◇ いつどこででも起こりうる大地震による被害
日本では大地 震によ り度重なる大き な被害 に見舞われてお り、い つどこで大地震
が発生してもお かしく ない地震大国で あると 言えます。
現在、南海ト ラフの 海溝型巨大地震 や首都 直下地震につい ては 甚 大な被害 が予想
され、その対策 が急が れています。
◇18世紀以降 の南関 東地域の大地震 の被害 状況
出 典 : 国 土 交 通 省 ホ ー ム ペ ー ジ
◇大地震は、一 定のリ ズムでほぼ同じ 場所で 繰り返し発生す る傾向 があります。
≪厚木市に大きな被害を与えると予想される地震の発生周期≫
東 海 地 震 ( 100~150 年 周 期 )
1498 年 明 応 地 震 ( M8.3)
107 年
1605 年 慶 長 地 震 ( M7.9)
102 年
1707 年 宝 永 地 震 ( M8.4)
147 年
1854 年 安 政 東 海 地 震 ( M8.4)
150 年 以 上 経 過
現 在
神 奈 川 県 西 部 地 震 ( 70 年 周 期 )
1633 年 寛 永 小 田 原 地 震 ( M7.0)
70 年
1703 年 元 禄 地 震 ( M8.0)
79 年
1782 年 天 明 小 田 原 地 震 ( M7.0)
71 年
1853 年 嘉 永 小 田 原 地 震 ( M6.7)
70 年
1923 年 関 東 大 震 災 ( M7.6)
90 年 以 上 経 過
現 在
◇ 忘れていませんか?
阪神・ 淡路大震災に おいて は 、 昭和 5 6 年 以前に建築 された 建 築物が数多 く
倒壊し、多くの 方々 が多大な被害を 受け ました。 また、 平成 28年4月に発 生
した熊本地震に おい ても同様に、 昭 和 5 6 年以前に建築 され た建築物 の多く が
被害を受けました。
耐震 診 断を行い、耐 震 性 が不足 し ている 場 合は、耐震 改修を 進 めることに よ
り、大地震による被害を大幅に 減 らすことが可能となります。
厚木 市 では災害に強 いま ちづくりを推進 するため、木造住宅 の耐震診断 、耐
震改修設計及び耐震改修工事に対して補助制度を設けています。
この制度をご利用いただき、今後の皆様の防災対策に役立てて ください。
◇阪神・淡路大震災による建築年別の被害状況(建築物)
出 典 : 国 土 交 通 省 ホ ー ム ペ ー ジ
1
耐震診断補助・・・
2012 改訂版 木造住宅の耐震診断と補強法
(一般財団法人日本建築防災協会発行)による一般診断法又は精密
診断法による診断費の補助
※申請前に、必ず当課窓口で一度事前相談をしてください。
◇ 対象建築物
● 建物用途が専用住宅 、又は兼用住宅である。
● 地上2階建て以下の 在来軸組工法による 木造建築物である。
● 昭和 56 年以前に完成した建築物である(同年6月1日以後に増築、
又は改築の工事に着手し た建築物については 、当 課窓口へ相談して
ください 。)。
専用住宅とは →→→→ 住宅のみに使用される建築物
兼用住宅とは →→→→ 住宅の一部が店舗等として使用される建築物
● 市民の方が、所有し、 か つ居住している 木造住宅 。
◇ 補助額
全額(上限7万5千円)
※ 先着順となりますので、お早 めに申込みください。
※ 補助 金 は、 必 ず 補助 金交 付 決定 通知 が発 行さ れ てか ら、 耐震 診断 に 着 手
し、完了まで行われないと交付出来ませんのでご注意ください。
◇ 補助の申込方法
この案内の内容をよく読んでいただいた上、『木造住宅耐震診断 補助金交付申
請書』に必要事項を記入し、 直接建築指導課窓口にお持ち ください。
☆ 提出するもの
○木造住宅耐震診断 補助金交付申請書
○案内図
○平面図 (1階・2階のそれぞれ )
○耐震診断費計算書
○耐震診断工程表
厚木市木造住宅耐震診断補助の流れ
市 民
厚木市役所
診断改修技術者
申 請
申 請 書の受 理 、審 査
耐 震 診 断 改 修 技 術 者
の選 定 診 断の受 諾
耐 震 診 断の実 施
契 約 、耐 震 診 断の立 会 実 施 日の決 定
交 付 決 定 通 知 書
の送 付
事 前 相 談
補 助 条 件の確 認
交 付 決 定 通 知 書
の受 理
報 告 書の受 理 、
代 金の支 払 い
報 告 書の作 成 、
代 金の請 求
報 告 書の受 理 、審 査
補 助 金 請 求 書
の提 出
報 告 書の提 出
補 助 金 交 付 手 続
帳 簿 、証 拠 書 類 を
5年 間 保 存
支 払 い
総 合 評 点 が 1.0 未 満 の
場 合 は 勧 告 書 の 送 付
2
耐震改修設計補助・・・
耐震改修工事に関わる補強設計の補助
※申請前に、必ず当課窓口で一度事前相談をしてください。
※ 先 に 1 の 耐 震 診 断 補 助 を 受 け 、 一 般 耐 震 診 断 等 の 総 合 評 点 が
1.0 未満の住宅が補助の対象となります。
・ 耐震改修設計 と は、 耐震改 修 工事の ための 一般耐 震診断等、補 強設計、
工事費概算、報告書等の作成を行うことをいいます。
・耐震改修工事とは、 耐震改修後 の一 般 耐震診断 等の 総合 評点が 1.0 以
上となる工事 をいいます 。
◇ 対象建築物
● 建物用途が専用住宅 、又は兼用住宅である。
● 地上2階建て以下の 在来軸組工法による 木造建築物である。
● 市民の方が、所有し、 かつ 居住している木造住宅。
● 昭和 56 年以前に完成した建築物であ る (計画に増築を伴うもの や、
建築基準法に違反しているものは除く。)。
◇ 補助額
補強設計費用等の3分の2の額
(限度額9万円)
※ 補助 金は 、 必 ず 補助 金交 付決 定 通知 が発 行さ れて か ら、 耐震 改修 設計 に
着手し、 完了まで 行われないと交付出来 ませんのでご注意ください。
◇ 補助の申込方法
この案内の内容をよく読んでいただいた上、『木造住宅耐震 改修設計補助金交
付申請書』に必要事項を記入し、直接建築指導課窓口にお持ち ください。
☆ 提出するもの
○木造住宅耐震改修設計 補助金交付申請書
○案内図
○耐震診断の 結果の写し 、又は厚木市からの勧告書の写し
○耐震改修設計費等計算書
○耐震改修設計工 程 表
厚木市木造住宅耐震改修設計補助の 流 れ
市 民
厚木市役所
診断改修技術者
申 請
申 請 書の受 理 、審 査
耐 震 診 断 改 修 技 術 者
の選 定 設 計の受 諾
契 約
交 付 決 定 通 知 書
の送 付
事 前 相 談
補 助 条 件の確 認
交 付 決 定 通 知 書
の受 理
報 告 書の受 理 、
代 金の支 払 い
報 告 書の作 成 、
代 金の請 求
報 告 書の受 理 、審 査
補 助 金 請 求 書
の提 出
報 告 書の提 出
補 助 金 交 付 手 続
帳 簿 、証 拠 書 類 を
5年 間 保 存
支 払 い
改 修 内 容 、目 標 評 点 、
予 算 等の確 認
耐 震 改 修 設 計の実 施
(工 事 見 積 書 依 頼)
3
耐震改修工事補助・・・耐震改修工事及びそれに関わる
工事監理等の補助
※申請前に、必ず当課窓口で一度事前相談をしてください。
※先に2の耐 震改修設計 の補助を受けたものが補助の対象となり
ます。
・耐震改修工事とは、耐震改修 後 の一般耐震診断等の 総合 評点が 1.0 以
上となる工事をいいます 。
・耐震改 修工 事監理とは、耐 震改 修工事のための 一般 耐 震 診断等、 補 強
設計、現場立会い 、 報告書等の作成を行う ことをいいます 。
◇ 対象建築物
● 建物用途が専用住宅 、又は兼用住宅である。
● 地上2階建て以下の 在来軸組工法による 木造建築物である。
● 市民の方が、所有し、 かつ 居住している木造住宅。
● 昭和 56 年以前に完成した建築物であ る(計画に増築を伴うものや、
建築基準法に違反しているものは除く。)。
◇ 補助額
耐震改修工事費の3分の2の額
(限度額100万円)
耐震改修工事監理費の3分の2の額
(限度額6万円)
※ 補助金は 、 必 ず 補助金交付決 定通 知が発行されて から 、耐震改修工事 に
着手し、完了まで行われないと交付出来ませんのでご注意ください。
◇ 補助の申込方法
この案内の内容をよく読んでいただいた上、『木造住宅耐震 改修工事補助金交
付申請書』に必要事項を記入し、直接建築指導課窓口にお持ち ください。
☆ 提出するもの
○木造住宅耐震改修工事補助金交付申請書
○案内図
○耐震改修後 を想定した 耐震診断の結果報告書
○耐震改修部分の工事費等計算書
○耐震改修工事工 程 表
厚木市木造住宅耐震改修工事補助の 流 れ
市 民
厚 木 市 役 所 診 断 改 修 技 術 者
施 工 者
補 助 金 交 付 決 定
通 知 書 受 理
工 事 完 了 の確 認
報 告 書 の受 理
代 金 の支 払 い
補 助 条 件 の確 認
報 告 書 の作 成 、
代 金 の請 求
事 前 相 談
申 請 書 受 、審 査 申 請
交 付 決 定 通 知 書
の送 付 工 事 内 容 、工 程 等 の確 認
契 約
工 事 着 手
工 事 完 成
工 事 完 了 の報 告 、
代 金 の請 求
補 助 金 請 求 書
の提 出
帳 簿 、証 拠 書 類 を
5年 間 保 存
支 払 い
報 告 書 の受 理 、
審 査 、現 地 確 認
報 告 書 の提 出
補 助 金 交 付 手 続
中 間 検 査
(耐震改修工事の参考例)
現状
改修後
鉄 筋 コ ン ク
リ ー ト 基 礎
を 外 側 、 ま
た は 内 側
に 新 設 す
る。
柱 ・土 台 ・基 礎 が
緊 結 さ れ て い な
い。
柱 ・ 土 台 ・ 基 礎
の 緊 結 の た め
の 柱 引 抜 き 防
止 金 物 を 取 り
付ける。
筋 か い が な い た め 、 水 平
力 に 建 物 が 耐 え ら れ な
い。
筋 か い を 入 れ 、 水 平
力 に建 物 が倒 れにくく
なるよう補 強する。
柱 と梁 の補 強
の た め 、 金 物
補 強
基 礎 に 鉄 筋 が
入っていない。
現状
改修後
火 打 ち材 がない
た め 、 水 平 力 に
建 物 が耐 えられ
ない。
火 打 ち 材 を 入
れ、水 平 力 に 対
し て 建 物 が 強 く
なる。
屋 根 が 重 い と 大 き な 被
害 を受 ける可 能 性 が大
きい。
屋 根 を 軽 く す る と 大 き
な 被 害 を 受 け に く く な
る。
吹 き抜 け部 分 を火 打 ち 材 で補 強 する
ことにより水 平 剛 性 が増 し、被 害 を受
けにくくなる。
吹 き抜 けがあるため、被
害 を受ける恐 れがある。
吹 抜 吹 抜
(関連性のある補助制度の紹介)
◇耐震改修を行うと所得税や固定資産税の控除が受けられま す!
厚 木 市 木 造 住 宅 耐 震 改 修 工 事 補 助 制 度 で木 造 住 宅 の耐 震 改 修 工 事 を行 った場 合 、所 得
税や固 定 資 産 税 の控 除 が受 けられます。
◎所 得 税 の控 除について詳 しくは、厚 木 税 務 署 にお問 い合わせください。
◎固 定 資 産 税 の控 除について詳 しくは、
厚 木 市 役 所 資 産 税 課 【 TEL. 2 2 5 - 2 0 3 1】 に お問い合 わせください。
〒 2 4 3 - 8 5 1 1
厚木市中町 3 丁 目 17 番 17 号
厚木市まちづくり計画部建築指導課
市役所第2庁舎(厚木ビジネスタワ-)13F
【問合せ電話番 号】0 46-225- 243 1(直通)