリングロック解除」信号を受信し、 [ステアリングロックECU] ステアリングロックを解除。 メーターコンピュータ ・スマートECUの作動指示信号に従って、警報(スマートウォーニングインジケータ・ [メーターECU] メータ内マルチブザー吹鳴)を実施。 ・車速信号を電源ECUへ送信。 IG1、IG2、ACCリレー ・電源ECUの制御によりON/OFF作動し、各システムへ電源を供給。 ストップランプスイッチ ・ブレーキを踏んだこと(ON)を検出し、電源ECUへ出力。 パワーソースコントロール コンピュータ[電源ECU] コンビネーションメータ (メーターコンピュータ内蔵) ストップランプスイッチ キースロット エンジンスイッチ トランスミッションコントロール コンピュータ[シフトECU] ステアリングロックコンピュータ [ステアリングロックECU] トランスポンダーコンピュータ [イモビライザーECU] 3.スマートイグニッション構成部品TECHNO SEMINAR
4.スマートイグニッション機能 ・車室内検知エリアでスマートキーを携帯し、ブレーキ 操作と組み合わせてエンジンスイッチを押すことにより、 電源の切り替えをすることができます。また、スマートキ ーのバッテリー切れ時などに、スマートキーをキースロ ットに挿入しても同様の機能が働きます。 ・ブレーキペダルを踏まずにエンジンスイッチを押すと、 電源ポジションがOFF→ACC→IGON→OFF→(繰り 返し)と遷移します。 ・ブレーキペダルを踏みながらエンジンスイッチを押すと、 エンジンが始動します。 ・車両停止時、エンジン作動中にエンジンスイッチを押す と、電源ポジションがOFFに遷移します。 6.おわりに スマートエントリ&スタートシステムは、今回紹介した スマートイグニッション機能以外にも様々な機能があり、 キーを手に取ることなくスマートに車両へエントリーでき、 スマートに車両をスタートさせられるシステムです。利便性 の飛躍的な向上であり、また先進性を強くアピールできる システムではありますが、スマートキーが信号発信機を内 蔵している電子部品であることを忘れてはならず、携帯電 話と同様、心臓ペースメーカーなど医療用電気機器への影 響の配慮や、電化製品の近くに保管しない等、使用する側 の意識がますます重要となってくることでしょう。 参考文献:トヨタ自動車株式会社発刊 新型車解説書 日産自動車株式会社発刊 新型車解説書 5.スマートキーについて ・スマートキーにはロックボタン・アンロックボタンが取り 付けられており、ワイヤレスリモートコントロールシステム と同様の操作が可能です。なお、バッテリはCR2032を使 用しています。 ・メカニカルキーおよびトランスポンダー*(通信チップ)が 内蔵されており、キーバッテリー切れ時などは、運転席 ドアキーシリンダーにメカニカルキーを差し込んでドアを ロック/アンロック、キースロットにスマートキーを挿入し てエンジン起動が可能です。 参考*ある周波数の電波を受け、別の周波数で送り返す機能を持っ た中継器 電源 ポジション スイッチを 押す スイッチを 押す ブレーキを 踏みながら スイッチを 押す ブレーキを 踏みながら スイッチを 押す スイッチを 押す ブレーキを 踏みながら スイッチを 押す エンジン 始動 OFF ACC IG ON 電源遷移 電源遷移(車両停止時のみ可) 「P」レンジ 「N」レンジ その他 シフトポジション エンジンスイッチ キースロット メカニカルキー スマートキー 作動インジケータランプ ロックボタン アンロックボタン ラゲージボタン指数テーブル マニュアル作業項目の解説
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今回は指数テーブルマニュアル(2004年10月発行) を基本に、ボデー系の作業項目『B260 ルーフパネ ル取替』について解説します。(図1) 1.前提条件作業および作業内容 *前後ガラス、ヘッドライニングおよびバックドア を取外した状態から行う作業 2.指数に含まれる主な作業 *ルーフパネルと一体補給のルーフボー *必要範囲の付属品の脱着または取替 主な付属品 ・モール ・ルーフサイレンサ *水密テスト *シーラ塗布(ルーフボー) 除く作業 *ルーフパネルと別補給のルーフボー *発泡ウレタンの充填(必要な車種) *バックドアヒンジの脱着または取替 *サンルーフ機構 補足 *ルーフパネル取替に際して、ヘッダパネル、リイ ンホースメントおよびルーフボーを同時に取替え る必要がある車種については、その旨指数テーブ ルに表示しています。 *パネル接合部のシーラ塗布に関して 当該作業は、損傷パネル取替作業時に行う塗布と 塗装作業工程時(プラサフ塗り後)に行う塗布が あります。 「脱着・取替指数」に含まれるシーラ塗布部位は 次の通りです。 ①パネル取替作業でパネルを取付けると塗布できな くなる部位 ・ルーフパネルとルーフボーおよびヘッダパネル間 のシーラ塗布部位 *サンルーフシステム付車ではサンルーフシステム が取り付いているルーフパネル本体の取替作業と サンルーフシステムの脱着取替作業があります。 当作業項目はサンルーフシステムが取り付いてい るルーフパネル本体の取替作業を示し、サンルー フシステムの脱着取替は含みません。 *事故歴が有りの再修理の場合、指数はそのまま適 用できないことが多く、その理由は、ルーフパネ ル等の溶接方法がカーメーカの新車出荷溶接状態 と異なる場合が多いためです。 図1 指数に含まれる主な作業 *ルーフパネルと一体補給のルーフボー *必要範囲の付属品の脱着または取替 主な付属品 ・モール ・ルーフサイレンサ *水密テスト *シーラ塗布(ルーフボー) 除く作業 *ルーフパネルと別補給のルーフボー *発泡ウレタンの充填(必要な車種) *バックドアヒンジの脱着または取替 *サンルーフ機構 B260 ルーフパネル取替 網掛けの部品は当該作業範囲 1台 前提条件および作業内容 *前後ガラス、ヘッドライニングおよびバックドアを取外した 状態から行う作業 補 足 *ルーフパネル取替に際して、ヘッダパネル、リインホースメ ントおよびルーフボーを同時に取替える必要がある車種につ いては、その旨指数テーブルに表示している *サンルーフシステム付車ではサンルーフシステムが取り付い ているルーフパネル本体の取替作業とサンルーフシステムの 脱着取替作業がある。当作業項目はサンルーフシステムが取 り付いているルーフパネル本体の取替作業を示し、サンルー フシステムの脱着取替えは含まれないREPAIR REPORT
リペア リポート
RCAR 衝突実験基準の
改定について
1.はじめに 自研センターは本誌海外情報等でも紹介させて頂いておりますRCAR(※1)メンバーとして、損傷自動車の修理費適正化・ 低減化に取り組んでおります。 活動の一環として、新型車をRCARにより定められた条件で衝突実験を行い、その実験結果から自動車メーカーに対して、 損傷性・修理性(D&R:※2)に関する改善活動を続けてきております。 衝突実験基準については1980年代初めにドイツのアリアンツ技術センターが導入し、その後RCAR基準として国際会議で承 認されました。以来、各国リサーチセンターが同基準での衝突実験を行なうことにより、国際的な車両損傷性評価基準として 自動車メーカーに対しても強い影響力を持っています。 しかし、近年の車体構造の進化や車両質量増加等に伴い、より市場実態に整合した衝突実験基準への見直しが必要では ないか?との論議がなされるようになり、自研センターも衝突実験基準ワーキンググループの一員となって見直しを進めてきま した。その結果、従来のRCAR基準に若干の修正を加えた構造評価テストと、バンパー形状バリアを用いたバンパー評価テ ストの2種類のテストを設定することとなりました。現在までに構造評価テストの前・後面衝突実験基準の改定案がRCAR総会 で承認されています。 今回のリペアリポートではRCAR新衝突実験基準「構造評価テスト」の概要について紹介させて頂きます。(※1)Research Council for Automobile Repairsの略:自動車の安全性の向上、損傷性・修理性の改善、修理費の低減を目的として各国リサーチセンターが積 極的に交流を図る目的で設立された国際団体。 (※2)Damageability & Repairabilityの略:壊れにくさ、修理し易さという意味の造語。 2.RCAR衝突実験基準の変更概要 (1)前面衝突実験基準(2003年RCAR総会にて承認) 衝突速度、オーバーラップ率、バリア形状などは変更せずバリア面をプランビューで10°内側へ傾ける。(次項参照) 変更理由 変更概要 *従来基準では車両構造に対し正面入力であり、市場で起こりやすい斜め入力を再現できていない。 *多くの車では正面入力に対する車両構造の改善(対策)が進んでいるが、RCAR基準には有効でも実市場事故では必ずし もそうでない車両もある。 *市場で起こりやすい斜め入力に対する車両構造改善が進めば修理費低減により有効である。 従来基準 新基準 速度 変更なし オーバーラップ率 40% 変更なし 角度 0° 10°に変更
15
+1 km/h −0REPAIR REPORT
変更理由 *従来RCAR基準開発当初に比して平均車両質量は増加している。(追突時に受けるエネルギーが大きくなっている。) *10°傾けることにより車両に対し横向き荷重を与えることができる。 *コスメチックダメージ(バンパー、ランプ、テールゲート、リヤパネル損傷など)が大きくなり車両設計良否の差が顕著に現れ る傾向がある。 変更概要 従来基準 新基準 速度 変更なし オーバーラップ率 40% 変更なし 角度 0° 10°に変更 ムービングバリア質量 1000kg 1400kgに変更15
+1 km/h −0 従来衝突実験基準 新衝突実験基準 変更 従来衝突実験基準 新衝突実験基準 変更 (2)後面衝突実験基準(2004年RCAR総会にて承認) 衝突速度やオーバーラップ率は変更せず、車両をプランビューで10°内側へ傾けて停車させる。(下図参照) ムービングバリア(衝突台車)質量を1000kgから1400kgに増加させる。 10° 40% 1000Kg ム ー ビ ン グ バ リ ア ム ー ビ ン グ バ リ ア 1400Kg 10° バリア バリア3.衝突実験基準改定による損傷傾向の変化事例(フランス セスビマップに於ける前面左側での衝突実験結果) 本車両においてはより厳しい衝突実験結果となっている。 車両:SEAT IBIZA(セアト イビザ:フランス車)2002年モデル
REPAIR REPORT
RCAR従来基準での実験結果
RCAR新基準での実験結果
車両外観
バンパレインフォース外観
車両外観
バンパレインフォース外観
左サイドメンバ先端部
左サイドメンバ先端部
サイドメンバ先端が内側へ激しく折れて 溶接部が剥がれてしまっている。 サイドメンバ先端部は軽度の 損傷で収まっている。 そのためエアバッグが展開し、 修理費が大きく増加した。 クラッシュボックスが潰れ、効果的にエネルギー吸 収ができている。 クラッシュボックスが潰れずに車両中心方向に倒れ 込んでしまい、エネルギー吸収が不十分であった。 クラッシュボックス クラッシュボックス4.おわりに 今回はRCAR衝突実験基準のうち、構造評価テストの紹介をさせて頂きましたが、市場の平均修理費(約20万円/2003年 度)程度の損傷車両を調べてみると、骨格(サイドメンバ)にダメージを受けた車ばかりではありません。 市場事故では衝突前のブレーキングや、相手車両に追突した場合のバンパーの潜り込み(アンダーライド)などの影響もあ り、双方車両の骨格部のすれ違いが発生する場合が多くあります。 こういった損傷形態(外板損傷)を再現するためのバンパー評価テストの検討や検証実験が、現在も各国のリサーチセン ターで進められており、新たなRCAR基準として追加される予定です。 自研センターは今後もRCAR衝突実験を柱として、より市場の損傷実態に沿った損傷性・修理性調査、自動車メーカーに対 する車両改善提案活動を通じ、「壊れにくい車」、「修理しやすい車」の開発を促進する活動を継続して参ります。
REPAIR REPORT
※「2005年2月号」のみの単独販売は行っておりません。 購入を希望される方は下記「2005年版セット」(年間購 読)をお求め下さい。 【2005年版】 ・国産車セット<商品番号:2005価格:¥18,000> ・輸入車セット<商品番号:3005価格:¥4,000> ・国産車・輸入車セット<商品番号:4005価格:¥20,000> ※バックナンバーは、2004年版の「国産車・輸入車セット」「国 産車セット」「輸入車セット」と「2003年版」となります。 なお、在庫がなくなり次第販売を終了させていただきます のでご了承下さい。 ※ご購入の際のご不明な点は、下記にお問い合わせ下さい。 《ご注意》2004年度版より、指数テーブルは「国産車」セット、「輸入車」セット、「国産車・輸入車」セットと別けて取り扱うよう になりました。 メーカー名 車 名 型 式 トヨタ アイシス 10系 マークX 120系 日 産 ムラーノ Z50系 ホンダ エディックス BE1・2・3・4系 三菱 キャンター いすゞ エルフ NKR81A−E6EXA FE70DB(13) 全低床ダブル(全輪小径タ イヤ)2t M/T車(DX仕様) ●2005年2月号 国産車・指数テーブル(5メーカー・6車種) ●2005年2月号は、輸入車の発行はございません。 ◆「指数テーブル」のご注文およびお問い合わせ◆ TEL:03-5351-1900(代)日本アウダテックス株式会社
FAX:03-5350-6305日本アウダテックス社
指数テーブル「2005年2月号」発行のお知らせ
REPAIR Information S
リペア インフォメーション S
マツダ アクセラ(平成16年式、BKEP)
1、リヤバンパカバー脱着作業
マツダの修理書によればリヤバンパカバー脱着作業は、ライセンスランプ用配線の縁切りをする作業が含まれますが、その 際室内トリムを浮かす作業が必要となり、場合によってはトリムを破損させてしまうことも考えられます。 ここではまず所定の修理書に従い修理する方法と室内トリムには手を付けないでリヤバンパカバーを脱着する作業手順の 2通りをご紹介いたします。 1)マツダの修理書 <作業手順> qリヤバンパカバーにはライセンスランプが付いています。 ライセンスランプの配線はバンパカバーの裏を通り(写真 1、黄色部)、室内へとつながっています。 wクォータトリムを浮かし、コネクタを縁切る作業となっています。 (写真2、黄色部)クォータトリムは硬く、浮かすためにはク リップ類をほぼ全部外さないと浮かすことが出来ません。 注)無理に浮かそうとするとクォータトリムが折れる可能性 がありますのでご注意ください。 2)配線をボデーに残して行なう作業 <作業手順> qライセンスランプを取り付けているツメをリヤバンパカバ ーから外します。(写真3、4) 写真3 写真4 写真1 写真2 ライセンスランプ クオータトリム ライセンスプレート ライセンスランプ ツメ 配線REPAIR Information S
2、電動パワーステアリングオイルポンプについて
以上のようにライセンスランプをバンパカバーから外す だけで、クォータトリム等の室内トリムを外さずにリヤバン パカバーを取り外すことができます。 なおこの作業の場合は指定の作業手順に比較して約10 分程度の作業時間短縮となりました。(写真7) 写真5 写真6 写真7 写真8 写真9 wツメを外すことでライセンスランプを外すことができます。 (写真5) eリヤバンパカバー取り外しの際、ライセンスプレートに 傷がつかないようにガムテープ等で保護します。またリ ヤバンパカバー取り外し時にライセンスプレートを曲げ ないよう注意が必要です。(写真6) 自動車同士の衝突事故ですが、交差点での出会い頭や 右折の際に直進自動車と衝突する形態も多くあるものです。 アクセラの場合、フロントバンパ右裏側のボディにパワー ステアリングの電動式油圧ポンプが取り付けられています。 仮に右側2時方向から大きな損傷を受けると、電動油圧式 ポンプに損傷が及ぶことが考えられますので注意が必要 です。(写真8) 取り付け位置はシュラウドパネル(サイド)にブラケットを 介して取り付けられています。(写真9) ライセンスプレート ライセンスプレートREPAIR Information S
<参考> *パワーステアリング構成図を示します。電動式パワー ステアリングオイルポンプを採用することで、エンジ ン負荷を軽減させ燃費の向上させています。(図1) *電動パワーステアリングオイルポンプの外観図と断面 図です。リザーブタンク(ギヤポンプ内蔵:黄色部)・コン トロールモジュール部(赤色部)・モータ部(緑部)が一体 となっています。(図2) *電動パワーステアリングオイルポンプの補給部品形態 は以下の通りです。(図3) <作業上の注意事項> *電動ポンプのコネクタを切り離す場合はバッテリ(−) ケーブルを切り離した後で行うこと。 *電動パワーステアリングオイルポンプを取替えた場 合、ステアリングアシスト機構が正常に作動しない恐 れがありますので、コントロールモジュールに車両仕 様の設定をする必要があります。この場合専用の電子 システム診断テスターをダイアグノシス・コネクタ2 に接続し「モジュールプログラミング」の選択から開 始しなければなりません。 従って車両仕様の設定は専用テスターを備え付けて いるディーラーで行わざるを得ません。(図4) 図1 図2 図3 図4 品名コード 品名 価格 q 32−600B ポンプNo1 55,000 w 32−650 ポンプNo2 57,000 e 32−690 タンク 1,400 r 32−603BNo1 ポンプブラケット 3,130 t 32−603BNo2 ポンプブラケット 3,790 ステアリング・ホイール 外観図 断面図 リザーブ・タンク部 e q r w t モータ部 ギヤ・ポンプ 油室 ドライブ・ピニオン ドリブン・ピニオン 吸入 吐出 EHPAS コントロール・ モジュール部 ステアリング・シャフト P/S蛇角センサ ステアリング・ギア アンド リンケージ EHPASコントロール・ モジュール部 電動パワー・ステアリング オイルポンプ ダイアグノシス・コネクタ2去る1月7日(金)自研センターにおいて、日頃当社アジャスター研修をご利用いただいている、あるいは当社へ研修講師を 派遣いただいている損調社および全国アジャスター協会の代表の皆さまをお招きし、新春懇談会を開催いたしました。 今回の懇談会では2004年度当社活動としてRCARベルリン総会(9月)、技術顧問懇談会(12月)、自動車リサイクル対応活 動(通年)をご報告させていただきました。また、当社アジャスター研修業務の概要をご案内し、さらに衝突実験も見学してい ただきました。その後、各社アジャスターも加わり、和やかな懇談会も開催させていただきました。 今後も、このような懇談会を通じ、損調社ならびに全技協の皆様と連携を深めて参りたいと考えております。 【懇談会詳細】 1.開催日時:2005年1月7日 15時30分より 2.ご出席者 あいおい損害調査(株) 常務執行役員 吉川 栄三郎様 セコム損害保険(株) 損害サービス副部長 吉川 雅秀様 (株)損保ジャパン調査サービス 代表取締役 佐藤 武久様 大同火災損害調査(株) 代表取締役社長 田場 邦彦様 東京海上日動調査サービス(株) 取締役社長 丸茂 晴男様 日新火災損害調査(株) 代表取締役 佐々木 和彦様 ニッセイ同和損害保険調査(株) 取締役社長 林 宏中様 日本興亜損害調査(株) 取締役社長 武田 伸暁様 富士損害サービス(株) 取締役技術部長 柳田 等様 三井住友海上損害調査(株) 常務取締役 山崎 照夫様 全国技術アジャスター協会 専務理事 長堀 慎治様 3.懇談会プログラム (1)自研センター活動概要報告 (2)研修の業務状況について (3)衝突実験見学(バリア衝突実験場にて)
2005年損調社新春懇談会開催
輸入車のSRSエアバッグ脱着作業性<3>
調査・研究報告
先月号に引き続き輸入車のSRSエアバッグの脱着方法についてご紹介します。ベンツE320アバンギャルド W211
q運転席エアバッグの取外し方法 SRSエアバッグはステアリングホイールカバー後部からト ルクスボルト(T27)2本で取付けられています。 ●作業上の注意点 エアバッグには展開用コネクタ(2本)とマルチファンクショ ン操作用コネクタ(1本)の計3本のコネクタが接続されてい ます。 エアバッグを取外す際は、必ずチルトを最下段にし、テ レスコピックを一番伸ばした状態にします。 ステアリングコラムを左記の位置にしないでエアバッグ取 外し作業を行った場合、特に問題になるところはありま せんが、インストルメントパネル、ステアリングコラム 等の取外し作業が伴っている場合、これらの作業性が悪 くなります。 エアバッグの裏側には、コネクタが3個あります。(エ アバッグ用×2、マルチファンクション用×1) エアバッグ用のコネクタは、コネクタの背面のロック を解除しないとコネクタが外せません。 w助手席エアバッグ展開時の必要作業 助手席エアバッグが展開した場合、インストルメントパネ ルは取替となります。 インストルメントパネルは左グローブボックス、右インパネロワ カバ(仮称)を取外さずないで脱着又は取替作業が可能です。 また、助手席エアバッグAssyはインパネリインホースに取 付けられています。 eエアバッグECU取付け位置 エアバッグECUはヒータユニット後ろに取付けられています。調査・研究報告
ベンツV230 GH638230
運転席エアバッグはステアリングホイール裏側からトルク スボルトで取付けられています。運転席エアバッグの脱着 はステアリングホイール後方のサービスホール2箇所から長 めのトルクスレンチで行い、コネクタを取外し運転席エアバ ッグを取外します。 q運転席エアバッグの取外し方法 インストルメントパネル取付け状態で、助手席エアバッグ は脱着できます。 左側インパネレジスタとアンダーカバーを取外します。助 手席エアバッグユニットはインストルメントパネルリインホー スメントからボルト&ナット2箇所を取外します。電源コネク タを取外し、助手席エアバッグユニットのカバーを外し、イ ンストルメントパネル開口部から抜取ります。 w助手席エアバッグ展開時の必要作業 助手席シート下バッテリー前方の床上にボルト3本で取 付けられています。 脱着には助手席シートとリレーブロック・ワイヤハーネス を取外します。 eエアバックECU取付け位置調査・研究報告
ベンツS320 W220
運転席エアバッグはステアリングホイールカバー後部から トルクスボルト(T27)2本で取付けられています。 エアバッグ用コネクタ(1本)とマルチファンクション操作用 コネクタ(1本)の計2本のコネクタが接続されています。 q運転席エアバッグの取外し方法 エアバッグの裏側には、コネクタが2個あります。(エアバッ グ用×1、マルチファンクション用×1) この車両にはステアリングホイール部分にヒータが内蔵されており、ステアリングホイールを取外す場合には、エアバッグのブ ラケットを取外し、ヒータ用のハーネスを縁切りする必要があります。 ステリングホイールヒータのコネクタ。スパイラルケー ブルから来ているのでホイール取外し時は、縁切りす る必要があります。 エアバッグに接続されているコネクタ。調査・研究報告 この車両のインストルメントパネルは、Eクラスとは異なり インストルメントパネルは一体成型となっているため、助手 席エアバッグが展開した場合、インストルメントパネルはAssy 取替となります。 また、助手席エアバッグAssyはインパネリインホース側に 取付けられています。 w助手席エアバッグ展開時の必要作業 エアバッグECUはヒータユニット後に取付けられています。 今回作業を行ったメルセデスベンツで、C、E、Sクラスに ついては、全て同じような場所にSRSエアバッグECUが取 付けられています。 eエアバッグECU取付け位置 一体成型のため、助手席エアバッグが展開した場合、インストルメントパネルは取替えになります。 次号は、先月号に引き続きボルボV70、BMW318MiおよびアウディA4のSRSエアバッグの脱着方法をご紹介致します。
Researching The Skeletons
リサーチング ザ スケルトンズ
三菱 コルトプラス
(Z23W・Z24W・Z27W系)
この「Researching The Skeletons」では外部から確認す ることができないフロントサイドメンバおよびリヤフロアサイ ドメンバ内側のリインホースメント等の位置や板厚を分かり 易く紹介していくもので、データは自研センターで調査した 内容を転記したものです。 今回はミツビシ コルトプラス(Z23W・Z24W・Z27W系) を取り上げます。 この車両はミツビシ コルト(Z25・27系)をベースに荷室を 広くしています。そのためフロント周りはコルトと同様で、右側 フロントサイドメンバ中央部にエンジンマウント用の「リインホ ースメント」が溶接されており、左側にはトランスミッションマ ウント用の「リインホースメント」が溶接されています。 リヤフロアサイドメンバはコルトでは分割されていませんで したが、本車両では後部を分割させたことにより、カット作 業ではなく溶接点を外すことで交換作業が可能になりまし た。「リインホースメント」は左右のリヤサスペンションスプリ ング取り付け部に取り付けられています。リヤフロアサイドメ ンバエクステンションに差厚鋼板(注1)は使用されていません。 また、カット作業位置はメーカー発行の「整備解説書 ボ デー編」に記載されているカット作業位置です。 (注1)厚さの異なる鋼板を突き合わせ溶接し、1枚の鋼板 にしたもの。 左外側 左内側 右外側 右内側 カット作業位置 1.4mm 1.4mm 1.4mm 1.6mm カット作業位置
リヤ正面(リヤエンドパネル取付状態) リヤ正面(リヤエンドパネル取外し状態)
リヤ上面(リヤフロア取付状態)
リヤ下面
リヤ上面(リヤフロア取外し状態)
Researching The Skeletons
1.1mm 1.0mm
リインホースメント
Customer Relations Department REPORT
お客様相談室レポート
プラスチック製外板パネルについて
かつてホンダCR−Xのフェンダ(ポリカーボネー ト/ABSアロイ)や日産Be−1のフェンダ(PPE/ナイ ロンアロイ)などにプラスチックが使用されましたが、 材料の価格が高く、生産性も悪いことから、少量生産 車などへの使用に限定され普及にはいたりませんでし た。しかしながら、車両の軽量化やモジュール化(一 体成型)あるいはデザインのしやすさなどのニーズか ら最近では、車両へのプラスチックの使用が増加して います。日産エクストレイルのフェンダやムラーノの バックドアなどにBe−1と同様のプラスチックが使用さ れています。また、欧州車などは日本より積極的に使 用されています。このPPE/ナイロンのアロイプラス チックは、別名ノリル(商品名)と呼ばれ外板垂直部 へはほとんどこの樹脂が使用されており、耐熱性、耐 衝撃性に優れた素材です。 これらプラスチック部品の塗装工程は、鋼板と同じ ラインを通す「オンライン塗装」、中塗り工程から通す 「インライン塗装」およびまったく別のラインを通す 「オフライン塗装」に分けられます(図1)。 先に述べたノリル製フェンダの場合、当初インライ ン塗装で行われており(Be−1など)、中塗オーブンの 140∼160℃の温度に耐える性能でした。さらに、最近 のエクストレイルなどのフェンダに使用されているも のは、オンライン塗装されるため電着オーブン温度180 ∼200℃に耐えるよう設計されています。またこのフェ ンダは必要な剛性にあわせ肉厚も以前に比べ薄くして あります。しかしながら、バックドアの場合、外側に はノリルが使用されていますが、内側には繊維強化PP などを使用し、塗装前に電装部品などとともに接着さ れるため、フェンダほどには加熱できないためオフラ イン塗装、つまり別ラインで塗装されます。 補修塗装を考える場合、このノリルは補修での耐熱 性、耐衝撃性、剛性を有するため、鋼板と同じ扱いが 可能です。従って、補修塗装指数では通常の外板とし て取り扱っています。 なお、詳細な修理方法については、各メーカーの修 理要領に従ってください。 〈用語〉 アロイ:合金の意味であるが、プラスチックの場合も複合素材の場 合ポリマーアロイという用語が使用される。 PPE(ポリフェニレンエーテル):耐衝撃性、耐熱性に優れた素材。 〈参考文献〉 プラスチック工業技術研究会主催「自動車用プラスチック部品・シス テムの最新技術開発と応用展開」セミナーレポート 鋼板の塗装工程 鋼板の塗装工程 前処理 オンライン塗装 オフライン塗装 インライン塗装 電着工程 中塗工程 上塗工程 組立工程 180∼200℃ 140∼160℃ 鋼板の塗装工程 写真1 日産エクストレイル 図1 プラスチック部品の塗装工程自研センターでは、2004年度「一般提案」募集を行いま す。日頃、損害調査業務を進める上で、損傷車の復元修理 に関連して気づかれた改善策、創意工夫、アイデア、実際 の取り組み例などをご提案願います。皆さんの現場の体 験に基づいたあるいは日頃お考えになっているアイデア をお待ちしております。 q テーマ (1)自由課題 ただし、損傷車の復元修理に関することに限ります。 (2)立会い・見積技法の改善提案 損傷部位・範囲の確認方法、見積の適正化、迅速化 などに関するもの。 (3)損傷車の復元修理についての改善提案 合理的な修理方法、工具、機具、治具などの改善案など。 (4)損傷性、修理性の向上に関する提案 補給部品の形態、取り付け方法など。 w 募集期間 平成17年1月4日∼ 2月末日。 e 記載内容 なるべくA4判サイズの用紙を利用し、以下の事項を 記載の上送付してください。 (1)所属会社、所属部署 (2)氏名 (3)改善提案名称 (4)問題点または現状 現状で困っている内容、不便に感じている内容。 (5)改善案 どうすれば改善できるか。 (6)効果 どのような効果が期待できるなか。写真概念図等 を付け分かりやすく説明してください。 r 応募資格 損害保険会社の社員、損害調査会社の社員、アジャス ター(グループ提案も歓迎します。) t 審査・表彰 弊社提案委員会で審査します。 入選提案:賞状と賞品を贈呈します。 努力賞、アイデア賞、メーカー改善提案賞の賞状と賞品 を贈呈します。 参加賞:記念品を贈呈します。 y その他 (1)入選提案「自研センターニュース」誌上で発表します。 (2)応募いただいた「提案」の所有権は自研センターに 帰属します。 また、応募提案原稿は返却いたしませんので、あらか じめご承知ください。 送付先 〒272-0001 市川市二俣678-28 (株)自研センター提案事務局 TEL 047-328-9123(総務企画部内)
第18回自研センター
募集
お申し込みは自研センター総務企画部までお願いします。 TEL 047-328-9111 FAX 047-327-6737「構造調査シリーズ」新刊のご案内
自研センターでは新型車について、損傷した場合の復元修 理の立場から見た車両構造、部品の補給形態、指数項目と その作業範囲、ボデー寸法図など諸データを掲載した「構造 調査シリーズ」を発刊しておりますが、今月は右記新刊をご 案内しますので、ぜひご利用ください。定価は1,120円です (税込み、送料別)。 No. 車 名 型 式 390 391 392 393 200V系、200K系 C11系 120系 SC11系 トヨタ ハイエースバン/レジアスエース ニッサン ティーダ トヨタ マークX ニッサン ティーダラティオアジャスターマニュアル(基礎編)
改訂のご案内
最近の目覚しい技術革新に対応し,最新の工学的基礎知識を提供することを目的に,「アジャスターマニュ アル基礎編」の大幅な改訂を行います。 2005年4月の発刊に向けて,現在編集中です。 総ページ数は600ページ(2004年発刊のアジャスターマニュアル乗用車編と同様)を予定しています。 アジャスターマニュアル基礎編は1988年に発刊され,17年ぶりの大改訂となります。 現在の内容は 技術アジャスターが持つべき技術的な知識を全て含んでいます。 自己学習により自己研鑽が図れます。 技能ランクアップ試験の勉強や,教育・研修用テキストとして活用できます。 以上を編集の柱としています。 今回,各章の構成を再編成し,内容の充実を図るとともに、電子工学,自動車の法規,自動車の整備・ 検査,国際単位系(SI),先進自動車(ハイブリッド車他)については単独の章立てとして追加しました。 1.改訂のポイント 導入−解説−例題の流れを基本とし,理解しやすい記載としています。 事例を多く採用し,自動車との関連を深めています。 イラスト,写真を多く採用し,読みやすさに配慮しています。 2.おもな追加項目 電子工学 ・原子と電子 ・半導体 ・ダイオード ・トランジスタ ・集積回路(IC) ・理論回路とデジタルIC ・その他の半導体素子 自動車の法規 ・自動車の国際法規 ・自動車六法 ・自動車の安全対策と法令通達 ・自動車の環境対策と法令通達 自動車の整備・検査 ・道路運送車両法の概要 ・自動車整備事業の概要 ・使用者の行う点検整備 ・自動車整備士制度 ・道路運送車両法の保安基準 ・自動車の検査 ・自動車の登録 国際単位系(SI) ・基本単位 ・計量法の目的 ・計量法における単位の規制 先進自動車 ・ハイブリッド車 ・電気自動車 ・燃料電池車 ・水素ガス自動車 3.販売価格:未定 JKCニュース3月号で案内予定●編集後記● ある新聞の1月の1面記事に、「都心ビル地下金庫で野菜工場、転職会社が就農支援」の見出しが踊りました。 読まれた読者の方も多かったのではないかと思われます。内容は東京大手町のオフィス街のど真ん中でかつ て大手銀行の金庫として使われていた地下(約1千平方メートル)に「コメ・野菜工場」がこの2月にも稼働すると いうものです。コンピュータ制御による人工照明や室温調整などのハイテクを駆使し、無農薬のトマトやレタスを 生産するそうです。更に運営主体が農業と無関係なメーカーであったり、人材派遣会社であったりで職につけ ない若者やリストラされて失業中の中高年の就農支援のための農業研修の場とすると言うのです。今の科学技 術と知恵を絞れば思いもよらないことが実現するのだと感心するやら、驚くやらといったところです。 この種の完全制御型植物工場は全国で15個所あるそうですが、ほとんどは郊外に立地していて都心ビルに 設けられるのは今回が初めてだそうです。都心に設けることで足の便を確保し、冬場に農地での実地研修が できない場合にはこの野菜工場で栽培技術の研修を行うのだそうです。 つまりこの運営会社は高付加価値の野菜を生産する工場運営と農業は今後も雇用吸収余地が広がるとみて の就農支援実験の一石二鳥を狙っている訳です。 工場では野菜や果物そして花やハーブ類が生産されますが、将来は元が金庫だけに「金のなる木」も育つか も知れません(勿論、ウソです)。また、こういった研修を経て全国で一人でも多くの農業従事者が自立して欲 しいと思いますが、もし、こういった施設が将来大幅に増加するようになれば、都心への農業回帰ではないです が、朝晩電車で通勤する農業従事者が現れるかもしれません。 12月16日(木) (株)不二越 東日本支社工具市販部 小林グループ長 20日(月) 千葉トヨペット(株)勝田台店 秋本店長 24日(金) 川鉄テクノリサーチ(株)プロセス・製品技術部 松本主任研究員 他1名 27日(月) ダイハツ工業(株)国内サービス部整備技術支援室 平野氏 他3名 28日(火) マツダ(株)開発調査部 生田主幹 1月4日(火) 共栄火災損害調査(株) 斉藤社長 他1名 7日(金) あいおい損害調査(株) 吉川常務執行役員 セコム損害保険(株) 吉川損害サービス副部長兼管理グループ課長 (株)損保ジャパン調査サービス 佐藤代表取締役 大同火災損害調査(株) 田場代表取締役社長 東京海上日動調査サービス(株) 丸茂取締役社長 日新火災損害調査(株) 佐々木代表取締役 ニッセイ同和損害保険調査(株) 林取締役社長 日本興亜損害調査(株) 武田取締役社長 富士損害サービス(株) 柳田取締役技術部長 三井住友海上損害調査(株) 山崎常務取締役 全国技術アジャスター協会 長堀専務理事