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『東西南北2005』発刊にあたって

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Academic year: 2021

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『東西南北2005』発刊にあたって

著者 ユ ヒョヂョン

雑誌名 東西南北

2005

ページ 4‑5

発行年 2005‑01‑31

URL http://id.nii.ac.jp/1073/00002628/

(2)

『東西南北 2005』をお届けします。

『東西南北』に馴染みのある皆さんも初めてご覧になる方も、この号の見慣 れない体裁にもしかしたら少し驚いておられるかもしれません。体裁の変更 にかかわって一言ご挨拶をさせて頂きます。

 この年報の発行元である和光大学総合文化研究所は2004年度で発足10年目 を迎えました。この間のご協力やご支援に対して心よりお礼申し上げます。

 この10年間研究所は、さまざまなテーマを掲げた研究プロジェクトチーム による共同研究を中心としながら、各種シンポジウムや研究会も開催し、そ れらの成果をこの年報やその他の刊行物を通して発表してまいりました。そ の中には関連学界や読者の皆さんに好意をもって迎えられたものも少なくな かったと考えています。

 しかし、この10年を改めて振り返ってみますと、さまざまな制約があった ことはある程度理解できるものの、その活動が学内外の期待や需要に必ずし も応えられる成果をあげてこなかったという実態をも残念ながら認めざるを 得ません。決して十分とはいえないまでも、大学の苦しい財政状況のなかか らかなりの活動費を受けながら、形になった成果をあげた研究プロジェクト チームは全体として少なく、その成果として『東西南北』などに発表された 諸論考も分析・考察を深め、十分に練り上げられたものは必ずしも多くはあ りませんでした。他方、この10年は大学や研究所をめぐる社会経済的状況が 激しく変化した時期でもあり、より広い視野に立った「国際的」「学際的」研 究が一層求められるようになりました。このような要請に応えることは、研 究教育機関としての大学の当然の任務であるとともに、大学の「生き残り」

そのもののためにも避けて通ることのできないものになっています。

 こうした反省と認識に立ち、設立10年という節目を迎えるこの時点で、研 究所発足当時の原点からの歩みを洗い直し、現在求められている研究所のあ り方を模索する作業を昨年度から意識的に進めています。ここには、小さな 大学の小さな研究所ではあるものの、個性的で存在する意味が社会的にも広 く認められる研究所をめざして体制を組み直し、気持ちを新たに再出発しよ うとする私たちの気持ちや姿勢が込められています。このたびの本誌の改革 も、そうした作業の一環として発想されたものであり、何よりも内容をより

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『東西南北 2005』発刊にあたって

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――― 5 充実したものとし研究所の機関誌という本来の性格によりふさわしいものに することを目指しています。こうしたわたしたちの努力や意気込みが好意的 に迎えられ、変わらぬご支援とご協力を賜ることができますよう心より願っ ております。

 2005年1月1日

和光大学総合文化研究所 所長 ユ・ヒョヂョン

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